VMware toolsの配布場所:Windows&Linux&Solaris 2025/04/09版

2025/04/09修正 ドキュメントURLを修正
2024/05/21修正 Broadcom移管に伴うURL修正など反映
2022/11/15修正 最近のVMware Toolsのサポート状況についてまとめ直した

Windows編

Windows Server 2008R2 SP1~Windows Server 2025 / Windows 7 SP1~Windows 11 12.5.1(随時更新中,最新ESXi同梱版?)
 ReleaseNote:
 https://customerconnect.vmware.com/ja/downloads/details?downloadGroup=VMTOOLS1240&productId=742 ← Broadcom移行に伴い代替URLが不明
 https://packages.vmware.com/tools/releases/12.5.1/windows/

Windows Server 2008 SP2 / Vista SP2用 11.0.6(最終)
 ReleaseNote:
 https://customerconnect.vmware.com/ja/downloads/details?downloadGroup=VMTOOLS1106&productId=742 ← Broadcom移行に伴い代替URLが不明
 https://packages.vmware.com/tools/releases/11.0.6/windows/

Linux編

RHEL7以降はopen-vm-toolsを使う
 VMware support for open-vm-tools (VMware KB:2073803)(Broadcom KB:313456)

RHEL6/CentOS6用 10.3.26(随時更新中,最新ESXi同梱版?)
 ReleaseNote https://docs.vmware.com/en/VMware-Tools/10.3/rn/vmware-tools-10326-release-notes/index.html ← Broadcom移管後ドキュメント見当たらず
 https://customerconnect.vmware.com/ja/downloads/details?downloadGroup=VMTOOLS10326&productId=974 ← Broadcom移行に伴い代替URLが不明
 https://packages.vmware.com/tools/releases/10.3.26/rhel6/

RHEL5/CentOS5用 10.3.22(最終)
 ReleaseNote https://docs.vmware.com/en/VMware-Tools/10.3/rn/VMware-Tools-10322-Release-Notes.html ← Broadcom移管後ドキュメント見当たらず
 https://customerconnect.vmware.com/en/downloads/details?downloadGroup=VMTOOLS10322&productId=1072 ← Broadcom移行に伴い代替URLが不明
 https://packages.vmware.com/tools/releases/10.3.22/rhel5/
 なお、RHEL5はSSL1.2に非対応のため、2022年11月現在RHEL5サーバ上からhttpsアクセスがほぼ不可能になっていることに注意

Ubuntu 14.04以降はopen-vm-toolsを使う
 VMware support for open-vm-tools (VMware KB:2073803)(Broadcom KB:313456)

Ubuntu 10.04/11.04/11.10/12.04用 10.3.26(随時更新中)
 ReleaseNote https://docs.vmware.com/en/VMware-Tools/10.3/rn/vmware-tools-10326-release-notes/index.html ← Broadcom移管後ドキュメント見当たらず
 https://customerconnect.vmware.com/ja/downloads/details?downloadGroup=VMTOOLS10326&productId=974 ← Broadcom移行に伴い代替URLが不明
 https://packages.vmware.com/tools/releases/10.3.26/ubuntu/dists/
 なお、SSL1.2に非対応であるなら2022年11月現在サーバ上からhttpsアクセスがほぼ不可能になっていることに注意
 (Ubuntuの対応について調べていない)

Solaris x86編

Solaris 10 x86用 10.3.10(最終)
 ReleaseNote https://docs.vmware.com/jp/VMware-Tools/10.3/rn/vmware-tools-10310-release-notes.html ← Broadcom移管後ドキュメント見当たらず
 https://customerconnect.vmware.com/ja/downloads/details?downloadGroup=VMTOOLS10310&productId=742 ← Broadcom移行に伴い代替URLが不明
 https://packages.vmware.com/tools/frozen/solaris/


↓は参考用の過去の記録

古いOSだとSSL1.2非対応のため、httpsアクセスができなくなっていることに注意のこと


VMware toolsのダウンロードURLを調べていたら、Linuxディストリビューションの一部では、yumコマンドでダウンロードできるようなレポジトリファイルも配布されているのを発見したのでメモ書き。

バージョンごとの配布場所:
 https://packages.vmware.com/tools/releases

VMwareにあるvmware-tools配布場所:「https://packages.vmware.com/tools/esx/latest/index.html

Linux向けvmware-toolsについて

Linux向けレポジトリのファイル置き場:

vSpehre 6.7向け: https://packages.vmware.com/tools/esx/6.7latest/repos/
vSphere 7.0向け: https://packages.vmware.com/tools/esx/7.0/repos

レポジトリファイルは、上記4つの他に、SLES11.0, SLES11.1, SLES11.2, SLES11.3, Ubuntu10.04, Ubuntu11.10, Ubuntu12.04が公開されている。

RHEL/CentOSのyumコマンドでインストールする場合、
必要なドライバを一通りインストールする「yum install vmware-tools-esx-nox 」でインストールされるパッケージ

vmware-tools-esx-nox         
vmware-tools-core            
vmware-tools-foundation      
vmware-tools-guestlib        
vmware-tools-libraries-nox   
vmware-tools-plugins-autoUpgrade
vmware-tools-plugins-deployPkg
vmware-tools-plugins-guestInfo
vmware-tools-plugins-hgfsServer
vmware-tools-plugins-powerOps
vmware-tools-plugins-timeSync
vmware-tools-plugins-vix     
vmware-tools-plugins-vmbackup
vmware-tools-services

最小限ってことで「yum install vmware-tools-thinprint」でインストールされるパッケージ

vmware-tools-thinprint
vmware-tools-core
vmware-tools-foundation
vmware-tools-guestlib
vmware-tools-libraries-nox
vmware-tools-services

+追加でOSパッケージがいくつか
vmxnet3,vmw_pvscsi,vmware_balloonがインストールされるけど、vmware-tools-esx-noxでインストールした方がいい。

X-Windowsドライバを含めたインストールを行う「yum install vmware-tools-esx」でインストールされるパッケージ

vmware-tools-esx
vmware-tools-core         
vmware-tools-esx-nox      
vmware-tools-foundation   
vmware-tools-guestlib     
vmware-tools-libraries-nox
vmware-tools-libraries-x  
vmware-tools-plugins-autoUpgrade
vmware-tools-plugins-deployPkg
vmware-tools-plugins-desktopEvents
vmware-tools-plugins-guestInfo
vmware-tools-plugins-hgfsServer
vmware-tools-plugins-powerOps
vmware-tools-plugins-resolutionSet
vmware-tools-plugins-timeSync
vmware-tools-plugins-unity
vmware-tools-plugins-vix
vmware-tools-plugins-vmbackup
vmware-tools-services
vmware-tools-user

+追加でOSパッケージがいくつか

RHEL7/CentOS7など最近のLinuxでは、open-vm-toolsでのサポートになっているため、上記のモノは使用しない。

open-vm-tools に対する VMware のサポートについて (2074713)(英語の原文:VMware support of open-vm-tools (2073803))

具体的には以下のOSが対象となる。
・Fedora 19 and later releases
・Debian 7.x and later releases
・openSUSE 11.x and later releases
・Recent Ubuntu releases (12.04 LTS, 13.10 and later)
・Red Hat Enterprise Linux 7.0 and later releases
・SUSE Linux Enterprise 12 – available Q4 2014

RHEL5向けのvmware toolsの最終版は VMware Tools 10.3.22
また、RHEL5/CentOS5はTLS1.2に対応していない(TLS1.0/1.1のみ)ため、最近のWebサイトからwget/curlおよびyumコマンドでのアクセスができないことに注意
ISOファイルは Download Product:VMware Tools 10.3.22 から入手できる


Windows向けvmware-toolsについて

Windows版vmware-tools配布場所:https://packages.vmware.com/tools/esx/latest/windows/index.html

Windows Server 2008 SP2 / Windows Vista SP2の最終サポート: VMware Tools 11.0.6 (ダウンロードURL VMware Tools 11.0.6)

VMware tools 12.0.0以降からネットワークアダプタ VMXNet2(拡張)が使えなくなりました。いまだに使っている場合はVMXNet3に変更する必要がある(VMwware Tools 12.0.5リリースノートより)


Solaris x86向けvmware-toolsについて

Solaris x86をインストールした時に、VMware-toolsを探したのでメモ書きとして追加

公式文書としては「Installing and upgrading the latest version of VMware Tools on existing hosts (2129825)」が出てくるんだけど、Solaris用のVMware-toolsがどこから入手できるのかMy VMwareからダウンロードできるよ、しか書いてない。

[Product Download]-[VMware vSphere]で「Drivers&Tools」を選択し、「VMware Tools」のツリーを開く

いろいろ表示されている中の「VMware Tools 11.0.6」か「VMware Tools 11.1.0」を選択

するとリンク先には「Solaris用はVMware Tools 10.3.10が最後」と誘導されているので、そのリンクを飛ぶと、「VMware Tools packages for Solaris and OS X」がダウンロードできる。

これを展開して、ESXiの /usr/lib/vmware/isoimages に配置する。

といってもこれは /productLocker/vmtools/ へのシンボリックリンクになっている。

この「/productLocker」をさす先は、ESXiの設定でUserVars.ProductLockerLocation を使って指定する。

指定したディレクトリ内に「vmtools」というディレクトリを作成し、その中にisoイメージなどを展開しておくと、これを使ってVMware toolsのインストールをすることができるようになる。

Windowsバッチファイルでping応答の違いで動作をかえる

Windowsバッチファイルで、指定IPアドレスから応答がなくなったら次の作業を実施する、という処理をやりたかったので作った。

普通にping実行時のERRORLEVELを見ればいいか、と思っていたが、試験した環境では応答があってもなくてもERRORLEVEL0だったので判別ができなかった・・・

調べたところ「otnx.jpのコマンド別/ping」に調査した結果と回避方法があったのでそれを使った。

ちなみにotnx.jpではfindで「bytes=32」を引っかけていたが、日本語環境だと「 バイト数 =32」になってしまう。しかし、バッチには日本語文字列を書きたくなかったので、その後ろにある「ms TTL=」の方を引っかけるようにした。

・停止待ちバッチファイル

応答がなかったら終了。
応答があったら3回繰り返す

@echo off

set COUNT=0

:error
set /a COUNT=COUNT+1
echo %COUNT%
if "%COUNT%" == "3" goto errorout
ping -n 1 IPアドレス | find "ms TTL=" > NUL
if ERRORLEVEL 1 goto notrespond
timeout /t 5  > nul
goto error

:notrespond
echo host stopped
goto end

:errorout
echo host not stop

:end

・起動待ちバッチファイル

ping応答があるまで待機する
3回繰り返してもping応答がなければ諦める

@echo off

set COUNT=0

:error
set /a COUNT=COUNT+1
if "%COUNT%" == "3" goto errorout
ping -n 1 IPアドレス | find "ms TTL=" > NUL
if ERRORLEVEL 1 goto error

echo host working
goto end

:errorout
echo host not working

:end

Windows上でperlを使って日本語ファイル名を操作する(メモ

slashdot.jpの「Perlはゾンビだ」に、日本語Windows環境において、perlを使って日本語ファイル名を操作する時の注意点がまとめられていたので、引用&備忘録化。

過去にperlスクリプトを作る際、ファイル内に書かれた日本語の操作に関することはWindows/Linuxで動作が共通化できたものの、「日本語ファイル名の取り扱い」について、Windows上での動作がいまいち分からず、面倒になり、NASに該当ファイル群を置き、Linuxで処理する、ということをしたことがある。

その時に受けた感じからすると、以下の解説は非常に納得がいくモノだった。

Anonymous Coward の書き込み (#2628619) 」より

コマンドラインからの引数取得とかファイル操作とかのたびに
@ARGV = map { decode(‘cp932’, $_) } @ARGV; とか
open my $fh, ”, encode(‘cp932’, $filename) or die $!; とか
@files = map { decode(‘cp932’, $_) } readdir($d); とか
if (-f encode(‘cp932’, $filename)) とか
mkdir encode(‘cp932’, $filename); とかソース全体にわたって書かなければならないこと。

これが面倒だと思わない奴はWindows上でPerlを本気で使ったことがないとしか思えない。少なくとも小飼弾はMac使っているようだし。つーか面倒だと思わないならそもそもどうして開祖が「怠惰はプログラマの美徳」とか言ってる言語なんか使ってるの?

56億7千万歩ほど譲ってこれは面倒ではないということにしても、Windows以外の環境への移植性がまったくない。Windows上でシステムロケールを変えただけで動作がおかしくなる。当然どんな環境で動くかわからないモジュール内では使えない。
まあいちおうこれには対処の方法があって、
use Encode::Locale;
@ARGV = map { decode(locale, $_) } @ARGV; とか
open my $fh, ”, encode(locale_fs, $filename) or die $!; とか
@files = map { decode(locale_fs, $_) } readdir($d); とか
if (-f encode(locale_fs, $filename)) とか
mkdir encode(locale_fs, $filename); とかさらに呪文を積み増しすればいいらしい。
MacやLinuxでこんなことわざわざしてる奴いないと思うけど。つーか忘れてもたいてい問題なく動くからWindows以外の環境で正しく書くのが超困難。だから結局Windowsに移植する奴が貧乏クジを引かされる。Windows上ですら、localeとlocal_fsが違う環境があるというバグを知らずに踏んでも気づかない。

しかし実はEncode::Locale;使ってもまだ不十分で、システムロケール(日本語版ならシフトJIS)で表せない文字を含んだファイル名が扱えない。いちおうWin32::Unicode::Fileというモジュールがあるようだが、ファイル読み書きをモジュール内で独自に行なっているので信じられないほど遅くて捨てた。Win32::Longnameというモジュールがちょっとはマシなようだが、どちらにしてもまたも移植性がなくなる。

自分で書くコードは上記の面倒じゃないことにした書き換えを「するだけで」済むとしても、File::compareのような超基本的モジュールすらいまだに非対応。

Perlでこのへんが改善される見込みはまったくなさそうなので、自分はPythonの勉強を始めた。

そして、(#2630401) より

> ・PerlをUTF-8ベース(CP65001)でPerlを動かす
> ことだと思います。

Console CPはファイル名で使われるコードページにはまったく影響を与えない。Encode::Localeでもlocale_fsとconsole_inとconsole_outが別々に定義されている(そう、APIレベルではコンソール入力と出力さえ異なる可能性がある)。Perlの仕様をまともにするためにあなたのような知ったかぶりバカをマサカリで殴って回るよりコストがかからないに違いないからPythonの勉強を始めたの。

> 普通のコマンドプロンプト(SJIS)ベースでは不可能。

Windowsにはコンソール入出力にもワイド文字APIがあり、それを使えば可能(リダイレクトやパイプが絡むとこっちの都合だけでエンコーディングを決められないけどそれはCygwinでも同じだし)。もちろん今あるPerlでは不可能だがそれは実装の手抜きにすぎない。そもそもCygwinはどうやってUTF-8文字を受け付けるコンソールを実現してると思ってるの?

> ・UTF-8 な cygwin の環境を構築し、その上で Perl を使う

Cygwinはパスの扱いが特殊すぎて、結局普通のアプリとパス名をやりとりする際にパスの変換/逆変換が必要なので、面倒だとか移植性ゼロだとかいう問題は何も解決しない。Perlがmsvcrt使うのやめて、UTF-8←→UTF-16LE変換を行ってワイド文字API呼び出して、Encode::LocaleはあたかもロケールがUTF-8であるかのようにふるまってくれるのが一番いいのだが、それを実現するために投入するコストを考えるとすでにまともな処理している言語の乗り換えにコストを振り向けたほうがどう考えても省エネ。

> ・@ARGVやファイル名を、スクリプト本体内のデータ処理と混ぜない

それを面倒と思わないなら以下略

LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2014/06/09版

LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2020/05/11版」にて内容を更新しました。


2015/11/18の情報を元に、新記事「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2015/11/18版」を公開しています。


LTOテープ1本を持ち運びができるファイルシステムメディアとして使用できるようにするLTFSについて、最近の状況を調べ直した。
(過去の関連記事:「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFS(2012/11/28)」「テープ装置メーカ純正のLTFS一覧(2013/12/20更新)」「IBM版LTFSをRHEL5で使ってみた(2013/05/20)

LTO-5/LTO-6からは、メディアを2つの領域に分割して利用することが可能になった。
その機能を活かし、1本のテープメディアの中に、メディア内データの管理情報と、実データを分割して保存することを可能とした。
これにより、これまで実現出来なかった、1本のテープメディアだけで可搬性のあるファイルシステム構築、というものが可能となり、その実装として、LTFS(Linear Tape File System)というのがある。

使用用途としては、バックアップ用ではなく、長期保存のためのアーカイブ用や、大容量データの持ち運び用として使用されている。

LTFSを実現するためのソフトウェアについては、基本的には、IBMが大本のベースを作り、それを各LTOドライブメーカが、自社ドライブ向けにカスタマイズして提供しているような形となっている。

LTFSには、バージョンがいくつかあり、現状気にしなければならないのは、以下の4つ
・LTFS 1.0
・LTFS 2.0 : ファイルインデックス関連で機能をいろいろ追加
・LTFS 2.1 : 2012/05/18リリース。LTFS2.0+シンボリックリンク(現在draft版)
・LTFS 2.2 : 2013/12/21リリース。管理情報の改良

ファイルインデックスは、XMLで書かれているので、LTOテープからデータを直接読み込んで、自前でデコードしてみる、ということも可能ではある。

LTFS2.2の規格書はSNIAの「Linear Tape File System (LTFS)」にある。
その他、いろんな情報は、LTOの規格団体の「LTFS Overview」にある。

LTFSの公式認証を取得しているLTFSソフトウェアについては、「LTFS Compliance Verification」にて紹介されている。

2014/06/06時点では以下の6個が登録されている。

 Company

 Product

 Version

 LTFS Version*

 LTO Generation

 Date tested

 Quantum

 Quantum Scalar LTFS Appliance

 2.0.2

 2.0.1

 LTO5 & 6

 9/11/13

 HP

 HP StoreOpen Standalone

 2.1.0

 2.1.0

 LTO5 & 6

 9/11/13

 IBM

 IBM Single Drive Version

 1.3.0

 2.1.0

 LTO5 & 6

 9/11/13

 IBM

 IBM LTFS Library Edition

 V1R3

 2.1.0

 LTO5 & 6

 10/2/13

 Quantum

 Quantum LTFS

 2.1.0

 2.1.0

 LTO5 & 6

 11/29/13

 HP

 HP StoreOpen Automation

 1.2.0

 2.0.1

 LTO5 & 6

 11/29/13

ソフトウェアのバージョンと、対応しているLTFSフォーマットのバージョンに関連性は無いので注意が必要。

各ドライブメーカが出しているLTFSソフトウェアの情報について

まずは、上記のリストに載っているメーカのものから。

・IBM
公式: IBM Linear Tape File System

ソフトウェアの入手は、「Fix Central」にて「製品グループ:System Storage」-「Tape Systems」-「Tape drives and software」の下にある「LTFS Single Drive Edition (SDE)」や「LTFS Library Edition (LE)」を選択して行う。
なお、LEの方はアップデータのみの配布で、元になるソフトウェアについては、IBMから別途入手する必要がある。
基本的には、LTFS Single Drive Edition(SDE)が、他の全てのLTFSソフトウェアの原型になっているもの・・・という感じである。

2014/06/09時点での最新は、
LTFS Library Edition : ver2.1.2.2-4103(2013/12/06)
LTFS Single Drive Edition: ver2.2.0.0-4301(2014/05/09)

SDEの方はLTFS2.2をサポート。
LEの方はサポートしているのかどうかはっきりしなかった。

・HP
公式: HP StoreOpen
日本語情報: HP LTFS (Linear Tape File System)

ソフトウェアの入手は、単体ドライブ向けの「HP StoreOpen Standalone」も、チェンジャー向け「HP StoreOpen Automation」も、なぜか「HP StoreOpen Standaloneダウンロードページ」のリンクから可能。

2014/06/09時点での最新は、
HP StoreOpen Standalone : ver2.2.0(2014/04/29)
HP StoreOpen Automation : ver1.3.0(2014/02/03)

どちらのバージョンもLTFS 2.2.0をサポートするためにバージョンアップしている。

・Quantum
公式: Linear Tape File System

ソフトウェア入手は上記の公式ページの「Software」タブから行う。
ソースコードについては、LTFS Open Source Filesから。

2014/06/09時点での最新は、
qtmltfs : ver2.1.1(2014/02/25)

日付的にLTFS2.2もサポートなのかな?と思いきや、README内の変更履歴を見る限りでは、LTFS2.1までのサポート。

・Quantum Scalar LTFS Appliance
公式:Scalar LTFSアプライアンス

こいつだけ、他のとは違って、ハードウェアがセットになったアプライアンス。
これの下にFC経由などでテープチェンジャーを繋いで使うもの。

リストに載っていない、LTFS

・TANDBERG DATA
公式: LTFS for Big Data Storage

ソフトウェアの入手は「LTFS Documents and Downloadsから行う。

2014/06/09時点での最新は
バイナリ: ver2.1.0
ソースコード: ver1.2.0
ではあるものの、HP StoreOpen Standaloneそのままである模様。

・Oracle
公式: Oracle’s StorageTek Linear Tape File System, Open Edition

ソフトウェアの入手は「https://oss.oracle.com/projects/ltfs/files/」から行う。

2014/06/09時点での最新は
ltfs-1.2.6-20130711(2013/08/15)

IBM LTFS 1.2.5とHP LTFS 2.0.0を組み合わせ、Oracle/StorageTek用の設定を入れたもの。
LTFS2.0.0までのサポート

samba 4.xで作ったActive Directory環境でWindowsServer2012フェールオーバークラスターは動作しない

2018/02/28追記
samba 4.7.4で作成したフォレストレベルがWindows Server 2008R2のActive Directory環境を使って、Windows Server 2016のフェールオーバークラスターを動作させることができました。
→「samba 4.7.4で作ったActive Directory環境でWindowsServer2016フェールオーバークラスターを動作させた


samba 4.1.7で作成したActive Directory環境を使って、Windows Server 2012のフェールオーバークラスターが作成できるかをチャレンジしてみた。

ドメイン/フォレストの機能レベル:Windows Server 2003
 → 失敗

ドメイン/フォレストの機能レベル:Windows Server 2008R2
 → 失敗

注: samba 4.1.7では、Windows Server 2012および2012R2というレベルはサポートされていない。

というわけで、実験の結果、Windows Server 2012 R2のフェールオーバークラスターを作ることはできませんでした。
なお、この実験完了後、同じ構成でWindows Server 2012によるActive Directory環境にてフェールオーバークラスターが構築できることを確認しています。