3枚SIM対応スマホ Bluboo Xfire 2

3枚のSIMが搭載可能なAndroidスマホの新製品が出るようです。

Global first 5.0 inch Triple-SIM phone – Bluboo Xfire 2 revealed ,it’s time to change the world!

中国のBluboo社から低スペックスマホ「Xfire 2」が2016年1月リリース予定です。

3Gのみ対応のMediaTek MT6580(Cortex-A7 4コア)採用スマホです。
MediaTekのCortex-A7 4コアSoCはMT6589→MT6582→MT6580と進化しているので、最新ではあります。

SIMはnanoSIM 2枚、通常SIM 1枚
SIMスロットは、「nanoSIM 1枚」と「nano SIM 1枚+通常SIM 1枚+microSD」の2スロット構成

5

CPU: MediaTek MT6580(Cortex-A7 4コア)
RAM: 1GB
GPU:Mali-400MP
ディスプレイ: 5.0インチ 1280×720
カメラ: 前面500万画素、背面800万画素
バッテリー: 2150mAh
価格: $69.99

背面に指紋認証(Touch ID)が付いてるようです。

3SIMの使える周波数帯や、同時に3Gを複数回線利用できるのか、については、現時点では情報がありません。
まぁ・・・3Gが複数回線使える可能性は薄いですけどね・・・

H3搭載のOrange Pi 2/Orange Pi PCでKodiを動かす

Allwinner H3搭載のOrange Pi 2(OPi2) / Orange Pi mini 2 / Orange Pi Plus(OPi-PLUS) / Orange Pi PC (OPi-PC)でkodi(XBMC)を動かす、という話。

いまのところ、動くのは、Android OSのみです。
Linux OS(Debian/Ubuntuなど)で動かすことに成功した事例はありません。

原因は、Linux OS向けにGPU用のドライバがない、というところがあります。
これにより、GLES関連が正常に動作せず、なんとかコンパイルしてもちゃんと起動しません。

Android OSにはGPUドライバが組み込まれたものが配布されているため、
こちらではKodiが正常に動きます。

ただし、HDMI接続時にTVのリモコンを使って操作する機能(CEC)が使えません。

公式のAndroid OSを使う、というのが本筋ではあるのですが、Play Storeが入ってないので、ちょっと使いにくいです。

フォーラムでloborisさんが公開している「OrangePI-2 Android 4.4.2 New Image」がおすめですが、Orange pi PCで使えるかは確認していません。

このイメージはPlay Storeが入っているので、Googleアカウントを登録して、ストアからのアプリインストールが可能です。
しかし、root関連が有効になっているので、DLNA系のソフトは動きません。(Huluはダメだった)

Allwinner H3用のAndroidイメージは「.img」という拡張子にはなっていますが、「dd」コマンドで単純にデータを流し込むような形式ではありません。
専用のツールを使って書き込む必要があります。
(ツールは、Orange Pi公式で配布しているものと同じ)
loboris版を使う場合は、Linux用の書き込みスクリプトを含んだ配布パッケージがあるので、そちらを使います。

書き込みに失敗している場合は、ロゴが静止した画面で止まります。
その場合は、もう1回書き込みなおしです。
(うちの場合、Windowsから書き込むとうまくいかなかったので、Linuxで書き込んだ)

2.45インチAndroidスマートフォンElephone Q

香港のスマホメーカElephoneから、超小型Android端末「Elephone Q」が、10月10日に発売される予定らしい。

ELE-Q_photos_5

まぁ、Melrose S9と似たようなものだけど、勝ってる点と、負けてる点がある。

・Elephone Qが勝ってる点
GPS対応
microSDが使える
WCDMA 850MHz/2100MHz対応(Melroseは2100MHzのみ)
4色展開
ストラップホールつき!?

・負けてる点
ROM 4GB(Melroseは16GBモデルもある)

値段は定価$99.99のところ、Pre-Order価格$69.99とのこと。

というか、下記画像をみる限り、ストラップホールがあるようで、これは結構いけるかも?という期待が・・・
bg_9

超小型 3G対応 2.4インチAndroid Melrose S9

iPhoneっぽい雰囲気の外観を持つ超小型のAndroid端末「Melrose S9」というのを入手しました。
IMG_5405s

どれくらい小さいかというと、5.5インチのAndroid端末の上に載せるとこんな感じになるというぐらい。
CM_2CnOUsAAAIht

これまでも似たようなサイズの携帯が出ていましたが、初期はMTK OSと呼ばれるガラケー、ここ2年ぐらいに出たやつだとGSMのみ対応のAndroid 2.3携帯。もうちょっと進むとGSMのみ対応のAndroid 4.2携帯、でした。

そして、5月に発表され、7月から販売が開始されたのが、今回入手した「Melrose S9」です。
この製品で初となるトピックは、2つ!

「WCDMA 2100MHz対応」
「Android 4.4搭載」

いままでは、使っているSoCの問題や、RAM/ストレージを極限まで減らす(Android搭載だとRAM 256MB/ROM 512MBが標準だった)、ということから実現できてなかったことが、ついに実現されました。

さて、そんなMelrose S9ですが、メーカは香港の「Melrose / 美蘭(HK)有限公司 」社。
これまでも、小型携帯をいろいろ販売してきている会社です。
「MP3プレイヤー」の次に使ってもらう端末を心がけているようで、「终结者」という名前のブランドを掲げています。

実績がある会社が出した端末ということもあり、そこそこなものに出来上がっています。

製品ページ:「终结者智能 S9
スペック
MicroSIMスロット
WCDMA 2100MHzのみ(GSMは850/900/1800/1900対応)
2.4インチ 432*240液晶
CPU MediaTek MT6572 2コア1.2GHz
RAM 512MB / ROM 8GB or 16GB
電池 1050mAh
背面カメラ200万画素
86mm x 43mm x 8.8mm

購入については、Aliexpressの「2015 Original Melrose S9 Ultra-thin Pocket Card phones Mini 3G Smartphone 2.4 Inch Android 4.4 MTK6572 Dual Core 1.2Ghz WIFI FM」で行いました。
なお、配送指定は「DHL」を選択したところ、実際にはe-EMSで発送され、8日で到着しました。
+3ドルぐらいでe-EMS(廉価版EMS)となるのであれば、非常にお得なので、ぜひとも選びましょう。(追加料金無しのシンガポールPostに比べて2週間ぐらい早く届くと思います)

で・・・実際に使ってみて判明したことを書いていきます。

SIMは、SMS無しのデータSIMでも使用できます。
実際、IIJmioのデータSIMを使って通信ができることを確認しました。
APN登録はされてないので、手動で入力する必要があります。

電池については、画面表示しない状態で、3G接続+Bluetooth接続でWX01TJの待ちうけを行わせた状態で36時間ぐらい放置できます。
ただ、バッテリー残量計算が狂ってるようで、45%~0%までは直角に近い勢いで、スコーン、と、あっという間に減ります。

画面つけっぱなしで3G接続+BluetoothでWX01TJの待ちうけ放置、だと5時間ぐらいですかね。
画面の消費電力がかなり大きい模様。

中のアプリは中華系の怪しいものはなく、素のAndroidに、iPhoneっぽい雰囲気のホーム画面をつけただけです。
Google Playストアが導入されているため、普通にアプリをインストールすることができます。

mel-001
mel-002
(1個ある「S」アイコンのやつは、中国向けのIMEです)

まぁ・・・画面が小さいために、インストール前のアカウント情報入力に非常に手間取りますけどね・・・・
IMG_5407s

言語設定に日本語がないので、まずは、PlayStoreで「MoreLocal2」を探してインストールしてください。
(もしくは開発者のサイト「MoreLocale 2」からダウンロードして、インストールでも良い)

melroses9-002

MoreLocale2を起動すると画面が小さすぎて変な感じになってますが、設定はできます。
melroses9-003

ただ、アプリだけでは設定できず、別途、Android SDKをインストールしたパソコンにつないで、pmコマンドで言語変更を有効化する必要があります。

設定すれば下記のように日本語表示になります。
melroses9-005

ここからはいくつかのアプリでの動作状況をご紹介。

Google 日本語入力を使って、twitter webから発言しようとすると、こんな感じです。
twitter
入力するにはつらい感じです。

画面サイズに合わせたレイアウトを適切におこなってくれるものでないと悲惨です。

たとえばIngress
ingress
ゲーム開始時のどっちの陣営に所属するかを選ぶところで、「レジスタンス」を選ぶためのアイコンしか表示されません。
まぁ、そもそも、画面にメッセージがぜんぜん収まっていませんけどね。

torne mobile
torne
「次へ」というアイコンが表示されているもの、クリックしても反応がない。

WX01TJ用アプリ
wx01tj
一見普通そうですが、本来はテンキーの上側に入力した電話番号を表示するための欄があります。

ちなみに、WX01TJと並べてみるとこんな感じになって面白いです。
wx01tj-gaikan

問題なく動いたアプリ例

スクールガールストライカーズ
すくすと
スクリーンキャプチャだと結構まともそうですが、実際の画面でみると、文字が小さすぎるというところはありますが、問題点はそれぐらいです。

動作風景を撮った動画

まぁ、スクストは、同じSoC採用のJIAYU F1で普通に動いていたから、動き自体は大丈夫だってわかっていたんですが、まさか、QVGA画面にまで対応しているとは思わなかったという感じです。

そんな感じで、おもしろ端末としては、十分すぎるほどの性能は持っているかと思います。

なお、「超小型Android Melrose S9(旧版記事)」には、CPU-Zの結果、dfの結果、default.prop/build.propの内容も掲載しています。
必要な人は合わせてみていってください。

BLUBOO X550を使った感想

BLUBOO X550を使っていて感じたことのメモ書き

・バッテリーはすごい持つ
さすが5300mAh

・SIMスロットの動作について
SIM slot1:標準SIM
SIM slot2:MicroSIM

WCDMA/LTEが使用できるのは片方のみ。
どちらのslotでも良いが、明示的に切り替える必要がある。

なお、firmwareが150602版はバグでSIM slot2(MicroSIMスロット側)がGSMしか使えない。
150616版にアップデートすると、SIM slot2でもWCDMA/LTEが使用できるようになる。

・firmwareアップデートについて
OTAでアップデートできる、ということになっているのだが、うちの環境ではOTAで150602版から150616版へのアップデートを行うことはできなかった。
MediaTekのfirmware書き換えツールSP Flashを使用して、端末初期化&firmware書き込みを行いアップデートした。

・root権限について
標準では使えない。
探せばなんとかなるのかもしれないが、個人的には不要なので探していない。

・パズドラ、torne mobile、huluなどのうるさいアプリの動作
特に問題なく動作している。

・急速充電について
MediaTek Pump Express plusという急速充電規格に対応している、という話で、
ACアダプタも対応しているような雰囲気なのだが、添付のUSBケーブルを使ってつないでも、特に急速充電されているような雰囲気が見当たらない・・・

なお、5V 2A以上供給できるアダプタを使うと、1時間に25%ぐらいの勢いで充電できる。

・使用できるSIMについて
SMS対応のSIMではなくても、使える。
(データ通信のみもokということ)
SIM slotのピンはボールタイプのものなので、SIM変換アダプタを使った場合のトラブルがおきにくいようにはなっている。

・Mineo SIMでの利用について
LTE B1(2100MHz)のみなので、都市部ならそれなりに使える。
郊外に出て行くとつらいと思う。
標準の設定画面だけでは、どうしても3Gを見に行ってしまうようでアンテナが立たない。
MTK Engineering Modeに入り設定を行う必要がある。
詳細は「MediaTek SoCのLTE端末でmineo SIMを使うには?」を参照のこと。

・APN設定をしてもデータ通信ができない
おそらく「設定」の「Data Usage/データ通信量」のところにある「モバイルデータ」設定がoffになっているため。
以前は「モバイルネットワーク」設定にあったが、Android 5.0から移動したので注意が必要。

・無線LAN 802.11aに対応しているのかどうかが微妙
箱の記述がマジックで消されていた。
家の802.11aアクセスポイントが認識できなかった