ブラジル地デジ向けUSBチューナー S870を買ってみた


日本の地デジ ISDB-Tのver2.0みたいな感じの、ブラジルなどの海外向け地デジ ISDB-T (もしくはSBTVDとも言われる)で、日本の地デジを受信してみたらどうなるんだろうなぁ、と疑問に思っていたので、実際に入手して確認してみた。

まず、仕様的な違いで、いくつか細かいところがあるけれど、大きく見える点としては、以下の部分。
・日本 地デジ フルセグ 動画 MPEG2 + B-CASによるアクセスコントロール
・日本 地デジ ワンセグ 動画 H.264 (B-CASは使わない)
・ブラジル 地デジ フルセグ 動画 H.264 (B-CASは使わない)
・ブラジル 地デジ ワンセグ 動画 H.264 (B-CASは使わない)

そんなわけで、日本の地デジは見れないけど、ワンセグは見れるんじゃないかなぁ、というのが事前の予測。

それはさておき、ebayでチューナーを入手。
ものがGiniatech もしくは MyGicaのS870というUSBチューナー
 メーカーの製品ページ:「S870

発注から約1週間で到着。


メーカページの写真とUSBチューナーの見た目がちょっと違う。

とりあえず、Windows7機にて導入。
再生ソフトは、ArcSoftのTotalMedia Theatre 3.5。インタフェース表示は日本語も対応。

ただし、周波数スキャンをしてチャンネル検出した時に出てくるチャンネル名は文字化ける。

文字化けしたものを手動で修正することは可能。

で・・・肝心の動作ですが・・・

「ワンセグ可」

「地デジ(フルセグ)不可」

まぁ、予想通りの結果でした。

とりあえず、いろいろ試してみてるところです。

海外のらくらくホン系の携帯 emporia


海外サイトをめぐっていたら、海外のらくらくホンっぽいのを発見。
emporiaというオーストリアの会社が出しているemporiaシリーズです。

どの携帯もGSM only(2Gのみ)なので、WCDMA(3G)のみの日本国内では使えない、というのが残念なんですが、いろいろ興味が引かれるかんじです。

現行機の基本はコレ「emporia TALKPremium」

パーム飲茶blog:「今月の8台目 – Emporia TALK premium – 2009年2月7日」にもちょっと紹介がありました。

閉じた状態だと超単純だけど、スライドもありの「emporia LIFEPlus」

emporia LIFEという前のモデルについてはCeBIT2006 欧州のシンプルケータイはこんなスタイル――「50歳からのGSM携帯」という記事で紹介されていました。
ただ、この記事「豪emporia」なんて盛大な間違いがあったりも・・・正しくは豪(オーストラリア)ではなくて墺(オーストリア)です。

防水対応の「emporio SOLIDplus」なんてのも出るようです。

こんな感じの単純携帯って・・・やっぱり日本だと売れないのかねぇ・・・

上海問屋のワンセグチューナーのOEM元?


上海問屋で販売している↓のワンセグチューナー

これと同じのをAmazon.comにて発見。

まぁ、上海問屋版のが安いですけどね^^;;
そして、Amazon.comのはOEM元、というわけでもなさそう。

その他に、ブラジルワンセグ対応であれば、amazon.comでMyGica S119なんてのも販売中。

そして、非常に怪しいポータブルプレイヤーの「MP6 Player with 3.5 Inch LCD Screen + ISDB-T Digital TV (8GB)」

設定にある言語設定が「English, Portuguese(=ブラジル), Japanese」という3種類、というあたりが日本のワンセグ対応に期待を持たせる感じ

SEG CLIP mobileを起点にブラジル地デジ(ISDB-TB)関連機器を調べてみたらおもしろかった


うちの風呂にはアナログ液晶TVがついている給湯器なんですが、映り具合が大変悲惨な感じになってきた。(デジアナ変換前からですが)
試しにauのAndroid端末 IS01のワンセグが風呂で使えるかを試してみたところ、チャンネルによっては映ることがある、という程度の電波状況だった。

じゃぁ、ということで代替策探し。

IO DATAのSEG CLIP mobile (GV-SC500/AI)ってどんな感じだろう?と調べていると、興味深い記述をいろいろ発見。

まぁ、iPhone向けのGV-SC500/IPレビューなんですが「AmazonのVG-SC500/IPのレビューに「2台必要だったので、SEG CLIP mobileとeSeg TVを買ってみたら、中身同じっぽい。しかもeSeg TVのが感度がいいんだけど(内容の要約)」といった記述を発見。

へ~、と思って、eSeg TV関連を調べてみる。
bitbay.comのeSeg TVが製品ページ。

現状の価格をAmazonで比較すると、「VG-SC500/IP : 6044円(iPhone用)GV-SC500/AI : 6631円(iPhone/Android用)BIT-ESEGTV : 8708円(iPhone/PC用)といった感じ。

eSeg TVのページに掲載されているマニュアルを読むと興味深い。

iPhone上のアプリのスクリーンキャプチャと、それに帯する説明書きの記述が異なっている。

Wi-Fiのアクセスポイント名: 「iSEExxxxxxxxx」と「eSEGxxxxxxxxx」
アプリのアイコン名: 「iSeePlus」と「eSeg TV」
 (ちなみに他にインストールされているアプリのアイコン表記が中国語)
TVチャンネルスキャン時の例:「CH16 Globo 1Seg」
EPG(番組表)のチャンネル名: 「TV GLOBINHO」「GLOBO ESPORTE」とか
PC用アプリの設定画面で選択されている国名: 「Brazil」

TV GLOBINHOはブラジルのテレビ局のようですし、ブラジル(=ISDB-TB/SBTVD)向け製品の日本対応みたいですね。

過去のブラジル地デジ関連記事: ワンセグ対応の中華padについて(2011/07/06) Ginga-NCLとGinga-J(2011/11/14)

ちなみにSEG CLIP mobileのマニュアルのスクリーンキャプチャは非実在TV局に置き換えられていました。
・MGL携帯2
・MGL携帯H
・桜田テレビ
・示野放送
・香林坊テレビ
・東山ワンセグ
って^^;;;

で、OEM元は何なのかを捜索。

ebayで「SBTVD」とか「ISDB-TB」などを検索すると、いくつかブラジル地デジ関連のものが出てくる。

例えば、「ISDB-T ISDB-TB Brazil HDTV Tuner Mini USB TV Dongle New」とか

メーカと型番: Mygica S119
InputTerminal: 75OhmIECConnector
ReceiveFrequency: TV48.25~863.25MHz
FullyISDB-T1SegCompliant
Guardinterval: 1/4,1/8(Mode2);1/4,1/8,1/16(mode3)
Encodingandcodingrate: 1/2,2/3(QPSK);1/2(16QAM)
Interleave: 2,4,and8(Mode2);1,2and4(Mode3)
Bandwidth: 6MHz
Engine: Software
Streamcapture: PES&TS
A/VFormat
VideoFormat:mpg-IIMainProfile&MainLevel/H.264
AudioFormat:mpg-IIAudioLayerI&II/AAC

書いてあるスペック的には大変興味深い。

「It supports both windows and Linux driver.」なんて記述もあるし。

「Mygica S119」といワードで探すと、「MyGica S119 ISDB-T」というページが出てきて、そこのリンクからMyGica公式に到達。

MyGica自体はDVB-T(欧米地デジ)と、ISDB-T(日ブラジル地デジ)の両方販売しているようだ。

メーカ公式のMyGica S119のスペックを見ると、さらに興味深い。
「It supports both windows and Linux driver. Linux driver available, Android 2.2 driver coming soon ! 」
Android 2.2用ドライバというのは、おそらく同社のAndroid TV Box向けなんだろうな、と想定。

実際、関連を調べていくと、Geniatchという会社でpcok.tvというドメインにあるAndroid TVのページに以下の記述があり、デジタルTVがAndroid TV box上で試聴できることがうたわれていた。

Digtal TV receiver
Geniatech is the first company who provides HD Digital TV on an Android embedded system.
The Android TV box (will) supports DVB-T / ISDB-T / DMB-TH / ATSC / DVB-S / DVB-S2 / DVB-T2 digital TV1.

Geniatech Enjoy TV Plus ATV2000 」のページを見ると「Build in TV tuner for free to air digital TV receiving ( DVB-T / ATSC / ISDB-T / DVB-S2), support Live TV PVR.」なんて記載があるので、チューナー内蔵!?と思ってしまったのだけど、TV用のアンテナ端子っぽいのがない(WiFi用のアンテナはある)から、TV tuner用ソフトの準備がある、というだけなのかな?
(2012/03/13追記: pcok.tvのandroid tvページ内の「Model」をクリックしたら、ATV2000T:DVB-T、ATV2000S: ISDB-T、ATV2000D: DMB-THとモデルが分かれてるらしいし、「Features」をクリックしたら「Build in digital TV tuner for digital receiving (only ATV 2000, 4000)」とあるしで、内蔵している可能性が高いのかも)

まぁ、そんな感じなので、Android 2.2用ドライバが出れば、ワンセグレベルであれば見れたりするのかなーと淡い期待を抱いてみたりする。

とはいえ、GeniatchのページからLinux用ドライバがダウンロードできるとはいえ、Android 2.2用ドライバが出てもダウンロードできるようになるのかは、問い合わせないと駄目そうですが・・・

ちなみに、Linux用については、Linux TVのwikiにISDB-T Devicesという項目である程度使えそうなものが書かれている。
ただし、B-CASが絡むものについては難しいようだ。

というところで、第一弾調査は終わり。
次はどういったあたりを探すかな・・・

え?SEG CLIP mobileのOEMはどうしたんだって?
いまんとこ不明ですな^^;;;;

いまさらqmailのパッチ情報収集 2012/02/17


新しい情報があったので「qmailの情報収集 2019/08/26」で更新しました。
なお、うちはqmail+vpopmailからpostfix+iredmailに移行しました。


実はqmail+vpopmail環境をまだ運用していたりする。
久々に使っているパッチを見直してみているところ。

netqmail-1.06_qregex_spf_auth_badremote-patch
うちで使ってるqmailのパッチ集。

netqmail-qregex-20040601-vrt.patch
qmail-1.03-concurrencydomain.patch
qmail-103-dns.patch
qmail-badremotehost.patch
qmail-date-localtime.patch
qmail-spf-rc5.patch

上記のうち、netqmail-qregex-20040601-vrt.patchは以下のパッチから構成されている。

smtpd-auth
qrefex-20040601
validrcptto

で、この環境に当たってるパッチを最新の状況に合わせようかな、と思って調査開始。

qmail-1.03 & Netqmail-1.06 / DomainKeys Integration Howto v20081001.02
DomainKeysに対応させるための手順

qmail-isp
上記ページの作者が公開しているqmail-1.03に対するいろんな修正パッチ集
最新は 2010062801版。
netqmail-1.06と同等のパッチも含まれている。
このパッチ集には qmail-dkは含まれない。

qmail-1.03.errno.patch   (netqmail-1.0.6同等)
qmail-local-sjoelund.patch  (netqmail-1.0.6同等)
qmail-1.03-0.0.0.0-0.2.patch  (netqmail-1.0.6同等)
qmailqueue-patch  (netqmail-1.0.6同等)
qmail-sendmail-flagf.patch  (netqmail-1.0.6同等)
qmail-isoc.patch  (netqmail-1.0.6同等)
qmail-bounce.patch
oversize-dns.patch
qmail-1.03-maildir-uniq.patch
doublebounce-trim.patch
qmail-smtpd-relay-reject
patch-qmail-1.03-rfc2821.diff
qmail-smtpd.c.size.diff
nullenvsender-recipcount.patch 1.5 with Sami Farin fix
netscape-progress.patch
outgoingip.patch
tarpit.patch
qmail-smtpd-maxrecipients.patch
ext_todo-20030105.patch (silly qmail syndrome)
qmail-smtpd-auth-0.4.3
qmail-1.03-mfcheck.4jk.patch
qmail-smtpd-chkusr-1.0.patch (with several customizations)
qmail-spf-rc5.patch
qregex-20060423.patch
qmail-1.03.originip-field.patch

内容を比較したところ、うちで使っているnetqmail-1.06_qregex_spf_auth_badremote-patchよりqregexのバージョンが新しかった(20040601→20060423)。
qmail-todoというプログラムを追加するパッチが含まれているようだが、とりあえず、それはスルー。

qmail 1.03 all in one (aio) patch version 16 [2008-08-11]
いろいろ含んでいる修正パッチ集 qmail-aio
glaylistとか、遅延応答とかをサポートしているようなので気になるところ。
ただし、2012/02/17現在、パッチ本体がダウンロードできないため、細かいパッチ情報が不明。

HDE Controller
以前、HDE Controller 6.0評価版を入手したところ、qmailを使用していた。
qmail-1.03-34HDE.src.rpm

auto_uids.c                           qmail-default-delivery
badrcptto.patch                       qmail-dk.patch
brand.c                               qmail-linux.csh
ctype.c                               qmail-linux.sh
dot-forward-0.71.tar.gz               qmail-maildir++.patch.fixed
fastforward-0.51.tar.gz               qmail-maildir.patch
patch-qmail-1.03-rfc2821.diff         qmail-smtpd-auth-0.30-iwm.patch
qmail-1.03-linux.init                 qmail-smtpd-auth-0.31-smtpauth.patch
qmail-1.03-message_id.patch           qmail-smtpd-auth-0.31.tar.gz
qmail-1.03.errno.other-program.patch  qmail-smtpd-auth-degrade.patch
qmail-1.03.errno.patch                qmail-smtpd-newline.patch
qmail-1.03.ids.patch                  qmail-smtpd-relay-reject
qmail-1.03.install.patch              qmail-smtpd.init
qmail-1.03.tar.gz                     qmail-smtpd.init.pl
qmail-103-bigdns.patch                qmail-smtpd.init.sub
qmail-aliases                         qmail-spf.patch
qmail-date-localtime.patch            qmail.spec
qmail-default                         qmailqueue-patch

基本、他のパッチで見たことあるやつばかりだった。
qmail-dk.patchもqmail-dk-0.54-auth.patch同等品のようだ。

・玉川大学ICT基盤推進課 DKIM運用情報
qmail-1.03.tar.gz + spamcontrol-216_tgz.binをベースに、DKIM運用を行っている。
IndiMailで配布しているdkimパッチを使用している。

IndiMailnetqmailパッチ群
玉川大のサイトに情報があったので調べてみて発見。
IndiMail自体はメール統合システム。雰囲気としてはqmail-ispと同じような機能を持っていそう。
単独では、qmail-dkim, qmail-greydが利用できそう。
2011/07に更新があったりするので、まだメンテナンスされているようだ。

・Brandon’s Blog: DKIM and DomainKeys for qmail
DomainKeysとDKIMの両方に対応するパッチ。2009年リリース。
qmailタグを見ると、いろんなパッチを作成している。

qmail Combined Patch Details
パッチ集。2010/02/14リリース。
vpopmail環境でDovecotを使えるらしい
その場合の動作概念図(pdf)。
他の人も手順を書いていたりする。Dovecot IMAP Server and Daemontools

Dovecot側を調べてみるとAuthDatabase-VPopMailという情報が出てくる。

現状、courier-imap/pop3を使っているが、最新バージョンではvpopmail環境に対応していないので、乗り換えを検討してもようかと考え中。

とりあえず、そんな状況

— 2012/06/06 追加 —
・fehcomのSPAMCONTROL
玉川大学で使ってる「spamcontrol」部分のこと
netqmailに対するパッチではなく、オリジナルのqmail-1.03に対するパッチとしている。
ESMTP、badmailfrom,badrcptto,
SMTP auth, SMTPS/STARTTLS
QMAILQUEUEに対応らしい

— 2019/08/26 追加 —

notqmail

すっかり更新が止まってしまったnetqmailをもう一度やり直してる感じのもの。

netqmailがv1.0.6だったので、このnotqmail はv1.0.7を名乗っている。