MediaTek MT6577でのCyanogenMod移植例調査 Micromax A68編

MediaTek MT6577搭載機で、CyanogenModが移植されているかを調査。

とりあえず、Micromax A68にてCyanogenMod9/ICS/Android4.0.4の移植例を発見。
githubにてソースも公開されている。

XDA:[WIP][CM9][MT6577][pre-alpha] Micromax A68 : booting display etc
Micromax A68というインド向けの端末用に開発しているCyanodenmod 9/ICS/Android 4.0.4。
Micromax A68の他に、 Wiko Cinkslim/MyPhone A848 Duo / Qmobile Noir A6 / Symphony Xplorer W60でも動作するらしい。
github:https://github.com/Pdroid

Micromax A68自体はAndroid 4.0.4/800×480/500万画素カメラらしいんだが、チップセットはMT6577ではなく、MT6517だという話もある。

Micromax A68に関しては、下記URLにて、いろいろ公開されている。
FrAndroid:Wiko Cink Slim – Developpement, Rom & Tutoriels
フランス語だけど。


XDA:Micromax A89 : All Things & Developments Threads
Micromax A89もMT6577らしい。
同型機として「Mobistel CYNUS F3」「ZTE Blade C」「Coolpad 7235」「TCL S600」があるらしい。
そして、TCL S600は、「MT6577 kernel source released」という記事で紹介されているようにkernel sourceが公開されている。
TCL端末はAlcatelでも販売されているので、ちゃんと公開しているんだろうなぁ、といったところ。

ドコモのデータonly MVNO SIMのアンテナ問題

一度、対処しちゃうと、まぁ、それでいっかー、ということで、新しい情報を仕入れてなかったのですが、最近、新しい手法が出てたんですね。

対象機種はAndroid 4.0以降で、root取得可能端末。

元ネタ:ひまづぶし「データSIMのセルスタンバイ問題、アンテナピクトのパッチをXposedのモジュール化してみた
発展系:ブローヴちゃん「Android + docomo MVNO データ通信専用 SIM の話の続き

Xposed」という動作中のframework関連に直接割り込みをかけて動作を変えちゃおう!というなかなか大技を繰り出すツールがありまして、それを利用して、ドコモデータonly MVNO SIM問題に対処してしまおう、ということのようです。

・・・いやはや・・・何でもアリな状態ですね

Spreadtrum社からMT6577対抗の2コアチップセットSC8825登場

中国のTD-SCDMA関連チップセットを作ってるSpreadtrum社から、新しいチップセットが発表されていた。

Spreadtrum Announces Commercial Launch of Dual-Core Smartphone Chipsets for TD-SCDMA and EDGE

CPU: Coretex-A5ベースの1.2GHz 2コア
GPU: Mali 400 MP2

を採用したチップセットが2種類、TD-SCDMA用の「SC8825」とGSM/EDGE専用の「SC6825」が2013年Q2に登場です。

きっと、また、「SP8825」とか「SP6825」とか呼ばれたりするんでしょうね。

ターゲットとする端末スペックは
液晶: HD 1280×720
カメラ: 800万画素
といったところだとか(プレスリリースより)

4層基板・6層基板で作れる、とうたってるので、これも廉価なAndroidに採用されていくような感じですが、SC8825/SC6825共に、日本では使えない電波形式のようなので、ちょっと残念です。

ただ、SC8825に関しては気になる記述もあったりします。
「TD-SCDMA/HSPA」という並列表記や、「TD-SCDMA standards」と「HSPA+ 4.2 Mbps,HSUPA 2.2 Mbps」と別個に書いてみたりと、中国onlyのTD-SCDMAだけではなく、一般的な3GであるHSPAにも対応しているのではないかと期待させるような記述があります。
はたして、これは、誤植なのか、それとも・・・

しばらくは動向を要チェックといったところですね。

Firefox OSがSpereadtrum SC8810対応に?

Firefox OSのソースコードにPEAK対応が追加されたよ。というので見てみたら、Spereadtrumチップに対応しているのを発見。

B2G/config.shによれば「tara」というコードネームのマシンが「sp8810ea」と定義されてた。

いつ追加されたのかなぁ?と調べてみると2013/04/04「Add tara device support」だった。

さて、この「sp8810ea」とは何かとゆーと、以前に「SpreadtrumのSC8810(SP8810)とSC9610というCPU」という記事でも紹介したが、
中国にあるSpereadtrum社の製造する、GSMと、中国専用の3G TD-SCDMAに対応した、Cortex-A5ベースのCPU SC8810のことだと思います。
中華Android業界では、なぜかよくわかりませんが、「SC8810」ではなく「SP8810」と表記されることが多いです。

わざわざこいつに対応するとは、中国とか、GSMしかない国とかで、廉価スマートフォンとして、かなり売り込む気まんまんですね。

・・・あれ?
検索したら、ずばりそのもののリリースを発見。

2012/07/16発表のSpreadrum社公式リリース「Spreadtrum Low-Cost Smartphone with HTML5 Operating System Demonstrated at Mobile Asia Congress 2012

ようやく、表に出てきた、という感じみたいですね。

さて、現状発売されていいるSC8810搭載機について、fastcardtechで見る限り

とか、そんな感じの価格です。
K-Touch、Lenovoも出しているのがちょっと意外です。

まぁ、個人的には、MediaTekチップセットに対応するべきなんじゃん?と思うわけですが、そこまではやらないのかなぁ・・・

阿里云OS2.0搭載 1980 x 1080のZOPO C2が送料込$245

fastcardtechにて阿里云OS2.0搭載のZOPO C2の販売が始まった。

これだけ見ると、あぁ、そうですか、って感じなんだけど
スペックとかいろいろを見るとなかなかスゴイ価格になっている。

なぜならこの商品、ZOPO ZP-980相当品なのです。

内蔵ストレージがC2は4GB、ZP-980は16GBと違っていますが、それ以外はほぼ同じ。
firmwareも互換性があり、互いに書き換えができるとか・・・

ZOPO製品は中華Androidの中でも比較的品質が良い、といわれているものなので、
ZOPO C2は、丁度いい製品なのかもしれません。