WCDMA CDMA2000 LTEの周波数帯 2013/10/24版

Band 29,30,31が追加されていたので、2013/10/24に記事更新。

具体的には、2013/09/11に3GPPから「Release 12 Prioritization」という形で、新しい3G/LTEに関する規格書が発行され、そこにBand 30,31が追加されています。(Band 29はその前に追加されていたようです)

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iPhone5が発表され、LTEの周波数という認知度があがってきたようなので、再度記事更新。
旧版その1:WCDMAとCDMA2000の周波数帯 メモ書き
旧版その2:WCDMA CDMA2000 LTEの周波数帯

とりあえず、先に日本の携帯電話会社での周波数利用を書いておきます。

・NTTドコモ
 WCDMA:
  「Band I(2100MHz)」
  「Band IX(1700MHz)」
  「Band VI/Band XIX(800MHz) FOMAプラスエリア」
  「Band XXI(1500MHz) 旧シティフォン帯域」
  「Band XXVIII(700MHz)」(今後利用予定)
 LTE:
  「Band I(2100MHz)」
  「Band IX(1700MHz)」(今後利用予定)
  「Band VI/Band XIX(800MHz) FOMAプラスエリア」
  「Band XXI(1500MHz) 旧シティフォン帯域」
  「Band XXVIII(700MHz)」(今後利用予定)
・KDDI(au)
 CDMA
  「Band Class 0 Band Sub Class 2とBand Sub Class 3(800MHz)」
  「Band Class 6(2100MHz)」
 LTE:
  「Band I(2100MHz)」
  「Band XI(1500MHz)」
  「Band XVIII(800MHz)」
  「Band XXVIII(700MHz)」(今後利用予定)
・ソフトバンクモバイル
 WCDMA:
  「Band I(2100MHz)」
  「Band XI(1500MHz) ULTRA SPEED」
  「Band VIII(900MHz) プラチナバンド」
 LTE:
  「Band XLI(2500MHz)」(TD-LTEでWCPのものを利用)
  「Band I(2100MHz)」
  「Band VIII(900MHz) プラチナバンド」(今後利用予定)
・イーモバイル
 WCDMA:
  「Band IX(1700MHz)」
 LTE:
  「Band III(1800MHz)」(実際に使用できる帯域としてはWCDMA Band IXと同一だがBand III扱い)
  「Band XXVIII(700MHz)」(今後利用予定)

WCDMA / LTE に関する周波数リスト

参考サイト

WCDMAに関して
 ・UMTS frequncy bands(英語記事)
 ・W-CDMA(日本語記事)
LTEに関して
 ・E-UTRA(英語記事)
 ・Long Term Evolution(日本語記事)
規格書関連
 ・3GPP Specification detailの「3GPP TS 36.101」の「E-UTRA channel numbers」
 ・3GPP LTE / LTE-A Standardization: Status and Overview of Technologies」というプレゼン資料の12ページ,13ページ
携帯電話会社と各バンド名の対応
 ・List of UMTS networks(英語記事)
 ・List of LTE networks(英語記事)

WCDMAおよびLTE FDDタイプ

バンド名はWCDMA/LTE FDDともに共通の名称となっている。

バンド名 周波数名称 略称 周波数 国
Band I(1) 2100 IMT 1920-1980 / 2110-2170 日本含めいろいろ
Band II(2) 1900 PCS 1850-1910 / 1930-1990 北米
Band III(3) 1800 DCS 1710-1785 / 1805-1880 ヨーロッパ,アジア,オセアニア
Band IV(4) 1700 AWS 1710-1755 / 2110-2155 北米
Band V(5) 850 CLR 824-849 / 869-894 北米,ブラジル
Band VI(6) 800 – 830-840 / 875-885 日本(FOMAプラスエリア)
Band VII(7) 2600 IMT-E 2500-2570 / 2620-2690 ヨーロッパで今後利用予定
Band VIII(8) 900 GSM 880-915 / 925-960 ヨーロッパ,アジアなどGSM利用地域
ソフトバンク(プラチナバンド)
Band IX(9) 1700 – 1749.9-1784.9 / 1844.9-1879.9 日本(イーモバイル,FOMA)
Band X(10) 1700 – 1710-1770 / 2110-2170 南米
Band XI(11) 1500 – 1427.9-1447.9 / 1475.9-1495.9 日本(Softbank)
Band XII(12) 700 SMH 699-716 / 729-746 US
Band XIII(13) 700 SMH 777-787 / 746-756 US
Band XIV(14) 700 SMH 788-798 / 758-768 US
Band XV(15) ? – 1900-1920 / 2600-2620 EU
Band XVI(16) ? – 2010-2025 / 2585-2600 EU
Band XVII(17) ? – 704-716 / 734-746 US
Band XVII(18) ? – 815-830 / 875-890 –
Band XIX(19) 800 – 830-845 / 875-890 日本(新FOMAプラスエリア)
Band XX(20) 800 – 832-862 / 791-821 EU
Band XXI(21) 1500 – 1447.9-1462.9 / 1495.9-1510.9 –
Band XXII(22) ? – 3410-3490 / 3510-3590 –
Band XXIII(23) ? – 2000-2020 / 2180-2200 –
Band XXIV(24) ? – 1626.5-1660.5 / 1525-1559 –
Band XXV(25) 1900 – 1850-1915 / 1930-1995 –
Band XXVI(26) 800 – 814-849 / 859-894 –
Band XXVII(27) 800 – 807-824 / 852-869 –
Band XXVIII(28) 700 – 703-748 / 758-803 日本(docomo,au,eモバ)
Band 29 717 – 717 ?
Band 30 2350 – 2305/2350 ?
Band 31 462.5 – 452.5/462.5 ?

Band XIII(13), Band XIV(14), Band XX(20), Band XXIV(24)は、他のバンドと異なり、下り(Down)の周波数帯域が下にあり、上り(Up)の周波数帯が上にある。
Band XV(15), Band XVI(16)は、3GPPによる定義ではなく、ヨーロッパのETSIによる定義である。これらはTDD用に割り当てられているBand XXXIII(33), Band XXXIV(34)と Band XXXVIII(38)をFDD用に流用するために定義されている。
Band 29は、下り(Down)しか定義されておらず、おそらく他の周波数帯とセットで使う前提。

LTE TDDタイプ

LTEのTDDタイプはBand XXXIII(33)以降に割り当てられている。
TDDの場合は、上り/下りで周波数を分けずに使っているため、周波数帯域に表示は1つとなっている。
2014/08/05追記: 日本における4G用周波数帯としてBand42(3400MHz~3600MHz)を使用されることになり、競合利用者の兼ね合いで平成35年ぐらいまでは3480MHz~3600MHzを利用することとなった。(第4世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設指針の制定について)

バンド名 周波数名称 略称 周波数 国
Band XXXIII(33) ? – 1900-1920 –
Band XXXIV(34) ? – 2010-2025 中国TD-SCDMA
Band XXXV(35) ? – 1850-1910 –
Band XXXVI(36) ? – 1930-1990 –
Band XXXVII(37) ? – 1910-1930 –
Band XXXVIII(38) ? – 2570-2620 EU
Band XXXIX(39) ? – 1880-1920 中国TD-SCDMA
Band XL(40) IMT-2000 – 2300-2400 中国,インド,オーストラリア
Band XLI(41) BRS/EBS – 2496-2690 US,日本(WCP/AXGP)
Band XLII(42) ? – 3400-3600 日本(次世代4G用)
Band XLIII(43) ? – 3600-3800 –
Band XLIV(44) ? – 703-803 –

公式な情報が発見できていないが、Wireless City Planning(WCP)が開始したAXGP(Advanced eXtended Global Platform、高度化XGP)は、2545.0MHz~2575.0MHzを利用しているらしい。(測定器メーカ アンリツのエリアテスタ ML8780Aのカタログ内にあるAXGPの記述より)

CDMA2000に関する周波数リスト

TSG-C C.S0057-E v1.0 Band Class Specification for cdma2000 Spread Spectrum Systems Revision E

名称 周波数 具体値 国
BC0 800MHz Band 824.70-848.31 / 869.70-893.31 いろいろ,日本(au 新800MHz)
BC1 1900MHz Band 1851.25-1908.75 / 1931.25-1988.75 –
BC2 TACS Band 872.0-915.0 / 917.0-960.0 –
BC3 JTACS Band 887.0-925.0 / 832.0-870.0 日本(au 旧800MHz)
BC4 Korean PCS Band 1750.0-1780.0 / 1840.0-1870.0 –
BC5 450MHz Band 411.0-483.0 / 421.0-494.0 –
BC6 2GHz Band 1920.0-1980.0 / 2110.0-2170.0 IMT-2000として各国共通
BC7 Upper 700MHz Band – –
BC8 1800MHz Band – –
BC9 900MHz Band – –
BC10 Secondary 800MHz Band – –
BC11 400MHz European PAMR Band – –
BC12 800MHz PAMR Band – –
BC13 2.5GHz IMT-2000 Extension Band – –
BC14 US PCS 1.9GHz Band – –
BC15 AWS Band – –
BC16 US 2.5GHz Band – –
BC17 US 2.5GHz Forward Link Only Band – –
BC18 700MHz Public Safety Band – –
BC19 Lower 700MHz Band – –
BC20 L-Band – –
BC21 S-Band – –
BC31 Wildcard Band Class – リアルではなく論理的なもの

BC=Band Class

BCの下にはBand Sub Classというくくりもあったりする。
Band Class 0 Band Sub Class 0: 北米とか(824-849/869-894MHz)
Band Class 0 Band Sub Class 2: 日本 新800MHz(824-830/869-875MHz)
Band Class 0 Band Sub Class 3: 日本 新800MHz 2012年以降の拡張領域(815-830/860-875MHz)

なので、北米機種でBC0対応であっても、日本で使えるかどうかは、Band Sub Class2と3に対応しているかどうかにかかっているということになる。

MTK MT6588は2012年10月に試験的な生産と出荷を実施

MTK手机网 :「传10月联发科将少量生产MTK6588四核芯片」より

MTKの4コア搭載の新チップMT6588は、2012年10月から少量の試験的な生産と出荷が実施される、とのこと。
出荷される先は限定されている、ということなのですが、現段階ではどこらへんに出荷されるか、という情報は入っていないようです。

MTK MT6588の詳細については、過去記事「MTK MT6588/MT6583が2013年初頭に登場予定!?」を参照してください。

まぁ、以下に同等の内容をおいておきますけれどもね・・・


「MT6588」と廉価版の「MT6583」なるチップが登場します。

スペックの要点
・Cortex-A7 1.xGHz
・MT6588は4コア、MT6583は2コア
・28nmプロセスで製造
・GPUは引き続きPowerVR SGXシリーズのSGX544
・WCDMA HSPA+ Rel.8 42Mbps/11Mbps対応(MT6583は21Mbps/5.76Mbps)
・WCDMAだけでなく中華版TDSCDMAにも対応
・1300万画素カメラ対応(MT6588のみ)


さすがにLTE対応までは盛り込んでこなかったようですが、「バッテリ駆動時間を延ばすと評判」のCoretex-A7を採用することもありますし、半年後の端末世界はdual coreじゃなければ死ね、ぐらいのことを言われそうな感じですね・・・

MIPS系Jz4770搭載のポータブルゲーム機GCW-Zero発売日決定

「MIPS系Jz4770搭載のポータブルゲーム機GCW-Zero」という記事を書いたあと、NEOGEO Xがエミュレータベースというがっかりニュースが飛び込んできたりしたのに触発されてなのか、GCW-Zero 発売日が決定した模様。

2012年10月1日に出荷開始で、10月13日にアメリカのアイオワ州Ottumwaで開催される「Grassroots Gaming Expo 2012」というイベントに出展する、とのこと。

発売日決定にともない、なのか、購入のリンクが消えていますが、Blogの記述によれば「GCW Zero Standard Edition $120.00」で、メールで問い合わせをすれば、まだ購入可能かどうかを連絡してくれるようです。

スペック概要としては・・・

CPUにIngenic Jz4770 1GHzを採用し、3.5インチ 320×240液晶を搭載
RAMは256MB、mini HDMI 1.3出力あり
Wifi通信サポート
インタフェースの言語対応:English/Russian/Japanese/Spanish

Sneak Peek at GCW-Zeroに開発中の筐体写真が掲載されている。

ここの写真を見ると交換できない場所にmicroSDカードが見える。
つまりは内蔵ストレージ、とあるものは結局のところmicroSDなようで、Special Editionの16GBというのは、ここのmicroSDを交換したバージョンであるようだ。

類似のサイズでLinuxベースの他機種と比較した写真があった。

上から、「GCW」「Gemei A330」「(たぶん)Gemei A330時尚版」「Gamei A320」という感じです。

えーと・・・なんとなくGemeiとして、こういった商品が売れなくなってきたので、スピンアウトした、という感じがしなくもないのは気のせいでしょうか・・・

スペック一覧

CPU: Ingenic Jz4770 1GHz Processor
GPU: 496MHz Vivante GC860 1080p video decoding and OpenGL ES 2.0 and OpenVG 1.1
DISPLAY: 3.5″ LCD 4:3 (320X240 pixels)
OS: Linux 2.6 working on Open Dingux
Memory: DDR2 256MB
Internal Storage: 4GB
External storage: via micro SD Up to 32GB possibly 64GB not tested at present.

Mini USB 2.0 OTG
Mini HDMI 1.3 Out
3.5mm earphone/mic/Stereo Speakers
G-Sensor/VibroShock
Wi-Fi 802.11 b/g and Wireless Multiplayer

** Media & Entertainment **
Video: MPEG4/H.264/H.263/MPEG2/MPEG4/WMV/FLV/3GP/AVI/MKV/MOV/VOB/RMVB
Audio: Mp3/Wav/Wma/Flac/Ogg/M4a/Acc
Emulation: PS1/CPS1/CPS2/NEOGEO/GBA/SFC/MD/FC/GBC/SMS/GG/GB
Images: JPG/JPEG/PNG/BMP/GIF
EBook: txt/epub/html/pdf/doc

** Basic Parameters: **
Dimensions: 143*70*18mm
Weight: 8oz
Battery: 2800mAh
Languages: English/Russian/Japanese/Spanish

MTK MT6588搭載Thunderbird i5

2012/10/05追記: iPhone5もどきについては「iPhone5もどきの中華スマフォ」、iPhone4Sもどきについては「iPhone4Sもどき機種一覧 2012/10/04版」を参照してください。


iPhone4S風Android業界に、MTK MT6577チップ搭載のものが販売開始・・・と思ったら、今度は年末ぐらいと言われていたQuadコアのMTK MT6588チップ搭載で、しかもiPhone5風というやつの話が出てきました。

現状だと、早くとも、10月30日以降っぽいですけどね。


こんな写真が出ていますが、これがThunderbird i5の実物かどうかは不明です。

Thunderbird i5
CPU MTK MT6588(quad-core 1.5GHz)
RAM 1GB
4インチIPS Retina液晶 1280*720
カメラ 前面200万画素/背面800万画素
SIMは1枚
サイズ 123.1*61.3*8.1
重さ 120g

クライアント端末にディスクイメージを配布するVMware MIRAGE

VMwareから新しい仮想デスクトップ向けのプロダクト「VMware MIRAGE」というのが登場。

・・・いや、詳細を見ていくと「仮想デスクトップ」と言えるかは、かなり微妙なんだけど、とりあえずVDIというくくりになるとは思う。

概要をみると、だいたいやりたい方向性としてはCitrix Xen Clientと似てる。
(Xen Clientは、ハードウェア制限が結構きびしいけど、これはどうなんだろうか?)

さて、とりあえず、ざらっと見た感じの特徴。

・VMware ViewはESXi上で実際のマシンが動いていたけど、これはクライアント端末上で動かす感じ
・クライアント上で仮想マシンを動かしているわけではない
 クライアント上でHypervisorを動かし、その上でクライアントOSを動作させている訳ではなく、ディスクイメージから直接Windows OSを起動している
・ディスクイメージ自体は仮想化技術の応用をしている
・クライアントとして使用できるのは以下のOS
 「XP SP2」「XP SP3」「Windows 7」
・Windowsライセンス上は各クライアントの物理マシンで直接Windowsが動作、という感じ

・各個別のクライアント端末上に存在するディスクイメージは以下に分割される
 ・ベースOS部分(Driver Library Layer/Base Layer/Departmental Application Layper)
 ・各ハードウェア固有差分(Machine Identify Layer)
 ・ユーザ固有のアプリケーション差分(User Application Layer)
 ・ユーザ固有の個人情報/デスクトップ情報など(User Data Settings Layer)
・上記のディスクイメージは、VMware Mirage Serverに転送され管理される
・OSパッチ/アプリケーション追加などはMirage Serverから行い、
 差分情報だけがクライアント端末に配布される。
・クライアント端末のハードウェアが複数あっても共通化可能

・Mirage ServerはWindows Server 2008R2上に立てる
 物理/仮想はどちらでも良い

不明な点
・クライアント端末のハードウェア制約
・導入によるクライアント端末のパフォーマンス低下の度合い
・プレインストールのクライアント端末が大量にある場合のMirage環境へのマイグレート手法