毎度おなじみMTK手机网に、4コアのMTK MT6588の量産出荷が2013年1月になる、という話が掲載されていました。
2013年1月にHTC風の端末を出しているTCLを皮切りに、各社から端末が発売されてくる云々、といった内容です。
最終的には一番最初に噂されていた2013年初頭に登場なんですね・・・といったところです。
技術的なことをメインにいろいろ書いてくサイトです
毎度おなじみMTK手机网に、4コアのMTK MT6588の量産出荷が2013年1月になる、という話が掲載されていました。
2013年1月にHTC風の端末を出しているTCLを皮切りに、各社から端末が発売されてくる云々、といった内容です。
最終的には一番最初に噂されていた2013年初頭に登場なんですね・・・といったところです。
いつの間にか、Amazon.co.jpでTrek 2000 International名義でFlucardの販売が開始されていたんですね。
以前にも「FLUCARD GEN 2とGEN 3の違い」という記事を書いたけど、それ以降に仕入れた情報を含めて書き直します。
Flcuardシリーズには現状3タイプあります。
・Flucard GEN1
黒いFlucard
・Flucard GEN2
日本だとプラネックス販売版の4GBと8GB
・Flucard GEN3
16GB版と2012年製造の4GBと8GB
GEN2とGEN3は、配布されているfirmware updaterは同じ配布ファイルを使いますが、配布ファイル内部ではGEN2とGEN3で分かれている形になっています。
では、GEN2とGEN3では何か違うでしょうか?
まず、SDカード側のインタフェース構造が異なります。
GEN2の構造では、様々なデジタルカメラに対する互換性維持が難しく、firwmare変更レベルでは無理があったため、内部構造を見直した結果、GEN3というハードウェアが登場したとのこと。
また、変更に合わせ、内部で使用しているCPUも高速化され、その結果、書き込みを含めた各種処理能力が向上しています。
そんなGEN2とGEN3ですが、日本でGEN3を入手する場合には注意が必要です。
プラネックス取り扱い分については全てGEN2で出荷しているとのこと。
プラネックスで購入し、自分のカメラでは使えなかったという場合、サポートに連絡すると、firmwareアップデート案内し、それでも解決できないようであれば、GEN3への交換する、ということをおこなっているそうです。
2012年10月の時点で明示的にGEN3を購入するためには、AmazonのTrek 2000 International LTDのストアもしくは楽天のTrek2000Internationalストアから購入する必要がある、とのことです。
販売者が異なる場合は、プラネックス取扱品である可能性が高いため、あまりお薦めできません。
ただし、16GB版はGEN3しか存在しないので、どこで買っても同じ、だとのこと。
現状だと、楽天の方は、カード不可なので、ちょっと買いにくいような気もします。
Amazon Trek2000ストア | |||
楽天 Trek2000ストア | |||
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MTKチップ、特にMTK MT6575チップ搭載機種において「Android 4.0.9」という表記のバージョンのものがあります。
例えば、Galaxy Note風のiHTC/HaipaiのX310EやX710D Evoが、そんなバージョンだったりします。
で、本当にそんなバージョンがあるのか、といえば、そんなことはなく、中身は「Android 4.0.3」です。
えぇ、「Android 4.0.4」ではないのです。
数字が大きい方が偉い、信仰があるようで、このような形の、公式にはリリースされていないAndroidバージョンを名乗る中華スマホは、それなりにあります。
なので、見たこと無いバージョンの場合は、あー、また適当に名乗ってるなー、ぐらいの感じで見てくださいね。
以前作ったFlucardの記事のメンテナンス中、おもしろいものを見つけた
Flucard内部で使用しているCPU KeyASIC社のKA ARM9 Reference Platform(mach-ka2000)のページを探しにいったところ、開発用プラットフォームのページが出来ていました。
「KA ARM9 Reference Platform for Developing Combo SD Card Solutions」
内部構造
SD IO Socketにはwifiカード、SD Memory Socketにはメモリカードを挿す感じですね。
ひとりぶろぐの「遅いWiFi内蔵SDカードにサヨナラ!デジタル一眼レフのWiFi化なら絶対コレ!PQI Air Card」を見ると、PQI Air Cardの内部構造はFlucard Proと類似している模様。
おそらくは、Trek2000 Flucard Proも、PQI Air Cardも、 この開発プラットフォームをベースに作られているので、内部構造に共通点があるんでしょうね。
・・・PQI Air Cardのfirmwareが出ればもうちょっとはっきりしそうです。
中華スマホを見ていると、時々見慣れない「SP8810」とか「SC8810」とかいうチップを積んだものが出てきます。
例えば、↓のHaipad Galaxy S3 i9300とか。
調べてみると、Spreadtrum社から出ている「SC8810」というチップのことでした。(SP8810はメーカ名を略してしまっているようです)
SC8810 TD-HSPA/TD-SCDMA/EDGE/GPRS/GSM 1GHz Low-Cost Smartphone Platform
スペックは
・40nmプロセス製造
・CPU Cortex-A5ベース 1GHzまで
・GPU Mali-400
・メインメモリ 1GBまで
・内蔵ROM 4GBまで
・対応電波形式2G GSM 850/900/1800/1900MHz
・対応電波形式3G TD-SCDMA(3GPP R2) 2010~2025MHz/1880~1920MHz/2300~2400MHz
・ディスプレイズのメインターゲット WVGA
・カメラ 5MP
という感じで、中国のみで使える3GのTD-SCDMAしか対応していないので、日本では使えない感じですね。
このSpreadtrum社は、4G用にSC9610というものが今後出すようです。(発表は終わったけど、出荷がまだ)
TD-LTE/TD-SCDMA/EDGE/GPRS/GSM Single-Chip Baseband Modem
こちらも、中国国内向けなのようで、「TD-LTE/TD-SCDMA/GSM」対応です。
プロセスルールは40nmのままなようなので、性能面ではちょっと微妙なんじゃないのかなぁ、とか思います。
とはいえ、スペック上はDOWN 100Mbps/UP 50Mbps対応なようなので、ソフトバンクあたりから廉価ルータで採用したりするんじゃないのかなぁ、とか思います。
2014/01/09 追記
現在は、WCDMA向けの4コアSC7735S/SC7730Aや1コアのSC7710や、TD-SCDMA/WCDMA両対応のSC8735Sなどが提供されています。
・Spreadtrum社から4コアCPU SC8735S/SC8835S/SC7735Sなど5製品がリリース(2014/01/08)
・Spreadtrum SC7710搭載のAndroidが日本公式発売!その名もfreetel!(2013/09/11)