Arcserve UDPで出来ないことのメモ 2024/04/23版

Arcserve UDPが使いたい、と言われて確認したけど、それはできないことだったんだけど、どこにもサポートしてない、という明示的な記述はなかったことをメモする。

「AWS EC2上のインスタンスをバックアップして、OSまるごとリストアする」ことはできない(エージェントなしでの話)

「Amazon S3などのブロックストレージに直接バックアップ保存はできない」

まず、公式資料について

ARCSERVE UNIFIED DATA PROTECTION 8.x ナレッジ センター
 ドキュメントについて調べる時の起点

UDP のクラウド機能の理解
 Arcserve UDPで使えるクラウド関連機能についての説明

2023/06/19追記:UDP 9.0が出ていたので「新機能および機能拡張」を確認したがこのページにかいてある項目に関連する変更は見当たらなかった

2024/04/23追記:UDP 9.2が出ていたので確認。
ARCSERVE UNIFIED DATA PROTECTION 9.x ナレッジ センター
UDP のクラウド機能の理解
Arcserve Unified Data Protection 9.x 動作要件
確認する限りでは、これまでと状況は変わっていない模様。

変更履歴

2022/07/27 初版作成
2023/06/19 UDP 9.0について追記
2024/04/23 UDP 9.2について追記

AWS EC2上のインスタンスに対してできること

・EC2上のインスタンスにUDP Agentをインストールしてバックアップすること

arcserve Unified Data Protection Support with Amazon EC2 VMs」に「arcserve UDP agent for Windows and Linux supports working on Amazon EC2 VMs」とある

ただ、「Agent for Windows ユーザ ガイド」と「Agent for Linux ユーザ ガイド」を比較すると、Linux側は明示的に書かれているが、WindowsについてはAWS EC2対応について記載されていないためサポートしているのかが不明瞭である。

・EC2上のインスタンスをバックアップして、オンプレ側にある仮想環境にリストアする

Arcserve UDP8.xのマニュアル「Arcserve UDP エージェント(Linux) の使用」に「Amazon EC2 からローカルの Linux マシンに対してマイグレーション BMR を実行する方法」というサポートしている記述がある。

AWS EC2インスタンスでは実践していないがAzureのWindows/LinuxインスタンスでUDP agent経由でバックアップしたものをオンプレHyper-V上で起動させるという検証はしたことがあるので、おそらくEC2上のWindowsインスタンスも同様にいけると思われる。

・EC2上のLinuxインスタンスをBMRを使ってリストアすること

Arcserve UDP8.xのマニュアル「Arcserve UDP エージェント(Linux) の使用」に「AWS クラウドへの Arcserve UDP エージェント(Linux)のインストール」というサポートしている記述がある。

・バックアップしたデータからファイル/ディレクトリを抜き出してリストアすること

これは、UDP Agentとしてバックアップしているので、普通にファイルリストアができる、という話である。

・EC2上にEC2 APIを使って仮想スタンバイもしくはインスタント仮想マシンのインスタンスを作成する

Arcserve UDPでは災害発生時に即座に別の場所でサーバが復帰できるように「仮想スタンバイ(Windows用)」と「インスタント仮想マシン(Linux用)」という機能がある

これを使って、AWS EC2上に別のインスタンスを作成し、そこに対してデータをリストアし続ける、ということを行える。

Amazon EC2 のクラウド アカウントの追加」にあるようにEC2アカウントを登録することで、インスタンス作成を含めて勝手にやってくれる。

・EC2上に作成されたLinuxのインスタント仮想マシンを通常のインスタンスにする

マニュアルに「Linux インスタント仮想マシンを独立した仮想マシンに変換する」という項目があるのでできるのでしょう・・・

AWS EC2上のインスタンスに対して出来ないこと

・EC2のAPIを使って、インスタンスまるごとバックアップすること

EC2上のインスタンスを、EC2 API側からバックアップするような機能は搭載されていない。

・EC2のAPIを使って、インスタンスをまるごとリストアすること

仮想スタンバイもしくはインスタント仮想マシンのインスタンスを作成する機能があるくせに、連動しないで単独でインスタンスを作成しリストアする機能は搭載されていない。

・EC2上のWindowsインスタンスをBMRを使ってリストアすること

Arcserve UDP8.xのマニュアル側には「Arcserve UDP エージェント(Linux) の使用」側には「AWS クラウドへの Arcserve UDP エージェント(Linux)のインストール」というサポートしている記述がある。

しかし「Arcserve UDP エージェント(Windows)の使用」にはクラウド上にBMRでリストアできるような記述がない。

・Amazon S3などのブロックストレージに直接バックアップできない

マニュアルに「復旧ポイントのコピー、ファイル コピー、またはファイル アーカイブのタスクを作成するときに、このアカウントを使用できます。」と書いてある。

つまり、復旧ポイントを最初に作成するときのストレージとしては利用できない、ということになり、ローカルなどで作成した復旧ポイントのコピーをクラウド上に作成する、というイメージとなる。

Azure上のインスタンスに対して出来ること

基本的にはAmazon EC2インスタンスと同様。

・仮想スタンバイの注意点

Azure blobストレージを作成して、そこにディスクイメージをまるごと保管するので料金が掛かる。

仮想スタンバイを起動する場合、Azure blobストレージ上のデータを使って、新規のインスタンスを作成する。つまり、新規インスタンス+そのストレージ料金が新しく料金が掛かる。(Azure blobストレージは残り続ける)

・インスタント仮想マシンの注意点

インスタント仮想マシンを起動する場合、新規インスタンスを作成し、そのインスタンスに対して 同じネットワーク内にあるUDP Linuxサーバを経由してデータを送り込みリストアする。

仮想スタンバイと違ってAzure blobストレージは使わないが、起動時に全リストアをかけるので時間がかかる。

テープ装置連動の注意点

・Arcserve UDPサーバとArcserve Backupサーバの2種類が必要

UDPにはテープにアクセスする機能がなく、Arcseve Backupを利用するため2種類のバックアップソフトをインストールする必要がある。

それぞれ別のMicrosoft SQLインスタンスが稼働することになる。

Arcserve UDP側が ARCSERVE_APP で、Arcserve Backup側がARCSERVE_DB

・テープには毎回フルバックアップされる

Arcserve UDPから直接テープに対してバックアップすることはできない。

Arcserve Backupを別途インストールして、そこと連動してテープに保存する仕組みとなっている。

テープに保存できるのは「復旧ポイント」という塊でのもの

Arcserve UDP側は増分でバックアップしているのだが、Arcserve Backup側でテープにバックアップする際は、全22GBが毎回バックアップされている。

UDPで毎日バックアップしているけど、テープに落とすのは週1回でいい、という場合は、まず最初のUDPバックアップのスケジュールで毎日ではなく「毎週」でスケジュールを1つつくって、それをテープに落とす、という形になる

・ファイルシステムカタログを作成するとArcserve Backup側でファイルリストア可能

Arcserve UDPのプラン設定で、ファイル システム カタログ 生成すると、Arcserve Backup側のGUIでファイルリストアができる

Arcserve BackupのリストアUIを見るとファイルツリーが確認出来る

使用するバックアップ世代も選択できる

・vSphere仮想マシンのファイルリストア取り扱いの違い

Arcserve UDPでvSphere仮想マシンをバックアップした場合、Windows仮想マシンであればArcserve UDP側でファイルシステムカタログを作成しておけば、Arcserve Backup側でファイル単位のリストアが可能。

Linux仮想マシンの場合は、Arcserve UDP側でファイルシステムカタログを作成する、と設定してもファイルシステムカタログは作成されない。Arcserve Backup側でバックアップは取られるもののリストアツリーではWindowsに分類されており、ファイルツリーは見えない

これは、おそらくArcserve Backup側でLinux仮想マシンについてのファイル単位のリストアがサポートされていないためではないかと考えられる。

RHEL/AlmaLinux/OracleLinux 9.0でIntel VROCを使うとreboot/shutdown時にハングアップする

Intelのサーバ向けチップセットC600/C220に搭載されているオンボードsSATA RAID機能のIntel® Virtual RAID on CPU(VROC)が使える。

資料は「Support for Intel® Virtual RAID on CPU (Intel® VROC)」からだいたいたどりつけるが重要なものは下記となる。

インテル® Virtual RAID on CPU・ユーザーガイド
 Windows, Linux, ESXiでの利用についてのpdfがある

Linuxの場合、kernelにドライバが組み込まれ、RAID管理はmdadmコマンドを利用して行うようになっている。

RHEL/CentOS 7.3ぐらい以降であれば問題は無い。

当然RHEL/AlmaLinux 9.0でも問題ないのであろうと思ってインストールしてみたところ、再起動/停止(reboot/shutdown)にて問題が発生した。

シャットダウン/再起動実行後、umountの途中で止まる。

上記で少しとまった後、1分ぐらいすると下記の追加出力がある。

そのあと、タイムアウトが終わると下記のdumpを出力して完全に止まる。

RHEL9, AlmaLinux 9, Oracle Linux 9 で試したところ、全て同じエラーで止まっている。

エラーメッセージの中で特徴的な「Unmounting /oldroot timed out」で検索したところ、「Bug 1956133 – System hangs in shutdown stage – mdmon killed by dracut shutdown script」から「Bug 1970610 – On shutdown, “mdadm -vv –wait-clean –scan” hangs, preventing a reboot or poweroff」に到達。

いわく、systemdとmdadmのバグで適切にunmountできないために発生、とのこと。

このBugはFedora 34についてのもので、Fedora 34はRHEL 9.0の元となるバージョンとなる。

RHEL9.0は systemd-250-6、mdadm-4.2-2 で、直っていてもよさそうなんですけど…

出力されているエラーメッセージはxfsに関わるものが多いので、使用するファイルシステムを標準のxfsではなく、ext4に変更すればうまくいくのではないか?と変更してみたところ

ext4でインストールしたRHEL9.0/OracleLinux 9.0は問題無く再起動/停止を行うことができました。

インテルサーバのオンボードRAID(VROC)を使う場合、systemd/mdadmが修正されるまではRHEL9系の導入を見合わせた方がよさそうですね。


2022/11/07追記 なお、この現象が発生したサーバを使わないことになったので、その後の状況については不明です


2023/03/06追記

Lenovoサイトに「RHEL 9.0 fails to reboot or shut down on systems with XFS file system and Intel software SATA/NVME RAID – Lenovo ThinkSystem」という記載を発見

Workaround

There are two workarounds for this issue:

  1. Use the ext4 file system instead of the default xfs.
  2. If the xfs file system must be used, use the following command to shut down or reboot:
    #reboot -f #For restart the machine
    #poweroff -f #For shutdown the machine

「xfsじゃなくてext4を使え」というのはこちらで調査した通りのもの

もう1つは「reboot -f」もしくは「poweroff -f」コマンドを使うと強制的に実行できる、というもの。

なるほど

「This behavior will be corrected in a future release scheduled for First Quarter 2023.」とあるので、そろそろ対処されたものがでるのか?

HPEからも「アドバイザリ: (改訂版) Red Hat Enterprise Linux - Red Hat Enterprise Linux 8.6またはRed Hat Enterprise Linux 9.0で、シャットダウンまたは再起動中にインテルVirtual RAID on CPU (インテルVROC) mdraidアレイがアンマウントされると、システムが応答を停止することがある」(英語版)というのが出てるのだが、「Red Hat Enterprise Linux 9.0については、systemdパッケージを250-6.el9_0.1 (またはそれ以降) にアップグレードします。」という内容。

それじゃ対処されてないはずなんだけどなぁ・・・


2023/05/11追記

どうなったかな?とLenovoとHPEの記述を確認してみたが、変更は無かった。

RedHat「Installing RHEL 9.0 GA on Intel VROC RAID (NVMe) get failed」にも記載がある模様

Samba 4.16.x をOracle Linux 8環境でコンパイルする

Oracle Linux 8.6環境でSamba 4.16.3をコンパイルしようとしたら面倒だったのでメモ書き。

まず、「Package Dependencies Required to Build Samba」にあるVerified Package DependenciesのSamba master / CentOS 8 のリンクが使えない。

これは、CentOS8ではなく、CentOS8Streamにリンクが変わったためである。

ただ、Oracle Linux 8ではレポジトリ名が異なっているため、実行が失敗する。

Oracle Linux 8でのレポジトリ対応は下記となる。

RHEL 8CentOS 8Oracle Linux 8
BaseBaseol8_baseos_latest
AppStreamAppStreamol8_appstream
CodeReady Linux Builder*PowerToolsol8_codeready_builder
EPEL**EPEL**ol8_developer_EPEL

なので、Oracle Linux 8では下記を実行してレポジトリを有効化する

# yum config-manager --set-enabled ol8_codeready_builder
# yum config-manager --set-enabled ol8_developer_EPEL

次に、「Red Hat Enterprise Linux 8 / CentOS 8」に記載があるパッケージ群をインストール

# yum install docbook-style-xsl gcc gdb gnutls-devel gpgme-devel jansson-devel \
      keyutils-libs-devel krb5-workstation libacl-devel libaio-devel \
      libarchive-devel libattr-devel libblkid-devel libtasn1 libtasn1-tools \
      libxml2-devel libxslt lmdb-devel openldap-devel pam-devel perl \
      perl-ExtUtils-MakeMaker perl-Parse-Yapp popt-devel python3-cryptography \
      python3-dns python3-gpg python36-devel readline-devel rpcgen systemd-devel \
      tar zlib-devel

エラー対処1: dbus-devel

configure中にエラー発生

Checking for library nscd                                                                       : no
Checking for nscd_flush_cache                                                                   : not found
VFS_STATIC: vfs_default,vfs_not_implemented,vfs_posixacl,vfs_dfs_samba4
VFS_SHARED: vfs_recycle,vfs_audit,vfs_extd_audit,vfs_full_audit,vfs_fake_perms,vfs_default_quota,vfs_readonly,vfs_cap,vfs_expand_msdfs,vfs_shadow_copy,vfs_shadow_copy2,vfs_readahead,vfs_xattr_tdb,vfs_streams_xattr,vfs_streams_depot,vfs_acl_xattr,vfs_acl_tdb,vfs_preopen,vfs_catia,vfs_media_harmony,vfs_unityed_media,vfs_fruit,vfs_shell_snap,vfs_commit,vfs_worm,vfs_crossrename,vfs_linux_xfs_sgid,vfs_time_audit,vfs_offline,vfs_virusfilter,vfs_widelinks,vfs_snapper,vfs_posix_eadb,vfs_syncops,vfs_dirsort,vfs_fileid,vfs_aio_fork,vfs_aio_pthread,vfs_gpfs,vfs_btrfs,vfs_glusterfs_fuse
PDB_STATIC: pdb_smbpasswd,pdb_tdbsam,pdb_samba_dsdb,pdb_ldapsam
PDB_SHARED:
AUTH_STATIC: auth_builtin,auth_sam,auth_winbind,auth_unix,auth_samba4
AUTH_SHARED:
NSS_INFO_STATIC: nss_info_template
NSS_INFO_SHARED:
CHARSET_STATIC:
CHARSET_SHARED:
IDMAP_STATIC: idmap_tdb,idmap_passdb,idmap_nss,idmap_ldap
IDMAP_SHARED: idmap_ad,idmap_rfc2307,idmap_autorid,idmap_rid,idmap_hash,idmap_tdb2,idmap_script
GPEXT_STATIC:
GPEXT_SHARED:
PERFCOUNT_STATIC:
PERFCOUNT_SHARED:
Checking for dbus                                                                               : not found
vfs_snapper is enabled but prerequisite dbus-1 package not found. Use --with-shared-modules='!vfs_snapper' to disable vfs_snapper support.
(complete log in /root/samba-4.16.3/bin/config.log)
# 

これは「dnf install dbus-devel」のインストールで対応

# dnf install dbus-devel
メタデータの期限切れの最終確認: 0:08:21 時間前の 2022年07月19日 09時59分33秒 に 実施しました。
依存関係が解決しました。
================================================================================
 パッケージ      Arch        バージョン                リポジトリー       サイズ
================================================================================
インストール:
 dbus-devel      x86_64      1:1.12.8-18.0.1.el8       ol8_appstream       68 k

トランザクションの概要
================================================================================
インストール  1 パッケージ

ダウンロードサイズの合計: 68 k
インストール後のサイズ: 127 k
これでよろしいですか? [y/N]: y
パッケージのダウンロード:
dbus-devel-1.12.8-18.0.1.el8.x86_64.rpm          54 kB/s |  68 kB     00:01
--------------------------------------------------------------------------------
合計                                             54 kB/s |  68 kB     00:01
トランザクションの確認を実行中
トランザクションの確認に成功しました。
トランザクションのテストを実行中
トランザクションのテストに成功しました。
トランザクションを実行中
  準備             :                                                        1/1
  インストール中   : dbus-devel-1:1.12.8-18.0.1.el8.x86_64                  1/1
  scriptletの実行中: dbus-devel-1:1.12.8-18.0.1.el8.x86_64                  1/1
  検証             : dbus-devel-1:1.12.8-18.0.1.el8.x86_64                  1/1

インストール済み:
  dbus-devel-1:1.12.8-18.0.1.el8.x86_64

完了しました!
#

エラー対処2: python3-markdown

configure中にエラー発生

Checking for openpty                                                                            : not found
Checking for library util                                                                       : yes
Checking for openpty in util                                                                    : ok
Checking for system installation of Python module markdown                                      : not found
        Unable to find Python module 'markdown'. Please install the system package: python3-markdown'.
#

これは書かれている通りにpython3-markdownをインストール

# dnf install python3-markdown
メタデータの期限切れの最終確認: 0:09:33 時間前の 2022年07月19日 09時59分33秒 に 実施しました。
依存関係が解決しました。
================================================================================
 パッケージ          Arch      バージョン        リポジトリー             サイズ
================================================================================
インストール:
 python3-markdown    noarch    2.6.11-2.el8      ol8_codeready_builder    133 k

トランザクションの概要
================================================================================
インストール  1 パッケージ

ダウンロードサイズの合計: 133 k
インストール後のサイズ: 418 k
これでよろしいですか? [y/N]: y
パッケージのダウンロード:
python3-markdown-2.6.11-2.el8.noarch.rpm        108 kB/s | 133 kB     00:01
--------------------------------------------------------------------------------
合計                                            108 kB/s | 133 kB     00:01
トランザクションの確認を実行中
トランザクションの確認に成功しました。
トランザクションのテストを実行中
トランザクションのテストに成功しました。
トランザクションを実行中
  準備             :                                                        1/1
  インストール中   : python3-markdown-2.6.11-2.el8.noarch                   1/1
  scriptletの実行中: python3-markdown-2.6.11-2.el8.noarch                   1/1
  検証             : python3-markdown-2.6.11-2.el8.noarch                   1/1

インストール済み:
  python3-markdown-2.6.11-2.el8.noarch

完了しました!
#

エラー対処3: perl-JSON

make中にエラー発生

third_party/heimdal/lib/asn1/der_free.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_format.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_length.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_copy.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_cmp.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_print.c third_party/heimdal/lib/asn1/extra.c third_party/heimdal/lib/asn1/timegm.c third_party/heimdal/lib/asn1/template.c third_party/heimdal/lib/asn1/oid_resolution.c -> bin/default/third_party/heimdal/lib/asn1/der-protos.h
Can't locate JSON.pm in @INC (you may need to install the JSON module) (@INC contains: /usr/local/lib64/perl5 /usr/local/share/perl5 /usr/lib64/perl5/vendor_perl /usr/share/perl5/vendor_perl /usr/lib64/perl5 /usr/share/perl5) at /root/samba-4.16.3/third_party/heimdal/cf/make-proto.pl line 7.
BEGIN failed--compilation aborted at /root/samba-4.16.3/third_party/heimdal/cf/make-proto.pl line 7.

Waf: Leaving directory `/root/samba-4.16.3/bin/default'
Build failed
 -> task in '../heimdal/lib/asn1/der-protos.h' failed with exit status 2 (run with -v to display more information)
make: *** [Makefile:7: all] エラー 1
PYTHONHASHSEED=1 WAF_MAKE=1  ./buildtools/bin/waf install
Waf: Entering directory `/root/samba-4.16.3/bin/default'
        Selected embedded Heimdal build
Checking project rules ...
Project rules pass
[1/1] Compiling VERSION
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/samba-hostconfig.pc (from bin/default/lib/param/samba-hostconfig.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/dcerpc_samr.pc (from bin/default/source4/librpc/dcerpc_samr.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/dcerpc.pc (from bin/default/source4/librpc/dcerpc.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/samdb.pc (from bin/default/source4/dsdb/samdb.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/samba-credentials.pc (from bin/default/auth/credentials/samba-credentials.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/wbclient.pc (from bin/default/nsswitch/libwbclient/wbclient.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/samba-util.pc (from bin/default/lib/util/samba-util.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/dcerpc_server.pc (from bin/default/source4/rpc_server/dcerpc_server.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/ndr_krb5pac.pc (from bin/default/librpc/ndr_krb5pac.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/ndr_standard.pc (from bin/default/librpc/ndr_standard.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/ndr_nbt.pc (from bin/default/librpc/ndr_nbt.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/ndr.pc (from bin/default/librpc/ndr.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/samba-policy.cpython-36m-x86_64-linux-gnu.pc (from bin/default/source4/lib/policy/samba-policy.cpython-36m-x86_64-linux-gnu.pc)
+ install /usr/local/samba/sbin/samba_downgrade_db (from bin/default/source4/scripting/bin/samba_downgrade_db.inst)
+ install /usr/local/samba/sbin/samba_dnsupdate (from bin/default/source4/scripting/bin/samba_dnsupdate.inst)
+ install /usr/local/samba/sbin/samba_spnupdate (from bin/default/source4/scripting/bin/samba_spnupdate.inst)
+ install /usr/local/samba/sbin/samba_upgradedns (from bin/default/source4/scripting/bin/samba_upgradedns.inst)
+ install /usr/local/samba/sbin/samba_kcc (from bin/default/source4/scripting/bin/samba_kcc.inst)
+ install /usr/local/samba/sbin/samba-gpupdate (from bin/default/source4/scripting/bin/samba-gpupdate.inst)
+ install /usr/local/samba/bin/samba-tool (from bin/default/source4/scripting/bin/samba-tool.inst)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/netapi.pc (from bin/default/source3/libnet/netapi.pc)
+ install /usr/local/samba/lib/pkgconfig/smbclient.pc (from bin/default/source3/libsmb/smbclient.pc)
[306/306] Linking bin/default/third_party/heimdal_build/compile_et.inst
[317/322] Processing ../heimdal/lib/asn1/der-protos.h: third_party/heimdal/lib/asn1/der_get.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_put.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_free.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_format.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_length.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_copy.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_cmp.c third_party/heimdal/lib/asn1/der_print.c third_party/heimdal/lib/asn1/extra.c third_party/heimdal/lib/asn1/timegm.c third_party/heimdal/lib/asn1/template.c third_party/heimdal/lib/asn1/oid_resolution.c -> bin/default/third_party/heimdal/lib/asn1/der-protos.h
Can't locate JSON.pm in @INC (you may need to install the JSON module) (@INC contains: /usr/local/lib64/perl5 /usr/local/share/perl5 /usr/lib64/perl5/vendor_perl /usr/share/perl5/vendor_perl /usr/lib64/perl5 /usr/share/perl5) at /root/samba-4.16.3/third_party/heimdal/cf/make-proto.pl line 7.
BEGIN failed--compilation aborted at /root/samba-4.16.3/third_party/heimdal/cf/make-proto.pl line 7.

Waf: Leaving directory `/root/samba-4.16.3/bin/default'
Build failed
 -> task in '../heimdal/lib/asn1/der-protos.h' failed with exit status 2 (run with -v to display more information)
make: *** [Makefile:10: install] エラー 1
#

「dnf install perl-JSON」で対処

# dnf install perl-JSON
メタデータの期限切れの最終確認: 0:24:56 時間前の 2022年07月19日 09時59分33秒 に 実施しました。
依存関係が解決しました。
================================================================================
 パッケージ      Arch         バージョン              リポジトリー        サイズ
================================================================================
インストール:
 perl-JSON       noarch       2.97.001-2.el8          ol8_appstream        96 k

トランザクションの概要
================================================================================
インストール  1 パッケージ

ダウンロードサイズの合計: 96 k
インストール後のサイズ: 245 k
これでよろしいですか? [y/N]: y
パッケージのダウンロード:
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完了しました!
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以上でsamba-4.16.3のコンパイルが正常に終了した。

ワコム AES ペンについてのメモ書き

変な勘違いをしてしまったというのと、久しぶりに電池交換しようとしたら手法が分からなくなってたので、自分用メモとして作成。

AESペンについて

ワコムのタブレット技術の中で、ペンに電池を入れなきゃいけないタイプのやつはAES(アクティブES/Active Electrostatic)。

ワコムブランドのタブレットとしては販売しておらず、基本的に他社のタブレットやノートパソコンなどのタッチパネル液晶で使えるような形での提供形態となっている。

ただ、最近のワコム技術を搭載したタブレットやノートパソコンでは、EMR(電磁誘導方式/Electro Magnetic Resonance)という技術の方が採用されている率がほとんどでAESを使ってるのは古いものが多い(2019年ぐらいがAES採用モデルの最後?)。EMRを使っている場合のペンには電池不要なので、そこで見分ける感じ。

AESペンの世代

AESペンには世代があるようなのだが、ワコムのサイトで世代についての記述を発見できていない。

AES 1.0

筆圧感知 2048段階?
傾き検知なし

AES1.0の筆圧感知が何段階なのか明記した資料が発見できなかったのですが、hpとDELLから出ているAESペンのうち古いものが2048段階なので、AES1.0の制限なのかな?と解釈しています。

AES 2.0

筆圧感知 4096段階
傾き検知あり(選択性?)

AES 2.0ペンはAES 1.0対応機器でも利用できる。

AES 2.0ペンでも傾き検知に対応していない場合もある。

EMRペンについての補足

ワコムのEMRを採用したペンは何種類かある。

ワコム以外の会社のタブレットやノートパソコンなどで採用されているのは 「Wacom Feel IT Technologies」と言われる種類となる。

ただ、この「Wacom Feel IT Technologies」という名称はAESについてもそう呼んでいるのでわかりにくい。

とりあえず、ペンに電池があればAES、電池がなければEMRという感じである

EMRペンとAESペンとは互換性がなく、別物である。

WGP

よく分からないのがWGPという略称のWacom Generic Protocol のペンというものがある。

Dell Premier充電式アクティブ ペン PN7522W」の対応表に「AES 1.0/2.0, WGP」とあったり、「京セラタブレットKC-T304/KC-T304Cのアクティブペン APT301」に「Wacom Generic Protocol方式を搭載しているペン」と書いてあったりする。

京セラタブレットはスマイルゼミのタブレット KC-T301DTとしても使われており、それはEMRペンが使える。ただ、ペンの型番の「APT301」とはスマイルゼミの301と同じ番号なので、実はWGPといってもEMRベースのペンなのでは?との推測が…

ワコム、マイクロソフトと共にデジタルペン方式の互換性拡大を促進“Universal Pen Framework (UPF)”具体化へ前進 という記事で「Universal Pen Framework (UPF) 2.0でAESとMPPを同居するペンが作れる」という趣旨の記事があった。これに出てくるUPF関連を調べるとUlletというサイトのワコムの解説に下記の文章があった

OEM顧客のシステムへ当社技術を搭載していくことに加えて、ITエコシステムの中で当社ペン技術が「事実上の標準」として位置付けられるように、UPF(Universal Pen Framework)パートナーとともに、インセル型タッチパネル向けデジタルペン技術「WGP(Wacom Generic Protocol)」を採用した製品の開発を進めております。

ひょっとして他社向けEMRを「WGP」として再定義した感じなんだろうか?

Lenovo Precision Pen 2(ZG38C03372)は WGP, AES 2.0, MPP 2.0対応と書いてある。 書いてあったのだが、買って試した限りではMPP2.0ペンだった (AESタブレットで反応しなかった)

Wacom Linear Pen?

春に発売になったFMV LOOXについてワコムがプレスリリースを出しているのだが、そこで下記の様に記載されている

株式会社ワコムの次世代Active ES® (AES)ペン技術による「Wacom Linear Pen(ワコムリニアペン)」

従来のAESペンがFMV LOOXで使えるのか?また、FMV LOOXペンが従来のAESタブレットで使えるのか?という点が気になった。

こちらについてはすずみやはややさんより以下の情報をいただきました。

また、FMV LOOXペンおよびDynabook VZペンが例の1万5千円液タブで使えたとのことですので、普通にAESペンとして利用できているようです。

あとは、AES 2.0とWGPとの関連性がどうなってるかかな・・・


ワコム Bamboo Ink CS321AK について

公式マニュアルより引用

電池交換

使う電池は単6電池が1本

AESモード/MPPモードの切り替え

いまどちらのモードで動いているのかを確認する方法はないので、認識しなかったらこの操作をして切り替える。

やらなくても大丈夫なBluetooth接続

AESモードの場合、Bluetooth接続すると機能アップするけど、Bluetooth接続しなくても使えるので必須ではない。

上のボタンをLEDランプが点滅するまで押し続けて接続する

替え芯

純正品 はWACOMショップ: Bamboo Ink 用ペン先キット ACK42416 で買えるが「ソフトx1、ミディアムx1、ハードx1の3種類の替え芯」で1セット1650円という微妙な設定になっている。

KOMMLOGG「Wacom Bamboo Ink と互換性のあるペン先(替え芯)」でdynabook純正アクティブ静電ペン用 PADPN004-1 が紹介されていたので試したところ使えました。
2021年8月頃はヨドバシでも扱っていたのですがいまはない模様。

現在は メーカであるdynabookサイトで「アクティブ静電ペン用替え芯セット PADPN004-1」5本入り1,650円で購入できるようです。

また、「Bamboo Smart CS320AK 用 替え芯 ACK21716」 も使えるのでは?という予測もあるようです。

Wacomペンアプリ上の認識


DELL アクティブペン PN556W

Dell Active PenPN556W ユーザーズガイド」より引用

電池交換

使用する電池は単6電池(AAAA バッテリー)1本+319 コイン型電池 2個

319 コイン型電池は日本ではSR527SWという名称で売られていることが多い。

 

まず、ペンの上を回して外す

これで単6電池は取り出せる

上の部分には319 コイン型電池が隠されているのでドライバや手で回すなどして外す

手だと回しにくいのでドライバで回すのが確実

319 コイン型電池2個を入れて閉じる

Bluetooth接続

やらなくても大丈夫だが上のボタンを3秒長押しして実行する

なお、ボタン電池を交換すると再設定が必要となる

替え芯

Bamboo Ink CS321AK と互換性あり、とのこと

未確認ですが、aliexpressで売ってる ThinkPad Pen Pro / Lenovo Active Pen / Lenovo Active Pen 2 / Lenovo Digital Pen / Lenovo Integrated Pen用の替え芯 4X80P28212 と 4XH0R14769 と互換性があるらしいです。

また、HP Active Pen用の替え芯 3RV56AA 3RV57AA T4Z24AA 1FH00AA 4KL69AA 6SG43AA あたりが使えそうな外見をしていますが、微妙に長さが足らないような気もします。


DELL Active Penの見分け方

Dellアクティブ ペンの識別、コントロール パネルのインストール、およびトラブルシューティング より引用

細かいチェックポイントについてはサポートページ参照


Bamboo Ink Plus

公式マニュアルより引用

替え芯

Bamboo Ink CS321AKとは別のものが必要

ワコム公式「Bamboo Ink Plus用ペン先キット ACK24006Z」 ハード、ミディアム、ソフト、ブルーの4種類1本ずつ で 1,320円


NEC PC-VP-TS37

aliexpressで「PN556W 2048 Rechargeable Stylus Pen for Dell Latitude 7285 7390 7400/ for HP Elite X2 1012 G1 G2 G3 G4 G5 G6 1020 EliteBook」なんてタイトルで売られていたType-Cで充電出来るペンを買ってみたところ、「PC-VP-TS37」と書いてありました。

VersaPro タイプVS用のオプション でした。

ペンの説明についてはVersaPro/VersaProJ活用ガイドの「本機の機能>タッチパネル>デジタイザーペンについて」に記載がある

ペンの充電時の注意点として「はじめにお読みください」の11ページに以下が書かれている

ペン先の交換

替え芯

デジタイザーペン用替え芯[PC-VP-TS31] という名前で50本セットで19000円(1本あたり380円)で販売しているあたりは大規模導入向け製品、という感じです

Wacomペンアプリ上の認識


参考になるサイト

きたみりゅうじ
 「ThinkPad X1 Yoga (2019)付属ペンの替え芯を考える
 「ThinkPad X1 Yoga (2019)付属ペンの特徴まとめ
 Lenovo Yoga 2019という例の液タブの出生元っぽいところでのペンの話

肉うどん
 「Bamboo Ink実機レビュー Surface Pro 3などN-trig機種では大きなメリットを感じる
 「【レビュー】デル製アクティブペンの外観や使い勝手、Bamboo Smartとの比較など【ワコムAES】
 AESペンのレビュー。これ以外にもあります。

8vivid
 「Wacom AES対応デジタイザーペンの“最強”はどれだ?」(2019/03/31)

Windows 7のWindows Updateがうまくいかない件への対処策 2022/07/15版

Windows 7を初期インストールしてWindows Updateを実行すると、「エラーコード 80072EFD」で失敗する。

Windows 7のルート証明書は1つ以外期限切れとなっている

DELLに「Windows 7のアップデートが動作しない」という情報があった。

手順1: Windows 7 Service Pack 1適用

インストールしたメディアがService Pack 1未適用であれば「Windows 7 Service Pack 1(KB976932)」から「windows6.1-kb2533552-x64_0ba5ac38d4e1c9588a1e53ad390d23c1e4ecd04d.msu」をインストールしてmsuパッケージ適用システムのアップデート(KB2533552)を実施。

続いてSP1本体の「windows6.1-kb976932-x64_74865ef2562006e51d7f9333b4a8d45b7a749dab.exe」 を適用し、再起動

なお、SP1インストール中にKB976902 をダウンロードしてインストールしている模様

手順2:KB3020369適用

Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB3020369)」から windows6.1-kb3020369-x64_5393066469758e619f21731fc31ff2d109595445.msu を適用

手順3:KB3125574適用

Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB3125574)」からwindows6.1-kb3125574-v4-x64_2dafb1d203c8964239af3048b5dd4b1264cd93b9.msu を適用し、再起動

これでWindows Updateが実行できるようになりました。

有効なルート証明書も増えました

Internet Explorer 11適用について

DELLページではInternet Explorer 11のインストールが薦められていますが、2022年7月現在リンク先が動作していません。

現状は「x64 ベース システム Windows 7 用 Internet Explorer 11」から入手となる様です。

ただ、DELLページだと別途Internet Explorer 11をインストールする、と書いてありますが、WIndows Updateからでインストールすることも出来ます。

単独でインストールする場合は上記リンクから ie11-windows6.1-x64-en-us_ddec9ddc256ffa7d97831af148f6cc45130c6857.exe を入手しインストールすると前提パッチ適用も行われます。ただ・・・インストール後もWinodws updateでIE11インストールの選択が残っていたので、おとなしくWindows Update経由でインストールした方が良さそうです。

IE11インストーラによるインストール中に以下が追加されていた
Windows 7 x64 Edition 用プラットフォーム更新プログラム (KB2670838)
Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB2729094)
Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB2834140)


Windows Updateで適用できないものがある

2022/07/15時点でWindows Updateを行うと2つの重要な更新プログラムで「エラーコード 80092004 Windows Updateで不明なエラーが発生しました」という失敗が発生した。

失敗している更新は以下の2つ

2019-09 x64 ベース システム用 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4516065)

2020-01 Windows 7 および Server 2008 R2 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB4535102)

それぞれ定期的に更新されていそうなものなのでMicrosoft Catalogで検索してみるとかk

Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ」で検索すると、2022/07/15時点では「2022-07 x64 ベース システム用 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB5015861)」が最新となる。

Windows 7 用 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ」で検索すると、2022/07/15時点では 「2022-04 Windows 7 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB5012329)」が最新となる。

2022-07のロールアップの適用を試みたところ、エラーとなり、「Windows を実行しているコンピューターに .msu 更新プログラム パッケージをインストールするときのエラー メッセージ: 「このパッケージをインストールする前に、Windows モジュール インストーラーを更新する必要があります」」というリンクが案内された。

しかし上記記事内に各OSごとの更新プログラム情報のリンクが存在していない。

英語版の「Error message when you install a .msu update package on a computer that is running Windows: “The Windows Modules Installer must be updated before you can install this package”」には記載されている。

ただ、リンク先は「An update that prevents a “0xC0000034” error message when you try to install Windows 7 SP1, Windows Server 2008 R2 SP1, or Windows Embedded Standard 7 SP1 is available」という記事でそこからリンクされているアップデートファイルはアクセス出来ない。

Update the Windows Update Agent to the latest version」の”Stand-alone packages for Windows 7 SP1 and Windows Server 2008 R2 SP1″にてダウンロードできそうだったのですがアクセス出来ず。

2533552」で検索すると、そこにはWindows 7 x64 についてのファイルがないが、「Windows Embedded Standard 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB2533552)」で適用しようとしたが、すでに適用されてる、となった。

https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB3150513
https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB3185319

ここらを適用しつつ再起動を繰り返したら 次は 2020年 1月 31日 マンスリーロールアップの適用で止まった。

そこは以下を適用していったらなんとなった。

2020 年 1 月 31 日 — KB4539601 (マンスリー ロールアップのプレビュー)」に記載されている前提パッチ
 2019-03×64 ベース システム用 Windows 7 サービス スタック更新プログラム (KB4490628)
 2019-09 x64 ベース システム用 Windows 7 のセキュリティ更新プログラム (KB4474419)
 そしてパッチ本体 2020-01 x64 ベース システム用 Windows 7 向けマンスリー品質ロールアップのプレビュー (KB4539601)