ESXiで使用できるUPS連動シャットダウンソフトの情報 2022/08/17修正


ESXi 6.7からvMAというVMware提供の仮想アプライアンスが使えなくなった。
LinuxベースなのだがvCenter/ESXiをCLIから操作するためのツールが導入済みなので、UPS連動シャットダウンする際によく使われていた。

ESXi6.7以降は動かなくなってしまったので、代替を探す必要がある。
(APC PowerChute Bussiness EditionはvMAのみ対応)

APC PowerChute Network Shutdown 4.5

APC PowerChute Network Shutdown 4.5 for DELL VxRail ということで、DELL VxRail向けにPCNS v4.5が2022年7月頃にOVAファイルとしてリリースされています。それ以外の環境向けには引き続き PCNS v4.4が提供されています(対応表)。

APC PowerChute Network Shutdown 4.4

2020年10月登場の新バージョン:シュナイダーエレクトリック、電源管理ソフトウェアの最新版「PowerChute Network Shutdown v4.4」を発売

PowerChute Network Shutdown v4.4 ご紹介(最新版)」「PowerChute Network Shutdown v4.4 for Windows & Linux 対応OS表」「PowerChute Network Shutdown v4.4 for Virtualization 対応OS表」「PowerChute Network Shutdown v4.4 既知の問題PCNSユーザーズガイド」「PCNSの各種設定例

PowerChute Network Shutdown Operating System, Processor, JRE and Browser Compatibility Chart

PowerChute Network Shutdown ドキュメント」「PowerChuteシリーズ 各種マニュアル

PCNS v4.4でもJavaを使うという点には変更はない(今回はOpenJRE 14.0.2)。OpenJREのアップデートツールも添付されているとのこと。

今回のトピックは、VMware vSAN、Nutanix AOS、Microsoft Azure Stack HCI、Cisco HyperFlex、HPE Simplivityの自動シャットダウンをPCNS管理インタフェース上から設定できるようになった、ということ。

また、sshでアクセスし連動シャットダウンを仕掛けることが可能になったため、NetApp ONTAP 9.xとの連動シャットダウンなどもサポートした、とのこと。

Schneider Electric (APC) PowerChute Network Shutdown

2022/03/31追記:この項目にあるv4.1~v4.3に関するリンクはAPCサイトの更新に伴い動かないリンクばかりになっている。

APC PowerChute Network Shutdownに関する情報は「PowerChute Network Shutdownプロダクトセンター | よくあるお問い合わせ」と「PowerChuteシリーズ 対応OS表」を起点に捜索する。

PowerChute Network Shutdown v4.3 for Virtualization 対応OS表」はシャットダウン用仮想アプライアンスイメージが提供されているのでそれを使う。vSphere 7/ESXi 7.0サポートに関しても記載されている。
PowerChute Network Shutdown v4.2 for Virtualization 対応OS表」はシャットダウン用仮想アプライアンスか、vMAにPowerShuteインストールか、を選択できる。

PowerChute Network Shutdown v4.0以降のバージョンでVMware環境を保護する場合のPowerChuteインストール先について

PowerChute Network Shutdown v4.1 v4.2 電源障害時のシャットダウンプロセス(VMWare仮想環境) – 構成例1
PowerChute Network Shutdown v4.1 v4.2 電源障害時のシャットダウンプロセス(VMWare仮想環境) – 構成例2
PowerChute Network Shutdown v4.1 v4.2 電源障害時のシャットダウンプロセス(VMWare仮想環境) – 構成例3

VMware HA利用時やvSAN利用時は、VMware側がユーザ操作なしに停止することを全く考慮していないため、ESXiサーバのみの環境ではうまくシャットダウンを行うことができない。

別に物理のWindowsサーバを用意し、そこからシャットダウン命令を送る必要がある。また、復電後の起動についてはもっと考えられていないため、その処理も自前でどうにかする必要がある。

PowerChute Network Shutdown for Virtualization v4.x VMware HA環境でのサポート構成」(VMware HA環境では仮想マシン停止をサポートしていない)

20180222_VxRailccトラブルシューティングセミナーvSAN環境におけるUPS構成とシャットダウンシュナイダー出口様

富士通のWebにある「PowerChute Network Shutdown for Virtualization v4.3」(PDF版)でvSphere, Hyper-V, Nutanix AHV環境でどういう風に機器を配置すればいいのか分かりやすい絵付きで解説されている。

HPE Power Protector

HPEブランドで販売されているUPSは、HPE Power Protector(HPEPP)を使用してシャットダウンを行う。

ソフトのダウンロードはなかなか見つけにくい。以前は「HPE swdepot Power Protector UPS Management Software」だったが2020年10月ぐらいから死んでいる。2021年10月/2022年3月の段階ではドキュメント上で「Download updates from HPE Software Depot」というリンクがあるが、リンク先が動作していない。なんとかして後述の個別ダウンロードリンクを発見する必要がある。

ESXi 6.7以降の対応について「アドバイザリ: HPE Power Protector – VMware vSphere Management Assistantのサポートが終了したため、VMware ESXi 6.7 (またはそれ以降) を実行しているHPEサーバーでHPE Power Protectorが正しく機能しない」「Advisory: HPE Power Protector – HPE Power Protector Does Not Function Correctly On HPE Servers Running VMware ESXi 6.7 (Or Later) Due to The Discontinued Support For VMware vSphere Management Assistant」に記載している。

vMA使えないから、無料で使えるdebian使って仮想マシン作って、それにHPEPPを入れろ、ということになる。

2019/12/06リリース版のダウンロードリンク
HPE Power Protector Windows版 v2.02.087 (HPE Power Protector (HPEPP) Clientのインストール方法 (Windows))
HPE Power Protector Linux版 v2.02.087 (HP UPS – HP Power Protector (HPPP) Client のインストール方法 (Linux))

2020/10/23リリース版のダウンロードリンク
HPE Power Protector – Windows版 v2.02.089
HPE Power Protector – Linux版 v2.02.089

2021/08/12リリース版のダウンロードリンク
HPE Power Protector – Windows版 v2.03.091
HPE Power Protector – Linux版 v2.03.091

2022/02/09リリース版のダウンロードリンク
HPE Power Protector – Windows版 v2.04.094
HPE Power Protector – Linux版 v2.04.094

EATON Intelligent Power Protector (IPP)とIntelligent Power Manager(IPM)

日本代理店ダイトロンの製品ページ「Intellignent Power Protector」「Intelligent Power Manager

メーカページ「Eaton Intelligent Power Manager

2020年からIPMのライセンス体系が変更になり、また海外ではIPM2も登場した。IPM1とIPM2が互換性がなく、日本国内向けではIPM2は非サポートとなっているようだ。

連動シャットダウンについてはWindows仮想マシンにIPMを入れる方向性のようだ

IPM Optimize/(旧名)IPM Silver/ (旧名) IPM Goldを使うとVMware HAとvSANを含んだシャットダウンにも対応。

VMware HAはWindows仮想マシンにIPMを入れることで対応可能。復電も対応→「シャットダウン for vCSA on vSphere HA by IPM 1.68」「自動起動 for vCSA on vSphere HA by IPM 1.68

vSANはvSANを使っていないESXi上にvCSAとWindows仮想マシン+IPMを置くことで対応可能。復電も対応→「シャットダウン for VMware vSAN 6.6.1 by IPM 1.60

オムロン VirtuAttendant

無償のUPS管理ソフト「PowerAct Pro」はvMA利用のためESXi 6.5までになっている(PowerAct Pro Slave Agent VMware版 ダウンロード)

有償のUPS管理ソフト「VirtuAttendant」はESXi 7.0対応版が出ていて、手順説明はリンク先に掲載されている。なお、ライセンス料金は1つのvCenter Server環境につき192500円。

また「構成事例/設定ガイド」の「Nutanix / vSAN / 3Tier の構成事例〈ネットワークカード〉」にESXi6.7に対応したVSAN構成時の設定ガイドvSphere+RAID構成時の設定ガイドが掲載されている。

その他参考資料

NEC編

ESMPRO/AutomaticRunningController ダウンロードページ」にある「VMware ESXi 環境における電源管理ソフトウェアの導入(第37版 2020/01/31)(第41 版 2021.11.30)にNECのESMPRO/AutomaticRunningControllerと連携させる場合の詳細解説が書かれている。

富士通編

PRIMERGY 技術情報の「仮想システムでのUPS利用ガイド」にて、PowerChute Network Shutdown Enterprise Editionを使用する場合の説明がある。

また、富士通サーバ ISV/IHV技術情報の「APC PowerChute Network Shutdown」と「APC PowerChute Network Shutdown(過去事例)」とにてAPC UPSを使って行われた各種検証内容に関するレポートが公開されている。

VMware編

VMwareのKnowledgeに「VMware ESXi ホストへの APC Powerchute Network Shutdown ソフトウェアのインストール (1007036)」というのが掲載されたが、2020年2月掲載なのにvMAを利用するバージョンでRelated ProductsもESXi 5.5.xが最新という古い記述になっている。

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