qmailの情報収集 2019/08/26


うちはqmailを使わなくなったけど、使っていた当時に書いた2016年の「qmailの情報収集 2016/03/31」と2012年の「いまさらqmailのパッチ情報収集 2012/02/17」には、いまでもちらほらアクセスがある。

で・・・最近、qmail的に大ニュースがあったので久々に情報更新。

期待の新星「notqmail」リリース

1998年6月リリースのqmail v1.03に対するパッチをまとめたnetqmail がv1.04として2003年10月にリリースされた。しかし、netqmailは2007年11月のv1.06を最後に更新が無くなった。

今回、qmailでもnetqmailでもないものとして、notqmailがv1.07としてリリースされた。

ゆくゆくはいろんな機能を取り入れることになっていく予定ですが、現状では有名どころの既存qmailパッチ間の差異が大きいようで、notqmailのブランチとして各パッチ適用済みバージョンも提供されている。(詳細は公式ページのPatchesを参照のこと)

BranchOriginal Patch
notqmail-badmailfrom-wildcardTom Clegg’s badmailfrom wildcard
notqmail-badmailfrom-x-relayclientJeremy Kitchen’s badmailfrom-x-relayclient
notqmail-big-concurrencyJohannes Erdfelt’s big-concurrency
notqmail-big-todoRussell Nelson’s big-todo
notqmail-dns-any-to-cnameJonathan de Boyne Pollard’s any-to-cname
notqmail-dns-oversizeChristopher K. Davis’s oversize DNS packet
notqmail-ext-todoAndré Opperman’s ext_todo or “silly qmail syndrome”
notqmail-smtp-authErwin Hoffmann’s smptauth
notqmail-smtp-tlsFrederik Vermeulen’s qmail-smtp-tls
notqmail-smtpd-loggingAndrew Richards’ qmail-logmsg
notqmail-smtpd-spfJana Saout’s qmail-spf

「s/qmail」は細々運営中?

2016年に公式リリースされた「s/qmail」は、2019年6月のv3.3.23が最新リリースとなっている。

ただ、作者のnewsページを見てみると「aqmail is a joint project of Erwin Hoffmann (s/qmail) and Kai Peter (eqmail) to provide an alternative Qmail. Coming soon.」として「aqmail」というものを始めるらしい。

qmail開発者2人によるジョイントプロジェクト「aqmail」

aqmail is a joint project of Erwin Hoffmann (s/qmail) and Kai Peter (eqmail) to provide an alternative Qmail. Coming soon.」として「aqmail」 が2017年に開始されている。

が・・・githubのレポジトリ https://github.com/aqmail/aQmail は全然更新されていないが、元となるs/qmailとeQmailは更新されているという・・・

qlibというeQmail作者が作ったライブラリを利用している。

「eQmail」

サイトとしては「openQmail」という名称となっている。

元のqmailは内部で「djb’s libs」と呼ばれるdjbが作成したライブラリ群を使用しているがこれらはあくまでqmail内部でのみ使われているようなものだった。これを単体ライブラリ化したものがlibdjb(最終リリース2000年10月)となる。そして、このライブラリをGPLとして再実装したものが libowfat(最新リリース2018年10月)というものとなる。

libowfatとdjb’s libsをeQmail作者が使いやすいように実装し直したものが qlib というライブラリになるようで、eQmailではコレを使用している。

こちらは2019年8月リリースのeQmail-1.10.1が最新となっている。

「IndiMail」

IndiMail」という公式ページがあるが管理状況が怪しい。

SOURCEFORGEのIndiMailプロジェクトページを見てみるとそこそこ更新されている。

qmail部分であるindimailパッケージのバージョンとしては2018年10月リリースのindimail v2.6が最新であるようだ。

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