中国版みまもりケータイ(GSMのみ

MTK関連の情報を探していると、サイトに表示される広告に中国版みまもりケータイのようなものを発見しました。

ボタンを押すと、あらかじめ登録されている4カ所の電話がかけられる。

SOSボタンを押すと、GPS(もしくは基地局ベース LBS)で現在位置を取得し、SMS(メッセージ)で親の携帯に通知する、というもの。

上の写真は「SSX100」という機種で、3千円程度で売っているようです。
ちなみに、日本では使用できないGSMのみの携帯です。


液晶パネルがついている「SSX108」というものもあるようです。

さて・・・子ども受けをするようには、どうすればいいのか、考えたんでしょうね。
SSX100には、いろんなバージョンがあるようです。

たとえば、こんなのとか!!!

・・・なんとなく、日本で似たようなキャラクターを見たことがあるような、と悩む感じの絵が・・・

というか、「Pika!」とかしゃべりそうな生き物とかw

ちなみに、今回みつけた販売店は、tmall.comというところに出店している「ここ」です。
いろんな写真とかを出しつつ売り込んでいるのが興味深い感じだと思います。

まぁ・・・ちょっとアレな感じのはおいておいて、他にもいろいろあります。

Dowee(大为)というメーカからは贝贝熊 D302 というのが出ています。

こっちのはある意味穏当なキャラ展開です。
機能は、SSX100とほぼ同じです。

ここら辺のキッズケータイは、GSMのみの製品しか見ないですね。
日本みたいに3Gのみしか存在しない国は別として、消費電力やコストの面を考えるとあえて3Gでこういった商品を作るメリットがないですからねぇ・・・

シャープはFeel UXの海外展開を図るようです(SH631/SH630Eに搭載)

せっかく、シャープがFeel UXの海外展開を図るようなのに、juggly.cnに掲載された「シャープ、中国市場に4.5インチAndroid 4.0スマートフォン「SH631U」を投入」では触れられていないようなので、補足的な記事を作成してみたり。

(2012/10/03 SH630Eについての記述を追加し、全体を調整)

ちなみにネタ元はMTKSJ手机网:「夏普将推新款双核SH631 搭载FEEL UX界面
そして、ePrice:「亞太開通 EVDO Sharp SH630E、Galaxy S3 十月亮相

基本的には前モデルのSH530Uの縮小版の様に見えますが・・・

最大の変更点は、ソフトウェアをFeel UXに変更した、ということです。

そして、それ以外にもいろいろスペックが変わっています。

SH530U SH631 SH630E
CPU MTK MT6577 1GHz MTK MT6577 1GHz? Qualcomm MSM8625 1.2GHz
RAM/ROM 512MB/4GB 1GB512MB/4GB(らしい) 768MB/4GB
液晶 5.0インチ
800×480
4.5インチ
960×540(らしい)
4.5インチ
960×540
カメラ 500万画素/30万画素
対応 WCDMA/GSM CDMA2000/GSM
バッテリー 1950mAh 1650mAh 1650mAh
サイズ 146.5x81x9.9mm 127.6x66x9.5mm 127.6x66x9.5mm

SH630EとSH631の違いは、CDMA2000系か、WCDMA系か、という点です。
MTK MT6577はWCDMAのみであるため、CDMA2000用とするためにSH630EのCPUが変わったモノと思われます。(おそらく開発段階ではMT6513は無かったんでしょうね)
また、どちらもDual SIM端末です。

SH631の液晶解像度はjuggly.cnのネタ元となっている工业和信息化部电信设备认证中心の「夏普 SH631U」では「800×480」とありますが、↓の写真を信用してQHD採用としています。

SH631は10月上旬に発売らしいので、いったいいくらで出てくるのか?というあたりが注目どころですね。

(2012/09/30:SH631のメモリが1GBだ、という話が来たので修正)
(2012/10/03: 台湾でSH630Eが登場したので追加)

Lenovoから4コア MT6588搭載のAndroid携帯 開発コードArkansasが11月発売

Lenovoから4コア MTK MT6588搭載のAndroid携帯がでてくる、という噂。

MTK MT6588 1.2GHz
4.5インチ QHD(960×540)
RAM 1GB/ROM 4GB
Android 4.1
1499~1799人民元で発売される・・・という話。

例のごとくにMTKSJ手机网の「传联想Arkansas MTK6588四核手机价格为1799元」がネタ元となります。

なお、上記URLに掲載されている写真は、MT6577搭載のLenovo A789です。

8コア搭載のLTE対応 MTK MT6599が2013年初頭に登場?

2012/10/16追記
weiboにてMediaTek公式アカウントがMT6599についてしゃべていたので、「MediaTekのLTE対応チップ MT6599は2013年後半製品出荷?」という記事を作りました。併せてどうぞ。


まいどまいどのMTK手机网ネタ
今回は「MTK6588时间或推前 联发科明年推8核MT6599?」より・・・

10月に搭載した製品が出てくると噂されているMediaTek MTK MT6588(4core)/MT6583(2core)ですが、その次の製品の話が出てきました。

なんと、8coreのMT6599というものが2013年初頭に出てくる、というのです。

MT6588/MT6583からのアップデート点は現状不明で、「8コア」と「LTEにも対応(それによりLTE/TD-SCDMA/WCDMAの3種類に対応)」という点だけが伝えられています。

・・・いえ、2012年7月末の段階では、MTK MT6588/MTK 6583が2013年初頭って噂だったんですよ。(MTK MT6588/MT6583が2013年初頭に登場予定!?)

それが9月初頭に2012年10月ぐらいにMT6588搭載のiPhone5もどきが出る、なんて話が出てきて、ほんとかなぁ?と思っているうちに「MTK MT6588は2012年10月に試験的な生産と出荷を実施」(2012/09/13)なんて、前倒しされていたので、謎だったんですよね。

2011年からのMTKのAndroid向けラインナップは、以下の様になっています。

MTK MT6575
 ↓
「2コア」
 ↓
MTK MT6577 → 「TD-SCDMAサポート」→ MTK MT6517
 ↓
「CoretexA7」「4コア」「29nmプロセス製造」「TD-SCDMAサポート」などなど(詳細)
 ↓
MTK MT6588(4コア)/MT6583(2コア)
 ↓
「8コア」「LTEサポート」
 ↓
MTK MT6599(8コア)

この流れを見る限りではMT6599では、8コア/LTEサポート以外のトピックは積んで来ないんじゃないのかなぁ・・・とか思います。

そして、期待されるのはドコモからのMTK MT6599搭載機種の発売です。

なぜなら、このLTE技術は2010年7月にドコモからライセンス提供されたものだからです。
ImpressケータイWatch:「ドコモ、台湾MediaTekにLTEプラットフォームをライセンス提供

果たして、国産メーカからも出るんでしょうかねぇ・・・

ESXi5.xでテープ装置を使う

仮想環境において、ゲストOSからFC接続されているテープ装置を使おうとしたら、認識してないようだったので調べてみた。

結論からいうと、VMware KB2013670:「ESX/ESXi でテープデバイスが間違って ALUA デバイスとして認識されてしまう」が該当していた。
2015/12/18追記:現在は「ESXi/ESX ホストでテープ デバイスが間違って ALUA デバイスとして検出される (2090103)」で公開されている。
2020/09/28追記:「ESXi/ESX ホストでテープ デバイスが間違って ALUA デバイスとして検出される (1026157)

対処方法も、上記KBそのままで大丈夫だった。

実際に実行した例について、以下に紹介する。

1. まず認識しているかどうかを確認する
(1)「esxcli storage core path list」を実行する。

# esxcli storage core path list

<略>
fc.XXXXXXXXXXXX35:XXXXXXXXXXXX34-fc.XXXXXXXXXXXX0e:XXXXXXXXXXXX0f-
UID: fc.XXXXXXXXXXXX35:XXXXXXXXXXXX34-fc.XXXXXXXXXXXX0e:XXXXXXXXXXXX0f-
Runtime Name: vmhba1:C0:T4:L0
Device: No associated device
Device Display Name: No associated device
Adapter: vmhba1
Channel: 0
Target: 4
LUN: 0
Plugin: (unclaimed)
State: dead
Transport: fc
Adapter Identifier: fc.XXXXXXXXXXXX35:XXXXXXXXXXXX34
Target Identifier: fc.XXXXXXXXXXXX0e:XXXXXXXXXXXX0f
Adapter Transport Details: Unavailable or path is unclaimed
Target Transport Details: Unavailable or path is unclaimed
<略>
fc.XXXXXXXXXXXX35:XXXXXXXXXXXX34-fc.XXXXXXXXXXXXc8:XXXXXXXXXXXXc9-
UID: fc.XXXXXXXXXXXX35:XXXXXXXXXXXX34-fc.XXXXXXXXXXXXc8:XXXXXXXXXXXXc9-
Runtime Name: vmhba1:C0:T5:L0
Device: No associated device
Device Display Name: No associated device
Adapter: vmhba1
Channel: 0
Target: 5
LUN: 0
Plugin: (unclaimed)
State: dead
Transport: fc
Adapter Identifier: fc.XXXXXXXXXXXX35:XXXXXXXXXXXX34
Target Identifier: fc.XXXXXXXXXXXXc8:XXXXXXXXXXXXc9
Adapter Transport Details: Unavailable or path is unclaimed
Target Transport Details: Unavailable or path is unclaimed
<略>
#

というような感じで「Plugin: (unclaimed)」というデバイスが認識されいている。

(2) VMware上で使える認識になっているか確認する
「esxcli storage nmp device list」を実行する。

# esxcli storage nmp device list
<略>
#


こちらの出力結果には出てこない。

2. 該当デバイスのSCSI inquryを調査
(1) SCSIデバイスのスキャンを実行
「esxcfg-rescan vmhba?」を実行。
今回の場合、「vmhba1」で認識されているので「esxcfg-rescan vmhba1」を実行。

(2) ログに出力されたScsiScanを確認。

# grep "ScsiScan" /var/log/vmkernel.log
<略>
2012-09-21T12:52:46.210Z cpu0:2635)ScsiScan: 1098: Path 'vmhba1:C0:T0:L0': Vendor: 'HP ' Model: 'D2DBS Diagnostic' Rev: 'DIAG'
2012-09-21T12:52:46.210Z cpu0:2635)ScsiScan: 1101: Path 'vmhba1:C0:T0:L0': Type: 0x1f, ANSI rev: 3, TPGS: 1 (implicit only)
2012-09-21T12:52:46.210Z cpu3:2641)ScsiScan: 1098: Path 'vmhba1:C0:T1:L0': Vendor: 'HP ' Model: 'Ultrium 4-SCSI ' Rev: 'ED41'
2012-09-21T12:52:46.210Z cpu3:2641)ScsiScan: 1101: Path 'vmhba1:C0:T1:L0': Type: 0x1, ANSI rev: 3, TPGS: 1 (implicit only)
2012-09-21T12:52:46.211Z cpu3:2641)ScsiScan: 1582: Add path: vmhba1:C0:T1:L0
2012-09-21T12:52:46.211Z cpu3:2641)ScsiScan: 1098: Path 'vmhba1:C0:T2:L0': Vendor: 'HP ' Model: 'Ultrium 4-SCSI ' Rev: 'ED41'
2012-09-21T12:52:46.211Z cpu3:2641)ScsiScan: 1101: Path 'vmhba1:C0:T2:L0': Type: 0x1, ANSI rev: 3, TPGS: 1 (implicit only)
2012-09-21T12:52:46.212Z cpu2:2641)ScsiScan: 1582: Add path: vmhba1:C0:T2:L0
2012-09-21T12:52:46.212Z cpu1:2641)ScsiScan: 1098: Path 'vmhba1:C0:T3:L0': Vendor: 'HP ' Model: 'Ultrium 4-SCSI ' Rev: 'ED41'
2012-09-21T12:52:46.212Z cpu1:2641)ScsiScan: 1101: Path 'vmhba1:C0:T3:L0': Type: 0x1, ANSI rev: 3, TPGS: 1 (implicit only)
2012-09-21T12:52:46.213Z cpu2:2641)ScsiScan: 1582: Add path: vmhba1:C0:T3:L0
2012-09-21T12:52:46.213Z cpu3:2641)ScsiScan: 1098: Path 'vmhba1:C0:T4:L0': Vendor: 'HP ' Model: 'Ultrium 4-SCSI ' Rev: 'ED41'
2012-09-21T12:52:46.213Z cpu3:2641)ScsiScan: 1101: Path 'vmhba1:C0:T4:L0': Type: 0x1, ANSI rev: 3, TPGS: 1 (implicit only)
2012-09-21T12:52:46.213Z cpu2:2641)ScsiScan: 1582: Add path: vmhba1:C0:T4:L0
2012-09-21T12:52:46.214Z cpu1:2641)ScsiScan: 1098: Path 'vmhba1:C0:T5:L0': Vendor: 'HP ' Model: 'D2DBS ' Rev: 'EL01'
2012-09-21T12:52:46.214Z cpu1:2641)ScsiScan: 1101: Path 'vmhba1:C0:T5:L0': Type: 0x8, ANSI rev: 3, TPGS: 1 (implicit only)
2012-09-21T12:52:46.214Z cpu2:2641)ScsiScan: 1582: Add path: vmhba1:C0:T5:L0
2012-09-21T12:53:33.684Z cpu2:2745)ScsiScan: 1098: Path 'vmhba1:C0:T0:L0': Vendor: 'HP ' Model: 'D2DBS Diagnostic' Rev: 'DIAG'
2012-09-21T12:53:33.684Z cpu2:2745)ScsiScan: 1101: Path 'vmhba1:C0:T0:L0': Type: 0x1f, ANSI rev: 3, TPGS: 1 (implicit only)
#

こんな感じで出力されている。
該当するものとしては、以下の3種類となる。
Vendor:「HP」、Model:「Ultrium 4-SCSI」
Vendor:「HP」、Model:「D2DBS」
Vendor:「HP」、Model:「D2DBS Diagnostic」

3. 定義の変更
(1) 該当のデバイスに「VMW_SATP_LOCAL」として動作させる設定として、まず定義を設定。
先ほどの例の場合は以下の3デバイスがある。
Vendor:「HP」、Model:「Ultrium 4-SCSI」
Vendor:「HP」、Model:「D2DBS」
Vendor:「HP」、Model:「D2DBS Diagnostic」

今回の場合は、以下のコマンドを実行した。

# esxcli storage nmp satp rule add --satp="VMW_SATP_LOCAL" --vendor="HP" --model="^Ultrium 4-SCSI*"
# esxcli storage nmp satp rule add --satp="VMW_SATP_LOCAL" --vendor="HP" --model="^D2DBS*"
#

なお、SCSI inquryでは文字列末尾につくスペースも重要であるが、このコマンドでは末尾のスペースは無視してくれるようである。

(2) 次に、各デバイスに対して現状、設定されている定義を解除

# esxcli storage core claiming unclaim -t location -A vmhba1 -C 0 -T 0 -L 0
# esxcli storage core claiming unclaim -t location -A vmhba1 -C 0 -T 1 -L 0
# esxcli storage core claiming unclaim -t location -A vmhba1 -C 0 -T 2 -L 0
# esxcli storage core claiming unclaim -t location -A vmhba1 -C 0 -T 3 -L 0
# esxcli storage core claiming unclaim -t location -A vmhba1 -C 0 -T 4 -L 0
# esxcli storage core claiming unclaim -t location -A vmhba1 -C 0 -T 5 -L 0
#

(3) 再スキャンを行い、設定した定義を適用
「esxcfg-rescan vmhba?」を実行する。

# esxcfg-rescan vmhba1
#


4. 認識が変わったことを確認
「esxcli storage nmp device list」を実行

# esxcli storage nmp device list
naa.XXXXXXXXXXXXc8
Device Display Name: HP Fibre Channel Medium Changer (naa.XXXXXXXXXXXXc8)
Storage Array Type: VMW_SATP_LOCAL
Storage Array Type Device Config: SATP VMW_SATP_LOCAL does not support device configuration.
Path Selection Policy: VMW_PSP_FIXED
Path Selection Policy Device Config: {preferred=vmhba1:C0:T5:L0;current=vmhba1:C0:T5:L0}
Path Selection Policy Device Custom Config:
Working Paths: vmhba1:C0:T5:L0

naa.XXXXXXXXXXXX0a
Device Display Name: HP Fibre Channel Tape (naa.XXXXXXXXXXXX0a)
Storage Array Type: VMW_SATP_LOCAL
Storage Array Type Device Config: SATP VMW_SATP_LOCAL does not support device configuration.
Path Selection Policy: VMW_PSP_FIXED
Path Selection Policy Device Config: {preferred=vmhba1:C0:T2:L0;current=vmhba1:C0:T2:L0}
Path Selection Policy Device Custom Config:
Working Paths: vmhba1:C0:T2:L0

naa.XXXXXXXXXXXX0c
Device Display Name: HP Fibre Channel Tape (naa.XXXXXXXXXXXX0c)
Storage Array Type: VMW_SATP_LOCAL
Storage Array Type Device Config: SATP VMW_SATP_LOCAL does not support device configuration.
Path Selection Policy: VMW_PSP_FIXED
Path Selection Policy Device Config: {preferred=vmhba1:C0:T3:L0;current=vmhba1:C0:T3:L0}
Path Selection Policy Device Custom Config:
Working Paths: vmhba1:C0:T3:L0

naa.XXXXXXXXXXXX0e
Device Display Name: HP Fibre Channel Tape (naa.XXXXXXXXXXXX0e)
Storage Array Type: VMW_SATP_LOCAL
Storage Array Type Device Config: SATP VMW_SATP_LOCAL does not support device configuration.
Path Selection Policy: VMW_PSP_FIXED
Path Selection Policy Device Config: {preferred=vmhba1:C0:T4:L0;current=vmhba1:C0:T4:L0}
Path Selection Policy Device Custom Config:
Working Paths: vmhba1:C0:T4:L0

<略>

naa.XXXXXXXXXXXX08
Device Display Name: HP Fibre Channel Tape (naa.XXXXXXXXXXXX08)
Storage Array Type: VMW_SATP_LOCAL
Storage Array Type Device Config: SATP VMW_SATP_LOCAL does not support device configuration.
Path Selection Policy: VMW_PSP_FIXED
Path Selection Policy Device Config: {preferred=vmhba1:C0:T1:L0;current=vmhba1:C0:T1:L0}
Path Selection Policy Device Custom Config:
Working Paths: vmhba1:C0:T1:L0
#