MediaTekからLTE対応8コア(Cortex-A17*4+Cortex-A7*4)CPU MT6595発表


前々から噂されていたMediaTekのLTE対応チップが、正式に発表されました。

MediaTek Announces MT6595, World’s First 4G LTE Octa-Core Smartphone SOC with ARM Cortex-A17 and Ultra HD H.265 Codec Support

・LTE対応(TDD-LTE, FDD-LTE両対応)
・8コア、ただしCortex-A17 4コア+Cortex-A7 4コアの合計8コア(big.LITTLE対応)
・GPU PowerVR Series 6
・2000万画素カメラ対応
・WQXGA(2560×1600)出力対応
・WiFi 802.11ac対応
・各種衛星位置情報取得システム対応(GPS, GLONASS, Beidou, Galileo, QZSS)
・H.265 codec対応

2014年前半にチップはリリースされ、後半には搭載製品が出てくる予定とのこと。

なぜかGPUがPowerVRに戻っています。

・・・で、同時にARM社の方でも1つリリースが出ています。
ARM Enhances IP Suite for 2015 Mid-Range Mobile and Consumer Markets

こっちは2015年登場予定らしいのですが
・Cortex-A17コア
・GPU Mali-T720 / Mali-V500
というものが出てくるらしいです。

これは、GPUがMaliです。

MediaTekが全部自前でやろうとすると、PowerVRになる、って感じなんでしょうかねぇ・・・

まぁ、どちらにしろ、製品登場が楽しみです。

日本で販売中のNETGEAR R6300はFacebook Wi-Fiに対応してるっぽい(訂正


Facebook Wi-fiというのが日本でも開始された。

どんなWiFi親機なら使えるのだろうと対応リストを見てみる。

どのルーターがFacebook Wi-Fiをサポートしていますか。

現時点で、Facebook Wi-Fiをサポートしている製品は以下のとおりです。

Merakiのワイヤレス製品
CiscoのISR G2およびASR 1000シリーズルーター
NETGEAR R6300スマートWiFiルーター

安価で手に入りそうなのはNETGEAR R6300。

日本の製品情報ページ:デュアルバンド・ワイヤレスルーター 802.11ac対応 R6300
アメリカの製品ページ:AC1750 Smart WiFi Router Model: R6300

どちらのページにも特に「Facebook Wi-Fi」に関する記述は見当たらない。

NETGEARアメリカのページにあるFacebook Wi-Fiについてのページに対応しているルータとして「R6300v2 Smart WiFi Router」という記述がある。

「R6300」には「R6300v1」と「R6300v2」と2つのモデルがあるのです。
アメリカのR6300製品ページの方をよく見てみると一番下に「USB 3.0 and dual core 800MHz processor are features on the R6300v2 hardware only」と、特定の機能はハードウェア的なスペックが上である「R6300v2」の方でのみ対応している、と書かれています。

アメリカの「R6300v1サポートページ」と「R6300v2サポートページ」を見比べるとfirmwareのバージョンも違っています。

で・・・サポートページで検索してみると、そのものずばり、な回答がありました。

How To Configure Facebook Wi-Fi On Your NETGEAR Router?

This article will guide you on setting up Facebook Wi-Fi on your NETGEAR router.
Requirement: You must create a Facebook page prior to setting up Facebook Wi-Fi feature. Please visit www.facebook.com to create a page. Note: Feature is currently supported on R6300v2 only at this point.

「R6300v2」ハードウェアのみ対応、と明記されていました。
まぁ「現時点で」という注釈付きなので、そのうち、他のハードウェアでも対応するかもしれませんが「いま使いたい!」という場合、間に合わないですよね。

日本で販売されている、R6300が、v2であればいいのですが、たぶん違いそうなので、あまり期待しない方がいいでしょうね。
Firmware更新を待つしかないでしょうね。

15:30訂正

で、日本で販売中のNETGEAR R6300なんですが、どうやらR6300v2の方らしいです。

ついに国内投入されたネットギアの11acルーターを試す。高いパフォーマンスを実現したDraft11ac対応機 ネットギア「NETGEAR R6300(R6300-100JPS)」

国内投入された「v2」
<略>
同名の製品は、昨年(2012年)5月という非常に早い段階で米国で販売され話題になったが、今回、日本に投入されたのは、米国では「R6300v2」として販売されている最新モデル。
もしかすると、型番やデザインを目にして、「ん?」と思った人もいるかもしれないが、国内版のR6300は、「v2」と明記されてはいないものの、ハードウェアの刷新でパフォーマンスアップが図られた最新モデルとなっている。

であれば、Facebook Wi-Fiに対応していますね。
日本のサポートページからだと最新Firmwareのダウンロード先がよくわかりませんが、アメリカのR6300v2サポートページから入手して適用すれば大丈夫なんじゃないでしょうか?
設定方法は「How To Configure Facebook Wi-Fi On Your NETGEAR Router?」に記載されています。


2014/03/18

NETGEAR JapanのR6300製品ページにてFacebook Wi-Fiについて言及されました。
また、Facebook Wi-Fiという専用ページを用意し、日本で販売中のR6300が正式に対応していることが確定しました。

DECTについてまとめた 2013/09/27版


最近、「1.9GHzを使うDECT形式だから、無線LANや電子レンジと競合しない!」というのを売りにしたコードレス電話が、お店で販売しているものの主流になりつつある。

このDECTについて、このblogではこれまで、下記の様な感じで紹介をしている。
DECT仕様のコードレス電話(2011/08/29)
DECTの違いに注意のこと(DECTは国によって周波数が違うよ(2013/07/31)
ここらで書いた記述を元にいろいろ付け加えてみた。


まず、DECTについてざっくりと説明すると海外で使用されているコードレス電話で、ヨーロッパの規格ETSI(日本で言うJISとかそんな感じ)が1988年から制定を開始し、1991年に初版が発行されたコードレス電話の規格「Digital Enhanced Cordless Telecommunications(DECT)」となります。

この規格の上では、使用できる周波数帯域は「1880MHz to 1980 MHz」「2010 MHz to 2025 MHz」というぐらいの大まかか感じでしか制定していません。

実際に使用する周波数帯域の詳細については、各国の事情に合わせて行うことになっており、下記の様にそれぞれの国にて制定されています。

・ヨーロッパ 1880 MHz~1900 MHz
・アメリカ/カナダ 1920 MHz~1930 MHz
・南アメリカ 1910 MHz~1930 MHz
・中国 1900 MHz~1920 MHz
・日本 1893 MHz~1906 MHz

つまりは、「ヨーロッパで買ったDECT機器」と「アメリカで買ったDECT機器」と「日本で買ったDECT機器」というのは、それぞれ違う周波数帯を使っているため、DECTといっても相互間で使える、というわけではありません。

そのため、厳密には・・・

・ヨーロッパETSIによる「DECT」(1991年規格制定,1993年頃より製品リリース)
・アメリカFCCによる「UPCS(Unlicensed Personal Communication Service)準拠のDECT」(2004年制定,2006年発売)
・日本の「J-DECT」(2010年発売)

というような感じで分かれていたりしますが、シェアが見込まれるためヨーロッパとアメリカの両対応になっているDECT機器が多く見受けられます。
見分け方はスペック表で、対応周波数帯に「1880 MHz~1900 MHz, 1920 MHz~1930 MHz」と、両方の周波数帯が書いてあれば、両対応となります。

海外製品で日本に対応している、という製品は、現状ありません。
「周波数帯が違う」という問題以外にもいろいろな問題があるので、対応されることも、あまり期待できないでしょう。

・回線の細かいパラメータが国によって違う(SLIC Setting)
 基本的には日本は安定しているので、大抵は問題ないものの・・・

・発信者番号表示の方式が違う(Caller ID Scheme)
 このCaller ID Schemeは、国や電話会社によって違う

・漢字とかを表示する能力が無い

まぁ、ここらへんのことは、海外のVoIP機器を使おうとすると、良くでてきたりする項目になります。

今後、日本で発売されるコードレス電話はJ-DECTのみ、となっていくでしょう。
DECTではデータ通信ついても定義されています。

製品例としては、すでにパナソニックから、ドアモニターでの動画データの送信、とか、ホームスマートフォンとかがあります。

どんどん、いろんな商品が出てくるでしょうね。

参考文献
デジタルコードレス電話の新方式導入のための技術的条件の策定について
情報通信審議会 情報通信技術分科会 小電力無線システム委員会 報告(案)

Super PHSって製品リリースされたの?


J-DECTと共に1.9GHz帯を使用する次世代コードレス電話ということで検討されていたはずのSuperPHS(sPHS)。
これを採用した製品ってリリースされてるんでしょうか???

日本でしか使えないので、制定はしたものの、使われてない、という気がしてなりませんがね・・・

参考文献
デジタルコードレス電話の新方式導入のための技術的条件の策定について
情報通信審議会 情報通信技術分科会 小電力無線システム委員会 報告(案)

デジタルコードレス電話の新方式導入のための技術的条件の策定について」より「新しいデジタルコードレス電話システムの技術的条件の概要」

(1)DECT準拠方式 (2)sPHS方式 (参考)現行方式
周波数帯 1,893.5MHz~1,906.1MHz 1,893.5MHz~1,906.1MHz 1,893.5MHz~1,906.1MHz
キャリア周波数間隔 1.728MHz 2.4MHz 300kHz
多重方式等 TDMA‐TDD TDMA‐TDD TDMA-TDD
多重数 6,7,8,9,10,11又は12 8 4
変調方式 GFSK, π/2‐DBPSK, π/4‐DQPSK, π/8‐D8PSK, 16QAM, 64QAM ・OFDMA/TDMA場合
 BPSK, QPSK, 8PSK, 16QAM, 64QAM, 256QAM
・SC‐FDMA/TDMAの場合
 π/2‐BPSK, π/4‐QPSK, 8PSK, 16QAM, 64QAM, 256QAM
π/4シフトQPSK, BPSK(注1), QPSK, 8PSK(注2), 12QAM, 16QAM, 24QAM, 32QAM, 64QAM, 256QAM
(注1)π/2 シフトBPSKを含む。
(注2)D8PSKを含む。
伝送速度 1.1Mbps(GFSK時) 1.6Mbps(BPSK時) 384kbps(π/4-QPSK時)
占有周波数帯幅 1.728MHz 2.4MHz 288kHz
空中線電力 平均10mW/CH以下
空中線利得 4dBi以下
スプリアス領域における不要発射の強度 ‐36dBm/MHz以下 2.5μW以下
混信防止機能 キャリアセンス

WX01TJの初期ロット不良って!!


ウィルコムからお手紙が来た。

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一部の「だれとでも定額パス」でBluetooth接続時に電源が自動でオフになるという事象が発生することが判明したため、ご利用の「だれとでも定額パス」の交換をお願いしたくご連絡させていただきました。

・・・・・・・・・・確かにこの現象起きてるよ。
非対応端末なせいかと思ってたんだけど、違うのかよ!!!!

使用料減額処置とかあるんだよな?