Androidのgps.conf設定


2019/06/04追記

注意:gps.confの変更に意味があったのはAndroid 4.0より前の話で、2019年のAndroid 7やら8やら9では変更する意味が無くなっています。


Xperia X10 mini proのカスタムROMで設定されている/system/etc/gps.confは以下の設定値であることが多い。

NTP_SERVER=europe.pool.ntp.org
XTRA_SERVER_1=http://xtra1.gpsonextra.net/xtra.bin
XTRA_SERVER_2=http://xtra2.gpsonextra.net/xtra.bin
XTRA_SERVER_3=http://xtra3.gpsonextra.net/xtra.bin
SUPL_HOST=supl.google.com
SUPL_PORT=7276

実際にどんな値が設定されているのか、他機種を含めて調べてみた。

NTP_SERVERの候補
・asia.pool.ntp.org
・europe.pool.ntp.org
・jp.pool.ntp.org
・north-america.pool.ntp.org
・us.pool.ntp.org
・xtra1.gpsonextra.net

SUPL_HOSTの候補
・dcm-supl.com : 7275 (SPモードonly, mopera U不可)
・supl.google.com : 7276
・supl.sonyericsson.com : 7275
・supl.skyhook.com : 7278
・h-slp.mnc410.mcc310.pub.3gppnetwork.org : 7275

CK2という設定…しかしc2k.pde.comは名前解決不可なの死んでいる?

C2K_HOST=c2k.pde.com
C2K_PORT=1234

いろいろ調べた結果、うちのXperia X10 mini proでは、gps.confを以下の様な感じに設定した。

NTP_SERVER=0.jp.pool.ntp.org
NTP_SERVER=1.jp.pool.ntp.org
NTP_SERVER=2.jp.pool.ntp.org
NTP_SERVER=3.jp.pool.ntp.org
XTRA_SERVER_1=http://xtra2.gpsonextra.net/xtra.bin
XTRA_SERVER_2=http://xtra1.gpsonextra.net/xtra.bin
XTRA_SERVER_3=http://xtra3.gpsonextra.net/xtra.bin
# DEBUG LEVELS: 0 - none, 1 - Error, 2 - Warning, 3 - Info
# 4 - Debug, 5 - Verbose
DEBUG_LEVEL =0
# Intermediate position report, 1=enable, 0=disable
INTERMEDIATE_POS=0
# Accuracy threshold for intermediate positions
# less accurate positions are ignored, 0 for passing all positions
ACCURACY_THRES=0
# Report supl ref location as position, 1=enable, 0=disable
REPORT_POSITION_USE_SUPL_REFLOC=1
# Wiper (wifi positioning), 1=enable, 0=disable
ENABLE_WIPER=1
################################
##### AGPS server settings #####
################################
# FOR SUPL SUPPORT, set the following
SUPL_HOST=supl.google.com
SUPL_PORT=7276
SUPL_NO_SECURE_PORT=7276
SUPL_SECURE_PORT=7276
# FOR C2K PDE SUPPORT, set the following
# C2K_HOST=c2k.pde.com or IP
# C2K_PORT=1234
#################################
##### AGPS Carrier settings #####
#################################
CURRENT_CARRIER=common
DEFAULT_AGPS_ENABLE=TRUE
DEFAULT_SSL_ENABLE=FALSE
# TRUE for "User Plane", FALSE for "Control Plane"
DEFAULT_USER_PLANE=TRUE

なお、手に入れたばかりのMUCHTEL A1 Android 2.2のgps.confはこんな感じでした。

NTP_SERVER=xtra1.gpsonextra.net
XTRA_SERVER_1=http://xtra1.gpsonextra.net/xtra.bin
XTRA_SERVER_2=http://xtra2.gpsonextra.net/xtra.bin
XTRA_SERVER_3=http://xtra3.gpsonextra.net/xtra.bin
# DEBUG LEVELS: 0 - none, 1 - Error, 2 - Warning, 3 - Info
#               4 - Debug, 5 - Verbose
DEBUG_LEVEL = 4
# Intermediate position report, 1=enable, 0=disable
INTERMEDIATE_POS=0
# Accuracy threshold for intermediate positions
# less accurate positions are ignored, 0 for passing all positions
ACCURACY_THRES=500
################################
##### AGPS server settings #####
################################
# FOR SUPL SUPPORT, set the following
# SUPL_HOST=supl.host.com or IP
# SUPL_PORT=1234
# FOR C2K PDE SUPPORT, set the following
# C2K_HOST=c2k.pde.com or IP
# C2K_PORT=1234
################################
# EXTRA SETTINGS
################################
#

ちなみに、この記事、ほんとはメモ書きで、公開する予定はなかったのですが、間違えて公開してしまったので・・・


— 2012/01/04 追記 —

[DEC.05.2011] Instantaneous GPS Fixation v1.2! *FOR ALL ANDROIDS PHONES!*
これで配布しているasia-v1.2.zip内のgps.conf

NTP_SERVER=0.asia.pool.ntp.org
NTP_SERVER=1.asia.pool.ntp.org
NTP_SERVER=2.asia.pool.ntp.org
NTP_SERVER=3.asia.pool.ntp.org
NTP_SERVER=ph.pool.ntp.org
NTP_SERVER=my.pool.ntp.org
NTP_SERVER=tr.pool.ntp.org
NTP_SERVER=sg.pool.ntp.org
NTP_SERVER=in.pool.ntp.org
NTP_SERVER=hk.pool.ntp.org
NTP_SERVER=ae.pool.ntp.org
NTP_SERVER=jp.pool.ntp.org
NTP_SERVER=bd.pool.ntp.org
NTP_SERVER=il.pool.ntp.org
NTP_SERVER=kr.pool.ntp.org
NTP_SERVER=th.pool.ntp.org
NTP_SERVER=ir.pool.ntp.org
NTP_SERVER=tw.pool.ntp.org
NTP_SERVER=cn.pool.ntp.org
NTP_SERVER=id.pool.ntp.org
NTP_SERVER=vn.pool.ntp.org
NTP_SERVER=pk.pool.ntp.org
NTP_SERVER=om.pool.ntp.org
NTP_SERVER=uz.pool.ntp.org
NTP_SERVER=lk.pool.ntp.org
NTP_SERVER=kg.pool.ntp.org
NTP_SERVER=kh.pool.ntp.org
NTP_SERVER=qa.pool.ntp.org
XTRA_SERVER_1=http://xtra1.gpsonextra.net/xtra.bin
XTRA_SERVER_2=http://xtra2.gpsonextra.net/xtra.bin
XTRA_SERVER_3=http://xtra3.gpsonextra.net/xtra.bin
INTERMEDIATE_POS=1
C2K_HOST=c2k.pde.com
C2K_PORT=1234
SUPL_HOST=FQDN
SUPL_HOST=supl.google.com
SUPL_PORT=7276
SUPL_SECURE_PORT=7275
SUPL_NO_SECURE_PORT=3425
SUPL_TLS_HOST=FQDN
SUPL_TLS_CERT=/etc/SuplRootCert
ACCURACY_THRES=5000
CURRENT_CARRIER=common
DEFAULT_USER_PLANE=TRUE
REPORT_POSITION_USE_SUPL_REFLOC=1

スマートフォンをコードレス電話の親機っぽく使えるユニデン DECT3280



イエデンワが一部の層に大変受けているようですが、持ち運ばない据え置き用というのであれば、Bluetooth搭載の携帯電話・スマートフォンを親機(?)に出来る電話があります。

それは、ユニデンのDECT3280です。

メーカページにも特徴がいろいろ書いてありますが、重要な点としては

・基本的に普通のコードレス電話として使える。
・無線LAN/Bluetoothとは違う周波数帯(1900MHz)を使っているので無線LAN状況は悪化しない
・「固定電話回線(アナログ回線)」と「Bluetooth接続の電話回線(携帯電話・スマートフォンなど)」の両方が使える。
・Bluetooth接続は、4回線まで収納可能。
・同時通話は子機を増やせば「固定電話で1つ」、「Bluetoothで1つ」の計2つが出来る。
 (Bluetoothで2つ、は無理だとのこと)
・どの電話が鳴っているのかは子機の画面で判別可能
・同時に複数からかかってきている場合でも、選択して取ることが可能。

といったところでしょうか。

ちょっと惜しいな、と思う点
・電話帳を携帯電話から流しこむor同期する機能とかがあったらなぁ

で・・・これを買ったのか、という点についてですが、
検討して、不明な点を問い合わせたりしたのですが、導入予定場所(実家)にてお断りをされてしまったので断念しました。
安いスマートフォン+ファミリー割引SIMで内線電話っぽく使いたいなぁ、と思ってたんですけどねぇ・・・

courier-imapをアップデートしようと思ったら・・・



今使っているqmail+vpopmail+courier-imapを最新版にしようと、依存性とか確認してみた。

すると・・・courier-imapが内部的に使う認証モジュールcourier-authlibにて問題発生。
現状は「0.63.0」ですが、「0.60.4よりvchkpwモジュールが削除」とのこと・・・
vchkpwモジュールというのがvpopmailと連動するためのモジュールなのでアップデート不可。

・・・・・・・・そういえば、そうでした。
すっかり忘れていましたよ^^;;;

しっかし、そうなると、代替策をどうするかなぁ・・・
LDAPモジュール or mysqlモジュールを使うようにいろいろシステム変更をする、ということになるのかな

Ginga-NCLとGinga-J



海外の地デジについて調べていたら、Ginga-Jなる単語が出てきたので調べてみた。

まず、基礎知識

・日本の地デジ形式 ISDB-T
・南米で採用されている地デジ形式 ISDB-TBもしくはSBTVD
ABNT=The Brazilian Association for Standardization (ブラジルの団体, 規格を定めている)
ARIB=Association of Radio Industries and Businesses / 一般社団法人 電波産業会(日本の団体, 規格を定めている)
SBTVD Forum=The Brazilian Digital Terrestrial Television Forum (ブラジルの団体)
DiBEG=Digitan Broadcasting Experts Group(日本の団体)
DVB=Digital Video Broadcasting Project(ヨーロッパの団体)
ETSI=European Telecommunications Standards Institute(ヨーロッパの団体, 規格を定めている)

海外の地デジ採用ニュースを追っていくと、DiBEG Newに「2011/10/19 モルジブで地デジ採用!」というのを発見。
他にどんなニュースがあるのかを見てみると、技術文章についてのアップデートがあった。(Update of ISDB-T International Harmonization Documents (ABNT – ARIB – SBTVD Joint Documents))

これの「6. Commonalities and Differences in the XML based multimedia coding scheme」に「6.1. NCL and the Ginga-NCL presentaiton environment」という形で、「Ginga-NCL」と、その後に「Ginga-J」という単語が登場してくる。

NCLはNested Context Languageの略で、XMLベースのアプリケーションを構成するための言語規格。
Ginga-NCLは、ABNT NBR 15606-2とABNT NBR 15606-5にて定義されている規格となっている。
この規格にはLuaによるスクリプト言語も含まれている。

また、Ginga-NCLには、ITU-R BT.1699-1で定義されているACAP-XおよびDVB-HTMLと、ECMAScriptのDOM level 1 API for BML for basic servicesにも対応している。

Ginga-NCLは、基本的には日本の地デジで採用されているARIB STD-B24の発展拡張系で、できることは、Ginga-NCLの方が多い。

Ginga-J(ABNT NBR 15606-4)も、ARIB-J(ARIB STD-B23)の発展拡張系となる。
どちらもJavaMEのJava TV 1.1をベースに拡張されている。
ARIB-Jの方は、ITU-T J.202ベースのDVB-GEM 1.2との互換がある。
GEMというのはMHPの拡張系で、MHP=Multimedia Home Platform、GEM=Globally Executable MHPというのがフルネームとなる。
ここら辺の関係はいろいろめんどいが、Introduction to MHP & GEMの図説をみるとわかりやすいだろう。

Ginga-Jで使われているJavaDTV 1.3というのはこれらをほぼ全て含んでいるらしい。

Ginga-NCL/Ginga-Jに関する資料はgingaオフィシャルにある。
Downloadページに、ブータブルのGINGA LIVE CDがあったり、VMware用の仮想イメージがあったりする。

ginga-NCL用のNCL Eclipseというのもあるが、現状英語による説明はない。

で・・・いろいろ見ても、いまだに分からない点が1つ・・・
なんで「Ginga」って言うん?
wikipedia englishを見ると「The name Ginga was chosen for the middleware in recognition of the culture, art, and constant fight for freedom and equality of the Brazilian people. Ginga is the fundamental movement in capoeira, and pronounced jinga; literally: rocking back and forth; to swing.」とある。
はしょって言えば、ブラジルがヨーロッパに植民地化されたあと、奴隷が武器を持たずに戦う技として作られていったカポエイラの基本的な構えが「ジンガ」といい、そこから名前を取った、と。

なお、以前はOpenGingaというプロジェクトもあったようですが、現在はつぶれてドメインは別物になっています。

Android携帯をBluetooth接続のGPSアダプタに見せるソフト



Android携帯のGPS/3Gネットワークによる現在位置検出機能を他の機器にもBluetooth接続で利用できるようにするソフトがあります。
Bluetooth GPS Output
10分間だけ使える体験版。
$1.99のBluetooth GPS Licenseを買うと制限が解除される。

Network/Bluetooth GPS
こっちは$1.99で販売しているアプリ。
Bluetooth接続とTCP/IP接続に対応している。
同じ作者のSolidSync Trip Tracker($1.99)で保存した移動ログを指定すると、実際には移動していないのに移動しているかのように機器に移動情報が送れるという機能があるので、GPS関連ソフトのデバグにも有用。