ESXi上のNutanix CE AHVをアップデートした


ESXi上にNutanix CE AHVをインストールした」でインストールしたNutanix CE環境をアップデートしてみた。

トラブルポイントのまとめ

・AHVのrootパーテーション容量が足らない
・AHV内の標準仮想マシン設定にあるPC Typeが初期値に戻るので既存の仮想マシンが起動しない
・AHV内のCVM仮想マシン設定にあるPC Typeがpc-i440fx-rhel7.3.0になり起動しない

参考になったページ「Nutanix CE: Cannot Start VM」「Guest VM Running in Nested Nutanix CE on VMware vSphere Won’t Boot

手順1 アップデータ入手

Download Nutanix CE, Docs, and Guides」から下記3ファイルをダウンロード。

・「Metadata for AOS, AHV upgrades and PC deployment」のce-2019.11.22-metadata.zipを展開してjsonファイルを取りだしておく
・「AOS Upgrade」(ce-2019.11.22-upgrade.tar.gzのまま)
・「AHV Upgrade」(host-bundle-el7.nutanix.20191030.415.tar.gzのまま)

手順2 CVM仮想マシンの自動起動を止める

この後、何回かNutanix CE仮想マシンを再起動する。その際にCVM仮想マシンの起動が完了するのを待っていると時間がかかるので、自動起動を止める。

「virsh list –all」でCVM仮想マシンのIDを確認して、「virsh autostart <ID> –disable」と実行すると自動起動が止まる。

手順3 Nutanix CE仮想マシンのディスク拡大

AHVのrootパーテーションの空き容量が足らない為アップデートが失敗する。

このため、vSphere側でNutanix CE仮想マシンのディスクサイズを拡大する。

標準の「ハードディスク1」が約7GBとなっている。

これを、12GBに増やす。

変更後、Nutanix CE仮想マシンを再起動する。

再起動後、vSphereのコンソールを開き「root」ユーザでログインする。デフォルトパスワードは「nutanix/4u」

ログイン後、現在のディスク使用状況と、システムディスクである/dev/sdaのパーテーション構成を確認する。

「df -h」と「fdisk -l /dev/sda」を実行する。

パーテーション変更は「fdisk /dev/sda」を実行して行う。

既存のパーテーションを「d」で消して、新しいパーテーションを作成しなおす、という形になる。

bootフラグのセットも忘れずに

最後は「w」で書き込みを実行する。

再起動しないと新しいパーテーションで認識してくれないので、再度Nutanix CE仮想マシンを再起動する。

再起動後、再度「fdisk -l /dev/sda」と「df -h」を実行してみると、fdiskの方は新しいディスクサイズで認識しているが、rootパーテーションはまだ古い容量のままとなっている。

「resize2fs /dev/sda1」を実行してファイルシステムの拡張を行い、新しいディスク容量が反映される。

手順4 CVM仮想マシンの自動起動を戻す

AHV内のCVM仮想マシンの自動起動設定を戻し、自動起動するようにする。

「virsh list –all」でCVM仮想マシンのNameを確認して、「virsh autostart <Name>」を実行する。(起動していない場合はIdが割り当てられていないので、Nameで指定する必要がある)

「virsh start <Name>」でCVM仮想マシンを起動するか、rebootでNutanix CE仮想マシンを再起動する。

手順5 AOSアップデート

Nutanixにログインして「設定」の「ソフトウェアアップグレード」にある「AOS」を開く。

「AOS base softwareバイナリをアップロード」のリンクをクリック

AOS BASE SOFTWAREメタデータファイルは「ce-2019.11.22-upgrade-metadata.json」
AOS BASE SOFTWAREバイナリファイルは「ce-2019.11.22-upgrade.tar.gz」
を指定する。

「今すぐアップロード」をクリックする。

上記の様になったらアップロード成功。

「Upgrade Now」を選択してアップデートを開始する。

アップグレードが進んでいきます。

ちなみに「Nothing To Do?」は下記の2048ゲームが表示されます。

途中、CVM仮想マシンの再起動などがあり、完了します。

手順6 Hypervisorのアップデート

Nutanixの「設定」の「ソフトウェアアップグレード」にある「Hypervisor」を選択。

「upload a Hypervisor Binary」をクリックし、下記の選択をして「今すぐアップロード」する。

HYPERVISOR メタデータファイル「host-bundle-el7.nutanix.20191030.415-metadata.json」
HYPERVISOR バイナリファイル「host-bundle-el7.nutanix.20191030.415.tar.gz」

続いて、「Upgrade Now」を実施する。

で、アップグレードが進んでいきます。

たぶん、下記の様な「71%」から30分以上待っても進まないと思います。

いまの状態はHypervisorはアップデートできたものの、その上のCVM仮想マシンが起動していない状態となります。

手順7 AHV上の仮想マシンの標準設定の修正

vSphere上でNutanix CEを稼働させた場合、標準設定の状態ではNutanix上で作成した仮想マシンが起動しません。

起動させるためには、「/var/cache/libvirt/qemu/capabilities/3c76bc41d59c0c7314b1ae8e63f4f765d2cf16abaeea081b3ca1f5d8732f7bb1.xml」 のalias=’pc’をpc-i440fx-rhel7.2.0の行に付け直します。

該当ファイルは下記の様な形になっていて、「alias=’pc’」がpc-i440fx-rhel7.3.0の行についています。

これを「pc-i440fx-rhel7.2.0」の行に「alias=’pc’」設定を移動させます。

手順としては、pc-i440fx-rhel7.3.0の行をpc-i440fx-rhel7.2.0書き換えて、既存のpc-i440fx-rhel7.2.0設定を削除するのが簡単でしょう。

画像

手順8 AHV上のCVM仮想マシン設定の修正

CVM仮想マシンの仮想マシンタイプ設定が「pc-i440fx-rhel7.3.0」に設定されていました。

設定の確認は「virsh dumpxml <name>|less」で行います。
設定変更は「virsh edit <Name>」となります。

viコマンドでxmlファイルが開かれますので、「pc-i440fx-rhel7.3.0」を「pc-i440fx-rhel7.2.0」に書き換えて保存します。

この後、CVM仮想マシンを再起動します

面倒ならNutanix CE仮想マシンごとrebootします。

手順9 終了

LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2020/05/11版


前回LTFSの現状についてまとめた記事から2年が経過した。
(「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2018/01/04版」)

LTO-8のテープメディアに関して発生していた特許騒動も解決し、ようやくLTO-8が普通に使える状況になりました。最近の状況について調査した。


過去のLTFS関連記事
 「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFS(2012/11/28)
 「テープ装置メーカ純正のLTFS一覧(2013/12/20更新)
 「IBM版LTFSをRHEL5で使ってみた(2013/05/20)
 「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2014/06/09版
 「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2015/11/18版
 「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2018/01/04版


LTFSとは?

LTO-5/LTO-6からは、メディアを2つの領域に分割して利用することが可能になった。
その機能を活かし、1本のテープメディアの中に、メディア内データの管理情報と、実データを分割して保存することを可能とした。
これにより、これまで実現出来なかった、1本のテープメディアだけで可搬性のあるファイルシステム構築、というものが可能となり、その実装として、LTFS(Linear Tape File System)というのがある。

使用用途としては、バックアップ用ではなく、長期保存のためのアーカイブ用や、大容量データの持ち運び用として使用されている。

LTFSを実現するためのソフトウェアについては、基本的には、IBMが大本のベースを作り、それを各LTOドライブメーカが、自社ドライブ向けにカスタマイズして提供しているような形となっている。

LTFSのバージョン(フォーマット)

LTFSには、バージョンがいくつかあり、現状の最新バージョンはLTFS v2.5
・LTFS 1.0
・LTFS 2.0 : ファイルインデックス関連で機能をいろいろ追加
・LTFS 2.1 : 2012/05/18リリース。LTFS2.0+シンボリックリンク
・LTFS 2.2 : 2013/12/21リリース。管理情報の改良
・LTFS 2.3 : 2016/03/08リリース。各ファイルのハッシュ情報とファイル名のエンコーディングを追加
・LTFS 2.4 : 2017/12/01リリース。ボリュームのロックなどの追加
・LTFS 2.5 : 2019/05/19リリース。(Revision Historyが規格書に書かれていない…)

「LTFSのバージョン」と「LTFSソフトウェアのバージョン」は別物なので注意が必要。
たとえば、OracleのLTFSソフトウェアは「ver1.2.7」だが、「LTFS 2.2」に対応している。

LTFS2.2対応は重要だが、LTFS2.3対応はそれほど重要ではないので、とりあえず、現行リリースされているLTFSソフトウェアはほぼLTFS2.2以降対応なので、あまり心配しなくてもよさそう。LTFS v2.5対応は現状まだ無い?

LTFSv2.5の規格書はSNIAの「Linear Tape File System (LTFS)」の「Linear Tape File System (LTFS) Format Specification」にてpdfで公開されている。

その他、いろんな情報は、LTOの規格団体の「LTFS Overview」にある。

LTFSソフトウェアの種類

LTFSの公式認証を取得しているLTFSソフトウェアについては、「LTFS Compliance Verification」にて紹介されている。

2020/05/11時点では以下の8個が登録されている。

CompanyProductVersionLTFS VersionLTO GenerationDate tested
QuantumQuantum Scalar LTFS Appliance2.0.22.0.1LTO5 & 69/11/13
HPHP StoreOpen Standalone2.1.02.1.0LTO5 & 69/11/13
IBMIBM Single Drive Version1.3.02.1.0LTO5 & 69/11/13
IBMIBM LTFS Library EditionV1R32.1.0LTO5 & 610/2/13
QuantumQuantum LTFS2.1.02.1.0LTO5 & 611/29/13
HPHP StoreOpen Automation1.2.02.0.1LTO5 & 611/29/13
Spectra LogicSpectra Logic Black Pearl1.12.2LTO5 & 69/11/15
MT-ConsultingNODEUM1.12.1.0LTO5 & 67/05/16

しかし、このリスト、2015年にSpectra Logicが追加、2016年にMT-Consultingが追加されている以外、バージョンに動きがないが、実際には各LTFSソフトウェアともにバージョンアップが行われている。

なお、LTFSソフトウェアのバージョンと、対応しているLTFSフォーマットのバージョンに直接の関連性は無いので注意が必要。

また、LTOの規格団体の「LTFS Overview」のページに「Get Started Using LTFS」として紹介されているものは「HPE LTFS」「IBM LTFS」「Quantum LTFS (リンクは死んでいる)」の3種類である。


各ドライブメーカが出しているLTFSソフトウェアについて

まずは、上記のリストに載っているメーカのものから。

・IBM

公式: IBM Spectrum Archive(IBM Linear Tape File System)

IBMのLTFSは「IBM Spectrum Archive」という商品名になっている。テープベンダのSpectra Logicとは関係がない。

サポートURLはそれぞれ「IBM Spectrum Archive Single Drive Edition (SDE)」「IBM Spectrum Archive Library Edition (LE)」「IBM Spectrum Archive Enterprise Edition (EE)」となる。

また、アップデート用ファイルの入手は、「Fix Central」にて「製品グループ:System Storage」-「Tape Systems」-「Tape drives and software」の下にある「IBM Spectrum Archive Single Drive Edition(SDE) (旧名:LTFS Single Drive Edition)」や「IBM Spectrum Archive Library Edition(LE)(旧名:LTFS Library Edition)」「IBM Spectrum Archive Enterprise Edition(EE)」を選択することでもできる。

なお、LEとEEの方はアップデータのみの配布で、元になるソフトウェアについては、IBMから別途入手する必要がある。
基本的には、Single Drive Edition(SDE)が、他の全てのLTFSソフトウェアの原型になっているもの・・・という感じである。

2020/05/11時点での最新は、
IBM Spectrum Archive Enterprise Edition: ver1.3.0.7(2020/04/22) LTO-8対応/LTFS2.4対応
IBM Spectrum Archive Library Edition : ver2.4.2.0(2020/03/31) LTO-8対応/LTFS2.4対応
IBM Spectrum Archive Single Drive Edition: ver2.4.2.0(2020/03/31) LTO-8対応/LTFS2.4対応

・HP

公式: HPE StoreOpen and Linear Tape File System (LTFS) Software
日本語情報: HP LTFS (Linear Tape File System)
HPEサポートセンター: HPE LTFS Software

以前は単体ドライブ向けの「日本語の導入マニュアル」が公開されていたがアクセスできなくなっている。

ソフトウェア関連は「HPE LTFS Software」からたどる事になる。

ソフトウェアの入手は、以前は単体ドライブ向けの「HP StoreOpen Standalone」とチェンジャー向け「HP StoreOpen Automation」が分かれていたが、現在は「HPE StoreOpen Software(LTFS)」に統合されている。

2020/05/11時点での最新は、
HP StoreOpen Software : ver3.4.2(2019/04/10) LTO-8/LTFS 2.4対応

・Quantum

公式: Linear Tape File System

ソフトウェア入手は上記の公式ページの「Software」タブから行う。
ソースコードについては、LTFS Open Source Filesから。

2014/06/09時点での最新は、
Linux/Mac : ver2.4.0.2(2019/03) LTO-8/LTFS2.4対応
Windows Model Bドライブ向け: ver3.0(2016/04) LTO-6以降という曖昧な記述のみ
Windows Model Cドライブ向け: ver2.4.0.2(2018/04) LTO-8/LTFS2.4対応。おそらくLinux/Mac向けと同じベース

Linux版のReleasenoteには、Quantum LTOドライブのほか、IBM LTOドライブにも対応という記述がある。

・Quantum Scalar LTFS Appliance

公式:Scalar LTFSアプライアンス

ハードウェアがセットになったアプライアンス。
これの下にFC経由などでテープチェンジャーを繋いで使うもの。

・Spectra Logic

公式:Linear Tape File System (LTFS)

LTFSを紹介するページはあるものの、LTFSを利用するソフトウェアに関するページが見当たらない。
「Spectra libraries are compatible with LTFS software and hardware solutions from a range of providers.」とあるので自社では直接提供していないようだ。

・MT-C NODEUM

公式:NODEUM

リストには「MT-Consulting」とあるが「MT-C」と改称した模様。
階層型ストレージとして、ディスクとテープなどを組み合わせて使用できるようにする、ソフトウェアのみを販売している?


リストに載っていない、LTFS

・TANDBERG DATA

公式: LTFS for Archive

以前は「LTFS for Big Data」という扱いだったが、「Archive」にかえたようだ。

ソフトウェアの入手は「LTFS Downloads for LTO-5/6(legacy drive)」か「LTFS Downloads for OV-TAD LTO」から行う。

2020/05/10時点での最新は
LTO-5/6向け: ver 3.3.0
LTO-7/8向け: ver 2.4.1.2

ページは英語表記だが、ドキュメントアイコンが日の丸になってるとおり、ダウンロードできるドキュメントはLinux用/Windows用が日本語化されている。
一部TANBERGカスタマイズが入っているようだが、基本的にはIBM Archive Single Drive Edition相当品。

・Oracle

公式: Oracle’s StorageTek Linear Tape File System, Open Edition
製品としてのページ: Oracle StorageTek Linear Tape File System (LTFS), Open Edition and Library Edition

ソフトウェアの入手は「https://oss.oracle.com/projects/ltfs/files/」から行う。

2020/05/10時点での最新は2015年時点と変わらず
ltfs-1.2.7(2015/10/07)

IBM LTFS 2.2.0.2とHP LTFS 2.2.1を組み合わせ、Oracle/StorageTek用の設定を入れたもの。
Oracle LTOドライブ,IBM LTOドライブ,HP LTOドライブに対応している。

LTFS For Dummies」という51ページのPDFを公開しているのが興味深い。
??? For Dummiesは、アメリカで販売されているいろんな分野の初心者向け書籍シリーズ。「ダミー人形向けの」→「バカでも分かる」というものなんだけど・・・このLFS for Dummies、解説具合が微妙過ぎるなぁ・・・

StorageTek Linear Tape File System, Library Edition Japanese Online Documentation」にて日本語ドキュメント群がhtml/pdfで公開されている。以下の4種類がすべてちゃんとした日本語なのは貴重。

StorageTek Linear Tape File System, Library Edition 計画およびインストールガイド
StorageTek Linear Tape File System, Library Edition 管理ガイド
StorageTek Linear Tape File System, Library Edition Web サービスアプリケーションプログラミングインタフェースプログラマーズガイド
StorageTek Linear Tape File System, Library Edition セキュリティーガイド


LTFS関連のツール紹介

・LTOpers

公式: https://github.com/amiaopensource/ltopers

LTFSを使いやすくするためのBASHスクリプトのフロントエンドプログラム
Quantum LTFS 2.4向けで、Homebrewでインストールし、ということなので、MacOSX向けとして作られているようだが、スクリプトを読むと.linuxbrewディレクトリがあった場合の条件分岐があるので、Linuxでも使えそう。

富士通のWindows MRデバイスを買った


Ryzen3 2200G環境なら動くかなぁ、と2万7千円の富士通Windows MRデバイスを買ってみた。

使ってみた感想

・メガネ非対応

メガネ用アダプタがないので、コンタクトもしくは中に収まるような小型メガネ(JINS Short Temple Airframe)を使う必要がある。

・頭に固定する為のベルトがギリギリの長さ

もうちょっと長さが欲しかった

・だいたい一通りは遊べる

VRchatとかBeat Saberとか有名どころは一通りできるので、入門編としていいのでは?

・ディスクの早さがある程度重要

ディスクアクセスが遅いSATAドライブだと、アプリの起動に時間がかかった。

起動した後は特に問題はありませんでした。

・Ryzen3 2200Gでもとりあえず遊べる

たぶん、もっといいGPUがあったほうがいいはず。

GoProのような形状のアクションカメラ スペック表



Aliexpressで見かける4KとかサポートしているGo Proみたいな形状をしたアクションカメラをリストアップしてみました。

先日秋葉で販売が確認された「4K対応/無線LAN搭載で実売9,980円のアクションカメラが販売中」は、EKEN H9です。

スペック表で埋まってない項目は確定した情報が確認できなかったところです。