HPE Superdome Flex 280サーバーではLinuxのサポートについて注意が必要(現状RHEL9.0はサポートしない)

2022/12/05追記:2022/11/30にRHEL9.0対応のI/O Service Pack for HPE Superdome Flex Servers Familyがリリースされてました。


HPE Superdome Flex 280サーバーを導入するにあたってLinuxのサポートも必要という話で、RedHat Enterprise Linuxを導入する、という話になった。

ドキュメントを探すと「Installing Operating Systems on HPE Superdome Flex 280 Server」がもっともまとまっている感じだった。

ここの「Supported operating systems」には下記の様に書かれている。

HPE Foundation Software (HFS) version support matrix」を見るとRHEL9.0をサポートしていると読める記述がある。

Software Delivery Repositoryにある「HPE Foundation Software Repository」を見ても指定できるディストリビューションバージョンに9.0が含まれている。

ISOファイルとして入手する場合は「HPE Foundation Software ISO Image for HPE Superdome Flex Servers Family」から入手でき、RHEL9/Oracle Linux 9がサポート対象として記載されている。

上記ページにリンクがある「Running Linux on HPE Superdome Flex 280 Server」は冒頭の「Installing Operating Systems on HPE Superdome Flex 280 Server」を切り出した感じのドキュメントになってようにみえ、特にRHEL9がサポートされない、という認識ではなかった。

しかし!

hpeから、2022年11月2日時点で、HPEがサポートするのはRHEL8.5までで、RHEL8.6とRHEL9.0は現状はサポートしない、との通告を受けた。

なぜ?と聞くと「I/O Service Pack」の対応バージョンが出ていないから、という

確認してみると「Running Linux on HPE Superdome Flex 280 Server」の方には記述がないが、「Installing Operating Systems on HPE Superdome Flex 280 Server」には「HPE Superdome Flex 280 Server I/O Service Pack」という項目がある・・・

しかし、「Customers can use the HPE Superdome Flex 280 Server I/O Service Pack」という表現なので「要求」じゃないはずなのに、要求されている。

ダウンロードリンクは「I/O Service Pack for HPE Superdome Flex Servers Family

firmwareとdriverを新しいものに更新するために使うので、必須ではないはずなのだが、hpeサポートは必須と主張してくる感じです。

じゃあ、RHEL9.0対応版はいつでるの?ときいいてみるものの「不明」という回答。

大丈夫なんか?HPE


2022/11/14追記

RHEL9をサポートするI/O Service Packのリリース見込みがついた、という連絡があったので、とりあえず本件はなんとかなりそう


2022/12/05追記

2022/11/30付けでRHEL8.6とRHEL9.0に対応した「I/O Service Pack for HPE Superdome Flex Servers Family 2022.09」がリリースされていました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください