富士通 Lifebook U938/Sに32GBのメモリを載せてみたところ、オンボード4GBと合わせて36GBメモリ認識として使用できるようになった。

今回買ったのはWINTENのSO-DIMM DDR4 3200 32GBです

まあ2枚セットで買ったので、ついでにN95搭載のTRIGKEY にも載せてみて、N95の仕様上は最大メモリーサイズ16GBと書かれているのが突破できていることも確認したりした。

技術的なことをメインにいろいろ書いてくサイトです
富士通 Lifebook U938/Sに32GBのメモリを載せてみたところ、オンボード4GBと合わせて36GBメモリ認識として使用できるようになった。
今回買ったのはWINTENのSO-DIMM DDR4 3200 32GBです
まあ2枚セットで買ったので、ついでにN95搭載のTRIGKEY にも載せてみて、N95の仕様上は最大メモリーサイズ16GBと書かれているのが突破できていることも確認したりした。
AmazonでTRIGKEYのミニPCが1万円を切ってる、というので買ってみた
15899円になぜか6000円引きのクーポンがついてきて、1万円を切ってるというもの
速やかに到着・・・
なぜか箱をくるんでいるビニールに対して技適 210-173540 というシールが貼れているという・・・
箱の中身はこんな感じ
電源ユニット内蔵なので、謎のType-C形状電源とか不要でコンパクトに使える、というのがとても良いですね
ついでに中身確認
うーん・・・M.2 SATA SSD 256GBが黒いです。
フラッシュチップの記載が何も読めません
メモリにもかかれている「LKY」というのがメーカか何かなんですかね?
起動してみましょう
F2キーでUEFIに入れました。
プレインストールのWindows 11 Proのセットアップを進めていって「slmgr /dli」を実行してWindowsのライセンス認識を確認してみます・・・
ライセンスは以下のようにVOLUME_MAKでした
なので、Amazon経由で正式なライセンスをくれ、とメッセージを送ったところ4営業日でライセンスが発行され、適用したところ OEM_DM として認識されることを確認しました。
で・・・実は、なかなかライセンスが来なかったので、ライセンスが届く前にWindowsの再インストールを行ってみたところ予想外の事態が・・・
インストール時にライセンスは自動認識されないので、Windows 11 Proを手動で選択してインストールを終わらせてみたところ、すでにRETAILで認識されていたという・・・
うーん・・・どういう状態なんですかねぇ・・・これ
とりあえずはWindows 11 Pro ライセンスがついてきて1万円を切っていた、というのは変わらないですね。
謎の真っ黒M.2 SATA SSDを確認
メーカー名なしで「NGFF 2280 256GB SSD」と認識のもの、というのは驚きです。
(NGFF 2280 は 物理的な形状のことを指している単語です)
タスクマネージャー上の認識を確認。ちゃんとIntel N95で認識されている、と
メモリはSO-DIMM DDR4 3200の8GBでした。なお、後述しますが32GBメモリが動作することも確認しました。
ディスクはメーカ、モデル名不詳のNGFF 2280 256GB SSD…まあ、256GBなので捨てちゃいましょう
プレインストールのWindows 11 Proのドライバ認識を確認・・・もちろん未認識はなし。
標準でインストールされているプログラムをスタートメニューで確認すると、Intel関連がいくつか登録されていた。
次にインストールされているアプリ一覧を確認
このうち「Intel Driver and Support Assistant」がドライバの更新があると教えてくれたので、実行してみるとブラウザが開いた
開いたURLはこれ : インテル® ドライバー & サポート・アシスタント
アップデートの詳細説明は下記のURL3つ
Windows® 10 および Windows* 11 用インテル® ワイヤレス Wi-Fi ドライバー
Windows® 10 および Windows* 11 用インテル® ワイヤレス・Bluetooth®・ドライバー
Intel® Arc™ & Iris® Xe Graphics – Windows*
SSDを別のものに交換してWindows 11 Pro を再インストールしてみたところ、標準では一部デバイスが認識していない。
まずは認識していないものを確認しつつドライバを適用
PCI シンプル通信コントローラーPCI\VEN_8086&DEV_54A8&SUBSYS_72708086&REV_00\3&11583659&0&F0
Microsoft Update カタログからドライバ適用
PCI デバイス
PCI\VEN_8086&DEV_54E8&SUBSYS_72708086&REV_00\3&11583659&0&A8
Microsoft Update カタログ からドライバ適用
PCI デバイス
PCI\VEN_8086&DEV_54E9&SUBSYS_72708086&REV_00\3&11583659&0&A9
Microsoft Update カタログのドライバ適用
PCI デバイス
PCI\VEN_8086&DEV_54AB&SUBSYS_72708086&REV_00\3&11583659&0&F3
ここからのACPIの不明なデバイス3つを解消するにはMicrosoft Update Catalogで探す前にIntelページからドライバを入手する必要があった。
不明なデバイス
ACPI\INTC1023\2&DABA3FF&0
不明なデバイス
ACPI\INTC1057\2&DABA3FF&0
不明なデバイス
ACPI\INTC1024\2&DABA3FF&0
まずは、下記からINFをインストールすると、不明なデバイスが2つ消える。
ユーザーサポート インテル® Chipset Software Installation Utility
残ったものについてはMicrosoft Update Catalogで捜索する
これでデバイスがすべて認識した。
再インストール後にアプリ一覧を比較すると、プレインストールに存在していたが、再インストール後にないもので、システムの動作に影響がありそうなものをあげると以下のものになる。
Intel(R) Arc Software & Drivers
Intel(R) Computing Improvement Program
Intel Arc Control
Intel Driver & Support Assistant
Intel Unison (なお、Unisonの提供は 2025/06で終了済)
Realtek High Definition Audio Driver
インテル グラフィクス・コマンド・センター
インテル シリアル IO
インテル マネージメント・エンジン・コンポーネント
逆に再インストールで追加されているものは以下の2つ。まあ、copilotなので無視。
Copilot
Microsoft 365 Copilot
足らないアプリケーションについて、まずは「インテル® ドライバー & サポート・アシスタント」をインストールして、実行
実行するとWifi/Bluetooth/グラフィックスドライバの更新がインストールされた。
リストを確認すると、更新と同時に”Intel(R) Computing Improvement Program” と “oneAPI Level Zero”がインストールされていた。どちらもGPUコンピューティング関連のソフトウェアと思われる。
プレインストールにあった「Intel ARC Control」は古いバージョンで、現在は Intel Graphics Softwareに統合されたみたいなので不要の模様(単体ではダウンロードできない)
インテル® グラフィックス・コマンド・センターはMicrosoft Storeからインストール
Realtek High Definition Audio Driver, インテル シリアル IO, インテル マネージメント・エンジン・コンポーネントについてはドライバが適用されてるのでわざわざ追加する必要はない。
これで、プレインストール状態と同等になり問題はないと思われる。
とりあえず標準で載っていたWifi 802.11ac/Bluetooth 5.0のRTL8821CE は見た目が怪しすぎるしそもそも仕様が古いということでIntel AX210NGW に交換し、WiFi-6E / Bluetooth 5.3 に対応させました。
SSDについては余っていた512GBのM.2 NVMe SSDとM.2 SATA SSDを使ってUbuntu Linuxのソフトウェアミラーリング設定を行って試験運転中です。
さらに、32GB SO-DIMMを買って、増設してみました。
今回買ったのはWINTENのSO-DIMM DDR4 3200 32GBです
他のPCにもさしてみるか、ということで2枚セットで購入して増設しました・・・
結果無事32GBを認識しました。
とりあえず現状簡単にできる範囲でのカスタマイズはもうないなぁ、といったところです。
vSphereがアレなことになってしまってから、いろいろ面倒なことになっています。
そんな中、HPEからHPE VM Essentialsなる仮想基盤を出すという話が・・・
2025/01/14にHPE VM Essentials trial というページが公開されているというのに気がついて、ダウンロードしてみました。
ただ、2025/02/04時点でもドキュメントの理解ができてないので、いまいち設定がよくわかりません・・・
まだ世間に設定してみた情報が少ないので、問題になった点とかのメモもかねて公開していきます。
v8.0.2.1を使用しての感想
・ドキュメントが足らなすぎる
・処理中なのかどうかもう少し表現してほしい
・仮想DVDドライブのメディア入れ替えが動作しないのと初期設定時以外に設定追加できないのなんとかしてほしい
・iSCSIストレージの追加ってどこからやるの?
・ローカルストレージの追加ってどこからやるの?
・ドキュメント上 /var/morpheus ディレクトリで容量使うってどこにも書いてない気がするんですが!!!
・作成した仮想マシンBIOS設定だったんだけど、UEFIへの切り替えはどこでやるの?(作成後に変更不可っぽい)
・Secure Boot / vTPM への対応はするの?(仮想イメージの設定側で変更する?)
HPE VM Essentials trial というページにて公開されています。
登録後は My HPE Software Center から左側の「Software」を開き、Searchキーワードに「HPE VME」と入力して検索すると、Search Resultsにその時点での最新版が表示されます。
2025/03/26注: [My HPE Software Center]からSinginしないで「Browse Free Software」をクリックする、というアクセス方法に代わっていた
2024/01/14時点では、 HPE_VM_Essentials_SW_image_v8.0.1.1_S5Q83-11001.iso の中に、Ubuntu 22.04上へインストールするためのパッケージファイル(hpe-vm_1.0.2-1_amd64.deb)と、HPE Manager用の仮想ディスクイメージファイル(hpe-vme-8.0.1-1.qcow2.gz)が入っていました。
その後、2025/01/29付けで HPE_VM_Essentials_SW_image_8.0.2_1_S5Q83-11003.iso に差し替わり、こちらはパッケージファイルはそのまま(hpe-vm_1.0.2-1_amd64.deb)と、HPE Manager用の仮想ディスクイメージファイルが更新されて hpe-vme-8.0.2-1.qcow2.gz になっていました。
現状ではアップデートされたかどうかのお知らせが出ていないようなので、自分で確認する必要があるようです。(2025/02/26 Release Noteが公開されるようになった)
2025/02/24付けで ver 8.0.3-1がリリースされました。
HPE_VM_Essentials_SW_image_8.0.3_1_S5Q83_11005.iso の中のdebファイルは変わらずhpe-vm_1.0.2-1_amd64.deb のまま。HPE Manager用仮想ディスクイメージが hpe-vme-8.0.3-1.qcow2.gz に更新。
また、追加でHPE Manager仮想マシン内のファイルをアップデートする用に hpe_vm_essentials_8.0.3_1_amd64.deb と hpe_vm_essentials_supplemental_8.0.3_1_all.deb が増えました
変更点ってなんなの?と聞いてみたら、ドキュメントサイト上に v8.0.3 Release Notesが追加されました。
2025/04/03になって ver 8.0.4-1がリリースされました。(ドキュメント上 v8.0.4 March 31, 2025 と書いてあるけど、サイトで公開されたのは4/3)
HPE_VM_Essentials_SW_image_8.0.4_1_S5Q83-11007.iso の中は hpe-vm_1.0.4-1_amd64.deb と hpe-vme-8.0.4-1.qcow2 になりました。
2025/04/04 10時時点では HPE Manager仮想マシンアップデート用のファイルは未公開です。
2025/04/25付けで ver 8.0.5がリリース されました。
HPE_VM_Essentials_SW_image_8.0.5_1_S5Q83-11009.iso のみ公開で、HPE Manager仮想マシンアップデート用ファイルは無し
Ubuntu 24.04 LTSを使えるようになりました!!
2025/06/11付けで ver 8.0.6がリリースされました
HPE_VM_Essentials_SW_image_8.0.6_S5Q83-11015.iso のみ公開
hpe-vme_1.0.8-1_amd64.deb と hpe-vm-essentials-8.0.6-3.qcow2 でした。
HPE VM Essentialsのドキュメントページに下記の絵があります。
2025年1月末時点では、Ubuntu 22.04ベースのサーバ上に、HPE VM Consoleパッケージ(hpe-vm_1.0.2-1_amd64.deb)を追加する。
2025年4月末リリースのv8.0.5.1から Ubuntu 24.04ベースになりました。
追加したサーバのうち1台の上に、中央管理サーバとなるHPE VME Manager仮想マシンを構築して起動する、というものになる。
Ubuntu 22.04インストール時に最小インストールで実施してみたところ、hpe-vm_1.0.2-1_amd64.deb パッケージインストール時に足らないパッケージを全部持ってきてるようだったので、それで大丈夫だろう、と思って設定していたのですが、HPE VME Manager仮想マシンの構築で失敗するという問題が発生しました。
原因が半月以上わからないままだったのですが、ふと思いついてUbuntuの再インストール時に最小インストール “Ubuntu Server (minimized)” をやめたらすんなりと成功するいう・・・
ドキュメント上、特に記載がないが、動作をみたところ、/var/morpheus/kvm/ 以下にデフォルトのデータストア(仮想マシン格納場所)が作成されていた
このため、 /var/morpheus は別のパーテーションとして容量を確保した方がよいかと思われる。
とりあえず、普通に固定IPアドレスを割り当てたネットワークインタフェースが1つあれば、仮想マシンを動かす設定まで作れる。
ポイント的なものでいうと
・Ubuntu 22.04インストール時に使用するネットワークインタフェースに固定IPを割り当てる
・上記で使ったネットワークインタフェース名(たとえばeno5)は HPE VM Managerインストール時に何回か入力することになる
・Compute VLANを別に用意しなくても問題なく、管理用と同じで動作させることはできる
仮想環境で使用するネットワークについては、open vswitchを利用したものが作成される。
インストール直後は「default」だけだが、HPE VM Managerの初期セットアップとサーバの登録が終わると「Management」と「Compute」という設定ができている。(virsh net-listで確認できる)
Ubuntu 22.04 Serverをインストールした後、ISOイメージの中にある hpe-vmのdebパッケージをインストールすることで、HPE VM Essentailsで使用するhypervisor用サーバとなる。
「sudo apt install -f hpe-vm_1.0.2-1_amd64.deb」というふうに実行すると、必要なUbuntuパッケージとともにインストールされる。
ただ、パッケージインストール後、一度OS再起動した方が良さそうな気がします。
インストール直後の virsh net-list –all実行結果
vmadmin@hpevm:~$ virsh net-list --all
Name State Autostart Persistent
----------------------------------------
vmadmin@hpevm:~$
再起動後の実行結果
vmadmin@hpevm:~$ virsh net-list --all
Name State Autostart Persistent
--------------------------------------------
default active yes yes
vmadmin@hpevm:~$
hpe-vm パッケージをインストールすると、「hpe-vm」コマンドが実行できるようになります。
「sudo hpe-vm」で起動すると以下のような画面となります。
最初は「Keyboard Layout / TimeZone」でキーボードとタイムゾーンを設定します。
コマンドで「sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo」でもよい。
VC Keymapを「sudo localectl set-keymap jp106」で設定しようかと思ったのですが、そちらはパッケージが足らないらしくエラーになりました(UIから選択すると自動的にインストールされる)
管理はHPE VME Manager仮想マシン経由で行うため、環境内に1台だけインストールを行う。
HPE VME Manager仮想マシンのインストールはhpe-vmの「Install Morpheus」から実施する。
以下のような形でセットアップパラメータを指定する
IP Address: HPE VME Manager仮想マシンのIPアドレス
Netmask, Gateway, DNS Serverは普通に設定
Appliance URLは、セットアップ完了後、HPE VME Manager仮想マシンの管理Webにアクセスする際のURLを指定する。https://ホスト名.ドメイン名 というようなDNSサーバで解決できる名前を指定することを推奨している模様。IPアドレス指定でも大丈夫だった。
Hostname はHPE VME Manager仮想マシンのホスト名
Admin User / Admin Password はHPE VME Manager仮想マシンにsshでログインする場合のユーザ情報
Select VM Sizeは「Small」「Medium」「Large」の3種類から選ぶが、現状のドキュメントでは仮想マシンスペックの違いしかかかれておらず、管理対象台数などがどう変わるかについては不明。
Host Configration Optionsの Management Interface には、ホストサーバで、管理用のIPアドレスがついているインタフェースを選んだ
インストールを開始すると、93%で一度長時間止まる。
これは初回起動にとても時間がかかるためで10分ちょい放置すると、サービスが起動したというウィンドウが表示される。
起動が終わる前に管理URLにアクセスすると以下のような表示が出る。(最初は ポート80しかあいてないが、そのうちポート443もアクセスできるようになる)
完了すると「Morpheus VM Installed」という表示が出る。(下記キャプチャはAppliance URLを IPアドレスで設定した場合のキャプチャ)
サービスの起動が完了したあとにAppliance URLで指定したURLにブラウザからアクセスすると、下記のようなログイン画面が表示される。
ドキュメントで解説している箇所がよくわからないが、以下のツリー構成になっているようだ。
テナント名
└グループ名
└クラウド名
└クラスター名
├ホスト
├VM(仮想マシン)
├ネットワーク
├ストレージ
└仮想イメージ
あと、上記とは直接関係なく「ラベル名」という区別のための識別符をつけることもできる。
テナント名: 初回ログイン時にマスターテナント名として指定
v8.0.2.1時点ではテナントの管理URLっぽいのにアクセスするとエラーになるので、これからなんか実装していくっぽい
グループ名:拠点などでわけることを想定していると思われるもの
クラウド名:「HPE VM Essentials環境」と「vSphere環境」の2種類を登録できる。
クラスター名:vSphereのクラスターとほぼ同じ意味合いでのクラスター。この下に実際の物理Ubuntuサーバ with HPE VMを登録する
初回ログイン時に設定が求められる項目として以下がある
マスターテナント名: 適当になんか名前を設定
マスターユーザーの作成で、主管理ユーザを作成。メールアドレスも必須
初期セットアップは、Install Morpheus で入力したものを指定
最後にライセンス登録。評価版の時はなにも入力しない
以上で初期セットアップ終了
HPE VM Managerセットアップ後のvirsh net-list –allを確認すると、設定が変わっている。
vmadmin@hpevm:~$ virsh net-list --all
Name State Autostart Persistent
-----------------------------------------------
default active yes yes
Management active yes yes
vmadmin@hpevm:~$
初期設定が終わったらサーバ登録を行う。
「インフラストラクチャ」から「グループ」作成→「クラウド作成」
クラウド作成は多少時間がかかるので、ステータスが「INITIALIZING」から「OK」に変わるのを確認すること(自動更新をしないようなので再読み込みで確認)
で、作成されたこのクラウドのリンクをクリックして、「クラスター」を開く
クラスターの追加ウィザードの中で重要なポイントは以下の構成オプションのところ
hpe-vmパッケージをインストールしたUbuntuサーバをSSHホストとして指定
Management Net Interface、Compute Net Interface、Overlay net Interfaceに使用するネットワークインタフェース名を入れる。全部同じインタフェースを使用しても動作した。
(Overlay net Interfaceを空欄で進めたら指定していないはずの eno0デバイスがないというエラーが出たので、指定しないとダメっぽい)
タグVLANを使う場合はCompute Net Interfaceに使うインタフェース名と、COMPUTE VLANSにタグVLANの値を列挙する。
レイアウトは「HPE VM 1.1 Cluster on Existing Ubuntu 22.04」と「HPE VM 1.1 HCI Ceph Cluster on Existing Ubuntu 22.04」の選択肢になっているのだが、HCI構成の場合の要求要件がわからないのでまだ手を付けていない
あと「CPU Model」のところで、そのクラスタで使用する仮想マシンに許可するCPU世代を指定できる。(VMware EVCみたいな感じか)
これで完了をクリックして、少し待つと、クラスターに登録される
登録した後は、情報同期が行われているようなので、10分ぐらい放置する
登録直後は、各サーバの詳細を見ると、下記のようにストレージ情報がありません、と出る。
しばらく待つとそのサーバのローカルディスクが表示される
他のタブでも同様の状態となっているのだが、情報更新中であることを示すアイコンがあるのかどうか現状不明なので、とりあえず再読み込みしてみるしかない模様
ある程度処理が進んでいると「virsh net-list」の実行結果が下記のように「Management」と「Compute」になっていて、最初合ったdefaultが消えている。
vmadmin@hpevm:~$ virsh net-list --all
Name State Autostart Persistent
-----------------------------------------------
Compute active yes yes
Management active yes yes
vmadmin@hpevm:~$
現状、以下の機能は実装されていない模様
・UEFI/BIOSの明示的な切り替え
・UEFI時のSecure Boot 有効/無効 切り替え
・TPMの有効化
このため、標準設定のWindows 11をインストールすることはできない。
とりあえず試験的にインストールしたWindowsとLinuxはBIOS構成となっていた。
Windows Serverなどをインストールするとき、標準的なWindows ISOイメージにはKVM環境向けのvirtioドライバーが含まれていないため、インストーラ上からディスクを認識できない。
Nutanixなどであれば、途中で読み込ませるISOファイルをVirtioドライバISOに換えればよいのだが、HPE VM EssentailsのWeb UIからISOファイルを別のものに変更する操作が動作しない。
正解は仮想マシン新規作成時の「Advanced Options」の中にある「ATTACH VIRTIO DRIVERS」にチェックを入れる、というもの。
これによりOSインストール用のISOイメージの他に、virtioのISOイメージがマウントされた状態で起動するようになる。
なお、v8.0.2.1の状態ではGUI上で作成済みの仮想マシンに対してISOファイルマウントの設定を行うことはできない模様。
RedHat VirtIO SCSI controller :VEN_1AF4&DEV_1001 → viostor
PCIシンプル通信コントローラ :VEN_1AF4&DEV_1003 → vioserial
PCIデバイス :VEN_1AF4&DEV_1002 → balloon
イーサネット コントローラー :VEN_1AF4&DEV_1000 → NetKVM
マルチメディア オーディオ コントローラ :VEN_8086&DEV_2415 → Intel(r) 82801AA AC’97 Audio Controller
マルチメディア オーディオコントローラ(Intel 82801AAエミュレーション)については、適用できるドライバが64bit向けがない?
VEN_1AF4&DEV_1004 → vioscsi
VEN_1AF4&DEV_1005 → viorng
VEN_1AF4&DEV_1041 → NetKVM
VEN_1AF4&DEV_1044 → viorng
VEN_1AF4&DEV_1045 → balloon
VEN_1AF4&DEV_1050 → viogpudo
VEN_1AF4&DEV_1052 → vioinput
VEN_1AF4&DEV_105A → viofs
VEN_8086&DEV_2930 → smbus
VEN_1B36&DEV_0002 ~ DEV_0004 → qemupciserial
VEN_1B36&DEV_0100 → qxl(xp,win7,2008R2),qxldod (win2012~2019)
(VEN_1AF4,VEN_1B36はRedHat Inc、VEN_8086はIntel)
基本的にはWebブラウザから操作することになっている。
が、virtで管理されているので 「virsh dumpxml 仮想マシン名」を実行してみると下記のようなvncに関する設定項目があるのがわかる
<graphics type='vnc' port='41001' autoport='no' listen='127.0.0.1'>
<listen type='address' address='127.0.0.1'/>
</graphics>
上記の場合、サーバローカルに対してのみポート41001でアクセスする場合に使えるので、sshトンネルで127.0.0.1:41001にアクセスする設定をいれてやれば、他のマシンからでも接続できる
この状態で、Windowsにvirt-viewerをインストールして「”C:\Program Files\VirtViewer v11.0-256\bin\remote-viewer.exe” vnc://127.0.0.1:41001」を実行すると接続できる。
パスワードが求められるが、VNCのパスワードはなぜかdumpxmlでは表示されないので「virsh edit 仮想マシン名」を実行して探す必要がある
<graphics type='vnc' port='41001' autoport='no' listen='127.0.0.1' passwd='Mo8lzACR'>
<listen type='address' address='127.0.0.1'/>
</graphics>
上記の場合、「Mo8lzACR」がパスワードとなる
まさかクラスター階層の「ストレージ」にiSCSIのターゲットIPの指定があるなんて・・・
これを指定することで、クラスタに所属するサーバ上でiSCSIストレージが追加されました。
vmadmin@hpevm:~$ sudo iscsiadm -m session
tcp: [1] 172.17.44.9:3260,2460 iqn.2007-11.com.nimblestorage:hpevme-v371c7edc5d1bd1e3.000000d2.6a07af3f (non-flash)
tcp: [2] 192.168.44.9:3260,2460 iqn.2007-11.com.nimblestorage:hpevme-v371c7edc5d1bd1e3.000000d2.6a07af3f (non-flash)
vmadmin@hpevm:~$ sudo lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
loop0 7:0 0 63.9M 1 loop /snap/core20/2318
loop1 7:1 0 87M 1 loop /snap/lxd/29351
loop2 7:2 0 38.8M 1 loop /snap/snapd/21759
loop3 7:3 0 44.4M 1 loop /snap/snapd/23545
loop4 7:4 0 63.7M 1 loop /snap/core20/2434
loop5 7:5 0 89.4M 1 loop /snap/lxd/31333
sda 8:0 0 447.1G 0 disk
tqsda1 8:1 0 1G 0 part /boot/efi
tqsda2 8:2 0 2G 0 part /boot
mqsda3 8:3 0 444.1G 0 part
tqubuntu--vg-ubuntu--lv 253:0 0 100G 0 lvm /
mqubuntu--vg-morpheus 253:1 0 300G 0 lvm /var/morpheus
sdb 8:16 0 447.1G 0 disk
mqsdb1 8:17 0 447.1G 0 part
sdc 8:32 0 447.1G 0 disk
sdd 8:48 0 447.1G 0 disk
sde 8:64 0 447.1G 0 disk
sdf 8:80 0 447.1G 0 disk
sdg 8:96 1 0B 0 disk
sdh 8:112 0 1T 0 disk
mq22674a991c8b22b4c6c9ce9003faf076a 253:2 0 1T 0 mpath
sdi 8:128 0 1T 0 disk
mq22674a991c8b22b4c6c9ce9003faf076a 253:2 0 1T 0 mpath
sr0 11:0 1 1024M 0 rom
vmadmin@hpevm:~$ sudo multipath -ll
22674a991c8b22b4c6c9ce9003faf076a dm-2 Nimble,Server
size=1.0T features='1 queue_if_no_path' hwhandler='1 alua' wp=rw
`-+- policy='service-time 0' prio=50 status=active
|- 8:0:0:0 sdh 8:112 active ready running
`- 9:0:0:0 sdi 8:128 active ready running
vmadmin@hpevm:~$
ただ、認識したiSCSIのLUNは、そのままでは利用できず、ファイルシステム作成が必要そうな気配が・・・
仮想環境上にUbuntu をインストールして、hpe-vmパッケージインストールして、Install morpheusを実施してみたところ、なぜか仮想マシンが作られない
確認したらCPUのハードウェア仮想化/IOMMUを有効化してないせいで、KVMが正常に動かないためだった。
それはいいんだけど、問題なのは、/var/log 以下のどこにもそういったログが見当たらない、ということ。
で・・・有効化して再度実施すればいいのかな?と実行してみたところ、open vswitch側の設定が変なことになっていたらしく、Ubuntu=>VM Managerのping疎通が通らない、という状況に
どこを修正すればいいのかわからない状態なので、Ubuntu OSインストールからやり直すことになりました。(それでうまくいった)
VM Manager側の仮想マシンからの疎通確認できるかな?とvirsh edit “VM Managerの名前” でVNCの接続情報を見てvirt-viewerからコンソールを開いてみる
↑はまだセットアップ中だった模様
↓でログインできるようになっていたら初期化が終わってる
Install Morpheusで指定したユーザ名とパスワードでログインできる
HPE VME Managerからサーバを登録すると、 /etc/apt/sources.list.d/morpheus.list に下記にような内容が追加される
$ cat /etc/apt/sources.list.d/morpheus.list
deb [signed-by=/etc/apt/trusted.gpg.d/morpheus.asc] https://172.17.44.169/apt morpheus main
$
Windows 11仮想マシンを作る場合、vTPMを有効にする必要がある。
インスタンス側の設定項目がないなぁ、と思っていたら、ISOイメージファイルを登録する「仮想イメージ」にて設定項目があるとは思わなかった
ISOイメージ登録時に通常は折りたたまれている「高度」オプションの中にある「UEFI」「VTPM ENABLED」「SECURE BOOT」にチェックを入れておくと、このISOイメージを指定してインスタンスを作成した場合に有効になっている、という仕組みである模様
2019年に買ったHP 15-db0000シリーズの15-db0178AU(「hp 15 db-00000を買ってメモリとM2 SSDを増設してみた」)は AMD Ryzen 3 2200u搭載で、Windows 11 非対応となっている。
なので、Windows 11対応のパソコンに置き換えようと思ったのだけど、新パソコンでのアプリの再インストールとデータ移行がめんどいなぁ、と思ったので、Clonezillaを使ってシステムディスクを丸コピーして新パソコンを使えるようにする、という手法をとることにした。
今回調達したのはインテル® Core™ i5-1235U プロセッサー 搭載の富士通Lifebook AH49/H3 でした。
詳細については別記事(FMV Lifebook AH49/H3にWindows 10をインストールしてみた)を参照のこと。
Windows 10 22H2の標準状態ではハードディスクを認識しないので、「インテル(R) ラピッド ストレージ テクノロジー (プレインストール版)」(E1035616.exe 中身は IRST 19.5.2.1049)を追加する必要がある、ということを確認した
旧パソコンのWindows 10 でIntel 12世代/Core i5-1235U が使用するディスクインタフェースを認識できるようする準備をした。
具体的には「インテル(R) ラピッド ストレージ テクノロジー (プレインストール版)」から E1035616.exe を入手し、実行してドライバを展開し、旧パソコンのC:\temp\irst ディレクトリに配置した。
旧パソコンをClonezillaで起動して、外付けUSBディスクにバックアップします。
今回は Ubuntuベースの alternative stable 20241010-oracular をUSBメモリに書き込んで旧パソコンを起動し、savedisk で外付けUSBディスクにバックアップをしました。
これが1時間半ぐらいかかりました
新パソコンをClonezillaで起動して、外付けUSBディスクからリストアします。
これも1時間半ぐらいかかりました
何も手を加えない状態で新パソコンを起動してみると、Boot disk にアクセスできないという系のエラーで停止するのを確認した。
修復を実行してみても状況は変わらず
1つはWindows 10 22H2 インストールUSBメディア
もう1つはドライバ用USBメディアで、「インテル(R) ラピッド ストレージ テクノロジー (プレインストール版)」から E1035616.exe を入手し、実行してドライバを展開したものをコピーする。
新パソコンをWindows 10 22H2のインストール用USBメディアで起動。
標準ではディスクが認識しないので、ドライバ用USBメディアからドライバを読み込むために、一度Windowsをインストールするを選んでドライバを読み込ませる。
読み込みディスクが表示されたのを確認したらESCキーを押して取り消して戻る
戻ったあと「トラブルシューティング」からコマンドプロンプトを開く
まず、コマンドプロンプトから各ディスクのドライブレターを確認する
今回は以下の構成になっていた
Cドライブ Windows10 22H2インストール用USBメディア
Dドライブ ドライバ用USBメディア
Fドライブ 内蔵ディスクのWindows10
(「dir C:」「dir D:」・・・を繰り返して内容を確認していく)
「dism /image:c: /scratchdir:f:\temp\ /get-drivers」を実行してドライバ一覧が取得できるか確認
最初は /scratchdir:f:\temp\ 指定をしてなかったのですが、作業容量がないということだったので、内蔵ディスク内のtempディレクトリを指定しています。
「dism /image:c: /scratchdir:f:\temp\ /add-driver:f:\temp\irst」を実行してドライバを追加します。
追加できたかどうかは「dism /image:c: /scratchdir:f:\temp\ /get-drivers」を実行して、Intelドライバの記述が増えたかどうかを見ます。
確認できたら「exit」でコマンドプロンプトを抜けて終了します。
新パソコンを再起動したところ、Windows 10でちゃんと起動してきました。
新パソコンで認識してないドライバの追加、必要なソフトウェアの追加などを行う。
また、不要になったAMD関連のソフトウェアをアンインストールする
新パソコンをWindows 11へアップデートして、作業は完了
Windows 11 HomeがプレインストールされているFMV Lifebook AH49/H3を49800円で入手した
元はジョーシン電機モデルだったようだが、OSは再インストールされた状態となっており、本来はあったらしいPower DVDなどはついていない
こいつは2019年に買ったWindows 10 ノートの置き換え使っているM.2 SSDをそのまま移動してWindows 11にアップデートしようかな、と考え中
まずは、Windows 10 で起動できないとダメだよな、とWindows 10で起動できるのかを確認してみた。
Windows 10 22H2のインストールUSBで起動したところ、ディスクが見当たらない
富士通のWebから「インテル(R) ラピッド ストレージ テクノロジー (プレインストール版)」(E1035616.exe 中身は IRST 19.5.2.1049)を展開して出てくるドライバを読み込ませてWindows 10 22H2をインストール
Windows 10 22H2初期インストール時
ネットワークを接続してWindows Updateを実行
一通りWindows Updateが終わった後
再起動してもIntel High Definition DSPは認識せず
「Realtek High Definition Audio オーディオドライバー (プレインストール版)」(E1036400.exe 中身は RA9468R / V 6.0.9468.1)を適用すると認識した
アップデート版の「インテル(R) スマート・サウンド・テクノロジー ドライバー」(E1036955.exe 中身は iSST 11192 / V 10.29.0.11192) を先に適用してたんだけど、それはダメだった。Realtek版を適用した後で、アップデートすることが必須だった
で・・・FMVアドバイザー サービス をインストールしてみたところ、9月購入扱いになっているということが判明・・・まだ保障内だったのか
システム系の特殊ドライバは「システム デバイス」の下にある
Fujitsu FUJ~ Device Driverがあるかなどを確認する
Fujitsu BIOS Driver
{B9413967-19D1-4D29-A163-31B951A5E08D}\FBIOSDRV2\3&4D6C9CF&0&1
Fujitsu FUJ02E3 Device Driver
ACPI\FUJ02E3\2&DABA3FF&0
Fujitsu FUJ0430 Device
ACPI\FUJ0430\2&DABA3FF&0
Fujitsu FUJ0435 Device Driver
ACPI\FUJ0435\2&DABA3FF&0
Fujitsu Wireless Radio Switch Driver
{B9413967-19D1-4D29-A163-31B951A5E08D}\FJWRDSWD\3&4D6C9CF&0&2
Intel(R) Crashlog – 467D
PCI\VEN_8086&DEV_467D&SUBSYS_00871E26&REV_01\3&11583659&0&50
Intel(R) GNA Scoring Accelerator module
PCI\VEN_8086&DEV_464F&SUBSYS_00871E26&REV_04\3&11583659&0&40
Intel(R) Host Bridge/DRAM Registers – 4601
PCI\VEN_8086&DEV_4601&SUBSYS_00871E26&REV_04\3&11583659&0&00
M.2 SSDはMicron MTFDKBA512TFK