RD TC66Cのfirmwareをアップデート

うちにはUSB Type-Cの電圧電流計RD TC66Cが2種類ある。

そういや、新しいfirmwareがあるのかな?とRuiDengUSBMeterを起動してみると下記の様なダイアログが表示された。

[Download URL]
http://www.ruidengkeji.com/rdupdate/software/RuiDengUSBMeter/RuidengUSBMeter_V1.0.0.6.rar

2019.12.06 Version Number:V1.0.0.6
1.Change the software to installation free
2.Fix the bug of exporting data to excel

2019.12.06 版本号:V1.0.0.6

1.软件改为免安装使用

2.修复数据导出到Excel异常bug

あたらしいRuiDengUSBMeterソフトウェアが出たようなので「http://www.ruidengkeji.com/rdupdate/software/RuiDengUSBMeter/RuidengUSBMeter_V1.0.0.6.rar」からダウンロードして起動。

1111セールで買ったTC66はv1.14と最新だった。

以前からあるやつはv1.12と古い。

まず、TC66を1回外してから書き換えモードにする必要があります。

書き換えモードにしたあとRuiDengUSBMeterのFirmware Updateから「Update now」を実行

無事v1.14にアップデートされました。

ちなみに書き換えモードにしないでUpdate nowすると、下記の様なエラーとなります。

双方向対応USB Type-C用電圧電流測定機RD TC66Cが届いた

USB Type-Cで充電していると、いったい何Vで充電されているのかが気になります。

でも、大抵のデバイスでは正確な値は教えてくれません。

そこでUSB Type-C用の電圧電流測定機を使います。

いろんなタイプがあり、うちでは2018年8月に買った「USB Type-C用の電圧電流計RD TC64」をメインで使っていました。(その他に「Power-Z KM-001」というのもありますが、これは機能は多いのですが大きいというのと測定時にType-Cケーブルを2本使う必要があるのであまり使っていません)

RD社の製品はいろいろ使っているのですが、この度発売されたRD TC66Cというのを「Aliexpressにある公式ショップで$24.50」買いました。なお、$19.50で販売している方はRD TC66というものでこちらは機能削減版です。

この製品のトピックは「双方向測定可能」と「microUSB接続でWindowsパソコンとつなぎ測定データ取得可能」「Bluetooth接続でAndroid/iOSとつなぎ測定データ取得可能(RD66Cのみ)」という点です。

「双方向測定」というのはUSB Type-C充電の測定で結構重要です。USB Type-Cの充電ではどちらが電源供給サイドになるかはコネクタを見ただけではわからず、実際に接続しコネクションが行われてから確定します。なので、どちらの方向に電流が流れているかを確認するためには「双方向測定」である必要があります。

「microUSB接続」でパソコンに繋ぐ場合は「https://pan.baidu.com/s/1sxlqFnTYEN2TcyLiTA5EQA#list/path=%2F」か「https://www.mediafire.com/folder/pqn0ybytqpy7n/TC66」から「RuiDengUSBMeter.rar」をダウンロードして使います。(2019/04/15 21:00時点ではmediafireにはアップロードされていません 4/18にアップロードしてもらいました)

「Bluetooth接続」は「Android用アプリTC66CAndroid用アプリTC66C/「iOS用アプリTC66C」で利用できます。上記のbaiduとmediafireにapkファイル単体もアップロードされています。

英語版のマニュアルは「https://pan.baidu.com/s/1sxlqFnTYEN2TcyLiTA5EQA#list/path=%2F」か「https://www.mediafire.com/folder/pqn0ybytqpy7n/TC66」 にpdfでアップロードされています。中国語版マニュアルはhttp://www.ruidengkeji.com/inst/TC66.pdfにあります。

さて、実際に使ってみます。

とりあえず、RD TC64(赤い方)と、RD TC66C(黒い方)を並べて見る。ちょっとTC66Cが大きい。

DELL Venue10 Pro 5056を繋いで測定。

黒いTC66Cの方は「→」と「←」で電流の方向を表しています。

表示内容自体はTC64とTC66Cはほぼ同じ感じですね。

RD TC66C/TC66の側面には押しボタンスイッチが2つ(AとB)、スライドスイッチ(CとD)、あとmicroUSBコネクタ(E)があります。

Aキーで表示の切り替えを行い、Bキーを長押ししてSETTINGメニューに入り、SETTINGメニュー内の項目移動はBキーの短い押しで行う。SETTINGの各項目値の変更はAキーの短い押しで行う。

標準設定ではUSB接続とBluetooth接続が有効になっていました。

前述のAndroid TC66CアプリをSoCにSnapdragon採用している端末にインストールして実験・・・MediaTek端末だとBLEがうまく動かないようでTC66Cデバイスを認識してくれませんでした。

アプリを起動・・・

「スキャン」をクリックして、スキャン開始

「TC66C」の横の「接続」をクリックすると接続されます。

こんな感じで測定時のグラフが表示されます。下にある「前のページ」「画面回転」「次のページ」はTC66Cの液晶画面操作です。

.この他にもいろいろ機能はありますが、面倒なので、とりあえずこの程度で

2019/04/20時点ではTC66 / TC66C のfirmwareアップデートが提供されています。

WindowsアプリのRuiDengUSBMeterをインストールして、TC66/TC66Cの一番左側のスイッチを押しながらmicroUSBを繋ぐとBOOTLOADERモードで起動するので、アップデートができるようになります。


RD TC66Cのfirmwareをアップデート」にてfirmwareアップデートについて詳細を記載しています。

USB電力計 サンワサプライ TAP-TST10をLinuxで使ってみた

サンワサプライから発売された「ワットモニターUSB TAP-TST10」というUSB接続タイプの電力計をLinuxで使ってみた。

埜中公博さんの「SANWA SUPPLY TAP-TST10 control tool」を使ってデータ取得しました。
githubにある「taptst10ctl.py」をCentOS6で動作させてみました。
(2013/11/19: 公開場所が変わりました「https://github.com/nonakap/taptst10ctl」。USBのデバイスへのアクセス手法の違いで「taptst10ctl.py」と「taptst10ctl0.py」があります)

# python taptst10ctl.py
Traceback (most recent call last):
  File "taptst10ctl.py", line 42, in <module>
    import usb.core
ImportError: No module named usb.core
#

あー・・・pyusbが入ってないからか・・・
pyusb-1.0.0a2.zipをダウンロードしてきて「python setup.py install」

# python taptst10ctl.py
Traceback (most recent call last):
  File "taptst10ctl.py", line 60, in <module>
    dev.set_configuration()
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/core.py", line 547, in set_configuration
    self._ctx.managed_set_configuration(self, configuration)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/core.py", line 92, in managed_set_configuration
    self.backend.set_configuration(self.handle, cfg.bConfigurationValue)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 503, in set_configuration
    _check(_lib.libusb_set_configuration(dev_handle, config_value))
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 403, in _check
    raise USBError(_str_error[ret], ret, _libusb_errno[ret])
usb.core.USBError: [Errno 16] Resource busy
#

「Resource busy」と何か別のプログラムが使っているらしい。

USBRH driver for Linux を CentOS 5 で使う」で紹介されている手法、手動でusbhidの認識を解除してみる方法を行ってみた。

# cd /sys/bus/usb/drivers/usbhid
#  ls -l
lrwxrwxrwx 1 root root    0  7月 17 09:38 2013 4-2:1.0 -> ../../../../devices/pci0000:00/0000:00:12.1/usb4/4-2/4-2:1.0
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 bind
lrwxrwxrwx 1 root root    0  7月 17 09:25 2013 module -> ../../../../module/usbhid
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 new_id
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 remove_id
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 uevent
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 unbind
# echo "4-2:1.0" > unbind
# ls
bind  module  new_id  remove_id  uevent  unbind
#

これでusbhidを解除できたので、改めて実行。

# .taptst10ctl.py
No.,DateTime,Watt,kWh
1,2013/07/13 07:50,0.0,0.00
2,2013/07/13 08:00,47.0,0.00
3,2013/07/13 08:10,44.8,0.01
4,2013/07/13 08:20,18.5,0.01
5,2013/07/13 08:30,18.5,0.01
6,2013/07/13 08:40,18.1,0.02
<略>
637,2013/07/17 18:00,87.4,2.76
638,2013/07/17 18:10,83.8,2.78
639,2013/07/17 18:20,83.3,2.79
640,2013/07/17 18:30,82.8,2.80
641,2013/07/17 18:40,80.9,2.82
#

ちなみに、時々、以下のような感じで実行に失敗します。
その場合は、再実行すれば、だいたい大丈夫です。

# ./taptst10ctl.py
Traceback (most recent call last):
  File "./taptst10ctl.py", line 92, in <module>
    data = dev.read(ENDPOINT, 17, intf, 1000)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/core.py", line 654, in read
    self.__get_timeout(timeout)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 559, in intr_read
    timeout)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 641, in __read
    timeout))
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 403, in _check
    raise USBError(_str_error[ret], ret, _libusb_errno[ret])
usb.core.USBError: [Errno 110] Operation timed out
#

USB電力計 サンワサプライ TAP-TST10を分解してみた

サンワサプライから発売された「ワットモニターUSB TAP-TST10」というUSB接続タイプの電力計っぽいのの情報を調べようとしていたが行き詰まった。
仕方が無いので、分解してみることにした。

ごく細のトルクスねじを4本外すと、こんな感じで2つに割れます。
IMG_0199s

液晶を外すとこんな感じです。
IMG_0200s

液晶と基盤を結ぶ端子とかケーブルが見当たらないのですが、どうやって接続されているのかよくわかりません・・・

基盤の下はこんな感じ
IMG_0202

IMG_0205

こんな感じで、基板上には「Prodigit」というチップがいくつか載っていました。

その他、基板上にあるシルク印刷

基板:「P/N 652205901 rE」

AC入力のあたりに以下の記載
F2=15A/250V/99C
E310726
CH-D
94V-0

重要そうなチップ表面
・PRODIGIT IC045
・ATMLH216
・PRODIGIT IC031

ここらへんから情報を調べてみると、博計電子(Prodigit Electronics)というものが出てくる。

ここの製品一覧をみるとサンワサプライ TAP-TST5にそっくりな2000MS12 100V / 50Hz ( Japan Type)とかがある。

アメリカ法人のPower Monitor製品一覧にもTAP-TST5相当の「8-in-1 Precision e Power Monitor ( Model 2000M Plug-in Power Monitor )」のページがある。

よって、おそらく、このTAP-TST10もProdigit社開発だと思われるが、同等製品は見当たらなかった。

USB電力計 サンワサプライ TAP-TST10のWindowsでの利用方法

サンワサプライから発売された「ワットモニターUSB TAP-TST10」というUSB接続タイプの電力計っぽいのをAmazonで購入した。

Windowsで使う場合の話を書くのを忘れていた。

TAP-TST10をWindowsにつなぐと以下の様な感じで認識される。

devman-001
devman-003
devman-002

そう、特殊なドライバ無しに、認識される。

では、どうやって、計測したデータを取り出すのか?

専用のアプリケーションを使って、計測データを取り出すことになる。
gra-40days

↑は、2日ちょっといろいろ通電させてみた後に、アプリで計測データを拾ってみたところ。
「計測データ」ボタンを押すと、TAP-TAT10内に保存されている計測済みのデータを収集し、このようなグラフにしてくれるのはいいのですが、横軸(X-Axis)が「40日」で、縦軸(Y-Axis)が「1500ワット」なんて設定になっているところに、「3日」と「100ワット以内の消費電力」なもんだから、小さくてよく分からない。

gra-7days

「7日」「300ワット」にすると↑のような感じになります。

上記のインタフェースを見ればわかるように、基本的には「計測済みデータの表示」用のアプリケーションです。

「いま使っている消費電力は、ずばりいくら!?」

という疑問には答えられないものになっています。

このアプリのスゴイところは、なんと、このご時世にVisual Basic 6.0で作成されているということ。
なので、アプリのインストーラがVB6.0関連DLLをインストールしてきます。

いやー、2013年にもなってそんなソフトがあるとは思いませんでしたよ。
appli
しかも、今時、program files以下に、収集したデータをMDB形式で保存ですよ!

まとめ
・Windows上ではHIDデバイス認識となり、特殊なドライバは不要
・特殊なアプリを使わないと収集したデータを取り出すことはできない
・アプリに、リアルタイム表示機能は搭載されていない
・データ収集間隔は「10分」。変更できるかどうかは不明
・初回電源オン時から強制的に10分カウントが開始される模様
・専用アプリはVB6.0で作られてる

参考:csv出力の内容

No.,DateTime,Watt,kWh
    1,2013/07/13-06:37:11,0,0
    2,2013/07/13-06:47:11,47,0
    3,2013/07/13-06:57:11,44.8,0.01
    4,2013/07/13-07:07:11,18.5,0.01
    5,2013/07/13-07:17:11,18.5,0.01
    6,2013/07/13-07:27:11,18.1,0.02
    7,2013/07/13-07:37:11,18.5,0.02
    8,2013/07/13-07:47:11,18.7,0.02
    9,2013/07/13-07:57:11,17.9,0.03
<略>
  486,2013/07/16-15:27:11,59.6,0.78
  487,2013/07/16-15:37:11,60.3,0.79
  488,2013/07/16-15:47:11,59.5,0.8
  489,2013/07/16-15:57:11,60.1,0.81
  490,2013/07/16-16:07:11,59.6,0.82
  491,2013/07/16-16:17:11,60.1,0.83
  492,2013/07/16-16:27:11,61.1,0.84
  493,2013/07/16-16:37:11,59.9,0.85
  494,2013/07/16-16:47:11,60.2,0.86
  495,2013/07/16-16:57:11,60.5,0.87
  496,2013/07/16-17:07:11,60.5,0.88
  497,2013/07/16-17:17:11,61.5,0.89