Covia FleaPhone CP-F03aの/data領域が不当に一杯になる件

Covia FleaPhone CP-F03aなんですが、いつのまには/data領域が圧迫されている、ということがあります。
アプリ一覧を見ても、そんなに大量に使っているものはないはずなのに、空き容量がない、のです。

「CP CRASH」が原因です。
DVC00101.JPG
CP CRASHの時に表示されるメッセージには「Please wait for dump to finish」とあります。
そう、このときに/data領域に対してdumpファイルが書き込まれているのです。

具体的には「/data/dontpanic」に対して、2ファイルが書き込まれます。
・cp_crash_ddmmyy_HHMMSS.bin 23068672bytes
・console_ddmmyy_HHMMSS 最大524288bytes
(dd=日付、mm=月、yy=西暦、HH=時間、MM=分、SS=秒)

で・・・このファイル、どうやら、上限数無く、作られ続けるようです。
CP CRASHの発生回数が多いと、とんでもないことになってしまいます。

というかうちの場合、500MB食われてました。(25個あった)

一番やっかいな点は/data/dontpanic領域は、rootを取らないとアクセス出来ない、というところでしょうか。
なので、現状、一般的なユーザがこの問題に対処するには、端末初期化しかない、という状況じゃないかと思います。
この件は、Coviaに連絡してあり、現在、対処策を検討中とのこと。
もし、現段階でこの状況になっていたら、Coviaのサポートに問い合わせてみてください。

で・・・CP CRASHなんですが
うちは、「2014.3.17 CP-F03aのファームウェアアップデートのお知らせ」にある「一部のSIMで通信中に「CP CRASH」と表示され、再起動する現象。」の該当ユーザ(報告者の1人)です。

SIMは、IIJmioが2012年03月にサービス開始したときのデータ通信onlyの通常サイズのものを使っています。
3/17のfirmwareアップデート前は、1日に5回とか再起動していて大変でした。

その後、IIJmioのSMS対応のnanoSIMにmicroSIMアダプタをつけて2枚差しでの利用に変えています。
しばらくは順調に動いていたのですが、ここんところ再起動発生頻度があがって大変でした。

動作を観察していて感じたCP CRASHによる再起動の仮説

1. SIMを使ってデータ通信をする
2. 応答がこない時間が一定時間続く
3. ハードウェア側で強制再起動(CP CRASH)させる

で、発生頻度が上がったことについての仮説

1. いろいろ使って/data領域の空きが50MBを切った
2. 空きが少ないことで全体的に処理遅延
3. そんな状況でSIMを使った通信を行うと、応答が来ない時間が増える
4. ハードウェア側で強制再起動(CP CRASH)させる

なんて感じじゃないかと推測しています。

実は、500MBもあった/data/dontpanicのCP CRASH関連ファイルを削除したら、再起動がほとんどなくなったんですよね

はたしてほんとの原因は如何に!?

googlevideo.comの運用が始まったせいでyoutubeの動画が再生できない

Windows8.1のファミリーセーフティー機能を使って、子供用アカウントのコンテンツアクセス制限をかけている。

ファミリーセーフティー側はyoutube.comを許可し、コンテンツの内容についてはyoutube設定の方で制御していた。

2月末ぐらいからYoutubeの動画が再生できない、とクレームが・・・
原因がわからずGoogle Chromeを使って再生させる、という運用回避策を実施。

で・・・、昨日、OSの再インストールを実施。
その直後から現象は発生。

さすがにおかしいと思い詳細を調査。

その結果、Youtubeの動画部分のURLが「googlevideo.com」に切り替わっていることが判明。
googlevideo.comを許可リストに追加することで動画再生ができるようになりました。

・・・Youtubeの動画が再生できない、というFAQの中に「googlevideo.com」なんてドメイン出てこないんですけど!!!!

パソコンのファイアウォールが原因で YouTube 動画がブロックされて再生できない場合があります。ファイアウォールの設定で、www.youtube.com を信頼済みサイトとして設定し、他のアプリケーション(QuickTime、RealPlayer、Windows Media Player など)をデフォルトのストリーミング アプリケーションに設定しないように調整します。ファイアウォール設定の確認方法は次のとおりです。

Covia FleaPhone CP-F03aで3G SIMを2枚入れてみた

Covia FleaPhone CP-F03aで3G SIMを2枚入れたらどうなるのか確認した。

手元に、IIJmioの980円プランの通常SIMと、IIJmioのファミリープランのnanoSIMがあったので、それをそれぞれさしてみた。

sim002
アンテナが立つのはSIM1側だけでした。

次にSIM1/2切り替えを行ってみます。
sim006

SIM1/SIM2ともアンテナが立たない状態から、しばらく待つと、以下のようにSIM2側だけでアンテナが立ちます。
sim008

で・・・再度、SIM1/2切り替え
sim009
メニューから選んで・・・

しばらく待つと、SIM1側だけアンテナが立つ。
sim011

・・・と、いうわけで、日本国内において、2つのSIMを同時に使うことはできない、というのが実地でも確認できました。

MediaTek MT6589向けにAndroid 4.4(CyanogenMod11)が来た?

MediaTek MT65xx端末向けには、Android 4.4がありませんでした。
MediaTek純正開発キットの提供が遅かったから・・・ぽい感じですが、ようやく出回り初めて来たようです。

今回のネタ元
・GIZMOCHINA:Finally, Android 4.4 KitKat is available for MediaTek MT6589 chipset(2014/03/10)
 → xda-developers:CWM for Wiko Stairway
   github:https://github.com/chrmhoffmann/android_device_wiko_stairway
・MTK手机网:联想S930/S939用上Android 4.4 已适配VIBE UI(2014/03/14)

GIZCHINAの方は、wikomobileの「Wiko Stairway」向けにClockWorkModRecovery(CWM)やCyganogenModが出てきたという話です。

[ROM][UNOFFICIAL][WIP] Cyanogenmod 11 (4.4.2 – kitkat) for Wiko Stairway (mtk6589)」と「CWM for Wiko Stairway
どちらも、同じ作者が作成しており、稼働するCyanogenMod 11であるようです。
CM11の方のページにCWM用imageファイルと、システム用update.zipのリンクが掲載されています。
開発はgithubで行われています。(Kernel/Device)

上記をコンパイルしてみた、というような記事もあります。
(Mediatek MT6589 Linux Source Code, CyanogenMod 11 Image for Wiko Stairway Smartphone)

タイミング的に似ている時期ではありますが、関係しているのかよくわからないのが、3rdパーティーOSベンダの1つ「VIBE UI」がLenovo(联想)のMediaTek MT6582端末S930とS939向けにAndroid 4.4ベースで作成したV1.5 firmwareをリリースした、というものです。
また、LewaOS(乐蛙OS)もLewaOS5はAndroid 4.4みたいなことを言っています。
・・・VIBE UIもLewaOSも、ホントにAndroid 4.4なのかな?kernelはAndroid 4.2.2相当でUIのみAndroid 4.4に載せ替えてるんじゃないのかなぁ・・・と疑ってはいますが、果たして実体はどうなのでしょうか?

Covia FleaPhone CP-F03aをroot化

Covia FleaPhone CP-F03aにroot化を行ってみました。

(2014/06/06追記:Android 4.4版ではこの手順が使えません)

とりあえず、freetel FT132Aのときに使った中国の「一键ROOT工具 ROOT大师」が使えるのかな?と試してみました。

ROOT大师をインストールして、起動。
CP-F03aを接続。
root01

ちゃんと認識されていることを確認し、実行。

root02

処理中。

root03

完了。
端末が自動的に再起動されます。

で・・・・Titanium Backupを起動してみると、ちゃんと使える。
いとも簡単にroot化が完了してしまいました。

なお、このROOT大师を使った場合の問題点は、アプリが中国語、というあたりです。
Android端末にはroot化とともに、root権限管理アプリ「授权管理」、と、オリジナルのアプリストア「应用酷」がインストールされています。
オリジナルアプリストア「应用酷」のほうは、入れたままにしておくと、中国で配布されている改造版のアプリを入れられちゃう可能性がありますので、削除しておくことを推奨します。

なお、「授权管理」の方は、アプリのアップデートを行うと「ROOT大师」という名称に変更されます。
アップデートをした場合は、なくなった、とあわてないでください。