富士通LIFEBOOK S937/RにWindows 10をインストールした

秋葉原の旧キャプテンで富士通LIFEBOOK S937/Rが安いということだったので入手した。

裏面の蓋を一通り取ってみたところ。DDR4 SO-DIMMスロットがある。

マザーボードはこんな感じ

M.2 A-keyスロットにIntel WiFI AC8265が入ってる。
M.2 B-keyスロットは2280サイズと2242サイズの2種類があり、2280サイズの方にストレージがついていたと思われる。

LIFEBOOK U937/RのM.2 B-keyスロットはM.2 SATA用なので、調達してさしてみたもののうまく認識できない。どうやらスロット不良をくらったようだ

M.2 SATAスロット不良の件

そんなことあるんだ、って感じの認識不具合が発生。

SUNEAST EA900をさしてみたところ以下の認識に

「Generi Loader SATA Device」

Windows 10のインストーラー上で確認すると0GBのディスクとして認識されている

別のWINTEN SATAをさしてみる

謎の1024MBディスクとして認識されている。

なお、どちらのM.2 SATAとも、USBケースに入れたところ正常に使用できた

仕方が無いので、DVD-ROMスロットにHDD入れるやつを使って2.5インチSSDをつなげた。(9.5mm厚が必要だったのだが、あやまって12mm厚のものを買ってしまったため、基板部分のみ使用)


LifeBook U937/R基礎資料

LIFEBOOK U937/R 製品詳細

ドライバダウンロード(ノートPC)2017年4月以降モデル 2017年上期)

Windows10のドライバについて(2023/01/23追加)

Lifebook S937/RのドライバはWindows Updateのオプション更新プログラムで全て適用できました。

上記では1個チェックが抜けていますが、以下の4つを選択することでドライバが適用されます。

・FUJITSU CLIENT COMPUTIN LIMITED – System – 5/14/2018 12:00:00 AM – 4.0.26
・Synaptics FP Sensors – Biometric – 5/24/2018 12:00:00 AM – 4.5.350.0
・Intel – System – 2013.14.0.1529
・FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED – Firmware – 1.20.0.0

Windows10インストール編

Windows 10をインストールしてみた

Windows 10 Proとして認識された。

ノートパソコンでありがちな感じでデバイスがいくつかのデバイスが認識されていない。

まず、わかりやすく認識されていない指紋センサードライバをインストール

Validity WBF 指紋センサードライバー E1029594.exe

つぎに VID:8086 PID:9d3a はマネージメント系デバイスなので下記をインストール

インテル(R) アクティブ マネジメント テクノロジー ドライバーE1025009.exe

「ACPI\FUJ02E\2&DABA3FF&0」が残った

ここでまだ実施していなかったBIOSアップデート

LIFEBOOK S937/P, S937/R用 BIOS書換データ E1033762.exe

どうやらBIOSアップデートに必要なドライバというものがあるらしく、おそらくそれが未認識デバイスと想定されるので、FUJ02Eを調べてみる

富士通Q&A「FUJ02E3 デバイスドライバー」(32・64ビット共用)の修正項目とインストール方法について(2013年10月発表モデル:LIFEBOOK AH47/K ほか)

ここに「FUJ02E3 デバイスドライバー V1.30.1E1016696.exe がある

無事にすべてのデバイスが認識された

改めてBIOSアップデータ実行…

OS再起動してもダメだった。

FUJ0430/FUJ0420 Device Driver FTS_FUJ0430FUJ0420DeviceDriver_3004_1241503.zip

ダメだった

アップデートナビ インストールサービス E1025995.exe をインストールすると、Microsoft Storeの「アップデートナビ」のインストール要求があるので、それをインストールして、アップデートナビを起動

必要らしいので下記2つもインストールします

Realtek High Definition Audio オーディオドライバーE1027123.exe

インテル(R) ディスプレイドライバー 64ビット版 E1026404.exe

インストール後、再起動して、再度アップデートナビ実行

Realtek High Definiton AudioドライバーはWebにあるのとバージョンが違うようだ

アップデートナビ経由でドライバをインストールし、再起動すると、再起動後、更新結果を表示してくれました

この状態で残るはBIOSアップデートのみ

LIFEBOOK S937/P, S937/R用 BIOS書換データ

ただ・・・どうやっても拒否られています

これの一番下の「FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED firmware – 1.20.0.0」をインストールしてみます

再起動して、アップデートナビを実行

Windows Update経由でBIOSが適用できたようです。

まじかーーー


802.11ax APへの接続状況がいまいち…

Intel WiFi AC8265のドライババージョンは20.70.30.1

802.11ac 対応のインテル® ワイヤレス・アダプターを使用するシステムで、利用できるネットワークのスキャンリストに、Wi-Fi 6 (802.11ax) ネットワークが表示されない

対応しているバージョンのはず


上記に加えてIntel – System -201314.0.1529

Sierra Wireless EM7330 のfirmwareまわりのメモ

ジャンク屋で買ったLTEカード EM7330 、firmwareについて気にしていなかったのですが、あったようなのでメモ

EM7330に関するサポートページ

ただ、ユーザ登録が必須っぽい?

・Firmware
AirPrime EM73xx/MC73xx FW Package Build 4837

EM7330は一番下に「Docomo」という列があって「SWI9X15C_05.05.65.00」となっていた。

・Firmware アップデート用ツール
Module Firmware Download Tool (FDT – command line tool for Windows)

・Windows用ドライバ
Windows Drivers for EM/MC Series Modules (Build 5087)

Windows Updateで持ってくるので気にしていなかったのですが、Windows用ドライバが配布されていました。

富士通サイトには 「Sierra Wireless EM7330 WWAN Driver + Firmware Updater」 があり、SWI9X30C_05.05.63.00 になる

ONTAP 9.x環境でActive DirectoryとNISとでユーザ名マッピングを行わせた場合の確認手法

Windows Active Direcotry環境とNISによるユーザ管理を行っているSolaris/Linux環境の両方からONTAP 9.9上の共有にアクセスする場合、ユーザ名マッピング設定を行う。

ただ、指定したマッピングが正しく動いているかを確認する方法がわかりにくいのでメモ書き。

(関連資料「ONTAP 9.xでntpやDNSの動作確認」)

今回はStorage VM:netapp103に対して、 Active Directory:VM2 (vm2.adosakana.local) と NISドメイン:nisdom を接続した。

NISに接続できているかを確認

「vserver services name-service nis-domain show」で設定を確認

netapp101::> vserver services name-service nis-domain show
                                  NIS
Vserver       Domain              Server
------------- ------------------- ------------------------------------
netapp103     nisdom              172.17.44.49

netapp101::>

接続できているかを確認するには「vserver services name-service nis-domain show-bound」を実行する。接続できている場合は「Bound NIS Server」に接続出来ているNISサーバのIPアドレスが表示される。

netapp101::> vserver services name-service nis-domain show-bound
                                  Bound
Vserver       Domain              NIS Server
------------- ------------------- -----------------
netapp103     nisdom              172.17.44.49

netapp101::>

接続できていない場合は、「-」という表示になる

netapp101::> vserver services name-service nis-domain show-bound
                                  Bound
Vserver       Domain              NIS Server
------------- ------------------- -----------------
netapp103     nisdom              -

netapp101::>

なぜ接続出来ていないかを確認するには権限をdiagに変更した上で「vserver services name-service nis-domain show-bound-debug」を実行して確認する。(advancedでは使えない)

netapp101::*> vserver services name-service nis-domain show-bound-debug
                                  Bound              Bound
Vserver       Domain              NIS Server         Status
------------- ------------------- -----------------  -------------------
netapp103     nisdom              172.17.44.49       Could not connect to server

netapp101::*>

今回は「Could not connect to server」ということで、NISサーバへの接続がうまくいかない、ということだった。確認したところ、途中のfirewall設定の問題でNISに関するポートが空いていないためだった。

設定変更後、手動でNISの再接続を行う場合は、ypbindの再起動を行う。このコマンドはノード名を指定することに注意

netapp101::*> vserver services name-service ypbind restart -node ノード名

netapp101::*>

再度「vserver services name-service nis-domain show-bound-debug」を実行して「Status: Success」となっていれば問題ない。

netapp101::*> vserver services name-service nis-domain show-bound-debug
                                  Bound              Bound
Vserver       Domain              NIS Server         Status
------------- ------------------- -----------------  -------------------
netapp103     nisdom              172.17.44.49       Success

netapp101::*>

ネームサービススイッチ設定

/etc/nsswitch.confに相当する設定をStorage VMに対して行い、ユーザ名とグループ名に関してNISから情報を持ってくるように設定する。

設定を確認するには「vserver services ns-switch show」を実行する

netapp101::> vserver services ns-switch show
                               Source
Vserver         Database       Order
--------------- ------------   ---------
netapp103       hosts          files,
                               dns
netapp103       group          files,
                               nis
netapp103       passwd         files,
                               nis
netapp103       netgroup       files
netapp103       namemap        files
netapp101     hosts          files,
                               dns
netapp101     group          files
netapp101     passwd         files
8 entries were displayed.
netapp101::>

UNIX側でLDAP情報を使っていない場合は、LDAPを登録する必要は無い。(Windows側だけでActive Directory/LDAPを使っている場合はnsswitchには登録しない)

なお、ONTAP 9.xでは、NISを使用できるのは passwd, group, netgroup となっており、hosts では使用できない。

情報取得の確認

まず、UNIX側のユーザ名とUIDに関する情報がひけるかを確認するため「vserver services name-service getxxbyyy getpwbyname」と「vserver services name-service getxxbyyy getpwbyuid」を実行する。

これらはadvanced権限が必要となっているので「set adv」で切り替えてから実行する。

netpp101::*> vserver services name-service getxxbyyy getpwbyname -vserver netapp103 -username osakanataro
pw_name: osakanataro
pw_passwd: !!
pw_uid: 1000
pw_gid: 1000
pw_gecos:
pw_dir: /home/osakanataro
pw_shell: /bin/bash


netpp101::*> vserver services name-service getxxbyyy getpwbyuid -vserver netapp103 -userID 1000
pw_name: osakanataro
pw_passwd: !!
pw_uid: 1000
pw_gid: 1000
pw_gecos:
pw_dir: /home/osakanataro
pw_shell: /bin/bash


netpp101::*>

このような形で情報が引けたら問題ない

うまく取得出来ていない場合は、下記の様な出力となる

netapp101::*> vserver services name-service getxxbyyy getpwbyname -vserver netapp103 -username osakanataro

Error: command failed: Failed to resolve osakanataro. Reason: Entry not found for
       "username: osakanataro".

netapp101::*>

マッピング設定

UNIX/Linuxのユーザ名/UIDとWindowsのユーザ名/SIDを変換するには ONTAPにネームマッピング設定を行う必要がある。

WindowsからUNIX/Linuxに対するマッピング(win-unix)と、UNIX/Linuxに対するマッピング(unix-win)の2種類を設定する必要がある。

netapp101::> vserver name-mapping show

Vserver:   netapp103
Direction: win-unix
Position Hostname         IP Address/Mask
-------- ---------------- ----------------
1       -                 -                   Pattern: VM2\\*
                                          Replacement: *

Vserver:   netapp103
Direction: unix-win
Position Hostname         IP Address/Mask
-------- ---------------- ----------------
1       -                 -                   Pattern: *
                                          Replacement: VM2\\*
2 entries were displayed.

netapp101::>

基本的に1対1となるようであれば、「ADドメイン\Windowsユーザ名」→「UNIXユーザ名」というルール(win-unixにある「VM2\\* → *」)と「UNIXユーザ名」→「ADドメイン\Windowsユーザ名」(unix-winにある「* → VM2\\*」)を設定することになる。

なお、”\”は2つ指定する必要がある。

マッピングの確認

実際にどのようなマッピングが行われているのかを確認するには「vserver services access-check name-mapping show」を使います。このコマンドもadvanced権限が必要です。

netapp101::*> vserver services access-check name-mapping show -vserver netapp103 -direction win-unix -name osakanataro

ATTENTION: Mapping of Data ONTAP "admin" users to UNIX user "root" is enabled, but the following information does not reflect this mapping.

'osakanataro' maps to 'osakanataro'


netapp101::*> 
Windowsの名前からUNIXを探すときはにユーザ名を「-name "vm2\\osakanataro"」というように"でくくると正常な動作とならないので注意。
また、ドメインとユーザの区切りは「\\」と2つ続ける必要がある。
netapp101::*> vserver services access-check name-mapping show -vserver netapp103 -direction win-unix -name vm2\\osakanataro

ATTENTION: Mapping of Data ONTAP "admin" users to UNIX user "root" is enabled, but the following information does not reflect this mapping.

'vm2\\osakanataro' maps to 'osakanataro'


netapp101::*> vserver services access-check name-mapping show -vserver netapp103 -direction unix-win -name osakanataro

'osakanataro' maps to 'VM2\osakanataro'


netapp101::*>

なお、NISサーバにアクセスできない場合にこのコマンドを実行すると、以下の様な結果になります。

netapp101::*> vserver services access-check name-mapping show -vserver netapp103 -direction unix-win -name osakanataro

Vserver: netapp103 (internal ID: 3)

Error: RPC map name request procedure failed
  [  4 ms] Mapping Successful for Unix-user 'osakanataro' to Windows
           user 'VM2*' at position 1
  [    11] Successfully connected to ip 172.17.44.49, port 445 using
           TCP
  [    59] Unknown error: 12
  [    59] Failed to initiate Kerberos authentication. Trying NTLM.
  [    70] Encountered NT error (NT_STATUS_MORE_PROCESSING_REQUIRED)
           for SMB command SessionSetup
  [    95] Successfully authenticated with DC
           samba.adosakana.local
  [   109] Encountered NT error (NT_STATUS_PENDING) for SMB command
           Read
  [   117] Could not find Windows name 'VM2*'
**[   120] FAILURE: Name mapping for UNIX user 'osakanataro' failed.
**         Explicit Mapping failed and no default mapping found

Error: command failed: Failed to find mapping for the user. Reason: "SecD
       Error: The mapped user does not exist and no default user is defined".

netapp101::*>

ファイル権限確認

ONTAP上に置かれているファイルの権限をONTAP OS上から確認する「vserver security file-directory show-effective-permissions」がadvanced権限にあります。

確認したいファイル/ディレクトリをフルパスで指定します。

Windows側ユーザ名でアクセスした場合の確認。このコマンドではドメインとユーザの区切りは「\」が1つとなる。

netapp101::*> vserver security file-directory show-effective-permissions -vserver netapp103 -win-user-name VM2\osakanataro -path /sharevol/testfile.txt

                        Vserver: netapp103
              Windows User Name: VM2\osakanataro
                 Unix User Name: osakanataro
                      File Path: /sharevol/testfile.txt
                CIFS Share Path: -
          Effective Permissions:
                                 Effective File or Directory Permission: 0x1f01ff
                                        Read
                                        Write
                                        Append
                                        Read EA
                                        Write EA
                                        Execute
                                        Delete Child
                                        Read Attributes
                                        Write Attributes
                                        Delete
                                        Read Control
                                        Write DAC
                                        Write Owner
                                        Synchronize

netapp101::*>

UNIX/Linux側からアクセスした場合の確認

netapp101::*> vserver security file-directory show-effective-permissions -vserver netapp103 -unix-user-name osakanataro -path /sharevol/testfile.txt

                        Vserver: netapp103
              Windows User Name: VM2\osakanataro
                 Unix User Name: osakanataro
                      File Path: /sharevol/testfile.txt
                CIFS Share Path: -
          Effective Permissions:
                                 Effective File or Directory Permission: 0x1f01ff
                                        Read
                                        Write
                                        Append
                                        Read EA
                                        Write EA
                                        Execute
                                        Delete Child
                                        Read Attributes
                                        Write Attributes
                                        Delete
                                        Read Control
                                        Write DAC
                                        Write Owner
                                        Synchronize

netapp101::*>

細かい動作確認

ユーザ名/UID/SID変換の詳細を確認したい場合は、advanced権限にある「vserver services access-check authentication」を使います

UNIX用ユーザ名からUNIX UIDを検索

netapp101::*> vserver services access-check authentication translate -vserver netapp103 -unix-user-name osakanataro
1000


netapp101::*>

UNIX UIDからUNIX用ユーザ名を検索

netapp101::*> vserver services access-check authentication translate -vserver netapp103 -uid 1000
osakanataro


netapp101::*>

UNIX UIDからWindows用SIDを検索

netapp101::*> vserver services access-check authentication uid-to-sid -vserver netapp103 -uid 1000
SID: S-1-5-21-937304154-1581684492-536532533-1180


netapp101::*>

SIDからUNIX用ユーザ名 と Windows用ユーザ名を検索

netapp101::*> vserver services access-check authentication sid-to-unix-name -vserver netapp103 -sid S-1-5-21-937304154-1581684492-536532533-1180
    SID Type: User
   Unix Name: osakanataro
 Domain Name: VM2
Windows Name: osakanataro


netapp101::*>

Windows用ユーザ名からSIDを検索。このコマンドではドメインとユーザの区切りは「\」が1つとなる。

netapp101::*> vserver services access-check authentication translate -vserver  netapp103 -win-name osakanataro
S-1-5-21-937304154-1581684492-536532533-1180


netapp101::*> vserver services access-check authentication translate -vserver  netapp103 -win-name vm2\osakanataro
S-1-5-21-937304154-1581684492-536532533-1180


netapp101::*>

Windows 7のWindows Updateがうまくいかない件への対処策 2022/07/15版

Windows 7を初期インストールしてWindows Updateを実行すると、「エラーコード 80072EFD」で失敗する。

Windows 7のルート証明書は1つ以外期限切れとなっている

DELLに「Windows 7のアップデートが動作しない」という情報があった。

手順1: Windows 7 Service Pack 1適用

インストールしたメディアがService Pack 1未適用であれば「Windows 7 Service Pack 1(KB976932)」から「windows6.1-kb2533552-x64_0ba5ac38d4e1c9588a1e53ad390d23c1e4ecd04d.msu」をインストールしてmsuパッケージ適用システムのアップデート(KB2533552)を実施。

続いてSP1本体の「windows6.1-kb976932-x64_74865ef2562006e51d7f9333b4a8d45b7a749dab.exe」 を適用し、再起動

なお、SP1インストール中にKB976902 をダウンロードしてインストールしている模様

手順2:KB3020369適用

Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB3020369)」から windows6.1-kb3020369-x64_5393066469758e619f21731fc31ff2d109595445.msu を適用

手順3:KB3125574適用

Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB3125574)」からwindows6.1-kb3125574-v4-x64_2dafb1d203c8964239af3048b5dd4b1264cd93b9.msu を適用し、再起動

これでWindows Updateが実行できるようになりました。

有効なルート証明書も増えました

Internet Explorer 11適用について

DELLページではInternet Explorer 11のインストールが薦められていますが、2022年7月現在リンク先が動作していません。

現状は「x64 ベース システム Windows 7 用 Internet Explorer 11」から入手となる様です。

ただ、DELLページだと別途Internet Explorer 11をインストールする、と書いてありますが、WIndows Updateからでインストールすることも出来ます。

単独でインストールする場合は上記リンクから ie11-windows6.1-x64-en-us_ddec9ddc256ffa7d97831af148f6cc45130c6857.exe を入手しインストールすると前提パッチ適用も行われます。ただ・・・インストール後もWinodws updateでIE11インストールの選択が残っていたので、おとなしくWindows Update経由でインストールした方が良さそうです。

IE11インストーラによるインストール中に以下が追加されていた
Windows 7 x64 Edition 用プラットフォーム更新プログラム (KB2670838)
Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB2729094)
Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB2834140)


Windows Updateで適用できないものがある

2022/07/15時点でWindows Updateを行うと2つの重要な更新プログラムで「エラーコード 80092004 Windows Updateで不明なエラーが発生しました」という失敗が発生した。

失敗している更新は以下の2つ

2019-09 x64 ベース システム用 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4516065)

2020-01 Windows 7 および Server 2008 R2 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB4535102)

それぞれ定期的に更新されていそうなものなのでMicrosoft Catalogで検索してみるとかk

Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ」で検索すると、2022/07/15時点では「2022-07 x64 ベース システム用 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB5015861)」が最新となる。

Windows 7 用 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ」で検索すると、2022/07/15時点では 「2022-04 Windows 7 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB5012329)」が最新となる。

2022-07のロールアップの適用を試みたところ、エラーとなり、「Windows を実行しているコンピューターに .msu 更新プログラム パッケージをインストールするときのエラー メッセージ: 「このパッケージをインストールする前に、Windows モジュール インストーラーを更新する必要があります」」というリンクが案内された。

しかし上記記事内に各OSごとの更新プログラム情報のリンクが存在していない。

英語版の「Error message when you install a .msu update package on a computer that is running Windows: “The Windows Modules Installer must be updated before you can install this package”」には記載されている。

ただ、リンク先は「An update that prevents a “0xC0000034” error message when you try to install Windows 7 SP1, Windows Server 2008 R2 SP1, or Windows Embedded Standard 7 SP1 is available」という記事でそこからリンクされているアップデートファイルはアクセス出来ない。

Update the Windows Update Agent to the latest version」の”Stand-alone packages for Windows 7 SP1 and Windows Server 2008 R2 SP1″にてダウンロードできそうだったのですがアクセス出来ず。

2533552」で検索すると、そこにはWindows 7 x64 についてのファイルがないが、「Windows Embedded Standard 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB2533552)」で適用しようとしたが、すでに適用されてる、となった。

https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB3150513
https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB3185319

ここらを適用しつつ再起動を繰り返したら 次は 2020年 1月 31日 マンスリーロールアップの適用で止まった。

そこは以下を適用していったらなんとなった。

2020 年 1 月 31 日 — KB4539601 (マンスリー ロールアップのプレビュー)」に記載されている前提パッチ
 2019-03×64 ベース システム用 Windows 7 サービス スタック更新プログラム (KB4490628)
 2019-09 x64 ベース システム用 Windows 7 のセキュリティ更新プログラム (KB4474419)
 そしてパッチ本体 2020-01 x64 ベース システム用 Windows 7 向けマンスリー品質ロールアップのプレビュー (KB4539601)

Windows Server インストール時にドライバ追加したけど、このドライブにインストールすることはできません となる場合

Windows Server 2012R2 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019 / Windows Server 2022 の標準的なインストールメディア内にストレージドライバが含まれていない場合、インストール途中にドライバが含まれてるメディアに差し替えて読み込む必要がある。

ストレージがなにも認識されていないので「ドライバーの読み込み」を選択

Windows Serverのインストール用DVDを抜いて、ドライバが含まれているCDに交換して、OK

該当するストレージのドライバディレクトリを指定

指定したドライバが正解であるなら「インストールするドライバーの選択」に表示されます。

次へをクリックしてドライバを読み込みます。

スキャンが終了すると、以下の様にディスクが表示されます。

しかし、よく見てみると「このドライブに Microsoft サーバー オペレーティング システムをインストールすることはできません (詳しい情報の表示) 」という注意マークがついています。

選択した場所に Microsoft Server オペレーティングをインストールできませんでした。 メディアドライブを確認してください。詳細については、次の情報をご覧ください: 0x80300001

これはWindows Serverのインストール用DVDが認識できない場合の表示です。

先ほどドライバが含まれているCDに交換しているので、Windows Server のインストール用DVDに交換し、「最新の情報に更新」をクリックします。

上記の様に警告が消えて「次へ」が選択できるようになりました。

あとは普通に進めていけば大丈夫です。

この現象はWindows Server 2012R2 , 2016, 2019, 2022で発生することを確認しました。

出したくないのであれば、Windows Serverのインストールメディアにドライバを組み込むか、DVDドライブやUSBメモリを複数用意し、同時にマウントするかです。

インストールメディアにドライバを組み込む際の参考資料:UEFIブートのサーバでWindows Server 2016のインストール用USBメモリが起動しない