Java7のアップデートでiLO,iDRAC,IMM,iRMCが動かなくなる

2014/01/14公開のJava 7 Update 51で、ブラウザ経由のJava AppletおよびJava Web Start Javaプログラムの動作にあたり、「公的機関の署名付JAR」と「Permissionsアトリビュート」が必須と変更されました。
これが欠けているものは、標準設定では起動できなくなりました。

えぇ、「警告が表示され、確認を要求される」というレベルではなく、「起動できない」という強制策です。

対処するには、以下のどちらかを行う必要があります。
・Java Applet/Javaプログラム側に署名付きJAR+アトリビュート設定を施すアップデートを行う
・Java7の設定画面で例外サイトリストに該当するURLを登録する

この変更自体は、2013/09/09に「2014年1月リリース予定のJava7 Update51で変更するよ」と予告されていた(New security requirements for RIAs in 7u51 (January 2014))んですが、各社共に対応が全然間に合ってないようです。

今のところ、富士通iRMC、hp iLO、DELL iDRACで現象が発生しているようです。
おそらくIBM IMMでも現象が発生しているのではないかと思います。
(Citrix XenServerのコンソール画面とかも駄目です)

・富士通の公式告知:[重要]2014年1月14日公開のJava 7 Update 51の適用時のご注意について(お知らせ)
 対応版は今後リリース予定。とりあえず例外サイトリストに登録してくれ

・hpのフォーラム書き込み:iLO Java Remote Console: Upcoming JRE 1.7u51
 iLO2 v2.23, iLO3 v1.65, iLO4 v1.32 で使えねーよ
 例外サイトリストに登録したよ

・DELLのフォーラム書き込み:Unable to Launch iDRAC After Updating Java to 7u51
 例外サイトリストに登録したよ


・hpの公式告知:Advisory: (Revision) HP Java Integrated Remote Console (JIRC) or Java based Virtual Media Applet – Will Not Be Launched on ProLiant or Integrity Servers Using Java 7 Update 51
 以下のiLOバージョンにアップデートすることで回避することができる。
  ・iLO 2 Firmware Version 2.23 (or later)
  ・iLO 3 Firmware Version 1.65 (or later)
  ・iLO 4 Firmware Version 1.32 (or later).

・IBMの公式告知:
IMM, IMM2, or RSA Remote Control may require java security edit to start – IBM System x

(日本語版:IMM、IMM2、RSAに搭載されているRemote Control機能の起動に、Javaセキュリティーの編集が必要になる場合があります)
 例外サイトリストに登録しろ、としか書いてない。

・DELLはどうやらiDRAC7 1.51.51で対応みたい?
フォーラム:iDRAC7 virtual console (Java) connection failed – PowerEdge R620

Rstream A1 ニュース 2014/01/13版

これが最後になりそうな、Rstream A1ニュース。
前回はこちら→ Rstream A1 ニュース 2012/10/20版

久しぶりに、androidptを見てみたら、2013年8月に、EAv8が出ているではないですか!

[ROM 2.3.7] EAv8 25.03.2013

このパッケージのkernelは2.6.32.9-EA。
Rstream A1で使うには、2.6.32.9-EA-muchtel-a1 #32などを追加インストールする、下記の手順を行うこと。
(1)「muchtela1-afnf2.6.32.9-15-libnetutils.zip(/system/lib/libnetutils.soを置き換え)」
(2)「muchtela1-afnf2.6.32.9-23-kernel.zip(/system/lib/libcamera.soと/system/lib/liboemcamera.soを置き換え)」
(3)「updatezip-afnf2.6.32.9-32_signed.zip(kernelを置き換え)」
ファイルの入手については、前回のニュースを参照のこと

さらに新しいkernel 2.6.35.14もあるようだ。
[Kernel] EA-GB (13/07/2012)
ただし、Rstream A1とキー配置が違うので注意。

また、.nb0形式のアップデータについては、EAv7.2のものだけが公開されている。
Modem REVの違いで、2つのバージョンがあるので注意。
EAv7.2 .nb0 file Modem REV: FXX-2-25D-00 Download
EAv7.2 .nb0 file Modem REV: FXX-3-220-00 Download
上記適用後、CWM recoveryでEAv8へアップデートのこと。

Citrix XenAppでXenReceiverが接続できない?

Citrix XenAppをとりあえず試しているところ。
一通り設定を済ませてクライアントから http://サーバ名/Citrix/StoreWeb/ にアクセスし、アプリケーションを選択してみると、アプリの起動に失敗する。

具体的には、アプリを選択すると、以下のようにXen Receiverが起動する。
logonfailed-001
しかし、しばらくステータスバーが進まないまま、時間が経過し、以下のエラーとなる。
logonfailed-002

最初は、DNSの名前解決の問題かと考えたけれども、どうやら違いそう。
Wiresharkでパケットキャプチャしてみたところ原因判明。
logonfailed-003

サーバのIPアドレスとして「192.168.x.x」が渡されている!
そっちは、管理用のネットワークIPアドレスなので、クライアントからはアクセスできないのは当然のことだった。

Citrixのサービスが見るネットワークインタフェースから192.168.x.xを除外すればいいんだろう、と設定を探してみる・・・

が・・・XenDesktop 7.1でのやり方が分からない。
XenApp 6.5でのやり方は「Application Launch Requests Might Fail on a Provisioned XenApp Version 6.0 or 6.5 Multihomed Server」とかに書いてあるんだけど、ここで紹介されている設定項目がXenDesktop 7.1では見当たらない・・・

とりあえず、仕方がないので、ネットワーク構成を変更して、192.168.x.xを使わないようにする、という後ろ向きな対応をしてみたり

Spreadtrum社から4コアCPU SC8735S/SC8835S/SC7735Sなど5製品がリリース

Spreadtrum社から、4コアのCPU SC8735Sが出荷開始されたそうで、2013/12/16のプレスリリースが出ていました。

SC8735Sのプレスリリース
SC8735S製品情報

製品化第1弾はChina Unicom/China Mobile向けのHTC Desire 7088であるようです。

ほほ~、と思って、製品ページをよく見てみると、さらに「SC7730A」「SC7735S」「SC8830A」「SC8835S」と新製品ラッシュが・・・
え?と思ってプレスリリースを読み直すと、後ろの方に「In addition to the SC8735S, ~」と記載が・・・

基本は、「CPU Cortex-A7 4コア」+「GPU Mali400」なんですが、いろいろ細かい点が違う、という感じです。

SC8735S SC8835S SC7735S SC8830A SC7730A
対応電波形式 TD-SCDMA/WCDMA
両対応
TD-SCDMA WCDMA TD-SCDMA WCDMA
CPU Cortex-A7 4コア 1.2GHz
GPU Mali400 MP4 (4コア) Mali400 MP2 (2コア)
最大メモリ 2GB
ディスプレイ QCIF, QVGA, WQVGA, CIF, VGA, HVGA, WVGA, FWVGA, qHD, WxGA
カメラ 1300万画素対応

全部有りの「SC8735S」
標準の「SC8835S」と「SC7735S」
GPUを減らして低コスト化した「SC8830A」と「SC7730A」
という感じの違いです。

全製品で、3枚SIMサポートだが同時使用は2枚まで、と謳っています。
 (Supports dual-SIM dual-active capability
 (Supports tri-SIM cards, both 1.8V and 3.0V devices

ただ、WCDMAが2回線使用できるかは不明です。

SC8875S/SC8835S/SC7735Sの製品情報に書かれているダイヤグラムにある電波送信部分「Multimode RF SR3530」。
この製品はRF Transceivers製品情報を見ると「SR3500 Series (for 4G LTE devices)」に該当しそうなんですが、複数SIM使用時については、特に明記していないので、どうなるのか不明です。

プレスリリース内で「The SC8735S and other chipsets in Spreadtrum’s quad-core smartphone portfolio are available now and already shipping in commercial devices globally.」と、各チップが出荷開始されているらしいので、製品が出てくるのを楽しみにしてましょうかねぇ


追記
2014/01/21にタブレット向け4コアのSC5735と、スマホ向け1コアのSC7715/SC6815/SC8815が登場しました。
関連記事:Spreadtrum社からタブレット向けSC5735とスマホ向けSC7715登場!

2013年に買ったものを振り返って

2013年に買ったものを自分の中で面白かった順に並べて見る。

・Covia FleaPhone CP-D02

MediaTek社MT6577搭載のAndroidスマートフォン。
なんやかんやで、いまもまだメインとして使用中。
Bluetoothのデキがいまいち。WiFiとBluetoothを両方有効にしてるとよく通信がおかしくなる。

・freetel FT132A

Spreadtrum社SC7710搭載のAndroidスマートフォン。
画面が小さいのと、FOMAプラスエリア非対応が響いてメインにはなれず。

・SmartQ Z Watch

Android腕時計。
思いの外電池が持ってびっくりしたもの。
とはいえ、WiFi通信させたりすると、減りが早いので注意。
ウチの事情で言えば、coviaのBluetoothのデキが微妙で、Bluetooth通信ができなくなりやすいのが難点。(freetelやThunderbird i5sだと大丈夫なので、完全にcoviaの問題)

・Thunderbird i5s

MediaTek MT6572搭載のAndroid。
というか、ほんと、iPhone5s。
発注時は、coviaの次、というところで使おうかと思ってたんだけど、内部もほんとiPhoneで、ネタアイテムとして見せびらかしたかったので、ほぼ標準状態のままにすることに・・・

・NEC VersaPro VY10A
ジャンク屋で3980円とかで売ってたので買ったのが始め。
最終的にいろいろ不具合点があるものを全部で5台買って
それなりに動くものが4台分完成。
液晶割れ、マザー死亡、キートップ欠け1台、という感じになった。
キーボードのゴム不良については、ジャンクのノート用キーボードを買って、それから抜いて流用。
とか、そんな感じでなんとか4台分確保した、というところ。
うち、2台はハムフェアで販売して、1台はうちの奥さん使用中。
1台は予備機という感じ。

・NEC VersaPro VJ12AC-6
上記のVY10Aのパーツ漁り中にメモリ2GB積んだこいつが8000円だったので、つい買ってしまった。
おかげで自分用に最強にしたVY10Aは冬眠中(予備機)・・・

・Grandstream Networkの「HandyTone 702 ATA」
VoIPアダプターボックス
2回線のVoIPを収納できるんだけど、それぞれの回線用に電話機は必要。
FUSION IP-Phone SMARTを1回線設定して使用中。
どこからかかってきたかというログは機器に保存されないので注意が必要。
ログを閲覧/保存したい場合は別途用意したsyslogサーバにログを転送する必要がある。

なお、1回線のみサポートのHandyTone701は日本でも取扱が始まった模様

・Kindle Fire
HDぢゃない方。
会社で、とあるソフトウェアの研修を受けに行ったらもらった。
標準OSがおもしろくなかったので、速攻Android OSに書き換えられてしまったという不遇な子。
Kindle用に細かく調整されてるらしいものから、最新を使いたくてCynanogenMod純正バージョンにしたらバッテリーの減りが激しくなってしまったなぁ・・・

・K-Touch W619

MSM7225A搭載で安かったので買ってみたもの
CPUのクロックが低いものと高いものが同じ型番であるらしく、うちに来たモノはクロックが高いものだった模様。
CWM Recoveryはクロック毎で違うらしく、どっちバージョンで配布なのか明記されてないというのが大変でした。
非対応バージョンを適用するとまともに起動しない、という感じでした。
ベトナム方面では、別ブランドで結構数が出てるようで、現在も.vn系でカスタマイズが進行中な模様。


以下は、「失敗」アイテム。

・だれとでも定額パス WX01TJ
初期不良を売りつけられて約2ヶ月まるで使い物にならなかったのに、なんも補填されなかった一品。
死ねよウィルコム。
交換後はそれなり動作中。

・サンコー AUTCT2BK

パソコンを専用させずにカセットテープをmp3にコンバートできるな、と思って買ってみた。
microSDへの録音が開始されない、という事象ばかりが発生したあげく、microSDを1枚殺してくれた品。

・サンワサプライ TAP-TST10

サーバの消費電力測定のために期待して買ったんだけど、現在値を測定するのではなく、適当に記録された10分おきの過去データを取得できるだけ、という残念仕様でした。
というか、素直に現在値を取得させてくれよ。