まさか、2016年にもなったEOMA-68プロジェクト案件の話を聞くとは・・・
うちのblogネタとしては、2013年7月に「いまさらNanonoteについてと、ついでにGCW-ZERO、あとKDEタブレット」で、KDE搭載のタブレットプロジェクトとして紹介したことがある。
その後も記事にはしてないが、タブレットプロジェクトのNewsはチェックしていたが、2014年1月以降音信が途絶えた。
EOMA68-A20ボードは、元々、2011年頃からAllwinner A10搭載モジュールとして開発されてきていたプロジェクトでした。
2013年に1コアのA10だと時代遅れ、ということで、2コアのAllwinner A20に変更(ピン互換なので設計変更は無し)になったり、2014年にはDebian 7.0が稼働する様子の動画などが公開されていた。
それ以後、ボードのページも、タブレットのページも更新がないので、てっきり死んだものと思っていたところ、クラウドファンディングプロジェクトとして表に出てきてびっくりしました。
「Earth-friendly EOMA68 Computing Devices」
・EOMA68-A20ボード単品 $65
・ケース $55
・ノートパソコン筐体の3Dプリント用データと使用するパーツのセット $450
・ノートパソコン筐体と使用するパーツのセット $500
・組み立て済みノートパソコンセット $1200
それぞれ2017年3月予定
えーと・・・・・
rhombus-techのページを探すと「EOMA68 Libre 15.6in Laptop」が・・・
どうも2015年5月から開発が始まっていたらしい。
しかしですね・・・
「Allwinner A20」といったら2013年リリースのCortex-A7 2コアで、GPUはMali400MP2というスペックですよ。
うちのblogで良くネタにしてるOrange Pi/NanoPiシリーズで使用されている「Allwinner H3」は、Cortex-A7 4コアで、Mali400MP2。
$10程度で手に入るボードより低い性能を$65で入手する・・・って・・・・
そして、それをノートパソコンとして使うには$500って・・・
これだったら、64bitのCortex-A53 4コアのAwlliner A64を積んだRemix OSベースのノートパソコンプロジェクト「Azpen Hybrix」の方がずっとか良いような気が・・・
なにせ、ノートパソコン完成品として$69で入手できるわけですから・・・
2018/12/25追記
これ、どうなったかなぁ、と確認してみると、2018/12/04付けで「What do 1,000 EOMA68-A20 PCBs look like?」なんていう更新が・・・
まだ生産途中にあり、2019年1月31日に出荷される予定らしい。
また、ノートパソコン風にする$450セットは2月末、$500セットと$1200セットは3月末に出荷だとか
2年遅れですね・・・
2019/11/15
さすがに出荷されたよね?と見てみたら、まだ基板作成とかやってるようで・・・