vSphere5でVMware HA(vSphere HA)が刷新

ESXサーバのActive/Standby的な冗長性を確保する機能 VMware HAは、vSphere HAという名称になった。

トピック
・仕組みを作り直した
・ESXサーバ間の死活監視をネットワークだけでなく共有ストレージも利用
・IPv6サポート

仕組みを作り直したという点が非常に大きい。

新しいHAの仕組みのトピック
・全ESXサーバでFDM(Fault Domain Manager)が動作
・どれか1つがマスタに選ばれる(マスタとスレーブに分かれる)
・マスタのESXサーバが、各ESX(スレーブ)と仮想マシンを監視する
・マスタが停止した場合、10~15秒でスレーブのうち1つがマスタに昇格する
・vCenter Serverは、基本的にマスタサーバにアクセスする

これにより、現状のPrimary/Standbyという考え方はなくなった。

・・・・・・いや、これ、Citrix XenServerの仕組みと類似ですよね。
あれはvCenter Server相当がそもそもなくて、構成しているCitrix XenServer間でマスタが1台選ばれて連携していく、という形式ですし。

よくわからない点としては、死活監視用の共有ストレージの取り扱いがある。
どうもは「Heartbeat Datastores」という名前で、自動的に2カ所のDatastoreが選ばれる、という記述がある。しかし、これが、空いているDatastoreが選択されHeartbeat専用になるのか、それとも普通のDatastoreを指定すれば共存できるのかがよくわからない。

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