Rockchip RK3588S搭載のOrange Pi 5が送料込み$84.2という格安価格でプレセール開始

2022/12/23追記

Orange Pi 5が届いたので「Linuxを動かす記事」「Androidを動かす記事」と「データディスクとしてM.2 SATA SSDを動かす記事(起動ディスクでは使えない)」を公開中です。


2022年7月に発表になったRockchip RK3588S搭載のOrange Pi 5が2022年12月1日から発売開始、ということで、プレセールが始まりました。

AliexressでRAM8GBモデルが送料込みで$84.2というなかなかに安い価格となっています。

他社動向を考えると安くても$120はするだろう、と思っていただけに、この価格は驚きの一言です。

さて、このOrange Pi 5、実は2022年7月の発表時点から構成に変化が出ています。

出典1:2022年7月15日付けのOrange Pi 5スペックページ
出典2:2022年11月11日付けのOrange Pi 5スペックページ

まずは表面の比較

7月版にあった「Wi-Fi 6 + Bluetooth」と「32GB EMMC Flash」が削除され、「16MB SPI Flash」と裏面に「M.2 NVMe 対応スロット」が追加されました。

7月版では恐らくEIAJ#2(PSPと同じやつ)だと思われる電源だったものが、Type-Cコネクタに変更・・・これはいいような悪いような・・・


続いて裏面

7月版の方だと、「CODEC(ES8388)」と「RTC」が書かれてないけど、配置が同じなのでこれについては変更無し。

7月版との大きな変更点は「M.2 PCIe2.0 (Supports 2242 NVMe SSD」と、M.2スロットが追加されたということ。

これにより、microSDの壊れやすさを気にする必要がなくなる、というのは大きな利点と言えます。

M.2 スロット搭載を$100を下回る価格で投入してきたのは予想外でした。

とりあえず為替レートがいろいろ動いているなか、1ドル151円換算のPayPal決済で発注してみました。

発注後、メッセージが飛んできて、2022年12月1日発送予定になるので、それまでの間「Extend delivery」ボタンを押してキャンセルされないような日数を追加してくれ、とのことです。

つまり、11/11時点で標準では「11 days」、つまり11/22にキャンセル処理がされる、ということになるので「Extend delivery」押して「14」ぐらいを入力して、25daysと12/1を超えるような日数にする、ということです

私の場合、ここで指定する日数が新しい日数なのか追加する日数なのかがわからなかったので、とりあえず「30」と入力してみたところ「41days」になりました。

このExtend delivyer設定を忘れるとAliexpress側の自動処理によって発注がキャンセルされてしまうので注意してください。


2022/11/15追記

16GBモデルの販売がプレセール価格$105(送料$11.31)で開始されました。

たしかに公式製品ページに「4GB/8GB/16GB/32GB(LPDDR4/4x)」って書いてあったけど、ほんとに16GBモデルが出るとは・・・

32GBモデルはいくらになるのかな?


2022/11/17追記

Orange Pi 5が要求しているType-Cコネクタで5V4Aをどうするかなーと秋月電子に行ってみたところ「スイッチングACアダプター(USB ACアダプター) Type-Cオス 5.1V3.8A(M-16293)」が950円だったので買っておきました。まだこれがOrange Pi 5で不足無く使えるかどうかはまだわかりません。

HPE Superdome Flex 280サーバーではLinuxのサポートについて注意が必要(現状RHEL9.0はサポートしない)

2022/12/05追記:2022/11/30にRHEL9.0対応のI/O Service Pack for HPE Superdome Flex Servers Familyがリリースされてました。


HPE Superdome Flex 280サーバーを導入するにあたってLinuxのサポートも必要という話で、RedHat Enterprise Linuxを導入する、という話になった。

ドキュメントを探すと「Installing Operating Systems on HPE Superdome Flex 280 Server」がもっともまとまっている感じだった。

ここの「Supported operating systems」には下記の様に書かれている。

HPE Foundation Software (HFS) version support matrix」を見るとRHEL9.0をサポートしていると読める記述がある。

Software Delivery Repositoryにある「HPE Foundation Software Repository」を見ても指定できるディストリビューションバージョンに9.0が含まれている。

ISOファイルとして入手する場合は「HPE Foundation Software ISO Image for HPE Superdome Flex Servers Family」から入手でき、RHEL9/Oracle Linux 9がサポート対象として記載されている。

上記ページにリンクがある「Running Linux on HPE Superdome Flex 280 Server」は冒頭の「Installing Operating Systems on HPE Superdome Flex 280 Server」を切り出した感じのドキュメントになってようにみえ、特にRHEL9がサポートされない、という認識ではなかった。

しかし!

hpeから、2022年11月2日時点で、HPEがサポートするのはRHEL8.5までで、RHEL8.6とRHEL9.0は現状はサポートしない、との通告を受けた。

なぜ?と聞くと「I/O Service Pack」の対応バージョンが出ていないから、という

確認してみると「Running Linux on HPE Superdome Flex 280 Server」の方には記述がないが、「Installing Operating Systems on HPE Superdome Flex 280 Server」には「HPE Superdome Flex 280 Server I/O Service Pack」という項目がある・・・

しかし、「Customers can use the HPE Superdome Flex 280 Server I/O Service Pack」という表現なので「要求」じゃないはずなのに、要求されている。

ダウンロードリンクは「I/O Service Pack for HPE Superdome Flex Servers Family

firmwareとdriverを新しいものに更新するために使うので、必須ではないはずなのだが、hpeサポートは必須と主張してくる感じです。

じゃあ、RHEL9.0対応版はいつでるの?ときいいてみるものの「不明」という回答。

大丈夫なんか?HPE


2022/11/14追記

RHEL9をサポートするI/O Service Packのリリース見込みがついた、という連絡があったので、とりあえず本件はなんとかなりそう


2022/12/05追記

2022/11/30付けでRHEL8.6とRHEL9.0に対応した「I/O Service Pack for HPE Superdome Flex Servers Family 2022.09」がリリースされていました。

Sierra Wireless EM7330 のfirmwareまわりのメモ

ジャンク屋で買ったLTEカード EM7330 、firmwareについて気にしていなかったのですが、あったようなのでメモ

EM7330に関するサポートページ

ただ、ユーザ登録が必須っぽい?

・Firmware
AirPrime EM73xx/MC73xx FW Package Build 4837

EM7330は一番下に「Docomo」という列があって「SWI9X15C_05.05.65.00」となっていた。

・Firmware アップデート用ツール
Module Firmware Download Tool (FDT – command line tool for Windows)

・Windows用ドライバ
Windows Drivers for EM/MC Series Modules (Build 5087)

Windows Updateで持ってくるので気にしていなかったのですが、Windows用ドライバが配布されていました。

富士通サイトには 「Sierra Wireless EM7330 WWAN Driver + Firmware Updater」 があり、SWI9X30C_05.05.63.00 になる

閉鎖環境内でアラートメールの送信ができるだけのためのメールサーバ設定(AlmaLinux8/RHEL8/Oracle Linux8)

閉鎖環境で機器初期セットアップを行う際に、アラートメールの送信先を指定する必要があったりする。

その時に、メール送信テストが行えるような簡易的なLinuxサーバを作るためのメモ書きです。

なお、メールの送信先は「root@adosakana.local」としておいて、Linuxユーザのroot宛にメールが届くような設定です。

メールを読むときは /var/mail/root に届くのを直接見るか、mail/mailx/muttコマンドなどで見る想定です。

(1) AlmaLinux / RHEL / Oracle Linux 8の最小インストールを実施

(2) アップデート

「dnf update -y」でパッケージを最新に

(3) SMTPで使用するポート開け

「firewall-cmd –add-service smtp –permanent」で追加

# firewall-cmd --list-all
public (active)
  target: default
  icmp-block-inversion: no
  interfaces: ens192
  sources:
  services: cockpit dhcpv6-client ssh
  ports:
  protocols:
  forward: no
  masquerade: no
  forward-ports:
  source-ports:
  icmp-blocks:
  rich rules:
# firewall-cmd --add-service smtp --permanent
success
# firewall-cmd --reload
success
# firewall-cmd --list-all
public (active)
  target: default
  icmp-block-inversion: no
  interfaces: ens192
  sources:
  services: cockpit dhcpv6-client smtp ssh
  ports:
  protocols:
  forward: no
  masquerade: no
  forward-ports:
  source-ports:
  icmp-blocks:
  rich rules:
#

(4) postfixのインストール

「dnf install postfix」でpostfixをインストール

(5) postfixの設定ファイルを編集

まず、テストに使うメールアドレスのドメイン名を「mydomain=~」で定義(myhostname 定義はそのまま使った)

# The mydomain parameter specifies the local internet domain name.
# The default is to use $myhostname minus the first component.
# $mydomain is used as a default value for many other configuration
# parameters.
#
#mydomain = domain.tld
mydomain = adosakana.local

メール送信者にドメイン名指定がない場合に、mydomainで設定した内容を適用するために「myorigin = $mydomain」

# SENDING MAIL
#
# The myorigin parameter specifies the domain that locally-posted
# mail appears to come from. The default is to append $myhostname,
# which is fine for small sites.  If you run a domain with multiple
# machines, you should (1) change this to $mydomain and (2) set up
# a domain-wide alias database that aliases each user to
# user@that.users.mailhost.
#
# For the sake of consistency between sender and recipient addresses,
# myorigin also specifies the default domain name that is appended
# to recipient addresses that have no @domain part.
#
#myorigin = $myhostname
myorigin = $mydomain

どのNICからきたSMTP要求でも受付させるための「inet_interfaces = all」を定義

# RECEIVING MAIL

# The inet_interfaces parameter specifies the network interface
# addresses that this mail system receives mail on.  By default,
# the software claims all active interfaces on the machine. The
# parameter also controls delivery of mail to user@[ip.address].
#
# See also the proxy_interfaces parameter, for network addresses that
# are forwarded to us via a proxy or network address translator.
#
# Note: you need to stop/start Postfix when this parameter changes.
#
inet_interfaces = all
#inet_interfaces = $myhostname
#inet_interfaces = $myhostname, localhost
#inet_interfaces = localhost

受信するメールを決めるために「mydestination =~」を指定。とりあえず全部受け取るような感じの設定にする

# Specify a list of host or domain names, /file/name or type:table
# patterns, separated by commas and/or whitespace. A /file/name
# pattern is replaced by its contents; a type:table is matched when
# a name matches a lookup key (the right-hand side is ignored).
# Continue long lines by starting the next line with whitespace.
#
# See also below, section "REJECTING MAIL FOR UNKNOWN LOCAL USERS".
#
#mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost, $mydomain
#mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost, $mydomain,
#       mail.$mydomain, www.$mydomain, ftp.$mydomain

メール送信側のSSLプロトコル対応が古い場合を考慮して「smtpd_tls_security_level=none」と暗号化の要求レベルをなしにしておく

# Announce STARTTLS support to remote SMTP clients, but do not require that
# clients use TLS encryption (opportunistic TLS inbound).
#
#smtpd_tls_security_level = may
smtpd_tls_security_level = none

なお、「lost connection after STARTTLS from unknown」という形でSMTP接続を拒否される場合は、おそらく標準値の「smtpd_tls_security_level = may」で設定している場合。(TLS1.2以降を必須、とかそんな感じ)

(6) postfixを起動

「systemctl enable postfix」でOS起動時にpostfixも起動するように設定し、

「systemctl start postfix」でいますぐpostfixを起動させている

# systemctl status postfix
● postfix.service - Postfix Mail Transport Agent
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/postfix.service; disabled; vendor pr>
   Active: inactive (dead)
# systemctl enable postfix
Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/postfix.service → /usr/lib/systemd/system/postfix.service.
# systemctl status postfix
● postfix.service - Postfix Mail Transport Agent
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/postfix.service; enabled; vendor pre>
   Active: inactive (dead)
# systemctl start postfix
#


おまけ: mutt コマンドでメールを送信しようとしたけど、送れない

とあるプロダクトのアラートメールの送信手法がmuttコマンドを利用していた。

「smtpd_tls_security_level = may」設定のpostfixにメールを送ると「lost connection after STARTTLS from unknown」で送れていなかった。

postfix側ではなく、mutt側で対策取れるかを確認したところ /etc/Muttrc.local などの muttの設定ファイル内で「set ssl_starttls = no」と設定して、STARTTLSの使用を取りやめることでメール送信に成功するようになった。

RHEL8.5サーバから mutt コマンドでメール送信する場合、SSL関連の設定を調べると以下の様なものがある

set ssl_verify_host = no
set ssl_verify_dates = no
set ssl_starttls = yes
set ssl_use_tlsv1_3 = yes
set ssl_use_tlsv1_2 = yes
set ssl_use_tlsv1_1 = yes
set ssl_use_tlsv1 = no
set ssl_use_sslv3 = no
set ssl_use_sslv2 = no

ただ、RHEL8.5で試してみたところ「ssl_use_sslv2」というオプションは存在していなかった。

# echo "test mail"  | mutt -F ~/testmuttrc -s "test mail title" 受信者 -d 10
レベル 10 でデバッグ中。
/root/testmuttrc 中の 14 行目でエラー: ssl_use_sslv2 は不明な変数
source: /root/testmuttrc 中でエラー
#

また、opensslコマンドのs_clientでSSLv2 SSLv3の接続ができるかを試験してみたところ、オプション自体が廃止されていた。

# openssl s_client -connect 172.17.44.50:25 -servername 172.17.44.50 -ssl3
s_client: Option unknown option -ssl3
s_client: Use -help for summary.
# openssl s_client -connect 172.17.44.50:25 -servername 172.17.44.50 -ssl2
s_client: Option unknown option -ssl2
s_client: Use -help for summary.
#

検証用にCentOS5を新規インストールしたら面倒だった 2024/01/09版

2024/01/09追記: 2024/01/09にCentOS 5.11のインストールを試み、この記事の内容が引き続き使えることを確認した。(記事自体への修正はない)


検証のため古いOSを2022年にインストールしてみるシリーズ、今回はCentOS5をインストールする必要がありインストールした。(これまで「Windows Server 2008R2編」「Windows 7編」)

久しぶりすぎて忘れていたこととか、2022年の現状だと発生することとか、いろいろあったのでメモ書きとして残す。

vSphere環境上にインストールしたのだが、まず設定でいくつか問題が・・・

NICが認識できない

vSphere仮想マシンを新規作成する際のゲストOSを「CentOS 4/5以降 (64ビット)」で作成すると

ネットワークアダプタが「VMXNET3」として作成される。

しかし、VMXNET3のドライバはCentOS5.11のインストールISOには含まれていないため、ネットワーク接続が行えない

インストール直後からネットワーク接続を行いたい場合はアダプタタイプを「E1000」あたりで設定して作成する。

VMware Toolsが用意されていない

最近のESXiに含まれているVMware Toolsのlinux.iso にはRHEL5/CentOS5で使えるVMware Toolsが入っていない。

RHEL5/CentOS5に対応するのはVMware Tools 10.3.22までで、10.3.23以降は対応していない。

以前と同じように https://packages.vmware.com/tools/releases/10.3.22/ にあるレポジトリRPM をインストールしてyumコマンドでvmware-toolsをインストールしようとしたのですが、packages.vmware.com がTLS1.2のみ許可するWebサーバ設定となっているため、CentOS5からではファイルがダウンロードできない状態となっています。

このため https://www.vmware.com/go/tools から VMware Tools 10.3.22のダウンロードリンク から VMware Tools packages for Linuxをダウンロードして使うこととなる。

CentOS5の更新がダウンロードできない

CentOS5.11をインストールした直後の状態で yum check-update を実行すると下記のエラーとなる。

# yum check-update
Loaded plugins: fastestmirror, security
Loading mirror speeds from cached hostfile
YumRepo Error: All mirror URLs are not using ftp, http[s] or file.
 Eg. Invalid release/repo/arch combination/
removing mirrorlist with no valid mirrors: /var/cache/yum/base/mirrorlist.txt
Error: Cannot find a valid baseurl for repo: base
#

これはmirrorlistでCentOS5用のファイルが提供されなくなったためのエラーとなる。

これに対してはmirrorlistではなくbaseurlに変更し、URLを「http://mirror.centos.org/centos/$releasever/~」から「http://vault.centos.org/centos/5.11/~」に書き換える、という手法が知られている。

しかし、2022年8月時点ではこの手法で書き換えた場合、「M2Crypto.SSL.SSLError: unknown protocol」というエラーで失敗する

# yum check-update
Loaded plugins: fastestmirror, security
Loading mirror speeds from cached hostfile
Traceback (most recent call last):
  File "/usr/bin/yum", line 29, in ?
    yummain.user_main(sys.argv[1:], exit_code=True)
  File "/usr/share/yum-cli/yummain.py", line 309, in user_main
    errcode = main(args)
  File "/usr/share/yum-cli/yummain.py", line 178, in main
    result, resultmsgs = base.doCommands()
  File "/usr/share/yum-cli/cli.py", line 345, in doCommands
    self._getTs(needTsRemove)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/depsolve.py", line 101, in _getTs
    self._getTsInfo(remove_only)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/depsolve.py", line 112, in _getTsInfo
    pkgSack = self.pkgSack
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/__init__.py", line 662, in <lambda>
    pkgSack = property(fget=lambda self: self._getSacks(),
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/__init__.py", line 502, in _getSacks
    self.repos.populateSack(which=repos)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/repos.py", line 260, in populateSack
    sack.populate(repo, mdtype, callback, cacheonly)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/yumRepo.py", line 168, in populate
    if self._check_db_version(repo, mydbtype):
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/yumRepo.py", line 226, in _check_db_version
    return repo._check_db_version(mdtype)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/yumRepo.py", line 1226, in _check_db_version
    repoXML = self.repoXML
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/yumRepo.py", line 1399, in <lambda>
    repoXML = property(fget=lambda self: self._getRepoXML(),
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/yumRepo.py", line 1391, in _getRepoXML
    self._loadRepoXML(text=self)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/yumRepo.py", line 1381, in _loadRepoXML
    return self._groupLoadRepoXML(text, ["primary"])
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/yumRepo.py", line 1365, in _groupLoadRepoXML
    if self._commonLoadRepoXML(text):
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/yumRepo.py", line 1201, in _commonLoadRepoXML
    result = self._getFileRepoXML(local, text)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/yumRepo.py", line 974, in _getFileRepoXML
    cache=self.http_caching == 'all')
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/yum/yumRepo.py", line 811, in _getFile
    http_headers=headers,
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/urlgrabber/mirror.py", line 412, in urlgrab
    return self._mirror_try(func, url, kw)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/urlgrabber/mirror.py", line 398, in _mirror_try
    return func_ref( *(fullurl,), **kwargs )
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/urlgrabber/grabber.py", line 936, in urlgrab
    return self._retry(opts, retryfunc, url, filename)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/urlgrabber/grabber.py", line 854, in _retry
    r = apply(func, (opts,) + args, {})
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/urlgrabber/grabber.py", line 922, in retryfunc
    fo = URLGrabberFileObject(url, filename, opts)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/urlgrabber/grabber.py", line 1010, in __init__
    self._do_open()
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/urlgrabber/grabber.py", line 1093, in _do_open
    fo, hdr = self._make_request(req, opener)
  File "/usr/lib/python2.4/site-packages/urlgrabber/grabber.py", line 1202, in _make_request
    fo = opener.open(req)
  File "/usr/lib64/python2.4/urllib2.py", line 364, in open
    response = meth(req, response)
  File "/usr/lib64/python2.4/urllib2.py", line 471, in http_response
    response = self.parent.error(
  File "/usr/lib64/python2.4/urllib2.py", line 396, in error
    result = self._call_chain(*args)
  File "/usr/lib64/python2.4/urllib2.py", line 337, in _call_chain
    result = func(*args)
  File "/usr/lib64/python2.4/urllib2.py", line 565, in http_error_302
    return self.parent.open(new)
  File "/usr/lib64/python2.4/urllib2.py", line 358, in open
    response = self._open(req, data)
  File "/usr/lib64/python2.4/urllib2.py", line 376, in _open
    '_open', req)
  File "/usr/lib64/python2.4/urllib2.py", line 337, in _call_chain
    result = func(*args)
  File "/usr/lib64/python2.4/site-packages/M2Crypto/m2urllib2.py", line 82, in https_open
    h.request(req.get_method(), req.get_selector(), req.data, headers)
  File "/usr/lib64/python2.4/httplib.py", line 810, in request
    self._send_request(method, url, body, headers)
  File "/usr/lib64/python2.4/httplib.py", line 833, in _send_request
    self.endheaders()
  File "/usr/lib64/python2.4/httplib.py", line 804, in endheaders
    self._send_output()
  File "/usr/lib64/python2.4/httplib.py", line 685, in _send_output
    self.send(msg)
  File "/usr/lib64/python2.4/httplib.py", line 652, in send
    self.connect()
  File "/usr/lib64/python2.4/site-packages/M2Crypto/httpslib.py", line 55, in connect
    sock.connect((self.host, self.port))
  File "/usr/lib64/python2.4/site-packages/M2Crypto/SSL/Connection.py", line 174, in connect
    ret = self.connect_ssl()
  File "/usr/lib64/python2.4/site-packages/M2Crypto/SSL/Connection.py", line 167, in connect_ssl
    return m2.ssl_connect(self.ssl, self._timeout)
M2Crypto.SSL.SSLError: unknown protocol
#

これは、 vault.centos.org が TLS 1.2を使用したhttpsアクセスしか受け付けなくなったが、CentOS5側ではTLS 1.2に非対応であるため、TLS 1.2が理解できず「unknown protocol」となっている、という状態である。

2022年8月時点では archive.kernel.org は http アクセスを許可してくれているため、URLを「http://archive.kernel.org/centos-vault/5.11/」に書き換えることで、CentOS5のアップデートが行えるようになる。

# CentOS-Base.repo
#
# The mirror system uses the connecting IP address of the client and the
# update status of each mirror to pick mirrors that are updated to and
# geographically close to the client.  You should use this for CentOS updates
# unless you are manually picking other mirrors.
#
# If the mirrorlist= does not work for you, as a fall back you can try the
# remarked out baseurl= line instead.
#
#

[base]
name=CentOS-$releasever - Base
#mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&repo=os
#baseurl=http://vault.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/
baseurl=http://archive.kernel.org/centos-vault/5.11/os/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5

#released updates
[updates]
name=CentOS-$releasever - Updates
#mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&repo=updates
#baseurl=http://vault.centos.org/centos/$releasever/updates/$basearch/
baseurl=http://archive.kernel.org/centos-vault/5.11/updates/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5

#additional packages that may be useful
[extras]
name=CentOS-$releasever - Extras
#mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&repo=extras
#baseurl=http://vault.centos.org/centos/$releasever/extras/$basearch/
baseurl=http://archive.kernel.org/centos-vault/5.11/extras/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5

#additional packages that extend functionality of existing packages
[centosplus]
name=CentOS-$releasever - Plus
#mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&repo=centosplus
#baseurl=http://vault.centos.org/centos/$releasever/centosplus/$basearch/
baseurl=http://archive.kernel.org/centos-vault/5.11/centosplus/$basearch/
gpgcheck=1
enabled=0
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5

#contrib - packages by Centos Users
[contrib]
name=CentOS-$releasever - Contrib
#mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&repo=contrib
#baseurl=http://vault.centos.org/centos/$releasever/contrib/$basearch/
baseurl=http://archive.kernel.org/centos-vault/5.11/contrib/$basearch/
gpgcheck=1
enabled=0
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-5