ClonezillaをLACP+タグVLAN環境で使う


システムディスクのバックアップ/リストアを行えるDebian/Ubuntuベースで構成されているClonezilla を使ってシステム障害に備えたバックアップディスクを取得しようと思ったのだが、ネットワークがLACP (802.3ad) +タグVLANで作成されていることに気がついた。

複数NICが搭載されている環境でClonzillaを起動すると、ネットワーク設定の際に「bond0 Use_channel_bonding」という選択肢が表示される。

しかし、次のNetwork Configで「static Use static IP address」を選択してみてもIPアドレスに関する設定のみでLACPで使うNICの選択やVLANに関する入力する場面はない。

というわけで、「enter_shell Enter_command_line_prompt._Do_it_manually」を選択してみるしかない。

選択して盛ると、設定したあと「exit」すれば続きから始まるよ、といわれる。

では、どのように設定を行うのか?下記でヒントを発見

Clonezillaの機能追加希望「#61 no lacp / etherchannel / Bonding support」(2015年07月15日~2016年10月13日)
Clonezillaのフォーラム「VLANs / bonding configuration」(2020年12月09日~2020年12月14日)

手動で設定する場合のやりかたと、ocs-live-nicbonding というスクリプトを追加して今後のバージョンで使える様にする、というものになる。

Clonezilla 2.8.0で確認してみると ocs-live-nicbonding は存在していた。

しかし、ドキュメントが見当たらないので、スクリプトを読んでみると下記仕様のようだった。

・bond0 を mode=802.3ad(LACP) 、miimon=100 で作成する
・ocs-live-nicbonding のオプションとして指定したNICがスレーブデバイスとして登録される
・xmit_hash_policy は指定しないのでデフォルトのlayer2設定

というわけで、eth3,eth4を使用してbond0を作成する場合は「ocs-live-nicbonding eth3 eth4」と実行する

「ip a s bond0」を実行してbond0が作成されていることを確認

bond0へのタグVLAN追加はvconfigコマンドで実行。

「vconfig add bond0 <VLANID>」を実行する

そうすると「bond0.<VLAN ID>」というデバイスが作成される(「ip a s bond0.<VLANID>」で確認)

IPアドレスを「ifconfig bond0.<VLANID> <IPアドレス> netmask <ネットマスク> up」を実行して設定。

で「exit」を実行すると、下記の様にClonezillaの操作に戻ります。

CentOS7やUbuntu 20.04などでコンソール解像度を低くする


RHEL/CentOS6以降やUbuntu 18.04(?)以降など、最近にLinuxでは起動時に接続しているディスプレイの解像度を認識し、高解像度で表示しようとする。

これは Kernel Mode Setting (KMS) (kernel.orgの説明 / archlinux wikiの説明)の機能により実現されている。

しかし、複数台のサーバを設定する場合、モニタが1台しかないのでつなぎ替えて設定しようとすると、起動時にモニタがつながっていたサーバだけ解像度が高くなってしまう、という弊害がある。

この問題は、DELLサーバに搭載されるiDRAC機能によるリモートコンソール接続の時にも発生してしまい、起動時に物理モニタが接続されているサーバだけブラウザ上のコンソール表示が高解像度で表示されます。

これを避けるには強制的に解像度を指定する必要があります。

参考にした情報源

RedHat KB: RHEL 6 および RHEL 7 で VGA コンソールのテキスト解像度を 80×25 に設定する方法
archlinux wiki: GRUB/ヒントとテクニック の「3.1 フレームバッファの解像度を設定する
grubマニュアル: 6.1 Simple configuration handling
centos.org forum: How to change Grub menu resolution?

Ubuntu 20.04 Serverの場合

インストール直後は、起動直後に下記のようなgrubメニューが表示されない設定となっています。まずは、grubメニューが表示されるよう設定変更してください。(なお、設定手法については後述の /etc/default/grub の所に書いてあります)

grubメニューが表示されるようになったら、上記で止めて「c」を入力し、コマンドラインモードに変更します。

ここで「videoinfo」と入力します。

そうすると対応できる表示モードの一覧が出力されますが、モードが多い場合はスクロールしてしまい、全部を見ることができない場合があります。

そのような場合は「set pager=1」と入力し、そのあとに「videoinfo」を実行します。

なお、日本語キーボード利用時、= は、「^ へ ~」キー(通常の=の右隣)で入力出来ます。

解像度指定は「800x600x32」といったような形で行います。

実際にそれが使用できるかは「videotest 800x600x32」と実行します。

そうすると、下記の様に表示されます。これが読める状態であれば問題ありません。

このテストは終了する手法がないため、強制再起動します。(ctrl+alt+deleteなどで)

設定する解像度が決まったら普通にUbuntuを起動します。

設定するファイルは /etc/default/grub です。

Ubuntu 20.04をvSphere上でインストールした場合の初期値では下記の様になっていました。

# If you change this file, run 'update-grub' afterwards to update
# /boot/grub/grub.cfg.
# For full documentation of the options in this file, see:
#   info -f grub -n 'Simple configuration'

GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT_STYLE=hidden
GRUB_TIMEOUT=0
GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="maybe-ubiquity"
GRUB_CMDLINE_LINUX=""

# Uncomment to enable BadRAM filtering, modify to suit your needs
# This works with Linux (no patch required) and with any kernel that obtains
# the memory map information from GRUB (GNU Mach, kernel of FreeBSD ...)
#GRUB_BADRAM="0x01234567,0xfefefefe,0x89abcdef,0xefefefef"

# Uncomment to disable graphical terminal (grub-pc only)
#GRUB_TERMINAL=console

# The resolution used on graphical terminal
# note that you can use only modes which your graphic card supports via VBE
# you can see them in real GRUB with the command `vbeinfo'
#GRUB_GFXMODE=640x480

# Uncomment if you don't want GRUB to pass "root=UUID=xxx" parameter to Linux
#GRUB_DISABLE_LINUX_UUID=true

# Uncomment to disable generation of recovery mode menu entries
#GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"

# Uncomment to get a beep at grub start
#GRUB_INIT_TUNE="480 440 1"

grubメニューを表示して10秒まつ設定(“GRUB_TIMEOUT_STYLE=menu”と”GRUB_TIMEOUT=10” ) を入れて

そこに、コンソール解像度を設定するための以下の設定を入れます。

grubでの解像度を指定するための「GRUB_GFXMODE=800×600」
grubでの設定内容をkernel起動後も維持するための「GRUB_GFXPAYLOAD_LINUX=keep」と、「GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=」行への「nomodeset」追加

これを行った後の /etc/default/grub の内容は下記の様になります。

# If you change this file, run 'update-grub' afterwards to update
# /boot/grub/grub.cfg.
# For full documentation of the options in this file, see:
#   info -f grub -n 'Simple configuration'

GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT_STYLE=menu
GRUB_TIMEOUT=10
GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="maybe-ubiquity nomodeset"
GRUB_CMDLINE_LINUX=""

# Uncomment to enable BadRAM filtering, modify to suit your needs
# This works with Linux (no patch required) and with any kernel that obtains
# the memory map information from GRUB (GNU Mach, kernel of FreeBSD ...)
#GRUB_BADRAM="0x01234567,0xfefefefe,0x89abcdef,0xefefefef"

# Uncomment to disable graphical terminal (grub-pc only)
#GRUB_TERMINAL=console

# The resolution used on graphical terminal
# note that you can use only modes which your graphic card supports via VBE
# you can see them in real GRUB with the command `vbeinfo'
#GRUB_GFXMODE=640x480
GRUB_GFXMODE=800x600
GRUB_GFXPAYLOAD_LINUX=keep

# Uncomment if you don't want GRUB to pass "root=UUID=xxx" parameter to Linux
#GRUB_DISABLE_LINUX_UUID=true

# Uncomment to disable generation of recovery mode menu entries
#GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"

# Uncomment to get a beep at grub start
#GRUB_INIT_TUNE="480 440 1"

書き換えたらgrub.cfgを生成するため「sudo update-grub2」を実行します。

instadmin@ubuntu:~$ sudo update-grub2
Sourcing file `/etc/default/grub'
Sourcing file `/etc/default/grub.d/init-select.cfg'
Generating grub configuration file ...
Found linux image: /boot/vmlinuz-5.4.0-91-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-5.4.0-91-generic
done
instadmin@ubuntu:~$

設定後、再起動して解像度が指定通りになっていることを確認します。

CentOS7の場合

RedHatのKBに記載があります:「RHEL 6 および RHEL 7 で VGA コンソールのテキスト解像度を 80×25 に設定する方法

上記KBでは640×480に設定していますが、他の解像度が指定できないものかCentOS7でいろいろ試してみましたが出来ませんでした。

設定は /etc/default/grub に行います。

CentOS7をvSphere環境上にインストールした場合、下記の様になっていました。

GRUB_TIMEOUT=5
GRUB_DISTRIBUTOR="$(sed 's, release .*$,,g' /etc/system-release)"
GRUB_DEFAULT=saved
GRUB_DISABLE_SUBMENU=true
GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console"
GRUB_CMDLINE_LINUX="crashkernel=auto spectre_v2=retpoline rd.lvm.lv=centos/root rd.lvm.lv=centos/swap"
GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"

この「GRUB_CMDLINE_LINUX=」行に「video=640×480」と「nomodeset」の両方を追加します。

RedHat KBではvideoだけでもいけるようなことを書いていましたが、実サーバ(DELL PowerEdge R640 UEFI設定)では問題なかったものの、vSphere仮想環境(BIOS設定)では起動途中で解像度が変わる動作をしたため「nomodeset」を追加しています。

ただ、KBにはnomodesetは悪、的な記述もあるので、ダメだったら追加する、ぐらいの方がいいかもしれません

追加後は以下の様な形になります。

GRUB_TIMEOUT=5
GRUB_DISTRIBUTOR="$(sed 's, release .*$,,g' /etc/system-release)"
GRUB_DEFAULT=saved
GRUB_DISABLE_SUBMENU=true
GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console"
GRUB_CMDLINE_LINUX="crashkernel=auto spectre_v2=retpoline rd.lvm.lv=centos/root rd.lvm.lv=centos/swap video=640x480 nomodeset"
#GRUB_GFXMODE=800x600x24
GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"

EFI環境の場合「grub2-mkconfig -o /etc/grub2-efi.cfg」、BIOS環境の場合「grub2-mkconfig -o /etc/grub2.cfg」を実行してgrub設定を更新します。

[root@centos7 ~]# grub2-mkconfig -o /etc/grub2.cfg
Generating grub configuration file ...
Found linux image: /boot/vmlinuz-3.10.0-1160.el7.x86_64
Found initrd image: /boot/initramfs-3.10.0-1160.el7.x86_64.img
Found linux image: /boot/vmlinuz-0-rescue-2c896cb2eafd4db586ecfbd67535d5dc
Found initrd image: /boot/initramfs-0-rescue-2c896cb2eafd4db586ecfbd67535d5dc.img
done
[root@centos7 ~]#

この後、再起動して解像度が設定されていることを確認します。

参考情報

CentOS7の場合、Ubuntu 20.04と異なり、grubでのvideoinfo/videotestコマンドがなく、vdeinfo/vbetestコマンドとなります。

参考として、下記にCentOS7での実行の様子を記載します。

grubメニューで止めて、「c」を入力し、コマンドラインモードに入ります。

CentOS7の場合はvideoinfoが搭載されていないgrubなので「vbeinfo」を実行します。

CentOS7の場合は set pager=1 の設定がされているようで出力が多い場合でも表示を止めてくれます。

表示テストは「vbetest 800x600x32」といった形で実施します。(おなじくvideotestコマンドが無い)

vbetestの終了は強制再起動(ctrl+alt+deleteなど)を行います。

Oracle Linux 8の場合

/etc/default/grub にいろいろ記述を入れてみてるのですが、解像度変更ができる気配がない・・・

また、grubでのvideoinfo, vbeinfo, videotest, vbetest はない模様

LSILogic RAIDのディスク交換をMegaCliを使って行う場合の手順メモ


IBM x3650サーバに入っているLSILogic RAIDカードにて、構成しているディスクが故障したので、ディスクを調達して交換したい。という話があったので、交換手順を確認した。

ついでに一般公開

参考文献
・やっ太郎ブログ:「Megacli64でディスク交換太郎
・チラシの裏的なBlog:「【備忘録】MegaRAIDでのエラーHDD交換手順
・IBM Docs:「2073-720 で障害予知機能 (PFA) イベントを報告する、障害が発生したドライブの取り替え
・Qiita:「HW保守で使いそうなTips 〜ディスク周り〜

(1) コマンドがある場所に移動

標準では /opt/MegaRAID/MegaCli/ にインストールされていて、PATHは通っていないことが多いので、ディレクトリ移動しておくと以降のコマンドが実行しやすい。

# cd /opt/MegaRAID/MegaCli/
#

(2) コマンド名確認

/opt/MegaRAID/MegaCli/に MegaCliもしくはMegaCli64があるかを確認
移行の手順はMegaCliだったものとして記載している

# ls -F

(3) RAID構成の状態を確認

Stateの状態を確認

# ./MegaCli -LDInfo -Lall -aALL

(4) 物理ディスクの状態を確認

# ./MegaCli -PDList -aALL
# ./MegaCli -PD List  -aALL | egrep 'Slot|Firmware state|Inquiry|Enclo'
# ./MegaCli -PD List  -aALL | egrep 'Slot|state|Data|Raw'

「Firmware state」がディスクの状態でFailedとなっているものが壊れている。

そのディスクについての「Enclosure Device ID」と「Slot Number」の値をこの後の手順で使うので記録しておく。

また「Inquiry Data」にあるディスク型番とシリアルが抜いたディスクとあっているかを確認出来るので、それも記録しておく。

(5) 壊れているディスクの場所を確認

壊れているディスクのLEDを点灯させて交換するディスクと、コマンドで指定する「 physdrv 」の指定が一致していることを、スロットのランプを点灯させて確認する。

下記コマンドを実行すると該当ディスクスロットのランプが点灯

# ./MegaCli -Pdlocate start physdrv[Enclosure Device ID:Slot Number] -a0

下記コマンドを実行すると該当ディスクスロットのランプが消灯

# ./MegaCli -Pdlocate stop physdrv[Enclosure Device ID:Slot Number] -a0
たとえば、Enclosure Device IDが252, Slot Numberが2の場合下記の様に実行する。
  # ./MegaCli -Pdlocate start physdrv[252:2] -a0
  # ./MegaCli -Pdlocate stop physdrv[252:2] -a0

(6) 壊れているディスクをオフラインにする

壊れているディスクをオフラインにする。

# ./MegaCli -PDOffline -PhysDrv [Enclosure Device ID:Slot Number] -a0

Enclosure Device IDが252, Slot Numberが2の場合下記の様になる

# ./MegaCli -PDOffline -PhysDrv [252:2] -a0

なお、壊れ方によっては、すでにオフライン扱いになっていて、このコマンドでエラーとなる場合がある。

(7) 欠落マークがついたRAIDがあるか確認する

6でエラーとなっている場合は、下記コマンドを実行した際に 「Array」と「Row」 といった情報が出力される。このArrayとRowの値はあとで使用します。

# ./MegaCli -PDGetMissing -aALL

6がエラーとなっていない場合は、Array/Rowの出力はないと思われます。

また、MegaCliコマンドのバージョンによっては、このオプションが存在せず、エラーとなる場合があるようです。その際はこの手順を飛ばします。

(8) 壊れているディスクに欠落マークを付ける

まだ壊れていることがきちんと認識されていない場合、壊れていることを確定させます。

# ./MegaCli -PDMarkMissing -PhysDrv [Enclosure Device ID:Slot Number] -a0

Enclosure Device IDが252, Slot Numberが2の場合下記の様になる

# ./MegaCli -PDMarkMissing -PhysDrv [252:2] -a0

MegaCliコマンドのバージョンによっては、PDMarkMissingオプションがないようです
その場合はこの手順を飛ばします。

また、6ですでに欠落マークがついたRAIDが認識されている場合もこの手順は不要であるはずです。

(9) 欠落マークがついたRAIDが認識されたことを確認する

欠落マークがついたRAIDが表示されることを確認します。

# ./MegaCli -PDGetMissing -aALL

この出力中の「Array」と「Row」の番号はあとで使用します。
PDMarkMissingオプションが実行できなかった場合、これも実行できない
と思います。その場合は飛ばします。

(10) 壊れているディスクを抜くことをRAIDコントローラに通知します

下記を実行して、指定したディスクを取り外すことをRAIDコントローラに通告します。

# ./MegaCli -PDPrpRmv -PhysDrv [Enclosure Device ID:Slot Number] -a0

下記の様に実行する

# ./MegaCli -PDPrpRmv -PhysDrv [252:2] -a0

なお、たぶん(6)の段階で欠落マークがついているような場合は、このコマンドを実行するまでもなくディスクが完全に壊れている、と認識されて、すでに抜けるような状態になっているようです。

(11) 壊れているディスクを物理的に抜く

(12) 1分ぐらい待つ

ここで待つのは気休めです。

RAIDコントローラの情報更新間隔がよくわからないので入れてますが、たぶん、すぐに実行しても問題ないような気がします・・・

(13) RAID構成/ディスク認識の状態を確認

ディスクの認識を抜いたことにより、RAID構成の状態が変わっているかを確認します。

# ./MegaCli -LDInfo -Lall -aALL

Stateの状態を確認します。(変わるのかどうかは把握していません)

次に、物理ディスクの状態変化を確認します。

# ./MegaCli -PDList -aALL
# ./MegaCli -PD List  -aALL | egrep 'Slot|Firmware state|Inquiry|Enclo'
# ./MegaCli -PD List  -aALL | egrep 'Slot|state|Data|Raw'

先ほど抜いたディスクに関する表示が消えているはずです。

(14) 新しいディスクを入れる

(15) RAID構成/ディスク認識の状態を確認

RAID状態が変わっているかを確認します。

# ./MegaCli -LDInfo -Lall -aALL

Stateの状態を確認します。
また、RAID構成が新しく認識されていたりしないか確認します。(中古ディスクに情報が残っている場合に発生する可能性がある)

交換したディスクが認識されているかを下記のコマンドで確認します。

# ./MegaCli -PDList -aALL
# ./MegaCli -PD List  -aALL | egrep 'Slot|Firmware state|Inquiry|Enclo'
# ./MegaCli -PD List  -aALL | egrep 'Slot|state|Data|Raw'

(16) 再構築が開始されているかを確認する

RAIDコントローラの設定および交換したディスクの状態によっては、ディスクを交換した時点で、自動的に再構築が開始されます。

下記コマンドで状況を確認します。

# ./MegaCli -pdrbld -showprog -physdrv [Enclosure Device ID:Slot Number] -a0

実行例は下記のようになります。

# ./MegaCli -pdrbld -showprog -physdrv [252:2] -a0

再構築が始まっている場合は progressの数値が徐々に増加していくはずです。

(17) RAIDにディスク交換されたことを認識させる

交換したディスクがスペアディスクなどとして認識されなかった場合は、手動で設定します。

# ./MegaCli -PdReplaceMissing -PhysDrv [Enclosure Device ID:Slot Number] -Array0 -row0 -a0

手順7か手順9で確認したArrayとRowの番号を使ってコマンドを実行します。実行例は下記のようになります。

# ./MegaCli -PdReplaceMissing -PhysDrv [252:2] -Array0 -row0 -a0

PDMarkMissingオプションが実行できなかった場合、これも実行できない
と思います。その場合は飛ばします。

(18) 再構築開始

手動で再構築開始を実行する場合は下記コマンドを実行します。

# ./MegaCli -PDRbld -Start -PhysDrv [Enclosure Device ID:Slot Number] -a0


下記の様に実行します。

# ./MegaCli -PDRbld -Start -PhysDrv [252:2] -a0

(19) 再構築状況を確認

再構築の状況を確認します。

# ./MegaCli -pdrbld -showprog -physdrv [Enclosure Device ID:Slot Number] -a0

下記の様に実行します。

# ./MegaCli -pdrbld -showprog -physdrv [252:2] -a0

(20) RAID構成/ディスク認識の状態を確認

RAID状態が変わっているかを確認します。

# ./MegaCli -LDInfo -Lall -aALL

Stateの状態を確認します。おそらくrebuildなどのステータスになっているかと思います。

また、交換したディスクが認識されているかを下記のコマンドで確認します。

# ./MegaCli -PDList -aALL
# ./MegaCli -PD List  -aALL | egrep 'Slot|Firmware state|Inquiry|Enclo'
# ./MegaCli -PD List  -aALL | egrep 'Slot|state|Data|Raw'

Cisco UCSのCIMCにssh接続して設定を行う


Cisco UCSのCisco Integrated Management Controller (CIMC)はWeb管理画面とssh接続によるCLI管理がある。

CIMCについているホスト名は基本的に「サーバ機種名-シリアル番号」となっている。

ホスト名を確認する操作をCLIから行うには、scope:cimc/network以下でdetailを表示する操作になる。

ホスト名# scope cimc/network
ホスト名 /cimc/network # show detail
Network Setting:
    IPv4 Enabled: yes
    IPv4 Address: xxx.xxx.xxx.xxx
    IPv4 Netmask: 255.255.255.0
    IPv4 Gateway: xxx.xxx.xxx.xxx
    DHCP Enabled: no
    DDNS Enabled: yes
    DDNS Update Domain:
    DDNS Refresh Interval(0-8736 Hr): 0
    Obtain DNS Server by DHCP: no
    Preferred DNS: xxx.xxx.xxx.xxx
    Alternate DNS: 0.0.0.0
    IPv6 Enabled: yes
    IPv6 Address: ::
    IPv6 Prefix: 64
    IPv6 Gateway: ::
    IPv6 Link Local: fe80::86b8:xxxx:xxxx:xxxx
    IPv6 SLAAC Address: ::
    IPV6 DHCP Enabled: yes
    IPV6 Obtain DNS Server by DHCP: yes
    IPV6 Preferred DNS: ::
    IPV6 Alternate DNS: ::
    VLAN Enabled: no
    VLAN ID: 1
    VLAN Priority: 0
    Port Profile:
    Hostname: ホスト名
    MAC Address: XX:XX:XX:XX:XX:XX
    NIC Mode: dedicated
    NIC Redundancy: none
    VIC Slot: riser1
    Auto Negotiate: yes
    Admin Network Speed: auto
    Admin Duplex: auto
    Operational Network Speed: 1Gbps
    Operational Duplex: full
ホスト名 /cimc/network #

show detailだといろんな項目が表示されすぎるので、ホスト名だけを取り出すことができないか調べたところ「| grep キーワード」が使えた。

ホスト名 /cimc/network # show detail | grep Hostname
    Hostname: ホスト名
ホスト名 /cimc/network #

ホスト名変更操作は scope:cimc/network にて set hostnameを実行したあと、commitで確定する。

ホスト名 /cimc/network # set hostname 新ホスト名
Create new certificate with CN as new hostname? [y|N] y

ホスト名 /cimc/network *# commit
Changes to the network settings will be applied immediately.
You may lose connectivity to the Cisco IMC and may have to log in again.
Do you wish to continue? [y/N] y

注意点として、ホスト名変更に伴い、Web管理GUIおよびssh接続で使用するSSL証明書で使用するCN(common name)が変更されるため証明書が作成されるということがある。

また、再作成に伴いCIMC自体も再起動されるため、commit後、再起動完了までの数分間CIMCに接続できなくなる。

このため、CIMCホスト名変更処理を行ったあとは、再起動待ちと証明書再発行にともなうssh接続時のキー変更に対応する処理を入れる必要がある。

ssh接続時のknown_hostsファイルから該当するエントリを削除したい場合は、 ssh-keygenコマンドの-Rオプションを使うことで行える。

osakanataro@ubuntu2004:~/imc$ ssh-keygen -R xxx.xxx.xxx.xxx
# Host xxx.xxx.xxx.xxx found: line 1
/home/osakanataro/.ssh/known_hosts updated.
Original contents retained as /home/osakanataro/.ssh/known_hosts.old
osakanataro@ubuntu2004:~/imc$

これで材料が揃ったので、スクリプトを作成する。

最初は Ciscoのcimc-ansible , cimcsdk を使用できないか検討したのですが、どちらもCIMCのホスト名変更に関する処理が実装されていないようだったので、expectコマンドによる処理を採用しました。

作成するにあたり下記を参考にしています。
How to programmatically enable redfish on Cisco CIMC?
Automate the UCS CLI with expect

今回作成したスクリプトは下記の様になりました。

#!/usr/bin/expect -f

# CIMCへの接続に時間がかかるようで
# 標準設定のtimeout値だとコマンド実行前にプロセスが進んでしまう 
# -1 を設定すると応答があるまで待つが
# ホスト名変更処理後は再起動がかかり、-1だと再起動が終わるまで待つことになってしまい時間がかかるので20に設定
set timeout 20

set CIMCaddr "xxx.xxx.xxx.xxx"
set CIMCuser "admin"
set CIMCpass "パスワード"
set CIMChostname "新ホスト名"


spawn ssh -l $CIMCuser -t $CIMCaddr
expect_after eof {exit 1}
# ログイン処理
expect {
        "*?assword:*" {
                send -- "$CIMCpass\r"
        }
        "(yes/no*)*" {
                send -- "yes\r"
                expect "*?assword:*"
                send -- "$CIMCpass\r"
        }
	# ホスト名変更時にssl証明書再作成が行われるため
	# キーが変わることに対する対応
	# リトライ処理が面倒だったので、古いキーを削除するところまでしか行わない
	# 必要に応じて手動で再実行で対応
        "WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED" {
                system ssh-keygen -R $CIMCaddr
                puts "\nplease re-exec this script\n"
                exit 2
        }
}

expect "# "
send -- "scope cimc/network\r"
expect "# "

# 現在のホスト名確認
send -- "show detail | grep Hostname \r"
expect -indices -re "Hostname: (.*)\r"
# 文字列検出に使った": "の2文字分を足す
set strst [string last ": " $expect_out(buffer)]
set strst [expr $strst + 2]
# 行の終わりの改行分を引く
set stred [string length $expect_out(buffer)]
set stred [expr $stred - 2]
set hostnamenow [string range $expect_out(buffer) $strst $stred]
puts "CIMChostname: $CIMChostname"
puts "hostname: $hostnamenow"

# ホスト名の変更が必要か?
if { "$CIMChostname" != "$hostnamenow" } {
        puts "change hostname"
} else {
        puts "no change"
        expect "# "
        send -- "top\r"
        expect "# "
        send -- "exit\r"
        exit 0
}

# ホスト名変更
expect "# "
send -- "set hostname $CIMChostname\r"
expect "*new hostname?*"
send -- "y\r"
expect "# "
send -- "show detail | grep Hostname \r"
expect "# "
send -- "commit\r"
expect "*\[y/N] "
send -- "y\r"

# ホスト名確認
#  ただし実際には再起動が掛かっているので実行できない
expect "# "
send -- "show detail | grep Hostname \r"

expect "# "
send -- "top\r"
expect "# "
send -- "exit\r"

exit 0

Windows Server 2019へのChromium Edgeがわかりにくい!(インストール手順解説 2021/12/01版


Windows Server 2019環境でブラウザ経由の管理を行うのにChromuimベースのEdgeを使おうと思って、インストールをしようとしたところ、なかなかダウンロードリンクにたどりつけなかったのでメモ書き。

2021/12/01版手順

Windows Server 2019をインストールして、標準のInternet Explorerから「edge browser」を検索すると、Google Chomeのプロモーションが表示されたりするけれど、「今すぐ切り替え」をクリックして、手順を進めていくと、「この microsoft-edge を開くには新しいアプリが必要です」と表示されてダウンロードができない。

では、どうするか?

Edgeブラウザで「https://www.microsoft.com/ja-jp/edge」にアクセスすると、下記警告が出てくるので「https://www.microsoft.com/」と「https://mwf-service.akamaized.net」の2つについては「追加」する。それ以外は「閉じる」

そうすると下記のような表示となる。

次に「インターネットオプション」を開く

[セキュリティ]タブの「信頼済みサイト」を選択して「サイト」ボタンをクリック。

信頼済みサイトとして「https://*.officeapps.live.com/」を追加します。

追加した後、「以下用のバージョンをダウンロード」をクリックして表示される各OSバージョンの「↓」をクリックします。

Microsoft Edgeをダウンロードという画面に切り替わります。(切り替わらない場合は、信頼済みとして許可したサイトが不足しています)

設定に問題がなければ、MicrosoftEdgeSetup.exeがダウンロードできます。

ダウンロード完了後、MicrosoftEdgeSetup.exeを実行してインストールを行います。

これでインストールは完了です。

Windows10およびWindows11の場合

Windows 10とWindows 11の場合は、wingetコマンドによりインストールが可能になっています。まあ、Windows Updateでインストールされているので不要だとは思いますけどね。

やりかたとしては、コマンドプロンプトもしくはWindowsターミナルを管理者モードで開いて「winget search edge」を実行して、パッケージ名を確認

「winget install Microsoft.Edge」を実行してインストールを実行。


ここから下は、今後の参考資料のために残してある古い手順です


2021/04/27版手順(8/5,10/18修正)

Windows Server 2019をインストールして、標準のInternet Explorerから「edge browser」を検索すると、Google Chomeのプロモーションが表示されたりするけれど、「ダウンロード」をクリックして、手順を進めていくと、「この microsoft-edge を開くには新しいアプリが必要です」と表示されてダウンロードができない。

いろいろ探してみたところ、「Microsoft Edgeの主な機能」ページの上にある”MICROSOFT EDGEを起動しましょう”リンクを無視しして

— 2021/08/05時点の表示 —

下の方にこういう表示が出てきます。

この「Windows Server をご使用されていますか? Microsoft Edge をこちらからダウンロードできます」をクリックするか、「以下用のバージョンをダウンロード Windwos 10」の▽をクリックすると下記の様に選択肢が表示されるので、適切なものを選択します。

2021/10/18追記: 選択しても何も起こらない場合は、信頼するサイトに追加が必要なようです。 ( polyfill.io か mwf-service.akamaized.net ?)

そうすると、下記の様に「Microsoft Edgeをダウンロード」という画面が現れてダウンロードできるようになります。

— 2021/04/27時点の表示 —

下の方にある「Microsoft Edgeを入手する」というリンクをクリック

そうすると、下記の様に「Microsoft Edgeをダウンロード」という画面が現れてダウンロードできるようになります。

—————————–

ただ、Windows Server 2019の標準設定のままでは「現在のセキュリティ設定では、このファイルをダウンロードできません。」と言われてダウンロードできません。

2021/04/27時点ではEdgeインストーラーは https://c2rsetup.officeapps.live.com/c2r/downloadEdge.aspx?~ というリンクからダウンロードされます。

なので、「信頼済みサイト」に「https://*.officeapps.live.com/」と「https://*.microsoft.com/」を追加します。

そうすることでダウンロードができます。

これで、Windows Server 2019環境へのMicrosoft Edgeのインストールが完了しました。