単体ESXi環境でWindows 11仮想マシンを作る

Windows 11ではTPMが必須要件となる。

TPM無い場合、下記の様に表示されインストールが行えない。

vSphere 6.7 / vSphere 7.0環境では「仮想 Trusted Platform Module を使用する仮想マシンの保護」(vsphere8ドキュメント)にあるようにvCenterの管轄下に置くことでESXiサーバ間での暗号化情報をやりとりできるようにした上でvTPMの設定を行うことができる。

しかし、ESXi単体の場合、vTPMの設定を行うことができない。

これを回避するためには、TPMがなくてもWindows 11をインストールできるように細工する必要がある。

ただMicrosoft的には推奨では無いということを考慮した上で実施すること。(Microsoftの公式見解 最小システム要件を満たしていないデバイスに Windows 11 をインストールする/Installing Windows 11 on devices that don’t meet minimum system requirements)

このTPM回避の設定を行う場合、Windows 11のインストールISO/USBを修正する必要なく、普通にISO/USBから起動してから回避方法を実行することができる。

上記の画面やエディション選択などに来たら、Shiftキーを押しながらF10キーを押す(Shift+F10)、とコマンドプロンプトが開く。

コマンドプロンプトで「regedit」と入力し、レジストリエディッタを開く

「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup」に、新規キー「LabConfig」を作成

その中に新規DWORD「BypassTPMCheck」を作成し、値を「1」とします。

また、SecureBoot非対応環境の場合は「BypassSecureBootCheck」を「1」、メモリの最低容量チェックを飛ばす場合は「BypassRAMCheck」を「1」とします。

設定後はレジストリエディッタを閉じて、あとは普通にインストールします。

ローカルアカウントでセットアップを行う手順

また、マイクロソフトアカウントではなく、ローカルアカウントで設定したい場合、Homeエディションの場合は非常に面倒です。

使うWindows 11のインストーラがいつ作成されたもの(どのバージョン)であるかによって変わります。

Windows 11 22H2以降のHomeエディション

Windows 11 22H2といった新しいHomeエディションではMicrosoftアカウントとして「no@thankyou.com」を指定して、パスワードは適当に入力してエラーを出します。

(上記ではno@thankyou.comを指定しているが、これはログインエラーを出すのが目的のメールアドレス指定であるため、Microsoft Accountとして登録していない自分が所有しているメールアドレスを使っても良い)

エラーを出した状態で次に進むとローカルユーザの作成ができます。

参考:tom’s hardware「How to Install Windows 11 Without a Microsoft Account

Windows 11 22H2より前のHomeエディション

しばらく前までの「Homeエディション」の場合は、ネットワーク接続をしない状態で設定する必要があります。

上記の状態まで来たら、ネットワークケーブルを外してから、「←」で戻ると、下記のローカルユーザ名入力画面となります。

なお、パスワードは未入力で進めると、電源ON後、パスワード入力無しでデスクトップ画面が表示されます。

Windows 11 Proエディション

「Proエディション」の場合は、下記で「職場または学校用に設定する」を選択

「サインインオプション」を選択

「代わりにドメインに参加する」を選択

これで下記のローカルユーザ名入力画面となります。

Proでもパスワードは未入力で進めると、電源ON後、パスワード入力無しでデスクトップ画面が表示されます。


インストールアシスタントを使ってWindows10からWindows11にアップグレードする場合

こちらについてはMicrosoftからの公式手順「Ways to install Windows 11」内の「Other ways to install Windows 11 (not recommended unless instructed by support)」から記載があります。

レジストリエディッタで「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup」に新規キー「MoSetup」を作成
そこに新規DWORD「AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU」を値「1」で作成してから、インストールアシスタントを実行するとのこと。

ただ、これはインストールアシスタントでの制約解除なようで、Windows11 ISOメディアから起動する場合には有効ではありませんでした。


2024/01/11追記

vSphere環境でvTPMを使う場合の資料

vTPMを使う場合、まずはvCenter上で キープロバイダの設定 を行う必要がある。(標準では設定されていない)

vSphere Native Key Provider の構成と管理 にある手順に従い設定すること。

なお、設定した場合は、損壊時の復旧に備えて vSphere Native Key Provider のバックアップを行い、そのデータを別の場所に保存しておくこと。

vTPM有効にして仮想マシンを作成しようとした場合の情報

Windows 11 guest operating system option is not available during virtual machine creation (85665) (仮想マシン作成時のOS選択にWin11が登場するのはHW ver19以降。それ以前で設定した場合は手動でvTPMハードウェアを追加する)

Failed to create a new Virtual Machine with virtual Trusted Platform Module (vTPM) device (85974) (vTPMハードウェア追加しようとした時にエラーとなる場合はvTPMが設定されていない)


2024/01/23追記

Nutanix でvTPM有効で Windows 11

Broadcomのせいでvsphereがアレなことになちゃってるので、Nutanixという話が出てるのでメモ書き追加

公式資料:Windows 11 on Nutanix AHV
Understanding UEFI, Secure Boot, and TPM in the Virtualized Environment
vTPM (Virtual Trusted Platform Module) support on AHV
Securing AHV VMs with Virtual Trusted Platform Module

vTPM環境を有効にするには基本的にはPrism Centralが必要(Prism Central上からvTPM有効にする)

AHV vTPMとしてハイパーバイザー側でvTPMを有効にする手法もあるが仮想マシンごとにコマンド操作での設定が必要?

単体Nutanix環境で仮想マシン作成すると標準で作成されるCD-ROMはIDE接続だが、それではSecure Boot有効にできない、というので、SATA接続のCD-ROMとして設定しなおすとSecure Bootが有効に設定はできる。

ただ、これで起動したところ以下のTianoCore画面で停止したままとなった。

おそらくvTPMについて設定していないからと想定している

インフラ屋とアプリ屋のあいだにAHVのUEFIの対応と注意点」をみると、TianoCore画面は表示されてるのでSecure Bootにはなってる模様?

とりあえずsshでCVMにログインして「acli」で「vm.list」を実行し、仮想マシンUUIDを取得してから情報をとってみる

<acropolis> vm.get 5468cc7a-f8d0-4f81-b487-9879a9034f07
win11vm {
  can_clear_removed_from_host_uuid: True
  config {
    agent_vm: False
    allow_live_migrate: True
    boot {
      firmware_config {
        nvram_disk_spec {
          create {
            container_id: 791
            size: 540672
          }
        }
        nvram_disk_uuid: "4dbf9ca7-fcc9-4ccb-bb09-68e6efc5e7e3"
        nvram_storage_vdisk_uuid: "7789ad26-5dd6-4449-94be-91d7826e5b1b"
      }
      secure_boot: True
      uefi_boot: True
      windows_credential_guard: False
    }
    cpu_passthrough: False
    disable_branding: False
    disk_list {
      addr {
        bus: "scsi"
        index: 0
      }
      container_id: 4
      container_uuid: "382d3533-a361-494d-a7a0-34a31189194d"
      device_uuid: "b1d3b8c7-55ca-4b54-bbb5-dc420af3c64f"
      naa_id: "naa.6506b8d861d47d56721f107382b7a77b"
      storage_vdisk_uuid: "4c7f99cb-9033-44d6-944c-d336c2e038ea"
      vmdisk_size: 42949672960
      vmdisk_uuid: "59b58d21-b5ae-46df-ac37-c13a09343eb6"
    }
    disk_list {
      addr {
        bus: "sata"
        index: 0
      }
      cdrom: True
      container_id: 4
      container_uuid: "382d3533-a361-494d-a7a0-34a31189194d"
      device_uuid: "286dd080-7c53-4591-a393-ccdfec69d4ba"
      naa_id: "naa.6506b8dad9fd1ba7c387201df7854712"
      source_vmdisk_uuid: "1632fefd-66b0-42aa-a25b-9eec7b545cb2"
      storage_vdisk_uuid: "eae8b9ee-c441-4e65-89ad-a247781fc2d0"
      vmdisk_size: 6549825536
      vmdisk_uuid: "becf4569-795f-4970-ab6b-8505f0f7f210"
    }
    flash_mode: False
    hwclock_timezone: "Asia/Tokyo"
    machine_type: "q35"
    memory_mb: 4096
    name: "win11vm"
    nic_list {
      connected: True
      mac_addr: "50:6b:8d:bb:57:0a"
      network_name: "VM Network"
      network_type: "kNativeNetwork"
      network_uuid: "803e5bea-e486-41f0-90d8-bbf1819393bb"
      type: "kNormalNic"
      uuid: "677e67ac-46c9-4359-be9f-e74f710240fd"
      vlan_mode: "kAccess"
    }
    num_cores_per_vcpu: 1
    num_threads_per_core: 1
    num_vcpus: 2
    num_vnuma_nodes: 0
    vga_console: True
    vm_type: "kGuestVM"
    vtpm_config {
      is_enabled: True
      model: "kCRB"
      version: "2.0"
      vtpm_disk_spec {
        create {
          container_id: 791
          size: 68157440
        }
      }
      vtpm_disk_uuid: "538c10f4-4d63-40bb-9941-75ef33fb5114"
      vtpm_storage_vdisk_uuid: "821c7765-91e2-4ab1-9962-bdad70758e90"
    }
  }
  is_rf1_vm: False
  logical_timestamp: 8
  state: "kOff"
  uuid: "5468cc7a-f8d0-4f81-b487-9879a9034f07"
}
<acropolis>

「secure_boot: True」と「machine_type: “q35″」があるので有効にはなっている模様(「Creating a VM with Secure Boot Enabled」)

「vtpm_config」が「is_enabled: True」ということはvTPMが有効になっていてもよさそう?

New Feature: Secure Boot for VM’s in AOS 5.16」ではさらに「nvram_container=NutanixManagementShare名」と設定している。

AHV Administration Guide の「UEFI Support for VM」を見てみるがPrism CentralなしでvTPMが使えるようになるやりようが見つからない・・・ないのかな?

Securing AHV VMs with Virtual Trusted Platform Module

Windows Serverでドメインの所属しているはずなのにドメインユーザでログインできない

Windows Server でドメインに所属しているはずなのにドメインユーザでログインできない場合は、まずはローカル管理者でログイン

PowerShellを起動して「Test-ComputerSecureChannel」を実行

ここで「False」と出る場合、修正する必要があります。

「Test-ComputerSecureChannel -Repair」を実行します。

結果が「True」と出れば、修正が完了しました。

再度、「Test-ComputerSecureChannel」を実行して、今度は「True」という結果になっていることを確認します

NanoPi R2S+OpenWRT 21.02.0でBIGLOBEのMAP-E接続

5月に「NanoPi R2S+openWRT 21.02.0RCでBIGLOBEのMAP-E接続」にてOpenWRT 21.02.0-RC版での手順を作成した。

しかし、OpenWRT 21.02.0リリース版になってみると、いろいろ設定画面が変更となり、この手順のままでは動作させることができなかった。

ぐぐってみたところ「OpenWrt(21.02)でIPv6インターネットを使う」に手順があったので、参考にしつつ手順を更新した。

前書き

OpenWRTルータを作成するにあたり、いろいろある選択肢からRockchip RK3328のNanoPi R2S と Rockchip RK3399のNanoPi R4S を候補にあげた。

Amazon日本の倉庫に在庫があるというのと、openWRTのページに「FriendlyARM NanoPi R2S」とデバイスに関する個別ページが作成されており、リリース版の提供がされていたので、NanoPi R2Sを買って設定を行った。

ちなみに置き換え対象となったGL-MV1000とのサイズ比較はこんな感じ

OpenWRT 21.02.0-RC版の時代はアップグレードしたら以前の設定を残しておくと起動しなくなるとか問題もありましたが、OpenWRT 21.02.0リリース版を書き込んだあと設定復旧で動作させることができました。

設定手順0: MicroSD作成

friendlyarm_nanopi-r2s-squashfs-sysupgrade.img.gz を展開したものをmicroSDに書き込んでNanoPi R2Sを起動。

設定手順1:パッケージの追加

mapパッケージと日本語UIパッケージ(luci-i18n-base-ja)をインストール

また、後述のニチバン対策を行う場合は iptables-mod-ipopt もインストールする。

GUIの場合、[システム]-[Software]にて、「Update lists」を実行してパッケージ一覧を取得した後に、「Filter」にパッケージ名を入れて、出てきたモジュールを「Install」する。

CLIでインストールする場合は以下を実行

# opkg update
# opkg install luci-i18n-base-ja
# opkg install map
# okpg install iptables-mod-ipopt

インストール後は再起動を行うこと。

再起動しないとluciのネットワーク設定で「プロトコル:MAP / LW4over6」が選択肢に現れません。

設定手順2:WAN6インタフェースの作成

WAN6インタフェースがなければ「プロトコル: DHCPv6クライアント」で作成する

最初はそのまま設定して、有効化し、WAN6インタフェースに割り当てられるIPv6アドレスを確認すること。

↑の画像は使い回しなので、この段階では無いはずの「MAP」インタフェースなどが入ってます

上記のようにWAN6インタフェースに「IPv6」アドレスが確認できたら、そのアドレスをコピーして、notepadにでも貼り付けておきます。

設定手順3:WAN6インタフェースにDHCPv6関連設定

openWRT 21.02.0のリリース版になったらWAN6インタフェースではDHCPv6関連設定がGUIできるようになりました。

[DHCPサーバー]を選択して、下記のようになっている場合は「DHCPサーバーをセットアップ」をクリックします。

クリックしたあと[一般設定]タブは下記のような感じで変更せず

[IPv6設定]タブで下記の設定を行います。

Designated master: チェックを入れる
RA-Service:リレーモード
DHCPv6-サービス: リレーモード
NDP-Proxy: リレーモード
(Learn routesは設定を変更していない)

設定手順4:LANインタフェースにDHCPv6関連設定

LANインタフェースの[DHCPサーバー]-[IPv6設定]で以下の設定を行います。

RA-Service:リレーモード
DHCPv6-サービス: サーバーモード
NDP-Proxy: リレーモード

(マスターにチェックは入れません)

設定手順5: IPv6 PD設定

OpenWRT 21.02.0-RC版だとIPv6 PD設定がWAN6にあったのですが、リリース版だと消えています。

これは別のインタフェースとして作成することで対応するようです。

[インタフェースを新規作成]から下記でインタフェースを作成します。

名前:WAN6PD
プロトコル:静的アドレス
デバイス: WAN6インタフェース(@wan6表記)

詳細設定では手順2で確認したIPv6アドレスを使います。

IPv6アドレスが「IPv6: wwww:xxxx:yyyy:zzzz:aaaa:bbbb:cccc:dddd/64」というようになっているとき、先頭の4カラム「wwww:xxxx:yyyy:zzzz」を使います。

まず、WAN6PDに割り当てる 「wwww:xxxx:yyyy:zzzz::1001」を「IPv6アドレス」に設定します。

「IPv6 ゲートウェイ」には「wwww:xxxx:yyyy:zzzz::1 」を指定します。このアドレスは設定完了後、WAN6PDインタフェースではなく、LANインタフェースに対して割り当てられます。

「IPv6ルートプレフィックス」には「wwww:xxxx:yyyy:zzzz::/56」と指定します。

設定すると上記のような感じです。

設定手順6: MAP-E接続設定

インタフェースの新規作成で「プロトコル:MAP / LW4over6」を作成して、必要な値を入れていきます。今回は「WAN_MAP」で作成しました。

[一般設定]では下記の様にしました。

プロトコル:MAP/LW4over6
タイプ:MAP-E
以後は環境に合わせた値

[詳細設定]では「従来のMAPを使用」にチェックを入れる

設定手順7: 各インタフェースのファイアウォールゾーン設定

wan系のゾーンに「wan_map」と「WAN6PD」を追加します。

設定完了

ひとまずこれで設定完了です。

うまく接続が始まらない場合は、再起動してみてください。

設定:ニチバン対策

通称「ニチバンベンチ」と呼ばれているものがある。

一部のIPv4通信のみが可能なサイトにアクセスした際に、一定数以上の通信が行えなくなりコンテンツが欠けるなどの現象が発生することがある。

これはNATテーブルの利用手法と、一回確保したNATテーブルエントリの有効期限設定の兼ね合いで、MAP-Eで確保できるIPv4通信用のNAT用ポートを使い果たしてしまった場合に発生している。

大量の小さなファイルがWebサーバ側の同時セッション数が非常に多い設定で流れてこなければならないので、この現象が発生しているかどうかを意図的に確認するのがなかなか難しいものがある。

しかし、長らくニチバンサイトではその条件に合致するサイト構造であったため、ニチバンサイトを10窓ぐらいでリロードすれば発生していたため、確認手法としてニチバンにアクセスすることを「ニチバンベンチ」と呼称していた。(なお、2021年9月時点のニチバンサイトはサイト内容が一新され発生しなくなっている)

このNATテーブルとIPv4 ポート割り当ての問題を解消するためにiptablesを利用して割り当て手法の調整を行う https://paste.teknik.io/VeN9r を使用した。

IP4,PSID, TUNDEVは自分の環境に合わせて変更すること
IP4, PSIDがわからない場合は http://ipv4.web.fc2.com/map-e.html で確認すること

TUNDEVは、GUIから設定した名前ではなく、アイコンの下に小さく書かれている方の名前を使う。↑の場合は「map-wan_map」になる。

また、units1とunits2は、BIGLOBEはV6plus相当であるため、数値を変更する。

units1=15 #V6plus:15 OCN:63
units2=4096 #V6plus 4096 OCN:1024
IP4='xxx.xxx.xxx.xxx'
PSID='x'
TUNDEV='map-wan_map'


iptables -t nat -F PREROUTING
iptables -t nat -F OUTPUT
iptables -t nat -F POSTROUTING

rule=1
while [ $rule -le $units1  ] ; do
  mark=`expr $rule + 16`
  pn=`expr $rule - 1`
  portl=`expr $rule \* $units2 + $PSID \* 16`
  portr=`expr $portl + 15`

  iptables -t nat -A PREROUTING -m statistic --mode nth --every $units1 --packet $pn -j MARK --set-mark $mark
  iptables -t nat -A OUTPUT -m statistic --mode nth --every $units1 --packet $pn -j MARK --set-mark $mark

  iptables -t nat -A POSTROUTING -p icmp -o $TUNDEV -m mark --mark $mark -j SNAT --to $IP4:$portl-$portr
  iptables -t nat -A POSTROUTING -p tcp -o $TUNDEV -m mark --mark $mark -j SNAT --to $IP4:$portl-$portr
  iptables -t nat -A POSTROUTING -p udp -o $TUNDEV -m mark --mark $mark -j SNAT --to $IP4:$portl-$portr
  rule=`expr $rule + 1`
done

上記をopenwrtの[ネットワーク]-[ファイヤーウォール]-[Custom Rules] (/etc/firewall.user) に記載する。

また、[システム]-[スタートアップ]-[ローカルスタートアップ] (/etc/rc.local)の exit 0よりも前に下記2行を追加する

sleep 30
sh /etc/firewall.user

なお、iptablesのstatisticモジュールはiptables-mod-ipoptに入っているが、標準では導入されていないため、冒頭でインストールしているが、まだの場合は下記のような感じでインストールする。

root@nanopi:~# opkg install iptables-mod-ipopt
Installing iptables-mod-ipopt (1.8.7-1) to root...
Downloading https://downloads.openwrt.org/releases/21.02.0-rc1/targets/rockchip/armv8/packages/iptables-mod-ipopt_1.8.7-1_aarch64_generic.ipk
Installing kmod-ipt-ipopt (5.4.111-1) to root...
Downloading https://downloads.openwrt.org/releases/21.02.0-rc1/targets/rockchip/armv8/packages/kmod-ipt-ipopt_5.4.111-1_aarch64_generic.ipk
Configuring kmod-ipt-ipopt.
Configuring iptables-mod-ipopt.
root@nanopi:~#

これで、とりあえずニチバンもスムースに開けるようになった。


参考資料

/etc/config/network

config interface 'loopback'
        option device 'lo'
        option proto 'static'
        option ipaddr '127.0.0.1'
        option netmask '255.0.0.0'

config globals 'globals'
        option ula_prefix 'fdaf:6014:6f21::/48'

config device
        option name 'br-lan'
        option type 'bridge'
        list ports 'eth1'

config device
        option name 'eth1'
        option macaddr '1a:e4:a4:73:0d:0c'

config interface 'lan'
        option device 'br-lan'
        option proto 'static'
        option netmask '255.255.255.0'
        option ip6assign '60'
        option ipaddr '192.168.1.1'

config device
        option name 'eth0'
        option macaddr '1a:e4:a4:73:0d:0b'

config interface 'wan'
        option device 'eth0'
        option proto 'dhcp'
        option auto '0'

config interface 'wan6'
        option device 'eth0'
        option proto 'dhcpv6'
        option reqaddress 'try'
        option reqprefix 'auto'

config interface 'wan_map'
        option proto 'map'
        option maptype 'map-e'
        option peeraddr '2404:9200:225:100::64'
        option ipaddr 'xxx.xxx.xxx.xxx'
        option ip4prefixlen '15'
        option ip6prefix 'wwww:xxxx::'
        option ip6prefixlen '31'
        option ealen '25'
        option psidlen '8'
        option offset '4'
        option legacymap '1'

config interface 'WAN6PD'
        option proto 'static'
        list ip6addr 'wwww:xxxx:yyyy:zzzz::1001'
        option ip6gw 'wwww:xxxx:yyyy:zzzz::1'
        option ip6prefix 'wwww:xxxx:yyyy:zzzz::/56'
        option device '@wan6'

/etc/config/dhcp

config dnsmasq
        option domainneeded '1'
        option boguspriv '1'
        option filterwin2k '0'
        option localise_queries '1'
        option rebind_protection '1'
        option rebind_localhost '1'
        option local '/lan/'
        option domain 'lan'
        option expandhosts '1'
        option nonegcache '0'
        option authoritative '1'
        option readethers '1'
        option leasefile '/tmp/dhcp.leases'
        option resolvfile '/tmp/resolv.conf.d/resolv.conf.auto'
        option nonwildcard '1'
        option localservice '1'
        option ednspacket_max '1232'

config dhcp 'lan'
        option interface 'lan'
        option start '100'
        option limit '150'
        option leasetime '12h'
        option dhcpv4 'server'
        option ra 'relay'
        option ndp 'relay'
        list ra_flags 'none'
        option dhcpv6 'server'

config dhcp 'wan6'
        option dhcpv6 'relay'
        option ra 'relay'
        option ndp 'relay'
        option master '1'
        option interface 'wan6'
        option ignore '1'
        list ra_flags 'none'

iptablesの結果

意図した分散が行われているかを「iptables -t nat -L -v」のPOSTROUTING tcp/udpのpkts/bytesカウントが分散して増加していっているかを確認する。

ちなみに、 /etc/rc.local にsleep 30とsh /etc/firewall.user を入れないと、システムが生成した分散ルールも残って表示される。

root@nanopi:~# iptables -t nat -L -v
Chain PREROUTING (policy ACCEPT 2756 packets, 474K bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
  185 32012 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 MARK set 0x11
  184 28575 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 1 MARK set 0x12
  184 31952 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 2 MARK set 0x13
  184 31323 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 3 MARK set 0x14
  184 33123 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 4 MARK set 0x15
  184 36047 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 5 MARK set 0x16
  184 32939 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 6 MARK set 0x17
  184 33412 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 7 MARK set 0x18
  184 29916 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 8 MARK set 0x19
  184 28526 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 9 MARK set 0x1a
  184 29308 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 10 MARK set 0x1b
  183 32364 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 11 MARK set 0x1c
  183 30150 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 12 MARK set 0x1d
  183 29944 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 13 MARK set 0x1e
  183 34100 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 14 MARK set 0x1f

Chain INPUT (policy ACCEPT 598 packets, 40818 bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain OUTPUT (policy ACCEPT 67 packets, 5056 bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
    5   372 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 MARK set 0x11
    5   372 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 1 MARK set 0x12
    5   372 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 2 MARK set 0x13
    5   372 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 3 MARK set 0x14
    5   380 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 4 MARK set 0x15
    5   380 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 5 MARK set 0x16
    5   380 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 6 MARK set 0x17
    4   300 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 7 MARK set 0x18
    4   304 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 8 MARK set 0x19
    4   304 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 9 MARK set 0x1a
    4   304 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 10 MARK set 0x1b
    4   304 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 11 MARK set 0x1c
    4   304 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 12 MARK set 0x1d
    4   304 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 13 MARK set 0x1e
    4   304 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 14 MARK set 0x1f

Chain POSTROUTING (policy ACCEPT 23 packets, 1064 bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
    2   168 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x11 to:xxx.xxx.xxx.xxx:5856-5871
   41  2607 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x11 to:xxx.xxx.xxx.xxx:5856-5871
    8   557 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x11 to:xxx.xxx.xxx.xxx:5856-5871
    4   336 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x12 to:xxx.xxx.xxx.xxx:9952-9967
   50  3503 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x12 to:xxx.xxx.xxx.xxx:9952-9967
   13   868 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x12 to:xxx.xxx.xxx.xxx:9952-9967
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x13 to:xxx.xxx.xxx.xxx:14048-14063
   46  2981 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x13 to:xxx.xxx.xxx.xxx:14048-14063
   11   771 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x13 to:xxx.xxx.xxx.xxx:14048-14063
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x14 to:xxx.xxx.xxx.xxx:18144-18159
   33  1991 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x14 to:xxx.xxx.xxx.xxx:18144-18159
   10   709 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x14 to:xxx.xxx.xxx.xxx:18144-18159
    2   168 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x15 to:xxx.xxx.xxx.xxx:22240-22255
   38  2280 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x15 to:xxx.xxx.xxx.xxx:22240-22255
   13   950 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x15 to:xxx.xxx.xxx.xxx:22240-22255
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x16 to:xxx.xxx.xxx.xxx:26336-26351
   42  3095 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x16 to:xxx.xxx.xxx.xxx:26336-26351
   11   831 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x16 to:xxx.xxx.xxx.xxx:26336-26351
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x17 to:xxx.xxx.xxx.xxx:30432-30447
   51  3838 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x17 to:xxx.xxx.xxx.xxx:30432-30447
   11   823 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x17 to:xxx.xxx.xxx.xxx:30432-30447
    1    84 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x18 to:xxx.xxx.xxx.xxx:34528-34543
   41  2564 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x18 to:xxx.xxx.xxx.xxx:34528-34543
    9   656 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x18 to:xxx.xxx.xxx.xxx:34528-34543
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x19 to:xxx.xxx.xxx.xxx:38624-38639
   44  2665 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x19 to:xxx.xxx.xxx.xxx:38624-38639
    9   629 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x19 to:xxx.xxx.xxx.xxx:38624-38639
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1a to:xxx.xxx.xxx.xxx:42720-42735
   55  3841 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1a to:xxx.xxx.xxx.xxx:42720-42735
   11   762 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1a to:xxx.xxx.xxx.xxx:42720-42735
    1    84 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1b to:xxx.xxx.xxx.xxx:46816-46831
   53  3161 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1b to:xxx.xxx.xxx.xxx:46816-46831
   10   699 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1b to:xxx.xxx.xxx.xxx:46816-46831
    2   168 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1c to:xxx.xxx.xxx.xxx:50912-50927
   46  2965 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1c to:xxx.xxx.xxx.xxx:50912-50927
    9   632 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1c to:xxx.xxx.xxx.xxx:50912-50927
    1    84 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1d to:xxx.xxx.xxx.xxx:55008-55023
   45  2700 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1d to:xxx.xxx.xxx.xxx:55008-55023
   10   671 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1d to:xxx.xxx.xxx.xxx:55008-55023
    1    84 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1e to:xxx.xxx.xxx.xxx:59104-59119
   48  2992 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1e to:xxx.xxx.xxx.xxx:59104-59119
   15  1003 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1e to:xxx.xxx.xxx.xxx:59104-59119
    1    84 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1f to:xxx.xxx.xxx.xxx:63200-63215
   38  2280 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1f to:xxx.xxx.xxx.xxx:63200-63215
    9   615 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1f to:xxx.xxx.xxx.xxx:63200-63215

Chain postrouting_lan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain postrouting_rule (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain postrouting_wan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain prerouting_lan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain prerouting_rule (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain prerouting_wan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain zone_lan_postrouting (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
    0     0 postrouting_lan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom lan postrouting rule chain */

Chain zone_lan_prerouting (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
  389 44358 prerouting_lan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom lan prerouting rule chain */

Chain zone_wan_postrouting (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
    0     0 postrouting_wan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom wan postrouting rule chain */
    0     0 MASQUERADE  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3 */

Chain zone_wan_prerouting (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
    6   786 prerouting_wan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom wan prerouting rule chain */
root@nanopi:~#

2021/09/22追記: 8日間稼働した後の状態

root@nanopi:~# iptables -t nat -L -v
Chain PREROUTING (policy ACCEPT 1434K packets, 285M bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
95575   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 MARK set 0x11
95574   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 1 MARK set 0x12
95574   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 2 MARK set 0x13
95574   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 3 MARK set 0x14
95574   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 4 MARK set 0x15
95574   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 5 MARK set 0x16
95574   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 6 MARK set 0x17
95573   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 7 MARK set 0x18
95573   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 8 MARK set 0x19
95573   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 9 MARK set 0x1a
95573   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 10 MARK set 0x1b
95573   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 11 MARK set 0x1c
95573   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 12 MARK set 0x1d
95573   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 13 MARK set 0x1e
95573   19M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 14 MARK set 0x1f

Chain INPUT (policy ACCEPT 231K packets, 17M bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain OUTPUT (policy ACCEPT 1399 packets, 222K bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
   94 15373 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 MARK set 0x11
   94 16668 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 1 MARK set 0x12
   94 13812 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 2 MARK set 0x13
   94 14151 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 3 MARK set 0x14
   93 14819 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 4 MARK set 0x15
   93 13431 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 5 MARK set 0x16
   93 15387 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 6 MARK set 0x17
   93 14528 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 7 MARK set 0x18
   93 15124 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 8 MARK set 0x19
   93 16367 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 9 MARK set 0x1a
   93 14850 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 10 MARK set 0x1b
   93 14763 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 11 MARK set 0x1c
   93 14121 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 12 MARK set 0x1d
   93 13029 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 13 MARK set 0x1e
   93 15394 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 14 MARK set 0x1f

Chain POSTROUTING (policy ACCEPT 1289 packets, 186K bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
  772 64680 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x11 to:xxx.xxx.xxx.xxx:5856-5871
14703  948K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x11 to:xxx.xxx.xxx.xxx:5856-5871
 3753  257K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x11 to:xxx.xxx.xxx.xxx:5856-5871
  837 70140 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x12 to:xxx.xxx.xxx.xxx:9952-9967
14623  945K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x12 to:xxx.xxx.xxx.xxx:9952-9967
 3628  254K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x12 to:xxx.xxx.xxx.xxx:9952-9967
  806 67536 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x13 to:xxx.xxx.xxx.xxx:14048-14063
14690  930K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x13 to:xxx.xxx.xxx.xxx:14048-14063
 3705  257K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x13 to:xxx.xxx.xxx.xxx:14048-14063
  853 71540 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x14 to:xxx.xxx.xxx.xxx:18144-18159
14620  936K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x14 to:xxx.xxx.xxx.xxx:18144-18159
 3696  255K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x14 to:xxx.xxx.xxx.xxx:18144-18159
  802 67088 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x15 to:xxx.xxx.xxx.xxx:22240-22255
14833  942K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x15 to:xxx.xxx.xxx.xxx:22240-22255
 3723  256K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x15 to:xxx.xxx.xxx.xxx:22240-22255
  834 69944 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x16 to:xxx.xxx.xxx.xxx:26336-26351
14759  930K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x16 to:xxx.xxx.xxx.xxx:26336-26351
 3689  258K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x16 to:xxx.xxx.xxx.xxx:26336-26351
  804 67480 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x17 to:xxx.xxx.xxx.xxx:30432-30447
14874  946K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x17 to:xxx.xxx.xxx.xxx:30432-30447
 3746  261K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x17 to:xxx.xxx.xxx.xxx:30432-30447
  868 72800 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x18 to:xxx.xxx.xxx.xxx:34528-34543
14703  937K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x18 to:xxx.xxx.xxx.xxx:34528-34543
 3698  254K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x18 to:xxx.xxx.xxx.xxx:34528-34543
  843 70644 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x19 to:xxx.xxx.xxx.xxx:38624-38639
14651  931K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x19 to:xxx.xxx.xxx.xxx:38624-38639
 3720  256K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x19 to:xxx.xxx.xxx.xxx:38624-38639
  768 64288 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1a to:xxx.xxx.xxx.xxx:42720-42735
14731  942K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1a to:xxx.xxx.xxx.xxx:42720-42735
 3689  251K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1a to:xxx.xxx.xxx.xxx:42720-42735
  839 70084 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1b to:xxx.xxx.xxx.xxx:46816-46831
14826  944K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1b to:xxx.xxx.xxx.xxx:46816-46831
 3729  257K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1b to:xxx.xxx.xxx.xxx:46816-46831
  841 70420 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1c to:xxx.xxx.xxx.xxx:50912-50927
14751  939K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1c to:xxx.xxx.xxx.xxx:50912-50927
 3697  252K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1c to:xxx.xxx.xxx.xxx:50912-50927
  783 65492 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1d to:xxx.xxx.xxx.xxx:55008-55023
14802  937K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1d to:xxx.xxx.xxx.xxx:55008-55023
 3679  255K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1d to:xxx.xxx.xxx.xxx:55008-55023
  850 71288 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1e to:xxx.xxx.xxx.xxx:59104-59119
14824  942K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1e to:xxx.xxx.xxx.xxx:59104-59119
 3622  246K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1e to:xxx.xxx.xxx.xxx:59104-59119
  870 72968 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1f to:xxx.xxx.xxx.xxx:63200-63215
14802  941K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1f to:xxx.xxx.xxx.xxx:63200-63215
 3684  258K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1f to:xxx.xxx.xxx.xxx:63200-63215

Chain postrouting_lan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain postrouting_rule (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain postrouting_wan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain prerouting_lan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain prerouting_rule (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain prerouting_wan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain zone_lan_postrouting (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
    0     0 postrouting_lan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom lan postrouting rule chain */

Chain zone_lan_prerouting (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
  389 44358 prerouting_lan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom lan prerouting rule chain */

Chain zone_wan_postrouting (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
    0     0 postrouting_wan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom wan postrouting rule chain */
    0     0 MASQUERADE  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3 */

Chain zone_wan_prerouting (0 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
    6   786 prerouting_wan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom wan prerouting rule chain */
root@nanopi:~#

2022/04/14追記

32日起動していた場合の出力なんだけど、以前と違って「conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat」の数が増えてないのはなんなのだ???

root@nanopi:~# uptime
 09:48:41 up 32 days, 12:38,  load average: 0.00, 0.01, 0.00
root@nanopi:~# iptables -t nat -L -v
Chain PREROUTING (policy ACCEPT 6326K packets, 1296M bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 MARK set 0x11
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 1 MARK set 0x12
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 2 MARK set 0x13
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 3 MARK set 0x14
 422K   87M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 4 MARK set 0x15
 422K   87M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 5 MARK set 0x16
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 6 MARK set 0x17
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 7 MARK set 0x18
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 8 MARK set 0x19
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 9 MARK set 0x1a
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 10 MARK set 0x1b
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 11 MARK set 0x1c
 422K   87M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 12 MARK set 0x1d
 422K   87M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 13 MARK set 0x1e
 422K   86M MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 14 MARK set 0x1f
6326K 1296M prerouting_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom prerouting rule chain */
6321K 1295M zone_lan_prerouting  all  --  br-lan any     anywhere             anywhere             /* !fw3 */
    0     0 zone_wan_prerouting  all  --  eth0   any     anywhere             anywhere             /* !fw3 */
 4905  558K zone_wan_prerouting  all  --  map-wan_map any     anywhere             anywhere             /* !fw3 */

Chain INPUT (policy ACCEPT 1037K packets, 79M bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain OUTPUT (policy ACCEPT 9463 packets, 1532K bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
  632  101K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 MARK set 0x11
  631  103K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 1 MARK set 0x12
  631  100K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 2 MARK set 0x13
  631 99184 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 3 MARK set 0x14
  631  101K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 4 MARK set 0x15
  631  103K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 5 MARK set 0x16
  631  105K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 6 MARK set 0x17
  631  102K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 7 MARK set 0x18
  631  102K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 8 MARK set 0x19
  631 97260 MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 9 MARK set 0x1a
  631  104K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 10 MARK set 0x1b
  631  102K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 11 MARK set 0x1c
  631  105K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 12 MARK set 0x1d
  630  100K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 13 MARK set 0x1e
  630  104K MARK       all  --  any    any     anywhere             anywhere             statistic mode nth every 15 packet 14 MARK set 0x1f

Chain POSTROUTING (policy ACCEPT 7238 packets, 1363K bytes)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
 2962  257K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x11 to:xxx.xx.xxx.xx:5856-5871
62597 4208K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x11 to:xxx.xx.xxx.xx:5856-5871
14955 4828K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x11 to:xxx.xx.xxx.xx:5856-5871
 2998  256K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x12 to:xxx.xx.xxx.xx:9952-9967
62399 4173K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x12 to:xxx.xx.xxx.xx:9952-9967
14973 4852K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x12 to:xxx.xx.xxx.xx:9952-9967
 2972  263K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x13 to:xxx.xx.xxx.xx:14048-14063
62056 4109K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x13 to:xxx.xx.xxx.xx:14048-14063
14958 4830K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x13 to:xxx.xx.xxx.xx:14048-14063
 3020  270K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x14 to:xxx.xx.xxx.xx:18144-18159
62491 4170K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x14 to:xxx.xx.xxx.xx:18144-18159
15125 4922K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x14 to:xxx.xx.xxx.xx:18144-18159
 2948  255K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x15 to:xxx.xx.xxx.xx:22240-22255
62215 4170K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x15 to:xxx.xx.xxx.xx:22240-22255
15160 4931K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x15 to:xxx.xx.xxx.xx:22240-22255
 2985  259K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x16 to:xxx.xx.xxx.xx:26336-26351
62214 4147K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x16 to:xxx.xx.xxx.xx:26336-26351
15056 4989K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x16 to:xxx.xx.xxx.xx:26336-26351
 3116  271K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x17 to:xxx.xx.xxx.xx:30432-30447
62050 4150K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x17 to:xxx.xx.xxx.xx:30432-30447
15061 4789K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x17 to:xxx.xx.xxx.xx:30432-30447
 2973  256K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x18 to:xxx.xx.xxx.xx:34528-34543
62684 4173K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x18 to:xxx.xx.xxx.xx:34528-34543
15055 4832K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x18 to:xxx.xx.xxx.xx:34528-34543
 3046  272K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x19 to:xxx.xx.xxx.xx:38624-38639
62090 4162K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x19 to:xxx.xx.xxx.xx:38624-38639
14894 4747K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x19 to:xxx.xx.xxx.xx:38624-38639
 3045  263K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1a to:xxx.xx.xxx.xx:42720-42735
62550 4157K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1a to:xxx.xx.xxx.xx:42720-42735
15085 4847K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1a to:xxx.xx.xxx.xx:42720-42735
 2970  255K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1b to:xxx.xx.xxx.xx:46816-46831
62369 4167K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1b to:xxx.xx.xxx.xx:46816-46831
14965 4803K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1b to:xxx.xx.xxx.xx:46816-46831
 2912  257K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1c to:xxx.xx.xxx.xx:50912-50927
62665 4189K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1c to:xxx.xx.xxx.xx:50912-50927
15057 4704K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1c to:xxx.xx.xxx.xx:50912-50927
 3024  263K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1d to:xxx.xx.xxx.xx:55008-55023
62282 4191K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1d to:xxx.xx.xxx.xx:55008-55023
15039 4877K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1d to:xxx.xx.xxx.xx:55008-55023
 3022  262K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1e to:xxx.xx.xxx.xx:59104-59119
62369 4163K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1e to:xxx.xx.xxx.xx:59104-59119
15014 4877K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1e to:xxx.xx.xxx.xx:59104-59119
 3001  261K SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1f to:xxx.xx.xxx.xx:63200-63215
62511 4145K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1f to:xxx.xx.xxx.xx:63200-63215
15094 4836K SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             mark match 0x1f to:xxx.xx.xxx.xx:63200-63215
10025 1475K postrouting_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom postrouting rule chain */
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 0 */ to:xxx.xx.xxx.xx:5856-5871
 2787  111K SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 1 */ to:xxx.xx.xxx.xx:5856-5871
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 2 */ to:xxx.xx.xxx.xx:5856-5871
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 3 */ to:xxx.xx.xxx.xx:9952-9967
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 4 */ to:xxx.xx.xxx.xx:9952-9967
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 5 */ to:xxx.xx.xxx.xx:9952-9967
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 6 */ to:xxx.xx.xxx.xx:14048-14063
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 7 */ to:xxx.xx.xxx.xx:14048-14063
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 8 */ to:xxx.xx.xxx.xx:14048-14063
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 9 */ to:xxx.xx.xxx.xx:18144-18159
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 10 */ to:xxx.xx.xxx.xx:18144-18159
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 11 */ to:xxx.xx.xxx.xx:18144-18159
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 12 */ to:xxx.xx.xxx.xx:22240-22255
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 13 */ to:xxx.xx.xxx.xx:22240-22255
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 14 */ to:xxx.xx.xxx.xx:22240-22255
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 15 */ to:xxx.xx.xxx.xx:26336-26351
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    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 17 */ to:xxx.xx.xxx.xx:26336-26351
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 18 */ to:xxx.xx.xxx.xx:30432-30447
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 19 */ to:xxx.xx.xxx.xx:30432-30447
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 20 */ to:xxx.xx.xxx.xx:30432-30447
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 21 */ to:xxx.xx.xxx.xx:34528-34543
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    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 23 */ to:xxx.xx.xxx.xx:34528-34543
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 24 */ to:xxx.xx.xxx.xx:38624-38639
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 25 */ to:xxx.xx.xxx.xx:38624-38639
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 26 */ to:xxx.xx.xxx.xx:38624-38639
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 27 */ to:xxx.xx.xxx.xx:42720-42735
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 28 */ to:xxx.xx.xxx.xx:42720-42735
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 29 */ to:xxx.xx.xxx.xx:42720-42735
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 30 */ to:xxx.xx.xxx.xx:46816-46831
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 31 */ to:xxx.xx.xxx.xx:46816-46831
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 32 */ to:xxx.xx.xxx.xx:46816-46831
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 33 */ to:xxx.xx.xxx.xx:50912-50927
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 34 */ to:xxx.xx.xxx.xx:50912-50927
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 35 */ to:xxx.xx.xxx.xx:50912-50927
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 36 */ to:xxx.xx.xxx.xx:55008-55023
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 37 */ to:xxx.xx.xxx.xx:55008-55023
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 38 */ to:xxx.xx.xxx.xx:55008-55023
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 39 */ to:xxx.xx.xxx.xx:59104-59119
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 40 */ to:xxx.xx.xxx.xx:59104-59119
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 41 */ to:xxx.xx.xxx.xx:59104-59119
    0     0 SNAT       icmp --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 42 */ to:xxx.xx.xxx.xx:63200-63215
    0     0 SNAT       tcp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 43 */ to:xxx.xx.xxx.xx:63200-63215
    0     0 SNAT       udp  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             #conn dst/32 <= 16 /* !fw3: ubus:wan_map[map] nat 44 */ to:xxx.xx.xxx.xx:63200-63215
 7137 1356K zone_lan_postrouting  all  --  any    br-lan  anywhere             anywhere             /* !fw3 */
    0     0 zone_wan_postrouting  all  --  any    eth0    anywhere             anywhere             /* !fw3 */
    0     0 zone_wan_postrouting  all  --  any    map-wan_map  anywhere             anywhere             /* !fw3 */

Chain postrouting_lan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain postrouting_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain postrouting_wan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain prerouting_lan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain prerouting_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain prerouting_wan_rule (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination

Chain zone_lan_postrouting (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
 7137 1356K postrouting_lan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom lan postrouting rule chain */

Chain zone_lan_prerouting (1 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
6321K 1295M prerouting_lan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom lan prerouting rule chain */

Chain zone_wan_postrouting (2 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
    0     0 postrouting_wan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom wan postrouting rule chain */
    0     0 MASQUERADE  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3 */

Chain zone_wan_prerouting (2 references)
 pkts bytes target     prot opt in     out     source               destination
 4905  558K prerouting_wan_rule  all  --  any    any     anywhere             anywhere             /* !fw3: Custom wan prerouting rule chain */
root@nanopi:~#

これはどうやら、openwrt起動後にSoftwareパッケージの個別更新を実施していたのだが、ネットワークのrestartが行われた際に、iptablesが再設定されたためだったようで、openwrt全体を再起動した正常になった。

現在行っている設定はネットワーク開始後に /etc/rc.local からiptablesの設定を追加しているので、rc.localで行うことが消えた、という感じである

CHUWEI HiPad Proを買ったらがっかりペンタブレットだった件

スナドラ662で、メモリ8GB、ストレージ128GBというスペックにひかれてCHUWEI HiPad Proをペン付きで購入してみました。

8月5日に発送連絡があって、到着したのが8月17日でした。

追加送料払ってなかったのでもっと時間がかかるのかと思っていたら2週間かからないという予想外の到着でした。

ペン付きで買ったので2つ届きました。

裏面は綺麗な感じですね

添付のペンはHiPen H6とありました。

起動後の初期設定は普通のAndroidなので飛ばして、firmware updateを行います。

ここ、メッセージを読み飛ばしていたのですが、アップデート後の再起動でかならず下記の画面でブート失敗します。

画像

ボリュームの下ボタンを押して「Factory data Reset」を実行して初期化をする必要がある、ということです。

なので、ファームウェアアップデートが完了するまでGoogleアカウントの登録などの詳しい設定を行ってはいけない、ということですね。

さて、とりあえず原神を起動して様子見・・・

うーん・・・いまいち

次・・・ペンの動作がどうか確認。

手持ちにWacom Bamboo Inkペンがあったので、今回買ったHiPen H6を並べて見る。

だいたい同じサイズ。

画像

ペン先のサイズがちょっと違うっぽい(なお、Bamboo Inkのが斜めにみえるのは、曲げてしまってしまったため)

HiPad ProはMPP(Microsoft Pen Protocol)採用という話なので、Bamboo InkをMPPモードで電源を入れると使える様になる。

Bamboo Inkで書いた時と

HiPen H6で書いた時と比べると結構筆圧動作が違ってて興味深かったです。

・・・ここまではそんなに問題なさそうに見えますよね

ところが・・・

見ての通りに

ペンの動きに対して、描画が遅すぎる

この動作、CLIP STUDIOだけでなくKritaでも、筆圧検知自体は出来ているけど、遅延が酷い状態でした。

画像

よって、絵描き用途としてまったく向かない感じでした。

このCHUWEI HiPad Proですが、事前にAmazon PrimeがHDで見れる、というのもあったのですが、ChinaR「【CHUWI HiPad Proレビュー】WideVine L1認証済みのCHUWI HiPad ProはAmazonプライムビデオのHD再生に非対応(CHUWI HiPad Pro Don’t Support HD On Amazon Prime Video, Although Got WideVIne L1)」にあるように対応できてない、とかいう問題もあります。

とりあえず、うちのHiPad Proは2万円分のネタになってもらえるように、他の人に貸し出して楽しんでもらうつもりです

expectでスクリプトを作った時のメモ書き

ssh経由の操作をexpectコマンドで自動化しようとした時に、expectで調べると、入出力関連に関しては出てくるが、文字列操作や制御構文周りがよくわからない。

ここら辺は、tclに関して調べるとわかるようになっている。

参考にしたサイト

LInux JM Home Page「expect (1)
FreeSoftNet 「Tcl>文法とコマンド
アプリコット PukiWiki「expectで自動化

if文の書き方

他の言語と同じように「if (条件){実行内容}」と書くと妙なエラーになる。

expectでは「if {条件} {実行内容}」というように、どちらも「{}」で囲む。
また、「if」と「{」の間、「条件の}」と「実行内容の{」の間のそれぞれにスペースを挟む必要がある。

文字列を比較して、異なる場合は「diff」、同じであれば「same」と出力するexpectは下記の様になる。

#!/usr/bin/expect -f
set hostnamenew "testhostnew"
set hostnamenow "testhost"

puts "hostnamenew: $hostnamenew"
puts "hostnamenow: $hostnamenow"

if { "$hostnamenew" != "$hostnamenow" } {
        puts "diff"
} else {
        puts "same"
}

誤って「if (条件) {実行内容}」とした場合、下記の様な「unbalanced open paren in expression」というエラーとなる。

unbalanced open paren
in expression "("
    (parsing expression "(")
    invoked from within
"if ( "$hostnamenew" != "$hostnamenow" ) {
        puts "diff"
} else {
        puts "same"
}"

「if(条件) {実行内容}」と「if{条件} {実行内容}」とifと{の間にスペースを入れない場合は下記のような「invalid command name」となる

invalid command name "if("
    while executing
"if( "$hostnamenew" != "$hostnamenow" ){"
invalid command name "if{"
    while executing
"if{ "$hostnamenew" != "$hostnamenow" }{"

面倒くさいことに「if {条件}{実行内容}」と、ifと条件の間にはスペース入れたけど、条件と実行内容の間にスペースがない場合は下記の「extra characters after close-brace while executing」というエラーになる。

extra characters after close-brace
    while executing
"if { "$hostnamenew" != "$hostnamenow" }{"

コマンド出力から文字列を取り出しと文字列の切り出し

expectを使う場合は、sshで他のホストに接続してコマンドを実行する、という用途で使うことが多い。

コマンドの実行結果によって、処理を変えたい場合、どうすればいいのか?

「expect -indices -re “条件式”」で条件式に該当した行を$expect_out(数字,string)で拾うみたいなんだけど、いまいち動作がよくわからない。

「ip a s ens160」を実行して、そのIPアドレスを取得したい場合の例として以下を作った

expect "\[#$] "
send -- "ip a s ens160\r"
expect -indices -re "inet (.*)\r"
puts "===buffer==="
puts "$expect_out(buffer)"
puts "===str0==="
puts "$expect_out(0,string)"
puts "===str1==="
puts "$expect_out(1,string)"
puts "===="

これの実行結果は下記となった。

2: ens160: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 1000
    link/ether 00:0c:29:33:27:f8 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    altname enp3s0
    inet 172.17.44.48/16 brd 172.17.255.255 scope global noprefixroute ens160
===buffer===
ip a s ens160
2: ens160: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 1000
    link/ether 00:0c:29:33:27:f8 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    altname enp3s0
    inet 172.17.44.48/16 brd 172.17.255.255 scope global noprefixroute ens160
===str0===
inet 172.17.44.48/16 brd 172.17.255.255 scope global noprefixroute ens160
===str1===
172.17.44.48/16 brd 172.17.255.255 scope global noprefixroute ens160
====
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 fe80::cca7:388a:36e7:d688/64 scope link noprefixroute
       valid_lft forever preferred_lft forever

条件を「inet (.*)\r」から「inet6 (.*)\r」に変更

2: ens160: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 1000
    link/ether 00:0c:29:33:27:f8 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    altname enp3s0
    inet 172.17.44.48/16 brd 172.17.255.255 scope global noprefixroute ens160
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 fe80::cca7:388a:36e7:d688/64 scope link noprefixroute
       valid_lft forever preferred_lft forever
===buffer===
ip a s ens160
2: ens160: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 1000
    link/ether 00:0c:29:33:27:f8 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    altname enp3s0
    inet 172.17.44.48/16 brd 172.17.255.255 scope global noprefixroute ens160
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 fe80::cca7:388a:36e7:d688/64 scope link noprefixroute
       valid_lft forever preferred_lft forever
===str0===
inet6 fe80::cca7:388a:36e7:d688/64 scope link noprefixroute
       valid_lft forever preferred_lft forever
===str1===
fe80::cca7:388a:36e7:d688/64 scope link noprefixroute
       valid_lft forever preferred_lft forever
====

ここからさらにIPアドレスの部分を取り出すには「string first ~」「string last ~」と「string range ~」を使って文字列を切り出す。

set str $expect_out(1,string)
set stred [string first "/" $str]
puts "[string range $str 0 $stred]"
set stred [expr $stred - 1]
puts "[string range $str 0 $stred]"

上記の実行結果としては下記のようになる。

172.17.44.48/
172.17.44.48

他の言語のsubstring系だと開始アドレスと、そこを起点に取り出す文字列の長さを指定するが、tclのstring range では、開始アドレスと終了アドレスの2つを指定する形になるので注意が必要になる。

リストファイルを順に処理する

サーバ名 IPアドレス ユーザ名 パスワードがかかれている一覧ファイルを読み込ませて順に処理させる例

まず、一覧ファイルの例

server1       172.17.44.51    admin   password123#
server2       172.17.44.52    admin   password123#

スクリプト

#!/usr/bin/expect -f

if { $argc < 1 } {
        puts "Usage: $argv0 <serverlist>"
        exit 1
}

set filename [lindex $argv 0]

set contents [read [open $filename]]
set contentline [split $contents "\n"]
foreach line $contentline {
        #puts "$line"
        set linesplit [split $line "\t"]
        set hostname [lindex $linesplit 0]
        set ipaddr [lindex $linesplit 1]
        set username [lindex $linesplit 2]
        set password [lindex $linesplit 3]
        if { $hostname != "" } {
                puts "hostname:$hostname, ipaddr:$ipaddr, username:$username, password:$password"
        }
}

実行例

$ ./sample3 serverlist
hostname:server1, ipaddr:172.17.44.51, username:admin, password:password123#
hostname:server2, ipaddr:172.17.44.52, username:admin, password:password123#
$

なお、処理スクリプトに「if { $hostname != “” } {」を入れているのは改行のみやEOFのみの行を処理してしまわないようにするため

とはいえ、これを応用してssh接続させるスクリプトにしたところ、間にアクセスできないホストがあると、そこでエラー終了してしまうので、取り扱いが面倒であることが判明。
(エラー時の処理を実装すればいいんだけど、面倒)

よって、bashスクリプト側でリストは処理し、そこからexpectスクリプトを呼び出すこととなった。

そうやって作成したのが「Cisco UCSのCIMCにssh接続して設定を行う」になる