DynaBook SS002について思い出したことメモ

twitterで、DynaBook SS001を見かけた

で・・・うちではDynaBook SS002を使っていたなぁ、と懐かしく思ったついでに思い出したことをメモ書き。

———————————————————–
うちに来た最初のパソコンは、父親の会社で試験導入されたIBM PS/55 Noteでした。
まぁ、これは、しばらくうちにありましたが、本導入では東芝DynaBook SS002になりました。

DynaBook SS002は、フロッピードライブが左右に2つ、
バッテリーで保護されているRAMドライブ、、
そして、ATOK7の辞書が保存されているROMドライブがありました。

このATOK7がROMで存在しているという点と、バッテリーを抜かないと消えないRAMドライブがあるというのは、ハードディスクがまだ高額だった当時、すごいアドバンテージでした。

DynaBook SS002がすごかったのは、このRAMドライブからのMS-DOS起動も可能だったので
軽い運用であれば、フロッピーを使わない、ということも可能でした。
ただ、DynaBook SS002では、RAM総容量が1MBで、そこからOSの通常用として640KBもってかれてるので、残りで拡張RAM領域(EMS)と、RAMドライブを作らなければならない、という状態です。(RAMドライブにどれだけ割り当てるかは、BIOS設定だったはず)
なので、ちゃんと使おうとするとRAMカードの増設が必要でした。

さて・・・

DynaBookは、DynaBook SS001というフロッピードライブが1つだけのモデルから始まりました。(1989/6)
次にDynaBook SS02Eというハードディスクが20MBだか載ったモデル。(1990/2)
その次にDynaBook SS002というフロッピードライブが2つのモデルが出ました。(1990/6)

SS001とSS02Eは、増設できるRAMカードが2MBまで、という制約がありました。
それに対して、SS002は8MBまで増設できました。

えぇ・・・この8MBカードを買いましたとも!

これにMS-DOS 3.1をいれ、フロッピーを使わずにOSを起動させていました。

MS-DOS3.1の話

DynaBook・・・というか東芝J-3100シリーズの初期はいろいろアレでした。
入手した当時は知らなかったのですが、東芝MS-DOS3.1というのは、各機種ごとにカスタマイズされており、他の機種用のMS-DOS3.1ではうまく動かないことがある、というのがあったようです。

MS-DOS3.1におけるIBM PC用英語ソフトの動作について

この時代はコマンド何だったかな?
思い出せないけど、英語モードに切り替えることで、IBM PC用のソフトを動かしてた。
まぁ、日本語モードのままでも動くソフトもあったけどね。
英語フォントで枠を表現してないソフトであれば、実用上問題はなかったと思う。

MS-DOS5の話

DOS/Vの波が押し寄せつつあるところで東芝版MS-DOS 5のリリースである。
DynaBook SS002にとっては、内蔵ROMのATOK7辞書が使えないという欠点もちではあるものの、
RAMディスクに関しては問題なく使用でき、また、いろいろ新機能とかあったので、使い始めた。

このバージョンでは、DOS/V互換機能はなかったが、
ユーザによる低解像度向けDOS/V(DOS/C)展開が行われ
初期はDOS/Cモード中の日本語フォントは、ファイルとして所持しなければならないというところから始まり、
最終的にはROM上にある日本語フォントを利用することができるFONTXJが提供され
それを使用することで快適に利用することができた。

たとえば、J-3100/DynaBook用ソフトだと80文字x24文字しか表示できないところ、DOS/V対応ソフトをフォントサイズを9ptとしたDOS/V環境で使うことにより多くの文字数を表示させる、ということをやっていた。

MS-DOS6.2

東芝版も出て、これはVGA搭載機種ではDOS/V対応だったはず。
DynaBook SS002でも動くものの、あまり利点がなかったような覚えが・・・

改造:1.44MBフロッピー対応

DOS/V化の話とほぼ同時期に、1.44MBフォーマットの読み書き改造という波もあった。
当時の国産機は1.2MBフォーマットが主流。
回転数がちょっと違うIBM PC系の1.44MBフォーマットが使えないのであった。

話の起源がどこかは知りませんが、フロッピードライブの回転設定をスイッチで変更する+DOSに常駐ソフトを組み込む、ことで、1.44MBフォーマットに対応させる、という改造がはやったので行いました。
標準のフロッピードライブでは対応していなかったので、はばらで単品ドライブを買ってきて改造していました。

最初に使ったドライブはどこのだったかなぁ・・・NEC?TEAC?
そのうち、テラドライブ用のフロッピードライブがT-ZONEを起点にだいぶ流通していたので、それを使ったやつも作りました。

改造:CPU載せかえ

DynaBook SS002のCPU 8086を、NECのV30に置き換える、という改造もありました。
1台しかパソコンを持ってないので、リスク度合いが高くやりませんでしたけど・・・
半田付けされている8086を取り外して、V30をワイヤで取り付けるという、なかなかハードな内容でした。

改造:パラレルポートにSCSI接続
パラレルポートをソフトで制御してSCSIディスクを接続する、という手法が生まれました。
J-3100界隈では、EasySCSIという名前で知られていました。

ジャンク屋で、SCSI HDDと、D-SUB 25ピンコネクタと、50ピンフラットのSCSIケーブルを買ってきて、ケーブルぶったぎってD-SUBに半田付けして、つなげて使っていました。
東洋計測器(計測器ランド)とかあのあたりはお世話になりました。

改造:バッテリーの中身入れ替え
へたってきたバッテリーの中身を載せ替えて使ったりしていました。

HUIONの液晶ペンタブレットGT-185HDを使った!

<注意>
この記事より後に書いた「HUIONの液晶タブレットのまとめ 2015年夏ベース」の方がまとまっています。

また、このページで紹介しているGT-185HDは短命に終わり、その後、液タブが2世代変わって、ペンも世代が変わった新製品を試したものとして下記の2つを書いています。
2017年8月「HUIONの液晶ペンタブレット KAMVAS GT-221 Proを使ってみた
2017年12月「HUIONの液晶ペンタブレットKAMVAS GT-156HD v2を使ってみた


中国HUION社の液晶ペンタブレットGT-185HDをAmazonで買ってみました。

(2016/06/16 追記:いまtwitterで話題になってるやつはGT-190です。GT-185HDの1世代前で画面解像度が低く、VGA/DVI接続のみとなっています。モデルの違いについては→「中華ペンタブメーカHUIONの液タブGT-220/GT-190/GT-185HD」)

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開梱や設置について


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さて、今回、GT-185HDを、Windows VistaのパソコンにDVI-I接続で繋ぎました。

ドライバをインストールするにあたり重大な注意点。
ワコムペンタブユーザは、一度ワコム用ペンタブドライバををアンインストールする必要があります。
ワコム用ペンタブドライバをアンインストールしないと、HUION用ペンタブドライバをインストールできません。
(なお、筆圧感知や調整できなくてもいいのなら、専用ドライバをインストールしなくても動くことは動きます)

HUION用のドライバは製品添付のCDか、もしくはメーカページからダウンロードします。
もしくは、と書いたのは、香港からの発送時に、法律と配送会社の約款の兼ね合いでドライバCDを添付することができない・・・ことがあるからです。

HUION公式のページは下記の3つあるようです。
・英語のサイトの「huion-tablet.com
・英語の直販サイト「huiontablet.com
・中国語のサイトの「www.huion.cn
どこのサイトにいっても、同じバージョンが入手できるようだ。
とりあえず英語サイトの「Driver download service」で自分の持ってる機種のドライバをダウンロードしてインストールすること。

GT-185HDをWindowsで使うなら、「HUION WINDRIVER GT-185HD」を探してダウンロードします。

ドライバをインストールするとタスクトレイに「Pen Display」というアイコンが増えます。
pendisplay
スタートメニューにも登録されます。

このPen Displayでペンタブレットの動作を設定します。
pendisplay1

筆圧感度設定はここで行います。右に動かすと細い線が描きやすくなります。

標準インストール状態だと「タブレットPCサポート」にチェックが入っていません。
WinTAB API用となっています。
「タブレットPCサポート」にチェックを入れるとTable API用になるようです。
絵描きソフトによってはチェックを入れないと動かないことがあります。

絵を描き始める前に、まずは「ペン表示キャリブレーション」を選択し、ペンのずれ調整をします。
(しないとずれが大きいはずです)
pendisplay2
十字の真ん中の赤い点をペン先でクリックするという作業を計9箇所に対して行い調整します。

次に「詳細設定」。ここで画面の左右についてる物理ボタンに割り当てるキー操作を指定します。
pendisplay3

画面の左右にそれぞれボタンがありますが、どちらも同じ機能を持ちます。
設定したいキーをクリックすると、下記のウィンドウが開き、指定ができます。
pendisplay4

標準ではPhotoshopで使用する場合に便利な設定がされています。


さて・・・
実際に絵を描いてもらいました。

といっても、描いてる光景をアップするのを拒否られたので、感想を文面にして・・・

(2015/08/07記述修正)

— ハードウェアまわり —
Cintiq 12WXから比べると、厚さが増しているが、使ってみると気にはならない。
それよりは画面が大きくなっての利点の方が大きい。
画面が熱を持って熱い、といったことは特に起きていない。

— ペンについて —
ペンを持つと、中に電池が入っている割に、ワコムのものに比べて少し重量が軽い。
ペンを持ったときの重心バランスとしては特に問題を感じてはいない。
ペンを使って線を引くときに、ワコムの場合と比べた違和感を感じる。
力を入れて描くとペン先が少し沈みこむが、そのときの動く幅がワコムのものに比べると大きく、同じような力加減で描こうとすると、予想以上にペン先が沈み込み、そのため線がぶれてしまうため、慣れが必要だ。

— 絵描きソフトでの動作について —
ワコムCintiq 12WXを使用していた時から比べて、「CLIP STUDIO PAINT」は違和感は少ない。「SAI」は違和感がある。
おそらくHUION製のタブレットドライバのAPI動作に問題があると思われる。
下記に詳細を書く

— SAI1とSAI2 —
SAI1を起動するとペンが動かないことが良くある。動かない時は、一度SAI1を閉じ、CLIP STUDIO PAINTなどを起動し、そちらでペンが動くのを確認した後、再度SAI1を起動すると動いたりする。
スムースに動くときもあれば、線がうまく引けずよれよれになる時もあるなど、全般的にSAI1での動作状況が安定しない。

現在開発が進んでいるSAI2の方は起動すると、WinTAB APIのエラーと表示され使用できないが、設定で回避できる。
HUIONタブレットの設定ソフト(Pen Display)を起動し、「タブレットPCサポート」にチェックを入れてから、SAI2の設定で「Tablet APIを使用」にチェックを入れると使える様になる。
SAI2は、Tablet APIで使うと、特に問題なく動作する。

— CLIP STUDIO PAINT —
特に問題はない

— その他の細かいところ —

画面の端にペンが届かない。(表示画面上でペンによるアクセスができない領域がある。マウスだとアクセスできる)
1900×1000ぐらいの大きさでアプリを広げて対処している。

標準の筆圧感度では、細い線が引きにくい。
Pen Displayの「筆圧感度」設定を右側にスライドさせると、細い線が引きやすくなる。

ペンを強く押した時、ワコムに比べてペン先が大きく動く。
このため、線を引いている時に、圧力を変えると、ペン先が動き、直線がちょっとずれる。

描いているときにペン先がきゅっきゅ鳴る。

ペン先のヘリが早い
2時間ぐらい描いたあとの新品ペン先との比較
IMG_4992s
果たして、他の素材に替えたりはできるのか?

たぶん、ワコムの液タブを使ったことない状態からであればあまり気にならないのではないかと思う点がいろいろある。

これからしばらく使ってもらっての続報をまた掲載します。


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HUIONの液晶ペンタブレットGT-185HDが届いた!(開梱編

中国HUION社の液晶ペンタブレットGT-185HDをAmazonで買ってみました。

関連記事
購入方法について
ドライバインストールなどについて

まだ発売されたばかりで、日本に在庫がないため、香港発送になったため、発注から8日かかって到着しました。

外箱はこんな感じで、これに配送関連の書類が貼り付けられています。
IMG_4951s

中箱
IMG_4953s

なお、外箱と中箱の間には破損防止用に固いボードが前後に1枚ずつ入れられており、よっぽどのことがないと中箱内まで貫通するような損傷が発生しにくいようにしてありました。

箱の中身
IMG_4955s

ここで問題発覚。
電源ケーブルがイギリス/香港仕様で使えない。手持ちで余っていた一般的な電源ケーブルを使って回避。
(2015/07/30 13:00追記 今後の日本向け出荷では日本用の電源ケーブルにするとのこと)

ディスプレイ接続用のケーブルとして「VGAケーブル」と「HDMIケーブル」の2種類が入っていました。
DVI-I接続したい場合は別途用意する必要があります。

電源の箱には、ペンやペン先などの小物と背面アングル取り付け用のネジ4本が入っています。
また、ネジを回すためのドライバも添付品として入っていました。
IMG_4969s

付属品を取り除くと液晶とご対面です。
IMG_4958s

スクリーンプロテクタが1枚取り付けられています。
また、さらに予備が1枚あります。

背面から見るとこんな感じです。
IMG_4968s
画面正面から見て右側に各種コネクタがあります。

背面アングルの構造はこんな感じです。
IMG_4970s
「↓」のところを引っ張るとロックが解除され動かせるようになります。
ぎざぎざの谷のところでストップができ、角度の調整を行うことになります。

取り付けるとこんな感じです。
IMG_4973s

今回、ワコムCintiq 12WXの置き換えなので、並べて見ます。
IMG_4975s

ペンを比較
IMG_4989s

上がGT-185HD製品添付の充電池内蔵のペンです。
ごらんのように充電ケーブルを付けて充電します。
・・・てっきり、ペンおき台に置くと充電されるのかと思ってたんだけど、違った!
電池が入ってる分、GT-185HDの方が重いかな?と思ってたんですが、ワコムの方が重い感じです。

設置!
IMG_4986s

さて、これからいろいろやってきますよー

続き

あれ以外の何か with “偽春菜”についてのメモ

古いディスクの中を見ていたら、「haruna」というフォルダを発見。
中には「ha3735h952000p35.exe」と「ha3737h952000p3752pt010117diff.exe」が。

「ha3735h952000p35.exe」は配布本体。
実行すると、解凍先フォルダの指定ができるが、手でパスを入力しなければならないので少々面倒。
なので、インストールしたいフォルダをつくり、そこに「ha3735h952000p35.exe」と「ha3737h952000p3752pt010117diff.exe」をコピーしておくと良い。

「ha3735h952000p35.exe」を実行し、解凍先フォルダは相対パス「.\」(標準値)を指定すると展開される。
展開されるバージョンは下記となる
  あれ以外の何か with “偽春菜”
  v3.7.35h.95-2000 phase 35
  for Windows95/98/NT4/2000

続いて更新差分の「ha3737h952000p3752pt010117diff.exe」を実行、同じく解凍先フォルダは「.\」で展開。
この段階のバージョンは2001年1月17日公開の下記となる
  あれ以外の何か with “偽春菜”
  v3.7.37h.95-2000 phase 37.52 publictest 010117-A
  for Windows95/98/NT4/2000

さて・・・ここから少し、昔話。
ベースとなるのは記憶と、当時IRCで話したチャットログ。
日付を明記しているものはチャットログから持ってきたものとなる。


2000年10月7日、有料になった、「ペルソナウェア with “春菜”」がリリースされた。(2000/10/10 窓の杜「デスクトップキャラクター「ペルソナウェア」がv1.00にバージョンアップ」)

無料版(ver0.9x)ユーザだったので、速攻買ってみて(10/8 1:07に購入申し込みして、14:08に購入手続き案内が来て、19:56にライセンスキー発行されてた)、起動してみたものの、無料版とは異なるキャラデザにされてしまい、かわいくなくなった春菜に対してどうにもこうにも違和感が・・・
また、無料版で作成されたユーザ作成のキャラクターデータを使用することができないため、しばらく使っていたものお気に入りのキャラが有料版にはいないため、1ヶ月しないうちに使用をやめた。

で、2000年11月5日、たまたま「偽ペルソナウェア with “偽春菜”」と超ストレートなけんかを売ってる名称で配布しているものを発見。
起動してみると、基本的なインタフェースやしゃべる内容のいろんなところがペルソナウェアのパロディで構成されているが、メインとなる2人のキャラの掛け合いが面白い。

オリジナルのペルソナウェアは1人で定型文をしゃべる、という感じだった。
そこに対して、キャラ2人が漫才のような会話を繰り広げる、というところがよかった。

ここから常用を開始した。

最初はキャラは固定で、謎生物のほうは「うにゅう」という名前であることはわかるもの、女の子の名前は明記されていなかった。
うにゅうがカードキャプターさくらをぱろって「さくら」と呼びかけるのに対して、女の子は「さくらじゃない」と否定していたので、少なくとも、「さくら」ではない、しいて言えば「偽春菜」か「春菜」でも、偽ってのはなぁ、というのが当時の認識。

徐々に有名になってきたのが2000年12月。

このころには、キャラ変更機能とか、ヘッドラインセンサのユーザによる追加など、カスタマイズ機能が増えてきた。
また、下旬くらいにSSTPという外部ソフトから偽春菜にしゃべらすためのプロトコルが制定され、いろんなソフトや、Webページで実装されはじめる。

掲示板にアクセスするとしゃべるってのは、うちでも実装した。

そのほかに、当時使っていたメッセンジャーICQ(といってもこの時期はOdigoという互換を使っていた)で届いたメッセージを偽春菜にしゃべらせたいなぁ、と思って、当時持っていたVisual CでコンパイルできるICQ互換ソフトを探して見つけたのがMiranda ICQ(現Miranda IM)。
これを改造してSSTPに対応させて使っていました。(実際に、これをやったのは2001年1月初旬~中旬の話)

2000年12月中旬ぐらいにはブームが始まっていた、といってもいいかもしれない。

あけて、2001年。

1/9ぐらいから配布ページが表示できないことが頻発しだした。
1/12にサーバ管理会社から、一部のCGIの負荷により発生していた、との告知がでたりするぐらいに使う人が増えていた模様。

1/11~1/15あたりのバージョンから「haruna.exe」が「sakura.exe」になる。
このころから水面下では、いろいろあったのではないかと思われる。

1/25に配布ページに、本家から物言いがついた、との内容が掲載される。
(ちなみに、このころの本家は、一度切り捨てたver0.9x用キャラデータを有料版ver1.0xで使えるコンバータを公開し始めていた)

1/26には、新バージョンphase 40.00が公開され、アプリ名は「あれ以外のなにかwith ““」で初回起動時に「」にあたる名称を入力させる、というものになっている。
「*」なので、「任意」と呼ばれだす。(まぁ、「任意」が定着するのは2月以降だけど)

2/5 配布終了。最終版は「ha3740h952000p4001pt010126diff.exe」(手元に無い

で、しばらくは、表に出てこない状態が続く。

2/21ごろから、若干見え出してくる。
そして、2/25 http://nh.mikage.to:8787/sakura/test.html で新バージョンの話が具体的にでるが、この段階では、バイナリのリンクは出ていなかった。

そして、伺か、とかになっていく・・・


さて、話を戻します。

今回、発見された、2001年1月17日、というのは、そんな熱いさなかのsakura.exeに変わってすぐのバージョン。
この時代は、Windows XPが登場する前で、まだWindows 98ユーザがメインだった時代です。
(Windows2000なんて安定性がほしいユーザが使う、どちらかといえば珍しいものでした)

透過表示、スムースな画像切り替えなど、どのようなAPIで実装するかが試行錯誤されていた時代になります。
Win95,Win98,Win2000と、それぞれ微妙に動作が異なる場合があり、実装の見直しがいろいろ行われ、バージョンが頻繁にあがっていました。

そのような時代背景があるため、現代のWindows 8.1, Window10環境で動かそうとした場合、そのまでは適切に動作しないところが見られます。
このため、sakura.exeを互換モードで動かす必要があります。

私が試した限りでは互換モードは「Windows 98 / Windows ME」で、追加で「カラーモードを制限する」にチェックをいれ、16ビット(65536カラー)にすると、アニメ時に白くなってしまう現象が発生しなくなった感じです。

また、現代で使用するにあたり、標準で搭載されているヘッドラインセンサは大体死んでます。
GORRY’s Homepage「「偽春菜」サポートページ」にて配布している「ヘッドラインセンサーセット 20010228a」の中の「湘南日記放送局(SDB)」を修正すると、好きなURLにあるテキストファイルを取得することができます。
「Phase 37.99以降対応済。」とありますが、「phase 37.52」でも使えました。
(たぶん、Phase 37.99で登場した新機能も対応済、という意味なんでしょう)


当時を知らないと理解できそうにないことについてのメモ

・起動時のメッセージ
ペルソナウェアの起動メッセージのパロディ。
内容については、完全に茶化しているものになっている。
名前の由来とかも、オリジナルが言ってた内容がベースとなっている。

・「ブラックリスティング」という言葉がさすこと
ペルソナウェアの製品版は、Vectorで購入すると個人ごとのパスワードが発行される、という形式だった。
だれかが、そのパスワードが掲示板で公開したことに対して、
そのパスワードを無効化するブラックリスト処理を
2000年12月下旬公開のver1.0.1から搭載していた。
それを揶揄している。

・起動時間について
正常にカウントできない気がする。
昔はちゃんとカウントしていて、100時間あたりを越えてるときに起動時間を聞くと「殺す気か!」と言われた。


掲示板をsstp対応にしていた時代のperlソースを見てみたら、こんな記述が・・

# $port=11000;
$port=9801;

そっか、ポート番号が途中で変わったんだっけ。

どんな内容をしゃべらせていたのか、掲示板にアクセスしたときに送っていた内容はこんな感じ・・・(実際の設置事例とは名称を変更している)

$nise_head="\\OSAKANA掲示板の配達やで~\\w9\\h\\s0ご一緒に\%meもいかかですか?\\n\\n\\w9\\u\\n一番上が最新やで~\\w9\\w9";
$nise_head="\\h\\s0OSAKANAって飼われてるって\\w8ほんと?\\n\\uほんとやないか?\\nだって\%mtなんやろ?\\n\\w5\\h\\s2えっ\\w9\\s1どきどきするね。\\n\\n"; 
$nise_head="\\h\\s0OSAKANA掲示板だよっ!\\n.\\w8.\\w8.\\w8で、OSAKANA掲示板ってなに?\\n\\uOSAKANA掲示板とゆ~わな\%dmsとゆーことや\\n\\h\\s4へ~\\n\\n";
$nise_head="\\uOSAKANA掲示板爆弾投下!\\h\\s0畜米英鬼をうち倒せっ!\\n\\n";
$nise_head="\\h\\s0OSAKANA掲示板って\\w5\\s1\%mzってほんと?\\n\\uほんとやないか?\\n\\w5\\h\\s2えっ!\\w5.\\w5.\\w5.\\n\\uなんやと思っとったんや\\w5.\\w5.\\w5\\n\\h\\s1言えないよ\\w5.\\w5.\\w5.\\n\\n";

ここからは画像コレクションです。

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2024/07/23追記

別のディスクから2001年5月の inverse4740_withoutshelltest.exeinverse5074_withoutshelltest.exe も発掘された

中国HUION社の液晶ペンタブレットやペンタブレットの購入方法

中国にあるShenzhen Huion Animation Technology社(深圳市绘王动漫科技有限公司)では、「絵王」という社名からわかるように、絵を描くための道具を売っています。
現在のラインナップは「ペンタブレット」「液晶ペンタブレット」「LEDランプのトレス台」です。

以前はこれを買おうとすると、メーカ直売(Huion Store)やAliexpressのメーカストア(Huion Store)で買ったり、よくわかんない人がAmazonで売ってるのを買ったりするしかありませんでした。

しかし、今年に入り 日本での販売戦略を見直したようで、日本のAmazonでメーカが直接出品するようになりました。
HUION-JPのストア」です。(公式blogのお知らせ)

HUION-JP以外の出品者は、メーカとは関係ない販売者なので、あまりお勧めはしません。
見分けるには各製品ページを見た際に、「この商品は、HUION-JP が販売」と書かれていることを確認してください。

また、「この商品は、HUION-JP が販売」とあっても、下記のように「この商品は、HUION-JP が販売、発送します。」と「この商品は、HUION-JPが販売し、Amazon.co.jp が発送します。」の2種類があります。
huion-jp
huion-jp2

これは、発送場所の違いになります。
「Amazon.co.jpが発送します」とある場合は、東京にあるAmazonの倉庫から発送されます。
普通のペンタブレットやトレス台などの大半の商品はこちらになるようです。
この場合は、普通にAmazonが販売している場合と同じようになります。

「HUION-JP が販売、発送します。」とある場合は、香港のHUION社の倉庫から発送されます。
Amazon倉庫の在庫が切れた場合や、最新モデルはこちらになるようです。
GT-185HDは2015/07発売モデルなのでこちらです。
こちらは、香港からの配送になるため、届くまでに時間がかかります。
配送業者としては、主に「EMS(郵便局取り扱いの国際宅配便みたいなもの)」
液晶タブレットなど大物は「FedEx(国際宅配便業者)」が使われるようです。

どの業者が使われているかは、「配送状況の確認」の右下のところに記載があるので確認します。
配送
上記は液晶ペンタブレットを買った場合の実例ですが、「FedEx」での配送となっています。

「配送状況の詳細」がない、となっていますが、「発送済み」となってから、配送状況を確認できるようになるまで24時間~48時間かかります。
運が悪いと3日ぐらいかかります。
これについては、海外発送の場合に良くあることなので、気にしてはいけません。

ただ、Amazonの上記表示は、簡略化された表記になっています。
たとえば、香港発送のFedExの場合、FedExのサイトで確認できる内容と、Amazonで確認できる内容に差がありました。
なので、Amazonは参考程度にとどめ、きちんとした内容を確認したい場合は配送業者のトラッキングページ、「Fedex」や「日本郵便番号検索」で確認してください。

そして、EMSかFedExなら、「発送済み」となってから日本に入ってくるまで5~7日ぐらいを見込んでおくといいと思います。ひじょーに運がいいと2日で届きます。

FedEXのトラッキングのページのサンプルを下においておきます。
配送2
これは、香港を飛び立ったあたりのものになります。
この段階までくると、到着予定日の範囲がかなり狭まります。

HUION-JPでは基本使ってないようなんですが、参考情報としてRegistered Mail(国際書留)の場合について記載しておきます。
China or HongKong取り扱いのRegistered Mailの場合は飛行機に乗るまでに時間がかかり、遅い場合には14日ぐらいなぁ、といったところ。大体は7~10日ぐらいで届きます。
最近はなぜか配送料金がやすいらしいオランダ(NL)やスウェーデン(SE)取り扱いのRegisterd Mailというのもあり、その場合は配送記録に載るまでに7日ぐらいかかり、配送記録に載ってからは14日程度で到着するようです。

なお、FedExの場合はかなり高い確率で、Registered Mailの場合は稀に、税関で消費税をかけられます。
GT-185HDの場合、2300円程度となります。(物品のドル価格に応じた消費税がかかる。ドル/円レートにより微妙に金額が変動する)
FedExの場合は、到着後1週間ぐらいすると郵便で振込用紙が届きますので、支払う必要があります。(コンビニ振込み対応)


最新モデル 約19インチ
GT-185HD
22インチ GT-220
旧世代 約19インチ
GT-190

2015/07/30追記

HUION GT-185HDが届きました。
以下に関連記事を書いています。
開梱や設置について
使用について