Windowsのhostsにワイルドカードを使いたい(proxy.pacの活用)

OpenShiftの試験中、例えば、「osakana.local」というADドメインに参加しているクライアント端末から、テスト環境「apps.osakana.local」に作ったOpenShift上に作ったサービスにアクセスしようとする。

このとき、ADドメインの方に「*.app.osakana.local A 192.168.12.132」といったような感じでDNSレコードが登録されていれば特に問題はない。

しかし、テスト段階では、DNS登録がされていない場合がある。その場合、c:\windows\system32\drivers\etc\hosts にエントリを書くという手段があるが、hostsファイルにはワイルドカード記述を書くことはできないので、いちいち列挙していく必要があるし、管理者権限が必要になる。

権限が低くても対処する方法があるのか確認してたところ、ブラウザのproxy設定で自動構成スクリプトproxy.pacを設定する、という適用しやすい手法があった。

まず、下記記述のproxy.pacファイルを作成する。

function FindProxyForURL(url, host) {
  if (shExpMatch(host, "*.app.osakana.local")) {
    return "PROXY 192.168.12.132";
  }
  return "DIRECT";
}

上記ファイルをproxy設定の「自動構成スクリプトを使用する」のアドレス欄で指定する。

Windows10の場合「file:///~」といった記述をしなくても、そのままのドライブパスで問題なかった。

MSSQL Always on構成でのデータベースリカバリ手順の概要

MSSQL Always on構成で、バックアップソフトを使ってデータベースバックアップを行っている場合、リストア/リカバリをどのように行うのか、わかりにくかったのでメモ。

(1) SQLマネージメントスタジオでAlways on設定から該当データベースを削除

(2) フェールオーバークラスタマネージャーにてSQLの役割を全て停止(一部だけだとうまくいかないケースあり)

(3)バックアップソフトからリストア実施

(4)フェールオーバークラスタマネージャーにてSQLの役割を開始

(5)SQLマネージメントスタジオでAlways on設定に該当データベースを追加

RHEL7のvSphereテンプレートからの仮想マシンデプロイでカスタマイズができない

RHEL7仮想マシンテンプレートでvSphereの「テンプレートからの仮想マシンデプロイ」で「カスタマイズ」を行ってホスト名、IPアドレスを変更してみたところ、うまくいかなかった。

調査したところ、最小パッケージでは失敗することが判明。
RHEL 7, open-vm-tools, and guest customization

「perl」と「net-tools」が必須であるとのこと。
(open-vm-toolsについては標準でインストールされていた)

で、perl,net-toolsを追加したところ、カスタマイズしてのデプロイに成功した。

KDE Plasma Mobileを採用したNecuno Mobileというスマートフォン

クラウドファンディングでPlasma Mobileというのがしばらく前からやっていた。
この度、KDE Community からも発表された。

作る側のNecuno Solutionsからも発表があった。

Plasma Mobile」自体はある程度汎用で、Ubuntu 16.04ベースの、Ubuntu Touchとは別路線のモバイル向けOSで、KDEフレームワークを使っているもののこと。
現状、スマホ向けとしてはNexus 5XとNexus 5で開発が行われている。(Plasma Phone Reference System)

今回話題になったのは、Necuno Solutionsというところが、「Necuno Mobile」という形でスマートフォンを作るということ。
ただ、コレ、ある意味非常に問題な点が・・・
使うSoCがいまさら「ARM® Cortex®-A9 NXP i.MX6 Quad 」
何年前のSoCだよ
Nexus5よりスペック低いやん

で、このスペックの低さを何かで補わなければならないので、「postmarketOS」というAlpine Linuxをベースにした軽量Linuxを採用している模様。

果たしていつごろ出荷されてくるのか???

Orange Piの新製品はAIスティックのOrange Pi AI Stick 2801 $74.12

ここしばらく新製品が出ていなかったOrange Piより新製品が・・・

Orange Pi AI Stick 2801

gyrfalcon社の「Lightspeeur 2801S」というチップを使っている。

ウリは0.3Wで2.8TOPSという性能が出せるというもの。

2018年1月のLightspeeur 2801S出荷開始に関する記事「IntelのAIスティック比で効率90倍、Gyrfalconが対抗品」で、競合製品であるIntelの「Movidius Neural Compute Stick(Movidius NCS)」との比較して電力効率が90倍、という話が書かれている。
で、おととい、新製品の「Movidius Neural Compute Stick 2」が発表&発売された。
Intel、性能が8倍に向上したUSB式AIアクセラレータ「Neural Compute Stick 2」」によれば、「Movidius Neural Compute Stickの8倍の性能」としており、また「1TOPS」とも記載されている。

つまりは、Lightspeeur 2801Sは、現状であっても、「Neural Compute Stick 2」よりは高性能であるらしい。

ただ、問題点としては、資料が少ない、ということ。
果たして、どの程度使い物になるのか???