Windowsの評価版 2021/08/23版

2019/08/26 2020/10/12 2021/08/23現在で 、technet契約無しで取得できるWindows評価版についてまとめました。
Windowsの評価版 2016/12/06版」と「Windowsの評価版 2014/02/03版」の更新版です。

2021/08/23更新内容: Windows Server 2022追加


評価版の状態確認

現在のライセンス状態を確認「DISM /online /Get-CurrentEdition」
評価版から製品版に移行できるか確認「DISM /online /Get-TargetEditions」

Windows Server 2016 Standard評価版で実行した場合

Windows 10 Enterprise評価版で実行した場合


評価版 サーバ系

Windows Server 2022

価版ソフトウェア | 180 日
評価の完了後、評価版を製品版に移行することができます。

Windows Server 2019

評価版ソフトウェア | 180 日
評価の完了後、評価版を製品版に移行することができます。

注意:ストレージ移行サービスは2019評価版メディアに含まれていない仕様です。

Windows Server 2019 Essentials

評価版ソフトウェア | 180 日
それまでのバージョンから運用版に移行する場合、Windows Server 2019 Essentials の再インストールが必要になります。

Windows Server 2016

評価版ソフトウェア | 180 日
評価の完了後、評価版を製品版に移行することができます。また、マイクロソフトの TechNet ドキュメントをご覧いただき、他の既存サーバーから Windows Server 2016 へアップグレードまたは移行する方法をご確認ください

Windows Server 2016 Essentials

評価版ソフトウェア | 直接の日数の記載が見当たらず。おそらく180日
「インストールの前に」の項目にプロダクトキーが記載されている。
以前のバージョンから製品版に移行する場合は、Windows Server 2016 Essentials を再インストールする必要があります。

Windows Server 2012 R2

評価版ソフトウェア | 180 日
インターネットもしくは電話によるライセンス認証が必須
製品版への移行について明記無し

Windows Server 2012 R2 Essentials

評価版ソフトウェア | 180 日
「インストールの前に」の項目にプロダクトキーが記載されている。
以前のバージョンから製品版に移行する場合は、Windows Server 2012 R2 Essentials を再インストールする必要があります。 インストール、移行、およびアップグレードに関する情報をご覧ください。

Windows Server 2012

評価版ソフトウェア | 180 日
製品版への移行について明記無し

評価版 デスクトップ系

Windows 10 Enterprise / Windows 10 LTSC

評価版ソフトウェア | 90 日
2019/08/26時点では「Windows 10 Enterprise version 1903」と「Windows 10 Enterprise LTSC 2019」が入手できた

2020/10/12時点では「Windows 10 Enterprise version 2004」と「Windows 10 Enterprise LTSC 2019」が入手できる

2021/08/23時点では「Windows 10 Enterprise, version 21H1」と「Windows 10 Enterprise LTSC 2019」 が入手できる

評価版を製品版への移行はできないが、特に明記されていない

qmailの情報収集 2019/08/26

2019/08/26: このURLの初期版作成
2023/11/17: 情報更新


qmailを使ってないけど、このURLや2016年の「qmailの情報収集 2016/03/31」と2012年の「いまさらqmailのパッチ情報収集 2012/02/17」には今もアクセスがあるので内容を更新しておく。

2023/11/17のトピック

・netqmail.orgとqmail.orgのサイト消滅
djbのqmailページは現存しているがメンテナンスはされていない
notqmail2020/05/20に1.08をリリースしたのが最後だが、githubでは開発継続中
s/qmailはURL変更。2023/10/22 4.2.28を出し、4.3を開発中
・openQmailはサイト消滅
・aQmailはgithubあるけど2017年12月以降未更新
・IndiMailはgithubが公式ページ化? ソースコードはgithubsourceforge

継続してメンテナンスされているのは、IndiMail と s/qmail であるようだ。

実際の運用に関して参考になりそうな資料

saGredo.eu linux notePatching qmail
qmailへの各種パッチ適用手法について

saGredo.eu linux noteConfiguring DKIM for qmail
qmailのvirtualdomain環境時に署名を行う手法をindimailによるqmail-dkimパッチ集を使用して解説。なお、IndiemailでのDKIM関連記述


ここから下は以前の記述


うちはqmailを使わなくなったけど、使っていた当時に書いた2016年の「qmailの情報収集 2016/03/31」と2012年の「いまさらqmailのパッチ情報収集 2012/02/17」には、いまでもちらほらアクセスがある。

で・・・最近、qmail的に大ニュースがあったので久々に情報更新。

期待の新星「notqmail」リリース

1998年6月リリースのqmail v1.03に対するパッチをまとめたnetqmail がv1.04として2003年10月にリリースされた。しかし、netqmailは2007年11月のv1.06を最後に更新が無くなった。

今回、qmailでもnetqmailでもないものとして、notqmailがv1.07としてリリースされた。

ゆくゆくはいろんな機能を取り入れることになっていく予定ですが、現状では有名どころの既存qmailパッチ間の差異が大きいようで、notqmailのブランチとして各パッチ適用済みバージョンも提供されている。(詳細は公式ページのPatchesを参照のこと)

BranchOriginal Patch
notqmail-badmailfrom-wildcardTom Clegg’s badmailfrom wildcard
notqmail-badmailfrom-x-relayclientJeremy Kitchen’s badmailfrom-x-relayclient
notqmail-big-concurrencyJohannes Erdfelt’s big-concurrency
notqmail-big-todoRussell Nelson’s big-todo
notqmail-dns-any-to-cnameJonathan de Boyne Pollard’s any-to-cname
notqmail-dns-oversizeChristopher K. Davis’s oversize DNS packet
notqmail-ext-todoAndré Opperman’s ext_todo or “silly qmail syndrome”
notqmail-smtp-authErwin Hoffmann’s smptauth
notqmail-smtp-tlsFrederik Vermeulen’s qmail-smtp-tls
notqmail-smtpd-loggingAndrew Richards’ qmail-logmsg
notqmail-smtpd-spfJana Saout’s qmail-spf

「s/qmail」は細々運営中?

2016年に公式リリースされた「s/qmail」は、2019年6月のv3.3.23が最新リリースとなっている。

ただ、作者のnewsページを見てみると「aqmail is a joint project of Erwin Hoffmann (s/qmail) and Kai Peter (eqmail) to provide an alternative Qmail. Coming soon.」として「aqmail」というものを始めるらしい。

qmail開発者2人によるジョイントプロジェクト「aqmail」

aqmail is a joint project of Erwin Hoffmann (s/qmail) and Kai Peter (eqmail) to provide an alternative Qmail. Coming soon.」として「aqmail」 が2017年に開始されている。

が・・・githubのレポジトリ https://github.com/aqmail/aQmail は全然更新されていないが、元となるs/qmailとeQmailは更新されているという・・・

qlibというeQmail作者が作ったライブラリを利用している。

「eQmail」

サイトとしては「openQmail」という名称となっている。

元のqmailは内部で「djb’s libs」と呼ばれるdjbが作成したライブラリ群を使用しているがこれらはあくまでqmail内部でのみ使われているようなものだった。これを単体ライブラリ化したものがlibdjb(最終リリース2000年10月)となる。そして、このライブラリをGPLとして再実装したものが libowfat(最新リリース2018年10月)というものとなる。

libowfatとdjb’s libsをeQmail作者が使いやすいように実装し直したものが qlib というライブラリになるようで、eQmailではコレを使用している。

こちらは2019年8月リリースのeQmail-1.10.1が最新となっている。

「IndiMail」

IndiMail」という公式ページがあるが管理状況が怪しい。

SOURCEFORGEのIndiMailプロジェクトページを見てみるとそこそこ更新されている。

qmail部分であるindimailパッケージのバージョンとしては2018年10月リリースのindimail v2.6が最新であるようだ。

RoundcubeでUID THREAD Internal error occurredが出た

iRedmailによる統合メールサーバ環境でRoundcubeによるWebメール機能を使っていたら、一部のアカウントで「UID THREAD : Internal error occurred」といったエラーがでた。

iRedmail環境ではRoundcubeのログ、というより、IMAPアクセス時のログを追う感じで調査する必要があり、該当のログは /var/log/dovecot/imap.log にあった。

Jul 25 09:34:29 サーバホスト名 dovecot: imap-login: Login: user=<メールアドレス>, method=PLAIN, rip=127.0.0.1, lip=127.0.0.1, mpid=19537, secured, session=
Jul 25 09:34:29 サーバホスト名 dovecot: imap(メールアドレス): Logged out in=60 out=804
Jul 25 09:34:31 サーバホスト名 dovecot: imap-login: Login: user=<メールアドレス>, method=PLAIN, rip=127.0.0.1, lip=127.0.0.1, mpid=19541, secured, session=<9T/TlnaOYtB/AAAB>
Jul 25 09:34:31 サーバホスト名 dovecot: imap(メールアドレス): Error: open(/var/vmail/vmail1/ドメイン名/a/c/c/account//Maildir/cur/1549258275.M236704P2463.サーバホスト名,S=5291,W=5417:2,) failed: Permission denied (euid=150(vmail) egid=2000(vmail) missing +r perm: /var/vmail/vmail1/ドメイン名/a/c/c/account//Maildir/cur/1549258275.M236704P2463.サーバホスト名,S=5291,W=5417:2,)
Jul 25 09:34:31 サーバホスト名 dovecot: imap(メールアドレス): Logged out in=94 out=1035

えーと・・・

[root@ホスト名 ~]# ls -l /var/vmail/vmail1/ドメイン名/a/c/c/account//Maildir/cur/1549258275*
-rw------- 1 root root 5291  2月  4 14:35 /var/vmail/vmail1/ドメイン名/a/c/c/account//Maildir/cur/1549258275.M236704P2463.サーバホスト名,S=5291,W=5417:2,
[root@ホスト名 ~]#

なんでだろう???

とりあえずchownでvmail:vmailに変えて解決しました。

RHEL7以降のGUIでユーザが初回ログインした際のようこそ画面を消す

RHEL7やRHEL8をGUIつきでインストールすると、各ユーザがログインした際に、gnome-initial-setupコマンドが自動起動し、以下の様な表示を行う。

これは設定をすすめればいいだけではあるんだけど、めんどくさい。

Solaris 7以降でも似たような感じで登録要求画面が表示されてたけど、所定の空ファイルを置くことで表示しないようにできたけど、RHELでもできるかな?と調べて見た。

githubにあるgnome-initial-setupのソースコードを調べていくと、HACKINGに情報を発見。


gnome-initial-setup also has a session mode which activates gnome-initial-setup when a user first logs in. The gnome-initial-setup-first-login.desktop in the
xdg autostart directory utilises gnome-session to check if the user has a
gnome-initial-setup-done file in their XDG_CONFIG_DIR if they don’t
gnome-initial-setup will launch with pages that are suitable for a
non-privileged user and on exiting will write the done file.

各ユーザの環境変数 XDG_CONFIG_DIR で定義されたディレクトリ内に「gnome-initial-setup-done」というファイルがあれば良い、ということ。

しかし、Oracle Linux 8で確認してみると XDG_CONFIG_DIRは定義されていない。

XDG_CONFIG_DIR の定義について調べると「XDG Base Directory Specification」に記載があった。

$XDG_CONFIG_HOME defines the base directory relative to which user specific configuration files should be stored. If $XDG_CONFIG_HOME is either not set or empty, a default equal to $HOME/.config should be used.

定義されていない場合は、各ユーザのホームディレクトリ内にある「.config」となるとのこと。

つまり「~/.config/gnome-initial-setup-done」というファイルを作れば良い、ということになる。

というわけで「touch ~/.config/gnome-initial-setup-done」を実行することで、gnome-initial-setupの起動をさせないようにできた。


ここまでで紹介した手順は各ユーザ単位で表示させなくする設定。

全体として表示させなくする設定が無いかを確認。

先ほども参照したHACKINGのgnome-initial-setup-doneの話の直前に情報がいくつか。

/etc/gdm/custom.confの[daemon]セクションに「InitialSetupEnable=True」と書くとgnome-initial-setupが起動する、ということなので、逆に「InitialSetupEnable=False」と書けばいいのかと試してみたけど、ダメでした。

InitialSetupEnable 関連で検索して「Bug 1226819 – gnome-initial-setup cannot be disabled, forces user creation」を発見。

ユーザを作成する際に初期配置するファイルを置く「/etc/skel」ディレクトリ内に「.config/gnome-initial-setup-done」ファイルを作っちゃえばいいんじゃん?という話が・・・確かに!( mkdir -p /etc/skel/.config && touch /etc/skel/.config/gnome-initial-setup-done を実行する)

他に書かれている/etc/xdg/autostart/gnome-initial-setup-copy-worker.desktop と /etc/xdg/autostart/gnome-initial-setup-first-login.desktop ファイルを削除する、というのは若干いきすぎた対応な気がするので、こちらはどうなのかな・・・


その後、RedHatのナレッジに「RHEL7 の初期インストール後の実行から gnome-initial-setup を無効にする」というのがあり対処方法が記されている、と聞きました。

ユーザ毎の対処方法は上で書いた手法でした。システム全体手法は上記では書いてない方法をとっていました。詳細についてはURLを見てください。

何も考えずにASUS PRIME B450M-Aで安いDDR4 DIMMを4枚指ししようとしたら認識しなかった件

そろそろ値上がるという評判なので、2月に導入したRyzen 3環境のメモリを増やそうとした。

クロックアップしないし、8GBだから大丈夫だろう、となんも考えずに安く売ってたKLEVV IM48GU88N26-GIIHA0(2枚で5333円)を購入。

いままで使っていたpanram W4U2666PS-8GC19と並べて見る。

基板は一緒。RAMチップが違うだけ、という感じ。

これはいけるな、と4枚指ししてみると、起動しない。

メモリ速度を2400MHz固定にしたり、いろんな組み合わせを試してみたりした結果、3枚までは起動した。4枚がどうしても起動できない。

(元々はA1とB1がPanramの2枚指しで、上記以外にもA1とB1:Panram/A2とB2:KLEVVとか全組み合わせをやってます)

ASUS PRIME B450M-A メモリ対応リスト」を確認してみて原因判明・・・

PANRAMの方は4DIMM対応になっているが、KLEVVの方は型番の下の方がちょっと違うので同じとは言いがたいが2DIMM対応までになっている。

というわけで、駄目そうなので、他に転用しました・・・