最近のNFC関連のニュース

今月に入ってから聞いたNFC関連のニュースをいくつかピックアップ

2012/10/08: 台湾ePriceより「手機購物不是夢! 中華 NFC 智慧錢包計畫啟動
 関連会社:
2012/10/09: ドコモより「NFCを活用した電子マネーの国際相互利用への検討で合意
2012/10/11: ドコモより「おサイフケータイがNFC(FeliCa+TypeA/B)の決済サービスに対応

まず、2012/10/08に発表になった台湾でのセキュアエレメント入りSIMを利用したNFCサービスの話。

関係しているベンダは以下の通り。
 電話会社系: 中華電信
 端末提供者: HTC, Sony, Samsung
 決済提供系: MasterCard/paypass, 國泰世華銀行
 店舗側: セブンイレブン, 丹堤咖啡、福容大飯店
 開始時期: 2012年4Q~2013年1Qに試験サービス実施。2013年内に本サービス。

ちなみに、台湾では、これまでも、2012/06/19発表のMasterCard, 國泰世華銀行, HTCによるmicroSD利用タイプのNFCの試験サービス(参考記事:「NFC + 悠遊信用卡 HTC Incredible E 一拍即購」)と、2012/07/18発表の台湾 開南大學が中心となって進めているセキュアエレメント入りSIMを使った試験サービス(参考記事:「Kfone 手機 NFC 感應付款 年底推出」とそれを元にした「当ブログの記事」)の2種類が出ている。
関係しているところが、3つとも似ているが、端末側の汎用性が今回のものが一番良いように見えるので、最終的にはこれに統合されるのでは無いかと見込んでいる。

次に、ドコモ関連の2つの記事だが、実質的には同じ内容で、NFC Type A/Bとセキュアエレメント入りSIMに対応するサービスを開始する、という話。

関係しているベンダは以下のような感じ
 電話会社系: ドコモ、韓国 KT Corporation
 端末提供者: Sony, シャープ
 決済提供側: MasterCard/paypass, 韓国cashebee/eB card
 店舗側: 特に発表無し。 iD加盟店で使える、としている

2012/10/11発表のpdfの方に記載があるが、Type A/Bの決済サービス利用には2013年2月提供予定のドコモminiUIMカードが必要、とあるように、その時期からセキュアエレメント入りのSIM提供を開始するようだ。

これは、2011年2月にバルセロナで開催されたMWC 2011にてドコモが発表したおさいふケータイのNFC移行スケジュールの「Intermediate Implementation」の時期に来ているということになる。(参考記事:「NFC普及はいつになる? 3キャリアのキーパーソンが語る展望」「NTTドコモ、FeliCaのNFC対応の移行手段を公開」)

(上記画像はケータイ Watchより転載)

セキュアエレメント入りSIMがなぜ必要なのか、というあたりはKDDI総研が出している「グローバル化する「おサイフケータイ」の未来 ―FeliCaからNFC Type A,Bへの移行で、何が変わるのか―」を参照のこと。
・・・まぁ、こっち資料をみると、裏事情も見えてきてしまったりでアレかもしれないですけどね^^;;;

ともあれ、だんだんと対応端末が増えてきているので、2013年の終わりぐらいには輸入端末でも国内のサービスが使えるようになったりしそうですね。

日本では使えないBluetoothルータ? MeePad BlueBaby

残念ながら日本では使用できないGSMのみの対応なのですが、中華Androidをいろいろ販売しているMeePad(迈派)から
BlueBabyという製品が出るようです。


大きさは78mm x 48mm x 10mm

10mmというのは、クレジットカード4枚分の厚さです。

この製品で何ができるのか?

BlueBabyには、GSM用SIMが2枚ささります。
そして、Bluetooth経由で他の端末に着信を飛ばしたり、発信を受け付けたりできます。

こんな感じで、iPod touchをBluetooth接続することで、携帯電話の着信をiPod Touchで受けることができ、つまりは、それはiPhoneに相当する、ということになっています。

接続先は、iPod Touchの他、iPadや、Androidなどが想定されています。

まぁ、いままでiPod Touchに直接取り付けるカバー形状で何製品かあったものの単品バージョンという感じですね。
これのWCDMA版が出たらおもしろいなぁ・・・

スペック
回線: GSM(「中国移动(China Mobile)」と「中国联通(China Unicom)」)の2枚差し
データ通信形式: GPRS(つまりGSMの2G通信のみ)
通話: サポート
SMS: サポート
MMS: サポート予定
Bluetooth: サポート
サイズ: 78mm x 48mm x 10mm
重さ: 50g
スピーカ: モノラル
着信音: スピーカ/バイブレータ
電池: 750mAh 待受200時間、通話5時間
コネクタ: microUSB

AMD Trinityをお薦めできる層について

AMD Trinityは以下のユーザには、間違い無くお勧め。

・PCを久しぶりに更新する人
・あまりお金をかけたくない人
・もしかしたらPCゲームをあとでやるかも・・・と思ってる人

PCを久しぶりに更新する人に向く理由
流用できるパーツがないので、全部一新する必要がある。
そんなわけで、パーツで買うより、全体を買い直した方が安くなる可能性が高い。

各パーツの状況については・・・
・電源のコネクタが微妙に足りない可能性あり
・2年前だとDDR2メモリなので、DDR3メモリ全盛の今は使えない
・いまのマザーボード上のPCケース用のファンコネクタも3ピンじゃなくて4ピンが一般的
・いまのマザーには、DVD-ROMドライブ用のPATAコネクタがないので、DVDドライブも買い替え

あまりお金をかけたくない人
そこそこの性能と消費電力が手に入るので、マザーボードにmicroATX採用のもの、APU(CPU)はA10-5700、というあたり組み合わせが一番いいのではないかと思います。

もしかしたらPCゲームをあとでやるかも・・・と思ってる人
まずはオンボードで、そこそこ動く。
それで足りなくなったらグラフィックボードを載せる、ということができる。
という感じで、発展性が臨める、というあたりがいいと思います。


さて・・・

そんな感じで書いてみましたが、APUを活用しない、という利用方法も考えていたり。
それは仮想化マシンとして使ってしまう、というものです。

最近のDDR3メモリの低下具合を考えてしまうと、DDR3の8GBメモリを4枚載せると、32GBメモリのマシンが出来てしまうので、いろんな実験環境を作れてしまうんですよね。

PCケースを別に用意して、ESXiを入れてみようかと思っています。

MediaTekのAndroid向けCPUチップ

MediaTekのAndroid向けCPUチップは、現在8種類ある
以下に簡単なスペック差について書いてみる。
(2012/10/18 MT6575のTD-SCDMA向けチップMT6515を追加)
(2012/11/27 MT6588/6599のスケジュール遅延修正、タブレット向けMT8377を追加)

 

 

 

 

 

 

 

 

時期 CPU コア数 GPU モデム 解像度 カメラ
MT6516 2009/2 ARMv9 460MHz 1 不明 GSM WVGA 5MP
MT6573 2010 ARMv11 650MHz 1 IMG SGX531 GSM WCDMA FWVGA 854×480 8MP
MT6513 2011? ARMv11 650MHz 1 IMG SGX531 GSM TD-SCDMA FWVGA 854×480 8MP?
MT6575 2011/2 CortexA9 1GHz 1 IMG SGX531 GSM WCDMA qHD 960×540 8MP
MT6515 2012/2 CortexA9 1GHz 1 IMG SGX531 GSM TD-SCDMA qHD 960×540 5MP?
MT6577 (MT6575T) 2012/7 CortexA9 1GHz 2 IMG SGX531 GSM WCDMA qHD 960×540 8MP
MT6517 2012/9 CortexA9 1GHz 2 IMG SGX531 GSM TDSCDMA qHD 960×540 8MP
MT8377 (for tablet) 2012/11 CortexA9 1GHz 2 IMG SGX531 GSM WCDMA qHD 960×540 8MP
MT6589 (MT6588) 2012/11 2013/01 CortexA7 1.xGHz 4 IMG SGX544 GSM WCDMA TDSCDMA WXGA 1280×800 13MP
MT6583 2012/11 2013/01 CortexA7 1.xGHz 2 IMG SGX544 GSM WCDMA TDSCDMA FWVGA 854×480 8MP
MT6599 2013/2Q 8 GSM WCDMA TDSCDMA LTE

AMD Trinityの活用を考える

AMDの「APU新製品」に関するブロガー勉強会でもらった、AMD Trinity A10-5800Kのいい活用方法が無いか考え中。

地デジのCPU負荷低減?とか考えたんですが、うちの特異的な環境ではSATVD-Tというソフトで地デジを見れてたんですが、久しぶりに起動したらうまく動かない感じで謎です・・・

まぁ、他になにかないかと考えたところ、目にとまったのは、VHSビデオテープの山。

というわけで、エンコードしてみた。
使用したソフトはCorel VideoStudio Pro X5

ハードウェアアクセラレータ対応、と書いてあったから、これを選択した、というレベルの適当さです。

使用したキャプチャデバイスはIOデータ GV-MDVD3

これは、数年前にVHSテープを取り込もうとした時に、ちょうど安かったから買った、という感じです。

キャプチャを実施してみると、こんな感じのCPU負荷です。

まぁ、全然負荷になってない感じですね。

これくらいじゃ、Trinityならでは、なんてのは全然なさげです。

・・・・こまったなぁ・・・^^;;;;

ところで、本題とは関係ないんですが・・・アメリカのamazonだとVideoStudio Pro X5 って、Ultimateですら$57.95なんですね・・・日本には発送してくれないですが。