ドンキから7インチミニノートNANOTE登場


ドン・キホーテから7インチサイズのミニノートNANOTEが19800円で登場とのこと

情熱価格PCシリーズに7インチUMPCが初登場 360°開くコンパクトサイズ『NANOTE(ナノート)』誕生!

CPUはIntel Z8350で、このGPD Pocket初代みたいなキー配列・・・見たことあるな・・・

2019年11月にIndiegogoでクラファンやってた「Peakago 7 inch laptop – Work & Fun on the Go」みたい・・・

で、このPeakagoは1月ぐらいからもう荒れててコメント欄に、Chitech Shenzhen Technology Co. Ltdの「7″ windows pocket PC Yoga like 360 Flip Full metal full lamination」そのまんまじゃねーか、という突込みが入ったりしていました。

まぁ、みてわかるようにほぼ同じなわけですね

China 7" windows pocket PC Yoga like 360 Flip Full metal full lamination
China 7" windows pocket PC Yoga like 360 Flip Full metal full lamination
China 7" windows pocket PC Yoga like 360 Flip Full metal full lamination
China 7" windows pocket PC Yoga like 360 Flip Full metal full lamination

で、このChitech Shenzhen Technology Co. Ltdのページいていると、1000台発注で$118からつくれるよー、とうたってるわけです。

今回のNANOTEは19800円(税抜)なわけで、日本語キーボードへのカスタムと技適、日本語マニュアル作成などを考えると、そんな値段になるかな?という感じです。

で、気になるのは、NANOTEが想像通りだとすると、中に4G LTEのボードを増設できる余地があるのか?ということ。

OEM元のページだとスロット状況がよくわからないのでPeakagoのページから拾ってくると、こんな感じ

で、NANOTEを見てみると・・・

SIMスロットは実装されてない雰囲気ですね…残念

mouseのLUV MACHINES mini LM-mini74B-W8を手に入れた


秋葉原のコンフルに行ったら、こんな感じで仕分け中のPCがあった。

画像

聞いて見ると、HDD500GBモデルは1700円、SSD32GBはもうちょっと高い値段(忘れた)というではないですか。

2.5インチHDD500GBってジャンク1000円以上なのに、そこにDDR3 SO-DIMM4GBにパソコン本体がついて1700円とはお買い得すぎじゃね?ということで1台購入。

買ったのはLUV MACHINES mini LM-mini74B-W8というモデル。

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電源はなかったが、東芝/富士通のノートパソコンでよく使われる19Vのものが使えた。うちではType-Cから20Vを取り出す変換アダプタで代用している。

何かの裏側に貼り付けて使っていたようで、マジックテープが貼られていた。(全部はられていたけど、貼り方に差異があった)

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ちなみに、このマジックテープがあるせいで、絨毯の上に置くと面倒なことになるので注意が必要です。

シールが貼ってありますし、Windows8がプレインストールだったんだろう、ということで、Windows10のインストールを実施してみたところ、Windows10 Homeエディションが自動的に選択されてインストールされました。

画像

使用したWindows10インストールディスクのベースが1803だったせいか、いくつかのデバイスが△マークつきでした。

画像

まぁ、△マークのデバイスについて手動でドライバの更新かけるとちゃんと認識されましたけどね。

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BluetoothとWiFi(RTL8723BE)もちゃんと動作しました。

試しにドラクエXベンチマークを動かしてみたところ、スコアはやや重いの2876でした。

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WiFiは2.4GHzまでしか対応していないようなので交換できるのか中を開けてみます。

画像

シリアルシールが貼られている4箇所のネジをはずして

画像

VGAコネクタの両脇のネジと、LANコネクタの横のネジをはずし

画像

徐々に上に押し上げていくと

画像

蓋が外れます。

画像
画像

メモリとディスクは取り外ししやすい場所にありますが、WiFi/Bluetoothについては裏面にあるようで見えません。

マザーボード上に「BDW-P1」という文字が見えるので検索してみるとGeekbenchのサイトに「MouseComputer/81Pro BDW-P1」というCore i3-5010U(2.10GHz)モデルのベンチマーク結果が出てきます。

今回手に入れたLM-mini74B-W8のCPUは「インテル® Celeron® プロセッサー 3205U 2M キャッシュ、1.50 GHz」、Geekbench上のモデルのCPUは「インテル® Core™ i3-5010U プロセッサー 3M キャッシュ、2.10 GHz」で、どちらもBroadwell世代なので、CPU以外は同じということでしょうね。(Intel公式のCPU機能比較表)

クロック1.5GHz→2.4GHz、CPUキャッシュ2MB→3MB、ハイパースレッドなし→あり、GPU機能のクロック100~800MHz→300~900MHz、拡張命令セットSSE4.1/4.2→SSE4.1/4.2,AVX2、AESなし→あり、VTx/VTdはどちらもあり

まぁ、速度を追わなければ問題なさそうですね

楽天モバイルの無料サポータープログラムをWindowsタブレットDELL Venue 10 Pro 5055で使って見た


楽天モバイルの無料サポータープログラムのSIMをmicroSIMスロットがついているDELL Venue 10 Pro 5055にさしてみた。

SIMをさしてみると「Rakuten」と認識はしているものの通信が出来る状態にならない。

自宅だとバンド3の入りが悪いので安定してバンド3で受信できる環境で試してみると、アンテナピクトが増減しているので受信できているものの通信はできない。

DELL Venue 10 Proで使用されている通信カードは Dell wireless 5810e で、現状のfirmwareは FIH7160_V1.2_WW_01.1528.31 だった。

新しいバージョンってあるのか?と探してみたところ「Dell Wireless 5810e LTE Mobile Broadband Driver」に「汎用ファームウェアv1616.01」という記載が・・・

そういえば、Windows10をインストールした際にWindows標準ドライバで認識したのでこれをインストールしてなかったな、ということでインストール。

インストール後に再起動し、初回ログインをすると、firmwareアップデートが実行されました。

その結果、firmwareは「FIH7160_V1.2_WW_01.1616.01」になり、アンテナ認識は「Rakuten(LTE)」表記に変化。

APN設定は、以下でOKでした。

APN名:rakuten.jp
ユーザ名/パスワード:空欄
サインイン情報:なし
IPの種類:既定

なお、動作状況からみると Dell wireless 5810e はバンド18には非対応である模様

FIH7160で検索すると「インテル® XMM™ 7160 スリムモデム」が出てくる。どうやらこれを利用しているようだが、対応バンドとしては「15-band LTE, 8-band HSPA, 4-band EDGE, MSC33」としか記載されていないので実際にどこで使えるのかが分からない。

DELL PowerEdgeサーバにLinuxを入れる際の追加ソフト


2024/09/24 全面改定
2021/12/20 修正
2021/01/09 修正
2019/01/09 初版

DELL PowerEdgeサーバにLinuxをインストールする際に、DELLが配布しているソフトウェアレポジトリ Dell Linux repository がある。

以前は、Dell System Update (DSU)OpenManage Server Administrator (OMSA) をインストールする、ということになっていたが、2024年になりOMSAは終了(2027年までサポートは続くけど)し、iDRACとOS側にインストールするiDRAC Service Module(iSM)で代替されることとなった。

上記ドキュメント群から触れられていないがLinux OS側からiDRACの操作を行うための「Linux向けDell iDRACツール」というのもリリースされている。(racadmとIPMItools)

このため、手順としては下記となるようだ。

1) レポジトリ登録

2) DSUインストール

3) 各PowerEdgeのサポートページのダウンロードから「Linux用Dell iDRAC Service Module」を入手しインストール

    Linux用Dell iDRAC Service Module は、例えば2024/09/24時点では「Linux用Dell iDRAC Service Module、v5.3.1.0」(OM-iSM-Dell-Web-LX-5310-3503_A00.tar.gz)もしくは「OS DUP用Dell iDRAC Service Moduleインストーラー、v5.3.1.0」(Systems-Management_Application_7152M_LN64_5.3.1.0_A00.BIN)をインストールした後に、「Linux用Dell iDRAC Service Module (iSM)ホットフィックス306929」(SysMgmt_iSM-Hotfix306929_A00.tar.gz)を適用することが最新であるようだ。

    4) 各PowerEdgeのサポートページのダウンロードから「Linux向けDell iDRACツール」を入手しインストール

    例えば2024/09/24時点では「Linux向けDell iDRACツール、v11.2.0.0」(Dell-iDRACTools-Web-LX-11.2.0.0-213_A00.tar.gz) から racadmコマンドと、IPMItoolsをインストールできる。

    5) DELL系RAIDの管理コマンド perccli

    すべてのDell HBA/PERCコントローラー用PERCCLIユーティリティー(Linux向け)」(PERCCLI_7.211.0_Linux.tar.gz) により、PERC RAIDを管理するperccliコマンドをインストールできる。


    以下は2019年/2021年記載のものをアーカイブのために残している


    DELL PowerEdgeサーバにRedHat Enterprise Linux (RHEL)やCentOSをインストールする場合、OSインストール後に、DELL用の管理ソフトウェア OMSAとシステムアップデートツール DSUをインストールする。

    RHEL/CentOS系の手順

    Dell EMC System Update (DSU)」用のYUMレポジトリを登録し、その後、「OpenManage Server Administrator」をインストールする形となるので、以下の様な流れとなる。

    1. レポジトリ登録
    2. DSUインストール
    3. OSMAインストール
    4. DTKをインストール DTKは現状必須ではない模様
    5. dsuを使ってfirmware類をアップデート

    上記を実施するためのコマンド群は以下の様な形となる。

    2021年1月時点での手順 ( 2021/12/20修正 )

    # curl -O https://linux.dell.com/repo/hardware/dsu/bootstrap.cgi
    # bash bootstrap.cgi
    # yum install dell-system-update
    # yum install srvadmin-all
    # dsu --apply-upgrades --non-interactive
    

    syscfgとraidcfgはracadmコマンドに統合された。

    RAIDのvdisk構成を見るのであれば「racadm storage get vdisks -o」などとなる。

    2019年1月時点での旧手順

    # curl -s http://linux.dell.com/repo/hardware/dsu/bootstrap.cgi | bash
    # yum install dell-system-update
    # yum install srvadmin-all
    # yum install syscfg raidcfg
    # dsu --apply-upgrades --non-interactive
    

    上記手順はインターネット接続環境にある場合のもので、接続出来ない環境で行う場合は手順が変わる

    オフラインで行いたい場合は「tarballをダウンロードしてインストール」「rsyncでミラーレポジトリを作る」と「ISOを作る」から選択する。

    tarballは「Dell EMC OpenManage Server Administrator 9.1.0」から入手することができる・・・ただ、2019/01/09時点ではDSUレポジトリからインストールすると9.2.0になるので若干遅れている。

    rsyncの場合は「rsync -avHz linux.dell.com::repo/hardware .」でコピーしてくる。

    ISOをつくる場合は「dsucreateiso」をダウンロードして実行する。事前に「yum install mkisofs」でmkisofsをインストールしておく必要はある。

    また、標準状態だと/tmpにダウンロードしてきたファイル群を置いた上で、そこで展開も行うので十分な容量を確保しておく必要がある。もしくは「–workspace=/ディレクトリ」で作業領域を指定する

    [root@rhelserver7 dsu]# mkdir tmp
    [root@rhelserver7 dsu]# ./dsucreateiso  --workspace=`pwd`/tmp
    Log file:/var/log/dsucreateiso.log
    Downloading: ftp://ftp.dell.com/sysman/DSUPlugins.tar
    Invalid dellbootplugin location: ftp://downloads.dell.com/FOLDER05328537M/1/dellbootplugin.tar.gz
    Downloading: https://downloads.dell.com/FOLDER05328537M/1/dellbootplugin.tar.gz
    Extracting dellbootplugin: dellbootplugin.tar.gz
    Downloading: https://downloads.dell.com/catalog/Catalog.gz
    Extracting catalog: Catalog.gz
    Parsing Catalog File...
    

    Ubuntuの手順

    Ubuntu 20.04の場合もほぼ手順で設定するが、若干の細工が必要となる

    2021/12/20にPower Edge R650にインストールした際のメモつきで記載する。

    1. DELL System Update (DSU)のインストール

    DELL PowerEdgeのfirmware周りをアップデートできるDELL System Update(dsu)はlibssl1.0.0を必要とするのだが、Ubuntu 20.04の標準レポジトリには含まれていない。このため、実行すると下記のエラーが表示される。

    root@ubuntu:~# dsu
    dsu: error while loading shared libraries: libssl.so.1.0.0: cannot open shared object file: No such file or directory
    root@ubuntu:~#
    

    対処方法は「DELL EMC System Update Version 1.9.1.0 User’s Guide」掲載のUbuntu 16.04(xenial)レポジトリから持ってこれるようにする、というもの

    1.1. libssl1.0.0インストール

    /etc/apt/sources.list.d/for-dsu.list というファイルを作成し、下記の内容で記述する。

    deb http://security.ubuntu.com/ubuntu xenial-security main
    

    上記実施後「apt update」でレポジトリ情報を更新したあと、「apt install libssl1.0.0」でインストールする。

    1.2. dsuを入手

    2021/12/20時点では文書000130590「Dell EMC System Update(DSU)」からリンクされている「Dell EMC System Update、v.1.9.2.0」が最新。

    ダウンロードするものは「Red Hat Linux用更新パッケージ」の Systems-Management_Application_5C2CW_LN64_1.9.2.0_A00.BIN

    個別ダウンロードの説明には Ubuntu 20.04 LTSといった記載はないが、下部にある「サポート対象のオペレーションシステム」には含まれている。

    1.3. DSUのインストール

    ダウンロードしたファイルに実行権限を与えてインストールする。

    root@ubuntu:~# chmod a+x /usr/local/src/Systems-Management_Application_5C2CW_LN64_1.9.2.0_A00.BIN
    root@ubuntu:~# /usr/local/src/Systems-Management_Application_5C2CW_LN64_1.9.2.0_A00.BIN
    Collecting inventory...
    .
    Running validation...
    
    DELL System Update
    
    No version of this Update Package is currently installed.
    Software application name: DSU
    Package version: 1.9.2.0
    
    
    Continue? Y/N:y
    Executing update...
    WARNING: DO NOT STOP THIS PROCESS OR INSTALL OTHER PRODUCTS WHILE UPDATE IS IN PROGRESS.
    THESE ACTIONS MAY CAUSE YOUR SYSTEM TO BECOME UNSTABLE!
    .
    DELL EMC System Update installed successfully.
    The update completed successfully.
    root@ubuntu:~#
    

    1.4. DSUによるアップデート

    dsuコマンドはインターネット接続して最新のfirmwareカタログおよびfirmware実体をダウンロードします。

    アップデートは「dsu」で行います。

    「dsu –apply-upgrades –non-interactive」で実行すると対象となるものをすべて適用する形となります。

    今回は確認しながら進めるため「dsu」をオプションなしで実行しました。

    root@ubuntu:~# dsu
    DELL EMC System Update 1.9.2.0
    Copyright (C) 2014 -- 2021 DELL EMC Proprietary.
    Do you want to import public key(s) on the system (Y/N)? : y
    Import Public Key(s)
    Importing key 1019CED6 is successful
    Importing key 23B66A9D is successful
    Importing key 34D8786F is successful
    Importing key 46770C59 is successful
    Downloading the Index catalog
    Extracting /usr/libexec/dell_dup/CatalogIndex.gz
    Reading the Index catalog
    Downloading the catalog
    Extracting /usr/libexec/dell_dup/Catalog.gz
    Reading the catalog ...
    Fetching invcol_8YPK7_LN64_21_12_200_1196_A00 ...
    Verifying inventory collector installation
    Trying to connect using https
    Fetching invcol_8YPK7_LN64_21_12_200_1196_A00.BIN ...
    Getting System Inventory ...
    Determining Applicable Updates ...
    
    |--------DELL EMC System Update-----------|
    [ ] represents 'not selected'
    [*] represents 'selected'
    [-] represents 'Component already at repository version (can be selected only if -e option is used)'
    Choose:  q - Quit without update, c to Commit, <number> - To Select/Deselect, a - Select All, n - Select None
    [-]1 BIOS
    Current Version : 1.3.8 Same as : 1.3.8, Criticality : Recommended, Type : BIOS
    
    [ ]2 SEP Firmware, BayID: 1
    Current Version : 3.56 Upgrade to : 3.57, Criticality : Optional, Type : Firmware
    
    [-]3 Firmware for  - Disk 0 of PERC H755 Front Controller 0
    Current Version : BA08 Same as : BA08, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]4 Firmware for  - Disk 1 of PERC H755 Front Controller 0
    Current Version : BA08 Same as : BA08, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]5 Firmware for  - Disk 2 of PERC H755 Front Controller 0
    Current Version : BA08 Same as : BA08, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]6 Firmware for  - Disk 3 of PERC H755 Front Controller 0
    Current Version : BA08 Same as : BA08, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [ ]7 PERC H755 Front Controller 0 Firmware
    Current Version : 52.16.1-4074 Upgrade to : 52.16.1-4158, Criticality : Urgent, Type : Firmware
    
    [-]8 NetXtreme BCM5720 Gigabit Ethernet PCIe (eno8403)
    Current Version : 21.81.3 Same as : 21.81.3, Criticality : Optional, Type : Firmware
    
    [-]9 NetXtreme BCM5720 Gigabit Ethernet PCIe (eno8303)
    Current Version : 21.81.3 Same as : 21.81.3, Criticality : Optional, Type : Firmware
    
    [-]10 Intel(R) Ethernet 10G 2P X710-T2L-t OCP
    Current Version : 20.5.13 Same as : 20.5.13, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]11 Intel(R) Ethernet Network Adapter X710-TL
    Current Version : 20.5.13 Same as : 20.5.13, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]12 Intel(R) Ethernet 10G 2P X710-T2L-t Adapter
    Current Version : 20.5.13 Same as : 20.5.13, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [ ]13  iDRAC
    Current Version : 5.00.10.10 Upgrade to : 5.00.20.00, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [ ]14 NVMePCISSD Model Number: Dell Ent NVMe v2 AGN MU U.2 3.2TB
    Current Version : 2.0.0 Upgrade to : 2.2.0, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]15 Dell 64 Bit uEFI Diagnostics, version 4301, 4301A61, 4301.62
    Current Version : 4301A61 Same as : 4301A61, Criticality : Optional, Type : Application
    
    [-]16 Dell OS Driver Pack, 21.07.07, A00
    Current Version : 21.07.07 Same as : 21.07.07, Criticality : Optional, Type : Application
    
    [-]17 Dell EMC iDRAC Service Module Embedded Package v4.1.0.0, A00
    Current Version : 4.1.0.0 Same as : 4.1.0.0, Criticality : Recommended, Type : Application
    
    Enter your choice : 
    

    firmwareの現状が表示されて、選択肢入力となります。

    基本的には必要なもの全てに適用するため「a」を入力します。

    Enter your choice : a
    
    |--------DELL EMC System Update-----------|
    [ ] represents 'not selected'
    [*] represents 'selected'
    [-] represents 'Component already at repository version (can be selected only if -e option is used)'
    Choose:  q - Quit without update, c to Commit, <number> - To Select/Deselect, a - Select All, n - Select None
    [-]1 BIOS
    Current Version : 1.3.8 Same as : 1.3.8, Criticality : Recommended, Type : BIOS
    
    [*]2 SEP Firmware, BayID: 1
    Current Version : 3.56 Upgrade to : 3.57, Criticality : Optional, Type : Firmware
    
    [-]3 Firmware for  - Disk 0 of PERC H755 Front Controller 0
    Current Version : BA08 Same as : BA08, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]4 Firmware for  - Disk 1 of PERC H755 Front Controller 0
    Current Version : BA08 Same as : BA08, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]5 Firmware for  - Disk 2 of PERC H755 Front Controller 0
    Current Version : BA08 Same as : BA08, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]6 Firmware for  - Disk 3 of PERC H755 Front Controller 0
    Current Version : BA08 Same as : BA08, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [*]7 PERC H755 Front Controller 0 Firmware
    Current Version : 52.16.1-4074 Upgrade to : 52.16.1-4158, Criticality : Urgent, Type : Firmware
    
    [-]8 NetXtreme BCM5720 Gigabit Ethernet PCIe (eno8403)
    Current Version : 21.81.3 Same as : 21.81.3, Criticality : Optional, Type : Firmware
    
    [-]9 NetXtreme BCM5720 Gigabit Ethernet PCIe (eno8303)
    Current Version : 21.81.3 Same as : 21.81.3, Criticality : Optional, Type : Firmware
    
    [-]10 Intel(R) Ethernet 10G 2P X710-T2L-t OCP
    Current Version : 20.5.13 Same as : 20.5.13, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]11 Intel(R) Ethernet Network Adapter X710-TL
    Current Version : 20.5.13 Same as : 20.5.13, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]12 Intel(R) Ethernet 10G 2P X710-T2L-t Adapter
    Current Version : 20.5.13 Same as : 20.5.13, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [*]13  iDRAC
    Current Version : 5.00.10.10 Upgrade to : 5.00.20.00, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [*]14 NVMePCISSD Model Number: Dell Ent NVMe v2 AGN MU U.2 3.2TB
    Current Version : 2.0.0 Upgrade to : 2.2.0, Criticality : Recommended, Type : Firmware
    
    [-]15 Dell 64 Bit uEFI Diagnostics, version 4301, 4301A61, 4301.62
    Current Version : 4301A61 Same as : 4301A61, Criticality : Optional, Type : Application
    
    [-]16 Dell OS Driver Pack, 21.07.07, A00
    Current Version : 21.07.07 Same as : 21.07.07, Criticality : Optional, Type : Application
    
    [-]17 Dell EMC iDRAC Service Module Embedded Package v4.1.0.0, A00
    Current Version : 4.1.0.0 Same as : 4.1.0.0, Criticality : Recommended, Type : Application
    
    Enter your choice : 
    

    そうするとインストールが必要なものについては「[*]」という表示に変わります。

    インストールするものを選択したら「c」と入力し、ダウンロードと適用を開始します。

    Enter your choice : c
    Trying to connect using https
    Fetching iDRAC-with-Lifecycle-Controller_Firmware_19C2M_LN64_5.00.20.00_A00 ...
    Trying to connect using https
    Fetching iDRAC-with-Lifecycle-Controller_Firmware_19C2M_LN64_5.00.20.00_A00.BIN ...
    Trying to connect using https
    Fetching SAS-RAID_Firmware_6MTTK_LN64_52.16.1-4158_A05_01 ...
    Trying to connect using https
    Fetching SAS-RAID_Firmware_6MTTK_LN64_52.16.1-4158_A05_01.BIN ...
    Trying to connect using https
    Fetching Express-Flash-PCIe-SSD_Firmware_FJK0C_LN64_2.2.0_A01 ...
    Trying to connect using https
    Fetching Express-Flash-PCIe-SSD_Firmware_FJK0C_LN64_2.2.0_A01.BIN ...
    Trying to connect using https
    Fetching Firmware_TKKM5_LN64_3.57_A00 ...
    Trying to connect using https
    Fetching Firmware_TKKM5_LN64_3.57_A00.BIN ...
    Installing iDRAC-with-Lifecycle-Controller_Firmware_19C2M_LN64_5.00.20.00_A00
    Installed successfully
    Installing SAS-RAID_Firmware_6MTTK_LN64_52.16.1-4158_A05_01
    Installed successfully
    Installing Express-Flash-PCIe-SSD_Firmware_FJK0C_LN64_2.2.0_A01
    Installed successfully
    Installing Firmware_TKKM5_LN64_3.57_A00
    Installed successfully
    Please restart the system for successful update(s) to take effect
    Done! Please run 'dsu --inventory' to check the inventory
    Exiting DSU!
    root@ubuntu:~#
    

    1.5. 再起動

    firmwareは再起動時に適用されるため、再起動します。

    1.6. 確認

    root@ubuntu:~# dsu --inventory
    DELL EMC System Update 1.9.2.0
    Copyright (C) 2014 -- 2021 DELL EMC Proprietary.
    Downloading the Index catalog
    Extracting /usr/libexec/dell_dup/CatalogIndex.gz
    Reading the Index catalog
    Downloading the catalog
    Extracting /usr/libexec/dell_dup/Catalog.gz
    Reading the catalog ...
    Verifying inventory collector installation
    Trying to connect using https
    Fetching invcol_8YPK7_LN64_21_12_200_1196_A00.BIN ...
    Getting System Inventory ...
    
    1. BIOS, BIOS  ( Version : 1.3.8 )
    
    2. FRMW, Power Supply  ( Version : 00.2A.2A )
    
    3. FRMW, Power Supply  ( Version : 00.2A.2A )
    
    4. FRMW, SEP Firmware, BayID: 1  ( Version : 3.57 )
    
    5. FRMW, Firmware for  - Disk 0 of PERC H755 Front Controller 0    ( Version : BA08 )
    
    6. FRMW, Firmware for  - Disk 1 of PERC H755 Front Controller 0    ( Version : BA08 )
    
    7. FRMW, Firmware for  - Disk 2 of PERC H755 Front Controller 0    ( Version : BA08 )
    
    8. FRMW, Firmware for  - Disk 3 of PERC H755 Front Controller 0    ( Version : BA08 )
    
    9. FRMW, PERC H755 Front Controller 0 Firmware  ( Version : 52.16.1-4074 )
    
    10. FRMW, NetXtreme BCM5720 Gigabit Ethernet PCIe (eno8403)  ( Version : 21.81.3 )
    
    11. FRMW, NetXtreme BCM5720 Gigabit Ethernet PCIe (eno8303)  ( Version : 21.81.3 )
    
    12. FRMW, Intel(R) Ethernet 10G 2P X710-T2L-t OCP  ( Version : 20.5.13 )
    
    13. FRMW, Intel(R) Ethernet Network Adapter X710-TL  ( Version : 20.5.13 )
    
    14. FRMW, Intel(R) Ethernet 10G 2P X710-T2L-t Adapter  ( Version : 20.5.13 )
    
    15. FRMW, Intel(R) Ethernet Network Adapter X710-TL  ( Version : 20.5.13 )
    
    16. FRMW,  iDRAC  ( Version : 5.00.20.00 )
    
    17. FRMW, NVMePCISSD Model Number: Dell Ent NVMe v2 AGN MU U.2 3.2TB  ( Version : 2.2.0 )
    
    18. FRMW, NVMePCISSD Model Number: Dell Ent NVMe v2 AGN MU U.2 3.2TB  ( Version : 2.2.0 )
    
    19. APAC, Lifecycle Controller  ( Version : 5.00.20.00 )
    
    20. APAC, Dell 64 Bit uEFI Diagnostics, version 4301, 4301A61, 4301.62  ( Version : 4301A61 )
    
    21. APAC, Dell OS Driver Pack, 21.07.07, A00  ( Version : 21.07.07 )
    
    22. APAC, Dell EMC iDRAC Service Module Embedded Package v4.1.0.0, A00  ( Version : 4.1.0.0 )
    
    23. FRMW, System CPLD  ( Version : 1.0.5 )
    
    
    Progress report is available at:/usr/libexec/dell_dup/DSU_STATUS.json
    Exiting DSU!
    root@ubuntu:~#
    

    2. ドライバインストール

    上記のDSUで「Dell OS Driver Pack」が導入されているのだが、バージョンが最新ではないことの方が多いようだ。

    このため、別途手動でドライバをダウンロードしてきてインストールする必要がある。

    2.1. ドライバ入手

    入手方法は若干面倒で各機種のドライバダウンロードページ、たとえばPowerEdge R650ならここにアクセス。

    オペレーションシステムを「Ubuntu 20.04 LTS」と限定し、ソート基準を「リリース日: 最も新しい」に変更します。

    表示されるなかから「カテゴリ: OS導入用のドライバ」の「Dell OS Driver Pack」の最新版をダウンロードします。

    2021/12/20時点では Drivers-for-OS-Deployment_Application_CF52W_LN_21.10.02_A00.BIN でした。

    こちらもDSUと同様に「サポートされているOSのリスト」にUbuntu 20.04 LTSが含まれていませんが、問題ありません。

    2.2. ドライバ適用

    ダウンロードしたファイルに実行権限を与えてインストールします。

    root@ubuntu:~# chmod a+x /usr/local/src/Drivers-for-OS-Deployment_Application_CF52W_LN_21.10.02_A00.BIN
    root@ubuntu:~# /usr/local/src/Drivers-for-OS-Deployment_Application_CF52W_LN_21.10.02_A00.BIN
    Collecting inventory...
    ....................................................
    Running validation...
    
    Dell OS Driver Pack, 21.07.07, A00
    
    The version of this Update Package is newer than the currently installed version.
    Software application name: Dell OS Driver Pack, 21.07.07, A00
    Package version: 21.10.02
    Installed version: 21.07.07
    
    
    
    Continue? Y/N:y
    Executing update...
    WARNING: DO NOT STOP THIS PROCESS OR INSTALL OTHER PRODUCTS WHILE UPDATE IS IN PROGRESS.
    THESE ACTIONS MAY CAUSE YOUR SYSTEM TO BECOME UNSTABLE!
    ..............................................................................................................................................................................
     Update Success
    The update completed successfully.
    root@ubuntu:~#
    

    DSUにより「21.07.07」がインストールされていたものが「21.10.02」にアップデートされました。

    3. OSMAインストール

    3.1. OSMAのレポジトリ確認

    Ubuntu用 Dell OpenManage は Dell EMC OpenManage Ubuntu and Debian Repositories にて必要なレポジトリ情報を確認する。

    機種によって変わってくるので、Availability Matrixをよく見ること。

    例えばPowerEdge R640だと OMSA v10.1.0.1 だが、PowerEdge R650では OMSA v10.0.1 + iSM v4.0.1 違いがあることに注意。

    3.2. OMSAレポジトリファイル登録

    /etc/apt/sources.list.d/linux.dell.com.sources.list にレポジトリ記述を書く。

    PowerEdge R640だったら下記

    deb http://linux.dell.com/repo/community/openmanage/10101/focal focal main
    

    PowerEdhe R650なら下記

    deb http://linux.dell.com/repo/community/openmanage/1001/focal focal main
    deb http://linux.dell.com/repo/community/openmanage/iSM/401/focal focal main
    

    3.3. レポジトリの公開鍵登録

    最近はレポジトリの公開鍵を登録しないといけないので、DELL OMSAレポジトリで使用される公開鍵をダウンロードして、aptに登録する。

    root@ubuntu:~# wget https://linux.dell.com/repo/pgp_pubkeys/0x1285491434D8786F.asc
    --2021-12-20 01:20:41--  https://linux.dell.com/repo/pgp_pubkeys/0x1285491434D8786F.asc
    Resolving linux.dell.com (linux.dell.com)... 143.166.156.113
    Connecting to linux.dell.com (linux.dell.com)|143.166.156.113|:443... connected.
    HTTP request sent, awaiting response... 200 OK
    Length: 4250 (4.2K) [text/plain]
    Saving to: ‘0x1285491434D8786F.asc’
    
    0x1285491434D8786F. 100%[===================>]   4.15K  --.-KB/s    in 0s
    
    2021-12-20 01:20:41 (364 MB/s) - ‘0x1285491434D8786F.asc’ saved [4250/4250]
    
    root@ubuntu:~# apt-key add 0x1285491434D8786F.asc
    OK
    root@ubuntu:~#
    

    3.4. レポジトリ更新

    「apt update」でレポジトリ情報を更新する

    3.5. OSMAインストール

    「apt install srvadmin-all」でOMSAをインストール

    3.6 iSMインストール(オプション)

    レポジトリ一覧に「iSM」がある場合、「apt install dcism」でインストールする。

    インストール後iSMを動作させるには再起動するか「systemctl start dcismeng.service」を実行する。

    iSMがインストールされていて、動作している場合、iDRACの[システム]-[ホストOS]で下記の様な表示がある。

    動作していない場合は「RAC0690」というエラーが表示される。なお、手動でdcismeng.serviceを起動した場合、iDRAC側に反映されるまで30秒程度かかる。

    ESXi上のNutanix CE AHVの中でPrism Centralを立ち上げようとしたらKernel Panicで何もできない



    ESXi6.0上に3ノードのNutanix CE AHVクラスタを組み、Prism Centralをインストールしようとしたら失敗した。

    コンソールを開いてみるとKernel Panicしている。

    Nutanix CE ce-2017.07.20-stableにおけるPrism Centralの1-Clickデプロイがコケる場合のバッドノウハウ的なワークアラウンド」をみてbootとhomeを入れ替えてみたが、何も状況は変わらなかった。
    結果的にはこのbootとhomeの入れ替えはやる必要は無かった。

    解決につながる情報は「Run Nutanix CE nested on VMware ESXi 6.5 – solving some of the challenges you will face」で引用されている「Prism Central not booting」にあった。

    原文は下記

    1/ deploy PrismCE using ce-pc-2017.07.20-metadata.json and ce-pc-2017.07.20.tar

    2/ grab /var/lib/libvirt/NTNX-CVM/svmboot.iso from an AHV host using SCP/SFTP

    3/ upload it as an ISO image in a PrismCE container with name boot_PRISMCE

    4/ edit PrismCE VM settings:
    delete DISK scsi.0
    delete CDROM ide.0
    add new disk type CDROM / Clone from Image service / Bus type=IDE / Image=boot_PRISMCE
    select CDROM as Boot Device

    5/ power on PrismCE VM
    blank screen during 20 sec and then everything works

    Nutanix CE AHVホストの/var/lib/libvirt/NTNX-CVM/svmboot.iso をscpで手元にダウンロードし、
    Nutanix上のISOイメージとして登録
    その後、Prism Central VMのCD-ROMドライブの割り当てを上記のsvmboot.isoにして起動

    そうすることで、ログイン画面にたどり着きました。
    ここからの手順は「INSTALLING THE PRISM CENTRAL VM (AHV)」の7番から参考にします。
    ログインは「nutanix」「nutanix/4u」

    初期プロセスがいろいろ動いてるようなのでログイン可能状態であっても、10分ぐらい待ちます
    なお、キーボード配列を調整していない場合は「]む」で「|」を入力出来ます。
    で、待ってると1回再起動すると思います。

    再起動後「sudo tail -f /tmp/config_home_dir.log」を実行して、プロセスが一段落するのを待ちます。

    この段階ではDHCPでIPアドレスを取得していると思われるので、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 を編集し、固定IPアドレスを設定
    /etc/hostsに「127.0.0.1 NTNX-10-3-190-99-A-CVM」といった行がある場合は削除
    /etc/resolv.conf にDNSサーバのエントリを登録
    で、再起動。
    IPアドレスが変わった場合は、起動後、即再起動がかかる。

    その後、再度ログインしてから「ps -ef|grep rc.local」を実行して、rc.localの実行が終わることを確認。
    rc.lcoal内に「sleep 120」があるので、最低2分かかる。

    再起動して、またnutanixユーザでログイン
    「cluster –cluster_function_list=”multicluster” -s IPアドレス create」を実行
    ここら辺からは「Nutanix CE ce-2017.07.20-stableにおけるPrism Centralの1-Clickデプロイがコケる場合のバッドノウハウ的なワークアラウンド」の8番以降の手順を行うこととなる。

    で、「REGISTER (UNREGISTER) WITH PRISM CENTRAL」でNutanixのクラスタにPrism Centralを接続する。

    ・・・というのをやろうとしたが、結局、cluster setupで延々とリトライを繰り返し、成功することはなかった・・・
    Prism Centralを使わなくてもやりたかったことはできるというのがわかって、セットアップは諦めました。

    なお、セットアップ途中のPrism Centrl仮想マシンはWeb GUIから削除できなかったので
    Nutanix CVMにsshでログインしたあと
    「acli vm.list」で仮想マシン名を確認し
    「acli vm.delete 仮想マシン名」で削除を実行しました。