RetroPie以外のレトロゲーム向けディストリビューションLakkaとlibRetro

ラズベリーパイを使って各種ゲーム機やパソコンをエミュレートして遊びやすくしたディストリビューションとして「Retro Pie」というのがある。

他に似たようなのがないか探していたら「Lakka」というものを発見。
ちょうど、「Orange Pi PC向けのサポートを開始したばかり」のようです。

RetroPieのサポートリスト」と「Lakkaのサポートリスト」を見比べても、基本的に大差はないようです。

LibRetro」という古いアーキテクチャ環境ソフトウェアRetroArchをWindows,Linux,MacOSX向けに提供しているところが提供しているディストリビューションが「Lakka」という位置づけのようです。
なので、「Getting Started with RetroArch」を見ると、Ubuntu Linuxの追加レポジトリとして登録するための手順も書いてあったりします。

で、Lakkaのマニュアルで特に気になったのは「NetPlay
1プレイヤー用のLakka上でスーファミのマリオカートを動かし、2プレイヤー用のLakkaから1プレイヤー用のLakkaにネットワーク接続することで、対戦が可能になる、というもの

さすがに同一スイッチ内、ということですが、ちょっと面白そうな感じがします・・・

PowerShellを使ってサーバにUTF8のJSONデータを送りつける

VMwareの出しているログ管理サーバvRealize Log Insight を使っている環境で、別製品のログもLog Insightで管理できるようにしたい、という要求があった。

該当するログを保存しているサーバはWindows Serverだというので、PowerShellを使用してログを整形し、JSONデータにしてLog Insightサーバに送りつけたのだが、単純に送りつけるだけでは日本語を正常な文字列として認識しなかった。

JSONデータ変換後のデータに対して「[System.Text.Encoding]::UTF8.GetBytes」のエンコードをしてやることで、UTF8のデータとして認識させることができた。

$loginsightserver = "IPアドレス"
$loginsightagentID = "34859a98"

$result="ジョブの結果"
$jobid = [ordered]@{
			name = "jobid"
			content = "ジョブのID"
			}
$appid = [ordered]@{
			name = "appid"
			content = "アプリのID"
			}

$fields = @($jobid,$appid)
$restcall = @{
			 messages =    ([Object[]]($messages = [ordered]@{
					text = $result
					fields = ([Object[]]$fields)
					}))
			} |convertto-json -Depth 4
$encodedrestcall= [System.Text.Encoding]::UTF8.GetBytes($restcall)
Write-Host $restcall
$resturl = ("http://" + $loginsightserver + ":9000/api/v1/messages/ingest/" + $loginsightagentID)
write-host ("Posting results to Log Insight server: " + $loginsightserver)
try
{
	$response = Invoke-RestMethod $resturl -Method Post -Body $encodedrestcall -ContentType 'application/json' -ErrorAction stop
	write-host "REST Call to Log Insight server successful"
	write-host $response
}
catch
{
	write-host "REST Call failed to Log Insight server"
	write-host $error[0]
	write-host $resturl
}

2019/06/19追記

上記の解説

Log Insightへのログ登録は「/api/v1/events/ingest/{agentId}」を使っている。

1つのフィールドの最大サイズは16KB、JSON化したあとの合計サイズとしては4MBまでをサポートしている。

冒頭で設定している「loginsightagentID」は適当な文字列を入れている。2019/06/19時点の「Getting started with the Log Insight REST API」で示されているサンプルでは「{UUID}」とされており「 aexample-uuid-4b7a-8b09-fbfac4b46fd9 」という文字列が使われているので、なんでも良いらしい。

ログを一括登録する場合の注意点として、現在は上記ドキュメントにも書かれているが、現在時刻から10分以上ズレているタイムスタンプは認めてくれない、というのが標準設定となっている。このため、10分以上ズレているログは、送信した時刻で記録されてしまう仕様となっている。

The timestamp of an event is optional, and expressed as milliseconds-since-epoch UTC. If the submission is authenticated, the timestamp field is trusted. Unauthenticated event submissions have their time clamped to within 10 minutes of the server’s current time.
% config.api-server.max-tolerated-client-time-drift=600000

この制限は「 config.api-server.max-tolerated-client-time-drift 」の値を変更することで解除できる。2018年初頭のバージョンだと「vRealize Log Insightで現在時刻±10分以外のデータも取り込む」に記載した手順で変更することができる。

ZentyalというExchange互換をうたうUbuntuベースのメール/グループウェアアプライアンス

2019/07/02追記:「Zentyalを日本語で使う場合の設定手順」という別記事もあります。

なお、Exchangeサーバ互換としては、OpenChangeは死んだプロダクト(ドメインも関係無い業者にとられている)で、2021年6月時点でも使えるものは SOGo になります。


以前、UbuntuをWeb GUIで管理するツールとしてZentyalというものを見つけたが、結局使わなかった。
現状、どんな感じになっているかを確認してみたところ、Web GUIメインというよりは、メールアプライアンスの管理画面として元気に動いていた。

商用版サイト:http://www.zentyal.com/
非商用版サイト:http://www.zentyal.org/
github:https://github.com/Zentyal/zentyal

Zentyal 5.0が2016/11にリリースされている。

ベースOSはUbuntu 16.04で、そこにOpenChange®, SOGo, Samba4, Heimdal Kerberos®, Dovecot, Postfix, Postgrey, Sieve, Fetchmail, Amavis, SpamAssasin, ClamAV, Apache, CUPS, Netfilter, BIND9, ISC DHCP, NTPd, OpenSSL, OpenVPNを載せてアプライアンスとしている。

興味深いのは「OpenChange
Microsoft Exchange Server互換をうたっており、メールやスケジュール管理のグループウェア的な利用方法もサポートしているらしい。
OutlookからExchange Serverとして使えるようだ。
いままでも、そういう製品はいくつかあったが、大抵商用ライセンスのみで、非商用版でも使えそうなのは見かけなかった。

Zentyalの場合、商用版と非商用版で何が違うのか?
DIFFERENCES BETWEEN ZENTYAL EDITIONS
どちらも「All the latest features.」とあり、機能差はないようだ。
非商用版は、常に最新パッケージを使うので、安定版にとどめておく、ということができない、という違いがあるようだ
まぁ、小規模で使うんだったら、まぁ、関係無い感じですね

Zentyalを使うには以下の4つのパターンがあるようだ
・Zentyal Cloudを契約し、Zentyalが提供する基盤を借りる
・Zentyal Serverを購入し、指定されたISOイメージを使ってインストールを行い、運用する
・Zentyal Development editionのISOイメージを使ってインストールを行い、運用する
・UbuntuにZentyal Development editionのレポジトリを追加し、インストールを行い、運用する

とりあえず試してみるのであれば「Zentyal Development editionのISOインストール」か「UbuntuにZentyal追加」になる。

公式Wiki」の更新状況が微妙なのだが、
いろいろ探すと「5.0対応のInstallation Guide」が出てくる。
この手順にしたがうと、素のUbuntu 16.04に対して、レポジトリを追加することでzentyalがセットアップできるようになるらしい。

この手順でインストールしたものは「DEVELOPMENT EDITION」という扱いで、zentyal.orgで入手できるバージョン扱いになる。
なお、development editionから商用版へのアップデートはできない、とのこと。

で・・・本来であれば導入に関する記事を書くはずだったのですが
いまだのConoHaでUbuntu 16.04 64bit環境がデプロイできないという件が解決していないので、続きがかけていません。

いつになったら解決するかなぁ・・・

2016/12/09 「ConohaでUbuntu16.04 64bitを構築すると高確率で設定したパスワードが利用できない

2016/12/16 「ConoHaでUbuntu 16.04 64bitを指定したパスワードでデプロイできない件は未解決のままもうすぐ10日経過

結局、1ヶ月以上経ってからバグで修正終わりました、という報告があっただけで、使えなかったことと検証したことに対するConoHaからの謝罪はありませんでした。あと、こちらから指摘しなければ利用料金を全額支払わせるつもりでしたね。

USBバッテリーの実容量を計ってみよう

11月の始めに「バッテリーの持ちをはかるのに最適なUSBコネクタの電圧/電流計。しかもQuickCharge3.0対応」という記事で紹介した「OLED 128×64 USB Tester DC voltmeter current voltage Meters Power Bank battery Capacity monitor qc3.0 Phone charger detector」というものを発注した。

Aliexpress Standard Shippingで配送されたところ、運が悪く11/9にマレーシアに到着して以後、動きがなく、日本に到着したのは12月に入ってから、というさんざんな感じで届きました。


それはさておき、実際に使ってみました。

まず、放電機の方

スライドスイッチには上から
・20 Ohm OFF/ON
・10 Ohm OFF/ON
・4.7 Ohm OFF/ON
・2.2 Ohm OFF/ON
とあります。

一番上の「20 Ohm」のみONにして繋いでみます

0.24Aが消費されるようです。

バッテリーをかえていろいろやってみた結果、
・20 Ohm ON → 0.25A
・10 Ohm ON → 0.5A
・4.7 Ohm ON → 1.0A
・2.2 Ohm ON → 2.0A
という結果となりました。

なお、この緑の円筒形部分(抵抗部分)は、実験中、非常に熱くなります。
触らないよう気をつけてください。

これの測定器のほうの面白い点は、電源が切れても最後の値を覚えていてくれるということです。
なので、測定器をUSBバッテリーにつなぎ、リセットして値を0にしたあと、
放電機を取り付け放電を開始して電源が切れるまで放置。
測定器を適当なUSB電源に取り付けて、表示の値を確認すると、バッテリーの電源が切れた瞬間の値がわかるので
そのバッテリーの容量がわかる、ということです。

というわけで・・・手持ちのバッテリーの容量を計ってみました
・2014年12月購入 CELLEVO モバイルバッテリー 10400mAh ME10400

2.2Ohm(2A出力設定)にすると、バッテリーの電源が切れて使えないため、4.7Ohm(1A設定)でテスト
結果は「3867mAh」電源オフまで3時間52分

・2013年12月購入 ANKER Astro M3 モバイルバッテリー 13000mAh
なぜかAmazonの商品ページは、代替わりしたものに入れ替わってるんですね・・・

こちらは2.2Ohm(2A出力設定)が可能でした。
結果は「7644mAh」電源オフまで3時間51分

・2015年12月購入 Anker PowerCore 20100

2.2Ohm設定で実験
結果は「11557mAh」電源オフまで5時間24分

実際、CELLEVO モバイルバッテリー 10400mAh ME10400って、うたわれてる容量の割りに充電能力低いなぁ・・・と感じてはいたのですが、2A出力もできないし、予想以上の使えなさが実証されました。
AKNER2製品については、使ってみて感じてた差がそのままだった、というところです。
2013年購入のやつの劣化が予想より少なくてびっくりしています。

まだ計測していないものはあったかなぁ・・・

上海問屋から10.1インチ液晶ペンタブレット登場!XP-Penシリーズと同じ系統

上海問屋から「筆圧感知2048レベル対応 10.1インチ 液晶ペンタブレット(HD 1280 x 800) (914602) 」というものが税込 36,799 円で販売開始になった。

どこのOEMかなぁ、と製品説明を見ていくと、ドライバは「https://artisul.com/downloads/からArtisul D10用をダウンロードしろ」という記載が・・・

メーカページ「Artisul D10

ペンとか液タブの雰囲気が、XP-Penによく似ている。
Artist 10S

こいつはAmazonで 35,699 円で販売している。

ざらっと見たところ、基本スペックは同じように見えるが
違いはあるのか?
・正面左側にあるボタンの形状が違う
・右側面にあるUSB端子が違う(上海問屋:microUSB、XP-Pen:USB Type-C)
・右側面に液晶の輝度変更ボタンがあるか無いか(上海問屋:なし、XP-Pen:あり)
・添付品は基本同じだが、おまけケーブルが違う(上海問屋:HDMI-miniHDMIケーブル、XP-Pen:miniDisplayport-HDMI変換ケーブル)

これくらいが違う点と言えそうだ。

AmazonのXP-Pen Artist 10Sのレビューを見ると、ドライバの相性問題がひどいようなんですが、
Artisul D10のドライバはどんな感じなのか・・・