NHK技研公開2016 インテグラル立体テレビとホログラムメモリー

今年も行ってきましたNHK技研公開2016

今年、一番ぐっときたのは「インテグラル立体テレビ」と「ホログラムメモリー」でした。

毎年展示があるやつじゃん、と思われるかもしれませんが、今年は、ほんと違いました。

インテグラル立体テレビ

今年はなんと一階のエントランス入った大スペースの一角に実機の展示が登場。IMG_5984

これまでは薄暗いところで、人数を区切っての展示ばかりだったものが、ついに一階の明るいスペースでの展示になりました!

もちろんこれだけではなく、奥のスペースでは詳細の展示が行われていました。

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これ、一見すると同じモノが2つ展示されてるように見えますが、左側が撮影側、右側がモニタ側だそうです。

今回のモニタ側は下記の様な形でプロジェクターを使って出力しているとのこと。

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その影響でしょう。

今年は綺麗に見えました・・・

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まぁ、写真にしちゃうと、奥行きが表現できないので、こんな感じの汚い雰囲気になっちゃいますけどね・・・

 

 

ホログラムメモリー

8Kスーパーハイビジョンなどの大容量データについて、長期保存に耐えられるようなメディアを用意するにあたり、NHKと日立で開発中なのが、ホログラムメモリー。

今年は12cmの円盤形のメディアの実機が登場しました。

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見ての通りに、ディスクが透明です。

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ちょっとわかりにくいですが、光が当たってるところで、虹色っぽく模様が出てるのが、ホログラムによるデータが入っているところになるそうです。

で・・・現状のドライブはコレ!

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ドライブだけではなく、ドライブからパソコンに取り込むあたりのインタフェースもスゴイ状態に・・・

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ちなみにこのドライブの中でメディアがどのあたりにいるかといいますと、お手をふれないでください札の前あたりになります。

機器に覆われているため、ほとんど見えませんでした。

まだまだ小型化には時間がかかりそうですが、メディアの実物が登場してきたりと、製品化に向けて着実に進んでいる感じがします。

 

というわけで、今年のNHK技研公開は、個人的にはかなり満足しました。

 

 

中華ベンダGOLE社のGOLE1というタッチパネル付きミニPC

Indigogoで「Gole1, Cheapest Windows10 Intel Touch Mini PC」というプロダクトが出ている。

曰く・・・
・CPUはIntel Z8300
・「RAM 2GB/eMMC 32GB」モデルと「RAM 4GB/eMMC 64GB」モデルの2種類
・Windows 10 Home Multi-languageの英語版で出荷(ちなみにSingle-languageだと標準設定の言語以外が追加できない)
・5インチのタッチパネルを筐体に付ける
・正面に最小限のボタンを付ける(音量ボタン/戻るボタン/電源ボタン)
・バッテリーは搭載しない
・無線LAN/Bluetooth搭載

5_vf2q88
6_bkfu93
PCBA_bmcpag

また、別売りで下側に付ける2.5インチHDDケースも出すとのこと
HDD_qrdtrf

おもしろそうではあるんだけど・・・
・・・
・・・

これ、ほんとに$79で7月に出せるのかね?
なお、日本向け送料は$26でした。

Allwinner H3系ボードリスト 2016/05/22

Orange Pi以外にも、Allwinner H3系ボードを出しているメーカが増えてきました。

Orange Pi / Xunlong
Nano Pi / FriendlyARM
Banana Pi / Sinovoip

また、Orange Piもシリーズが増えてきたので、違いがよく分からなくなってきました。
なので、比較表を作りました。

なお、どの製品も、SoC上にヒートシンクを付けてきちんと冷却しないと性能がでません。

(表へのリンク)


以下は、私が感じた各プロダクトについての印象です。

・ちゃんと自社でいろいろ公開してるNano Pi M1
自社の「NanoPi M1 製品Wikiページ」で、ほどよくまとめられた情報を公開。
GithubにAllwinner Linux SDKを元にした、自社用SDKを公開:https://github.com/friendlyarm/h3_lichee
NanoPi M1とOrange Pi Oneのハードウェアは、ほぼ同等の様でほとんどそのまま動作するという・・・

・マニュアルの見た目が良いBananaPi-M2+
About Banana Pi BPI-M2+(M2 plus)
内容はgitbookで公開されており、pdf/ePub/Mobi形式でダウンロードできる。
githubにメーカ公式でBSPを公開:https://github.com/BPI-SINOVOIP/BPI-M2P-bsp
コメントを見ると、Orange Pi用にいろいろリリースしているLoborisさんの成果物を利用している模様。

・フォーラムが命のOrange Pi
はっきり言って、「Orange Pi公式フォーラム」が無ければゴミ。
一番の先駆者なので、Allwinner H3について調べると、ここに行き着くが、オフィシャルの情報公開度合いがよろしくない。
フォーラムで聞くと、ぽつぽつと情報が出てきたりするのだが、まとまったものが無い。


Allwinner H3系で使うディストリビューションは、メーカ配布のもの以外がいくつかあります。
その中で、利用を検討してみた方が良さそうなものを上げてみます。

番外:Orange Pi用Raspbian
 Orange Pi公式で配布しているけど、個人的には動作がイマイチだったので使っていない。
 Raspbian用の追加モジュールを組み込もうとしても、なんやかんやでプラットフォームの違いが影響し
 うまく行かないことが多かったという印象。
 (BroadcomチップとAllwinnerチップの違いなど)

その1:loboris版のLinuxディストリビューション群
 Orange Piユーザであれば、まずはコレを検討。
 Linux kernelはAllwiner SDKベースの3.4.39

その2:armbian
 いろんなボード向けにリリースされているarmbianというディストリビューション。
 Allwinner H3系にも公式にリリースされている。
 Linux Kernel 3.4.112をベースとしているのが利点

その3?:Open ELEC for Orange Pi
 メディアプレイヤーとして使用するためのディストリビューションOpenELECの移植版
 発熱が酷くなるため、ヒートシンクによる冷却が必須となる。
 また、現状、HDMI経由のテレビリモコンを使った操作には対応していない。(HDMI CEC機能の利用)

電子書籍読み用途のWindows/AndroidタブレットTeclast X89 Kindow Readerを発注してみた

中国のTeclast社はいろいろなWindows/Android両対応タブレットを出している。

Teclast X89という名称のバリエーションで何機種か出ていたが、この度「Teclast X89 Kindow Reader」という新種が登場した。

さっそく、4/29に秋葉原の東映無線ラジオデパート店で販売が開始されてたりします。
Kindle対抗?7.5型のWindows 10タブレット「X89 Kindow」が登場

CPUがAtom Z3735Fと旧世代なのがちょっと難有りですが、fastcardtechでのお値段が案外安かったので発注してみてます。
Registered Mailなので、届くまでに1ヶ月ぐらいかかりそうですけどね・・・

果たして、どうなることか・・・

折りたたみキーボード型の超小型PCは$99程度で5月発売予定

Gigazine「折りたたみ式キーボードにバッテリー・WiDi・各種ポートを搭載したWindows 10搭載ミニPC「PiPO KB2」」で紹介されてるキーボードPC。

この記事だと中国のPiPO社から発売される、とありますが、armdevices.netの記事「$99 Vensmile K1, Foldable Keyboard Mini PC on Intel Cherrytrail Z8300 with Windows10」によると、Vensmile社から5月に$99近辺で発売予定とのこと・・・まぁ、出元は一緒なんでしょうけどね

ちなみに、上記の取材ビデオは、4月8日アップロードですから、Gigazineの元ネタより前の日付です。

それにしても、$99近辺とは思いの外、安い価格でびっくりです。