中華アマチュア144/430MHzハンディ機Baofeng UVB2 PLUS

最近中華ハンディ機を見てなかったけど、どんなんがあるんだろう?と探してみたら、こんなのを発見
Baofeng UVB2 PLUS VHF / UHF Dual Band Programmable Walkie Talkie Two – way Radio

uvb2-1

Baofeng社のUVB2 PLUS(BF-UVB2 PLUS)というもの。
日本で言うところの144/430MHzのデュアルモードハンディ機
出力は1W / 4Wの切り替え

周波数帯は
VHFは136MHz~174MHz
UHFは400MHz~520MHz
にて電波の送信が可能・・・
つまり、そのままだと日本では免許が下りない仕様です。

送信可能な周波数帯を固定させる仕組みがなさそうなので、改造して使う、というのも
ちょっと難しそうな気配

$32.19という価格はスゴイんですけどねぇ・・・

uvb2-2
uvb2-3

Facebookが作るLTE対応のOpenCellularプロジェクト

毎度のcnx-softwareで情報入手。
OpenCellular is Facebook’s (soon to be) Open Source Wireless Access Platform

Facebookの偉い人である「Mark Zuckerbergさんの投稿」によりオープンソースプロジェクト「OpenCellular」がアナウンスされました。

この投稿ではかなりざっくりとしたことしか書かれていませんが、その後、Facebookのcode blogに詳細記事が掲載されました。
Introducing OpenCellular: An open source wireless access platform
facebook-opencelluar

最初、携帯基地局のプロジェクトかと勘違いしたのですが、WiFi APに2G(GSM)~LTE対応の携帯網接続機能を搭載してばらまこう、というプロジェクトでした。

「Radio部」と「General-baseband computing (GBC)部」の2つにコンポーネントを分け、Radio部は最近はやりのSDR(software-defined radio)だったり、SoC(system on chip)を使った構成とし、ソフトウェアにより細かい制御を行い、ハードウェア部分の専門性を極力排除。
また、GBC部もRadio部も、各部の仕様を、PCサーバの「Open Compute Project(OCP)」と似たような感じで定義し、1社だけではなく、複数社からも調達がでいるようにしていこう、という意欲が見え隠れします。

ただ、インターネットへのアクセスが弱い地域に向けて、ということらしいのですが、結局のところ携帯電話回線を使うので、むやみにばらまかれると携帯電話会社が困るだけのプロジェクトのような気がするのですが、どういう風に展開する気なのかなぁ・・・と・・・

パソコンやスマホにHDMI入力をつけてビデオカメラの生中継に使う方法

注意:下記は情報のメモであり、私が実際にやった結果ではありません。


ビデオカメラで撮ったものをHDMIを通して、パソコンやスマホに入力し、中継アプリに取り込む・・・なんてことができるらしい。
それが「USB 2.0 FEBON168 UVC USB HDMI Grabber」です。

HDMI入力をUSB接続でパソコン、スマホに取り込めるようにする機械なのですが、USB汎用のUVC(USB Video Class)であるため、OS標準のドライバで認識してくれる、という優れものです。

実はこの製品だけでなく、全部で4種類の製品があります。
詳しくは「比較表」を見てもらうと分かりますが

USB2.0、安い、簡単、画質低め(1280x720p 30fps)、遅延がちょっと大きめ:USB 2.0 FEBON168 UVC USB HDMI Grabber 在庫切れ?
USB3.0、高画質(1920x1080p 60fps)、制約がキツイ:USB3.0 FEOBN198 UVC HDMI GRABBER CARD $149
USB3.0、簡単、そこそこ高画質(1920x1080p 30fps)、遅延が少ない:USB3.0 FEBON169 UVC HDMI Grabber card $179

という感じのようです。

アプリは、Androidだと「CameraFi Live」が薦められています。
他のアプリで本体内蔵以外のカメラが認識されるのかは、ちょっと分からない感じです。
なので、Androidのニコ生でライブができるか、というのは、未確認事項です。


2017/09/25 追記

 

Windows向けにでているWebCAMを、microUSB変換をかけてスマホにつないで、「CameraFi Live」を起動してみると、カメラとして選択できる、ということを確認
たしかに、汎用ビデオデバイスとして認識しているものであれば、使えそうですね


2021/04/07追記

Notice on USB Camera Connection Support in Android OS 10

Android 10でUSB接続のUSB Video Classカメラを認識しないようなサイレント変更がされ、Android 11で再度使える様になった、という問題があるようです。

Android 10では、Android API Level 27以下向けに作られたCameraFi Liveアプリを使うか、Android 10がアップデートされるか、になるようです。

超小型40×35.4mmのAllwinner H3搭載ボードNanoPi NEOが$7.99で登場

(2016/07/13 販売開始を確認したので内容修正)

cnxsoftwareにNanoPiシリーズの新製品情報が掲載されている。
Smaller & Faster than Raspberry Pi Zero: Meet NanoPi NEO ARM Linux Development Board
NanoPi_NEO

ラズパイZeroが65x30mmというサイズのところ、40×35.4mmというサイズに、Allinner H3を突っ込んだボードが出てきました。
しかし、その代償として・・・

・USBコネクタが1つのみ。その他に2つUSB信号を取り出せる端子を用意(半田付け工作必須)
・画面出力を無しに(HDMI出力もなし)
・GPIO端子は24ピンで、さらにコネクタは実装されていない(半田付け工作必須)
・オーディオ出力も端子はなしだが、信号を取り出せる端子を用意(半田付け工作必須)

といったものがあります。
ここまでするんだったら、RJ45端子は大きすぎるんで排除すればいいのに・・・と思わなくもない感じです。

現状はFriendryARM社のwikiに「中国語版のNanoPi NEO情報」しか掲載されておらず
現時点では価格は不明です。

果たしてどれくらいの価格になることやら?

2016/07/12に「NanoPi NEO製品ページ」が登場しました。
価格はRAM256MBモデルが$7.99、RAM512MBモデルが$9.99、送料は$10、となっています。
送料込みの価格では、Orange Pi One / Liteの方がちょっと安い感じですね。
基板サイズの小型具合をどの程度見込むのか?というところですね。

Friendlyarm wikiにも「NanoPi NEO情報(英語版)」が掲載されました。
また、「githubのfriendlyarmのAllwinner H3用カーネルツリー」もNanoPi NEO対応が取り込まれました。


Allwinner H3搭載ボード系のリスト

(表へのリンク)


指定WiFi APの電波状況を監視し、問題があったら電源をoff/onする装置WiReboot

cnx-softwareの記事で「WiReboot is a Watchdog Device Rebooting Your Router if the WiFi Connection is Lost (Crowdfunding)」というのがあった。

kickstarter案件で「WiReboot-Keep your Wifi on 24/7. Automatically reboot router」というプロジェクトの紹介。

どういうものなのか?

WiFi APの電源ケーブルに割り込ませる機械。
wireboot1

WiRebooterの監視対象としているWiFi APの電波が無くなった場合に、WiFi APの電源ケーブルを抜き挿しして、電源を入れ直す、という動作をします。

これが日本への送料込みで23ドル、という安い値段。
(「$18 CAD」の意味が最初分からなかったが「18カナダドル」でした)

基本機能に加え、3種類のオプションが用意されています。
・温度検知機能(Temperature add-on)
  熱暴走とかの検知
・湿度検知機能(Temperature and Humidity Add-on)
  水濡れを検知
・無線制御機器のon/off昨日(433 transmitter add-on)
  315MHz/433MHz帯を使うリモコンスイッチ機能を持つ機器のリモコン代替機能

wireboot2

で・・・この機械
オープンソースということなので、WiFiじゃなくても、指定IPアドレスからの応答がない場合、とかに改造することも可能なんでしょう。
つまりは、ラズパイが死んだ時に再起動、とかね
まぁ、現場にWiFi APが必要ではありますけどね

いろいろ使えそうなアイテムです

注意1:現時点では使用するESP8266が技適マークが取得されている個体を使用するのか不明
   ESP-WROOM-02 Wi-Fiモジュールで使われているSoCもESP8266シリーズで、こちらは技適取得済みです
   しかしWiRebootのサンプル写真に写っているESP8266はAI-Thinkerという3rdパーティ製で
   FCC以外の取得状況が不明です。
   参考情報:Wikipedia「ESP8266」に種類の違いがあり

注意2:WiReboot側のコネクタはUSBコネクタを電源コネクタ扱いで使っているため
   誤ってさしてしまい、壊す、という事故が起こりかねないので
   使う場合は接続先を間違えないよう、十分に注意してください。