MIUIが結構いい感じです。
一般的にはiOSもどき、と言われているAndroidをiOS風に仕立て上げたMIUIというものがあります。
でも、このMIUIをGalaxy Nexusで使ってみると、案外使いやすいのです。
その1 メニューボタンが左下にある
赤枠で囲っているところがメニューボタンです。
ICS標準だと右上の方にあるので、非常に使いにくいのです。
それが旧来のAndroid 2.3までと同じように下部にあるため、容易に手が届き、使いやすいのです。
その2 root権限のon/offが簡単に切り替え可能
常時root権限を有効にしていると、外部からのアクセスを受けてしまう可能性があります。
そのため、万が一の影響度を少しでも低くするため、通常時のroot利用をon/offすることができます。
その3 アプリに対するパーミッション管理が強化
アプリケーション毎に使うパーミッション(権限)を管理できます。
こんな感じでアプリケーション毎にいくつのパーミッションが設定されているのかがわかります。
そして、各アプリについてを見ると
こんな感じで、パーミッションを許可する・しないを細かく設定することもできます。
例えば↑では、「Google+」に対して「アドレス帳の読み出し」を「拒否」しています。
その4 パケット通信量がわかる
パケットの流量監視機能があります。
当日分、今月分(当月流量)、先月分(上月流量)を3GとWifiに分けて確認することができます。
下半分の「2G/3G 可用流量」というのは、1ヶ月の3Gパケット利用量を監視する機能です。
この画像の場合、「1GBを超えたら警告(輸入警告流量)、5GBで通信停止(輸入可用流量)、パケットカウントのリセットは毎月1日(盗控起始日期)」というものです。
b-mobileの1GB SIMとかを使っている場合に有用でしょう。
MIUIを導入するには?
・手順1 前準備
Galaxy NexusにMIUIを導入するには、まず、boot loader unlockとかClockwork Mod Recoveryのインストールを行います。
「[GNex TOOLKIT V6.0] Drivers, Backup, Unlock, Root, CWM, Flash, Mods + MUCH MORE [GSM]」を使うといいでしょう。
ドライバインストールからboot loader unlock, root取得などが簡単にできます。
(手順の詳細は解説しませんが、機種選択は「Galaxy Nexus GSM」を選ぶこと)
・手順2 MIUIのzip入手
どこのものを持ってきても、結局は日本語のリソースが入っていないので、あまり変わりないとは思いますが、私はMIUI Americaのdownload romから入手しています。
ドコモのGalaxy Nexus SC-04Dは、「Samsung Galaxy Nexus (GSM)」を選びます。
また、MIUI Ameriaトップページのどこかに「Google apps package for MIUI」というものがあるので、それも入手します。
・手順3 MIUI本体のzip適用
ROM managerを起動し、MIUI本体のzipを選択し、書き込みます。
・手順4 Google apps package for MIUIのzip適用
ROM Managerを起動し、Google apps package for MIUIのzipを選択、書き込みます。
・手順5 Bモバイルデータ通信SIMやIIJMIOを使っている場合はこのパッチを適用
ブローヴちゃん:Android + データ専用 SIM での動作修正パッチ
MIUIの場合、「動作モード0」「”緊急通報のみ”は変更しない」で動作します。
また、バッチを起動する前に
> adb shell # mount -o rw,remount /system # exit
という感じで/systemボリュームをread-write可能にしておくと、あとで楽です。
・手順6 MoreLocale2をインストール
Google Playストアから、「More Locale2」をインストールして、「日本語」設定にします。
ただし、これで日本語化される範囲は限定的です。
基本的にMIUIの標準インストール関連は英語表記だと思ってください。
・手順7 日本語フォントの追加
標準の日本語フォントが気に入らない人は、ICS用の日本語フォントの組み込み手順にしたがって組み込んでください。