NetAppシミュレータの古いバージョンは圧縮ありのOVAファイルで提供されている。
これをvSphere 7.0環境で使おうとすると、圧縮されているので使えない、と拒否される。
変換ツールを使ってもよいのだが、手動でも変換できる
OVAファイルは中にovfファイルとvmdkファイルが入っているだけのtarファイルなので、7zipなどのツールを使って展開できる。
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vsphere 7.0ではvmdk.gzは使えないので、これも展開する
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OVFファイルの中身はXMLファイルとなっていて、元の中身は、vmdk.gzのファイルを指定している。
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これを展開後のファイル名とファイルサイズに置き換える
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また「ovf:compression=”gzip”」という記述も削除する
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こうやって出来たOVFファイルとVMDKファイルを複数指定してvSphereで読み込ませる。
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読み込ませる下記の様な形で「5ファイル」という表示になる
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記述に問題なければOVFテンプレートのデプロイが継続できる。
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