Orange Pi 5をAndroid 12で動かす

2022/12/20時点で使えるOrange Pi 5のOSは、Ubuntu, Debian, Android 12。

Orange Pi (Droid)はリンクはあるもののファイル自体は存在していないという残念な状態

microSDで起動させる場合のAndroid 12はSDDiskTool_v1.72.zipに含まれているSD_Firmware_Tool.exe から書き込む。

中国語インタフェース…

config.iniを開いて「Selected=1」を「Selected=2」に替えたら英語インタフェースになった

まず「SD Boot」を選択してから、「Firmware」ボタンをクリックして、OrangePi5_RK3588S_Android12_v1.0.0.imgを指定して「Create」ボタンをクリックする。

書き込み確認で、はい、を選んで書き込み開始

書き込み完了

書き込んだmicroSDはこんな感じのパーテーションになりました。

NVMe SSDを取り外して、microSDのみ入れて電源オン…

しばらく待つと下記の画面となります。

アプリ一覧にブラウザはいませんが、検索欄をクリックすればブラウザとして使えます。

F-Droidでもアクセスしてフリーソフト中心のソフトウエアレポジトリにアクセスしてみましょう…

が・・・たいしていいアプリがあるわけじゃないので微妙なんですけど・・・

ただ、いい感じのブラウザがなくて・・・

Ubuntu Touchでも使ったBromite ブラウザ をF-Droidレポジトリに追加してインストールすると、Chromiumもダウンロードできるんですが、Google開発者サービスがない、といわれるのでBromiteの方を使った方がいいでしょう

で・・・ブラウザをインストールしてyoutubeにアクセスしてみたところ、HDMI経由の音声出力も動いていました。

うちの場合標準設定では音量が小さくて、大きくする必要がありました

ただ、結局アプリが微妙なので、使い道があまりないかなぁ・・と

Orange Pi 5 が届いた

2022年11月12日に発注し2022年12月5日に発送連絡があった Orange PI 5が12月19日に届いた。

Orange Pi のいつもの箱に入って届いた

中身もいつものごとく

ラズパイ2BとOrange Pi 5を並べて見る

裏面にM.2 コネクタがありますが、止めるためのネジが付属してないのでどうにか調達する必要があります。

私の場合はたまたま別件で買ったM.2 SSDにネジが添付されていたのでそれを流用しました。

さて、ここからは実際に使う為の資料について・・・

資料について

公式のマニュアルはOrange Pi 5 Downloadページ にあるUser Manualリンク にあるOrangePi_5_RK3588S_User Manual_v0.2.pdf となる。(2022/12/08版)

電源について

Orange Pi 5の注意点として電源はType-Cコネクタ形状だけれども、USB PD非対応で、5V4Aのみを受け付けるだけの単機能コネクタである、ということ。

このため、ノートパソコンなど用のType-C PD電源ををつなげても動作しません。

私の場合、秋月でラズパイ4用として売ってる「スイッチングACアダプター(USB ACアダプター) Type-Cオス 5.1V3.8A 」を買って使っています。

まお、マニュアルの上記記述にあるように、USB Type-Cとして使えるコネクタの方は電源供給には使えません。

裏面にあるM.2 コネクタには2242サイズのNVMeストレージを取り付けることができますが、固定する為のネジが添付されていません。

Orange Pi 5の基盤自体を固定する為の四隅の穴は3.0mmですが、M.2用の2230/2242用の固定穴は3.5mmとのこと。

また、GPIO端子から電源を供給することは可能ですが、推奨されていません。

GPIO端子に逆接続防止措置はないので、誤って逆に接続してしまうと基板が死ぬので注意してください。

OS書き込みについて

Linuxの場合

microSDの起動ディスクをつくる場合、Linuxを書き込む場合はddやrufus,etcher,win32diskimagerで書き込みます。

NVMe SSD起動にしたい場合は、一度microSDで起動させた後、NVMe SSDへのインストール処理を行う形となります。

使用できるNVMe SSDは、2230サイズもしくは2242サイズのものです。

NVMe SSD用に確保されている帯域は PCIe2.0x1 となっており、理論上は500MB/sまでとなります。PCIe3.0やPCIe4.0のSSDを使用しても、PCIe2.0x1で止まります。

NVMe SSDへのインストールは、Orange Pi公式配布のDebian/Ubuntuの場合「sudo nand-sata-install」を実行することでSPI Flashへブートローダを書き込み、NVMe SSDから起動できるような設定を行った上で、Linux用ディスクイメージファイルをddコマンドで/dev/nvme0n1に書き込みを行います。

書き込み後は、Linuxをshutdownし、microSDを抜いて、NVMe SSDのみとして起動します。

起動後、Orange Pi公式配布のDebian/Ubuntuの場合「sudo fix_mmc_ssd.sh」を実行し、ディスクのパーテーション調整を行います。(後述しますが、この手順は不要でした)

なお、初期ユーザは「root」パスワード「orangepi」と、ユーザ「orangepi」パスワード「orangepi」の2つがあります。

また、自動ログインの有効/無効が別途用意されているコマンドで設定できます。

詳細はUser Manualにて。

Androidの場合

Rockchip用のAndroidを起動するためのmicroSDは専用の書き込みソフトSDDiskTool(Windows)を使用する必要があります。

また、NVMe SSDからAndroidを起動したい場合は、Windows+専用ドライバ/書き込みソフト(RKDevTool)を使うことで、microSDを経由せずにType-Cケーブル経由で直接書き込むことが可能です。

ネットワーク設定について

Orange Pi公式が配布しているUbuntu/Debianイメージではネットワーク接続を /etc/network/interfaces ファイルの編集ではなくNetwork Manager経由で行う、ということになっています。

nmcliやnmtuiコマンドで設定します。


実際にセットアップしてみた

M.2 2242サイズのNVMe SSDを取り付けて…

Orangepi5_1.0.6_ubuntu_jammy_desktop_xfce_linux5.10.110.img をmicroSDに書き込んで初回起動すると、X-Windowでログインした状態となる

この際のユーザは「orangepi」

コマンドで「ip a s」などを実行してIPアドレスを確認して、sshでログイン

その際は「orangepi」でパスワードも「orangepi」

  ___  ____  _   ____
 / _ \|  _ \(_) | ___|
| | | | |_) | | |___ \
| |_| |  __/| |  ___) |
 \___/|_|   |_| |____/

Welcome to Orange Pi 1.0.6 Jammy with Linux 5.10.110-rockchip-rk3588

System load:   2%               Up time:       7 min    Local users:   3
Memory usage:  8% of 7.51G      IP:            192.168.1.141
CPU temp:      39°C            Usage of /:    16% of 29G

[ 2 security updates available, 2 updates total: apt upgrade ]
Last check: 2022-12-16 16:17

[ General system configuration (beta): orangepi-config ]

Last login: Fri Dec 16 16:17:44 2022
orangepi@orangepi5:~$

カスタマイズするためのスクリプト群が /usr/local/bin に用意されている

orangepi@orangepi5:~$ ls -l /usr/local/bin
total 1360
-rwxrwxr-x 1 root root    992 Dec  7 09:26 auto_login_cli.sh
-rwxrwxr-x 1 root root   9632 Dec  7 09:26 blink_all_gpio
-rwxrwxr-x 1 root root     47 Dec  7 09:26 cat_serial.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    560 Dec  7 09:26 compile_python.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    316 Dec  7 09:26 desktop_login.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    140 Dec  7 09:26 disable_desktop_autologin.sh
-rwxrwxr-x 1 root root   2036 Dec  7 09:26 drm-hotplug.sh
-rwxrwxr-x 1 root root     86 Dec  7 09:26 enable_docker.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    265 Dec  7 09:26 fix_mmc_ssd.sh
-rwxr-xr-x 1 root root    195 Dec 15 18:27 gpu_load.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    111 Dec  7 09:26 install_bt_panel.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    684 Dec  7 09:26 install_docker.sh
-rwxr-xr-x 1 root root    565 Dec 16 11:41 install_qt.sh
-rwxrwxr-x 1 root root   2364 Dec 16 15:36 install_ros.sh
-rwxrwxr-x 1 root root  76188 Dec  7 09:26 io
-rwxrwxr-x 1 root root  22896 Dec  7 09:26 memtester
-rwxrwxr-x 1 root root 772832 Dec  7 09:26 modetest
-rwxrwxr-x 1 root root  38856 Dec  7 09:26 multivideoplayer
-rwxrwxr-x 1 root root     78 Dec  7 09:26 reset_ssh.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    115 Dec 12 09:41 set_device.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    242 Dec 12 09:41 set_vnc.sh
-rwxrwxr-x 1 root root  19672 Dec  7 09:26 spidev_test
-rwxrwxr-x 1 root root 254056 Dec  7 09:26 stressapptest
-rwxrw-r-- 1 root root   1197 Dec 14 15:56 test_camera.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    175 Dec 12 09:41 test_dec_mpv.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    168 Dec  7 09:26 test_rknn_demo.sh
-rwxr-xr-x 1 root root    501 Dec 16 15:36 test_ros.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    446 Dec  7 09:26 test_rtsp.sh
-rwxrwxr-x 1 root root  14736 Dec  7 09:26 tinycap
-rwxrwxr-x 1 root root  19448 Dec  7 09:26 tinymix
-rwxrwxr-x 1 root root  14440 Dec  7 09:26 tinypcminfo
-rwxrwxr-x 1 root root  19048 Dec  7 09:26 tinyplay
-rwxrwxr-x 1 root root     65 Dec  7 09:26 typec_usb2.sh
-rwxrwxr-x 1 root root    123 Dec 15 18:41 vpu_debug.sh
-rwxrwxr-x 1 root root  13816 Dec 16 16:23 watchdog_test
orangepi@orangepi5:~$ ls -l /usr/local/sbin
total 0
orangepi@orangepi5:~$

NVMe SSDにインストールするには/dev/nvme0n1に対してインストールイメージを書き込む

まずデバイス名確認。テストに使用したものなのでパーテーションが2つ作られている

orangepi@orangepi5:~$ ls -l /dev/nvme0*
crw------- 1 root root 239, 0 Dec 16 16:17 /dev/nvme0
brw-rw---- 1 root disk 259, 0 Dec 16 16:17 /dev/nvme0n1
brw-rw---- 1 root disk 259, 1 Dec 16 16:17 /dev/nvme0n1p1
brw-rw---- 1 root disk 259, 2 Dec 19 19:30 /dev/nvme0n1p2
orangepi@orangepi5:~$

確認のためM.2 SATA SSDが認識できないかを確認してみる

orangepi@orangepi5:~$ sudo fdisk -l
[sudo] password for orangepi:
Disk /dev/ram0: 4 MiB, 4194304 bytes, 8192 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 4096 bytes
I/O size (minimum/optimal): 4096 bytes / 4096 bytes


Disk /dev/zram0: 3.75 GiB, 4031569920 bytes, 984270 sectors
Units: sectors of 1 * 4096 = 4096 bytes
Sector size (logical/physical): 4096 bytes / 4096 bytes
I/O size (minimum/optimal): 4096 bytes / 4096 bytes


Disk /dev/mtdblock0: 16 MiB, 16777216 bytes, 32768 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes


Disk /dev/mmcblk1: 29.9 GiB, 32105299968 bytes, 62705664 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: gpt
Disk identifier: 53AE4D8D-573C-E044-AB71-027F31F37494

Device          Start      End  Sectors  Size Type
/dev/mmcblk1p1  61440   585727   524288  256M Linux extended boot
/dev/mmcblk1p2 585728 62062591 61476864 29.3G Linux filesystem


Disk /dev/zram1: 200 MiB, 209715200 bytes, 51200 sectors
Units: sectors of 1 * 4096 = 4096 bytes
Sector size (logical/physical): 4096 bytes / 4096 bytes
I/O size (minimum/optimal): 4096 bytes / 4096 bytes
orangepi@orangepi5:~$ ls /dev/nv*
ls: cannot access '/dev/nv*': No such file or directory
orangepi@orangepi5:~$

M.2 SATA SSDでは認識しないことを確認

(2022/12/21追記: データディスクとしてならM.2 SATAも動くことを確認しました → 詳細)

まあ、そういう仕様ですしね

さて、NVMe SSDに戻して、マニュアル記載のSPI Flash書き換えコマンドを実行

「sudo nand-sata-install」を実行して以下の画面とします。

「7 Install/Update the bootloader on SPI Flash」を選択してOKします

書き換え警告を[Yes]とします

YES選択後、数分間以下の状態で止まっていますが、正常です。

5分ぐらいすると下記の様になって終了します。

続いて、Orangepi5_1.0.6_ubuntu_jammy_desktop_xfce_linux5.10.110.img を /dev/nvme0n1 に対して書き込むため「sudo dd if=Orangepi5_1.0.6_ubuntu_jammy_desktop_xfce_linux5.10.110.img of=/dev/nvme0n1 status=progress」と実行します。

orangepi@orangepi5:~$ sudo dd if=Orangepi5_1.0.6_ubuntu_jammy_desktop_xfce_linux5.10.110.img of=/dev/nvme0n1 status=progress
6924734976 bytes (6.9 GB, 6.4 GiB) copied, 278 s, 24.9 MB/s
13533184+0 records in
13533184+0 records out
6928990208 bytes (6.9 GB, 6.5 GiB) copied, 279.176 s, 24.8 MB/s
orangepi@orangepi5:~$

現状のパーテーションを確認

orangepi@orangepi5:~$ sudo fdisk -l /dev/nvme0n1
GPT PMBR size mismatch (13533183 != 1000215215) will be corrected by write.
The backup GPT table is not on the end of the device.
Disk /dev/nvme0n1: 476.94 GiB, 512110190592 bytes, 1000215216 sectors
Disk model: NXM-512
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: gpt
Disk identifier: 53AE4D8D-573C-E044-AB71-027F31F37494

Device          Start      End  Sectors  Size Type
/dev/nvme0n1p1  61440   585727   524288  256M Linux extended boot
/dev/nvme0n1p2 585728 13533150 12947423  6.2G Linux filesystem
orangepi@orangepi5:~$

この段階では実際のSSD容量にあわせたパーテーション構成になっていないのでmismatchと表示されている。

この段階では、microSD起動を一度停止して、microSDを抜いてから再度電源を入れます

NVMe SSDから起動していることを確認します。

orangepi@orangepi5:~$ df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
tmpfs           769M  9.4M  760M   2% /run
/dev/nvme0n1p2  465G  4.6G  456G   1% /
tmpfs           3.8G     0  3.8G   0% /dev/shm
tmpfs           5.0M  4.0K  5.0M   1% /run/lock
tmpfs           3.8G   12K  3.8G   1% /tmp
/dev/nvme0n1p1  256M   95M  162M  37% /boot
/dev/zram1      188M  2.6M  171M   2% /var/log
tmpfs           769M   80K  769M   1% /run/user/1000
orangepi@orangepi5:~$

問題が起きてたパーテーション構成は起動時に自動修正されています。

orangepi@orangepi5:~$ sudo fdisk -l /dev/nvme0n1
Disk /dev/nvme0n1: 476.94 GiB, 512110190592 bytes, 1000215216 sectors
Disk model: NXM-512
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: gpt
Disk identifier: 53AE4D8D-573C-E044-AB71-027F31F37494

Device          Start       End   Sectors   Size Type
/dev/nvme0n1p1  61440    585727    524288   256M Linux extended boot
/dev/nvme0n1p2 585728 990183423 989597696 471.9G Linux filesystem
orangepi@orangepi5:~$

マニュアル記載にある「sudo fix_mmc_ssd.sh」はmicroSDも使う場合に実行するもので、NVMe SSDのみの場合は実行してみると以下のようなメッセージが出力されていました。

orangepi@orangepi5:~$ sudo fix_mmc_ssd.sh
ls: cannot access '/dev/mmcblk*': No such file or directory
Done
orangepi@orangepi5:~$

その上、NVMeから起動できなくなってしまうので必要無い限りはfix_mmc_ssd.shは実行しないように・・・

もしこの状態にしてしまった場合は、最初のNVMeへのインストール時に使ったmicroSDを入れるとシングルユーザモードで起動できます。

その状態で/etc/fstabにある/boot行を「/dev/nvme0n1p1 /boot vfat defaults 0 2」に書きかえて「mount -a」でマウント

その次に /boot/orangepiEnv.txt にあるroot=行を「rootdev=/dev/nvme0n1p2」に書き換えることで元の状態に戻ります。

あとは普通のUbuntu 22.04として利用できます。

ちょっと興味深かったのは、https://repo.huaweicloud.com/ からファイルを持ってくる初期設定になってるんだなぁ、というところ

カスタマイズ

「sudo orangepi-config」を実行すると設定ユーティリティが起動します。

まずは[System]から[Firmware]を選択してFirmwareアップデートを実行します。

再起動します。

この他、[Personal]にある[Timezone]など、いろいろ設定がありますので、必要に応じ変更します。

youtube(360p)再生中のCPU負荷

youtube(1080p)再生中のCPU負荷

Windows ServerからNetAppに対してsshでコマンドを実行させる

Windows Server 2019からNetAppに対してsshを実行するにはTeraTermやputtyをインストールしないとダメなのかなぁ、と思いつつ、PowerShellで「ssh」と実行してみると、OpenSSH 7.7p1がインストールされていた。

PS C:\Users\Administrator> ssh
usage: ssh [-46AaCfGgKkMNnqsTtVvXxYy] [-B bind_interface]
           [-b bind_address] [-c cipher_spec] [-D [bind_address:]port]
           [-E log_file] [-e escape_char] [-F configfile] [-I pkcs11]
           [-i identity_file] [-J [user@]host[:port]] [-L address]
           [-l login_name] [-m mac_spec] [-O ctl_cmd] [-o option] [-p port]
           [-Q query_option] [-R address] [-S ctl_path] [-W host:port]
           [-w local_tun[:remote_tun]] destination [command]
PS C:\Users\Administrator> ssh -V
OpenSSH_for_Windows_7.7p1, LibreSSL 2.6.5
PS C:\Users\Administrator>

じゃあ、Windows ServerからNetAppに対してタスクスケジューラから何らかの処理を実行させることが可能なのか、ということで手法検討

Windowsサーバ上で鍵作成

まずは、ONTAPに公開鍵認証でログインするための設定を実施

「ssh-keygen」コマンドを実行して、鍵を作成

PS C:\Users\Administrator> ssh-keygen
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (C:\Users\Administrator/.ssh/id_rsa):
Created directory 'C:\Users\Administrator/.ssh'.
Enter passphrase (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:
Your identification has been saved in C:\Users\Administrator/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in C:\Users\Administrator/.ssh/id_rsa.pub.
The key fingerprint is:
SHA256:Eomw4OJ5tGv2Nx0HkGCeaRT5PxBU3krAixd96aCIkJU administrator@WindowsServer
The key's randomart image is:
+---[RSA 2048]----+
|. +..=*o+.  .    |
|.+ E+ooBoo.o     |
|..o.o=* *o+.     |
|o o.oo B....     |
| o o  o S..      |
|  . .  . + .     |
|   +    . +      |
|  o .  o .       |
|     .. .        |
+----[SHA256]-----+
PS C:\Users\Administrator>

実行したユーザのホームディレクトリに.sshディレクトリが作成され、id_rsaとid_rsa.pubが作成された。

このうち使うのはid_rsa.pub の中身

「notepad .ssh\id_rsa.pub」などを実行して内容を確認する。

NetApp上に公開鍵でログインできるユーザを設定

次にNetAppにログインして、現在のユーザ一覧を確認する。

「security login show -vserver クラスタ名」を実行する。

netapp::> security login show -vserver netapp

Vserver: netapp
                                                                 Second
User/Group                 Authentication                 Acct   Authentication
Name           Application Method        Role Name        Locked Method
-------------- ----------- ------------- ---------------- ------ --------------
admin          console     password      admin            no     none
admin          http        password      admin            no     none
admin          ontapi      password      admin            no     none
admin          service-processor
                           password      admin            no     none
admin          ssh         password      admin            no     none
autosupport    console     password      autosupport      no     none
6 entries were displayed.

netapp::>

現状は公開鍵認証(publickey)でログインできるユーザが設定されていません。

現状あるadminユーザに対して、公開鍵認証でもログインできるように設定するには「security login create -user admin -application ssh -authentication-method publickey -role admin」と実行します

netapp::> security login create -user admin -application ssh -authentication-method publickey -role admin
Warning: To use public-key authentication, you must create a public key for user "admin".

netapp::>

上記で警告が出ていますが、これは現状該当するユーザ用の公開鍵が登録されていないためのものです。

再度「security login show -vserver クラスタ名」を実行すると、publickeyの登録が増えていることが確認出来ます。

netapp::> security login show -vserver netapp

Vserver: netapp
                                                                 Second
User/Group                 Authentication                 Acct   Authentication
Name           Application Method        Role Name        Locked Method
-------------- ----------- ------------- ---------------- ------ --------------
admin          console     password      admin            no     none
admin          http        password      admin            no     none
admin          ontapi      password      admin            no     none
admin          service-processor
                           password      admin            no     none
admin          ssh         password      admin            no     none
admin          ssh         publickey     admin            -      none
autosupport    console     password      autosupport      no     none
7 entries were displayed.

netapp::>

次に公開鍵を登録するので、まずは現在の公開鍵登録状況を「security login publickey show」を実行して確認します。

netapp::> security login publickey show
This table is currently empty.

netapp::>

上記の場合はまだ何も登録されていません。

ここで先ほど作成したid_rsa.pubの中身を登録します。

「security login publickey create -username admin -index 0 -publickey “<id_rsa.pubの中身>”」

netapp::> security login publickey create -username admin -index 0 -publickey "ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAADAQABAAABAQCYShjYkl1hs/JlSSayuyAeL/5zlmGCQ15Z0c1BiJ8Hi3/fjEM0IjuJme19J1xM5M9UpdvdI2SA/Vtanidfwx231d2pXsveniT4H3OJApgKRTE7xtsjAtg1El2rNbm0C7qgMw4p0tsjp2ZSAY2QkQBoUzgBfTfOYWWR6V+D3PyU9N9AF9VIqB6d+yEDxg9GOe76ILzKB9Wo3F8t0p+OtGU9C1gAAPndvoV+7yepoS2DSu8ft8mRGL6aTFQDMbhqEYPKZx2Gx2XqfnZA1bFggntsWWtg3TGLmCOww8RLd0CIhMfl8aJJuTmjjDJh3tN9BZx9kNjj6yF8Irxjntih9ejH administrator@WindowsServer"

netapp::> security login publickey show

Vserver: netapp
UserName: admin            Index: 0
Public Key:
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAADAQABAAABAQCYShjYkl1hs/JlSSayuyAeL/5zlmGCQ15Z0c1BiJ8Hi3/fjEM0IjuJme19J1xM5M9UpdvdI2SA/Vtanidfwx231d2pXsveniT4H3OJApgKRTE7xtsjAtg1El2rNbm0C7qgMw4p0tsjp2ZSAY2QkQBoUzgBfTfOYWWR6V+D3PyU9N9AF9VIqB6d+yEDxg9GOe76ILzKB9Wo3F8t0p+OtGU9C1gAAPndvoV+7yepoS2DSu8ft8mRGL6aTFQDMbhqEYPKZx2Gx2XqfnZA1bFggntsWWtg3TGLmCOww8RLd0CIhMfl8aJJuTmjjDJh3tN9BZx9kNjj6yF8Irxjntih9ejH administrator@WindowsServer
Fingerprint:
SHA256:Eomw4OJ5tGv2Nx0HkGCeaRT5PxBU3krAixd96aCIkJU
Bubblebabble fingerprint:
xobov-gyvaf-hokad-pukun-leper-henuc-tihyn-haban-pybom-defel-cyxyx
Comment:
-

netapp::>

登録されました

Windowsサーバからのsshアクセス試験

ではWindows Sevrer上から「ssh admin@IPアドレス “NetAppのコマンド”」を実行してみます。

PS C:\Users\Administrator> ssh admin@172.17.44.55 "system node show"
The authenticity of host '172.17.44.55 (172.17.44.55)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:Hx4oFf3c4GUnc/HxpK4X1U6Um7M2a+hG4JdUAtFi4Hc.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added '172.17.44.55' (ECDSA) to the list of known hosts.

Last login time: 12/13/2022 18:31:20
Node      Health Eligibility Uptime        Model       Owner    Location
--------- ------ ----------- ------------- ----------- -------- ---------------
netapp-01 true true       1 days 07:30 SIMBOX

PS C:\Users\Administrator> ssh admin@172.17.44.55 "system node show"

Last login time: 12/13/2022 18:55:35
Node      Health Eligibility Uptime        Model       Owner    Location
--------- ------ ----------- ------------- ----------- -------- ---------------
netapp-01 true true       1 days 07:30 SIMBOX

PS C:\Users\Administrator>

初回ログイン時は、sshキーの登録について確認されますが、それ以降はコマンドがすぐに実行できました。

バッチファイル&タスクスケジューラ実行試験

タスクスケジューラからコマンドが実行できるかを確認してみます。

まずはNetApp内の時刻を確認し、それを保存するバッチファイルを作成します。

@echo off 
ssh admin@172.17.44.55 "date" >> c:\tmp\command.txt

これをタスクスケジューラに登録してログアウト。

指定時間経過後にファイルを確認してみます。

PS C:\Users\Administrator> type C:\tmp\command.txt

Last login time: 12/13/2022 19:00:13

Node      Date                     Time zone
--------- ------------------------ -------------------------
netapp-01
          Tue Dec 13 19:05:11 2022 Japan

PS C:\Users\Administrator> 

きちんと実行されて、ファイルが作成されていました。

富士通FUTRO MU937にWindows 10をインストールした

先日の富士通Lifebook S937/R はハズレを引いたようでM.2 SATAがちゃんと動かなかったので、どうしようかなーと思いつつ 旧キャプテンにいくと、ほぼ同じスペックで薄くなっているシンクラ専用機FUTRO MU937が売っていたので買ってみた。

Lifebookと違って普通のWindowsライセンスではなく、Windows 10 IoT 2015 LTSB Valueという特殊なものであるのが難点ですね(もう1台買ったら、そちらはWindows 10 IoT 2016 LTSB Valueでした)

裏面に見えてるネジを外せばすぐに外れる

Lifebook S937/Rと同様にDDR4 SO-DIMMスロット1個に
M.2 A-keyスロットにインテル® Dual Band Wireless-AC 8265 (8265NGW)が入ってる。
M.2 B-keyスロットは2242サイズ
M.2 M-keyスロットは2280サイズ

ただし、M-keyスロット2242サイズの所にネジが着いていて、2280側にネジを移動させるにはマザーボードを取り外さないと無理そう。

ストレージを認識させてみる

最初、左側の無線ANの下にあるM.2スロットがストレージかと勘違いしてた。

2242サイズのSATAは持ってないので無理矢理2280サイズのやつつけられるかなーと検討してみたけど、USBコネクタがあるので無理でした。

まずはとりあえず起動してみるかとBIOS画面を見てみると「Drive1 HDD」「Drive 3 NVMe」という謎表記

よく見ると右側にあったコネクタが M.2 M-keyコネクタだったのでNVMeストレージを付けてみたけど認識しない

じゃあ、とM.2 SATAストレージをさしてみると認識した。

Drive 1 HDDとして認識された。

となると、Drive 3 NVMeスロットとは何なのだ????

とりあえずAliexpressで2242サイズのM.2 SATA SSDを2種類入手して使っています。

KingSpec M.2 NGFF SSD
 512GBを$26.50で買いました
GUDGA M2 2280 SSD M.2 SATA SSD
 512GBを$23.65で買いました

詳細は「aliexpressでM.2 2242サイズのSATAとNVMeを買ってみた」にて

2022/12/30追記

32GB SSDを取り付けた状態のものが販売されたので1台買ってみたところ、SanDisk SD8SMAT-032GBとして認識されていた。

この32GB SSDでも、Windows 10 22H2のインストールは可能でした。

残り容量5GBちょっと、という状態ですけどね

メモリ増設(2023/01/05追記パート)

16GB SO-DIMMを増設することで合計20GBメモリとすることができました。

詳細は「富士通LIFEBOOK S937/RとFUTRO MU937は16GB SO-DIMMが増設できてメモリ20GB構成になる


製品資料

FUTRO MU937に関する資料

FUTRO MU937 製品詳細

FUTRO MU937 マニュアル一覧

FUTROドライバダウンロード起点 → MU937

なお、FUTRO MU937の元となっているのは LIFEBOOK U937/R と思われる。

LIFEBOOK U937/R マニュアル一覧

LIFEBOOKドライバダウンロード起点 → U937/R

MU937とU937/Rとではドライバに関してはほぼ同じで、添付ソフトまわりの取り扱いが異なるようだ。

不思議なのはMU937のBIOSは「LIFEBOOK UH90/B1,UH75/B1,WU2/B1,FUTRO MU937用BIOS書換データ」で、LIFEBOOK U937/Rは「LIFEBOOK U937/P,U937/R,U937/RX用 BIOS書換データ」ということ。同じCPUで同じ構成っぽいけど別枠なんだ・・・

13.3型ワイド ノートパソコン LIFEBOOK UHシリーズ


Windows10インストール概要

2022/12/13追記: 下の方にある”Windows 10 Home 22H2″のインストール記録ではWindows Updateのみでドライバを適用する場合のドライバ特定方法などを含めた手法を解説していますが、ここに要点を書いておきます。

Windows Updateからオプションの更新プログラムを表示すると下記の様な感じでドライバー更新プログラムがあります。

ここから、以下を選択すると、不明なデバイスが認識し、MU937のBIOSも2022年8月リリースのものに更新されます。

・FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED – System 5/14/2018 12:00:00AM – 4.0.2.6
・Intel – System – 4/11/2018 12:00:00 AM – 1815.12.0.2021
・INTEL – System 7/18/1968 12:00:00 AM – 10.1.5.1
・Synaptics FP Sensors – Biometric – 5/24/2018 12:00:00 AM – 4.5.350.0
・FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED Fimware – 1.22.0.0

特にメーカページなどからデバイスドライバーをダウンロードしてくる必要はありませんでした。

以下にあるのはいろいろやってみた時の記録です。


Windows 10インストール実践

LIFEBOOK S937/Rインストールの経験から、以下が重要だろうとピックアップ

LIFEBOOK UH90/B1,UH75/B1,WU2/B1,FUTRO MU937用BIOS書換データ E1033761.exe 
コントローラー用ファームウェア修正プログラム E1024123.exe

インテル(R) ディスプレイドライバー 64ビット版  E1026975.exe
インテル(R) マネージメント エンジン インターフェイス ドライバー  E1024939.exe 

まずは普通にWindows 10 22H2をインストールしてみると下記のデバイス認識状況

一通りWinodws Updateを適用したあとのデバイスマネージャー

変わらなかった

インテル(R) マネージメント エンジン インターフェイス ドライバーで1つ認識

インテル(R) ディスプレイドライバー 64ビット版インストールでは変化せず

Windows Updateのオプション更新プログラムを確認

一番下のFUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED Fimware – 1.22.0.0 を適用

適用&再起動後にBIOS画面に入ってみると、1.22にアップデートされていることを確認

続いてドライバが正常に適用できていないデバイスの詳細を確認

PCIメモリコントローラー VEN=8086, DEV=9D21

SMバス コントローラー VEN=8086. DEV=9D23

不明なデバイス ACPI\FUJ02E3\2&DABA3FF&0

不明なデバイス VID=138A&PID=0050

さて、LIFEBOOKのドライバと同じものがあります

まず、「不明なデバイス VID=138A&PID=0050」は指紋認識、Validity WBF 指紋センサードライバー E1029594.exe です。

無事認識

「不明なデバイス ACPI\FUJ02E3\2&DABA3FF&0」はLifebookの時はいろいろ試行錯誤してみたものの、もしかしてWindows Updateで適用できるのでは?と感じたので「FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED SYSTEM 5/14/2018 12:00:00 – 4.0.2.6 」をインストールしてみると・・・

見事にドライバが適用され「Fujitsu FUJ023 Device Driver」と「Fujitsu FUJ0420 Device」を認識した

残るは2つ。こちらはLifebookだと自動的に適用されたものになる。

SMバスコントローラのデバイスIDで検索するとMicrosoft Updateカタログの「INTEL driver update for Mobile 6th Generation Intel(R) Processor Family I/O SMBUS – 9D23」が出てきた

Windows Updateのオプション更新の一覧に「INTEL SYSTEM 7/18/19 – 10.1.5.1」と上記カタログのバージョン10.1.1.13と似たものがあるのて適用してみる…

残っていた2つとも「Mobile Intel Processor Family I/O PMC – 9D21」と「Mobile Intel Processor Family I/O SMBUS – 9D23」として認識された

これで全てのデバイスが認識できた。

音量問題

しばらく使って見ると本体スピーカーから出力される音量が極端に小さいことに気がついた。

イヤフォン端子からだと特に問題はない。

ドライバの調整の問題なのかな、とLifebookで適用した Realtek High Definition Audio オーディオドライバーE1027123.exe をインストールしてみたが、状況は変わらなかった。

さらによく分からないのが、FUTRO MU937から他のWindows 11 Proパソコンにリモートデスクトップ接続して、他のパソコン側で音を再生した場合は正常にスピーカーから出力されるという状況。

うーん???

この現象、インストールしなおしたら再現しなくなったので結局謎でした。


Windowsのライセンスについて

MU937で標準インストールのWindows 10 IoT Enterprise 2015 LTSBのサポートは2025年10月まで

Windows 10 IoT Enterprise 2015 LTSBのライセンスキーは普通のWindows 10のライセンスキーとは別扱いのため、普通のWinodws10をインストールしてもライセンス認証状態にはならない。

なお、Windows 10 IoT Enterpriseというのはシンクライアント専用の機能限定版Windowsで、ユーザ側でアプリの追加などが難しい、という仕組みになっている。

詳細についてはVAIOのページにある「Windows 10 IoT Enterpriseと通常版の違い、導入の注意点は?」がまとまっていて分かりやすい。

結局のところ、一般人にはWindows 10 IoT Enterpriseのインストールメディアは入手できない、と

なので、継続して利用しようという場合は、別途Windows 10ライセンスを入手する必要があります。

Windows 10 Enterprise 2016 LTSB

Windows 10 Enterprise 2016 LTSBのメディアがあったのでインストールしてみた

まあ、Windows 10 IoT Enterprise L2015 LTSBとは別枠でしたね。

興味深いのはインストール直後はデバイスマネージャーに7個ぐらい警告があるデバイスが表示されていたのですが、Windows Updateを実行してみると下記のようにすべてのデバイスが認識されたという・・・

最近のWindows 10 22H2だと認識しなくなっている、というのが若干謎である。

Windows 10 Home 22H2

Windows 10 Enterprise 2016 LTSBではライセンスが通らなかったので、Windows 10 Homeライセンスを調達するために、再インストール。

ネットワークにつながない状態でデバイスマネージャー確認

Windows Update後は以下の認識になった

この間と同じものですね

今回はWindows Update経由で指紋認証デバイスが認識できないかを確認

「Synaptics FP Sensors – Biometric – 5/24/2018 12:00:00 AM – 4.5.350.0」をインストールしてみる

指紋認証デバイスが認識しました。

続いて「FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED – System 5/14/2018 12:00:00AM – 4.0.2.6」と「INTEL – System 7/18/1968 12:00:00 AM – 10.1.5.1」を適用

ここで再起動必須

あれ?Fujitsu BIOS Driver Device残ってるの?

と思ってたらしばらく経つとなくなった

最後のデバイスはインテルマネージメントインタフェースドライバ「VEN=8086, DEV=9D3A」でした。

Windows Updateにある「Intel – System – 4/11/2018 12:00:00 AM – 1815.12.0.2021」が怪しいけど、詳細が分からないなー、とMicrosoft Updateで「Intel Management Engine Driver 1815」と検索してみると「Intel – System – 4/11/2018 12:00:00 AM – 1815.12.0.2021」が出てきた。

パッケージの詳細にある「サポートされているハードウェアID」を確認すると、「VEN=8086, DEV=9D3A」がある。

というわけで、Windows Updateから「Intel – System – 4/11/2018 12:00:00 AM – 1815.12.0.2021」をインストールしてみる

無事、認識しました。

というわけで、Windows Updateだけでもドライバが適用できました。

WiFi交換

802.11axにるためIntel AX210NGWに交換してみた 

裏蓋を開けて交換

交換後、Windows Upateで認識するかなー、と思ったけど、△マークのまま

Microsoft Updateカタログで「Intel net dev_2725」と検索してでてくる「Intel – net – 22.170.2.1」のサポートされているハードウェアIDは「pci\ven_8086&dev_2725&subsys_40208086」なので行けそう。

Windows Updateのオプション更新プログラムにある「Intel – net – 22.180.0.4」が似てるかなー、ということでインストール

無事に「Intel(R) Wi-Fi 6E AX210 160MHz」として認識

M.2 SATA増設した

日本で2242サイズのM.2 SATAを探したら高かったので、aliexpressで安いやつを買ってみた

KingSpec M.2 SATA 512GB $30.04
GUDGA M.2 SATA 512GB $28.20

12月10日に別のセラーにそれぞれ発注入れたら、どちらもAliexpress Standard Shipping→クロネコ配送で12月17日に到着しました。

同じ基板を使ってるのかな?と思ったのですが、違う感じ

FUTRO MU937に増設

まあ、普通に使えてますね

富士通LIFEBOOK S937/RにWindows 10をインストールした

秋葉原の旧キャプテンで富士通LIFEBOOK S937/Rが安いということだったので入手した。

裏面の蓋を一通り取ってみたところ。DDR4 SO-DIMMスロットがある。

マザーボードはこんな感じ

M.2 A-keyスロットにIntel WiFI AC8265が入ってる。
M.2 B-keyスロットは2280サイズと2242サイズの2種類があり、2280サイズの方にストレージがついていたと思われる。

LIFEBOOK U937/RのM.2 B-keyスロットはM.2 SATA用なので、調達してさしてみたもののうまく認識できない。どうやらスロット不良をくらったようだ

M.2 SATAスロット不良の件

そんなことあるんだ、って感じの認識不具合が発生。

SUNEAST EA900をさしてみたところ以下の認識に

「Generi Loader SATA Device」

Windows 10のインストーラー上で確認すると0GBのディスクとして認識されている

別のWINTEN SATAをさしてみる

謎の1024MBディスクとして認識されている。

なお、どちらのM.2 SATAとも、USBケースに入れたところ正常に使用できた

仕方が無いので、DVD-ROMスロットにHDD入れるやつを使って2.5インチSSDをつなげた。(9.5mm厚が必要だったのだが、あやまって12mm厚のものを買ってしまったため、基板部分のみ使用)


LifeBook U937/R基礎資料

LIFEBOOK U937/R 製品詳細

ドライバダウンロード(ノートPC)2017年4月以降モデル 2017年上期)

Windows10のドライバについて(2023/01/23追加)

Lifebook S937/RのドライバはWindows Updateのオプション更新プログラムで全て適用できました。

上記では1個チェックが抜けていますが、以下の4つを選択することでドライバが適用されます。

・FUJITSU CLIENT COMPUTIN LIMITED – System – 5/14/2018 12:00:00 AM – 4.0.26
・Synaptics FP Sensors – Biometric – 5/24/2018 12:00:00 AM – 4.5.350.0
・Intel – System – 2013.14.0.1529
・FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED – Firmware – 1.20.0.0

Windows10インストール編

Windows 10をインストールしてみた

Windows 10 Proとして認識された。

ノートパソコンでありがちな感じでデバイスがいくつかのデバイスが認識されていない。

まず、わかりやすく認識されていない指紋センサードライバをインストール

Validity WBF 指紋センサードライバー E1029594.exe

つぎに VID:8086 PID:9d3a はマネージメント系デバイスなので下記をインストール

インテル(R) アクティブ マネジメント テクノロジー ドライバーE1025009.exe

「ACPI\FUJ02E\2&DABA3FF&0」が残った

ここでまだ実施していなかったBIOSアップデート

LIFEBOOK S937/P, S937/R用 BIOS書換データ E1033762.exe

どうやらBIOSアップデートに必要なドライバというものがあるらしく、おそらくそれが未認識デバイスと想定されるので、FUJ02Eを調べてみる

富士通Q&A「FUJ02E3 デバイスドライバー」(32・64ビット共用)の修正項目とインストール方法について(2013年10月発表モデル:LIFEBOOK AH47/K ほか)

ここに「FUJ02E3 デバイスドライバー V1.30.1E1016696.exe がある

無事にすべてのデバイスが認識された

改めてBIOSアップデータ実行…

OS再起動してもダメだった。

FUJ0430/FUJ0420 Device Driver FTS_FUJ0430FUJ0420DeviceDriver_3004_1241503.zip

ダメだった

アップデートナビ インストールサービス E1025995.exe をインストールすると、Microsoft Storeの「アップデートナビ」のインストール要求があるので、それをインストールして、アップデートナビを起動

必要らしいので下記2つもインストールします

Realtek High Definition Audio オーディオドライバーE1027123.exe

インテル(R) ディスプレイドライバー 64ビット版 E1026404.exe

インストール後、再起動して、再度アップデートナビ実行

Realtek High Definiton AudioドライバーはWebにあるのとバージョンが違うようだ

アップデートナビ経由でドライバをインストールし、再起動すると、再起動後、更新結果を表示してくれました

この状態で残るはBIOSアップデートのみ

LIFEBOOK S937/P, S937/R用 BIOS書換データ

ただ・・・どうやっても拒否られています

これの一番下の「FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED firmware – 1.20.0.0」をインストールしてみます

再起動して、アップデートナビを実行

Windows Update経由でBIOSが適用できたようです。

まじかーーー


802.11ax APへの接続状況がいまいち…

Intel WiFi AC8265のドライババージョンは20.70.30.1

802.11ac 対応のインテル® ワイヤレス・アダプターを使用するシステムで、利用できるネットワークのスキャンリストに、Wi-Fi 6 (802.11ax) ネットワークが表示されない

対応しているバージョンのはず


上記に加えてIntel – System -201314.0.1529