Windows 10 TPにてRealtek HD Audioドライバ関連でWindows Updateが失敗する

NECのVersaPro J VC-6にWindows 10 TPをインストールして使っている。
インストール自体は特に問題なく完了したわけだがWindowsアップデートでエラーが・・・

下記の様に「Realtek Semiconductor Crop. driver update for Realtek High Definition Audio」のアップデートを行っていると・・・
update

5分ぐらいたってから、以下のエラー 0x800705b4 が・・・
error

調べてみると、それっぽいものを発見
How to fix: Realtek Audio Driver Wont Install – Error Code 0x000005b4 displayed, or driver update process times out

どうやら、Windows10TPだけではなく、その他のWindowsでも発生している現象らしい。
対処方法としては、デバイスの応答待ちタイムアウトを標準値300秒から1200秒に変更する、とある。
設定方法は、「グループポリシーの編集を行う(Method 1)」か、「レジストリの書き換えを行う(Method 2)」とある。

グループポリシーの編集が正攻法であるので、それを行った。

1. グループポリシーの編集を行うため「gpedit.msc」と入力
gpedit

2. メニューに表示される「gpedit」を右クリックすると「Run as administrator(管理者で起動)」が表示されるのでそれを選択。
gpedit-admin

3. [ローカルコンピュータポリシー]-[コンピュータの構成]-[管理用テンプレート]-[システム]-[デバイスのインストール]にある「デバイスインストールのタイムアウトを構成する]を選択
gpedit-1

4. 標準では下記の様に「未構成」となっている
gpedit-2

5. 「有効」を選択し、オプションの「デバイスインストールのタイムアウト」を「1800」に変更し[OK]ボタンをクリック
gpedit-3

6. 変更すると「デバイス インストールのタイムアウトを構成する」が「有効」になったことを確認
gpedit-4

7. 変更後、Windows Updateを再試行すると下記の様に適用が完了する
update-done

というわけで無事に解決しました。

GULEEK i8というバッテリー付小型Win8.1 PCが$104

dealextremeを見ていたら、面白そうなものを発見

guleek

GULEEK i8という名前のWindows 8.1 PCです。

スペックは

・Windows 8.1
・RAM 2GB ROM 16GB
・Intel 4コア Baytrail Z3735 1.8GHz

という、まぁ、マウスコンピュータのスティックPCみたいな感じのものですが、「バッテリー 3000mAh搭載」しています。

「FIRST WIRELESS MINI BOX」と書かれているので、ディスプレイ出力もワイヤレス可能なのかなぁ?と思いつつも、はっきりと記載されていないのでちょっとわからないところだったりします。

年明け1月6日から出荷開始だそうで、ちょっと面白いかもしれませんね。

Windows Vistaで4KセクタディスクにシステムコピーしたらWindows Updateなどがエラーになる

Windows VistaのThinkCentreのHDDに不良セクタが発生し始めた。

仕方がないので新しいディスクを買い、CloneZillaを使い、不良セクタがあっても無視して次へ進む、というオプションを選んでデータ移行を行った。
(ちなみに、320GB HDD→1TB HDD)

移行後、新しいディスクから起動はしたものの、Windowsのアプリケーションログに以下のエラーが・・・

エラー 2014/11/23 10:45:12 ESENT 412 Logging/Recovery
wuaueng.dll (1416) SUS20ClientDataStore: ログ ファイル C:\Windows\SoftwareDistribution\DataStore\Logs\edb.log のヘッダーを読み取れません。エラー -546 が発生しました。

エラー 2014/11/23 10:43:16 ESENT 412 Logging/Recovery
InputPersonalization (3844) InkStore: ログ ファイル C:\Users\liliy\AppData\Local\Microsoft\InputPersonalization\edb.log のヘッダーを読み取れません。エラー -546 が発生しました。

また、Windows Updateを実行しても、Windows Updateサービスが起動していない、と修正プログラムが適用できない。

いろいろ調べてみると、どうやら、「Applications that are built on ESENT and that run on a Windows Vista-based or Windows Server 2008-based computer may not work correctly after the reported physical sector size of the storage device changes 」らしい。

旧来の512バイトセクタのディスクではなく、4Kバイトセクタのディスクに変えたことによる問題らしく、Windows VistaとWindows Server 2008では発生する事象らしい。
修正は、上記のページで配布されている修正プログラムを適用すること。

問題は、現象が発生してからでは修正プログラムが適用できない、ということ。(Windows Updateサービスが正常に起動しないため、適用できない)

なので、ディスクコピーを行う前に、修正プログラムを適用する必要がありました。

適用後、再度ディスクコピーを行うことで、エラーは解消されました。

CSuploadなんて無かった!(Azureに仮想マシンイメージをアップロードする方法

Microsoft Azureに仮想マシンイメージをアップロードしようとした。
ぐぐったら、CSUploadというコマンドを使うらしく、Azure SDKをインストールすればいいらしい・・・

Azure SDKをインストールして、実行!

PS C:\> CSupload
CSupload : 用語 'CSupload' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプログラ
れません。名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいことを確
てください。
発生場所 行:1 文字:1
+ CSupload
+ ~~~~~~~~
    + CategoryInfo          : ObjectNotFound: (CSupload:String) [], CommandNotFoundException
    + FullyQualifiedErrorId : CommandNotFoundException

PS C:\>

そんなコマンドは無いらしい。

気を取り直して公式系情報を探す。

Create and upload a Windows Server VHD to Azure

「Add-AzureVhd」コマンドを使うようだ。

固定長で作成したWindows7 64bit評価版のインストール済みvhdファイルを指定して実行。

PS C:\> add-azurevhd

コマンド パイプライン位置 1 のコマンドレット Add-AzureVhd
次のパラメーターに値を指定してください:
(ヘルプを表示するには、「!?」と入力してください。)
Destination: http://~.blob.core.windows.net/images/win7-64.vhd
LocalFilePath: C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual hard disks\win7-64.vhd
MD5 hash is being calculated for the file  C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual hard disks\win7-64.vhd.
MD5 hash calculation is completed.
Elapsed time for the operation: 00:07:35
Creating new page blob of size 21474836992...
Detecting the empty data blocks in the local file.
Detecting the empty data blocks completed.
Elapsed time for upload: 00:32:17

LocalFilePath                                               DestinationUri
-------------                                               --------------
C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual hard disks\win... http://~.blob.core.windows.net/images/win7-6...


PS C:\>

ネットワークの転送量を見ていると、「Detecting the empty data blocks in the local file.」から「Detecting the empty data blocks completed.」までが案外長い。
動いてるのかなぁ?と悩むぐらいに。(注:転送前にローカルのVHDファイル内の空きブロック検出して、送らなくてもいい部分を探しているので、時間がかかっている)

転送終了後、無事、仮想マシンの新規作成にこのイメージが使用できる、ということを確認できました。

Windows上でX-Windowアプリを表示するためのXサーバ VcXsrv

Windows上でX-Windowsアプリを表示させるために使うXサーバソフトウェアとして、「Xming」が有名である。

しかし、Xmingの最近のバージョンは寄付者向けリリースのみとなっている。
他にないものか、と探してみると「VcXsrv Windows X Server」というものがあった。

こちらは、Visual Studio 2013 Express Editionでコンパイルされており、64bit版バイナリも提供されている。
また、sourceforge githubにて、ソースコードも公開されているので改造することもできる。

とりあえず、インストールしてみて、Xmingと使い比べてみたところ、思いの外、VcXsrvは好成績だった。

比較手法としては、VcXsrvを:0で起動し、Xmingを:1で起動し、他のLinuxサーバ上から、同じアプリをそれぞれ表示させる、というものを取ってみた。

「gnome-terminal」
terminal
左:VcXsrv、右:Xming

Xmingは小さく表示されてしまっている。
また、タスクバーの表示は下記のようになる。
taskbar
左:VcXsrv、右:Xming、(真ん中:コマンドプロンプト)

VcXsrvはアプリのアイコンがきちんと表示されるが、xmingでは「X」のアイコンで代用される。

「firefox」
VcXsrvの場合
vc-firefox

Xmingの場合
xming-firefox

VcXsrvの場合、タイトルバーもきちんと表示されている。
Xmingでは表示できていない。


2024/08/22追記

githubでの公開に切り替わっていた https://github.com/marchaesen/vcxsrv

Windows10,Windows11のwingetコマンドでもインストールできるようになっているので「winget install marha.VcXsrv」でインストールすることもできる。

C:\Windows\System32>winget search vcxsrv
名前   ID           バージョン ソース
--------------------------------------
VcXsrv marha.VcXsrv 1.20.14.0  winget

C:\Windows\System32>winget install  marha.VcXsrv
見つかりました VcXsrv [marha.VcXsrv] バージョン 1.20.14.0
このアプリケーションは所有者からライセンス供与されます。
Microsoft はサードパーティのパッケージに対して責任を負わず、ライセンスも付与しません。
ダウンロード中 https://sourceforge.net/projects/vcxsrv/files/vcxsrv/1.20.14.0/vcxsrv-64.1.20.14.0.installer.exe/download
  ██████████████████████████████  40.8 MB / 40.8 MB
インストーラーハッシュが正常に検証されました
パッケージのインストールを開始しています...
インストールが完了しました

C:\Windows\System32>