MIPS系CPUのIngenic Jz4780がようやく正式発表に

2012年9月に発表されるという噂、がありながらも、6月頃を最後にずっと音沙汰が無かったIngenic Jz4780ですが、ようやくCES2013において発表される、という公式情報がありました。

MIPS社プレスリリース:Highly-Integrated MIPS-Based™ SoC from Ingenic Sets New Performance Point for Power-Efficient and Affordable Devices
Ingenicの製品ページ:Jz4780

スペックは、噂にあったとおりの

Jz4780 40nmプロセス
Dual core 1.5GHz
GPU: SGX540

というところですね。
MIPSのリリースには「1.3GHz+ SoC」とありますが、Ingenic側は「1.5GHz」としているので、それに従っています。

JZ4780 Diagram(1)

・・・ここまで遅れといて、そのスペックで大丈夫か?と心配になるレベル。

MIPSのリリースには、Alter-semiconductorのLTEチップFOURGEEと組み合わせたMIPSベースのタブレットも出展するそうなんですが、果たしてどうなることやら・・・

MIPS系Jz4770搭載のポータブルゲーム機GCW-Zero発売日決定

MIPS系Jz4770搭載のポータブルゲーム機GCW-Zero」という記事を書いたあと、NEOGEO Xがエミュレータベースというがっかりニュースが飛び込んできたりしたのに触発されてなのか、GCW-Zero 発売日が決定した模様。

2012年10月1日に出荷開始で、10月13日にアメリカのアイオワ州Ottumwaで開催される「Grassroots Gaming Expo 2012」というイベントに出展する、とのこと。

発売日決定にともない、なのか、購入のリンクが消えていますが、Blogの記述によれば「GCW Zero Standard Edition $120.00」で、メールで問い合わせをすれば、まだ購入可能かどうかを連絡してくれるようです。

スペック概要としては・・・

CPUにIngenic Jz4770 1GHzを採用し、3.5インチ 320×240液晶を搭載
RAMは256MB、mini HDMI 1.3出力あり
Wifi通信サポート
インタフェースの言語対応:English/Russian/Japanese/Spanish

Sneak Peek at GCW-Zeroに開発中の筐体写真が掲載されている。

ここの写真を見ると交換できない場所にmicroSDカードが見える。
つまりは内蔵ストレージ、とあるものは結局のところmicroSDなようで、Special Editionの16GBというのは、ここのmicroSDを交換したバージョンであるようだ。

類似のサイズでLinuxベースの他機種と比較した写真があった。

上から、「GCW」「Gemei A330」「(たぶん)Gemei A330時尚版」「Gamei A320」という感じです。

えーと・・・なんとなくGemeiとして、こういった商品が売れなくなってきたので、スピンアウトした、という感じがしなくもないのは気のせいでしょうか・・・

スペック一覧

CPU: Ingenic Jz4770 1GHz Processor
GPU: 496MHz Vivante GC860 1080p video decoding and OpenGL ES 2.0 and OpenVG 1.1
DISPLAY: 3.5″ LCD 4:3 (320X240 pixels)
OS: Linux 2.6 working on Open Dingux
Memory: DDR2 256MB
Internal Storage: 4GB
External storage: via micro SD Up to 32GB possibly 64GB not tested at present.

Mini USB 2.0 OTG
Mini HDMI 1.3 Out
3.5mm earphone/mic/Stereo Speakers
G-Sensor/VibroShock
Wi-Fi 802.11 b/g and Wireless Multiplayer

** Media & Entertainment **
Video: MPEG4/H.264/H.263/MPEG2/MPEG4/WMV/FLV/3GP/AVI/MKV/MOV/VOB/RMVB
Audio: Mp3/Wav/Wma/Flac/Ogg/M4a/Acc
Emulation: PS1/CPS1/CPS2/NEOGEO/GBA/SFC/MD/FC/GBC/SMS/GG/GB
Images: JPG/JPEG/PNG/BMP/GIF
EBook: txt/epub/html/pdf/doc

** Basic Parameters: **
Dimensions: 143*70*18mm
Weight: 8oz
Battery: 2800mAh
Languages: English/Russian/Japanese/Spanish

MIPS系Jz4770搭載のポータブルゲーム機GCW-Zero

6月にすzのAspireOne研究のところでGCW Zeroというのが紹介されていた

そろそろ出てきたかなぁ?と確認してみたら、公式Webが整備されていた。
GCW Game Consoles Worldwide

スペック概要としては・・・

CPUにIngenic Jz4770 1GHzを採用し、3.5インチ 320×240液晶を搭載
RAMは256MB、mini HDMI 1.3出力あり
Wifi通信サポート
インタフェースの言語対応:English/Russian/Japanese/Spanish

Sneak Peek at GCW-Zeroに開発中の筐体写真が掲載されている。

ここの写真を見ると交換できない場所にmicroSDカードが見える。
つまりは内蔵ストレージ、とあるものは結局のところmicroSDなようで、Special Editionの16GBというのは、ここのmicroSDを交換したバージョンであるようだ。

類似のサイズでLinuxベースの他機種と比較した写真があった。

上から、「GCW」「Gemei A330」「(たぶん)Gemei A330時尚版」「Gamei A320」という感じです。

えーと・・・なんとなくGemeiとして、こういった商品が売れなくなってきたので、スピンアウトした、という感じがしなくもないのは気のせいでしょうか・・・

まぁ、GCWの現品が出てこないことにはなんとも言えませんけどね。

MIPS系CPUのIngenic Jz4780が8月リリースらしい

MIPS系CPUのIngenic semiconductor(北京君正集成电路股份有限公司) Jz4780の製品について、実体が出てきた模様。

1pad.cn:「1.5GHz君正JZ4780双核将于8月推出

8月出荷開始
Jz4780 40nmプロセス
Dual core 1.5GHz
GPU: SGX540

と、まぁ、事前にあった噂通りのスペック。

GPUがVivanteのGC???シリーズから、SGX540になったのは個人的には予想外。

でー、1pad.cnのページ見ると、天语のAT100という端末の話が出ていますが、これはJz4770搭載のやつですね。

Jz4770
RAM 512MB/ROM 8GB
Android 4.0
7インチ IPS液晶 1024*600
そして防水

・・・防水だと書いてあるように読めるのですが、写真を見る限り、防水じゃないよね・・・これ

Jz4780搭載のタブレットのリリース予定は不明ですね。

Jz4770搭載のICSタブレットリリース予定

MIPSから「MIPS Technologies and Ingenic Semiconductor Announce Availability of World’s First Android™ ‘Ice Cream Sandwich’ Tablet 」というプレスリリースが出た

100ドル以下でAndroid 4.0/ICS搭載のタブレットが出てくるよー

という内容なわけですが、そこに触れられているのは、予想通りAinol NOVO7 Basicと思われる、Jz4700 1GHz搭載7インチマルチタッチのタブレット。

8インチと9インチのモデルもでてくるよー、とあるけど、それがAinolからなのか、それとも別のベンダからなのかは、ちょっとはっきりとしない書き方かな・・・

実際の動作の感じについては、YoutubeにMIPSが「Ice Cream Sandwich with MIPS 」という紹介動画をアップしていますが、こっちはあまり見るべきものがない感じです。

それよりは、Ainolの開発者とおぼしきtomx2hのblogの方が、ずっと見るべきものがあったりします。

まずは、Novo7普及版 君正JZ4770方案ICS冰激凌安卓4.0新图という記事で開発中のスクリーンキャプチャがアップされています。
(これと同じ内容はimp3.netのフォーラム「Novo7普及版 君正JZ4770方案ICS冰激凌安卓4.0新图」にもあります)

また、中国系動画サイトのYOUKUで、视频:全球首款安卓4平板,艾诺Novo7 Basic 君正方案平板上市では電源ONからいくつかの操作を。
そして、视频:艾诺Novo7 Basic版Android 4.0固件运行小窥ではいろいろなアプリの動作を紹介しています。

とりあえず、これらを見る限りでは順調そうな感じで開発が進んでいる模様。
一般公開が期待できる・・・・のかなぁ???

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おまけ

いろいろなAndroid系ニュースでは、MIPSリリースに書いてある通りに「Android 4.0タブレットのNOVO7がすでに中国で販売している」というようなことを書いちゃってますが、現実にはまだ開発中でリリースされていません。

現状販売されているのは「Android 2.2もしくはAndroid 3.2搭載のNOVO7 Basic」で、「Android 4.0搭載のNOVO7 Basic」については、おそらく、現在はfirmware開発の最終段階でもうすぐリリースではなるものの、まだAndroid 4.0搭載バージョンが市場に出回っていません。