Lenovo Precision Pen 2はAESペンではない (MPPペンである)


Lenovo Precision Pen 2は「Lenovo Precision Pen 2 – Overview and Service Parts」によると「Supporting WGP, AES 2.0 and MPP 2.0 protocols;」ということになっている。

おもしろいなぁ、と思ってaliexpressで購入してみた。

発注から約2週間で届いた

ビニールの覆いを取るとゴム製ペンケースの中にペンが入っていました。

まずはType-Cコネクタで充電

で・・・使って見たわけですよ。

動いたタブレット

CHUWEI HiPad Pro (2020)

Microsoft Surface Go 3

MPPペンで動くやつですね

動かなかったタブレット

DELL Venue Pro 5055
DELL Venue Pro 5056

1万5千円液晶タブレット

AESペンで動くやつですね。

また、EMRペンの「スマイルゼミタブレット Kyocera KC-T302DT」でも動きませんでした。

悪あがき

Bamboo Inkみたいにボタン操作でモード切替できたりしない?ということで

2つあるボタンを同時に5秒程度長押し
片方だけど5秒長押し

とかやってみましたが、何もLEDは光らず、そして動作も変化せず

結論

これらの結果により

「Lenovo Precision Pen 2はAES対応ペンではない」
「Lenovo Precision Pen 2はEMR対応ペンではない」
「Lenovo Precision Pen 2は MPP対応ペンである」

ということになる

Lenovo Precision Pen 2とほぼ同じだと言われている PC-T1195BAS/PC-T1175BAS/PC-TAB11201用デジタルペンの「PC-AC-AD022C」について調べ見ると、ゆみゆみ@バイク沼の散在禄の「NEC LAVIE T11タブレット用デジタルペン…レビュー」にて「こちらのPC-AC-AD022CはMPPのみの対応ですので富士通のLIFEBOOK UHシリーズでは使うことが出来ません」と言われていました。

おまけ

なお、Lenovo Precision Pen 2に1個添付されていた予備のペン先はこんな構造でした。

FMV LOOXペンやBamboo Ink Plusのペン先と似てる感じがありますが、はたして?

そして、今回の比較テストに使ったペン達


2023/10/30追記

Lenovoの「Accessories and Options Compatibility Matrix (OCM)」にある「Lenovo Android Tablet – Option Compatibility Matrix September 2023」を見てみると「Lenovo Precision Pen 2 – “Black Leads”」と「Lenovo Precision Pen 2 (2023) – “Black Leads 2″」の2つの大区分がある上に、各地域毎で販売されているペン型番毎に機種への対応が若干異なっている、というよく分からない状況が確認できる。

ほんとに違いがあるんだろうか?


2024/05/07追記

Lenovo Precision Pen 2 (ノートブック) – 製品の概要とサービス部品」の技術要件に「WGP: 86 ~ 400 [kHz] / 8 チャンネル」という記載があるのは興味深いなぁ、と

技術要件

ブランドLenovo
OS要件Windows 10
バッテリー寿命246H-1754H
バッテリー充電時間約 150 [分]
室温にて
定格入力電流4.4V
タッチ技術電子タッチペン
発振周波数AES2.0 /1.0 プロトコル : 1800 kHz ± 5%
MPP 2.0 : 18 ~ 210 [kHz]
WGP: 86 ~ 400 [kHz] / 8 チャンネル
圧力分解能最大4096段階 (タッチICのF/W設定による)
スリープへの移行時間状態: 先端スイッチ / サイドスイッチ フリー
約10分後にスリープモードに移行
状態: 先端スイッチ または/および サイドスイッチが押されている
約4分後にオフモードに移行
カラー
所要電力リチウムイオンポリマーバッテリー (代替なし)
供給電圧:4.4~5.25[V]
供給電流:100[mA]
長さ150±0.5mm
直径9.65mm
製品重量バッテリー含む: 約 15.0 [g]
梱包形態ブラウン・ボックス
梱包時寸法(長さ x 奥行 x 高さ)247*100*36mm
梱包時重量100g
動作温度(最小)5℃
動作温度(最大)40℃
相対湿度(最小) (%)30%
相対湿度(最大) (%)80%
その他電源要件ペン先出力電圧
WGP プロトコル : 公称 20 [V]
MPP2.0 プロトコル : 公称 20 [V]
AES2 .0 / 1.0 プロトコル : 公称 17 [V]
その他動作環境保管環境 (梱包状態)
温度: -10 ~ +55 C;
湿度 : +30 ~ +80 % (結露なし)
スマート検索の可視性あり

ワコム AES ペンについてのメモ書き


変な勘違いをしてしまったというのと、久しぶりに電池交換しようとしたら手法が分からなくなってたので、自分用メモとして作成。

AESペンについて

ワコムのタブレット技術の中で、ペンに電池を入れなきゃいけないタイプのやつはAES(アクティブES/Active Electrostatic)。

ワコムブランドのタブレットとしては販売しておらず、基本的に他社のタブレットやノートパソコンなどのタッチパネル液晶で使えるような形での提供形態となっている。

ただ、最近のワコム技術を搭載したタブレットやノートパソコンでは、EMR(電磁誘導方式/Electro Magnetic Resonance)という技術の方が採用されている率がほとんどでAESを使ってるのは古いものが多い(2019年ぐらいがAES採用モデルの最後?)。EMRを使っている場合のペンには電池不要なので、そこで見分ける感じ。

AESペンの世代

AESペンには世代があるようなのだが、ワコムのサイトで世代についての記述を発見できていない。

AES 1.0

筆圧感知 2048段階?
傾き検知なし

AES1.0の筆圧感知が何段階なのか明記した資料が発見できなかったのですが、hpとDELLから出ているAESペンのうち古いものが2048段階なので、AES1.0の制限なのかな?と解釈しています。

AES 2.0

筆圧感知 4096段階
傾き検知あり(選択性?)

AES 2.0ペンはAES 1.0対応機器でも利用できる。

AES 2.0ペンでも傾き検知に対応していない場合もある。

EMRペンについての補足

ワコムのEMRを採用したペンは何種類かある。

ワコム以外の会社のタブレットやノートパソコンなどで採用されているのは 「Wacom Feel IT Technologies」と言われる種類となる。

ただ、この「Wacom Feel IT Technologies」という名称はAESについてもそう呼んでいるのでわかりにくい。

とりあえず、ペンに電池があればAES、電池がなければEMRという感じである

EMRペンとAESペンとは互換性がなく、別物である。

WGP

よく分からないのがWGPという略称のWacom Generic Protocol のペンというものがある。

Dell Premier充電式アクティブ ペン PN7522W」の対応表に「AES 1.0/2.0, WGP」とあったり、「京セラタブレットKC-T304/KC-T304Cのアクティブペン APT301」に「Wacom Generic Protocol方式を搭載しているペン」と書いてあったりする。

京セラタブレットはスマイルゼミのタブレット KC-T301DTとしても使われており、それはEMRペンが使える。ただ、ペンの型番の「APT301」とはスマイルゼミの301と同じ番号なので、実はWGPといってもEMRベースのペンなのでは?との推測が…

ワコム、マイクロソフトと共にデジタルペン方式の互換性拡大を促進“Universal Pen Framework (UPF)”具体化へ前進 という記事で「Universal Pen Framework (UPF) 2.0でAESとMPPを同居するペンが作れる」という趣旨の記事があった。これに出てくるUPF関連を調べるとUlletというサイトのワコムの解説に下記の文章があった

OEM顧客のシステムへ当社技術を搭載していくことに加えて、ITエコシステムの中で当社ペン技術が「事実上の標準」として位置付けられるように、UPF(Universal Pen Framework)パートナーとともに、インセル型タッチパネル向けデジタルペン技術「WGP(Wacom Generic Protocol)」を採用した製品の開発を進めております。

ひょっとして他社向けEMRを「WGP」として再定義した感じなんだろうか?

Lenovo Precision Pen 2(ZG38C03372)は WGP, AES 2.0, MPP 2.0対応と書いてある。 書いてあったのだが、買って試した限りではMPP2.0ペンだった (AESタブレットで反応しなかった)

Wacom Linear Pen?

春に発売になったFMV LOOXについてワコムがプレスリリースを出しているのだが、そこで下記の様に記載されている

株式会社ワコムの次世代Active ES® (AES)ペン技術による「Wacom Linear Pen(ワコムリニアペン)」

従来のAESペンがFMV LOOXで使えるのか?また、FMV LOOXペンが従来のAESタブレットで使えるのか?という点が気になった。

こちらについてはすずみやはややさんより以下の情報をいただきました。

また、FMV LOOXペンおよびDynabook VZペンが例の1万5千円液タブで使えたとのことですので、普通にAESペンとして利用できているようです。

あとは、AES 2.0とWGPとの関連性がどうなってるかかな・・・


ワコム Bamboo Ink CS321AK について

公式マニュアルより引用

電池交換

使う電池は単6電池が1本

AESモード/MPPモードの切り替え

いまどちらのモードで動いているのかを確認する方法はないので、認識しなかったらこの操作をして切り替える。

やらなくても大丈夫なBluetooth接続

AESモードの場合、Bluetooth接続すると機能アップするけど、Bluetooth接続しなくても使えるので必須ではない。

上のボタンをLEDランプが点滅するまで押し続けて接続する

替え芯

純正品 はWACOMショップ: Bamboo Ink 用ペン先キット ACK42416 で買えるが「ソフトx1、ミディアムx1、ハードx1の3種類の替え芯」で1セット1650円という微妙な設定になっている。

KOMMLOGG「Wacom Bamboo Ink と互換性のあるペン先(替え芯)」でdynabook純正アクティブ静電ペン用 PADPN004-1 が紹介されていたので試したところ使えました。
2021年8月頃はヨドバシでも扱っていたのですがいまはない模様。

現在は メーカであるdynabookサイトで「アクティブ静電ペン用替え芯セット PADPN004-1」5本入り1,650円で購入できるようです。

また、「Bamboo Smart CS320AK 用 替え芯 ACK21716」 も使えるのでは?という予測もあるようです。

Wacomペンアプリ上の認識


DELL アクティブペン PN556W

Dell Active PenPN556W ユーザーズガイド」より引用

電池交換

使用する電池は単6電池(AAAA バッテリー)1本+319 コイン型電池 2個

319 コイン型電池は日本ではSR527SWという名称で売られていることが多い。

 

まず、ペンの上を回して外す

これで単6電池は取り出せる

上の部分には319 コイン型電池が隠されているのでドライバや手で回すなどして外す

手だと回しにくいのでドライバで回すのが確実

319 コイン型電池2個を入れて閉じる

Bluetooth接続

やらなくても大丈夫だが上のボタンを3秒長押しして実行する

なお、ボタン電池を交換すると再設定が必要となる

替え芯

Bamboo Ink CS321AK と互換性あり、とのこと

未確認ですが、aliexpressで売ってる ThinkPad Pen Pro / Lenovo Active Pen / Lenovo Active Pen 2 / Lenovo Digital Pen / Lenovo Integrated Pen用の替え芯 4X80P28212 と 4XH0R14769 と互換性があるらしいです。

また、HP Active Pen用の替え芯 3RV56AA 3RV57AA T4Z24AA 1FH00AA 4KL69AA 6SG43AA あたりが使えそうな外見をしていますが、微妙に長さが足らないような気もします。


DELL Active Penの見分け方

Dellアクティブ ペンの識別、コントロール パネルのインストール、およびトラブルシューティング より引用

細かいチェックポイントについてはサポートページ参照


Bamboo Ink Plus

公式マニュアルより引用

替え芯

Bamboo Ink CS321AKとは別のものが必要

ワコム公式「Bamboo Ink Plus用ペン先キット ACK24006Z」 ハード、ミディアム、ソフト、ブルーの4種類1本ずつ で 1,320円


NEC PC-VP-TS37

aliexpressで「PN556W 2048 Rechargeable Stylus Pen for Dell Latitude 7285 7390 7400/ for HP Elite X2 1012 G1 G2 G3 G4 G5 G6 1020 EliteBook」なんてタイトルで売られていたType-Cで充電出来るペンを買ってみたところ、「PC-VP-TS37」と書いてありました。

VersaPro タイプVS用のオプション でした。

ペンの説明についてはVersaPro/VersaProJ活用ガイドの「本機の機能>タッチパネル>デジタイザーペンについて」に記載がある

ペンの充電時の注意点として「はじめにお読みください」の11ページに以下が書かれている

ペン先の交換

替え芯

デジタイザーペン用替え芯[PC-VP-TS31] という名前で50本セットで19000円(1本あたり380円)で販売しているあたりは大規模導入向け製品、という感じです

Wacomペンアプリ上の認識


参考になるサイト

きたみりゅうじ
 「ThinkPad X1 Yoga (2019)付属ペンの替え芯を考える
 「ThinkPad X1 Yoga (2019)付属ペンの特徴まとめ
 Lenovo Yoga 2019という例の液タブの出生元っぽいところでのペンの話

肉うどん
 「Bamboo Ink実機レビュー Surface Pro 3などN-trig機種では大きなメリットを感じる
 「【レビュー】デル製アクティブペンの外観や使い勝手、Bamboo Smartとの比較など【ワコムAES】
 AESペンのレビュー。これ以外にもあります。

8vivid
 「Wacom AES対応デジタイザーペンの“最強”はどれだ?」(2019/03/31)

Amazonで1万5千円だったタッチ対応モバイル液晶を買ったらペンタブにもなった件


twitterでAmazonで1万5千円だったタッチ対応モバイル液晶を買ってメーカー名のロゴを剥がしたらLenovoと書いてあった、というのを見た。

注意:この記事は既にワコムAESペンを持っている人を対象に書いています。(AESペンは6千円~1万円ちょいで買えます)

<今回届いた液晶はLenovoのペン対応タッチパネル液晶でしたが、Amazonのレビューを見るとLenovoのロゴがないものもあるようです。その場合ペン動作がするのかどうかは不明です。たぶんガラス部分に印字されてないバージョンなだけだとは思いますが…>

調べて見ると、Lenovoが保守用に販売している液晶を流用してモバイル液晶のケースに入れたものらしい。

興味を持ったので探してみると発見

表示は21999円となっているが、7/14 7/31 8/31までクーポンで7000円引きとなっていて 14999円である。

Visual Beat モバイルモニターモバイルディスプレイ13.3インチ FHD 1080p 2024/01/25現在 15999円

じゃあ、Lenovoの何の製品で使われているのか?

「13.3インチ」「10点タッチ」あたりで調べて見るとLenovo ThinkPad Yoga 730あたりで使われているやつじゃないかなーとあたりを付けた。

もし、この液晶であるならワコムAESペンが使えるはずなのでは?ということで買ってみた。

裏面にはVESAマウント用の穴もある。

まずは普通にHDMIモニタとして使えることを確認

続いて気になる左下のシールを剥がしてみます。

Lenovo!

続いてタブレットとしてつなげてみます。

Type-C 1本でディスプレイ出力もできるDisplayPort Alternate Mode対応のノートパソコンなどは「通信用C」とパソコンをType-Cケーブルで繋ぎます。「電源用C」にUSB PD電源アダプタをつなげるとパソコンへの電源供給も可能です。

HDMI出力しかないパソコンに繋いで液晶タブレットとして使うには、まず、「通信用C」と「パソコン」を「Type-Cコネクタ<=>Aコネクタ」のケーブルで繋ぎます。
繋いだあとで、miniHDMIケーブルをさすとパソコン側で認識してくれます。

なお、HDMI接続でタブレットとして使おうとした場合、おかしなUSBデバイス認識となる場合があります。その場合はケーブルを抜いて30秒程度放置したあと、USBケーブルから先に繋いで見てください。

(おそらく、Type-Cケーブル1本で繋ぐと誤認されてしまってDisplayPort Alternate Mode用に内部設定を変えて通信を行おうとするもののネゴシエーションに失敗しておかしなUSBデバイスになっている。)

次に、Windows 10の場合、Windows Inkの設定を変更して、「ペンの使用中はタッチ入力を無視する」にチェックを入れておくといいと思います。(ペンで操作中に画面に手が当たると、手で操作した、という扱いになるため)

この設定項目がない場合は後述のWacomのドライバを追加インストールすると現れると思いますので、インストール後に設定してください。

さて、この液晶タブレット、ワコムのAESペンが使えます。

これは「Wacom One」、「raytrektabなど一部のWindows タブレット」、「Samsung のタブレット(Sペン)」「BOOXのAndroidタブレット」と互換性があるペンです。

すみません↑の記述は誤認していました。

Bamboo Ink が入手しやすいものとなります。

うちにあったWACOM Bamboo Ink CS321AKをAESモードにして試してみます。

kritaで試してみたのですが、少し遅めな反応ですね。

他にDELL アクティブペン PN556W/750-AANM でも動きました。(PN556Wは電池が単6と特殊なボタン電池2個が必要なのでお薦めしません)

いま入手できて、単6電池1本で動くあたり、となるとBamboo Ink(CS323AG0C) か DELL アクティブペン PN5122W あたりが良さそうに見えます。

USB充電式としてはBamboo Ink Plus CS322AK0C ですかね

Wacomの販売ページ
 USB充電式「Bamboo Ink Plus CS322AK0C」12,650円
 単6電池1本式「Bamboo Ink 2nd generation CS323AG0C」 6,050円

ヨドバシでの販売ページ
 USB充電式「ワコム WACOM CS322AK0C [Bamboo Ink Plus]」 10,800円
 単6電池1本式「ワコム WACOM CS323AG0C [Bamboo Ink]」 5,830円

aliexpressで見つけた謎のType-Cコネクタで充電できるStylus Penも動作しました
 買ったセラー「PN556W 2048 Rechargeable Stylus Pen for Dell Latitude 7285 7390 7400/ for HP Elite X2 1012 G1 G2 G3 G4 G5 G6 1020 EliteBook」$14.79
 その他のセラー「Active Stylus Digital Stylus Pen Pressure Sensitivity Stylus Pen for HP Elite X2 1012 G1 G2 G3 G4 G5 EliteBook」$14.25

なお、ペンが全然反応しない、という場合は、Windowsのディスプレイ設定を開いてタブレット側を「メインディスプレイ」にしてみてください。(うちは1枚目のディスプレイがタッチ操作対応だったのでこれを設定しないとうまく動きませんでした)

どちらの番号がタブレットなのか分からない場合は「識別」をクリックすると画面上に番号が表示されますので、それで判断してください。

選択したあと、下の方にある「マルチディスプレイ」のところにある「これをメインディスプレイにする」にチェックを入れます。

無事ペンも使えるようになった状態というのは、Windows Ink / Tablet APIのタブレットとして動作している、という状態です。

これは最近の絵描きソフトであればだいたい対応している動作モードです。

ここにワコムが提供している「Wacom Components Driver version: 7.7-61」をインストールすると、SAI ver1などのWinTab API対応の古めのソフトも動くようになります。

2023/08/15追記:設定状況によっては「Lenovo Pen Settings Driver」じゃないと認識しない場合があるようです。(version 7.7-111にて遭遇)

また、インストールすることによりデバイスの認識も変わります。

デバイスのインスタンスパスを一部公開

Wacom Components DriverにはAESペンの細かい設定を行えるソフトもインストールされます。

このため、他に使用している液晶タブレットが無い場合や、Wintab.dllの競合問題が発生しないような場合は、できる限りインストールしておいた方がいいと思います。

なお、普通の液晶ペンタブレットだとペンの位置と画面上のカーソルの位置を合わせるためのキャリブレーション用のソフトウェアがありますが、そういったものが無いようです。(見つけられなかった)

人間側で補正する必要があるので繊細な人には向かないかもしれません。

CHUWEI HiPad Proを買ったらがっかりペンタブレットだった件


スナドラ662で、メモリ8GB、ストレージ128GBというスペックにひかれてCHUWEI HiPad Proをペン付きで購入してみました。

8月5日に発送連絡があって、到着したのが8月17日でした。

追加送料払ってなかったのでもっと時間がかかるのかと思っていたら2週間かからないという予想外の到着でした。

ペン付きで買ったので2つ届きました。

裏面は綺麗な感じですね

添付のペンはHiPen H6とありました。

起動後の初期設定は普通のAndroidなので飛ばして、firmware updateを行います。

ここ、メッセージを読み飛ばしていたのですが、アップデート後の再起動でかならず下記の画面でブート失敗します。

画像

ボリュームの下ボタンを押して「Factory data Reset」を実行して初期化をする必要がある、ということです。

なので、ファームウェアアップデートが完了するまでGoogleアカウントの登録などの詳しい設定を行ってはいけない、ということですね。

さて、とりあえず原神を起動して様子見・・・

うーん・・・いまいち

次・・・ペンの動作がどうか確認。

手持ちにWacom Bamboo Inkペンがあったので、今回買ったHiPen H6を並べて見る。

だいたい同じサイズ。

画像

ペン先のサイズがちょっと違うっぽい(なお、Bamboo Inkのが斜めにみえるのは、曲げてしまってしまったため)

HiPad ProはMPP(Microsoft Pen Protocol)採用という話なので、Bamboo InkをMPPモードで電源を入れると使える様になる。

Bamboo Inkで書いた時と

HiPen H6で書いた時と比べると結構筆圧動作が違ってて興味深かったです。

・・・ここまではそんなに問題なさそうに見えますよね

ところが・・・

見ての通りに

ペンの動きに対して、描画が遅すぎる

この動作、CLIP STUDIOだけでなくKritaでも、筆圧検知自体は出来ているけど、遅延が酷い状態でした。

画像

よって、絵描き用途としてまったく向かない感じでした。

このCHUWEI HiPad Proですが、事前にAmazon PrimeがHDで見れる、というのもあったのですが、ChinaR「【CHUWI HiPad Proレビュー】WideVine L1認証済みのCHUWI HiPad ProはAmazonプライムビデオのHD再生に非対応(CHUWI HiPad Pro Don’t Support HD On Amazon Prime Video, Although Got WideVIne L1)」にあるように対応できてない、とかいう問題もあります。

とりあえず、うちのHiPad Proは2万円分のネタになってもらえるように、他の人に貸し出して楽しんでもらうつもりです

DELL Venue 10 Pro 5055にUbuntu 17.10をインストールした



ワコムのAESペンを採用しているDELL Venue 10 Pro 5055にUbuntu 17.10をインストールしてみました。

1. 回転機能が働くので床に水平置きしてインストール実施
回転機能が働くものの向きが90度違うので、立てて置くとちゃんと使えません。
とりあえず、水平置きしておけば問題ないです。
インストール完了後は、GUI上にあるRotateアイコンをクリックして、回転禁止設定に変えましょう。

2. USB接続のNICを用意する
オンボードのWiFiは、そのままでは認識しないので、USB接続のNICを用意します。
USBキーボード/マウスをつなぎやすいようにUSBハブ付きのやつを買いました。

USB接続のWiFiは、失敗することが多いそうです。
実際、うちにある古いUSB WiFiを何種類か使ってみましたが、接続状況がいまいちで、インストール時には使えませんでした。

3. Ubuntu 17.10のデフォルトISOでは起動できない
DELL Venue 10 Pro 5055は、32bit UEFI採用のモデルなのですが、Ubuntu 17.10は、BIOSか64bit UEFIにのみ対応しています。
このため標準配布のISOイメージをやいたDVDでは起動できません。

ISOイメージをUSBメモリに書き込むツール(rufusとかLinuxLive USB Creator)を使って、USBメモリに書き込みます。
書き込み後、EFI/BOOTにbootia32.efiを配置します。
linux-asus-t100ta」にある「https://github.com/jfwells/linux-asus-t100ta/raw/master/boot/bootia32.efi」を使いました。

4. Ubuntu 17.10のインストールはLive モードで起動したあとの画面から行う
Ubuntu 17.10のデフォルトISOには、32bit UEFI採用モデルで起動する際に必要なパッケージ grub-efi-ia32が含まれていません。
このため、インストール中にネットワーク接続できる環境を用意する必要があります。

ネットワークがきちんと接続されていることを確認するために、Liveモードで起動します。
Firefoxが入っているので、起動してWebが開けるかを確認します。

5. インストール操作は普通に行う
インストール操作自体は普通のUbuntu 17.10インストールと同じです。
Windows10とのデュアルブートも可能でした。
エラーがでる場合は、おそらくネットワーク接続が不安定で、grub-efi-ia32パッケージがダウンロードできなかったことにより発生しています。

6. インストール後、brcmfmac43241b4-sdio.txtを配置すると内蔵WiFiが使える
DELL Venue 10 Pro 5055の内蔵WiFiは、内部的にはSDIO接続であるようです。
先ほども使用した「linux-asus-t100ta」から「https://github.com/jfwells/linux-asus-t100ta/raw/master/nvram/lib/firmware/brcm/brcmfmac43241b4-sdio.txtをダウンロードして、/lib/firmware/brcm/brcmfmac43241b4-sdio.txtに配置します。
配置後、再起動すれば認識しています。


さて、ワコムのBamboo Inkを買っているので、ペンタブとしてどの程度動くのか確認

「設定」-「デバイス」-「ワコムタブレット」を開くと「スタイラスペンが見つかりません」という表示。
「設定を確認する」をクリックすると開く、ペンの動作確認をしてみると、ちゃんと筆圧動作はしていました。
しかし、ペンを動かすと追従がちょっとイマイチ・・・
丸く描いているのにカクカクで認識されてしまいます。
「xsetwacom –list」で認識されているワコムタブを確認してみたのですが、表示されません。
wacomドライバは読み込んでるようなんですけどね。

# xsetwacom --list
# lsmod|grep wa
wacom                 102400  0
hid                   118784  4 i2c_hid,hid_generic,usbhid,wacom
#

とりあえず下記を参考にしつつ調査中です
Linux Mint sarah (ubuntu16.04)ワコム ペンタブレット Intuos Draw 使ってみた&設定
Xsetwacomの解説
ArchLinux Wacomタブレット