Oracle CloundのAlways Freeインスタンスが死んだ

Oracleさんから「Production Event Notification: Oracle Cloud Infrastructure Compute – Terminated Instance for Tenant:~」というお手紙が3通来た。

障害でインスタンスを止めた。データは失われてないから新しくインスタンス作ってね。

え・・・?

というわけでログインして確認。

ない・・・

ブートボリュームは?

ちゃんとあった。

お知らせは何かあるかな?と確認

書いてある内容はメールとだいたい一緒。

しかたがないので作り直し。ブートボリュームで作り直すボリュームを選択し、「インスタンスの作成」を選択。

ん?可用性ドメインが「ロード中」のまま動かないのですが・・・

詳細を開くとあるので大丈夫かな?sshキーも指定して「作成」

無事作成完了です。

教訓としては常用するのであればパブリックIPアドレスは予約済みで取得しておかないとダメというところですね。

あと、出先でもインスタンス再作成ができるよう、sshキーのメモをどこかに用意しておかないと・・・

ESXiで使用できるUPS連動シャットダウンソフトの情報 2023/11/24修正

ESXi 6.7からvMAというVMware提供の仮想アプライアンスが使えなくなった。
LinuxベースなのだがvCenter/ESXiをCLIから操作するためのツールが導入済みなので、UPS連動シャットダウンする際によく使われていた。

ESXi6.7以降は動かなくなってしまったので、代替を探す必要がある。
(APC PowerChute Bussiness EditionはvMAのみ対応)

APC PowerChute Network Shutdown 5.0

2023年6月にPowerChute Network Shutdown 5.0が出ていた

シュナイダーエレクトリック、電源管理ソフトウェアの最新版「PowerChute Network Shutdown v5.0」を発売

上記リリース内の「これまでスクリプトによるコマンド設定が必要だったシャットダウンシーケンスを、画面上から簡単に制御できる機能を備えました」の意味は、ssh連動がWeb UIから設定できる、と読んだのだが、Install Guide/User Guide見てみたのだがssh周りは従来通りに見え、releasenoteを読むとvSANクラスタや、vSphere vCLS、VMware HA周りの処理が組み込まれた、という意味の模様

PowerChute Network Shutdown v5.0製品pdf資料

ライセンスとしては、「Windows &Linux用」「特定機種(UNIX/MacOS)用」「仮想化環境用」と「VxRail用」がある

v5.0としてのリリースノートやインストールガイド、ユーザガイドのpdfが製品リンクから直接はられておらず「PowerChuteシリーズ 各種マニュアル」からアクセスできるのだが、2023/11/24時点ではいくつかのファイルについては権限がないとして読むことが出来ない。

英語版ドキュメント
PowerChute Network Shutdown v5.0 – Release Notes
PowerChute Network Shutdown v5.0 – Installation Guide
PowerChute Network Shutdown v5.0 – Standard User Guide
PowerChute Network Shutdown v5.0 – VMware User Guide
PowerChute Network Shutdown v5.0 – Hyper-V and SCVMM User Guide
PowerChute Network Shutdown v5.0 – Nutanix User Guide

Webページとして公開されている手順など

PowerChute Network Shutdown v5.0 既知の問題 [最新バージョン]
PowerChute Network Shutdown v5.x 初期セットアップ手順 – シングル構成 Windows, Linux

PowerChute Network Shutdown v5.0 for Windows & Linux 対応OS表
PowerChute Network Shutdown v5.0.1 for Specialized OS 対応OS表
PowerChute Network Shutdown v5.0 for Virtualization 対応OS表
JavaはSolaris以外はAdoptOpenJDKを使用(SolarisはOracle純正ライセンスを別途調達とのこと)

PowerChute Network Shutdown v5.0ではNetwork Management Card 2(NMC2)のサポートが終了。またNMC3についてもfirmware v2.2.1.1以降がサポートとなる。

vCenterが存在しない単体ESXi環境で連動させるためにAPC純正仮想アプライアンスを展開した場合、vCenterがないと設定出来ない項目があるため、エラーとなる。その場合は「PowerChute Network Shutdown v4.4.3, v5.x スタンドアロンESXi ホストに仮想アプライアンスをデプロイした際にアクセスできない」の手順で設定する(この手順自体は、PCNS v4.3~v5.0共通)

APC電源管理ソフトウェア PowerChuteの選択方法
PowerChuteシリーズ 対応OS表

APC PowerChute Network Shutdown 4.5

2022年9月に「PowerChute Network Shutdown v4.5」が発売されたことが発表された。(当時のURL APC PowerChute Network Shutdown 4.5 for DELL VxRail )

海外では2022年7月ぐらいにはDELL VxRail向け PCNS v4.5としてOVAファイルとしてリリースされていました。それ以外の環境向けには引き続き PCNS v4.4が提供されています(対応表)。

v4.4はVxRail専用なのかと思っていたのですが、v5.0リリースの比較表にはv4.5も他で動くヤツがある的な記述に・・・

APC PowerChute Network Shutdown 4.4

2020年10月登場の新バージョン:シュナイダーエレクトリック、電源管理ソフトウェアの最新版「PowerChute Network Shutdown v4.4」を発売

PowerChute Network Shutdown v4.4 ご紹介(最新版)」「PowerChute Network Shutdown v4.4 for Windows & Linux 対応OS表」「PowerChute Network Shutdown v4.4 for Virtualization 対応OS表」「PowerChute Network Shutdown v4.4 既知の問題PCNSユーザーズガイド」「PCNSの各種設定例

PowerChute Network Shutdown Operating System, Processor, JRE and Browser Compatibility Chart

PowerChute Network Shutdown ドキュメント」「PowerChuteシリーズ 各種マニュアル

PCNS v4.4でもJavaを使うという点には変更はない(今回はOpenJRE 14.0.2)。OpenJREのアップデートツールも添付されているとのこと。

今回のトピックは、VMware vSAN、Nutanix AOS、Microsoft Azure Stack HCI、Cisco HyperFlex、HPE Simplivityの自動シャットダウンをPCNS管理インタフェース上から設定できるようになった、ということ。

また、sshでアクセスし連動シャットダウンを仕掛けることが可能になったため、NetApp ONTAP 9.xとの連動シャットダウンなどもサポートした、とのこと。

Windows版は日本語インタフェース用インストーラと英語インタフェース用インストーラが別になっているので注意

Schneider Electric (APC) PowerChute Network Shutdown

2022/03/31追記:この項目にあるv4.1~v4.3に関するリンクはAPCサイトの更新に伴い動かないリンクばかりになっている。

APC PowerChute Network Shutdownに関する情報は「PowerChute Network Shutdownプロダクトセンター | よくあるお問い合わせ」と「PowerChuteシリーズ 対応OS表」を起点に捜索する。

PowerChute Network Shutdown v4.3 for Virtualization 対応OS表」はシャットダウン用仮想アプライアンスイメージが提供されているのでそれを使う。vSphere 7/ESXi 7.0サポートに関しても記載されている。
PowerChute Network Shutdown v4.2 for Virtualization 対応OS表」はシャットダウン用仮想アプライアンスか、vMAにPowerShuteインストールか、を選択できる。

PowerChute Network Shutdown v4.0以降のバージョンでVMware環境を保護する場合のPowerChuteインストール先について

PowerChute Network Shutdown v4.1 v4.2 電源障害時のシャットダウンプロセス(VMWare仮想環境) – 構成例1
PowerChute Network Shutdown v4.1 v4.2 電源障害時のシャットダウンプロセス(VMWare仮想環境) – 構成例2
PowerChute Network Shutdown v4.1 v4.2 電源障害時のシャットダウンプロセス(VMWare仮想環境) – 構成例3

VMware HA利用時やvSAN利用時は、VMware側がユーザ操作なしに停止することを全く考慮していないため、ESXiサーバのみの環境ではうまくシャットダウンを行うことができない。

別に物理のWindowsサーバを用意し、そこからシャットダウン命令を送る必要がある。また、復電後の起動についてはもっと考えられていないため、その処理も自前でどうにかする必要がある。

PowerChute Network Shutdown for Virtualization v4.x VMware HA環境でのサポート構成」(VMware HA環境では仮想マシン停止をサポートしていない)

20180222_VxRailccトラブルシューティングセミナーvSAN環境におけるUPS構成とシャットダウンシュナイダー出口様

富士通のWebにある「PowerChute Network Shutdown for Virtualization v4.3」(PDF版)でvSphere, Hyper-V, Nutanix AHV環境でどういう風に機器を配置すればいいのか分かりやすい絵付きで解説されている。

HPE Power Protector

HPEブランドで販売されているUPSは、HPE Power Protector(HPEPP)を使用してシャットダウンを行う。

ソフトのダウンロードはなかなか見つけにくい。以前は「HPE swdepot Power Protector UPS Management Software」だったが2020年10月ぐらいから死んでいる。2021年10月/2022年3月の段階ではドキュメント上で「Download updates from HPE Software Depot」というリンクがあるが、リンク先が動作していない。なんとかして後述の個別ダウンロードリンクを発見する必要がある。

ESXi 6.7以降の対応について「アドバイザリ: HPE Power Protector – VMware vSphere Management Assistantのサポートが終了したため、VMware ESXi 6.7 (またはそれ以降) を実行しているHPEサーバーでHPE Power Protectorが正しく機能しない」「Advisory: HPE Power Protector – HPE Power Protector Does Not Function Correctly On HPE Servers Running VMware ESXi 6.7 (Or Later) Due to The Discontinued Support For VMware vSphere Management Assistant」に記載している。

vMA使えないから、無料で使えるdebian使って仮想マシン作って、それにHPEPPを入れろ、ということになる。

2023/11/24時点2023/02/03時点での最新ドキュメントはhttp://www.hpe.com/support/PowerProtector_Manuals」もしくはHPE Power Protector User Guide」で英語は2021年2月版、日本語は2020年4月版のようだ。

2019/12/06リリース版のダウンロードリンク
HPE Power Protector Windows版 v2.02.087 (HPE Power Protector (HPEPP) Clientのインストール方法 (Windows))
HPE Power Protector Linux版 v2.02.087 (HP UPS – HP Power Protector (HPPP) Client のインストール方法 (Linux))

2020/10/23リリース版のダウンロードリンク
HPE Power Protector – Windows版 v2.02.089
HPE Power Protector – Linux版 v2.02.089

2021/08/12リリース版のダウンロードリンク
HPE Power Protector – Windows版 v2.03.091
HPE Power Protector – Linux版 v2.03.091

2022/02/09リリース版のダウンロードリンク
HPE Power Protector – Windows版 v2.04.094
HPE Power Protector – Linux版 v2.04.094

2022/11/21リリース版のダウンロードリンク
HPE Power Protector – Windows版 v2.05.096
HPE Power Protector – Linux x86版 v2.05.096
HPE Power Protector – Linux x64版 v2.05.096

2023/09/20リリース版のダウンロードリンク
HPE Power Protector – Microsoft Windows v2.06.098
HPE Power Protector – Linux x64 v2.06.098
HPE Power Protector – Linux x86 v2.06.098

EATON Intelligent Power Protector (IPP)とIntelligent Power Manager(IPM)

日本代理店ダイトロンの製品ページ「Intellignent Power Protector」「Intelligent Power Manager(旧バージョン)」「Intelligent Power Manager 2

メーカページ「Eaton Intelligent Power Manager

2020年からIPMのライセンス体系が変更になり、また海外ではIPM2も登場した。IPM1とIPM2が互換性がなく、日本国内向けではIPM2は非サポートとなっているようだ(2023年時点ではサポートされた)。

連動シャットダウンについてはWindows仮想マシンにIPMを入れる方向性のようだ IPM2では仮想アプライアンスを使用して行う形となる。

IPM Optimize/(旧名)IPM Silver/ (旧名) IPM Goldを使うライセンスを買うとVMware HAとvSANを含んだシャットダウンにも対応。

VMware HAはWindows仮想マシンにIPMを入れることで対応可能。復電も対応→「シャットダウン for vCSA on vSphere HA by IPM 1.68」「自動起動 for vCSA on vSphere HA by IPM 1.68

vSANはvSANを使っていないESXi上にvCSAとWindows仮想マシン+IPMを置くことで対応可能。復電も対応→「シャットダウン for VMware vSAN 6.6.1 by IPM 1.60

2023/06/08追記:日本でも2023年月ごろから「Intelligent Power Manager 2」の取り扱いが開始されていた。IPM2ではvSphere仮想環境向けアプライアンスイメージファイルでの提供となっている。(Hyper-V,VirtualBox向けファイルもある)

IPM2を使った場合「【IPM2】IPM2 on VMwareのダウンロードから起動まで」「【IPM2】VMware HAのシャットダウン」「【IPM2】VMware HA+共有ストレージのシャットダウン

その他、IPM2関連記事群

オムロン VirtuAttendant

無償のUPS管理ソフト「PowerAct Pro」はvMA利用のためESXi 6.5までになっている(PowerAct Pro Slave Agent VMware版 ダウンロード)

有償のUPS管理ソフト「VirtuAttendant」はESXi 7.0対応版が出ていて、手順説明はリンク先に掲載されている。なお、ライセンス料金は1つのvCenter Server環境につき192500円。

また「構成事例/設定ガイド」の「Nutanix / vSAN / 3Tier の構成事例〈ネットワークカード〉」にESXi6.7に対応したVSAN構成時の設定ガイドvSphere+RAID構成時の設定ガイドが掲載されている。

2023/06/08追記

通常のサーバ向けはUPS管理マスタサーバにWebサーバを建てる「PowerAct Pro」と建てない「PowerAttendant Lite」とオープンソース版「Simple Shutdown Software(オープンソース版)

仮想環境向けは、VirtuAttendant と UPS本体に追加するSNMP管理モジュールSC21 の2製品となっている。

その他参考資料

NEC編

ESMPRO/AutomaticRunningController ダウンロードページ」にある「VMware ESXi 環境における電源管理ソフトウェアの導入(第37版 2020/01/31)(第41 版 2021.11.30)にNECのESMPRO/AutomaticRunningControllerと連携させる場合の詳細解説が書かれている。

富士通編

PRIMERGY 技術情報の「仮想システムでのUPS利用ガイド」にて、PowerChute Network Shutdown Enterprise Editionを使用する場合の説明がある。

また、富士通サーバ ISV/IHV技術情報の「APC PowerChute Network Shutdown」と「APC PowerChute Network Shutdown(過去事例)」とにてAPC UPSを使って行われた各種検証内容に関するレポートが公開されている。

VMware編

VMwareのKnowledgeに「VMware ESXi ホストへの APC Powerchute Network Shutdown ソフトウェアのインストール (1007036)」というのが掲載されたが、2020年2月掲載なのにvMAを利用するバージョンでRelated ProductsもESXi 5.5.xが最新という古い記述になっている。

Oracle Cloud上にWindows Server 2016インスタンスを作ったら記号が入らずパスワード入力ができなかった件

Oracle Cloudの登録特典でもらえる30日有効の33000円分のクレジットがまだまだ余ってるので、Windows Server 2016インスタンスを作ってみた。

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初期パスワードはシステム側で自動生成される・・・と

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ありますね。

初回ログインはコンソール画面から行う必要があるので、上記の画面をスクロールして「リソース」の「コンソール接続」から「コンソール接続の作成」を選択

sshの公開鍵を指定して・・・

コンソール接続が「アクティブ」となったら、右側のメニューから「VNCを使用して接続」を選択

「プラットフォーム:WINDOWS」を選択して、文字列を「コピー」

Windows上でPowerShellを開いて、コピーしたものを貼り付けて実行

で・・・VNC Viewerを起動して「localhost:5900」に接続を実行すると下記の様にログイン画面が出てくる。

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で・・・ココで問題が発生。

パスワードを入力しようとしても 「:→;」「@→2」「^→6」「`→~」「=→+」 という感じで期待通りの入力が行えない。

Windows 10の日本語キーボード環境で「;キー」と「:キー」のどちらを押しても「;」が入力される事態。UltraVNCにあるSend Custom Keyを使用して「85」「86」を送っても、同じく「;」が入力されてしまう。

UltraVNCには「Japanese keyboard」という設定項目があるのでそれを設定しても状況は変わらず。

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UltraVNC
RealVNC
TigerVNC
この3つを試したところ、TigerVNCでは、Windows上のキーボード認識がUSキーボードになってるけど、実際につながっているのは日本語キーボード、という場合に相当する動きをしてくれた。

この動きであれば、日本語キーボードを英語配列だと思い込んで操作することによってなんとか記号を入力することができる(一部入力できないものもあるが、UltraVNC/RealVNCよりはずっとマシ)

TigerVNC Viewerでログインに成功し、デバイスマネージャー(Device Manager)から「Standard PS/2 Keyboard」を「Japanese PS/2 Keyboard (106/109 key)」に変更することで、日本語キーボードであっても期待通りに入力出来る環境を用意することができた。

(下記の画像はWindows Server 2012R2のだけど、Windows Server 2016もほぼ同じ)

「Standard PS/2 Keyboard」の「Properies」を開き、「Driver」タブを選択する。

「Update Driver」を選択し、下記では「Browse my computer from driver software」を選択

下記は「Let me pick from a list of device drivers on my computer」を選択

「Show compatible hardware」に入っているチェックを外す

チェックを外すと下記の様に選択肢がたくさん現れる。

下記の様に「(standard keyboards)」内の「Japanese PS/2 Keyboard (106/109 Key)」を選択し、「Next」

警告は「Yes」

変更完了

再起動して、変更を反映させます。

また、コントロールパネルの「Language」にて

「Add an input method」を選択し、リストから「QWERY Japanese」を選択し、「Add」

「Save」します。

Save実行とともに時計の横に「ENG US」が表示されますので、それをクリックすると「ENG JA」が選択できます。

これにより日本語キーボードをつかって正常に入力することが可能となります。

なお、この設定を行ってもUltraVNC,UltraVNC(Japanese Keyboard設定あり),RealVNCでは相変わらずな動作をして記号や日本語変換が行えませんでした。

Oracle Cloudでは使用状況レポートを有効にしないとVM内にアクセスエラーログがたまりまくるので注意

東京リージョンでOracle Cloud Always Freeインスタンスを作れないので、US West(Phoenix)リージョンでアカウントを作り直してOracle Linux 7インスタンスを作ってみたところ /var/log/oracle-cloud-agent/agent.log にスクリプトの実行エラーが毎秒出ている。

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作り直し前の方ではagent.logは正常なのに何故?と思ったら、Oracle Cloudコンソールの「アカウント管理」の「使用状況レポート」が未設定なためだった。

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上記にある様に「アイデンティティ」の「ポリシー」にて「ポリシーの作成」をクリックし、上記ページに書かれている「ステートメント1」「ステートメント2」を下記画面の「ポリシーステートメント」に貼り付ければOK。(名前と説明は適当につける)

なお、ステートメント2にある「<group>」は「Administrators」に置き換える必要がある。(「アイデンティティ」の「グループ」に登録済みのグループ名に置き換える)

この設定を行ったあと、agent.logへエラーを吐き出していたインスタンス上で「 systemctrl restart oracle-cloud-agent.service 」を実行することでエラーは収まりました。

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Oracle CloudのAlways Freeインスタンスを作る際に誤って有料インスタンスを作ってしまいがちな件

他のよくある質問とその答え
・Always Freeインスタンスが作れない件→「Tokyoで作れないのは仕様
・ホームリージョンの変更できるの→「アカウント作成後の変更は不可能
・作ったOracle Linuxインスタンスにsshログインできない件→「インスタンス名に日本語入れてるから」)

Oracle CloudでAlways Freeインスタンスを作成する際、誤って有料のインスタンスを作ってしまうことがある。

例えば、下記の画面だとAlways Freeインスタンスではない。

どこを見ればそれがわかるのか?

上記の「シェイプとタイプ」のところに「常に無料の対象(Always Free対象)」という記載があるかどうかです。

「Always Free対象」である場合は、下記の様に「VM.Standard.E2.1.Micro(仮想マシン)」であることと、その横に「Alwasy Free対象」があります。

Always Free対象の表示が無いので変更するかと「シェイプ、ネットワークおよびストレージオプションの表示」を選択してみましょう。

次の罠が登場です。

「インスタンスタイプ」のところの「仮想マシン」は「Always Free対象」と書かれていますが、「インスタンスのシェイプ」には「Always Free対象」の表記がありません。

正しく「Always Free対象」が選択されている場合は、下記の様にインスタンスのシェイプでもAlways Free対象と表記されています。

Always Free対象となっていない場合は、「シェイプの変更」から変更しましょう。

・・・ないですか?

それは、いまいるリージョンがホームリージョンではないからですね。

右上にあるリージョン切り替えから「ホームリージョン」とかかれたものを選択しましょう。すると下記の様に「Always Free対象」が現れるはずです。

・・・え?

「Japan East(Tokyo)」リージョンだと「Out of host capacity」で作成できないから他のリージョンに変更したい?

残念ながらホームリージョンでしかAlways Free対象とならず、またホームリージョンの変更は不可能とのことです。 (ネタ元 Freedom to Build – Announcing Oracle Cloud Free Tier with New Always Free Services and Always Free Oracle Autonomous Database)

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諦めてアカウントを作り直すか、運良く東京に空きができたタイミングで作成できることを期待してインスタンス作成を繰り返してみてください。