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DELL Venue 10 Pro 5055にUbuntu 17.10をインストールした


ワコムのAESペンを採用しているDELL Venue 10 Pro 5055にUbuntu 17.10をインストールしてみました。

1. 回転機能が働くので床に水平置きしてインストール実施
回転機能が働くものの向きが90度違うので、立てて置くとちゃんと使えません。
とりあえず、水平置きしておけば問題ないです。
インストール完了後は、GUI上にあるRotateアイコンをクリックして、回転禁止設定に変えましょう。

2. USB接続のNICを用意する
オンボードのWiFiは、そのままでは認識しないので、USB接続のNICを用意します。
USBキーボード/マウスをつなぎやすいようにUSBハブ付きのやつを買いました。

USB接続のWiFiは、失敗することが多いそうです。
実際、うちにある古いUSB WiFiを何種類か使ってみましたが、接続状況がいまいちで、インストール時には使えませんでした。

3. Ubuntu 17.10のデフォルトISOでは起動できない
DELL Venue 10 Pro 5055は、32bit UEFI採用のモデルなのですが、Ubuntu 17.10は、BIOSか64bit UEFIにのみ対応しています。
このため標準配布のISOイメージをやいたDVDでは起動できません。

ISOイメージをUSBメモリに書き込むツール(rufusとかLinuxLive USB Creator)を使って、USBメモリに書き込みます。
書き込み後、EFI/BOOTにbootia32.efiを配置します。
linux-asus-t100ta」にある「https://github.com/jfwells/linux-asus-t100ta/raw/master/boot/bootia32.efi」を使いました。

4. Ubuntu 17.10のインストールはLive モードで起動したあとの画面から行う
Ubuntu 17.10のデフォルトISOには、32bit UEFI採用モデルで起動する際に必要なパッケージ grub-efi-ia32が含まれていません。
このため、インストール中にネットワーク接続できる環境を用意する必要があります。

ネットワークがきちんと接続されていることを確認するために、Liveモードで起動します。
Firefoxが入っているので、起動してWebが開けるかを確認します。

5. インストール操作は普通に行う
インストール操作自体は普通のUbuntu 17.10インストールと同じです。
Windows10とのデュアルブートも可能でした。
エラーがでる場合は、おそらくネットワーク接続が不安定で、grub-efi-ia32パッケージがダウンロードできなかったことにより発生しています。

6. インストール後、brcmfmac43241b4-sdio.txtを配置すると内蔵WiFiが使える
DELL Venue 10 Pro 5055の内蔵WiFiは、内部的にはSDIO接続であるようです。
先ほども使用した「linux-asus-t100ta」から「https://github.com/jfwells/linux-asus-t100ta/raw/master/nvram/lib/firmware/brcm/brcmfmac43241b4-sdio.txtをダウンロードして、/lib/firmware/brcm/brcmfmac43241b4-sdio.txtに配置します。
配置後、再起動すれば認識しています。


さて、ワコムのBamboo Inkを買っているので、ペンタブとしてどの程度動くのか確認

「設定」-「デバイス」-「ワコムタブレット」を開くと「スタイラスペンが見つかりません」という表示。
「設定を確認する」をクリックすると開く、ペンの動作確認をしてみると、ちゃんと筆圧動作はしていました。
しかし、ペンを動かすと追従がちょっとイマイチ・・・
丸く描いているのにカクカクで認識されてしまいます。
「xsetwacom –list」で認識されているワコムタブを確認してみたのですが、表示されません。
wacomドライバは読み込んでるようなんですけどね。

# xsetwacom --list
# lsmod|grep wa
wacom                 102400  0
hid                   118784  4 i2c_hid,hid_generic,usbhid,wacom
#

とりあえず下記を参考にしつつ調査中です
Linux Mint sarah (ubuntu16.04)ワコム ペンタブレット Intuos Draw 使ってみた&設定
Xsetwacomの解説
ArchLinux Wacomタブレット

Kernelを4.10.xにしたarmbianを使ったOrange Pi PCでSPI接続のLCDを使う


ラズパイ用Waveshare / Kuman 3.5インチ 320×480タッチパネル付き液晶をOrange Piで使う」の続編です。

Mainline Kernel 4.10.3を利用したarmbianに変えてみたところ、設定を追加する必要がありました。

今までの設定だと下記のようなエラーがでます。

[ 3480.448973] fbtft_device: spi_busnum_to_master(0) returned NULL
[ 3480.448982] fbtft_device: failed to register SPI device

これは、SPI関連ドライバの読み込み方法が変わったためです。
関連ドキュメント「Allwinner DT overlays」(DT=Device Tree)

直接的に参考になった資料は「How to enable hardware SPI」の「willmoreさんのコメント」にある下記を/boot/armbianEnv.txt に追加して再起動、というもの

overlay_prefix=sun8i-h3
overlays=spi-spidev
param_spidev_spi_bus=0
param_spidev_max_freq=100000000

上記を追加し、再起動することで、他は「ラズパイ用Waveshare / Kuman 3.5インチ 320×480タッチパネル付き液晶をOrange Piで使う」と同じ設定でLCDを制御することはできました。

ただ・・・なんか、X-Windows出力がうまくいかない感じで・・・

あとで、X.logをみて考えよっと・・・

ラズパイ用Waveshare / Kuman 3.5インチ 320×480タッチパネル付き液晶をOrange Piで使う


正月にアマゾンで「Kuman Raspberry Pi 3 2用ディスプレイ タッチパネル 3.5インチ 320*480 SPI インターフェース Raspberry Pi Model B B+ A+ A SC06」というのがタイムセールで売っていたので買ってみた。

買ったまましまってあったのをすっかり忘れていたので、今頃になって使ってみた。

この製品はWaveshareの「3.5inch RPi LCD (A), 320×480」のコピー製品。
なので、情報はWaveshare側で追う必要がある。

いろいろ面倒な試行錯誤があったのですが、最終結果を書いておきます。

2017/04/10の時点では、液晶表示はできました。
タッチパネル動作については、まだ全然できていません。


Orange Pi PCでSPI接続の液晶で表示をする場合に必要な設定

インストールしておくもの

フレームバッファの動作チェックに使うfbiコマンド

apt install fbi

X-Windowを今回のLCDに出力するために使う

apt install xserver-xorg-video-fbdev

モジュールを読み込むための /etc/modules-load.d/waveshare.conf の内容

flexfb
fbtft_device

上記で指定したモジュールのパラメータ指定 /etc/modprobe.d/waveshare.conf の内容

options flexfb width=320  height=480  regwidth=16 init=-1,0xb0,0x0,-1,0x11,-2,250,-1,0x3A,0x55,-1,0xC2,0x44,-1,0xC5,0x00,0x00,0x00,0x00,-1,0xE0,0x0F,0x1F,0x1C,0x0C,0x0F,0x08,0x48,0x98,0x37,0x0A,0x13,0x04,0x11,0x0D,0x00,-1,0xE1,0x0F,0x32,0x2E,0x0B,0x0D,0x05,0x47,0x75,0x37,0x06,0x10,0x03,0x24,0x20,0x00,-1,0xE2,0x0F,0x32,0x2E,0x0B,0x0D,0x05,0x47,0x75,0x37,0x06,0x10,0x03,0x24,0x20,0x00,-1,0x36,0x28,-1,0x11,-1,0x29,-3
options fbtft_device debug=3 rotate=90 name=flexfb speed=16000000 gpios=reset:2,dc:71

X-Windowで表示させるための /usr/share/X11/xorg.conf.d/98-fbdev.conf の内容

Section "Device"
  Identifier "myfb"
  Driver "fbdev"
  Option "fbdev" "/dev/fb8"
EndSection

注: /dev/fb8 は環境によっては番号が変わるはずです

これで再起動することで、LCDに表示されるようになりました….

ただ・・・時々、うまく表示されないことがあるのが謎です・・・

armbianフォーラムの「[SOLVED] Orange PI PC H3 Winner, compiled with igorpecovnik jessie desktop」に/boot/bin/orangepipc.binをfexに変換し、[disp_init]と[hdmi_para]にある下記項目を変更する、という話があった。

[disp_init]
disp_init_enable = 1
disp_mode = 0
screen0_output_type = 3
screen0_output_mode = 5
screen1_output_type = 3
screen1_output_mode = 5
fb0_width = 800
fb0_height = 480
fb1_width = 800
fb1_height = 480
 
[hdmi_para]
hdmi_used = 1
hdmi_x = 800
hdmi_y = 480
hdmi_power = "vcc-hdmi-18"
hdmi_cts_compatibility = 1

この情報を元に関連する記述を下記の様に書き換えたところ、安定して表示されるようになった。

[disp_init]
disp_init_enable = 1
disp_mode = 0
screen0_output_type = 3
screen0_output_mode = 5
screen1_output_type = 3
screen1_output_mode = 5
fb0_format = 0
fb0_width = 320
fb0_height = 480
fb1_format = 0
fb1_width = 320
fb1_height = 480
hdcp_enable = 1
hdmi_cts_compatibility = 0

[hdmi_para]
hdmi_used = 1
hdmi_power = "vcc-hdmi-18"
hdcp_enable = 0
hdmi_cts_compatibility = 1
hdmi_x = 320
hdmi_y = 480

もちろん、元のbinファイルを「bin2fex orangepipc.bin orangepipc.fex」でテキスト形式のfexファイルに変換し、編集したあと、
「fex2bin orangepipc.fex orangepi.bin」でbinファイルに戻すという手順も行っています。


参考にしたサイト

・Raspberry PiとOrange PiのGPIO指定の違いについて
RaspBerry Piで遊んでみる」の「WiringPiとWiringOP」の記載と
このページで紹介されていた「WiringOP

実際に実行してみて得られた下記の実行結果からGPIOの番号を得ました

osakanataro@orangepipc:/work/lcd/LCD-show$ gpio readall
 +-----+-----+----------+------+---+-Orange Pi+---+---+------+---------+-----+--+
 | BCM | wPi |   Name   | Mode | V | Physical | V | Mode | Name     | wPi | BCM |
 +-----+-----+----------+------+---+----++----+---+------+----------+-----+-----+
 |     |     |     3.3v |      |   |  1 || 2  |   |      | 5v       |     |     |
 |  12 |   8 |    SDA.0 | ALT5 | 0 |  3 || 4  |   |      | 5V       |     |     |
 |  11 |   9 |    SCL.0 | ALT5 | 0 |  5 || 6  |   |      | 0v       |     |     |
 |   6 |   7 |   GPIO.7 | ALT3 | 0 |  7 || 8  | 0 | ALT3 | TxD3     | 15  | 13  |
 |     |     |       0v |      |   |  9 || 10 | 0 | ALT3 | RxD3     | 16  | 14  |
 |   1 |   0 |     RxD2 | ALT3 | 0 | 11 || 12 | 0 | ALT3 | GPIO.1   | 1   | 110 |
 |   0 |   2 |     TxD2 | ALT3 | 1 | 13 || 14 |   |      | 0v       |     |     |
 |   3 |   3 |     CTS2 | ALT3 | 0 | 15 || 16 | 0 | ALT3 | GPIO.4   | 4   | 68  |
 |     |     |     3.3v |      |   | 17 || 18 | 0 | ALT3 | GPIO.5   | 5   | 71  |
 |  64 |  12 |     MOSI | ALT4 | 0 | 19 || 20 |   |      | 0v       |     |     |
 |  65 |  13 |     MISO | ALT4 | 0 | 21 || 22 | 0 | ALT3 | RTS2     | 6   | 2   |
 |  66 |  14 |     SCLK | ALT4 | 0 | 23 || 24 | 0 | ALT4 | CE0      | 10  | 67  |
 |     |     |       0v |      |   | 25 || 26 | 0 | ALT3 | GPIO.11  | 11  | 21  |
 |  19 |  30 |    SDA.1 | ALT4 | 0 | 27 || 28 | 0 | ALT4 | SCL.1    | 31  | 18  |
 |   7 |  21 |  GPIO.21 | ALT3 | 0 | 29 || 30 |   |      | 0v       |     |     |
 |   8 |  22 |  GPIO.22 | ALT3 | 0 | 31 || 32 | 0 | ALT3 | RTS1     | 26  | 200 |
 |   9 |  23 |  GPIO.23 | ALT3 | 0 | 33 || 34 |   |      | 0v       |     |     |
 |  10 |  24 |  GPIO.24 | ALT3 | 0 | 35 || 36 | 0 | ALT3 | CTS1     | 27  | 201 |
 |  20 |  25 |  GPIO.25 | ALT3 | 0 | 37 || 38 | 0 | ALT3 | TxD1     | 28  | 198 |
 |     |     |       0v |      |   | 39 || 40 | 0 | ALT3 | RxD1     | 29  | 199 |
 +-----+-----+----------+------+---+----++----+---+------+----------+-----+-----+
 | BCM | wPi |   Name   | Mode | V | Physical | V | Mode | Name     | wPi | BCM |
 +-----+-----+----------+------+---+-Orange Pi+---+------+----------+-----+-----+
osakanataro@orangepipc:/work/lcd/LCD-show$

・Waveshare 3.5インチTFTパネルのメーカ公式情報
3.5inch RPi LCD (A), 320×480 製品ページ」と「3.5inch RPi LCD (A)情報ページ
最終的には、ピンをどのような用途で使っているか、しか参考になる情報は無かった。

・Waveshare 3.5インチTFTパネルを汎用のflexfbで認識させるパラメータ
おっさんエンジニアの実験室」の「Waveshare 3.5 Spotpear TFTパネルをRPi2に付けて・・」で紹介されているfbtftのIssue#215「Support for Waveshare 3.5 Spotpear」の「fergie4000さんのコメント

modprobe flexfb  width=320  height=480  regwidth=16 init=-1,0xb0,0x0,-1,0x11,-2,250,-1,0x3A,0x55,-1,0xC2,0x44,-1,0xC5,0x00,0x00,0x00,0x00,-1,0xE0,0x0F,0x1F,0x1C,0x0C,0x0F,0x08,0x48,0x98,0x37,0x0A,0x13,0x04,0x11,0x0D,0x00,-1,0xE1,0x0F,0x32,0x2E,0x0B,0x0D,0x05,0x47,0x75,0x37,0x06,0x10,0x03,0x24,0x20,0x00,-1,0xE2,0x0F,0x32,0x2E,0x0B,0x0D,0x05,0x47,0x75,0x37,0x06,0x10,0x03,0x24,0x20,0x00,-1,0x36,0x28,-1,0x11,-1,0x29,-3
modprobe fbtft_device debug=3 rotate=90 name=flexfb speed=16000000 gpios=reset:25,dc:24

fbtft_deviceのgpios指定はRaspberry Piの場合で、そのままOrange Pi PCで使うとセグメンテーションフォルト。
WiringOPを実行(gpio readall)して、resetで使う22ピンのRST、dcで使う18ピンのLCD_RSがOrange Pi PCでは何番にあたるかを確認。
wPiなら「gpios=reset:6,dc:19」、BCMなら「gpios=reset:2,dc:71」ということで、試してみた結果、後者の「gpios=reset:2,dc:71」となった、

・fbtft_deviceとflexfbのパラメータの意味
fbtft_device」と「flexfb
とはいえ、flexfbのinitパラメータに関しては完全に呪文

・fbtftの表示動作確認で使えるコマンド
fbtft公式の「Framebuffer use」。
fbiコマンドで画像出力する、というのが簡単。

・armbianでのモジュールパラメータの設定方法
Allwinner(Generic)のEnable Hardware Features」の「Connect your LCD Display

・Waveshare 3.5インチTFTパネルのタッチパネルを認識させるパラメータ
fbtftのIssue#215「Support for Waveshare 3.5 Spotpear」の「pykoonさんのコメント
fbtft wikiの「Touchpanel

ただし、armbian環境ではads7846_device が無く、ads7846 しかない。

ラズパイではoverlaysで制御するようだが、armbian wikiの「Allwinner DT overlays」にあるarmbian-add-overlayを実行しようとしても無いので、使えなさそう・・・
armbian forumの「ads7846 / Banana pro」を見ると使えそうなことが書いてあるんですが・・・

99-calibration.confのサンプル

Section "InputClass"
        Identifier      "calibration"
        MatchProduct    "ADS7846 Touchscreen"
        Option  "Calibration"   "3932 300 294 3801"
        Option  "SwapAxes"      "1"
EndSection

・バックライト関連
fbtftのwikiに「Backlight」という項目はあるのだが、製品ページのピン配列を見ると該当しそうなものが見当たらない。
制御できないのではないか?


2017/05/05追記

・タッチパネル続報
三日坊主な私がいつまでブログやれるか...( ̄~ ̄;)の「Raspberry Pi でタッチパネル」に、下記でads7846_device単体でのコンパイルができる、という記載を発見

git clone https://github.com/notro/fbtft_tools.git
cd ~/fbtft_tools/ads7846_device; make && sudo make install

これを試してみると、armbian環境でもコンパイルできた。
調整の手法については、
特に縛りなくの「ebayで購入した3.2インチTFT液晶をRaspberry Piで使ってみる」と、fbtft公式の「ads7846_deviceのマニュアル
をあわせてみて試したところ、下記でとりあえず、タッチパネルの認識ができることを確認

insmod /lib/modules/3.4.113-sun8i/extra/ads7846_device.ko  gpio_pendown=1 cs=0 verbose=2 x_min=270 x_max=3830 y_min=340 y_max=3900

しかし、fbtft_deviceとバッティングするようで、どちらかしか利用できない状態
どうすればいいのかなぁ・・・

・動画再生
armbianのmplayはmplay2なので

sudo SDL_VIDEODRIVER=fbcon SDL_FBDEV=/dev/fb8 mplayer -vo sdl -framedrop -vf scale=360:240 動画.mpg

-vf scaleで適切なサイズを指定して縮小処理を行うような指定にしないと、動画の表示サイズが大きい場合、再生出来ない。

Orange Pi Plus 2Eでのお薦めOSはArmbian


秋葉原でOrange Pi Plus 2Eが、なぜか、いまのタイミングで販売され始めた模様。
なんちゃってと呼ぶにはハイスペックな「Orange Pi Plus 2E」が登場

「なぜか」としたのは、Orange Pi PC2の方が、いまのタイミングだったら、いいんじゃないかなぁ、と思うので・・・
Orange Pi Plus 2の方だったらSATAコネクタがついてるので、NAS用途にって言えるんですが、Orange Pi Plus 2Eだと、あまりお薦めできるポイントが・・・
とりあえず、簡単な比較

・Orange Pi Plus 2Eの利点
 RAMが2GBある(Orange Pi PCとOrange Pi PC2はRAM 1GB)
 オンボードにeMMC 16GBが載っているので、microSDがいらない
 (技適的に駄目なのが、WiFiがオンボード)
 公式通販:Orange Pi Plus 2Eのセット商品。テクノハウス東映で売ってるケースセットは送料込みで$44.39。

・Orange Pi PCの利点
 CPUはOrange Pi Plus 2Eと同じ
 小型
 安い
 技適の問題無し(WiFiを積んでないので)
 公式通販:Orange Pi PCのセット商品。ケースセットは送料込みで$22.56。

・Orange Pi PC2の利点
 CPUは64bitのCortex-A53コア使用のAllwinner H5採用でラズパイ3対抗
 サイズはOrange Pi PCと同じで小型
 Orange Pi Plus 2Eより安い
 技適の問題無し(WiFiを積んでないので)
 公式通販:Orange Pi PC2のセット商品。ケースセットは送料込みで$27.56。

7480円で買うより、公式通販で買って2週間ぐらいで届くのを待ってもいいんじゃないですかね?という気がします。

あと、電源はmicroUSBではなく、PSPと同一形状の極性統一#2/EIAJ#2と言われる形状のものです。
秋葉原で探す場合は、千石電商で、極性統一#2、内径φ1.7、外径:φ4.0のDC05-4017,DC-4017を当たりを探しましょう。

ジャンク屋を巡ると5V機器用のやつでこれを使っているやつがあったりします。ポータブルDVDドライブ用電源だったり、ビデオカメラの電源だったり・・・・探してみても面白いかもしれません。


さて、Orange Pi シリーズですが、公式では「Android 4.4,Ubuntu,Debian,Rasberry Pi Image」とかうたってますが、表現に嘘があります。

「Rasberry Pi Image」です。
これは、「Rasberry pi用のOSがそのまま動く」という意味では無く「Raspberry pi用のOSをOrange Piで動くように改造したものが存在する」という意味です。

また、Orange Pi公式で配布しているUbuntu,Debian,Raspberry Pi Imageですが、Linux kernel部分のアップデートが提供されていません。
サーバとして継続運用するのには向いていないので注意してください。

では、サーバとして継続運用するにはどうすればいいのか?

現状のお薦めは、「Armbian」を使用するということです。
ArmbianはARM系SoC各種向けにDebian/Ubuntuベースで作成されたディストリビューションです。
Kernel周りなどのハードウェア固有のバイナリはArmbianのレポジトリから、それ以外のソフトウェアのバイナリはDebian/Ubuntuのarm用レポジトリから取得する形になっています。
こちらはOrange Pi公式とは異なり、活発に開発されており、セキュリティfixなども、そこそこちゃんとリリースされています。

ダウンロードページから各機種用のページにアクセスし、「Server」もしくは「Desktop」からファイルを入手します。
Serverはコンソールのみ、DesktopはX-Windowが起動します。
初回ログイン時のユーザ名は「root」、パスワードは「1234」です。

また、WiFiが搭載されている場合に、WiFiに接続するにはnmtui-connectコマンドを使用します。
(NetworkManagerを使う設定です)

・・・・え?
Androidを使いたい場合はどうすればいいかって?
Orange Pi公式のAndroidはPlayストアがインストールされていません。
3rdパーティー品でいいのは特にありません。
動作確認程度にしか使えないと思っていいですよ

CentOS7のcronによるログStarting user-0.sliceなどをmessagesから消す方法


CentOS7でcronによるプログラム実行を有効にすると、5分毎に下記の様な出力がある。

journalctlのログには下記の様な感じで

# journalctl |grep " 2月 28 08:30:01"
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Started Session 745 of user username.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Starting Session 745 of user username.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Started Session 744 of user username.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Starting Session 744 of user username.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Created slice user-499.slice.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Starting user-499.slice.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Started Session 743 of user munin.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Starting Session 743 of user munin.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Created slice user-0.slice.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Starting user-0.slice.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Started Session 746 of user root.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Starting Session 746 of user root.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net CROND[713]: (username) CMD (/~/script/toppage.pl >> /~/tw5-topcheck.txt 2>&1)
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net CROND[723]: (munin) CMD (test -x /usr/bin/munin-cron && /usr/bin/munin-cron)
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net CROND[724]: (root) CMD (/usr/lib64/sa/sa1 1 1)
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Removed slice user-0.slice.
 2月 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Stopping user-0.slice.
#

/var/log/messagesの方には下記の様な感じで・・・

# grep "Feb 28 08:30:01" /var/log/messages
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Started Session 745 of user username.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Starting Session 745 of user username.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Started Session 744 of user username.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Starting Session 744 of user username.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Created slice user-499.slice.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Starting user-499.slice.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Started Session 743 of user munin.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Starting Session 743 of user munin.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Created slice user-0.slice.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Starting user-0.slice.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Started Session 746 of user root.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Starting Session 746 of user root.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Removed slice user-0.slice.
Feb 28 08:30:01 blog.osakana.net systemd: Stopping user-0.slice.
#

これを消すための方法をググると、 「/etc/systemd/system.confにLogLevel=noticeを書けばok」なんてのが出てきます。
しかし、これはsystemd全体のログを出力させなくするものであって、今回のログ以外にも出てこなくなってしまうものが発生します。

もっと影響範囲が狭い対処方法がないか探したところRedHatサイトで下記を発見
Logs flooded with systemd messages: Created slice & Starting Session

これは、systemdによるログはrsyslogにより/var/log/messagesに記録されているが、systemdからの特定文字列が含まれるログ出力を無視する設定をrsyslogの設定ファイルに記載する、というやり方です。(journalctlの次の段階の出力を調整する手法のため、journalctlの出力結果は変わらない)

下記のコマンドで/etc/rsyslog.d/ignore-systemd-session-slice.confファイルを作成します。

echo 'if $programname == "systemd" and ($msg contains "Starting Session" or $msg contains "Started Session" or $msg contains "Created slice" or $msg contains "Starting user-") then stop' >/etc/rsyslog.d/ignore-systemd-session-slice.conf

その後、「systemctl restart rsyslog」でrsyslogを再起動します。

# ls -l /etc/rsyslog.d
合計 4
-rw-r--r--. 1 root root 49 11月 22 10:27 listen.conf
# cat /etc/rsyslog.d/listen.conf
$SystemLogSocketName /run/systemd/journal/syslog
# echo 'if $programname == "systemd" and ($msg contains "Starting Session" or $msg contains "Started Session" or $msg contains "Created slice" or $msg contains "Starting user-") then stop' >/etc/rsyslog.d/ignore-systemd-session-slice.conf
# ls -l /etc/rsyslog.d
合計 8
-rw-r--r--. 1 root root 180  2月 28 09:14 ignore-systemd-session-slice.conf
-rw-r--r--. 1 root root  49 11月 22 10:27 listen.conf
# cat /etc/rsyslog.d/ignore-systemd-session-slice.conf
if $programname == "systemd" and ($msg contains "Starting Session" or $msg contains "Started Session" or $msg contains "Created slice" or $msg contains "Starting user-") then stop
# systemctl restart rsyslog
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上記の対処後の状況を見てみる

# tail /var/log/messages
Feb 28 09:20:01 blog systemd: Removed slice user-0.slice.
Feb 28 09:20:01 blog.osakana.net systemd: Stopping user-0.slice.
Feb 28 09:20:22 blog.osakana.net systemd: Removed slice user-499.slice.
Feb 28 09:20:22 blog.osakana.net systemd: Stopping user-499.slice.
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/var/log/messages は・・・「Removed slice」と「Stopping user-」が条件になかったので、記録されていました。
下記の様に編集して、対処しました。

# cat /etc/rsyslog.d/ignore-systemd-session-slice.conf
if $programname == "systemd" and ($msg contains "Starting Session" or $msg contains "Started Session" or $msg contains "Created slice" or $msg contains "Starting user-" or $msg contains "Removed slice" or $msg contains "Stopping user-") then stop
$

journalctlの方は引き続き出力ありです。

# journalctl |tail
 2月 28 09:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Started Session 783 of user username.
 2月 28 09:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Starting Session 783 of user username.
 2月 28 09:30:01 blog.osakana.net CROND[6940]: (root) CMD (/usr/lib64/sa/sa1 1 1)
 2月 28 09:30:01 blog.osakana.net CROND[6942]: (munin) CMD (test -x /usr/bin/munin-cron && /usr/bin/munin-cron)
 2月 28 09:30:01 blog.osakana.net CROND[6943]: (username) CMD (/~/script/toppage.pl >> /~/tw5-topcheck.txt 2>&1)
 2月 28 09:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Removed slice user-0.slice.
 2月 28 09:30:01 blog.osakana.net systemd[1]: Stopping user-0.slice.
 2月 28 09:30:25 blog.osakana.net systemd[1]: Removed slice user-499.slice.
 2月 28 09:30:25 blog.osakana.net systemd[1]: Stopping user-499.slice.
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