Rstream A1 ニュース 2012/10/20版

久しぶりのRsteam A1/Muchtel A1ネタです。
前回はこちら→Rstream A1類似機種海外のフォーラム便り 2012/06/21版

日本での動き

・アールストリーム自己破産へ
Rstream A1を販売していたアールストリームがお亡くなりになりました。

JC-NET:(株)アールストリーム/自己破産へより

携帯・通信端末販売の(株)アールストリーム(大阪市中央区本町3-5-2、代表:小島徹也)は10月10日事業停止、事後処理を寺田太弁護士(電話06-XXXX-XXXX)に一任して、自己破産申請の準備に入っている。

負債額は約7億円。

大口代理店の資金繰りが足引っ張る。

・Rstream A1用kernelの#32がリリース
【謎端末】Rstream A1【SIMフリー】 ★2の705より

705 ◆afnf4199GA sage 2012/09/17(月) 15:44:00.85 ID:Y7Xuy+IG
2.6.32.9-EA-muchtel-a1 #32
http://dl.dropbox.com/u/66501041/afnf2.6.32.9_32.zip
同CWMアップデータ。boot.imgのみ。
http://dl.dropbox.com/u/66501041/updatezip-afnf2.6.32.9-32_signed.zip

地磁気センサー(fihsensor.c)のearly suspend/resumeをやめた。
時々deep sleepに失敗するのもこいつが原因な気がする。
通常のsuspend/resumeはそのままなので、消費電力に大きな影響ないと思われ。
MSM framebuffer driverにdelay追加。

README.jaにも書いたけど、上と同じディレクトリに「Muchtel_A1_2.2.2.zip」を置いた。
www.muchpad.comが復活したら消します。

↓で紹介している海外のROMを焼いたあと、以下の順序でCWM Recoveryからファイルを焼いていってください。

(1)「muchtela1-afnf2.6.32.9-15-libnetutils.zip(/system/lib/libnetutils.soを置き換え)」
(2)「muchtela1-afnf2.6.32.9-23-kernel.zip(/system/lib/libcamera.soと/system/lib/liboemcamera.soを置き換え)」
(3)「updatezip-afnf2.6.32.9-32_signed.zip(kernelを置き換え)」

海外での動き

以下で紹介するROMは、Rstream A1で使用する場合は、Rstream A1用のkernelを別途CWMからインストールする必要があります。

・Droidsans:[ROM 2.3.7] ROM CM7.2 “UnOfficial” 2.3.7+kernel PlayOSS v6.7 [Build 01-07-2012] (2012/07/01)
CM7.2ベースで作成されている。
個人的にはこれが一番安定していると思っている。

[ROM 2.3.7] ROM CM7.2 “Unofficial-nightly”[Build 31/08/12][nb0 format]
aPT-v3 (nightly – 31/08/12)をベースに作成された、nb0形式のファイル。
SUTを使って書き込めるタイプ。

[Reloaded][ROM 2.3.7]MIUI OS[2.4.20][EN&RU] (2012/10/07)
aPT-v3 (nightly – 31/08/12)をベースにiOS風のMIUIを載せたもの

[ROM 2.3.7][PORT&THEMED]LG UI & MIUI theme 🙂(2012/10/06)
上記のものとほぼ同じだが、LGのUIも載せたもの

[ROM2.3.7][Port] MoKee OS [update 15.09.12]
aPT-v2をベースに、MoKee OS(魔趣OS)のカスタマイズをしたもの

・androidPT:[Index] Link´s para “tudo” [Boston]
これは、平たく言えば、リンク集。

・androidPT:[ROM] aPT-v3 (nightly – 31/08/12)
Fagulhasさん製作のCM7.2ベース。

コレ用のkernel「[Kernel] aPT-GB 2.6.32.9 (#338 – 04/08/12)」は別で公開している。2
ただ、このkernelはキー配置がRstream A1とは互換性がないので注意。

・androidPT:[Rom 2.3.7] Ics Dream V4(2012/06/06)
CM7ベースで、ICS風にしたもの。
aPT v3の2012/06/06ごろのバージョンを元に作成されたようだ。

・androidPT:[ROM 2.3.7][Port] LeWa OS [31.08.2012] @lenesul
aPT v3をベースに、LeWa OSを載せたもの。
#15にて、2012/09/14の修正版が出ている。

・androidPT:[2.3.7 ROM] gado – gado 2.3.7 (2012/09/05)
CM7.1/Android 2.3.7ベースで、kernelはaPT-v2から持ってきている
ちょっと落ち着いた雰囲気でいいかもしれない。

・androidPT:[Rom 2.3.7] Windroid(2012/06/22)
aPT-v2ベースにカスタマイズをしているようだ。

ソニエリ2011年モデルへのJelly Bean投入は無いようだ

sonymobile blogの「Continuing Android software upgrades – Jelly Bean for 2012 Xperia smartphones」より。

Xperia 2012年モデルのJelly Bean/Android 4.1へのアップデートについて
・Xperis T/Xperia TX/Xperia Vについては、2013年2月ぐらい(mid-Q1 2013)
・Xperia S/Xperia acro S/Xperia ion/Xperia P/Xperia go/Xperia Jについては、それ以降を予定

Xperia 2011年モデルについては、Android 4.0.4へのアップデートは提供できたが、その次のJelly Bean/Android 4.1へのアップデートについては評価したが満足がいくものができなかった。
Android 4.0.xのメンテナンスリリースについては実施するが、Android 4.1へのアップデートは提供しない。

これってのは、メモリが1GBないとつらい、ということなんだろうか?

Android上で効率的にサーバ側に問い合わせる通信をおこなうには?

ドコモから日本語の資料が出てきたので、それ以前に公開されていたソニーの資料と併せてメモ書き。

Androidアプリ作成ガイドライン ~効率的な通信制御に向けて~

Androidにおいて、ネットワークを使って定期的に外部サーバから情報を取得する場合に、どのような実装を取るべきか、という点を日本語で解説。

このドコモの資料は、下記2記事の内容を含んだ、よい日本語の資料では無いかと思われる。

・SONY Developer world:「Reducing power consumption of connected apps」(2010/08/23)

アプリで情報を取得しにいくタイミングを合わせましょう、という記事。
ドコモ資料の「3.2. 1携帯電話あたりの通信回数を減らす手法」に相当する内容。
SONYのでは「AlarmManager.RTCを使え、 AlarmManager.RTC_WAKEUPは使うな」とある。
(ドコモのでは「AlarmManager.ELAPSED_REALTIMEを使うことを推奨」)

Web上には細かい処理までは書かれていないため、サンプルソースをダウンロードしてから、ソースを見つつ確認のこと。

・Ericsson Lab: ネタ元blog記事消滅?
sladeshareに講演で使用したスライドがある:「Understanding Smartphone Traffic – DroidCon 2010」(2010/10/28)

こちらは、無線通信側から見た資料。
ドコモ資料の「2章 モバイルネットワーク概要」あたりの話。


・SONY Developer world:「Android Application Coding Guidelines – Power Save」(2010/04/19)
これは、今回の件にはあまり関係ないけれども、wakelockの使い方について、良い例/悪い例を挙げている。
Ericsson Labの資料で触れられていたので紹介。

MediaTekのLTE対応チップ MT6599は2013年後半製品出荷?

Media TekのLTE対応チップ MT6599について、Webboの联发科技官方微博アカウントが少し情報を発言しました。

10月15日 16:50の発言より

联发科技四核智能手机解决方案将于明年年初正式发布,此外,FDD-LTE和TDD-LTE智能手机解决方案也将于明年下半年相继发布。目前四核处理器的问题主要存在于功耗方面,但随着四核处理器功耗问题的解决,四核处理器将逐步占领高端智能手机市场。

中国語をちゃんと学んだことがないですが、適当に翻訳をかけてみたところ、以下の様な感じであるようです。

・2013年初頭に正式に発表する
・FDD-LTEとTDD-LTEに対応
・製品出荷は2013年下半期になる予定
・現状4コアは電力消費の面で問題があるが、解決のめどが立った
・これから4コアが市場を占めていくだろう

2013年後半に製品出荷なので、日本市場に製品が出回るまでは、まだまだ時間がかかりそうですね。

というか、とりあえず出てくる予定のMT6589/6583は電力消費大丈夫なんだろうか・・・

MIPS Android(JZ4760)用nicoWnnG version 2012.1015.1 独自ビルド版

(2013/06/21 追記 start)
最新版は「MIPS Android(JZ4760)用nicoWnnG version 2013.0425.1 独自ビルド版」にて配布中。

(追記 end)


MIPS Androidで動作するnicoWnnG
2012/10/15時点での最新版(Version 2012.1015.1)にアップデートしました。

ダウンロード: nicoWnnG-2012.1015.1-mips.apk

[注意事項]
この独自ビルド版nicoWnnGの配布にあたり、GORRYさんに許可を取っています。

この独自ビルド版nicoWnnGは、ソースの変更を行っていません。コンパイル時にMIPS用のバイナリを作成するようにしただけのものです。
このため、前のバージョンからの変更内容については、オリジナル版を参照願います。

オリジナルのnicoWnnGがすでにインストールされていると、こちらの独自ビルド版はインストールに失敗します。
逆に、こちらの独自ビルド版があると、オリジナルのインストールに失敗します。
これは、この独自ビルド版は、オリジナルのnicoWnnGと同じソース・パッケージ名で作成されていますが、署名が異なっていることによるものです。
といっても、現状のオリジナル版はMIPS用のライブラリが内蔵されていないので、そもそものインストールに失敗するので、支障は無いですが・・・

MIPS用バイナリ作成には、Google配布のAndroid NDK r8bを使用しています。
また、オリジナル版に含まれるARM,x86用バイナリを削除しています。

ronzi(溶智) A3での動作確認をしました。

それ以外の機種での動作は未確認です。

旧バージョン:
2012.0905.1版
2012.0325.1版
2012.0222.1版
2011.1207.1版
2011.1205.1版
2011.1115.1版
2011.0823.2版
2011.0503.1版

独自ビルド版のトピック
・Android NDK r8bでコンパイルしています。
・MIPS用のバイナリが含まれています。
・apk容量削減のため、MIPS用バイナリのみとしました。
・全体の再コンパイルは行わず、libディレクトリのみをapktoolを使って入れ替えるという邪法を使っています。
・署名が当サイトのものとなっています。