Surface Pro 4 にWindows 11をインストールした


Surface Pro 4(i5-6300U)にWindows 11をインストールしてみた。

インストール自体はWindows 11 インストールUSBメモリで起動したら特に細工することもなくインストールが完了した

インストールし、Windows Update完了後のデバイスマネージャー認識は以下のようになっていた

思いのほか「不明なデバイス」が多い

PCIシンプル通信コントローラー は2個ともデバイスインスタンスパスは下記だった
PCI\VEN_8086&DEV_9D3E&SUBSYS_00000000&REV_21\3&11583659&0&B4

PCIデータ取得およびシグナル処理コントローラー
PCI\VEN_8086&DEV_9D31&SUBSYS_72708086&REV_21\3&11583659&0&A2

PCIメモリコントローラー
PCI\VEN_8086&DEV_9D21&SUBSYS_72708086&REV_21\3&11583659&0&FA

マルチメディアコントローラー 2個
PCI\VEN_8086&DEV_9D32&SUBSYS_72708086&REV_01\3&11583659&0&A3
PCI\VEN_8086&DEV_1919&SUBSYS_20158086&REV_01\3&11583659&0&28

基本システムデバイス
PCI\VEN_8086&DEV_1911&SUBSYS_20158086&REV_00\3&11583659&0&40

不明なデバイス
ACPI\MSHW0036\2&DABA3FF&0

不明なデバイス
ACPI\MSHW0053\1

不明なデバイス
ACPI\MSHW0040\5&2890D699&0

不明なデバイス
ACPI\INT3472\0
ACPI\INT3472\1
ACPI\INT3472\2

不明なデバイス
ACPI\MSHW0081\2&DABA3FF&0

不明なデバイス
ACPI\MSHW0078\2&DABA3FF&0

不明なデバイス
ACPI\MSHW0085\4&249E349&0

不明なデバイス
ACPI\MSHW0045\2&DABA3FF&0

不明なデバイス
ACPI\MSHW0006\2&DABA3FF&0

上から順に片づけるということでMicrosoft Updateカタログにて「VEN_8086&DEV_9D3E」で検索して出てきた「Intel Corporation – HIDClass – 2.1.0.96」のe41adcac-5a3f-4c8a-b1bc-b1602d9f0c32_7ed92874f41ede5383bed5bc83cb7325f2c52688.cabを展開して適用

Intel(R) Precise Touch Deviceとして認識

PCI\VEN_8086&DEV_9D3E&SUBSYS_00000000&REV_21\3&11583659&0&B4

続けて基本システムデバイスの「VEN_8086&DEV_1911」を検索

「INTEL – System – 12/18/2018 12:00:00 AM – 10.1.7.3」の 6205aa6b-12e9-4298-ba23-aa06e5a8ef4d_f3604bed1e4b9176da6f7a045e5a76f46f506be9.cab を展開して適用。

Intel(R) Gaussian Mixture Model – 1911 として認識

PCI\VEN_8086&DEV_1911&SUBSYS_20158086&REV_00\3&11583659&0&40

PCIメモリコントローラーの「VEN_8086&DEV_9D21」を検索し、「INTEL – System – 10.1.5.1」の 0f56-33e3-4028-25a8_b465a1d35690a550cd443897791f68ff1645d988.cab を適用

Mobile Intel(R) Processor Family I/O PMC – 9D21 として認識

PCI\VEN_8086&DEV_9D21&SUBSYS_72708086&REV_21\3&11583659&0&FA

PCIシンプル通信コントローラー「VEN_8086&DEV_9D3A」の Intel – System – 2406.5.5.0 の Windoows 10向けの 6b4eea96-19d1-4e45-8184-b15e69e7d61b_342c6ed92ad70a59065201bacbef8f85fc8413ca.cab では下記のエラー

Windows 11 Client, version 22H2 and later, Servicing Drivers, Windows 11 Client, version 22H2 and later, Upgrade & Servicing Drivers の 6b4eea96-19d1-4e45-8184-b15e69e7d61b_342c6ed92ad70a59065201bacbef8f85fc8413ca.cab でも同じだった

PCIデータ取得およびシグナル処理コントローラー「VEN_8086&DEV_9D31」のINTEL – System – 10.1.1.44 の 9972fce6-371c-4c3b-9d4c-07b35e1e339a_5c9187451b6c2ff2a499957a8be234c8c115e64e.cab

Mobile 6th/7th Generation Intel (R) Processor Family I/O Thermal subsystem – 9D31 として認識

PCI\VEN_8086&DEV_9D31&SUBSYS_72708086&REV_21\3&11583659&0&A2

マルチメディアコントローラ「VEN_8086&DEV_9D32」 Intel Corporation – System – 30.18305.6.5424 の 176ba970-b574-45dc-8c82-6ffdfcc27674_e131b16b965ac9802979a3d8141b1d0419ea58f9.cab

Intel(R) CSI2 Host Controllerとして認識

PCI\VEN_8086&DEV_9D32&SUBSYS_72708086&REV_01\3&11583659&0&A3

マルチメディアコントローラ「VEN_8086&DEV_1919」Intel – System – 30.18305.6.5127 の d6dc5d75-b8df-41ff-bd82-f3aa5ae95e27_4fc0a19a14d575fb657c2c9e4460c679a6068606.cab を入れようかな?と思っていたら、いつのまにかにIntel (R) Imaging Signal Processor 2500 として認識されていた。

PCI\VEN_8086&DEV_1919&SUBSYS_20158086&REV_01\3&11583659&0&28

続いてACPI系「ACPI\MSHW0053」Microsoft driver update for Surface CoSAR の200043831_0a76b2560822b2d747327a3563172665d8ca550b.cab

Surface CoSAR として認識

ACPI\MSHW0053\1

ここまで適用した時点で再起動をかけてからWindows Updateをかけてみたところ、予想外の状態になっていました

デバイスマネージャーの状態は下記でした

とりあえず全部インストールしてみます

インストール後、再起動すると全デバイスが認識されていました

適用完了後の認識状況

PCIシンプル通信コントローラー は2個ともデバイスインスタンスパスは下記だった
PCI\VEN_8086&DEV_9D3E&SUBSYS_00000000&REV_21\3&11583659&0&B4
→ Intel(R) Precise Touch Device

PCIデータ取得およびシグナル処理コントローラー
PCI\VEN_8086&DEV_9D31&SUBSYS_72708086&REV_21\3&11583659&0&A2
→Mobile 6th/7th Generation Intel(R) Processor Family I/O Thermal subsystem – 9D31

PCIメモリコントローラー
PCI\VEN_8086&DEV_9D21&SUBSYS_72708086&REV_21\3&11583659&0&FA
→ Mobile Intel(R) Processor Family I/O PMC – 9D21

マルチメディアコントローラー
PCI\VEN_8086&DEV_9D32&SUBSYS_72708086&REV_01\3&11583659&0&A3
→ Intel(R) CSI2 Host Controller

マルチメディアコントローラー
PCI\VEN_8086&DEV_1919&SUBSYS_20158086&REV_01\3&11583659&0&28
→ Intel(R) Imaging Singal Processor 2500

基本システムデバイス
PCI\VEN_8086&DEV_1911&SUBSYS_20158086&REV_00\3&11583659&0&40
→Intel(R) Guassian Mixture Model – 1911

不明なデバイス
ACPI\MSHW0036\2&DABA3FF&0
→ Surface Display Calibration

不明なデバイス
ACPI\MSHW0053\1
→ Surface CoSAR

不明なデバイス
ACPI\MSHW0040\5&2890D699&0

不明なデバイス
ACPI\INT3472\0
→ Intel(R) Control Logic

不明なデバイス
ACPI\INT3472\1
→ Intel(R) Control Logic

不明なデバイス
ACPI\INT3472\2
→ Intel(R) Control Logic

不明なデバイス
ACPI\MSHW0081\2&DABA3FF&0
→ Surface Integration

不明なデバイス
ACPI\MSHW0078\2&DABA3FF&0
→ Surface Touch Servicing ML

不明なデバイス
ACPI\MSHW0085\4&249E349&0

不明なデバイス
ACPI\MSHW0045\2&DABA3FF&0
→ Surface System Telemetry

不明なデバイス
ACPI\MSHW0006\2&DABA3FF&0
→Surface Accessory Device

うまくいったかと思ったら問題が…

Windows Updateが成功しない

ログの名前:         System
ソース:           Microsoft-Windows-WindowsUpdateClient
日付:            2024/11/03 16:48:47
イベント ID:       20
タスクのカテゴリ:      Windows Update エージェント
レベル:           エラー
キーワード:         エラー,インストール
ユーザー:          SYSTEM
コンピューター:       surfacepro4
説明:
インストールの失敗: エラー 0x8007007E で次の更新プログラムのインストールに失敗しました: 2024-10 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5044285)。
イベント XML:
<Event xmlns="http://schemas.microsoft.com/win/2004/08/events/event">
  <System>
    <Provider Name="Microsoft-Windows-WindowsUpdateClient" Guid="{945a8954-c147-4acd-923f-40c45405a658}" />
    <EventID>20</EventID>
    <Version>1</Version>
    <Level>2</Level>
    <Task>1</Task>
    <Opcode>13</Opcode>
    <Keywords>0x8000000000000028</Keywords>
    <TimeCreated SystemTime="2024-11-03T07:48:47.4470968Z" />
    <EventRecordID>2040</EventRecordID>
    <Correlation />
    <Execution ProcessID="8444" ThreadID="8612" />
    <Channel>System</Channel>
    <Computer>surfacepro4</Computer>
    <Security UserID="S-1-5-18" />
  </System>
  <EventData>
    <Data Name="errorCode">0x8007007e</Data>
    <Data Name="updateTitle">2024-10 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5044285)</Data>
    <Data Name="updateGuid">{dd4fa267-5566-4b71-88b8-73f1c12c9754}</Data>
    <Data Name="updateRevisionNumber">1</Data>
    <Data Name="serviceGuid">{8b24b027-1dee-babb-9a95-3517dfb9c552}</Data>
  </EventData>
</Event>

一時的な問題なのか、本来非対応のデバイスにWindows11を入れていることが原因なのか・・・

Win10 2.5インチSATA起動ディスクをNVMe起動ディスクに移行した


元々は、Intel CPUのNEC Mate でインストールしたWindows 8.1 ProのシステムディスクがWindows 10 Proになったあと、AMD Athlon 220GEのmicroATXマザーパソコンに移動して使用していた。

Beelink SER5 Proに移行するにあたり、引き続きこのシステムディスクが利用できないかを実験した。

さすがに元の起動ディスクをそのまま実験するのは怖かったので、別のディスクにコピーしてから実施した。

1) 元環境をClonezillaで起動してシステムディスクをコピー

USBメモリにClonezillaを書き込んで「device-device」でシステムディスクを別の2.5インチSSDにコピーした。

(最初はdevice-imageでNASにバックアップしようとしてたのだが、何故か途中で失敗することが多発したのでdevice-deviceに変更した)

以降の作業はコピーしたSSDで実施した。

2) 元環境でMBR変換

Windows 10のインストールUSBを用意して、リカバリモードのコマンドプロンプトを開く

「mbr2gpt /convert /disk:0 /allowfullos」を実行

最後が「failed」と出ていたが、追加対処が必要という意味

普通に再起動して、Windows10を起動

管理者権限でコマンドプロンプトを開いて「reagentc /disable」「reagentc /enable」を実行してシャットダウン

BIOS設定を変更してUEFI onlyで起動する設定に変更して、起動してくることを確認

参考にしたページ:ライフボードBLOG「MBR OSをGPT OSに変更する方法(Windows10 64bit)
(The BASIC/ざべ で知った会社、まだあったんだ、と思ったなど)

3) 元環境でchkdsk実行

clonezillaでファイルシステムの問題が出ることがあったので、「chkdsk /f /b」を実行して再起動

再起動時にちょっと長めのファイルシステムチェックが行われるので、終わるまで待つ

4) 新環境をClonezillaで起動してシステムディスクをコピー

まず、ClonezillaのUSBメディアで起動したあと、元環境の2.5インチSSDをUSBケースに入れて接続

「device-device」で2.5インチSSDからnvme SSDへのコピーを実施

5) 新環境を内蔵NVMeのみで起動

USBメディアを取り外して、コピーしたNVME SSDのみで起動。

起動後、足らないデバイスドライバがあれば追加

6) 作業終了

ストレージがないSurface Pro 4を手に入れた


秋葉原のPC SHOP OraOrA!でSurface Pro 4の内蔵ストレージなし、液晶が微妙なものが5千円で売っていた

USBメモリから起動できるのかな?と許可をもらってから持っていたWindows10インストール用USBメディアをさして電源を入れてみたところ、ちゃんと起動するし、液晶は左右がなんか黄色がかっている、というぐらいでまあ許容範囲だな、と買ってみた。

Surface Pro 4の仕様と機能

USBコネクタが1つしかないというのが難点なので、USBハブを用意していろいろセットアップ試行開始

Linux編

GPD Pocket用にArchlinux+Steam環境を作ったUSBメモリがあったので、それで起動してみた

・・・標準状態ではタッチパネルもWiFiも使えない状態でした。

Linux Surface を確認すると、WiFiはArchlinux標準の「linux-firmware-marvell」をインストールすると対応すると

タッチパネルはLinux Surfaceで提供しているパッケージ群をインストールすることで対応できる、と

で・・・インストールしてみると、kritaで筆圧が使える形で使えるようになった。

Chrome OS編

Google純正Chrome OS Flexで起動を試みるんですが、起動に失敗しました

\EFI\BOOT\mmx64.efi - Not Found

EFI\BOOTには boot〜.efi と grub〜.efi の2種類がある。

boot〜.efiをmmx64.efi にコピーして試すと変なループになった

grub〜.efi をmmx64.efi にコピーしたら起動が始まった。

WiFiとオーディオ出力はちゃんと動いているもののタッチパネルは動かない状態。

仕方がないので純正Google OSリカバリイメージを改造するbrunchを使ってみたら、初期状態では同じものの、edit-brunch-config で iptsモジュールを追加することでタッチパネルが使える状態となりました。

Androidアプリも使える状態でまあ普通に使える感じでした。

というわけで、ひとまずChrome OS+brunchでしばらく使うようにします。

液晶の問題

しばらく使ってると液晶が上下にぶるぶる揺れる、という感じになる、という問題が・・・

調べてみるとSurface Pro 4のよくある症状であるようです。

Surface Pro 4の画面揺れをSurface Pro 5の液晶と交換して修理と再発防止をする方法」によると液晶パネルが熱をもつと発生するもので、根本対処は問題がでない液晶パネルに替えるしか無いらしい。

Surface Pro 5の液晶に替える、という手もあるらしい

いまは無い内蔵ストレージは M.2 NVMeストレージ が使えるらしいので、一緒に作業してみてもいいのかな・・・と

さて、どうしていくかなと


2023/07/10追記

ジャンクでマザーボードが抜かれているSurface Pro 5というのが1000円だったので2枚買って、解体チャレンジしてみましたが、2枚とも液晶が割れていました。

このため、手持ちのNVMe SSDをさしてから元のぶれぶれ液晶に戻して使っています。

富士通LIFEBOOK S937/RとFUTRO MU937は16GB SO-DIMMが増設できてメモリ20GB構成になる


AmazonタイムセールでSO-DIMM DDR4 2666MHz PC4-21300 16GBx2枚組で9,980円というものがあった

そして、上記商品は「返品可能」商品となっていた。

ということは、メーカからは8GB SO-DIMM増設オプションが最大となっているLIFEBOOK S937/RFUTRO MU937が実は16GB SO-DIMMが使えたりしないか検証できるな、ということで買ってみた。

まずは開けやすいLIFEBOOK S937/Rから

続いてFUTRO MU937

どちらも標準の4GB+16GB=20GBとして認識しました。

Windows 10をインストールしてるFUTRO MU937でのタスクマネージャー表示を確認

まず標準状態はコレ

16GB SO-DIMMを増設した後の表示はコレ

オンボードメモリが2133MHzなのでそこに揃う感じですね。

フォームファクターがオンボードだけだと「Row of chips」という表記だったのが「SODIMM」に代わってますね。


2023/02/22追記

メモリがシングルチャネルなのかデュアルチャネルなのか?というのをcpu-zを起動して確認してみた

MU937での結果

U938/Sでの結果

富士通FUTRO MU937にWindows 10をインストールした


先日の富士通Lifebook S937/R はハズレを引いたようでM.2 SATAがちゃんと動かなかったので、どうしようかなーと思いつつ 旧キャプテンにいくと、ほぼ同じスペックで薄くなっているシンクラ専用機FUTRO MU937が売っていたので買ってみた。

Lifebookと違って普通のWindowsライセンスではなく、Windows 10 IoT 2015 LTSB Valueという特殊なものであるのが難点ですね(もう1台買ったら、そちらはWindows 10 IoT 2016 LTSB Valueでした)

裏面に見えてるネジを外せばすぐに外れる

Lifebook S937/Rと同様にDDR4 SO-DIMMスロット1個に
M.2 A-keyスロットにインテル® Dual Band Wireless-AC 8265 (8265NGW)が入ってる。
M.2 B-keyスロットは2242サイズ
M.2 M-keyスロットは2280サイズ

ただし、M-keyスロット2242サイズの所にネジが着いていて、2280側にネジを移動させるにはマザーボードを取り外さないと無理そう。

ストレージを認識させてみる

最初、左側の無線ANの下にあるM.2スロットがストレージかと勘違いしてた。

2242サイズのSATAは持ってないので無理矢理2280サイズのやつつけられるかなーと検討してみたけど、USBコネクタがあるので無理でした。

まずはとりあえず起動してみるかとBIOS画面を見てみると「Drive1 HDD」「Drive 3 NVMe」という謎表記

よく見ると右側にあったコネクタが M.2 M-keyコネクタだったのでNVMeストレージを付けてみたけど認識しない

じゃあ、とM.2 SATAストレージをさしてみると認識した。

Drive 1 HDDとして認識された。

となると、Drive 3 NVMeスロットとは何なのだ????

とりあえずAliexpressで2242サイズのM.2 SATA SSDを2種類入手して使っています。

KingSpec M.2 NGFF SSD
 512GBを$26.50で買いました
GUDGA M2 2280 SSD M.2 SATA SSD
 512GBを$23.65で買いました

詳細は「aliexpressでM.2 2242サイズのSATAとNVMeを買ってみた」にて

2022/12/30追記

32GB SSDを取り付けた状態のものが販売されたので1台買ってみたところ、SanDisk SD8SMAT-032GBとして認識されていた。

この32GB SSDでも、Windows 10 22H2のインストールは可能でした。

残り容量5GBちょっと、という状態ですけどね

メモリ増設(2023/01/05追記パート)

16GB SO-DIMMを増設することで合計20GBメモリとすることができました。

詳細は「富士通LIFEBOOK S937/RとFUTRO MU937は16GB SO-DIMMが増設できてメモリ20GB構成になる


製品資料

FUTRO MU937に関する資料

FUTRO MU937 製品詳細

FUTRO MU937 マニュアル一覧

FUTROドライバダウンロード起点 → MU937

なお、FUTRO MU937の元となっているのは LIFEBOOK U937/R と思われる。

LIFEBOOK U937/R マニュアル一覧

LIFEBOOKドライバダウンロード起点 → U937/R

MU937とU937/Rとではドライバに関してはほぼ同じで、添付ソフトまわりの取り扱いが異なるようだ。

不思議なのはMU937のBIOSは「LIFEBOOK UH90/B1,UH75/B1,WU2/B1,FUTRO MU937用BIOS書換データ」で、LIFEBOOK U937/Rは「LIFEBOOK U937/P,U937/R,U937/RX用 BIOS書換データ」ということ。同じCPUで同じ構成っぽいけど別枠なんだ・・・

13.3型ワイド ノートパソコン LIFEBOOK UHシリーズ


Windows10インストール概要

2022/12/13追記: 下の方にある”Windows 10 Home 22H2″のインストール記録ではWindows Updateのみでドライバを適用する場合のドライバ特定方法などを含めた手法を解説していますが、ここに要点を書いておきます。

Windows Updateからオプションの更新プログラムを表示すると下記の様な感じでドライバー更新プログラムがあります。

ここから、以下を選択すると、不明なデバイスが認識し、MU937のBIOSも2022年8月リリースのものに更新されます。

・FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED – System 5/14/2018 12:00:00AM – 4.0.2.6
・Intel – System – 4/11/2018 12:00:00 AM – 1815.12.0.2021
・INTEL – System 7/18/1968 12:00:00 AM – 10.1.5.1
・Synaptics FP Sensors – Biometric – 5/24/2018 12:00:00 AM – 4.5.350.0
・FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED Fimware – 1.22.0.0

特にメーカページなどからデバイスドライバーをダウンロードしてくる必要はありませんでした。

以下にあるのはいろいろやってみた時の記録です。


Windows 10インストール実践

LIFEBOOK S937/Rインストールの経験から、以下が重要だろうとピックアップ

LIFEBOOK UH90/B1,UH75/B1,WU2/B1,FUTRO MU937用BIOS書換データ E1033761.exe 
コントローラー用ファームウェア修正プログラム E1024123.exe

インテル(R) ディスプレイドライバー 64ビット版  E1026975.exe
インテル(R) マネージメント エンジン インターフェイス ドライバー  E1024939.exe 

まずは普通にWindows 10 22H2をインストールしてみると下記のデバイス認識状況

一通りWinodws Updateを適用したあとのデバイスマネージャー

変わらなかった

インテル(R) マネージメント エンジン インターフェイス ドライバーで1つ認識

インテル(R) ディスプレイドライバー 64ビット版インストールでは変化せず

Windows Updateのオプション更新プログラムを確認

一番下のFUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED Fimware – 1.22.0.0 を適用

適用&再起動後にBIOS画面に入ってみると、1.22にアップデートされていることを確認

続いてドライバが正常に適用できていないデバイスの詳細を確認

PCIメモリコントローラー VEN=8086, DEV=9D21

SMバス コントローラー VEN=8086. DEV=9D23

不明なデバイス ACPI\FUJ02E3\2&DABA3FF&0

不明なデバイス VID=138A&PID=0050

さて、LIFEBOOKのドライバと同じものがあります

まず、「不明なデバイス VID=138A&PID=0050」は指紋認識、Validity WBF 指紋センサードライバー E1029594.exe です。

無事認識

「不明なデバイス ACPI\FUJ02E3\2&DABA3FF&0」はLifebookの時はいろいろ試行錯誤してみたものの、もしかしてWindows Updateで適用できるのでは?と感じたので「FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED SYSTEM 5/14/2018 12:00:00 – 4.0.2.6 」をインストールしてみると・・・

見事にドライバが適用され「Fujitsu FUJ023 Device Driver」と「Fujitsu FUJ0420 Device」を認識した

残るは2つ。こちらはLifebookだと自動的に適用されたものになる。

SMバスコントローラのデバイスIDで検索するとMicrosoft Updateカタログの「INTEL driver update for Mobile 6th Generation Intel(R) Processor Family I/O SMBUS – 9D23」が出てきた

Windows Updateのオプション更新の一覧に「INTEL SYSTEM 7/18/19 – 10.1.5.1」と上記カタログのバージョン10.1.1.13と似たものがあるのて適用してみる…

残っていた2つとも「Mobile Intel Processor Family I/O PMC – 9D21」と「Mobile Intel Processor Family I/O SMBUS – 9D23」として認識された

これで全てのデバイスが認識できた。

音量問題

しばらく使って見ると本体スピーカーから出力される音量が極端に小さいことに気がついた。

イヤフォン端子からだと特に問題はない。

ドライバの調整の問題なのかな、とLifebookで適用した Realtek High Definition Audio オーディオドライバーE1027123.exe をインストールしてみたが、状況は変わらなかった。

さらによく分からないのが、FUTRO MU937から他のWindows 11 Proパソコンにリモートデスクトップ接続して、他のパソコン側で音を再生した場合は正常にスピーカーから出力されるという状況。

うーん???

この現象、インストールしなおしたら再現しなくなったので結局謎でした。


Windowsのライセンスについて

MU937で標準インストールのWindows 10 IoT Enterprise 2015 LTSBのサポートは2025年10月まで

Windows 10 IoT Enterprise 2015 LTSBのライセンスキーは普通のWindows 10のライセンスキーとは別扱いのため、普通のWinodws10をインストールしてもライセンス認証状態にはならない。

なお、Windows 10 IoT Enterpriseというのはシンクライアント専用の機能限定版Windowsで、ユーザ側でアプリの追加などが難しい、という仕組みになっている。

詳細についてはVAIOのページにある「Windows 10 IoT Enterpriseと通常版の違い、導入の注意点は?」がまとまっていて分かりやすい。

結局のところ、一般人にはWindows 10 IoT Enterpriseのインストールメディアは入手できない、と

なので、継続して利用しようという場合は、別途Windows 10ライセンスを入手する必要があります。

Windows 10 Enterprise 2016 LTSB

Windows 10 Enterprise 2016 LTSBのメディアがあったのでインストールしてみた

まあ、Windows 10 IoT Enterprise L2015 LTSBとは別枠でしたね。

興味深いのはインストール直後はデバイスマネージャーに7個ぐらい警告があるデバイスが表示されていたのですが、Windows Updateを実行してみると下記のようにすべてのデバイスが認識されたという・・・

最近のWindows 10 22H2だと認識しなくなっている、というのが若干謎である。

Windows 10 Home 22H2

Windows 10 Enterprise 2016 LTSBではライセンスが通らなかったので、Windows 10 Homeライセンスを調達するために、再インストール。

ネットワークにつながない状態でデバイスマネージャー確認

Windows Update後は以下の認識になった

この間と同じものですね

今回はWindows Update経由で指紋認証デバイスが認識できないかを確認

「Synaptics FP Sensors – Biometric – 5/24/2018 12:00:00 AM – 4.5.350.0」をインストールしてみる

指紋認証デバイスが認識しました。

続いて「FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED – System 5/14/2018 12:00:00AM – 4.0.2.6」と「INTEL – System 7/18/1968 12:00:00 AM – 10.1.5.1」を適用

ここで再起動必須

あれ?Fujitsu BIOS Driver Device残ってるの?

と思ってたらしばらく経つとなくなった

最後のデバイスはインテルマネージメントインタフェースドライバ「VEN=8086, DEV=9D3A」でした。

Windows Updateにある「Intel – System – 4/11/2018 12:00:00 AM – 1815.12.0.2021」が怪しいけど、詳細が分からないなー、とMicrosoft Updateで「Intel Management Engine Driver 1815」と検索してみると「Intel – System – 4/11/2018 12:00:00 AM – 1815.12.0.2021」が出てきた。

パッケージの詳細にある「サポートされているハードウェアID」を確認すると、「VEN=8086, DEV=9D3A」がある。

というわけで、Windows Updateから「Intel – System – 4/11/2018 12:00:00 AM – 1815.12.0.2021」をインストールしてみる

無事、認識しました。

というわけで、Windows Updateだけでもドライバが適用できました。

WiFi交換

802.11axにるためIntel AX210NGWに交換してみた 

裏蓋を開けて交換

交換後、Windows Upateで認識するかなー、と思ったけど、△マークのまま

Microsoft Updateカタログで「Intel net dev_2725」と検索してでてくる「Intel – net – 22.170.2.1」のサポートされているハードウェアIDは「pci\ven_8086&dev_2725&subsys_40208086」なので行けそう。

Windows Updateのオプション更新プログラムにある「Intel – net – 22.180.0.4」が似てるかなー、ということでインストール

無事に「Intel(R) Wi-Fi 6E AX210 160MHz」として認識

M.2 SATA増設した

日本で2242サイズのM.2 SATAを探したら高かったので、aliexpressで安いやつを買ってみた

KingSpec M.2 SATA 512GB $30.04
GUDGA M.2 SATA 512GB $28.20

12月10日に別のセラーにそれぞれ発注入れたら、どちらもAliexpress Standard Shipping→クロネコ配送で12月17日に到着しました。

同じ基板を使ってるのかな?と思ったのですが、違う感じ

FUTRO MU937に増設

まあ、普通に使えてますね