VMwareから新しい仮想デスクトップ向けのプロダクト「VMware MIRAGE」というのが登場。
・・・いや、詳細を見ていくと「仮想デスクトップ」と言えるかは、かなり微妙なんだけど、とりあえずVDIというくくりになるとは思う。
概要をみると、だいたいやりたい方向性としてはCitrix Xen Clientと似てる。
(Xen Clientは、ハードウェア制限が結構きびしいけど、これはどうなんだろうか?)
さて、とりあえず、ざらっと見た感じの特徴。
・VMware ViewはESXi上で実際のマシンが動いていたけど、これはクライアント端末上で動かす感じ
・クライアント上で仮想マシンを動かしているわけではない
クライアント上でHypervisorを動かし、その上でクライアントOSを動作させている訳ではなく、ディスクイメージから直接Windows OSを起動している
・ディスクイメージ自体は仮想化技術の応用をしている
・クライアントとして使用できるのは以下のOS
「XP SP2」「XP SP3」「Windows 7」
・Windowsライセンス上は各クライアントの物理マシンで直接Windowsが動作、という感じ
・各個別のクライアント端末上に存在するディスクイメージは以下に分割される
・ベースOS部分(Driver Library Layer/Base Layer/Departmental Application Layper)
・各ハードウェア固有差分(Machine Identify Layer)
・ユーザ固有のアプリケーション差分(User Application Layer)
・ユーザ固有の個人情報/デスクトップ情報など(User Data Settings Layer)
・上記のディスクイメージは、VMware Mirage Serverに転送され管理される
・OSパッチ/アプリケーション追加などはMirage Serverから行い、
差分情報だけがクライアント端末に配布される。
・クライアント端末のハードウェアが複数あっても共通化可能
・Mirage ServerはWindows Server 2008R2上に立てる
物理/仮想はどちらでも良い
不明な点
・クライアント端末のハードウェア制約
・導入によるクライアント端末のパフォーマンス低下の度合い
・プレインストールのクライアント端末が大量にある場合のMirage環境へのマイグレート手法