SH-04Hで急速充電ができない原因

ジャンクのSH-04Hを約6千円で購入

安さの理由は左上の割れと、液晶の右端中央付近の色変化だけだと思っていました。

で・・・充電をしてみると、どうやっても低速充電表示となり、急速充電になりません。

よくわからないなぁ・・・と思いつつ、パソコンからデータ転送するか、と繋いでみると、パソコン側でデバイス認識してくれません。

microUSB端子を掃除して、ケーブルとケーブルの差し方をいろいろ試してみるとパソコンで認識できる状態に持って行くことに成功。

そして、その状態のまま先ほどは低速充電となった電源に繋いでみると、急速充電となることを確認出来ました。

SH-04Hの急速充電はQuick Chargeという仕組みを使って行われていますが、これはmicroUSB端子の「Vbus」「GND」と「D+」「D-」の4つの端子を使い5Vで0.5Aを超える充電や9Vでの充電を行うようになっています。

それに対して低速充電と表示される通常USB充電は「Vbus」と「GND」を使い5V 0.5A以内で充電を行います。

つまり、SH-04Hで急速充電できず、低速充電となるという状況は、microUSBの「D+」端子と「D-」端子の接触が悪く、きちんと認識されていない状況にある、ということになります。

miroUSB端子は小さく、金属端子部分も奥まった場所にあるため確認が難しいため、対処が難しいために、通常は本体交換という対処になってしまうんでしょうね。

samba 4.10.x環境で出てたsamba_dnsupdateのエラー対処

samba 4.10.7へアップデートしたあと、「systemctl status samba-ad-dc.service」で出力されるログを見てみたら、微妙な感じのエラーがあった。

 8月 29 08:54:02 adserver samba[107156]: [2019/08/29 08:54:02.287210,  0] ../../lib/util/util_runcmd.c:327(samba_runcmd_io_handler)
 8月 29 08:54:02 adserver samba[107156]:   /usr/local/samba/sbin/samba_dnsupdate: ImportError: No module named dns.resolver
 8月 29 08:54:02 adserver samba[107156]: [2019/08/29 08:54:02.295161,  0] ../../source4/dsdb/dns/dns_update.c:331(dnsupdate_nameupdate_done)
 8月 29 08:54:02 adserver samba[107156]:   dnsupdate_nameupdate_done: Failed DNS update with exit code 1
 8月 29 08:54:03 adserver winbindd[107159]: [2019/08/29 08:54:03.430795,  0] ../../source3/winbindd/winbindd_cache.c:3166(initialize_winbindd_cache)
 8月 29 08:54:03 adserver winbindd[107159]:   initialize_winbindd_cache: clearing cache and re-creating with version number 2
 8月 29 08:54:03 adserver smbd[107151]: [2019/08/29 08:54:03.438943,  0] ../../lib/util/become_daemon.c:136(daemon_ready)
 8月 29 08:54:03 adserver smbd[107151]:   daemon_ready: daemon 'smbd' finished starting up and ready to serve connections
 8月 29 08:54:03 adserver winbindd[107159]: [2019/08/29 08:54:03.454411,  0] ../../lib/util/become_daemon.c:136(daemon_ready)
 8月 29 08:54:03 adserver winbindd[107159]:   daemon_ready: daemon 'winbindd' finished starting up and ready to serve connections

「samba_dnsupdate: ImportError: No module named dns.resolver」の対応

現状の確認方法

[root@adserver ~]# samba_dnsupdate --verbose
Traceback (most recent call last):
  File "/usr/local/samba/sbin/samba_dnsupdate", line 57, in <module>
    import dns.resolver
ImportError: No module named dns.resolver
[root@adserver ~]#

原因はpythonのDNS toolkitがインストールされていないこと。

CentOS7環境で対処するには「yum search dnspython」を実行してモジュール名を確認

[root@adserver ~]# yum search dnspython
読み込んだプラグイン:fastestmirror
Determining fastest mirrors
 * base: ftp.riken.jp
 * epel: ftp.riken.jp
 * extras: ftp.riken.jp
 * updates: ftp.riken.jp
=============================== 一致: dnspython ================================
python-dns.noarch : DNS toolkit for Python
python36-dns.noarch : DNS toolkit for Python 3
[root@adserver ~]#

今回使っている環境はpython 2環境なので、「yum install python-dns」でインストール。

[root@adserver ~]# yum install python-dns.noarch
読み込んだプラグイン:fastestmirror
Loading mirror speeds from cached hostfile
epel/x86_64/metalink                                     | 7.3 kB     00:00
 * base: ftp.riken.jp
 * epel: ftp.riken.jp
 * extras: ftp.riken.jp
 * updates: ftp.riken.jp
base                                                     | 3.6 kB     00:00
epel                                                     | 5.4 kB     00:00
extras                                                   | 3.4 kB     00:00
packages-microsoft-com-prod                              | 2.9 kB     00:00
updates                                                  | 3.4 kB     00:00
(1/3): epel/x86_64/updateinfo                              | 998 kB   00:02
(2/3): packages-microsoft-com-prod/primary_db              | 200 kB   00:00
(3/3): epel/x86_64/primary_db                              | 6.8 MB   00:03
依存性の解決をしています
--> トランザクションの確認を実行しています。
---> パッケージ python-dns.noarch 0:1.12.0-4.20150617git465785f.el7 を インスト ール
--> 依存性解決を終了しました。

依存性を解決しました

================================================================================
 Package        アーキテクチャー
                           バージョン                            リポジトリー
                                                                           容量
================================================================================
インストール中:
 python-dns     noarch     1.12.0-4.20150617git465785f.el7       base     233 k

トランザクションの要約
================================================================================
インストール  1 パッケージ

総ダウンロード容量: 233 k
インストール容量: 1.0 M
Is this ok [y/d/N]: y
Downloading packages:
python-dns-1.12.0-4.20150617git465785f.el7.noarch.rpm      | 233 kB   00:00
Running transaction check
Running transaction test
Transaction test succeeded
Running transaction
  インストール中          : python-dns-1.12.0-4.20150617git465785f.el7.no   1/1
  検証中                  : python-dns-1.12.0-4.20150617git465785f.el7.no   1/1

インストール:
  python-dns.noarch 0:1.12.0-4.20150617git465785f.el7

完了しました!
[root@adserver ~]#

動作確認・・・

[root@adserver ~]# samba_dnsupdate --verbose
IPs: ['172.17.44.49']
Looking for DNS entry A adserver.adosakana.local 172.17.44.49 as adserver.adosakana.local.
Looking for DNS entry NS adosakana.local adserver.adosakana.local as adosakana.local
<略>
Checking 0 100 389 adserver.adosakana.local. against SRV _ldap._tcp.Default-First-Site-Name._sites.ForestDnsZones.adosakana.local adserver.adosakana.local 389
No DNS updates needed
[root@adserver ~]#

それ以外のログについて

samba_dnsupdateに関するエラーについて対処した後、sambaを再起動してログを見てみると、下記の様な感じになっていた。

 8月 29 09:06:46 adserver samba[107294]: [2019/08/29 09:06:46.991243,  0] ../../source4/smbd/server.c:773(binary_smbd_main)
 8月 29 09:06:46 adserver samba[107294]:   binary_smbd_main: samba: using 'standard' process model
 8月 29 09:06:47 adserver samba[107294]: [2019/08/29 09:06:47.021548,  0] ../../lib/util/become_daemon.c:136(daemon_ready)
 8月 29 09:06:47 adserver samba[107294]:   daemon_ready: daemon 'samba' finished starting up and ready to serve connections
 8月 29 09:06:49 adserver winbindd[107312]: [2019/08/29 09:06:49.157089,  0] ../../source3/winbindd/winbindd_cache.c:3166(initialize_winbindd_cache)
 8月 29 09:06:49 adserver winbindd[107312]:   initialize_winbindd_cache: clearing cache and re-creating with version number 2
 8月 29 09:06:49 adserver winbindd[107312]: [2019/08/29 09:06:49.266323,  0] ../../lib/util/become_daemon.c:136(daemon_ready)
 8月 29 09:06:49 adserver winbindd[107312]:   daemon_ready: daemon 'winbindd' finished starting up and ready to serve connections
 8月 29 09:06:50 adserver smbd[107311]: [2019/08/29 09:06:50.436561,  0] ../../lib/util/become_daemon.c:136(daemon_ready)
 8月 29 09:06:50 adserver smbd[107311]:   daemon_ready: daemon 'smbd' finished starting up and ready to serve connections

RHEL7だと上記出力を赤文字で出力してるけど、内容を見る限りではinformation的なものであるので、特に対処する必要はなさそうである。

公衆無線LANサービスで使えるアクセスポイントのメモ 2019/08/28版

過去に「公衆無線LAN ワイヤレスゲートとWi2の比較(2014/10/01改訂)」という記事を書いたが、いまもアクセスがあったりするので内容更新。


ワイヤレスゲートWi-Fi

WIRELESS GATE

税抜き537円、税込み537円

使えるアクセスポイント

・『mobilepoint』/『mobilepoint1』/『mobilepoint2』
・『Wi2』/『Wi2_club』
・『eo』/『eo_WPA2/EAS』
・Fonエリア 『FON_FREE_INTERNET』/『Fon WiFi』

Wi2 300 公衆無線LAN

税抜き362円の月額か、6時間税込み350円のワンタイムプラン

使えるアクセスポイント

・ベーシックエリア 『Wi2』/『Wi2_club』 『』
・オプションエリア(追加料金) 『Wi2premium』/ 『Wi2premium_club』
・BBモバイルポイント 『mobilepoint』/『mobilepoint1』/『mobilepoint2』

エネコネクト

無料プランとスタンダードプランの税込み390円がある。

使えるアクセスポイント

・『mobilepoint』/『mobilepoint1』/『mobilepoint2』
・『Wi2』/『Wi2_club』 /『Wi2_free』
・『wifi_square』

どうやらこれ以外にも各所に点在する地域の無料WiFi系への接続テンプレートも持っているようだ。

UQ Wi-Fi

UQ WiMax利用ユーザのみ無料で使用できる。単体契約は無い。
東海道新幹線待合室と車内、常磐線特急車内、都営地下鉄駅構内にアクセスポイントがある。山陽新幹線区間では通信できない。

・「UQ_Wi-Fi」

BBモバイルポイント

BBモバイルポイント

現在はBBモバイルポイント単体での契約はできない模様。

(2015年まではプリペイドプランがあったが廃止された。)


以前あった「eoモバイルWi-Fiスポット」は2016/03/31に終了 「「eoモバイルWi-Fiスポット」および「BBモバイルポイント for eo」のサービス提供終了について

Windowsの評価版 2021/08/23版

2019/08/26 2020/10/12 2021/08/23現在で 、technet契約無しで取得できるWindows評価版についてまとめました。
Windowsの評価版 2016/12/06版」と「Windowsの評価版 2014/02/03版」の更新版です。

2021/08/23更新内容: Windows Server 2022追加


評価版の状態確認

現在のライセンス状態を確認「DISM /online /Get-CurrentEdition」
評価版から製品版に移行できるか確認「DISM /online /Get-TargetEditions」

Windows Server 2016 Standard評価版で実行した場合

Windows 10 Enterprise評価版で実行した場合


評価版 サーバ系

Windows Server 2022

価版ソフトウェア | 180 日
評価の完了後、評価版を製品版に移行することができます。

Windows Server 2019

評価版ソフトウェア | 180 日
評価の完了後、評価版を製品版に移行することができます。

注意:ストレージ移行サービスは2019評価版メディアに含まれていない仕様です。

Windows Server 2019 Essentials

評価版ソフトウェア | 180 日
それまでのバージョンから運用版に移行する場合、Windows Server 2019 Essentials の再インストールが必要になります。

Windows Server 2016

評価版ソフトウェア | 180 日
評価の完了後、評価版を製品版に移行することができます。また、マイクロソフトの TechNet ドキュメントをご覧いただき、他の既存サーバーから Windows Server 2016 へアップグレードまたは移行する方法をご確認ください

Windows Server 2016 Essentials

評価版ソフトウェア | 直接の日数の記載が見当たらず。おそらく180日
「インストールの前に」の項目にプロダクトキーが記載されている。
以前のバージョンから製品版に移行する場合は、Windows Server 2016 Essentials を再インストールする必要があります。

Windows Server 2012 R2

評価版ソフトウェア | 180 日
インターネットもしくは電話によるライセンス認証が必須
製品版への移行について明記無し

Windows Server 2012 R2 Essentials

評価版ソフトウェア | 180 日
「インストールの前に」の項目にプロダクトキーが記載されている。
以前のバージョンから製品版に移行する場合は、Windows Server 2012 R2 Essentials を再インストールする必要があります。 インストール、移行、およびアップグレードに関する情報をご覧ください。

Windows Server 2012

評価版ソフトウェア | 180 日
製品版への移行について明記無し

評価版 デスクトップ系

Windows 10 Enterprise / Windows 10 LTSC

評価版ソフトウェア | 90 日
2019/08/26時点では「Windows 10 Enterprise version 1903」と「Windows 10 Enterprise LTSC 2019」が入手できた

2020/10/12時点では「Windows 10 Enterprise version 2004」と「Windows 10 Enterprise LTSC 2019」が入手できる

2021/08/23時点では「Windows 10 Enterprise, version 21H1」と「Windows 10 Enterprise LTSC 2019」 が入手できる

評価版を製品版への移行はできないが、特に明記されていない

qmailの情報収集 2019/08/26

2019/08/26: このURLの初期版作成
2023/11/17: 情報更新


qmailを使ってないけど、このURLや2016年の「qmailの情報収集 2016/03/31」と2012年の「いまさらqmailのパッチ情報収集 2012/02/17」には今もアクセスがあるので内容を更新しておく。

2023/11/17のトピック

・netqmail.orgとqmail.orgのサイト消滅
djbのqmailページは現存しているがメンテナンスはされていない
notqmail2020/05/20に1.08をリリースしたのが最後だが、githubでは開発継続中
s/qmailはURL変更。2023/10/22 4.2.28を出し、4.3を開発中
・openQmailはサイト消滅
・aQmailはgithubあるけど2017年12月以降未更新
・IndiMailはgithubが公式ページ化? ソースコードはgithubsourceforge

継続してメンテナンスされているのは、IndiMail と s/qmail であるようだ。

実際の運用に関して参考になりそうな資料

saGredo.eu linux notePatching qmail
qmailへの各種パッチ適用手法について

saGredo.eu linux noteConfiguring DKIM for qmail
qmailのvirtualdomain環境時に署名を行う手法をindimailによるqmail-dkimパッチ集を使用して解説。なお、IndiemailでのDKIM関連記述


ここから下は以前の記述


うちはqmailを使わなくなったけど、使っていた当時に書いた2016年の「qmailの情報収集 2016/03/31」と2012年の「いまさらqmailのパッチ情報収集 2012/02/17」には、いまでもちらほらアクセスがある。

で・・・最近、qmail的に大ニュースがあったので久々に情報更新。

期待の新星「notqmail」リリース

1998年6月リリースのqmail v1.03に対するパッチをまとめたnetqmail がv1.04として2003年10月にリリースされた。しかし、netqmailは2007年11月のv1.06を最後に更新が無くなった。

今回、qmailでもnetqmailでもないものとして、notqmailがv1.07としてリリースされた。

ゆくゆくはいろんな機能を取り入れることになっていく予定ですが、現状では有名どころの既存qmailパッチ間の差異が大きいようで、notqmailのブランチとして各パッチ適用済みバージョンも提供されている。(詳細は公式ページのPatchesを参照のこと)

BranchOriginal Patch
notqmail-badmailfrom-wildcardTom Clegg’s badmailfrom wildcard
notqmail-badmailfrom-x-relayclientJeremy Kitchen’s badmailfrom-x-relayclient
notqmail-big-concurrencyJohannes Erdfelt’s big-concurrency
notqmail-big-todoRussell Nelson’s big-todo
notqmail-dns-any-to-cnameJonathan de Boyne Pollard’s any-to-cname
notqmail-dns-oversizeChristopher K. Davis’s oversize DNS packet
notqmail-ext-todoAndré Opperman’s ext_todo or “silly qmail syndrome”
notqmail-smtp-authErwin Hoffmann’s smptauth
notqmail-smtp-tlsFrederik Vermeulen’s qmail-smtp-tls
notqmail-smtpd-loggingAndrew Richards’ qmail-logmsg
notqmail-smtpd-spfJana Saout’s qmail-spf

「s/qmail」は細々運営中?

2016年に公式リリースされた「s/qmail」は、2019年6月のv3.3.23が最新リリースとなっている。

ただ、作者のnewsページを見てみると「aqmail is a joint project of Erwin Hoffmann (s/qmail) and Kai Peter (eqmail) to provide an alternative Qmail. Coming soon.」として「aqmail」というものを始めるらしい。

qmail開発者2人によるジョイントプロジェクト「aqmail」

aqmail is a joint project of Erwin Hoffmann (s/qmail) and Kai Peter (eqmail) to provide an alternative Qmail. Coming soon.」として「aqmail」 が2017年に開始されている。

が・・・githubのレポジトリ https://github.com/aqmail/aQmail は全然更新されていないが、元となるs/qmailとeQmailは更新されているという・・・

qlibというeQmail作者が作ったライブラリを利用している。

「eQmail」

サイトとしては「openQmail」という名称となっている。

元のqmailは内部で「djb’s libs」と呼ばれるdjbが作成したライブラリ群を使用しているがこれらはあくまでqmail内部でのみ使われているようなものだった。これを単体ライブラリ化したものがlibdjb(最終リリース2000年10月)となる。そして、このライブラリをGPLとして再実装したものが libowfat(最新リリース2018年10月)というものとなる。

libowfatとdjb’s libsをeQmail作者が使いやすいように実装し直したものが qlib というライブラリになるようで、eQmailではコレを使用している。

こちらは2019年8月リリースのeQmail-1.10.1が最新となっている。

「IndiMail」

IndiMail」という公式ページがあるが管理状況が怪しい。

SOURCEFORGEのIndiMailプロジェクトページを見てみるとそこそこ更新されている。

qmail部分であるindimailパッケージのバージョンとしては2018年10月リリースのindimail v2.6が最新であるようだ。