Agenda VR3を買って行ったこと5


大学時代の研究室のサーバに20年以上置きっ放しのコンテンツだったのですが、この度、サーバが無くなる、ということで、こちらにコピーしておきます。

元のタイムスタンプ: 5月 15 10:35:17 2001 5th.html


あ~ちゃんとたわむれ 5th

romdiskいぢりは途中で中断したのは先週の話。今週はどうしようかな?

News flash


最近あった、ニュースや注目どころについてにのリスト。


  • 2001/04/17 romdiskあたりからsyncボタン用設定追加?

    「/etc/gbm/on_sync」というスクリプトがsyncボタンを押すと実行されます。
    「Re:[Agenda-user]Sync Button」より

今週のプロジェクト


  • オリジナルkernelとromdiskを作ろう

オリジナルkernelとromdiskを作ろう


今週こそがんばるぞ!

Agenda VR3を買って行ったこと6


大学時代の研究室のサーバに20年以上置きっ放しのコンテンツだったのですが、この度、サーバが無くなる、ということで、こちらにコピーしておきます。

元のタイムスタンプ:5月 15 10:35:12 2001 2001052.html


あ~ちゃんとたわむれ 2001/04/22~2001/05/26

えっと…気力が無くて、AgendaVR3MirandaICQも大して手をつけていません….

だめですなぁ…まあ、そんな中でもいくつか手を入れてみました。

News flash


最近あった、ニュースや注目どころについてにのリスト。


  • Windows用GUI rsync ツール登場

    http://www.geocities.com/nick_tg/agenda/agmanager.html

  • matrix版kernel/romdiskが怒濤のアップデート
  • コシダテック AgendaDeveloperZone日本語版にここのページへのリンクが掲載されました。

最近行ったこと

kernel&romdiskアップデート


4月の終わりから5月の頭にかけて怒濤の勢いでkernelromdiskがアップデートしました。アップデートが一段落した5月7日に最新のものにアップデートを行いました。

vrflash-win32を使ってアップデートを行いました。初めはRestore Defaultsを実行しなかったので、前とほとんど環境が変わりませんでした。途中でおかしいと気がつき、PMONにてRestore Defaultsを実行したところ新しい世界が開けました。

新しくなった点


  • 意識的にloginしなくて済むようになった。
  • Launchpadが標準で起動するようになった。
  • 文字認識方法が変更になり、HandEra風にVirtualGraffitiっぽくなりました。詳しくはここ
  • PPP関連の設定があらかじめされており、クリックのみでPPPサーバにもなれる。
  • ゲームがいろいろプレインストールされている。
  • stylusを抜くと電源on,入れると電源offという機能が標準搭載になった。
  • Terminalの文字が小さくなった気が…まあ、.Xdefaultsにフォント設定を書けばいいんですが….

Agenda Managerを使ってみよう


Agenda-mlにて紹介されていた、Agenda Managerを使ってみました。初め紹介をみたときは、メモ帳、アドレス帳のデータをやりとりするためのツールかと思ったら、実際にはrsyncをGUIで行うためのツールでした。とはいえ、コマンドラインで行うしかなかったファイルの転送がGUIでお手軽にできるようになったという点は、とてもすばらしいことです。

続きは、また後で….

Agenda VR3を買って行ったこと4


大学時代の研究室のサーバに20年以上置きっ放しのコンテンツだったのですが、この度、サーバが無くなる、ということで、こちらにコピーしておきます。

元のタイムスタンプ: 4月 25 13:30:37 2001 4th.html


あ~ちゃんとたわむれ 4th

先週は結局、Agenda本体をいろいろいじる暇はなし。とりあえず情報収集ぐらいしか…

某SPMLにメールを1通投げてから4週目を開始!

News flash


最近あった、ニュースや注目どころについてにリスト~


  • KDDLABSにhelixのディレクトリが….

    KDDLABSのftpサイトにftp://ftp.kddlabs.co.jp/.8/Linux/ximian/というディレクトリが…これはhelixというsymbolic linkが張られてます。
    Apr/25/2001:訂正:よくよくみたら、GNOMEのhelix codeだった…

今週のプロジェクト


  • オリジナルkernelとromdiskを作ろう

オリジナルkernelとromdiskを作ろう


オリジナルのkernelとromdiskを作ろうとしてみました。

参考リンク


と、ここまでをApr/14/2001に書きましたが、vmware上にrpmを使わないで環境を構築しようとしたけれど、ファイルが足らないようです。どうやら、おとなしくrpmでインストールしなければならなそうです。

というところで、ひとまず停滞中。現在は、こっちのソフト改造の方に力を入れていたりして。新しいバージョンも出ることなのでね。

Agenda VR3を買って行ったこと3


大学時代の研究室のサーバに20年以上置きっ放しのコンテンツだったのですが、この度、サーバが無くなる、ということで、こちらにコピーしておきます。

元のタイムスタンプ: 4月 20 01:43:10 2001 3rd.html


あ~ちゃんとたわむれ 3rd

到着後、2週間目はさわる暇無し^^;;。大阪に2回行ったのが痛かった^^;;。

てなわけで、3rdだけど、3週目開始!

News flash


最近あった、ニュースや注目どころについてにリスト~


  • 正式版AgendaVR3発売間近!

    Agenda computing
    4月23日出荷予定とオンラインショップのページにはありますが、プレスリリースが無いのはなぜ??
    正式版は3色。うちのでべろぱでしょんの色は無いようで。
    正式版相当のkernel,romdisk,promはいつできあがるんだろう??

  • Linux PDA Helio

    Official Site of VTech’s Helio PDA
    これもやっぱりLinux-VR採用のPDA。
    ここのVTech Helio DeveloperResourcePageに「The Helio Emulator allows testing of Helio programs and operating systems from any Windows computer. 」というエミュレータが公開されているのが気になりますが、403 errorになって落とせませんが、vhl-tools: Linux on the VTech Helioのページから落とせますね。
    (エミュレータの話は[agenda-user] Developing and testing Agenda apps without an Agenda)

  • 外部電源供給計画

    My Agenda Page(phj homepage内)
    「[agenda-user] Battery recharge published」より
    AgendaVR3の電源が乾電池のみということに不満を持っていませんか?ここのページではシリアルコネクタの空きピンを使って、外部電源を使えるように改造するためのテクニックが載っています。
    「[agenda-user] iPAQ sleeve with Agenda? Hardware Hacking」より
    iPAQのコネクタと比較してるけど、iPAQのコネクタと同じ形状なのかな??
    Agenda Help Page -Connector-にあるシリアルコネクタピン配列とiPAQ H3600 Hardware Design SpecificationsにあるiPAQのシリアルコネクタピン配列は確かに似てるし…

  • Qucik Sync ボタンの使い方

    How to get Quick Sync Button Working
    「[agenda-user] Quick sync button」より
    クレードル&ケーブルにあるQuickSyncボタンを活用例
    ボタンを押すとpppdが起動するという例が出ています。

  • Software Keyboardの配列を変えよう(たぶん)

    「Re: [agenda-user] Suggested app – keyboard layout changer」より
    ftp://agtoys.sourceforge.net/pub/agtoys/kdjkeys-1.1.0.tar.gz

Agenda VR3を買って1週間目に行ったこと


大学時代の研究室のサーバに20年以上置きっ放しのコンテンツだったのですが、この度、サーバが無くなる、ということで、こちらにコピーしておきます。

元のタイムスタンプ: 4月 8 01:40:42 2001 1st.html


あ~ちゃんとたわむれ 1st

Agenda VR3をなんとなく買った。だって、送料込みで$249だったし。この値段って、4年前の同時期にPalmPilotProfessionalを買った時の値段と比べると半額程度の値段だしねぇ….

ちなみに、今回頼んだものは以下の通り


     Item # : 1
Product name : VR3 Developer Edition, Blue
Part num : HVR3DS
Qty : 1
Price : 179.00
Total : 179.00

Item # : 2
Product name : VR3 RS-232 Cable
Part num : A3RS23
Qty : 1
Price : 29.95
Total : 29.95

Item # : 3
Product name : A3STY
Part num : VR3-Stylus
Qty : 1
Price : 9.95
Total : 9.95


しかし、届いたのはItem#1のみ…後の2つはまだ…

うちに届くまで



  • 2001/03/21: 発注
  • 2001/03/21: 現地発送
  • 2001/03/22: オンタリオのステーションで仕分け
  • 2001/03/23: 太平洋の上
  • 2001/03/24: 成田
  • 2001/03/25: 到着 消費税として600円の支払い

ふぁーすといんぷれっしょん

おっそいね。なんか、アップデートすると早くなるらしいけど….

てなわけで、アップデートすべく情報収集開始。

まずは関連リンクを集める

日本の

海外の

アップデートをする



まずは現在のバージョンを調べてみる。タッチパネル操作でいろいろ内部を調べるよりtelnetして調べるのが妥当だろうということで、PPP接続をすることにした。


Agenda <-> WindowsのPPPw2kを参考に、W2KでPPPの設定を行う

  1. [コントロールパネル]→[電話とモデム]の[モデム]タブを選び、[2台のコンピュータ間の通信ケーブル]でセットアップする。その後、ポートの最高速度を115200bpsに変更する。
  2. [コントロールパネル]→[ネットワークとダイアルアップ接続]にて[新しい接続]を選び、[他のコンピュータに直接接続する]でセットアップする。
  3. 作成した設定のプロパティを開き、[モデムの構成]で最高速度を[115200bps]に変更する。
  4. AgendaVR3のTerminalで以下のコマンドを打つ
    /usr/sbin/pppd /dev/ttyS0 115200 local \
    -chap debug nodetach novj 169.254.71.80:169.254.71.81 \
    connect ‘/usr/sbin/chat -t3600 -v CLIENT CLIENTSERVER’

  5. PPP接続をする。
  6. で、/var/log/messagesとかuname -aをみると、kernelは2.4.0-test9。

次にアップデートに必要なファイルを集める。


Agenda Help PadeのUpdatingを参考に、Agenda ftpサイトのMATRIX版ディレクトリよりvmlinux.binary.gzとroot.cramfs.gzをダウンロード。

Agenda <-> WindowsのFlashを参考にアップデートを行う。


  1. TeraTermを起動し、COMポートに115200bps,8bit,nonぱり,stop 1bit,hardware flowで接続する。
  2. AgendaVR3の裏にあるリセットボタンを押すとTeraTermコンソールに以下のメッセージが現れる。
    PMON version 3.1.223 [NEC Vr41XX UEB,EL,FLASH]
    VR4181 support by Bradley D. LaRonde Oct 29 2000 21:30:29
    This is free software, and comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY,
    you are welcome to redistribute it without restriction.
    CPU type NEC VR4181
    Rev 5.2. 65.54 MHz/1.17 MHz.
    Memory size 8 MB.
    Icache size 16 KB, 16/line
    Dcache size 8 KB, 16/line

    Autoboot command: “g -e bf0005e0 — root=/dev/rom video=vr4181fb:xres:160,yres:2
    40,bpp:4,gray,hpck:3084,inv ether=0,0x03fe0300,eth0”
    Press any key to cancel.


  3. ここで、なにかしらキーボードから入力するとPMONプロンプトになる。
  4. 「load」と入力してから、TeraTermの[File]→[Send]でvmlinux.binaryを転送。

    が、ここでトラブル発生。vmlinux.binaryを転送すると転送途中でエラーが発生し、転送できない。調べてみると、vmlinux.binaryをMotorola S-Record Formatに変換しなければならないらしい。
    変換ツールを探したところ、bin2srecを発見。単純に、vmlinux.binaryをオプション無しで変換してみる。しかし、転送はエラーが発生しうまくいかない…
    仕方がないので、古いsrecコンバート済みの古いカーネルを使用してとりあえず続行。

  5. 「flash 80080000 200000 0」でvmlinuxを書き込む。
  6. 「load」と入力してから、TeraTermの[File]→[Send]でromdisk.srecを転送。
  7. 「flash 80080000 780000 200000」でromdiskを書き込む。
  8. 「$linux console=ttyS0,115200 init=/sbin/restore_defaults」としてdefault scriptを変更する。

    再び、トラブル発生。以下のメッセージがでる。
    PMON> $linux console=ttyS0,115200 init=/sbin/restore_defaults
    Detected 8MB of memory. Will use 8MB of it.
    Loading R4000 MMU routines.
    CPU revision is: 00000c52
    Primary instruction cache 16kb, linesize 16 bytes.
    Primary data cache 8kb, linesize 16 bytes.
    Linux version 2.4.0-test9 (root@www.easysolutions.net) (gcc version egcs-2.90.29
    980515 (egcs-1.0.3 release)) #17 Tue Jan 9 14:39:12 Local time zone must be set
    –see zic manual page 2001
    On node 0 totalpages: 2048
    zone(0): 2048 pages.
    zone(1): 0 pages.
    zone(2): 0 pages.
    Kernel command line: root=/dev/rom video=vr4181fb:xres:160,yres:240,bpp:4,gray,h
    pck:3084,inv ether=0,0x03fe0300,eth0 console=ttyS0,115200 init=/sbin/restore_def
    aults
    Console: colour dummy device 80×25
    Calibrating delay loop… 1.91 BogoMIPS
    Memory: 7592k/8192k available (1566k kernel code, 600k reserved, 139k data, 47k
    init)
    Dentry-cache hash table entries: 1024 (order: 1, 8192 bytes)
    Buffer-cache hash table entries: 1024 (order: 0, 4096 bytes)
    Page-cache hash table entries: 2048 (order: 1, 8192 bytes)
    Inode-cache hash table entries: 512 (order: 0, 4096 bytes)
    Checking for ‘wait’ instruction… unavailable.
    POSIX conformance testing by UNIFIX
    Linux NET4.0 for Linux 2.4
    Based upon Swansea University Computer Society NET3.039
    NET4: Unix domain sockets 1.0/SMP for Linux NET4.0.
    NET4: Linux TCP/IP 1.0 for NET4.0
    IP Protocols: ICMP, UDP, TCP
    IP: routing cache hash table of 512 buckets, 4Kbytes
    TCP: Hash tables configured (established 512 bind 512)
    Starting kswapd v1.8
    Console: switching to colour frame buffer device 40×40
    fb0: vr4181fb frame buffer, 160×240, 4 bpp, 18k mem at 0x00001000 – 0x00005b00
    Keyboard driver version 0.2a for VR41XX KIU
    VR41xx touch panel initialized, using IRQ 13.
    RAMDISK driver initialized: 16 RAM disks of 4096K size 1024 blocksize
    rom: registered device at major 60
    ne.c:v1.10 9/23/94 Donald Becker (becker@cesdis.gsfc.nasa.gov)
    NE*000 ethercard probe at 0x3fe0300: not found (no reset ack).
    NE*000 ethercard probe at 0x3fe0300: not found (no reset ack).
    JFFS version 1.0, (C) 1999, 2000 Axis Communications AB
    VR41xx Serial driver version 0.4 (22-Oct-2000)
    ttyS00 at 0xac000010 (irq = 17) is a 16550A
    ttyS01 at 0xac000000 (irq = 17) is a 16550A
    ttyS02 at 0xac000000 (irq = 17) is a 16550A
    VR41xx Real Time Clock Driver v1.0
    PPP generic driver version 2.4.1
    PPP Deflate Compression module registered
    PPP BSD Compression module registered
    Initializing MTD Layer
    nora flash device: 1000000 at bf000000
    Done with probing actual chips
    Probing cfi_cmdset_0001 Intel/Sharp Extended Query Table at 0x0031
    kmem_create: Forcing size word alignment – nfs_fh
    VFS: Mounted root (cramfs filesystem) readonly.
    Error -3 while decompressing!
    8003e724(2139838780)->800da000(4096)
    Warning: unable to open an initial console.
    Error -3 while decompressing!
    8003e70c(2139838804)->801e5000(4096)

    エラーで止まった….ファイルの転送時はなんらエラーはなかったんだが….

  9. とりあえず、出直し。ついでに、最新カーネルのS-Record形式へのコンバートをいろいろ実験。「bin2srec -a 4 -l 21 -o 80080000 infile > outfile」が一番近いフォーマットっぽいので、それで試すが、flash中に止まる….
  10. 平行してやっていた、開発環境の構築が終わったのでmips-objcopyができあがった。これを使って継続。

    mips-objcopy -Ibinary -Osrec vmlinux.binary vmlinux.srec
    vmlinux.srecをAgendaへ転送
    が、転送途中で、失敗する。データ形式が違うらしい…

  11. エラーばかりなのでついにvmware発動。vrflashを使って簡単に解決…..しくしくしく

アップデート後の感想。
やっぱ重い。さっきよりは軽いけど….あと、手書き文字の認識のしにくさは….

開発環境の構築

とりあえず、cygwinで開発環境を作ってみることにした。



  1. binutilsをコンパイルする。

    gzip -dc binutils-2.10.1.tar.gz|tar xf –
    ./configure –target=mipsel-linux
    make install

  2. gccをコンパイルする

    gzip -dc gcc-2.95.2.1-core.tar.gz|tar xf –
    ./configure –target=mipsel-linux –with-gnu-as –with-gnu-ld –with-newlib
    後ろのオプションが判明するのに時間がかかったこと……
    make install

てな感じで、開発環境自体の構築はすぐにできた模様。

続きはまた今度….今日のところはお休みなさい