MediaTekの急速充電規格Pump Express 3.0登場。USB-C専用&充電時に本体を発熱させない方式

現在、台湾にてCOMPUTEX TAIPEIが開催中。
その中で、MediaTekが、新しい急速充電規格Pump Express 3.0について発表を行った模様。

これまでも、MediaTekは、Qualcommの急速充電規格Quick Chargeに対抗して、Pump Expressという規格を提供してきました。今回の売りは何なのか、確認・・・

MediaTek公式の詳細情報」および、「Pump Expressのバージョン間比較資料」を見てみる・・・

・2016年末にでるMediaTek Helio P20系から採用予定
・Pump Express 2.0での最大20Vといった高い電圧かけて充電に必要な時間を短縮する、という方向性を取りやめる
・Pump Express 3.0の目指すところの1つは「発熱対策」
・発熱している環境でバッテリーを使う/充電すると早く死ぬ、という現実がある
・バッテリー充電中は本体が熱くなる。また使用するとそれはそれで熱くなる
・バッテリー充電時にスマートフォン内部の充電機構で発生する発熱を減らすため、ACアダプタ側に発熱する要素を任せるようにする
・そのため、USB Type-C専用とし、ACアダプタ側との双方向通信を行わせることで適切な充電を実現する
・ACアダプタの供給電圧は3.0V~6.0Vの範囲で10mV~20mVステップで電圧を調整できるようにし、それぞれのスマートフォンが採用するバッテリ-ごとに異なる適切な充電電圧を指定できるようにする


旧バージョンの規格についての関連記事「スマホの急速充電規格Qualcomm Quick Charge2.0とMediaTek Pump Express Plus

電子書籍読み用途のWindows/AndroidタブレットTeclast X89 Kindow Readerを発注してみた

中国のTeclast社はいろいろなWindows/Android両対応タブレットを出している。

Teclast X89という名称のバリエーションで何機種か出ていたが、この度「Teclast X89 Kindow Reader」という新種が登場した。

さっそく、4/29に秋葉原の東映無線ラジオデパート店で販売が開始されてたりします。
Kindle対抗?7.5型のWindows 10タブレット「X89 Kindow」が登場

CPUがAtom Z3735Fと旧世代なのがちょっと難有りですが、fastcardtechでのお値段が案外安かったので発注してみてます。
Registered Mailなので、届くまでに1ヶ月ぐらいかかりそうですけどね・・・

果たして、どうなることか・・・

SpreadtrumからCortex-A53を8コア搭載のLTE SoC SC9860GVが登場

中国のスマホ向けSoCメーカSpreadtrum社は以前から「SC9830A(Cortex-A7 4コア)」というLTE対応のSoCをリリースしていたのですが、ぜんぜん搭載した製品が出てきていませんでした。

で・・・昨日(2016/03/21)付けのリリースでサムソンのスマホに採用された(Spreadtrum LTE SoC Platform Powers SM-J320F / DS Samsung Galaxy J3 Smart Phones)ということが公表されました。

へー、と思いつつ製品一覧のページを見てみると4Gの欄に新しい製品が・・・

SC9860GV platform

・64bitのCortex-A53を8コア
・GPUはARM-Mali T880 MP4
・5モード(TD-LTE / FDD LTE / TD-SCDMA / WCDMA / GSM ),LTE Cat7対応
・TSMCの16nmプロセス製造

だが・・・変わった記述が・・・

8コア あるCortex-A53は、4コアが2.0GHz動作、4コアが1.25GHz動作、となる

ということが・・・
全部を2GHz動作させることが厳しかった模様・・・

果たして、この構成は、どの程度実用になるのか?
実際に採用した製品がいつ出てくるのか・・・

というか、最近、Spreadtrum社SoCを採用してるのって、Samsungの低価格帯製品しか見ないような気が・・・


2016/07/05追記

Qualcommの「Snapdragon 617(MSM8952)」も、Cortex-A53コアで、1.5GHz*4コア + 1.2GHz*4コア、という構成でした。

i-dioを正午の正式サービスイン前に聞いてみたけど、問題多々?

今日正午から正式放送開始のV-Low放送、i-dioを試してみた。

現在地点は浜松町駅近く。
i-dioの東京での電波発信地点である東京タワーが見える場所です。

i-dioのWi-Fi Tunerを入手していること前提ですが、Androidで「専用アプリ」をダウンロードしてインストール。

Wi-Fi DirectでWi-Fi Tunerに接続して

選局中…..
Screenshot_2016-03-01-09-38-07

選局が長いと2分ぐらいかかる。
選局中の表示の途中から飛び飛びで聞こえ始めます。

続いて、コンテンツ受信中…
Screenshot_2016-03-01-10-03-37

こちらも2分ぐらいかかる

そして、ようやく表示
Screenshot_2016-03-01-10-03-37

現時点ではAmanekチャンネルは選択しても、選局中から変化せず
途中で音楽も聞こえず。

Creatorsチャンネルは動いてる
選局中の途中から聞こえつつ、5分経過しててようやく選局が終わり、コンテンツのダウンロードもやっぱり5分ぐらいかかっているという・・・

この選局が遅い問題は解決できるものなのか?
これがあるので気軽にチャンネルを変えたくない感じです。


正式に開始したので、いろいろ試してます

・Wi-FI Tunerは、アンテナを立て使う設計だと思われる
  アンテナをたたんでいる状態だと、ほんと受信状態が悪い

・選局時はアンテナを立てること必須
  受信状態が悪いと、なかなか選局が完了しないし
  コンテンツの受信も終わりません

・放送視聴時は音声のみ放送ならアンテナをたたんでいてもなんとかなるかも?
  映像/画像が動く放送の場合は、アンテナをたたむと厳しい

8コアのMediaTek Helio P10搭載Elephoe P9000が200ドルぐらいで買えるキャンペーン中

当初10コア搭載だといわれていたElephone P9000ですが、ようやくいろいろ決まってきたようで、公式ページ上で、クラウドファンディングキャンペーンをやっています。
P6000 GLOBAL CROWDFUNDING

ただ、内容が若干微妙で、公式認定サイトで購入する際に使える50ドル割引クーポンを5ドルで販売。
その結果、P9000購入時にだいたい200ドル、P9000Liteだと150ドルぐらいで買えるよ、というもの。
いつ入手できるのか、という点については、「Elephone P9000/P9000 Lite will be delivered from 1.31.2016.」とあるので、1月末以降に入手できる、としかわからない。

で、どういったスペックなのか、というと

Android 6.0
Soc: Helio P10(MT6755 Cortex-A53 8コア 2.0GHz)
GPU: Mali-T860
RAM: 4GB
内蔵ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 5.5インチ LG液晶 1920×1080
カメラ: 前面500万画素、背面1300万画素
WiFi: 802.11a/b/g/n
FDD-LTE: USモデル:1/3/7/8/20 EUモデル:1/2/4/7/17
TDD-LTE: 38/40
WCDMA: USモデル:1/2/5/8 EUモデル:1/2/4/5
バッテリー: 3000mAh

というのがP9000とP9000 Liteでの共通スペック。
P9000でのみの追加要素は下記
・NFC
・ワイヤレス充電(規格は不明)
・急速充電(MediaTeck PumpExpressと、QuickCharge)
・指紋認証

「Quick Charge対応」と「ワイヤレス充電対応」というのは、ほんとかなー?と若干疑問視・・・

・・・Elephone初の64bit SoC採用のElephone P6000で、塩対応されたので、今回は見送りかな・・・