Geniatech WiTVおよびYESHGO Meron


アクセスログをみてたら、ブラジルからのブラジル地デジ関連ページへのアクセスを発見。
そういや最近チェックしてなかったなぁ、とブラジル向け地デジチューナを出しているGeniatechのページを見てみた。

すると「WiTV」というAndroid/iOS端末に対してWiFi経由でテレビ映像を配信する装置があるのを発見。
witv_1

どうせヨーロッパのDVB-T向けだよね、とスペックを確認していくと「ISDB-T ワンセグ」も対応しているという。
というか、両対応なんだ・・・
「Support Digital TV standards: DVB-T Mpeg 2, Mpeg 4 and H.264; ISDBT oneseg」

ただ、Geniatch WiTVとしての販売例が見当たらない。

探していくと「Siano Mobile Siliconhttp://www.siano-ms.com/」というイスラエルの会社が開発したという「meronというデバイスが出てくる。
Meron-Under-Tablet-Med
外形が似ているので、同じプロダクトである可能性が高そう。

これを起点に探すと、「Siano 新しいワイヤレスTVアクセサリ“Meron”を発表」というような日本語のリリース文章と日本事務所の担当者名の記載が・・・

アンドロイド/iOS端末でテレビ放送を視聴
ヨーロッパ、オーストラリア、南米、及び日本の放送方式に対応。
アンドロイド/iOSユーザーに高品質テレビ放送視聴環境を提供

会社のAboutページや製品ページの中に「ISDB-T Receiver Chips」を見ると、実は日本にもこの会社のチップを採用した製品が結構あったりするんじゃないなか?とか感じたりも・・・

さて、Meronですが、スペックシートを確認すると「View high-quality (SD) free-to-air TV (DVB-T, ISDB-T 1/13-Seg, and HD/Latin America only), and separate Meron flavor to view ATSC-MH Dyle services」とある
ワンセグだけでは無く、フルセグも対応しているようだ。
といっても、日本の地デジを見る際に必須とも言えるB-CAS機能については、ソフトウェア面でも対応はしていない模様。

販売についてはYASH GOというブランドから「Meron」として行われているようだ。
具体的にサポートしている地域として以下の様に記載している。

Regions
Supported: Europe, Asia and Africa using DVB-T.
Supported: Japan and South America using ISDB-T.
Not Supported: USA, Canada, Mexico, Korea or China.

おもしろそう!と思ったものの、送料込みで85ユーロは、ちょっと微妙かなと
フルセグはおそらく無理で、ワンセグは見れるものの、番組表とか字幕がちゃんと表示されないような感じがするあたりがね・・・

だれとでも定額パスWX01TJを使って3週間経った


動作検証機種ではない、covia FleaPhone CP-D02で使っているのだが、はっきりいって「使えない」の一言。

一番の問題点は、Bluetooth接続状態を2時間以上維持できない、ということ。
そして、切れたあとの再接続が90%以上の確率で失敗し、WX01TJの初期化→再ペアリング、を行う羽目になる、ということ。

接続が切れていた間の着信履歴は、初期化により消えてしまっているので、着信があったとしても分からない。

通話品質については、相手側で、自分の話した内容がエコーで聞こえてきて気持ち悪い、というエコー音問題が発生。
エコー音問題は、アプリ側である程度吸収でき、実際、アプリ側にそういう仕組みが組み込まれているのだが、設定された機種毎の固定値であり、細かい調整ができないようになっているため、回避のしようがない、という状況。

つい、今し方も現象再発。具体的には・・・

1. 13時頃に接続が切れてたから再接続をチャレンジして駄目
2. WX01TJを初期化してから、再度ペアリングやりなおし
3. うまくつながらない
4. もう一度初期化して、再度ペアリング
5. つながった
6. 1時間ぐらいたって確認→まだつながってる
7. 3時間ぐらいたって確認→Android側切れてる表示、WX01TJ側つながってる表示
8. WX01TJのボタンを何度か押してみても、Android側は切れたまんま

そんな感じで、再初期化ですよ・・・

だれとでも定額パスWX01TJをしばらく使ってみた


だれとでも定額パスWX01TJを買ってもうすぐ1週間。
とりあえず、なんとか使える様になってきた。

過去記事
だれとでも定額パスWX01TJを買ったけど認識しない
だれとでも定額パスのアプリを調べてみた

「認識しなかったという件はどうなったのか?」

説明書通りに動作していないことが原因。

1. 電源ボタンを押す
2. アンテナLED:赤、Bluetooth LED:赤→しばらく待つ→アンテナLED:緑、Bluetooth LED:赤
3. 電源ボタンを軽く押す (← これが説明書に書いてない
4. ペアリング検索開始

で・・・これをやってもペアリングできない場合は一度初期化する

1. 電源ついてる場合は電源ボタンを長押しして、電源を切る
2. 電源ボタンを押し続ける
3. アンテナLED:赤、Bluetooth LED:オレンジ点滅になったら、ボタンを離す
4. 電源ボタンを3回、連続で短く押す
5. アンテナLED:赤、Bluetooth LED:赤の状態がしばらく続く
6. アンテナLED:緑、Bluetooth LED:緑点滅になる
7. 電源ボタンを長押しして、電源を切る
8. 電源を入れる
9. アンテナLED:緑、Bluetooth LED:赤点滅になったら、電源ボタンを軽く押す

一度、ペアリングが切断された場合、この初期化をやらないと再接続ができないことが多くて大変です。

あと、Android端末側で変な感じでBluetoothが使われるらしく、だれ定アプリが異常終了し、それ以後、Bluetoothが使えなくなり、復帰には再起動が必要、なんて自体も頻発。

ペアリングも、3時間ぐらいはつながっているんですが、それ以上になると、切れて、再接続がうまく行かない

もしかしてWX01TJのfirmwareのアップデートが出てるかな?とアプリメニューから選んでみると
「最新版です」とかの表示では無く「エラー」と表示される、なんて問題も。

通話品質については、WX01TJ側は特に問題ないですが、相手側から「自分のしゃべった内容がエコーで聞こえてきてきもい」という感想が・・・・

たしかに、だれ定アプリ内で「オーディオゲインで、マイクの集音補正」が行われてるのは、必須項目なのか、という感じですね。

だれとでも定額パスWX01TJを買ったけど認識しない


とりあえず、だれとでも定額パスWX01TJを買ってみた。

なぜなら、良番で捨てるのが惜しいものがPHSを持っていて、ここ2年ばかり休止している回線があり、それが毎月700円弱かかっているから、基本料+機種代金=1480円ってのは、とりあえず持っておくだけとしても丁度良かったので・・・

で、手持ちのAndroidでペアリングできそうか試してみた

・Covia FleaPhone CP-D02, Android 4.0.4, MTKチップ機
・TOOKY T192, Android 2.3, MTKチップ機
・Xperia X10 Mini Pro, Android 4.1(CynanogenMod), Qualcommチップ機
・K-Touch W619, Android 4.0.4(CyanogenMod), Qualcommチップ機
・R-stream A1/MUCHTEL A1, Android 2.3(CyanogenMod), Qualcommチップ機
・Panasonic P-01D, Android 2.3, Qualcommチップ機

・・・全敗です。
アプリから接続、という以前に、そもそもデバイスが認識できません。

思った以上にハードルが高そうでびっくりです・・・

DECTの違いに注意のこと(DECTは国によって周波数が違うよ


イギリスのパナソニックからKX-PRX120というAndroidスマートフォンと同等形状をしたDECT対応の電話が出るようで話題になっています。

プレスリリース「New Touch Panel Cordless Phones – Exclusive in Design, Smart in Function

親機込みで169ユーロということなので、そこまで出す価値があるのかなぁ?と悩ましいところです。

で・・・こういう海外でDECT対応機器の新製品があると、アクセス頻度が上がるのが2年前に書いた「DECT仕様のコードレス電話」という記事。

2011年ぐらいから日本でもDECT対応製品は発売されはじめ、2012年後半ぐらいからは「2.4GHz帯は電子レンジや各種WiFiで混雑してる。1.9GHz帯を使うDECTなら混雑無し」的な感じで、日本で発売新製品はみんなDECT対応機器という状態になっています。

そうすると、まぁ、海外のDECT機器は日本で使えるのか?と期待をするわけですよね。

そういうときに良く勘違いされるのが「日本には技適の問題があるから使えない」という話です。
これ、ハズレでもないんですが、正解でもないです。

DECTというコードレス電話の規格は、地域によって使用できる周波数帯が違います。
具体的には以下の通り。
・ヨーロッパ 1880 MHz–1900 MHz
・アメリカ/カナダ 1920 MHz–1930 MHz
・南アメリカ 1910 MHz-1930 MHz
・中国 1900 MHz-1920 MHz
・日本 1893 MHz–1906 MHz

海外のDECT機器が使っている周波数帯は、日本においては別の用途で使われています。
別の用途で使われている帯域を無許可/無免許で使っていると、妨害および無免許ということで取り締まられる対象となります。

スマートフォンとかでよく言われている技適問題より、事態が大きいのです。
また、日本の親機に海外の子機がつながるか、というのも、周波数帯域の問題があるので、非常に怪しいところです。


DECT仕様はヨーロッパの規格ETSI「Digital Enhanced Cordless Telecommunications(DECT)」が元となります。

使用する周波数帯に関することは、「EN 300 175-2:Digital Enhanced Cordless Telecommunications (DECT); Common Interface (CI); Part 2: Physical Layer (PHL)
EN300 175-2の最新はV2.4.1 (2012-04)のようです。
ただ、規格上は「1880MHz to 1980 MHz」「2010 MHz to 2025 MHz」の範囲内で使用可能なチャンネルの定義をしているだけで、実際にどこを使っていいのか、という点に関しては、各国の事情による、としている。