ReadyNASのCPUがMarvell Kirkwoodに


うちにはInfrant社のReadyNAS 600がある。
当時、4ドライブ搭載可能で、しかも、ドライブを大容量のものに交換すると、中のデータを保持したまま、RAIDを再構築してくれる、という製品は、これしかなかった。
しかも、(ドライブ抜きだけど)10万円を切っていた。
その当時のReadyNASは、CPUアーキテクチャにSPARCを採用した独自のものを使っていた。
その後、ReadyNAS X6、ReadyNAS NVになり、そして、InfrantがNETGEARに買収され、
また、CPUアーキテクチャがIntel ATOMベースに変わりReadyNAS NV+が出たりした。

そして、昨日、新製品、ReadyNAS NV+ v2とReadyNAS Duo v2が出た。
プレスリリース: NETGEAR Redefines Home and Small Business Storageと、紹介ページ

なんでも、CPUアーキテクチャがARM系のMarvell Kirkwood 6282 に切り替わったらしい。
それに伴い、NAS OSのRAIDiatorも、ARM版が出てくるんだと思われますが、どれくらい変わるのかはまだ不明。
特に、SPARC→Intelの時は、ディスクの引き継ぎが出来たけど、今度も可能なのかというところが気にかかります。

2ドライブのDuo v2が$199、4ドライブのNV+ v2が$399 と、値段的にはそんなものかな、といったところ。

とはいえ、Marvell Kirkwood 6282といえば、Synology社のNAS DS111/DS211/DS411とかQNAP社のTS-119P+/TS-219P+/TS-419P+ Turbo NASとか、いろいろで採用されているやつです。
競合他社がひしめく中、どれだけの優位性を出せるのかが気になるところです。

なお、QNAP社のMarvellチップ搭載のNASについて、どんなスペックなのか、Debianを移植したDebian on QNAP Turbo NASのページで一覧かされているので紹介しておきます。

republic wireless


アメリカでrepublic wirelessという会社が、Android携帯本体を$199で買うと、それ以降の月々料金は$19だ、といってるサービスが始まったらしい。

Android携帯はLG Optimus で、Android 2.3での提供だとか。(ここの下のほうに記載あり)

売り文句は、$19/月。
wifiと3Gネットワークを、まるでハイブリッド自動車のように切り替えて使うから、安いんだ、と。

WHAT IS COST?を見ると、
・Unlimited minutes, data, & text (無制限の通話、データ通信、SMS)
・No contracts or early termination fees (長期契約や解約手数料無し)
・No overages, ever! (追加コストはない)
なんて、威勢のいい言葉が・・・

3G回線を使っても無制限で、$19っておかしいなぁ、と思っていたんですが、Androidcentralに「Republic Wireless — a great idea that’s not quite there yet」という紹介記事を発見。
「While not on Wifi, you’re limited to 550 minutes, 150 SMS messages, and 300MB data monthly while on Republic Wireless’ 3G network. 」

republic wirelessのページでは発見できなかった、「3Gネットワーク利用時は、550分の通話、150回のSMS送信、300MBデータ通信までが可能」という記載が・・・
3G接続時は無制限じゃない、というのは当然だなぁ、とは思うものの、それでも、この上限設定で$19って、結構安い気がしなくもない。

とはいえ、wifi主体でってのは、Androidcentralの記事の最後にあるとおり「I’ll have to wait for version 2.0」って感じがしますけどねぇ・・・

ま、どっちにしろ、アメリカの話なので、日本じゃ関係ないですけどね^^;;;

the nDのその後・・・?


8月に紹介したthe nD(当blogでの紹介記事)ですが、その後の進捗は・・・と見てみると・・・

フォーラムを含め、表に出てるところを見る限りでは、リリーススケジュールに関しては何も進んでない・・・としか判断できない状況に見えます。

フォーラムの管理者アカウントは11月1日にログインしているらしいので、プロジェクト自体は進めているようですが・・・

ところで、the nDについて、slashdot.jpに「自作DSソフトの発売許可を求めて立てこもったゲーム開発者、ゲームをリリースするためにオリジナルの携帯ゲームハードを開発」というのが立ってますけど、あれ、うちのblogの影響ですかねぇ?
コミケ後に短縮url経由でのアクセスがあり、それが多くなってきたところで、ああいう形で出てきてますから・・・

Androidでドコモ公衆無線LANに自動ログイン


ドコモの公衆無線LANサービス Mzoneがmopera Uスタンダードなら無料で使える、というので、mopera Uライトから契約変更してみた。

ドコモの手順によればAndroidの場合、SSID:docomoに接続した後、ブラウザ上でログイン処理を行わないといけない、ということになっている。
しかし、Windows系とか他の環境では、その処理も含めて自動的に行えるようになっているらしい。

では、標準ではないだけで、実現する方法があるはず、と探してみたところ、Android Marketで、mzoneconfというアプリがありました。
類似の機能を持つアプリは他にもありますが、mzoneconfの利点は常駐しないアプリで、Androidの無線LAN設定にMzone用の設定を追加してくれるだけ、という非常に割り切った作りである、という点です。

やってることは、手動で設定すると非常にめんどくさいことを、直接設定を書いてしまうことで実現している、という感じなようです。

Androidでは無線LANの設定をLinuxと同様にくwpa_suppilicantを使用して行っています。
Android 2.3の場合、wpa_supplicant ver 0.6.10です。

設定ファイルは、/data/misc/wifi/wpa_supplicant.conf にあります。

mzoneconfで設定を行ったあとの/data/misc/wifi/wpa_supplicant.confは以下のような感じでした。

ctrl_interface=wlan0
ap_scan=2
update_config=1

network={
        ssid="自宅のSSID"
        psk="自宅のWPA-PSKキー"
        key_mgmt=WPA-PSK
        priority=1
}

network={
        ssid="docomo"
        scan_ssid=1
        proto=RSN
        key_mgmt=IEEE8021X
        pairwise=NONE
        group=WEP104 WEP40
        auth_alg=OPEN SHARED
        eap=PEAP
        identity="ユーザ名-mopera@docomo"
        password="パスワード"
        phase2="auth=MSCHAPV2"
        priority=1000
}

Android側か、無線LAN側か、どちらの要因かはわかりませんが、うちの環境では上記設定では、無線LANを検出しなくなってしまいました。
元との設定差異をみた結果、おそらくは「ap_scan=1」が「ap_scan=2」になったことが原因なのではないかと思い、wpa_supplicant.confをファイルを直接書き換えました。
また、プライオリティが1000って大きすぎ?と感じたので、10としてみました。

ctrl_interface=wlan0
ap_scan=1
update_config=1

network={
        ssid="自宅のSSID"
        psk="自宅のWPA-PSKキー"
        key_mgmt=WPA-PSK
        priority=1
}

network={
        ssid="docomo"
        scan_ssid=1
        proto=RSN
        key_mgmt=IEEE8021X
        pairwise=NONE
        group=WEP104 WEP40
        auth_alg=OPEN SHARED
        eap=PEAP
        identity="ユーザ名-mopera@docomo"
        password="パスワード"
        phase2="auth=MSCHAPV2"
        priority=10
}

この変更後、再起動を行って、正常に動作することを確認しました。

ちなみに、mzoneconfでは、Mzoneアカウントを使ってのBB モバイルポイント(mobilepoint)および成田空港エアポートネットでの有料ローミングアクセスが利用できます。
その設定を有効にした場合にwpa_supplicant.confに追加される設定は以下の様になっていました。

network={
        ssid="mobilepoint"
        scan_ssid=1
        proto=RSN
        key_mgmt=IEEE8021X
        pairwise=NONE
        group=WEP104 WEP40
        auth_alg=OPEN SHARED
        eap=PEAP
        identity="ユーザ名-mopera@docomo"
        password="パスワード"
        phase2="auth=MSCHAPV2"
        priority=1000
}

network={
        ssid="NRT-AIRPORT"
        scan_ssid=1
        proto=RSN
        key_mgmt=IEEE8021X
        pairwise=NONE
        group=WEP104 WEP40
        auth_alg=OPEN SHARED
        eap=PEAP
        identity="ユーザ名-mopera@docomo"
        password="パスワード"
        phase2="auth=MSCHAPV2"
        priority=1000
}

DD-WRTでFON接続を行う[準備編]


久しぶりにFONの存在を思い出して接続してみようかな、と家捜ししてみたけど、出てこず
仕方が無いから、うちで使ってるDD-WRTをインストールしたWBR-G300Nで代用できないかな?と手段を探してみた。

まず、DD-WRTの管理画面にある怪しい「ホットスポット」の項目について調査。
SputnikHotspot SYstemWifidogChillispotというのに対応しているらしい。

で、FONは、Chillispotを利用して構築されているらしい。

じゃぁ、とdd-wrtとCHillispotについての情報を探すと、dd-wrtの公式wikiにいくつか情報がある。
Chillispot単独についてのまとめ
FONのHotspotになるための設定
FON純正LaFoneraにdd-wrtを入れた場合のFON対応方法

FON Hotspotを読む限りでは、重要なのは・・・
・FON純正ルータから、WAN側のMACアドレスを抜いてくる
・dd-wrtの管理画面からはChillispotに関する設定操作を行わない
・JFFS2モジュールを有効にしてログ保存とかできるようにする必要がある。といっても無効でもなんとかなる。

とりあえず、実際に試すのは明日かな・・・

(2012/03/08 注: いろいろ調べた結果FON純正ルータを使わないといけないので、この記事の続編はありません。)