NetBackupのバックアップポリシー名を変更する

Veritas NetBackupでバックアップポリシー名を変更しようと思ったら、GUIにそういった操作が見当たらない。

調べるとコマンド bppolicynew コマンド の-renameto オプションを使うと変更できる、とのこと。

bppolicynew 元のポリシー名 -renameto 新しいポリシー名

という単純なものではあるのですが、複数をいっぺんに変更するとなるとポシリー名を間違わずに入力するのが非常に面倒となる。

バックアップポリシー一覧はbppllist コマンドで出力できるのだが、こいつには検索機能がなく、全部出力か、指定した1つ出力しかなく非常に使いにくい。

特定のバックアップタイプとか、特定のクライアントとかの検索をしやすいようにPowerShellを使って成形することとした。

「bppllist -allpolicies」は人には読みにくい形式ですが、出力される各行についてマニュアル内に解説があるのでそれに従って情報を取得することとした。

今回使用するのは

・CLASS行「フィールド1:ポリシー名」
・INFO行「フィールド1:ポリシータイプ」13=Windows,19=NDMPなど
・INFO行「フィールド11:ポリシーの有効無効」0=有効,1=無効
・INFO行「フィールド19:ポリシーを有効にする日付」(マニュアルは18となってるけど)
・INFO行「フィールド20:クラスID」ポリシー固有のID(マニュアルは19となってるけど)
・CLIENT行「フィールド1:クライアント名」

1つのポリシーに複数のクライアントが設定されている場合、CLIENT行は複数出力されるが、今回の環境ではそのような設定をしていないため考慮していない。

$tempfile = New-TemporaryFile
Start-Process -FilePath "C:\Program Files\Veritas\NetBackup\bin\admincmd\bppllist.exe" -ArgumentList "-allpolicies" -Wait -PassThru -NoNewWindow -RedirectStandardOutput $tempfile

$policyname=""
$policyname2=""

Get-Content $tempfile |ForEach-Object {
    $linetext=$_
    if($linetext.Contains("CLASS ")){
        $policyname2=$policyname
        $policyname=$linetext.Split(" ")[1]
        if($policyname2 -ne ""){
            #Write-Host $policyname2 " " $policytype " " $policyactive " " $policyclassid " " $policyactivedate
            Write-Host $policyclient "`t" "bppolicynew" $policyname2 "-renameto" $policyname2
        }
    }elseif($linetext.Contains("INFO ")){
        $policytype=$linetext.Split(" ")[1]
        $policyactive=$linetext.Split(" ")[11]
        $policyactivedate=$linetext.Split(" ")[19]
        $policyclassid=$linetext.Split(" ")[20]
    }elseif($linetext.Contains("CLIENT ")){
        $policyclient=$linetext.Split(" ")[1]
    }
}
$policyname2=$policyname
#Write-Host $policyname2 " " $policytype " " $policyactive " " $policyclassid " " $policyactivedate
Write-Host "bppolicynew" $policyname2 "-renameto" $policyname2

# New-tempfileを使用している場合は削除を忘れない
Remove-Item -Path $tempfile

なお、powershell上でDOSコマンドを実行するにあたり、ファイル出力をしないで直接PowerShellのパイプ連携を実施しようとしたのだが、実現できなかった。

このため、「-RedirectStandardOutput」で一時ファイルに出力してから処理という形を取っている。

lvglのALIGN設定を確認した

TTGO T-Watch-2020で画面にいろいろ要素を足してみる時に設定するLV_ALIGN_IN_~とかLV_ALIGN_OUT_~の違いがよくわからないのでドキュメントサイトを検索してみたけど、資料が無かった…

2020/09/08 公式に追加された「Base object (lv_obj) Alignment

仕方が無いので実際に表示をして確認してみた。

縦方向: y もしくは height
横方向: x もしくは width

文字列が長くなるので「LV_ALIGN_IN_BOTTOM_RIGHT」だったら「IN_BOTTOM_RIGHT」というように「LV_ALIGN_」の部分を省略している。

LILYGO TTGO T-Watch-2020が届いたので開発環境を作って動かしてみた

LILYGO TTGOからT-Watch-2020が登場。

販売ページ「LILYGO® TTGO T-Watch-2020 ESP32 Main Chip 1.54 Inch Touch Display Programmable Wearable Environmental Interaction
資料「https://github.com/Xinyuan-LilyGO/TTGO_TWatch_Library

発売直後に注文入れたのですが、発送される前に値下がりしてたり、中継地点のシンガポールにつくまで1ヶ月以上音沙汰がなかったりと、約2ヶ月かかるとは思いませんでした。

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中身は本体とmicroUSBケーブルだけでした。

初代T-WatchはType-Cコネクタでしたが、microUSBだとは・・・

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横についているボタンを押しても電源が入らなかったので、microUSBで電源供給してみたところテストプログラムが実行されました。

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とりあえずは問題ないようです。

では、開発環境を作って書き換えましょう。

ドキュメントとして「https://github.com/Xinyuan-LilyGO/TTGO_TWatch_Library」と「T-Watch Document」が書かれていますが、後者の記述は微妙なので無視ですね。

初期設定

(1) Arduino IDEをインストール

Arduino IDEをダウンロードしてインストール。うちの環境はWindows10なので Microsoft Storeからインストールしました。

(2) TTGO_TWatch_Library ライブラリをインストール

https://github.com/Xinyuan-LilyGO/TTGO_TWatch_Library の「Clone or download」から「Download Zip」を選択してzipファイルをダウンロード。

Arduino IDEの[スケッチ]-[ライブラリをインクルード]-[ZIP形式のライブラリをインストール]にてダウンロードしたzipファイルを指定してインストール。

追加が成功すると画面下部に以下が表示されます。

また「ドキュメント\Arduino\libraries」に「TTGO_TWatch_Library-master」が作成されます。

(3) Arduino IDE Boards Managerにespressif社のURLを登録

Arduino IDEの[ファイル]-[環境設定]の「追加ボードマネージャのURL」に「https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json」を追加する。

(3) T-Watchを選択する

Arduino IDEの[ツール]-[ボード]-[ESP32 Arduino]-[TTGO T-Watch]を選択する。(下の方に登録されている)

(4) スケッチ例からSimple Watchを呼び出す

Arduino IDEの[ファイル]-[スケッチ例]-[TTGO T-Watch]-[lvgl]-[Simple Watch]を選択する。

(5-1) Simple WatchをT-Watch-2020用に書き換える(2020/06/28以降のTWatch_Libraryの場合)

2020/06/28以降のlvgl 7.0.0対応のTWatch_Libraryの場合、SimpleWatchを選択した場合にタブで表示される「config.h」にて使用するT-Watchのバージョンを選択するようになった。
T-Watch-2020を使用する場合は、下記の様に「//define LILYGO_WATCH_2020_V1」のコメントを削除する。

// => Hardware select
// #define LILYGO_WATCH_2019_WITH_TOUCH     // To use T-Watch2019 with touchscreen, please uncomment this line
// #define LILYGO_WATCH_2019_NO_TOUCH          // To use T-Watch2019 Not touchscreen , please uncomment this line
#define LILYGO_WATCH_2020_V1             //To use T-Watch2020, please uncomment this line


// => Function select
#define LILYGO_WATCH_LVGL                   //To use LVGL, you need to enable the macro LVGL

#include <LilyGoWatch.h>

(5-2) Simple WatchをT-Watch-2020用に書き換える(2020/06/28より前のTWatch_Libraryの場合)

2020/06/28より前のTWatch_Libraryの場合、「SimpleWatch」のファイル冒頭に「// #define LILYGO_TWATCH_2020_V1 // If you are using T-Watch-2020 version, please open this macro definition」とあるように、T-Watch-2020を使う場合はここのコメントを外す必要がある。

/*
Copyright (c) 2019 lewis he
This is just a demonstration. Most of the functions are not implemented.
The main implementation is low-power standby. 
The off-screen standby (not deep sleep) current is about 4mA.
Select standard motherboard and standard backplane for testing.
Created by Lewis he on October 10, 2019.
*/

#define LILYGO_TWATCH_2020_V1        // If you are using T-Watch-2020 version, please open this macro definition

#include <TTGO.h>
#include "freertos/FreeRTOS.h"
#include "freertos/task.h"
#include "freertos/timers.h"
<以下略>

こんな感じに書き換える。

(6) Simple Watchを日本時間対応にする

SimpleWatchの「gui.cpp」というタブ内で、時刻表示が「CST-8」と設定されているので、それを「JST-9」に書き換えます。

<略>
#include "FS.h"
#include "SD.h"

#define RTC_TIME_ZONE   "JST-9"


LV_FONT_DECLARE(Geometr);
<略>

こんな感じです。

また、「gui.cpp」ではNTPサーバの接続先も設定されています。標準は「pool.ntp.org」ですが、日本国内の「ntp.jst.mfeed.ad.jp」(INTERNET MULTIFEED運営)や「ntp.nict.jp」(NICT運営)に書き換えてください。

(7) T-Watch-2020をパソコンにつなげます

microUSBケーブルを使ってT-Watch-2020をつなげます。

USBシリアルCP2104用のドライバがインストールされていない場合は https://t-watch-document-en.readthedocs.io/en/latest/download/index.htmlCP2104の公式ページなどからSilicon Labs Virtual COM Port (VCP) Universal Driverを入手してインストールします。

(8) T-Watch-2020が接続されたCOMポートを指定します。

Arduino IDEの[ツール]-[シリアルポート]にてCOMポートを指定します。

Arduino IDEの[ツール]-[Upload Speed]は「1152000」と指定しています。この速度はT-Watchのサンプルコードのシリアル入出力で見かける速度指定なので使っています。

それ以外の項目は特に変えていません。

ちなみに「PortPop」というアプリをインストールしておくと、デバイスをつなぎWindows上でCOMポートとして認識した時点で、何番として認識されたのかを教えてくれるので便利です。

(9) コンパイルと書き込み

Arduino IDEの[スケッチ]-[マイコンボードに書き込み]を選択して、コンパイルと書き込みを実行します。

(10) 完成

WiFiをスキャンしてSSID一覧を作り、そこから接続先を選択し、キーを入力することで、ネットワークに接続し、NTPサーバから時刻同期を行う、ということが可能となりました。

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画像

Simple Watchの操作は「画面タッチ」です。横の丸ボタンは画面ON/OFFのみのようです。

また、WiFi以外に「Settings」「SDcard」「Camera」などのメニューがありますが、現状未実装です。押しても何も発生しません。

次に作るものは、と製品紹介ページに載っている下記画像を実現できるソースコードを探してみたところ・・・

画像

LilyGoGui」でした。

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が・・・時間が変わらないのでおかしいな、とソースを見てみると、画面表示のサンプルなだけで、全てが固定表示だったという・・・

そっか・・・時計実装は自前でやらなきゃならないのか・・・

CentOS7でrshが使えない

古い環境から移行するために、CentOS7環境でのテストを実施中。

該当環境ではrshを使っていたので、CentOS7にrshパッケージを追加して、コマンドを実行してみると・・・

# rsh 192.168.100.101 hostname
poll: protocol failure in circuit setup
#
# firewall-cmd --get-services
RH-Satellite-6 amanda-client amanda-k5-client amqp amqps apcupsd audit bacula bacula-client bgp bitcoin bitcoin-rpc bitcoin-testnet bitcoin-testnet-rpc ceph ceph-mon cfengine condor-collector ctdb dhcp dhcpv6 dhcpv6-client distcc dns docker-registry docker-swarm dropbox-lansync elasticsearch etcd-client etcd-server finger freeipa-ldap freeipa-ldaps freeipa-replication freeipa-trust ftp ganglia-client ganglia-master git gre high-availability http https imap imaps ipp ipp-client ipsec irc ircs iscsi-target isns jenkins kadmin kerberos kibana klogin kpasswd kprop kshell ldap ldaps libvirt libvirt-tls lightning-network llmnr managesieve matrix mdns minidlna mongodb mosh mountd mqtt mqtt-tls ms-wbt mssql murmur mysql nfs nfs3 nmea-0183 nrpe ntp nut openvpn ovirt-imageio ovirt-storageconsole ovirt-vmconsole plex pmcd pmproxy pmwebapi pmwebapis pop3 pop3s postgresql privoxy proxy-dhcp ptp pulseaudio puppetmaster quassel radius redis rpc-bind rsh rsyncd rtsp salt-master samba samba-client samba-dc sane sip sips slp smtp smtp-submission smtps snmp snmptrap spideroak-lansync squid ssh steam-streaming svdrp svn syncthing syncthing-gui synergy syslog syslog-tls telnet tftp tftp-client tinc tor-socks transmission-client upnp-client vdsm vnc-server wbem-http wbem-https wsman wsmans xdmcp xmpp-bosh xmpp-client xmpp-local xmpp-server zabbix-agent zabbix-server
#

「rsh」というのがあるが、これはサーバ側としての設定で、実際に設定しても状況は変わらない。

# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=rsh
success
# firewall-cmd --reload
success
# rsh 192.168.100.101 hostname
poll: protocol failure in circuit setup
#

じゃぁ、ポートの何番を開けたらいいのかというあたりについて調べるとRedHat KB「rsh 接続が使用するポート数を確認する」が見つかる。

詳細はログインしないと見れないが、ログインしなくてもみれる部分に「しかし、ファイアウォールでその他のポート (512~1023) も許可しないと、接続が成功しません。」と書いてある。

基本的には1023番から順に使われていないポートを探していく、という設定になっている。

このため通常の実用上は1020~1023の4ポートをあけておけばなんとかなるようである。

なので、firewalldに対する設定としては「firewall-cmd –permanent –zone=public –add-port=1020-1023/tcp」で行うこととする。

# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=1020-1023/tcp
success
# firewall-cmd --reload
success
# rsh 192.168.100.101 hostname
testserver
#

問題無く動作した。

TTGO T-Watch用開発環境の作り方2020年3月版

最初に入手したときと作成手法が変わっていたのでメモ書き

(1) Arduino IDEをインストール

Windowsの場合、Microsoft StoreからArduino IDEをインストールする。

(2)githubのTTGO_TWatch_LibraryをArduino IDEに組み込む

githubの https://github.com/Xinyuan-LilyGO/TTGO_TWatch_Library にて「Download ZIP」を行い、T-Wach用ライブラリzipをダウンロード。

次にArduino IDEを起動して、「スケッチ」-「ライブラリをインクルード」-[.ZIP形式のライブラリをインストール」を選択し、ダウンロードしたT-Watch用ライブラリzipを読み込む。

この結果、「スケッチ」-「ライブラリをインクルード」を開くと下の方にある「提供されたライブラリ」の下に「TTGO T-Watch」が追加される。

(3)Ardbuino IDEのボードマネージャにESP32を追加

Installation instructions using Arduino IDE Boards Manager」に書いてあるとおりだけど、「ファイル」-「環境設定」を開き、「追加のボードマネージャのURL」に「 https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json 」を追加します。

なお、既にURLが書かれている場合は「,」で区切ることで複数のURLを記述できます。

追加した後は「ツール」-「ボード」-「ボードマネージャ」を選択し、検索欄に「esp32」と入力すると、「esp32 by Espressif SYstems」というのが登場しますので、それをインストールします。

(4) ボードでTTGO T-Watchを選択する

「ツール」-「ボード」から「TTGO T-Watch」を選択する。