DynaBook SS002について思い出したことメモ


twitterで、DynaBook SS001を見かけた

で・・・うちではDynaBook SS002を使っていたなぁ、と懐かしく思ったついでに思い出したことをメモ書き。

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うちに来た最初のパソコンは、父親の会社で試験導入されたIBM PS/55 Noteでした。
まぁ、これは、しばらくうちにありましたが、本導入では東芝DynaBook SS002になりました。

DynaBook SS002は、フロッピードライブが左右に2つ、
バッテリーで保護されているRAMドライブ、、
そして、ATOK7の辞書が保存されているROMドライブがありました。

このATOK7がROMで存在しているという点と、バッテリーを抜かないと消えないRAMドライブがあるというのは、ハードディスクがまだ高額だった当時、すごいアドバンテージでした。

DynaBook SS002がすごかったのは、このRAMドライブからのMS-DOS起動も可能だったので
軽い運用であれば、フロッピーを使わない、ということも可能でした。
ただ、DynaBook SS002では、RAM総容量が1MBで、そこからOSの通常用として640KBもってかれてるので、残りで拡張RAM領域(EMS)と、RAMドライブを作らなければならない、という状態です。(RAMドライブにどれだけ割り当てるかは、BIOS設定だったはず)
なので、ちゃんと使おうとするとRAMカードの増設が必要でした。

さて・・・

DynaBookは、DynaBook SS001というフロッピードライブが1つだけのモデルから始まりました。(1989/6)
次にDynaBook SS02Eというハードディスクが20MBだか載ったモデル。(1990/2)
その次にDynaBook SS002というフロッピードライブが2つのモデルが出ました。(1990/6)

SS001とSS02Eは、増設できるRAMカードが2MBまで、という制約がありました。
それに対して、SS002は8MBまで増設できました。

えぇ・・・この8MBカードを買いましたとも!

これにMS-DOS 3.1をいれ、フロッピーを使わずにOSを起動させていました。

MS-DOS3.1の話

DynaBook・・・というか東芝J-3100シリーズの初期はいろいろアレでした。
入手した当時は知らなかったのですが、東芝MS-DOS3.1というのは、各機種ごとにカスタマイズされており、他の機種用のMS-DOS3.1ではうまく動かないことがある、というのがあったようです。

MS-DOS3.1におけるIBM PC用英語ソフトの動作について

この時代はコマンド何だったかな?
思い出せないけど、英語モードに切り替えることで、IBM PC用のソフトを動かしてた。
まぁ、日本語モードのままでも動くソフトもあったけどね。
英語フォントで枠を表現してないソフトであれば、実用上問題はなかったと思う。

MS-DOS5の話

DOS/Vの波が押し寄せつつあるところで東芝版MS-DOS 5のリリースである。
DynaBook SS002にとっては、内蔵ROMのATOK7辞書が使えないという欠点もちではあるものの、
RAMディスクに関しては問題なく使用でき、また、いろいろ新機能とかあったので、使い始めた。

このバージョンでは、DOS/V互換機能はなかったが、
ユーザによる低解像度向けDOS/V(DOS/C)展開が行われ
初期はDOS/Cモード中の日本語フォントは、ファイルとして所持しなければならないというところから始まり、
最終的にはROM上にある日本語フォントを利用することができるFONTXJが提供され
それを使用することで快適に利用することができた。

たとえば、J-3100/DynaBook用ソフトだと80文字x24文字しか表示できないところ、DOS/V対応ソフトをフォントサイズを9ptとしたDOS/V環境で使うことにより多くの文字数を表示させる、ということをやっていた。

MS-DOS6.2

東芝版も出て、これはVGA搭載機種ではDOS/V対応だったはず。
DynaBook SS002でも動くものの、あまり利点がなかったような覚えが・・・

改造:1.44MBフロッピー対応

DOS/V化の話とほぼ同時期に、1.44MBフォーマットの読み書き改造という波もあった。
当時の国産機は1.2MBフォーマットが主流。
回転数がちょっと違うIBM PC系の1.44MBフォーマットが使えないのであった。

話の起源がどこかは知りませんが、フロッピードライブの回転設定をスイッチで変更する+DOSに常駐ソフトを組み込む、ことで、1.44MBフォーマットに対応させる、という改造がはやったので行いました。
標準のフロッピードライブでは対応していなかったので、はばらで単品ドライブを買ってきて改造していました。

最初に使ったドライブはどこのだったかなぁ・・・NEC?TEAC?
そのうち、テラドライブ用のフロッピードライブがT-ZONEを起点にだいぶ流通していたので、それを使ったやつも作りました。

改造:CPU載せかえ

DynaBook SS002のCPU 8086を、NECのV30に置き換える、という改造もありました。
1台しかパソコンを持ってないので、リスク度合いが高くやりませんでしたけど・・・
半田付けされている8086を取り外して、V30をワイヤで取り付けるという、なかなかハードな内容でした。

改造:パラレルポートにSCSI接続
パラレルポートをソフトで制御してSCSIディスクを接続する、という手法が生まれました。
J-3100界隈では、EasySCSIという名前で知られていました。

ジャンク屋で、SCSI HDDと、D-SUB 25ピンコネクタと、50ピンフラットのSCSIケーブルを買ってきて、ケーブルぶったぎってD-SUBに半田付けして、つなげて使っていました。
東洋計測器(計測器ランド)とかあのあたりはお世話になりました。

改造:バッテリーの中身入れ替え
へたってきたバッテリーの中身を載せ替えて使ったりしていました。

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