ESXi ARM Editionをラズパイ4にインストールした


VMware Flingにて「ESXi ARM Edition」が公開された。

早速、ラズパイ4の8GBモデルにインストールしてみた。

用意するもの
・ラズパイ4の4GBか8GBモデル
・UEFI起動専用microSD
・ESXiのインストーラーISOを書き込んだUSBメモリ
・ESXiのインストール先になるUSBメモリ(USB2.0だとインストール先に設定できなかった)
 (iSCSI LUNにもインストールできるらしい)
・Raspberry Pi OSをインストールしたmicroSD

(2020/10/14追記 一番最後にmicroSD無しで起動させる手順を追加。1回インストールが完了した後の操作になります)

インストール手順

(0) ラズパイ4のEEPROMを最新版にする

まず、純正のRaspberry Pi OSをインストールしたmicroSDで起動して
「sudo rpi-eeprom-update」を実行。

画像


上記のように「*** UPDATE AVAILABLE ***」と表示されている場合は、新しいバージョンが出ているので「sudo rpi-eeprom-update -a」を実行しアップデートトリガを建てたあと、OSを再起動(reboot)する。

再起動後、下記の様に「up-to-date」表示となることを確認する。

画像

(1) VMware Flingsの「ESXi Arm Edition」からファイルを入手

VMware Flingsの「ESXi ARM Edition」からISOイメージを入手

なお、マニュアルは「ESXi-ARM-ISO」と表示されているプルダウンメニューを開くと選択できるようになっている。

(2) UEFI起動専用microSD にUEFIファイルを置く

まず、パソコンでmicroSDをFA32でフォーマットする。その際、ボリュームライベルを「UEFI」と指定する。
32GBを超えているとexFAT形式になり、起動できないので注意すること。

ラズパイ公式が提供しているfirmware.zipをhttps://github.com/raspberrypi/firmware/releases からダウンロードしてくる。

このファイルの中にあるbootディレクトリの中身をmicroSDに展開する。

画像

展開したあと、kernelで始まるファイル名を削除する。

次に、pftf提供のUEFIを https://github.com/pftf/RPi4/releases/ からダウンロードする

ダウンロードしたzipファイルの中身を全部microSDに上書きコピーする。

ラズパイ4 4GBモデルの場合はconfig.txtの最後に「gpu_mem=16」という文字列を追加する。

なお、UEFI関連の細かいところは tianocore / edk2-platformsの「Raspberry Pi 4 Platform」を参照のこと

(3) ESXiインストーラーUSBメモリを作成

VMware FlingsからダウンロードしたESXi インストーラISOファイルを、USBメモリに書き込む。

うちでは「Rufus」を使用して書き込んだ。

画像

(4) ラズパイにUEFI起動専用microSDをさして初回起動

起動後、ESCキーを押してUEFI設定画面に遷り、「Device Manager」を選択

「Raspberry Pi Configuration」の「Display Configuration」にて「Virtual 1024×768」ぐらいの解像度を設定する。これはもっと高解像度でもいいのだが、文字が小さくて読みにくくなるだけなのでやめた方が良い。

画像

「Raspberry Pi Configuration」の「Advanced Configuration」にて「Limit RAM to 3GB」を「Disabled」に設定 (設定しないとメモリが3GBまでしか使えない)

画像

これを設定したあと、ラズパイを一度リセットする。

なお「CPU Configuration」にてオーバークロック設定も可能だが、ESXi ARM手順書に「do not overclock」とある。

(5) ESXiインストーラーUSBメモリをさして起動

起動後、ESCキーを押してUEFI設定画面に遷り、「Boot Manager」を選択

デバイス一覧からUSBメモリを選択して起動する。

画像

なお、この段階ではインストール先USBメモリはささない

(6) インストール手順をすすめてインストール先の選択を行う

ESXi インストーラーの画面はx86_64環境の場合とほぼ変わらず

画像
画像

インストール手順をすすめていくと、インストール先の選択を行うところになる。

ここの段階にきてからインストール先USBメモリをさして「F5」キーを押して更新する。

更新するとUSBメモリが追加されるはず。

画像

このとき、追加されたUSBメモリの容量が0MBとなっている場合は、該当するUSBメモリにインストールが出来ない。

インストールできるUSBを選択したあとは、普通のESXiインストールと同じ

画像
画像
画像
画像

インストールが完了したら再起動される

再起動したらESXiインストーラーUSBメモリは取り外す。

(7) 自動起動設定を行う

UEFI設定画面の「Boot Maintenance Manager」にて、インストール先USBメモリを選択して自動的に起動する設定とする。

画像

(8) ESXiが起動する

HDMI出力される画面はほぼ通常のESXi 7.0と同じ。

画像

また、Host Clientが起動しているので Webブラウザから管理画面にアクセスすることもできる。

画像
画像

(9) 手動で時刻設定を行う

ラズパイ4は時刻保持をしないので、起動直後は時間が大きくズレている。(2020/09/01に設定されていた)

まず、手動で大まかな時刻を設定して確定する。その後にNTP設定を行う。

なお、大きく時刻がズレているとvCenterサーバへの登録に失敗したりする。

(10) vCenterに登録

ESXi ARMであっても普通のESXiと同様に登録できます。

最初は「Unable to push signed certificate to host 」というエラーで登録失敗したのですが、これは、ESXi ARMとvCenter間の時刻ズレが原因でした。

画像

(11) Ubuntu 20.04 LTS(arm)のインストール

Ubuntu 公式のARM serverページからUbuntu Server installer ISOファイルを入手します。

これを使うだけで、あとは普通の仮想マシン作成手順と同じです。

画像
画像
画像

Ubuntuのインストール詳細は省略しますが、インストール中のラズパイ4の負可は下記の様になっていました。

画像

なお、パーテーション構成はこのような感じでした。

osakanataro@ubuntu-arm:~$ uname -a
Linux ubuntu-arm 5.4.0-48-generic #52-Ubuntu SMP Thu Sep 10 11:01:50 UTC 2020 aarch64 aarch64 aarch64 GNU/Linux
osakanataro@ubuntu-arm:~$ df -h
Filesystem                         Size  Used Avail Use% Mounted on
udev                               932M     0  932M   0% /dev
tmpfs                              199M  1.1M  198M   1% /run
/dev/mapper/ubuntu--vg-ubuntu--lv   20G  5.0G   14G  27% /
tmpfs                              991M     0  991M   0% /dev/shm
tmpfs                              5.0M     0  5.0M   0% /run/lock
tmpfs                              991M     0  991M   0% /sys/fs/cgroup
/dev/sda2                          976M  106M  804M  12% /boot
/dev/loop0                          49M   49M     0 100% /snap/core18/1883
/dev/loop1                          64M   64M     0 100% /snap/lxd/16103
/dev/loop2                          26M   26M     0 100% /snap/snapd/8543
/dev/sda1                          511M  3.5M  508M   1% /boot/efi
tmpfs                              199M     0  199M   0% /run/user/1000
osakanataro@ubuntu-arm:~$

また「lshw」コマンドによるハードウェア認識は下記の様になります。

osakanataro@ubuntu-arm:~$ sudo lshw
ubuntu-arm
    description: Computer
    product: linux,dummy-virt
    width: 64 bits
    capabilities: cp15_barrier setend swp tagged_addr_disabled
  *-core
       description: Motherboard
       physical id: 0
     *-cpu
          description: CPU
          product: cpu
          physical id: 0
          bus info: cpu@0
          capabilities: fp asimd evtstrm crc32 cpuid
     *-memory
          description: System memory
          physical id: 1
          size: 2GiB
     *-pci
          description: Host bridge
          product: VMware
          vendor: VMware
          physical id: 100
          bus info: pci@0000:00:00.0
          version: 01
          width: 32 bits
          clock: 33MHz
        *-generic UNCLAIMED
             description: System peripheral
             product: Virtual Machine Communication Interface
             vendor: VMware
             physical id: 0.7
             bus info: pci@0000:00:00.7
             version: 10
             width: 64 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: msi msix cap_list
             configuration: latency=0 maxlatency=255 mingnt=6
             resources: ioport:1000(size=64) memory:34500000-34501fff
        *-display UNCLAIMED
             description: VGA compatible controller
             product: VMware
             vendor: VMware
             physical id: f
             bus info: pci@0000:00:0f.0
             version: 00
             width: 64 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: msi msix vga_controller bus_master cap_list
             configuration: latency=64
             resources: memory:30000000-303fffff memory:50000000-57ffffff memory:5c000000-5c007fff
        *-pci:0
             description: PCI bridge
             product: PCI bridge
             vendor: VMware
             physical id: 11
             bus info: pci@0000:00:11.0
             version: 02
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci subtractive_decode bus_master cap_list
             resources: memory:30400000-304fffff
           *-sata
                description: SATA controller
                product: SATA AHCI controller
                vendor: VMware
                physical id: 1
                bus info: pci@0000:01:01.0
                logical name: scsi0
                logical name: scsi1
                version: 00
                width: 32 bits
                clock: 66MHz
                capabilities: sata pm msi ahci_1.0 bus_master cap_list rom emulated
                configuration: driver=ahci latency=64
                resources: irq:43 memory:30410000-30410fff memory:30400000-3040ffff
              *-disk
                   description: ATA Disk
                   product: VMware Virtual S
                   physical id: 0
                   bus info: scsi@0:0.0.0
                   logical name: /dev/sda
                   version: 0001
                   serial: 00000000000000000001
                   size: 40GiB (42GB)
                   capabilities: gpt-1.00 partitioned partitioned:gpt
                   configuration: ansiversion=5 guid=dcc76c9a-30c6-47ff-a50e-9c1aef36f82d logicalsectorsize=512 sectorsize=512
                 *-volume:0 UNCLAIMED
                      description: Windows FAT volume
                      vendor: mkfs.fat
                      physical id: 1
                      bus info: scsi@0:0.0.0,1
                      version: FAT32
                      serial: 8602-1cb1
                      size: 510MiB
                      capacity: 511MiB
                      capabilities: boot fat initialized
                      configuration: FATs=2 filesystem=fat
                 *-volume:1
                      description: EXT4 volume
                      vendor: Linux
                      physical id: 2
                      bus info: scsi@0:0.0.0,2
                      logical name: /dev/sda2
                      logical name: /boot
                      version: 1.0
                      serial: 62661a57-4595-43cb-a0c4-7a8bd89295ad
                      size: 1GiB
                      capabilities: journaled extended_attributes large_files huge_files dir_nlink recover 64bit extents ext4 ext2 initialized
                      configuration: created=2020-10-08 10:16:20 filesystem=ext4 lastmountpoint=/boot modified=2020-10-08 11:16:51 mount.fstype=ext4 mount.options=rw,relatime mounted=2020-10-08 11:16:51 state=mounted
                 *-volume:2
                      description: EFI partition
                      physical id: 3
                      bus info: scsi@0:0.0.0,3
                      logical name: /dev/sda3
                      serial: qFzQl0-IcQD-bYC3-gpCZ-jpfP-zy2j-GzOGgE
                      size: 38GiB
                      capabilities: lvm2
              *-cdrom
                   description: DVD-RAM writer
                   product: VMware SATA CD01
                   vendor: NECVMWar
                   physical id: 1
                   bus info: scsi@1:0.0.0
                   logical name: /dev/cdrom
                   logical name: /dev/cdrw
                   logical name: /dev/dvd
                   logical name: /dev/sr0
                   version: 1.00
                   capabilities: removable audio cd-r cd-rw dvd dvd-r dvd-ram
                   configuration: ansiversion=5 status=open
        *-pci:1
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 15
             bus info: pci@0000:00:15.0
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:8 memory:30500000-306fffff ioport:58000000(size=2097152)
           *-network
                description: Ethernet interface
                product: 82574L Gigabit Network Connection
                vendor: Intel Corporation
                physical id: 0
                bus info: pci@0000:02:00.0
                logical name: ens160
                version: 00
                serial: 00:50:56:93:f5:9f
                size: 1Gbit/s
                capacity: 1Gbit/s
                width: 32 bits
                clock: 33MHz
                capabilities: pm msi pciexpress msix bus_master cap_list rom ethernet physical logical tp 10bt 10bt-fd 100bt 100bt-fd 1000bt-fd autonegotiation
                configuration: autonegotiation=on broadcast=yes driver=e1000e driverversion=3.2.6-k duplex=full firmware=1.8-0 ip=172.17.44.88 latency=0 link=yes multicast=yes port=twisted pair speed=1Gbit/s
                resources: irq:44 memory:30500000-3051ffff memory:30520000-3053ffff memory:30550000-30553fff memory:30540000-3054ffff
        *-pci:2
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 15.1
             bus info: pci@0000:00:15.1
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:9 memory:30700000-308fffff ioport:58200000(size=2097152)
        *-pci:3
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 15.2
             bus info: pci@0000:00:15.2
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:10 memory:30900000-30afffff ioport:58400000(size=2097152)
        *-pci:4
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 15.3
             bus info: pci@0000:00:15.3
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:11 memory:30b00000-30cfffff ioport:58600000(size=2097152)
        *-pci:5
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 15.4
             bus info: pci@0000:00:15.4
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:12 memory:30d00000-30efffff ioport:58800000(size=2097152)
        *-pci:6
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 15.5
             bus info: pci@0000:00:15.5
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:13 memory:30f00000-310fffff ioport:58a00000(size=2097152)
        *-pci:7
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 15.6
             bus info: pci@0000:00:15.6
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:14 memory:31100000-312fffff ioport:58c00000(size=2097152)
        *-pci:8
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 15.7
             bus info: pci@0000:00:15.7
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:15 memory:31300000-314fffff ioport:58e00000(size=2097152)
        *-pci:9
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 16
             bus info: pci@0000:00:16.0
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:16 memory:31500000-316fffff ioport:59000000(size=2097152)
           *-usb
                description: USB controller
                product: USB3 xHCI 1.0 Controller
                vendor: VMware
                physical id: 0
                bus info: pci@0000:0a:00.0
                version: 00
                width: 64 bits
                clock: 33MHz
                capabilities: pm pciexpress msi msix xhci bus_master cap_list
                configuration: driver=xhci_hcd latency=0 maxlatency=255 mingnt=6
                resources: irq:40 memory:31500000-3151ffff
              *-usbhost:0
                   product: xHCI Host Controller
                   vendor: Linux 5.4.0-48-generic xhci-hcd
                   physical id: 0
                   bus info: usb@1
                   logical name: usb1
                   version: 5.04
                   capabilities: usb-2.00
                   configuration: driver=hub slots=4 speed=480Mbit/s
                 *-usb:0
                      description: Human interface device
                      product: VMware Virtual USB Mouse
                      vendor: VMware
                      physical id: 1
                      bus info: usb@1:1
                      version: 1.02
                      capabilities: usb-1.10
                      configuration: driver=usbhid speed=12Mbit/s
                 *-usb:1
                      description: Keyboard
                      product: VMware Virtual USB Keyboard
                      vendor: VMware
                      physical id: 2
                      bus info: usb@1:2
                      version: 1.00
                      capabilities: usb-1.10
                      configuration: driver=usbhid speed=12Mbit/s
                 *-usb:2
                      description: USB hub
                      product: VMware Virtual USB Hub
                      vendor: VMware, Inc.
                      physical id: 3
                      bus info: usb@1:3
                      version: 1.00
                      capabilities: usb-1.10
                      configuration: driver=hub slots=7 speed=12Mbit/s
                 *-usb:3
                      description: USB hub
                      product: VMware Virtual USB Hub
                      vendor: VMware, Inc.
                      physical id: 4
                      bus info: usb@1:4
                      version: 1.00
                      capabilities: usb-2.00
                      configuration: driver=hub slots=7 speed=480Mbit/s
              *-usbhost:1
                   product: xHCI Host Controller
                   vendor: Linux 5.4.0-48-generic xhci-hcd
                   physical id: 1
                   bus info: usb@2
                   logical name: usb2
                   version: 5.04
                   capabilities: usb-3.10
                   configuration: driver=hub slots=4 speed=10000Mbit/s
        *-pci:10
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 16.1
             bus info: pci@0000:00:16.1
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:17 memory:31700000-318fffff ioport:59200000(size=2097152)
        *-pci:11
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 16.2
             bus info: pci@0000:00:16.2
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:18 memory:31900000-31afffff ioport:59400000(size=2097152)
        *-pci:12
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 16.3
             bus info: pci@0000:00:16.3
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:19 memory:31b00000-31cfffff ioport:59600000(size=2097152)
        *-pci:13
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 16.4
             bus info: pci@0000:00:16.4
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:20 memory:31d00000-31efffff ioport:59800000(size=2097152)
        *-pci:14
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 16.5
             bus info: pci@0000:00:16.5
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:21 memory:31f00000-320fffff ioport:59a00000(size=2097152)
        *-pci:15
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 16.6
             bus info: pci@0000:00:16.6
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:22 memory:32100000-322fffff ioport:59c00000(size=2097152)
        *-pci:16
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 16.7
             bus info: pci@0000:00:16.7
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:23 memory:32300000-324fffff ioport:59e00000(size=2097152)
        *-pci:17
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 17
             bus info: pci@0000:00:17.0
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:24 memory:32500000-326fffff ioport:5a000000(size=2097152)
        *-pci:18
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 17.1
             bus info: pci@0000:00:17.1
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:25 memory:32700000-328fffff ioport:5a200000(size=2097152)
        *-pci:19
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 17.2
             bus info: pci@0000:00:17.2
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:26 memory:32900000-32afffff ioport:5a400000(size=2097152)
        *-pci:20
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 17.3
             bus info: pci@0000:00:17.3
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:27 memory:32b00000-32cfffff ioport:5a600000(size=2097152)
        *-pci:21
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 17.4
             bus info: pci@0000:00:17.4
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:28 memory:32d00000-32efffff ioport:5a800000(size=2097152)
        *-pci:22
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 17.5
             bus info: pci@0000:00:17.5
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:29 memory:32f00000-330fffff ioport:5aa00000(size=2097152)
        *-pci:23
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 17.6
             bus info: pci@0000:00:17.6
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:30 memory:33100000-332fffff ioport:5ac00000(size=2097152)
        *-pci:24
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 17.7
             bus info: pci@0000:00:17.7
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:31 memory:33300000-334fffff ioport:5ae00000(size=2097152)
        *-pci:25
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 18
             bus info: pci@0000:00:18.0
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:32 memory:33500000-336fffff ioport:5b000000(size=2097152)
        *-pci:26
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 18.1
             bus info: pci@0000:00:18.1
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:33 memory:33700000-338fffff ioport:5b200000(size=2097152)
        *-pci:27
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 18.2
             bus info: pci@0000:00:18.2
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:34 memory:33900000-33afffff ioport:5b400000(size=2097152)
        *-pci:28
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 18.3
             bus info: pci@0000:00:18.3
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:35 memory:33b00000-33cfffff ioport:5b600000(size=2097152)
        *-pci:29
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 18.4
             bus info: pci@0000:00:18.4
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:36 memory:33d00000-33efffff ioport:5b800000(size=2097152)
        *-pci:30
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 18.5
             bus info: pci@0000:00:18.5
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:37 memory:33f00000-340fffff ioport:5ba00000(size=2097152)
        *-pci:31
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 18.6
             bus info: pci@0000:00:18.6
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:38 memory:34100000-342fffff ioport:5bc00000(size=2097152)
        *-pci:32
             description: PCI bridge
             product: PCI Express Root Port
             vendor: VMware
             physical id: 18.7
             bus info: pci@0000:00:18.7
             version: 01
             width: 32 bits
             clock: 33MHz
             capabilities: pci pm pciexpress msi normal_decode bus_master cap_list
             configuration: driver=pcieport
             resources: irq:39 memory:34300000-344fffff ioport:5be00000(size=2097152)
osakanataro@ubuntu-arm:~$

(12) open-vm-toolsのインストール

Ubuntu 20.04など、x86_64環境であれば open-vm-tools のパッケージが存在している。

しかし、これまではARM(aarch64)環境のESXiなどは存在していなかったので、ARM環境で動作する open-vm-tools は用意されていない。このため、自分で open-vm-tools をコンパイルしてインストールする必要がある。

まずは、コンパイルに必要なパッケージ群をインストールする。

osakanataro@ubuntu-arm:~$ sudo apt install -y automake-1.15 pkg-config libtool libmspack-dev libglib2.0-dev libpam0g-dev libssl-dev libxml2-dev libxmlsec1-dev libx11-dev libxext-dev libxinerama-dev libxi-dev libxrender-dev libxrandr-dev libgtk2.0-dev libgtk-3-dev libgtkmm-3.0-dev
[sudo] password for osakanataro:
Reading package lists... Done
Building dependency tree
Reading state information... Done
The following additional packages will be installed:
  adwaita-icon-theme at-spi2-core autoconf automake autopoint autotools-dev
  build-essential cpp cpp-9 debhelper dh-autoreconf dh-strip-nondeterminism
  dpkg-dev dwz fakeroot fontconfig fontconfig-config fonts-dejavu-core g++
  g++-9 gcc gcc-9 gcc-9-base gettext gir1.2-atk-1.0 gir1.2-atspi-2.0
  gir1.2-freedesktop gir1.2-gdkpixbuf-2.0 gir1.2-gtk-2.0 gir1.2-gtk-3.0
  gir1.2-harfbuzz-0.0 gir1.2-pango-1.0 gtk-update-icon-cache
  hicolor-icon-theme humanity-icon-theme icu-devtools intltool-debian
  libalgorithm-diff-perl libalgorithm-diff-xs-perl libalgorithm-merge-perl
  libarchive-cpio-perl libarchive-zip-perl libasan5 libatk-bridge2.0-0
  libatk-bridge2.0-dev libatk1.0-0 libatk1.0-data libatk1.0-dev
  libatkmm-1.6-1v5 libatkmm-1.6-dev libatomic1 libatspi2.0-0 libatspi2.0-dev
  libavahi-client3 libavahi-common-data libavahi-common3 libblkid-dev
  libc-dev-bin libc6-dev libcairo-gobject2 libcairo-script-interpreter2
  libcairo2 libcairo2-dev libcairomm-1.0-1v5 libcairomm-1.0-dev libcc1-0
  libcolord2 libcroco3 libcrypt-dev libcups2 libdatrie-dev libdatrie1
  libdbus-1-dev libdebhelper-perl libdpkg-perl libdrm-amdgpu1 libdrm-nouveau2
  libdrm-radeon1 libegl-dev libegl-mesa0 libegl1 libegl1-mesa-dev libepoxy-dev
  libepoxy0 libexpat1-dev libfakeroot libffi-dev libfile-fcntllock-perl
  libfile-stripnondeterminism-perl libfontconfig1 libfontconfig1-dev
  libfreetype-dev libfreetype6-dev libfribidi-dev libgail-common libgail18
  libgbm1 libgcc-9-dev libgcrypt20-dev libgdk-pixbuf2.0-0 libgdk-pixbuf2.0-bin
  libgdk-pixbuf2.0-common libgdk-pixbuf2.0-dev libgl-dev libgl1
  libgl1-mesa-dev libgl1-mesa-dri libglapi-mesa libgles-dev libgles1 libgles2
  libglib2.0-dev-bin libglibmm-2.4-1v5 libglibmm-2.4-dev libglvnd-dev
  libglvnd0 libglx-dev libglx-mesa0 libglx0 libgmp-dev libgmpxx4ldbl
  libgnutls-dane0 libgnutls-openssl27 libgnutls28-dev libgnutlsxx28 libgomp1
  libgpg-error-dev libgraphite2-3 libgraphite2-dev libgtk-3-0 libgtk-3-bin
  libgtk-3-common libgtk2.0-0 libgtk2.0-bin libgtk2.0-common libgtkmm-3.0-1v5
  libharfbuzz-dev libharfbuzz-gobject0 libharfbuzz-icu0 libharfbuzz0b
  libice-dev libice6 libicu-dev libidn2-dev libisl22 libitm1 libjbig0
  libjpeg-turbo8 libjpeg8 liblcms2-2 libllvm10 liblsan0 libltdl-dev
  libmail-sendmail-perl libmount-dev libmpc3 libmspack0 libnspr4 libnspr4-dev
  libnss3 libnss3-dev libopengl-dev libopengl0 libp11-kit-dev libpango-1.0-0
  libpango1.0-dev libpangocairo-1.0-0 libpangoft2-1.0-0 libpangomm-1.4-1v5
  libpangomm-1.4-dev libpangoxft-1.0-0 libpcre16-3 libpcre2-16-0 libpcre2-32-0
  libpcre2-dev libpcre2-posix2 libpcre3-dev libpcre32-3 libpcrecpp0v5
  libpixman-1-0 libpixman-1-dev libpng-dev libpng-tools libpthread-stubs0-dev
  librest-0.7-0 librsvg2-2 librsvg2-common libselinux1-dev libsensors-config
  libsensors5 libsepol1-dev libsigc++-2.0-0v5 libsigc++-2.0-dev libsm-dev
  libsm6 libsoup-gnome2.4-1 libstdc++-9-dev libsub-override-perl
  libsys-hostname-long-perl libtasn1-6-dev libtasn1-doc libthai-data
  libthai-dev libthai0 libtiff5 libtsan0 libubsan1 libunbound8 libwayland-bin
  libwayland-client0 libwayland-cursor0 libwayland-dev libwayland-egl1
  libwayland-server0 libwebp6 libx11-xcb1 libxau-dev libxcb-dri2-0
  libxcb-dri3-0 libxcb-glx0 libxcb-present0 libxcb-render0 libxcb-render0-dev
  libxcb-shm0 libxcb-shm0-dev libxcb-sync1 libxcb-xfixes0 libxcb1-dev
  libxcomposite-dev libxcomposite1 libxcursor-dev libxcursor1 libxdamage-dev
  libxdamage1 libxdmcp-dev libxfixes-dev libxfixes3 libxft-dev libxft2 libxi6
  libxinerama1 libxkbcommon-dev libxkbcommon0 libxml2-utils libxmlsec1
  libxmlsec1-gcrypt libxmlsec1-gnutls libxmlsec1-nss libxmlsec1-openssl
  libxrandr2 libxrender1 libxshmfence1 libxslt1-dev libxslt1.1 libxtst-dev
  libxtst6 libxxf86vm1 linux-libc-dev m4 make manpages-dev nettle-dev
  pango1.0-tools po-debconf ubuntu-mono uuid-dev wayland-protocols x11-common
  x11proto-dev x11proto-input-dev x11proto-randr-dev x11proto-record-dev
  x11proto-xext-dev x11proto-xinerama-dev xorg-sgml-doctools xtrans-dev
  zlib1g-dev
Suggested packages:
  autoconf-archive gnu-standards autoconf-doc cpp-doc gcc-9-locales dh-make
  debian-keyring gcc-9-doc gcc-multilib flex bison gdb gcc-doc gettext-doc
  libasprintf-dev libgettextpo-dev libatkmm-1.6-doc glibc-doc libcairo2-doc
  libcairomm-1.0-doc colord cups-common libdatrie-doc bzr freetype2-doc
  libgcrypt20-doc libgirepository1.0-dev libglib2.0-doc libglibmm-2.4-doc
  gmp-doc libgmp10-doc libmpfr-dev dns-root-data gnutls-bin gnutls-doc
  libgraphite2-utils gvfs libgtk-3-doc libgtk2.0-doc libgtkmm-3.0-doc
  libice-doc icu-doc liblcms2-utils libtool-doc imagemagick libpango1.0-doc
  librsvg2-bin lm-sensors libsigc++-2.0-doc libsm-doc libssl-doc
  libstdc++-9-doc libthai-doc gfortran | fortran95-compiler gcj-jdk
  libwayland-doc libx11-doc libxcb-doc libxext-doc m4-doc make-doc
  libmail-box-perl
The following NEW packages will be installed:
  adwaita-icon-theme at-spi2-core autoconf automake automake-1.15 autopoint
  autotools-dev build-essential cpp cpp-9 debhelper dh-autoreconf
  dh-strip-nondeterminism dpkg-dev dwz fakeroot fontconfig fontconfig-config
  fonts-dejavu-core g++ g++-9 gcc gcc-9 gcc-9-base gettext gir1.2-atk-1.0
  gir1.2-atspi-2.0 gir1.2-freedesktop gir1.2-gdkpixbuf-2.0 gir1.2-gtk-2.0
  gir1.2-gtk-3.0 gir1.2-harfbuzz-0.0 gir1.2-pango-1.0 gtk-update-icon-cache
  hicolor-icon-theme humanity-icon-theme icu-devtools intltool-debian
  libalgorithm-diff-perl libalgorithm-diff-xs-perl libalgorithm-merge-perl
  libarchive-cpio-perl libarchive-zip-perl libasan5 libatk-bridge2.0-0
  libatk-bridge2.0-dev libatk1.0-0 libatk1.0-data libatk1.0-dev
  libatkmm-1.6-1v5 libatkmm-1.6-dev libatomic1 libatspi2.0-0 libatspi2.0-dev
  libavahi-client3 libavahi-common-data libavahi-common3 libblkid-dev
  libc-dev-bin libc6-dev libcairo-gobject2 libcairo-script-interpreter2
  libcairo2 libcairo2-dev libcairomm-1.0-1v5 libcairomm-1.0-dev libcc1-0
  libcolord2 libcroco3 libcrypt-dev libcups2 libdatrie-dev libdatrie1
  libdbus-1-dev libdebhelper-perl libdpkg-perl libdrm-amdgpu1 libdrm-nouveau2
  libdrm-radeon1 libegl-dev libegl-mesa0 libegl1 libegl1-mesa-dev libepoxy-dev
  libepoxy0 libexpat1-dev libfakeroot libffi-dev libfile-fcntllock-perl
  libfile-stripnondeterminism-perl libfontconfig1 libfontconfig1-dev
  libfreetype-dev libfreetype6-dev libfribidi-dev libgail-common libgail18
  libgbm1 libgcc-9-dev libgcrypt20-dev libgdk-pixbuf2.0-0 libgdk-pixbuf2.0-bin
  libgdk-pixbuf2.0-common libgdk-pixbuf2.0-dev libgl-dev libgl1
  libgl1-mesa-dev libgl1-mesa-dri libglapi-mesa libgles-dev libgles1 libgles2
  libglib2.0-dev libglib2.0-dev-bin libglibmm-2.4-1v5 libglibmm-2.4-dev
  libglvnd-dev libglvnd0 libglx-dev libglx-mesa0 libglx0 libgmp-dev
  libgmpxx4ldbl libgnutls-dane0 libgnutls-openssl27 libgnutls28-dev
  libgnutlsxx28 libgomp1 libgpg-error-dev libgraphite2-3 libgraphite2-dev
  libgtk-3-0 libgtk-3-bin libgtk-3-common libgtk-3-dev libgtk2.0-0
  libgtk2.0-bin libgtk2.0-common libgtk2.0-dev libgtkmm-3.0-1v5
  libgtkmm-3.0-dev libharfbuzz-dev libharfbuzz-gobject0 libharfbuzz-icu0
  libharfbuzz0b libice-dev libice6 libicu-dev libidn2-dev libisl22 libitm1
  libjbig0 libjpeg-turbo8 libjpeg8 liblcms2-2 libllvm10 liblsan0 libltdl-dev
  libmail-sendmail-perl libmount-dev libmpc3 libmspack-dev libmspack0 libnspr4
  libnspr4-dev libnss3 libnss3-dev libopengl-dev libopengl0 libp11-kit-dev
  libpam0g-dev libpango-1.0-0 libpango1.0-dev libpangocairo-1.0-0
  libpangoft2-1.0-0 libpangomm-1.4-1v5 libpangomm-1.4-dev libpangoxft-1.0-0
  libpcre16-3 libpcre2-16-0 libpcre2-32-0 libpcre2-dev libpcre2-posix2
  libpcre3-dev libpcre32-3 libpcrecpp0v5 libpixman-1-0 libpixman-1-dev
  libpng-dev libpng-tools libpthread-stubs0-dev librest-0.7-0 librsvg2-2
  librsvg2-common libselinux1-dev libsensors-config libsensors5 libsepol1-dev
  libsigc++-2.0-0v5 libsigc++-2.0-dev libsm-dev libsm6 libsoup-gnome2.4-1
  libssl-dev libstdc++-9-dev libsub-override-perl libsys-hostname-long-perl
  libtasn1-6-dev libtasn1-doc libthai-data libthai-dev libthai0 libtiff5
  libtool libtsan0 libubsan1 libunbound8 libwayland-bin libwayland-client0
  libwayland-cursor0 libwayland-dev libwayland-egl1 libwayland-server0
  libwebp6 libx11-dev libx11-xcb1 libxau-dev libxcb-dri2-0 libxcb-dri3-0
  libxcb-glx0 libxcb-present0 libxcb-render0 libxcb-render0-dev libxcb-shm0
  libxcb-shm0-dev libxcb-sync1 libxcb-xfixes0 libxcb1-dev libxcomposite-dev
  libxcomposite1 libxcursor-dev libxcursor1 libxdamage-dev libxdamage1
  libxdmcp-dev libxext-dev libxfixes-dev libxfixes3 libxft-dev libxft2
  libxi-dev libxi6 libxinerama-dev libxinerama1 libxkbcommon-dev libxkbcommon0
  libxml2-dev libxml2-utils libxmlsec1 libxmlsec1-dev libxmlsec1-gcrypt
  libxmlsec1-gnutls libxmlsec1-nss libxmlsec1-openssl libxrandr-dev libxrandr2
  libxrender-dev libxrender1 libxshmfence1 libxslt1-dev libxslt1.1 libxtst-dev
  libxtst6 libxxf86vm1 linux-libc-dev m4 make manpages-dev nettle-dev
  pango1.0-tools pkg-config po-debconf ubuntu-mono uuid-dev wayland-protocols
  x11-common x11proto-dev x11proto-input-dev x11proto-randr-dev
  x11proto-record-dev x11proto-xext-dev x11proto-xinerama-dev
  xorg-sgml-doctools xtrans-dev zlib1g-dev
0 upgraded, 295 newly installed, 0 to remove and 0 not upgraded.
Need to get 106 MB of archives.
After this operation, 1,063 MB of additional disk space will be used.
Get:1 http://jp.ports.ubuntu.com/ubuntu-ports focal/main arm64 hicolor-icon-theme all 0.17-2 [9,976 B]
<略>
Setting up libgtkmm-3.0-dev:arm64 (3.24.2-1build1) ...
Processing triggers for libgdk-pixbuf2.0-0:arm64 (2.40.0+dfsg-3) ...
Processing triggers for libc-bin (2.31-0ubuntu9.1) ...
osakanataro@ubuntu-arm:~$

「git clone https://github.com/vmware/open-vm-tools.git」を実行して、open-vm-toolsのソースコードをダウンロードする。

osakanataro@ubuntu-arm:~$ git clone https://github.com/vmware/open-vm-tools.git
Cloning into 'open-vm-tools'...
remote: Enumerating objects: 1286, done.
remote: Counting objects: 100% (1286/1286), done.
remote: Compressing objects: 100% (557/557), done.
remote: Total 55877 (delta 876), reused 1040 (delta 729), pack-reused 54591
Receiving objects: 100% (55877/55877), 21.09 MiB | 5.96 MiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (41991/41991), done.
osakanataro@ubuntu-arm:~$

そして「cd open-vm-tools/open-vm-tools/」「autoreconf -i」「./configure」を実行。

osakanataro@ubuntu-arm:~$ cd open-vm-tools/open-vm-tools/
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ autoreconf -i
libtoolize: putting auxiliary files in AC_CONFIG_AUX_DIR, 'config'.
libtoolize: copying file 'config/ltmain.sh'
libtoolize: putting macros in AC_CONFIG_MACRO_DIRS, 'm4'.
libtoolize: copying file 'm4/libtool.m4'
libtoolize: copying file 'm4/ltoptions.m4'
libtoolize: copying file 'm4/ltsugar.m4'
libtoolize: copying file 'm4/ltversion.m4'
libtoolize: copying file 'm4/lt~obsolete.m4'
configure.ac:201: installing 'config/compile'
configure.ac:70: installing 'config/config.guess'
configure.ac:70: installing 'config/config.sub'
configure.ac:329: installing 'config/install-sh'
configure.ac:329: installing 'config/missing'
Makefile.am: installing './INSTALL'
checkvm/Makefile.am: installing 'config/depcomp'
lib/guestRpc/Makefile.am:26: warning: 'CFLAGS' is a user variable, you should not override it;
lib/guestRpc/Makefile.am:26: use 'AM_CFLAGS' instead
libappmonitor/Makefile.am:39: warning: source file '$(top_srcdir)/lib/stubs/stub-panic.c' is in a subdirectory,
libappmonitor/Makefile.am:39: but option 'subdir-objects' is disabled
automake: warning: possible forward-incompatibility.
automake: At least a source file is in a subdirectory, but the 'subdir-objects'
automake: automake option hasn't been enabled.  For now, the corresponding output
automake: object file(s) will be placed in the top-level directory.  However,
automake: this behaviour will change in future Automake versions: they will
automake: unconditionally cause object files to be placed in the same subdirectory
automake: of the corresponding sources.
automake: You are advised to start using 'subdir-objects' option throughout your
automake: project, to avoid future incompatibilities.
libappmonitor/Makefile.am:39: warning: source file '$(libappmonitor_rpcchanneldir)/bdoorChannel.c' is in a subdirectory,
libappmonitor/Makefile.am:39: but option 'subdir-objects' is disabled
libappmonitor/Makefile.am:39: warning: source file '$(libappmonitor_rpcchanneldir)/rpcChannel.c' is in a subdirectory,
libappmonitor/Makefile.am:39: but option 'subdir-objects' is disabled
libappmonitor/Makefile.am:39: warning: source file '$(libappmonitor_rpcchanneldir)/glib_stubs.c' is in a subdirectory,
libappmonitor/Makefile.am:39: but option 'subdir-objects' is disabled
libappmonitor/Makefile.am:47: warning: source file '$(libappmonitor_rpcchanneldir)/vsockChannel.c' is in a subdirectory,
libappmonitor/Makefile.am:47: but option 'subdir-objects' is disabled
libappmonitor/Makefile.am:47: warning: source file '$(libappmonitor_rpcchanneldir)/simpleSocket.c' is in a subdirectory,
libappmonitor/Makefile.am:47: but option 'subdir-objects' is disabled
libguestlib/Makefile.am:55: warning: 'CFLAGS' is a user variable, you should not override it;
libguestlib/Makefile.am:55: use 'AM_CFLAGS' instead
libvmtools/Makefile.am:65: warning: source file '$(top_srcdir)/lib/stubs/stub-log.c' is in a subdirectory,
libvmtools/Makefile.am:65: but option 'subdir-objects' is disabled
tests/testDebug/Makefile.am:44: warning: 'CFLAGS' is a user variable, you should not override it;
tests/testDebug/Makefile.am:44: use 'AM_CFLAGS' instead
tests/testPlugin/Makefile.am:44: warning: 'CFLAGS' is a user variable, you should not override it;
tests/testPlugin/Makefile.am:44: use 'AM_CFLAGS' instead
vgauth/lib/Makefile.am:29: warning: source file '../common/audit.c' is in a subdirectory,
vgauth/lib/Makefile.am:29: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/lib/Makefile.am:29: warning: source file '../common/certverify.c' is in a subdirectory,
vgauth/lib/Makefile.am:29: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/lib/Makefile.am:29: warning: source file '../common/i18n.c' is in a subdirectory,
vgauth/lib/Makefile.am:29: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/lib/Makefile.am:29: warning: source file '../common/prefs.c' is in a subdirectory,
vgauth/lib/Makefile.am:29: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/lib/Makefile.am:29: warning: source file '../common/usercheck.c' is in a subdirectory,
vgauth/lib/Makefile.am:29: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/lib/Makefile.am:29: warning: source file '../common/VGAuthLog.c' is in a subdirectory,
vgauth/lib/Makefile.am:29: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/lib/Makefile.am:29: warning: source file '../common/VGAuthUtil.c' is in a subdirectory,
vgauth/lib/Makefile.am:29: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../serviceImpl/alias.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../serviceImpl/file.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../serviceImpl/filePosix.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../serviceImpl/netPosix.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../serviceImpl/proto.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../serviceImpl/random.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:34: warning: source file '../serviceImpl/saml-xmlsec1.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:34: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:36: warning: source file '../serviceImpl/saml-xml-security-c.cpp' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:36: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../serviceImpl/service.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../serviceImpl/ticket.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../serviceImpl/verify.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../common/audit.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../common/certverify.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../common/i18n.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../common/prefs.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../common/usercheck.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../common/VGAuthLog.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../common/VGAuthUtil.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vgauth/service/Makefile.am:20: warning: source file '../common/vmxlog.c' is in a subdirectory,
vgauth/service/Makefile.am:20: but option 'subdir-objects' is disabled
vmblock-fuse/Makefile.am:40: warning: source file '$(top_srcdir)/modules/shared/vmblock/block.c' is in a subdirectory,
vmblock-fuse/Makefile.am:40: but option 'subdir-objects' is disabled
vmblock-fuse/Makefile.am:40: warning: source file '$(top_srcdir)/modules/shared/vmblock/stubs.c' is in a subdirectory,
vmblock-fuse/Makefile.am:40: but option 'subdir-objects' is disabled
vmhgfs-fuse/Makefile.am:38: warning: source file '$(top_srcdir)/lib/stubs/stub-debug.c' is in a subdirectory,
vmhgfs-fuse/Makefile.am:38: but option 'subdir-objects' is disabled
vmhgfs-fuse/Makefile.am:38: warning: source file '$(top_srcdir)/lib/stubs/stub-log.c' is in a subdirectory,
vmhgfs-fuse/Makefile.am:38: but option 'subdir-objects' is disabled
vmhgfs-fuse/Makefile.am:38: warning: source file '$(top_srcdir)/lib/stubs/stub-panic.c' is in a subdirectory,
vmhgfs-fuse/Makefile.am:38: but option 'subdir-objects' is disabled
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ ./configure
checking build system type... aarch64-unknown-linux-gnu
checking host system type... aarch64-unknown-linux-gnu
checking for gcc... gcc
checking whether the C compiler works... yes
checking for C compiler default output file name... a.out
checking for suffix of executables...
checking whether we are cross compiling... no
checking for suffix of object files... o
checking whether we are using the GNU C compiler... yes
checking whether gcc accepts -g... yes
checking for gcc option to accept ISO C89... none needed
checking whether gcc understands -c and -o together... yes
checking how to run the C preprocessor... gcc -E
checking for X... libraries , headers
checking for gethostbyname... yes
checking for connect... yes
checking for remove... yes
checking for shmat... yes
checking for IceConnectionNumber in -lICE... yes
checking for grep that handles long lines and -e... /usr/bin/grep
checking for egrep... /usr/bin/grep -E
checking for ANSI C header files... yes
checking for sys/types.h... yes
checking for sys/stat.h... yes
checking for stdlib.h... yes
checking for string.h... yes
checking for memory.h... yes
checking for strings.h... yes
checking for inttypes.h... yes
checking for stdint.h... yes
checking for unistd.h... yes
checking valgrind/valgrind.h usability... no
checking valgrind/valgrind.h presence... no
checking for valgrind/valgrind.h... no
checking for a BSD-compatible install... /usr/bin/install -c
checking whether build environment is sane... yes
checking for a thread-safe mkdir -p... /usr/bin/mkdir -p
checking for gawk... gawk
checking whether make sets $(MAKE)... yes
checking whether make supports the include directive... yes (GNU style)
checking whether make supports nested variables... yes
checking dependency style of gcc... gcc3
checking how to run the C preprocessor... gcc -E
checking for gcc... (cached) gcc
checking whether we are using the GNU C compiler... (cached) yes
checking whether gcc accepts -g... (cached) yes
checking for gcc option to accept ISO C89... (cached) none needed
checking whether gcc understands -c and -o together... (cached) yes
checking for g++... g++
checking whether we are using the GNU C++ compiler... yes
checking whether g++ accepts -g... yes
checking dependency style of g++... gcc3
checking for a sed that does not truncate output... /usr/bin/sed
checking whether ln -s works... yes
checking how to print strings... printf
checking for a sed that does not truncate output... (cached) /usr/bin/sed
checking for fgrep... /usr/bin/grep -F
checking for ld used by gcc... /usr/bin/ld
checking if the linker (/usr/bin/ld) is GNU ld... yes
checking for BSD- or MS-compatible name lister (nm)... /usr/bin/nm -B
checking the name lister (/usr/bin/nm -B) interface... BSD nm
checking the maximum length of command line arguments... 1572864
checking how to convert aarch64-unknown-linux-gnu file names to aarch64-unknown-linux-gnu format... func_convert_file_noop
checking how to convert aarch64-unknown-linux-gnu file names to toolchain format... func_convert_file_noop
checking for /usr/bin/ld option to reload object files... -r
checking for objdump... objdump
checking how to recognize dependent libraries... pass_all
checking for dlltool... no
checking how to associate runtime and link libraries... printf %s\n
checking for ar... ar
checking for archiver @FILE support... @
checking for strip... strip
checking for ranlib... ranlib
checking command to parse /usr/bin/nm -B output from gcc object... ok
checking for sysroot... no
checking for a working dd... /usr/bin/dd
checking how to truncate binary pipes... /usr/bin/dd bs=4096 count=1
checking for mt... mt
checking if mt is a manifest tool... no
checking for dlfcn.h... yes
checking for objdir... .libs
checking if gcc supports -fno-rtti -fno-exceptions... no
checking for gcc option to produce PIC... -fPIC -DPIC
checking if gcc PIC flag -fPIC -DPIC works... yes
checking if gcc static flag -static works... yes
checking if gcc supports -c -o file.o... yes
checking if gcc supports -c -o file.o... (cached) yes
checking whether the gcc linker (/usr/bin/ld) supports shared libraries... yes
checking whether -lc should be explicitly linked in... no
checking dynamic linker characteristics... GNU/Linux ld.so
checking how to hardcode library paths into programs... immediate
checking whether stripping libraries is possible... yes
checking if libtool supports shared libraries... yes
checking whether to build shared libraries... yes
checking whether to build static libraries... yes
checking how to run the C++ preprocessor... g++ -E
checking for ld used by g++... /usr/bin/ld
checking if the linker (/usr/bin/ld) is GNU ld... yes
checking whether the g++ linker (/usr/bin/ld) supports shared libraries... yes
checking for g++ option to produce PIC... -fPIC -DPIC
checking if g++ PIC flag -fPIC -DPIC works... yes
checking if g++ static flag -static works... yes
checking if g++ supports -c -o file.o... yes
checking if g++ supports -c -o file.o... (cached) yes
checking whether the g++ linker (/usr/bin/ld) supports shared libraries... yes
checking dynamic linker characteristics... (cached) GNU/Linux ld.so
checking how to hardcode library paths into programs... immediate
checking for pkg-config... pkg-config
checking libintl.h usability... yes
checking libintl.h presence... yes
checking for libintl.h... yes
checking for libmspack >= 0.0.20040308alpha (via pkg-config)... yes
checking for glib-2.0 >= 2.34.0 (via pkg-config)... yes
checking for gmodule-2.0 >= 2.34.0 (via pkg-config)... yes
checking for gobject-2.0 >= 2.34.0 (via pkg-config)... yes
checking for gthread-2.0 >= 2.34.0 (via pkg-config)... yes
checking for glib-genmarshal... yes
checking for fuse (via pkg-config)... no
configure: WARNING: Fuse is missing, vmblock-fuse/vmhgfs-fuse will be disabled.
checking security/pam_appl.h usability... yes
checking security/pam_appl.h presence... yes
checking for security/pam_appl.h... yes
checking for pam_start in -lpam... yes
checking for BIO_new_file in -lssl... no
checking for openssl >= 1.0.1 (via pkg-config)... yes
checking for strlen in -lxml2... yes
checking xmlsec/xmlsec.h usability... no
checking xmlsec/xmlsec.h presence... no
checking for xmlsec/xmlsec.h... no
checking for xmlsec1-config... /usr/bin/xmlsec1-config
checking CUnit/CUnit.h usability... no
checking CUnit/CUnit.h presence... no
checking for CUnit/CUnit.h... no
configure: WARNING: CUnit not found, tests won't be compiled.
checking for XeviQueryVersion in -lXext... yes
checking for X11/extensions/extutil.h... yes
checking for XineramaQueryVersion in -lXinerama... yes
checking for XOpenDevice in -lXi... yes
checking for XRenderQueryVersion in -lXrender... yes
checking for XRRQueryVersion in -lXrandr... yes
checking for XTestQueryExtension in -lXtst... yes
checking for SmcOpenConnection in -lSM... yes
checking X11/SM/SMlib.h usability... yes
checking X11/SM/SMlib.h presence... yes
checking for X11/SM/SMlib.h... yes
checking X11/ICE/ICElib.h usability... yes
checking X11/ICE/ICElib.h presence... yes
checking for X11/ICE/ICElib.h... yes
checking for XCompositeQueryExtension in -lXcomposite... yes
checking X11/extensions/Xcomposite.h usability... yes
checking X11/extensions/Xcomposite.h presence... yes
checking for X11/extensions/Xcomposite.h... yes
checking for gdk-pixbuf-xlib-2.0 >= 2.21.0 (via pkg-config)... yes
checking for gtk+-3.0 >= 3.0.0 (via pkg-config)... yes
checking for gtkmm-3.0 >= 3.0.0 (via pkg-config)... yes
checking for sigc++-2.0 >= 2.5.1 (via pkg-config)... yes
checking for crypt in -lcrypt... yes
checking for dlopen... no
checking for dlopen in -ldl... yes
checking for ecvt... yes
checking for fcvt... yes
checking for mkdtemp... yes
checking for pthread_mutex_init in -lpthread... yes
checking for g++... yes
checking for libtirpc (via pkg-config)... no
configure: tirpc is needed: no
configure: building without libtirpc
checking for rpcgen... /usr/bin/rpcgen
checking crypt.h usability... yes
checking crypt.h presence... yes
checking for crypt.h... yes
checking for inttypes.h... (cached) yes
checking for stdint.h... (cached) yes
checking for stdlib.h... (cached) yes
checking wchar.h usability... yes
checking wchar.h presence... yes
checking for wchar.h... yes
checking sys/inttypes.h usability... no
checking sys/inttypes.h presence... no
checking for sys/inttypes.h... no
checking sys/io.h usability... no
checking sys/io.h presence... no
checking for sys/io.h... no
checking sys/param.h usability... yes
checking sys/param.h presence... yes
checking for sys/param.h... yes
checking sys/sysinfo.h usability... yes
checking sys/sysinfo.h presence... yes
checking for sys/sysinfo.h... yes
checking for sys/types.h... (cached) yes
checking for sys/user.h... yes
checking sys/vfs.h usability... yes
checking sys/vfs.h presence... yes
checking for sys/vfs.h... yes
checking syslimits.h usability... no
checking syslimits.h presence... no
checking for syslimits.h... no
checking unwind.h usability... yes
checking unwind.h presence... yes
checking for unwind.h... yes
checking for wchar.h... (cached) yes
checking linux/unistd.h usability... yes
checking linux/unistd.h presence... yes
checking for linux/unistd.h... yes
checking for X11/extensions/panoramiXproto.h... yes
checking for stdbool.h that conforms to C99... yes
checking for _Bool... yes
checking for an ANSI C-conforming const... yes
checking for uid_t in sys/types.h... yes
checking for inline... inline
checking for mode_t... yes
checking for off_t... yes
checking for pid_t... yes
checking for size_t... yes
checking for struct stat.st_rdev... yes
checking whether time.h and sys/time.h may both be included... yes
checking whether struct tm is in sys/time.h or time.h... time.h
checking for working volatile... yes
checking for GCC flag -Wno-pointer-sign... yes
checking for GCC flag -Wno-unused-value... yes
checking for GCC flag -fno-strict-aliasing... yes
checking for GCC flag -Wno-unknown-pragmas... yes
checking for GCC flag -Wno-uninitialized... yes
checking for GCC flag -Wno-deprecated-declarations... yes
checking for GCC flag -Wno-unused-const-variable... yes
checking for GCC flag -fvisibility... yes
checking for GCC flag -Wno-unused-but-set-variable... yes
checking for doxygen... no
configure: WARNING: doxygen not found; API documentation will not be generated.
checking for pkg-config... /usr/bin/pkg-config
checking pkg-config is at least version 0.9.0... yes
checking for LIBUDEV... no
configure: WARNING: Missing libdrm or libudev. The resolutionKMS plugin will search for them at run-time.
checking that generated files are newer than configure... done
configure: creating ./config.status
config.status: creating Makefile
config.status: creating lib/Makefile
config.status: creating lib/appUtil/Makefile
config.status: creating lib/auth/Makefile
config.status: creating lib/backdoor/Makefile
config.status: creating lib/asyncsocket/Makefile
config.status: creating lib/sslDirect/Makefile
config.status: creating lib/pollGtk/Makefile
config.status: creating lib/poll/Makefile
config.status: creating lib/dataMap/Makefile
config.status: creating lib/hashMap/Makefile
config.status: creating lib/dict/Makefile
config.status: creating lib/dynxdr/Makefile
config.status: creating lib/err/Makefile
config.status: creating lib/file/Makefile
config.status: creating lib/foundryMsg/Makefile
config.status: creating lib/glibUtils/Makefile
config.status: creating lib/guestApp/Makefile
config.status: creating lib/guestRpc/Makefile
config.status: creating lib/hgfs/Makefile
config.status: creating lib/hgfsBd/Makefile
config.status: creating lib/hgfsHelper/Makefile
config.status: creating lib/hgfsServer/Makefile
config.status: creating lib/hgfsServerManagerGuest/Makefile
config.status: creating lib/hgfsServerPolicyGuest/Makefile
config.status: creating lib/hgfsUri/Makefile
config.status: creating lib/impersonate/Makefile
config.status: creating lib/lock/Makefile
config.status: creating lib/message/Makefile
config.status: creating lib/misc/Makefile
config.status: creating lib/netUtil/Makefile
config.status: creating lib/nicInfo/Makefile
config.status: creating lib/panic/Makefile
config.status: creating lib/panicDefault/Makefile
config.status: creating lib/procMgr/Makefile
config.status: creating lib/rpcChannel/Makefile
config.status: creating lib/rpcIn/Makefile
config.status: creating lib/rpcOut/Makefile
config.status: creating lib/rpcVmx/Makefile
config.status: creating lib/slashProc/Makefile
config.status: creating lib/string/Makefile
config.status: creating lib/stubs/Makefile
config.status: creating lib/syncDriver/Makefile
config.status: creating lib/system/Makefile
config.status: creating lib/unicode/Makefile
config.status: creating lib/user/Makefile
config.status: creating lib/vmCheck/Makefile
config.status: creating lib/vmSignal/Makefile
config.status: creating lib/wiper/Makefile
config.status: creating lib/xdg/Makefile
config.status: creating services/Makefile
config.status: creating services/vmtoolsd/Makefile
config.status: creating services/plugins/Makefile
config.status: creating services/plugins/appInfo/Makefile
config.status: creating services/plugins/serviceDiscovery/Makefile
config.status: creating services/plugins/desktopEvents/Makefile
config.status: creating services/plugins/dndcp/Makefile
config.status: creating services/plugins/guestInfo/Makefile
config.status: creating services/plugins/hgfsServer/Makefile
config.status: creating services/plugins/powerOps/Makefile
config.status: creating services/plugins/resolutionSet/Makefile
config.status: creating services/plugins/resolutionKMS/Makefile
config.status: creating services/plugins/timeSync/Makefile
config.status: creating services/plugins/vix/Makefile
config.status: creating services/plugins/vmbackup/Makefile
config.status: creating services/plugins/deployPkg/Makefile
config.status: creating vmware-user-suid-wrapper/Makefile
config.status: creating toolbox/Makefile
config.status: creating hgfsclient/Makefile
config.status: creating hgfsmounter/Makefile
config.status: creating checkvm/Makefile
config.status: creating rpctool/Makefile
config.status: creating vgauth/Makefile
config.status: creating vgauth/lib/Makefile
config.status: creating namespacetool/Makefile
config.status: creating vgauth/cli/Makefile
config.status: creating vgauth/test/Makefile
config.status: creating vgauth/service/Makefile
config.status: creating libguestlib/Makefile
config.status: creating libguestlib/vmguestlib.pc
config.status: creating libDeployPkg/Makefile
config.status: creating libDeployPkg/libDeployPkg.pc
config.status: creating libhgfs/Makefile
config.status: creating libvmtools/Makefile
config.status: creating xferlogs/Makefile
config.status: creating modules/Makefile
config.status: creating vmblock-fuse/Makefile
config.status: creating vmhgfs-fuse/Makefile
config.status: creating vmblockmounter/Makefile
config.status: creating tests/Makefile
config.status: creating tests/vmrpcdbg/Makefile
config.status: creating tests/testDebug/Makefile
config.status: creating tests/testPlugin/Makefile
config.status: creating tests/testVmblock/Makefile
config.status: creating docs/Makefile
config.status: creating docs/api/Makefile
config.status: creating scripts/Makefile
config.status: creating scripts/build/rpcgen_wrapper.sh
config.status: creating udev/Makefile
config.status: creating libappmonitor/Makefile
config.status: creating libappmonitor/appmonitor.pc
config.status: executing depfiles commands
config.status: executing libtool commands
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$

続いてコンパイル。なぜか、ただのmakeにもsudoしろ、とあるけど、まぁ、マニュアルにそう書いてあるからなぁ・・・

「sudo make」「sudo make install」「sudo ldconfig」

osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ sudo make
[sudo] password for osakanataro:
Making all in lib
make[1]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/lib'
Making all in guestRpc
make[2]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/lib/guestRpc'
/bin/bash ../../scripts/build/rpcgen_wrapper.sh lib/guestRpc/nicinfo.x nicinfo.h
/bin/bash ../../scripts/build/rpcgen_wrapper.sh lib/guestRpc/nicinfo.x nicinfo_xdr.c
/bin/bash ../../libtool  --tag=CC   --mode=compile gcc -DPACKAGE_NAME=\"open-vm-tools\" -DPACKAGE_TARNAME=\"open-vm-tools\" -DPACKAGE_VERSION=\"11.1.5\" -DPACKAGE_STRING=\"open-vm-tools\ 11.1.5\" -DPACKAGE_BUGREPORT=\"open-vm-tools-devel@lists.sourceforge.net\" -DPACKAGE_URL=\"\" -DSTDC_HEADERS=1 -DHAVE_SYS_TYPES_H=1 -DHAVE_SYS_STAT_H=1 -DHAVE_STDLIB_H=1 -DHAVE_STRING_H=1 -DHAVE_MEMORY_H=1 -DHAVE_STRINGS_H=1 -DHAVE_INTTYPES_H=1 -DHAVE_STDINT_H=1 -DHAVE_UNISTD_H=1 -DPACKAGE=\"open-vm-tools\" -DVERSION=\"11.1.5\" -DHAVE_DLFCN_H=1 -DLT_OBJDIR=\".libs/\" -DHAVE_X11_SM_SMLIB_H=1 -DHAVE_X11_ICE_ICELIB_H=1 -DHAVE_X11_EXTENSIONS_XCOMPOSITE_H=1 -DHAVE_ECVT=1 -DHAVE_FCVT=1 -DNO_DNET=1 -DHAVE_CRYPT_H=1 -DHAVE_INTTYPES_H=1 -DHAVE_STDINT_H=1 -DHAVE_STDLIB_H=1 -DHAVE_WCHAR_H=1 -DHAVE_SYS_PARAM_H=1 -DHAVE_SYS_SYSINFO_H=1 -DHAVE_SYS_TYPES_H=1 -DHAVE_SYS_USER_H=1 -DHAVE_SYS_VFS_H=1 -DHAVE_UNWIND_H=1 -DHAVE__BOOL=1 -DHAVE_STDBOOL_H=1 -DHAVE_STRUCT_STAT_ST_RDEV=1 -DTIME_WITH_SYS_TIME=1 -I.   -I/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/lib/include -I/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/lib/include  -DUSING_AUTOCONF=1 -DOPEN_VM_TOOLS -DUSE_VGAUTH  -DNO_ICU -DVMX86_TOOLS -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_XOPEN_SOURCE=500 -D_BSD_SOURCE -D_SVID_SOURCE -D_DEFAULT_SOURCE -DENABLE_RESOLUTIONKMS  -g -O2 -Wall -Werror -Wno-pointer-sign -Wno-unused-value -fno-strict-aliasing -Wno-unknown-pragmas -Wno-uninitialized -Wno-deprecated-declarations -Wno-unused-const-variable -Wno-unused-but-set-variable -Wno-unused -MT libGuestRpc_la-nicinfo_xdr.lo -MD -MP -MF .deps/libGuestRpc_la-nicinfo_xdr.Tpo -c -o libGuestRpc_la-nicinfo_xdr.lo `test -f 'nicinfo_xdr.c' || echo './'`nicinfo_xdr.c
<略>
Making all in docs
make[1]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/docs'
make[2]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/docs'
make[2]: Nothing to be done for 'all-am'.
make[2]: Leaving directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/docs'
make[1]: Leaving directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/docs'
Making all in udev
make[1]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/udev'
make[1]: Nothing to be done for 'all'.
make[1]: Leaving directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/udev'
make[1]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools'
make[1]: Nothing to be done for 'all-am'.
make[1]: Leaving directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools'
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$

osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ sudo make install
[sudo] password for osakanataro:
Making install in lib
make[1]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/lib'
Making install in guestRpc
make[2]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/lib/guestRpc'
make[3]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/lib/guestRpc'
make[3]: Nothing to be done for 'install-exec-am'.
make[3]: Nothing to be done for 'install-data-am'.
<略>
/usr/bin/install -c -m 644 ./99-vmware-scsi-udev.rules /lib/udev/rules.d
make[2]: Leaving directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/udev'
make[1]: Leaving directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools/udev'
make[1]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools'
make[2]: Entering directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools'
make[2]: Nothing to be done for 'install-exec-am'.
/usr/bin/install -c -d /etc/vmware-tools/
/usr/bin/install -c ./tools.conf /etc/vmware-tools/tools.conf.example
make[2]: Leaving directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools'
make[1]: Leaving directory '/home/osakanataro/open-vm-tools/open-vm-tools'
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ sudo ldconfig
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$

で、 /etc/systemd/system/vmtoolsd.service としてopen-vm-tools 起動用ファイルを置く

osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ sudo cat > /etc/systemd/system/vmtoolsd.service << EOF
> [Unit]
> Description=
> Description=Open VM Tools
> After=
> After=network-online.target
> [Service]
> ExecStart=
> ExecStart=/usr/local/bin/vmtoolsd
> Restart=always
> RestartSec=1sec
> [Install]
> WantedBy=multi-user.target
> EOF
-bash: /etc/systemd/system/vmtoolsd.service: Permission denied
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$

おや?なぜかうまくいかない。

viでファイルを作成する方は成功した。

osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ sudo vi /etc/systemd/system/vmtoolsd.service
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ cat /etc/systemd/system/vmtoolsd.service
[Unit]
Description=
Description=Open VM Tools
After=
After=network-online.target
[Service]
ExecStart=
ExecStart=/usr/local/bin/vmtoolsd
Restart=always
RestartSec=1sec
[Install]
WantedBy=multi-user.target
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$

「sudo systemctl enable vmtoolsd」で起動時にopen-vm-toolsが起動されるように設定し、手動で起動することを確認

osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ sudo systemctl enable vmtoolsd
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ systemctl start vmtoolsd
==== AUTHENTICATING FOR org.freedesktop.systemd1.manage-units ===
Authentication is required to start 'vmtoolsd.service'.
Authenticating as: osakanataro
Password:
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ sudo systemctl start vmtoolsd
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$ systemctl status vmtoolsd
● vmtoolsd.service - Open VM Tools
     Loaded: loaded (/etc/systemd/system/vmtoolsd.service; enabled; vendor preset: enabled)
     Active: active (running) since Thu 2020-10-08 03:49:27 UTC; 6s ago
   Main PID: 73818 (vmtoolsd)
      Tasks: 3 (limit: 2234)
     Memory: 1.3M
     CGroup: /system.slice/vmtoolsd.service
             mq73818 /usr/local/bin/vmtoolsd

Oct 08 03:49:27 ubuntu-arm systemd[1]: Started Open VM Tools.
osakanataro@ubuntu-arm:~/open-vm-tools/open-vm-tools$

管理画面上でもvmware-toolsの起動を確認。

microSD無しで起動する方法

最新のラズパイ4のEEPROMではUSBブート有効になってる(Releasenoteの2020-09-03)し、ptftのUEFIもv1.17で「Enable direct USB boot」とあるのでできるはず、ということでチャレンジ。

最初、どうやってもUSBメモリから起動するような雰囲気ないなぁ、と思っていたら、EEPROMの設定にあるBOOT_ORDERが「0x1」(microSDのみ)となっているためと判明。

最新のBOOT_ORDERデフォルトは「0xf41」に変わっていて、USBメモリ(0x4)とmicroSD(0x1)をチャンレジして、起動しなかったら再チャレンジループ(0xf)ということになっている。

なので、ラズパイOS上で「sudo rpi-eeprom-edit」で「BOOT_ORDER=0xf41」に変更して保存し再起動して、反映されていることを確認(sudo rpi-eeprom-config)。

その後、ESXi ARMがインストールされているUSBメモリの4つに分かれているパーテーションのうち1個目のパーテーション内に、起動用microSD内のファイルを全部コピーすればOKです。

コピーが完了したESXi ARMインストール USBメモリの1個目パーテーションの中身はこんな感じになっています。

root@ubuntuserver:# fdisk -l /dev/sdb
GPT PMBR size mismatch (30719966 != 30719999) will be corrected by w(rite).
ディスク /dev/sdb: 14.7 GiB, 15728640000 バイト, 30720000 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: gpt
ディスク識別子: F2A67F1C-5EA4-4861-9CDD-EC9811D6DC48

デバイス   開始位置 最後から   セクタ サイズ タイプ
/dev/sdb1        64   204863   204800   100M EFI システム
/dev/sdb5    208896  2306047  2097152     1G Microsoft 基本データ
/dev/sdb6   2308096  4405247  2097152     1G Microsoft 基本データ
/dev/sdb7   4407296 30719966 26312671  12.6G 不明
root@ubuntuserver:~# mount /dev/sdb1 /mnt
root@ubuntuserver:~# cd /mnt
root@ubuntuserver:/mnt# ls /mnt
COPYING.linux           bcm2708-rpi-b-rev1.dtb  bcm2710-rpi-2-b.dtb       bootcode.bin  fixup4x.dat   start4.elf    start_x.elf
EFI                     bcm2708-rpi-b.dtb       bcm2710-rpi-3-b-plus.dtb  config.txt    fixup_cd.dat  start4cd.elf
LICENCE.broadcom        bcm2708-rpi-cm.dtb      bcm2710-rpi-3-b.dtb       fixup.dat     fixup_db.dat  start4db.elf
RPI_EFI.fd              bcm2708-rpi-zero-w.dtb  bcm2710-rpi-cm3.dtb       fixup4.dat    fixup_x.dat   start4x.elf
Readme.md               bcm2708-rpi-zero.dtb    bcm2711-rpi-4-b.dtb       fixup4cd.dat  overlays      start_cd.elf
bcm2708-rpi-b-plus.dtb  bcm2709-rpi-2-b.dtb     bcm2711-rpi-cm4.dtb       fixup4db.dat  start.elf     start_db.elf
root@ubuntuserver:/mnt# ls /mnt/EFI/*
/mnt/EFI/BOOT:
BOOTAA64.EFI

/mnt/EFI/VMware:
mboot64.efi  safeboot64.efi
root@ubuntuserver:/mnt#

ESXi上のNutanix CE AHVをアップデートした


ESXi上にNutanix CE AHVをインストールした」でインストールしたNutanix CE環境をアップデートしてみた。

2021/03/17追記: CE 5.11からCE 5.18へのアップデートを行い、その時のキャプチャも追加した

トラブルポイントのまとめ

なんとなく手順を進めていったらいくつかキツイ問題が発生してアップデートプロセスが止まったりした。今回発生した問題は下記3点

・AHVのrootパーテーション容量が足らない
・AHV内の標準仮想マシン設定にあるPC Typeが初期値に戻るので既存の仮想マシンが起動しない
・AHV内のCVM仮想マシン設定にあるPC Typeがpc-i440fx-rhel7.3.0になり起動しない
・CVM仮想マシンのメモリが12GBだとサービスが起動しない

なお、調査の際に参考になったページ「Nutanix CE: Cannot Start VM」「Guest VM Running in Nested Nutanix CE on VMware vSphere Won’t Boot

CVM仮想マシン上のサービスが起動しないあたりは「PRISM SERVICES HAVE NOT STARTED YET. PLEASE TRY AGAIN LATER

実際に実施した手順はもっといろいろあったが、完了後に、たぶんこの順序で実施すれば大丈夫だったんだろう、というものを下記に手順として残す。

手順1 アップデータ入手

Download Community Edition (CE-2020.09.16/CE 5.18)」もしくは「Download Nutanix CE, Docs, and Guides (CE-2019.11.22/CE 5.11.1.2)」から下記のファイルをダウンロード。

・「Metadata for AOS, AHV upgrades and PC deployment」のce-2020.09.16-metadata.zip か ce-2019.11.22-metadata.zipを展開してjsonファイルを取りだしておく
・「AOS Upgrade」(ce-pc-upgrade-2020.09.16.tar.gz か ce-2019.11.22-upgrade.tar.gzのままで使う)
・「AHV Upgrade」(CE 5.18ではLCMからの操作に変更。CE5.11.1.2は host-bundle-el7.nutanix.20191030.415.tar.gz のままで使う)

手順2 CVM仮想マシンの自動起動を止める

この後、何回かNutanix CE仮想マシンを再起動する。その際にCVM仮想マシンの起動が完了するのを待っていると時間がかかるので、自動起動を止める。

「virsh list –all」でCVM仮想マシンのIDを確認して、「virsh autostart <ID> –disable」と実行すると自動起動が止まる。

手順3 Nutanix CE仮想マシンのディスク拡大

AHVのrootパーテーションの空き容量が足らない為アップデートが失敗することがある。

その場合はvSphere側でNutanix CE仮想マシンのディスクサイズを拡大する。

たぶん、ハードディスク1は10GB未満だと失敗するので12GB程度にする。

標準の「ハードディスク1」が約7GBとなっている。

これを、12GBに増やす。

変更後、Nutanix CE仮想マシンを再起動する。

再起動後、vSphereのコンソールを開き「root」ユーザでログインする。デフォルトパスワードは「nutanix/4u」

ログイン後、現在のディスク使用状況と、システムディスクである/dev/sdaのパーテーション構成を確認する。

「df -h」と「fdisk -l /dev/sda」を実行する。

パーテーション変更は「fdisk /dev/sda」を実行して行う。

既存のパーテーションを「d」で消して、新しいパーテーションを作成しなおす、という形になる。

bootフラグのセットも忘れずに

最後は「w」で書き込みを実行する。

再起動しないと新しいパーテーションで認識してくれないので、再度Nutanix CE仮想マシンを再起動する。

再起動後、再度「fdisk -l /dev/sda」と「df -h」を実行してみると、fdiskの方は新しいディスクサイズで認識しているが、rootパーテーションはまだ古い容量のままとなっている。

「resize2fs /dev/sda1」を実行してファイルシステムの拡張を行い、新しいディスク容量が反映される。

手順4 CVM仮想マシンの自動起動を戻す

AHV内のCVM仮想マシンの自動起動設定を戻し、自動起動するようにする。

「virsh list –all」でCVM仮想マシンのNameを確認して、「virsh autostart <Name>」を実行する。(起動していない場合はIdが割り当てられていないので、Nameで指定する必要がある)

自動自動設定ができたかどうかは「/etc/libvirt/qemu/autostart/」にXMLファイルがあるかで確認する。

「virsh start <Name>」でCVM仮想マシンを起動するか、rebootでNutanix CE仮想マシンを再起動する。

手順5 AOSアップデート

Nutanixにログインして「設定」の「ソフトウェアアップグレード」にある「AOS」を開く。

「AOS base softwareバイナリをアップロード」のリンクをクリック

AOS BASE SOFTWAREメタデータファイルは「ce-aos-upgrade-2020.09.16-metadata.json」か「ce-2019.11.22-upgrade-metadata.json」
AOS BASE SOFTWAREバイナリファイルは「ce-aos-upgrade-2020.09.16.tar」か「ce-2019.11.22-upgrade.tar.gz」
を指定する。

「今すぐアップロード」をクリックする。

上記の様になったらアップロード成功。

「Upgrade Now」を選択してアップデートを開始する。

アップグレードが進んでいきます。

ちなみに「Nothing To Do?」は下記の2048ゲームが表示されます。

途中、CVM仮想マシンの再起動などがあり、完了します。

手順6 Hypervisorのアップデート(CE 5.18の場合)

CE5.18では「LCM」にHypervisorのアップデートが移動している。

「LCM」の「Inventory」タブを開く

「Perform Inventory」を選択し、実行

Inventory終了後、「Updates」の「Software」に移動すると、アップデート可能なソフトウェア一覧が表示されている。

チェックをいれて「Update」ボタンを押す

適用確認で「Apply ? Updates」をクリック

アップデートが適用されるのを待つ

途中でhypervisorの再起動が2回実行されるので「Unable to reach server. Please check your network connection」という表示がしばらく出続けるが無視しておく

…とはいえ、30分以上経過しても表示上は↑の38%から変化しないのは不安なので、念のためログインしなおしてみても表示は変わらずでした。

45分ぐらい経過したところで、ようやく64%に進みました。

約1時間で終了

手順6 Hypervisorのアップデート(CE 5.11の場合)

CE 5.11ではNutanixの「設定」の「ソフトウェアアップグレード」にある「Hypervisor」を選択。

「upload a Hypervisor Binary」をクリックし、下記の選択をして「今すぐアップロード」する。

HYPERVISOR メタデータファイル「host-bundle-el7.nutanix.20191030.415-metadata.json」
HYPERVISOR バイナリファイル「host-bundle-el7.nutanix.20191030.415.tar.gz」

続いて、「Upgrade Now」を実施する。

で、アップグレードが進んでいきます。

たぶん、下記の様な「71%」から30分以上待っても進まないと思います。

いまの状態はHypervisorはアップデートできたものの、その上のCVM仮想マシンが起動していない状態となります。

手順7 AHV上の仮想マシンの標準設定の修正

vSphere上でNutanix CE 5.11を稼働させた場合、標準設定の状態ではNutanix上で作成した仮想マシンが起動しませんでした。

CE5.11で起動させるためには、「/var/cache/libvirt/qemu/capabilities/3c76bc41d59c0c7314b1ae8e63f4f765d2cf16abaeea081b3ca1f5d8732f7bb1.xml」 のalias=’pc’をpc-i440fx-rhel7.2.0の行に付け直します操作が必要でした。

該当ファイルは下記の様な形になっていて、「alias=’pc’」がpc-i440fx-rhel7.3.0の行についています。

これを「pc-i440fx-rhel7.2.0」の行に「alias=’pc’」設定を移動させます。

手順としては、pc-i440fx-rhel7.3.0の行をpc-i440fx-rhel7.2.0書き換えて、既存のpc-i440fx-rhel7.2.0設定を削除するのが簡単でしょう。

画像

CE5.18の場合は、pc-i440fx-rhel7.6.0 にalias=’pc’ がありました。CE 5.11を稼働させた時のESXiサーバとハードウェアが異なっているせいかどうかわかりませんでしたが、pc-i440fx-rhel7.6.0設定のままで動いたので、そのままにしています。

もし、動かない場合は、pc-i440fx-rhel7.2.0 に移動挿せてみてください。

手順8 AHV上のCVM仮想マシン設定の修正

CE5.11へのアップデート時は、CVM仮想マシンの仮想マシンタイプ設定が「pc-i440fx-rhel7.3.0」に設定されていました。(CE5.18へのアップデート時は、pc-i440fx-rhel7.2.0設定のままでした)

設定の確認は「virsh dumpxml <name>|less」で行います。
設定変更は「virsh edit <Name>」となります。

viコマンドでxmlファイルが開かれますので、「pc-i440fx-rhel7.3.0」を「pc-i440fx-rhel7.2.0」に書き換えて保存します。

また、「<memory unit=’KiB’>~</memory>」のメモリ容量を増加させます。Nutanix CE標準だと最低28GBとなっているようです。

参考としてGUIから設定できるCVMに割り当てられる容量は下記の様になっています。

これ以外の値に変更したい場合は、直接xmlを書き換えます。今回は約26GBで設定しています。

この後、CVM仮想マシンを再起動します

面倒ならNutanix CE仮想マシンごとrebootします。

手順9 終了

NFSv4でマウントするとrootがnobodyになる


NetApp ONTAP 9.7ファイルサーバを作る時にNFS v3.0/v4.0/v4.1を有効にして、CentOS7からNFSマウントしてみた。

[root@centos7 ~]# mount 172.17.44.108:/ /mnt
[root@centos7 ~]# ls -l /mnt
合計 4
drwxr-xr-x. 11 nobody nobody 4096  8月 31 16:07 testvol
[root@centos7 ~]# ls -l /mnt/testvol/
合計 36
drwxrwxrwx. 2 nobody nobody 4096  8月 31 16:07 ntfs-test1
drwxrwxrwx. 4 nobody nobody 4096  7月 17 14:08 test
drwxr-xr-x. 3 nobody nobody 4096  8月 28 15:59 test1
drwxr-xr-x. 2 nobody nobody 4096  7月 17 14:08 test2
drwxr-xr-x. 2 nobody nobody 4096  8月 28 15:16 test3
drwxr-xr-x. 2 nobody nobody 4096  8月 28 15:16 test4
drwxr-xr-x. 2 nobody nobody 4096  8月 28 15:16 test5
drwxr-xr-x. 2 nobody nobody 4096  8月 28 15:08 testtere
drwxr-xr-x. 2 nobody nobody 4096  7月 31 17:46 testvm
[root@centos7 ~]# cat /proc/mounts |grep mnt
172.17.44.108:/ /mnt nfs4 rw,relatime,vers=4.1,rsize=65536,wsize=65536,namlen=255,hard,proto=tcp,timeo=600,retrans=2,sec=sys,clientaddr=172.17.44.103,local_lock=none,addr=172.17.44.108 0 0
172.17.44.108:/testvol /mnt/testvol nfs4 rw,relatime,vers=4.1,rsize=65536,wsize=65536,namlen=255,hard,proto=tcp,timeo=600,retrans=2,sec=sys,clientaddr=172.17.44.103,local_lock=none,addr=172.17.44.108 0 0
[root@centos7 ~]#

rootユーザで作成したはずの所有者が「nobody / nobody」で表示されている。

この時、/var/log/messages には以下のログが出ていた。

Aug 31 17:13:54 centos7 kernel: FS-Cache: Loaded
Aug 31 17:13:54 centos7 kernel: FS-Cache: Netfs 'nfs' registered for caching
Aug 31 17:13:54 centos7 kernel: Key type dns_resolver registered
Aug 31 17:13:55 centos7 kernel: NFS: Registering the id_resolver key type
Aug 31 17:13:55 centos7 kernel: Key type id_resolver registered
Aug 31 17:13:55 centos7 kernel: Key type id_legacy registered
Aug 31 17:13:55 centos7 nfsidmap[1748]: nss_getpwnam: name 'root@defaultv4iddomain.com' does not map into domain 'adosakana.local'
Aug 31 17:13:55 centos7 nfsidmap[1750]: nss_name_to_gid: name 'root@defaultv4iddomain.com' does not map into domain 'adosakana.local'
Aug 31 17:13:55 centos7 kernel: nfs4filelayout_init: NFSv4 File Layout Driver Registering...

関連する用語は「idmapd」

RedHat NFSv4 マウントで、すべてのファイルの所有者が nobody:nobody と誤って表示される
SUSE NFS4 mount shows all ownership as “nobody” or 4294967294
Solaris10 nfsmapid デーモン でNFS v4マウント時のいろいろについて詳細解説されている
Solaris11 nfsmapidデーモン

上記資料だとNFSサーバとして動作させる話も入っている。

CentOS7でNFSクライアントとして使う場合に気にする必要があるのは、/etc/idmapd.conf の「[General]」セクションに「Domain = NFS V4 IDドメイン」の設定を行う、ということのみ。

rpcidmapd.service / nfs-idmapd.service / nfs-idmap.service の起動状態について気にする必要は無く、ただたんに/etc/idmapd.conf を編集してからマウントすればOKだった。

ただし、試した限りでは、一度NFS v4でマウントし、nobodyとして認識されてしまうとキャッシュか何かが残っているようで、OS再起動する必要があった。

Linuxの場合、nfsidmapコマンドを実行すると現状認識しているドメイン名の確認ができ、また、キャッシュの削除を行うことができた。

現状のNFS v4デフォルトドメイン確認が「nfsidmap -d」で、キャシュクリアが「nfsidmap -c」となる。

# nfsidmap -d
adosakana.local
# nfsidmap -c
#

今回は、NetAppのデフォルトNFS V4 IDドメイン「defaultv4iddomain.com」を使用しているので、/etc/idmapd.conf には「Domain = defaultv4iddomain.com」と設定した

この状態でマウントしてみると下記の様になり、期待通りにrootユーザが認識された。

[root@centos7 ~]# mount 172.17.44.108:/ /mnt
[root@centos7 ~]# ls -l /mnt/
合計 4
drwxr-xr-x. 11 root root 4096  8月 31 16:07 testvol
[root@centos7 ~]# ls -l /mnt/testvol/
合計 36
drwxrwxrwx. 2 root root 4096  8月 31 16:07 ntfs-test1
drwxrwxrwx. 4 root root 4096  7月 17 14:08 test
drwxr-xr-x. 3 root root 4096  8月 28 15:59 test1
drwxr-xr-x. 2 root root 4096  7月 17 14:08 test2
drwxr-xr-x. 2 root root 4096  8月 28 15:16 test3
drwxr-xr-x. 2 root root 4096  8月 28 15:16 test4
drwxr-xr-x. 2 root root 4096  8月 28 15:16 test5
drwxr-xr-x. 2 root root 4096  8月 28 15:08 testtere
drwxr-xr-x. 2 root root 4096  7月 31 17:46 testvm
[root@centos7 ~]# tail /var/log/messages
Aug 31 17:19:06 centos7 systemd: Created slice User Slice of root.
Aug 31 17:19:06 centos7 systemd-logind: New session 1 of user root.
Aug 31 17:19:06 centos7 systemd: Started Session 1 of user root.
Aug 31 17:19:12 centos7 kernel: FS-Cache: Loaded
Aug 31 17:19:12 centos7 kernel: FS-Cache: Netfs 'nfs' registered for caching
Aug 31 17:19:12 centos7 kernel: Key type dns_resolver registered
Aug 31 17:19:12 centos7 kernel: NFS: Registering the id_resolver key type
Aug 31 17:19:12 centos7 kernel: Key type id_resolver registered
Aug 31 17:19:12 centos7 kernel: Key type id_legacy registered
Aug 31 17:19:12 centos7 kernel: nfs4filelayout_init: NFSv4 File Layout Driver Registering...
[root@centos7 ~]#
[root@centos7 ~]# cat /proc/mounts |grep mnt
172.17.44.108:/ /mnt nfs4 rw,relatime,vers=4.1,rsize=65536,wsize=65536,namlen=255,hard,proto=tcp,timeo=600,retrans=2,sec=sys,clientaddr=172.17.44.103,local_lock=none,addr=172.17.44.108 0 0
172.17.44.108:/testvol /mnt/testvol nfs4 rw,relatime,vers=4.1,rsize=65536,wsize=65536,namlen=255,hard,proto=tcp,timeo=600,retrans=2,sec=sys,clientaddr=172.17.44.103,local_lock=none,addr=172.17.44.108 0 0
[root@centos7 ~]#

lsで該当領域を見た後、キャッシュが残っている間であれば「nfsidmap -l」(小文字L」を実行すると、その時点で使ったユーザ名認識を表示してくれる。

# nfsidmap -l
2 .id_resolver keys found:
  uid:root@adosakana.local
  gid:root@adosakana.local
#

CentOS5をNFSクライアントとしてマウントしてみたところ、CentOS5は「mount -t nfs4 ~」でマウントする必要があること、nfsidmapコマンドは存在しないことがわかりました。


CentOS7環境で、一般ユーザがNFS v3で書くとちゃんとNFSv4側でもユーザが認識されるけど、NFS v4で書くと認識されない、という現象が発生して悩んだ。

# grep /mnt /proc/mounts
172.17.44.82:/sharevol /mnt nfs4 rw,relatime,vers=4.1,rsize=65536,wsize=65536,namlen=255,hard,proto=tcp,timeo=600,retrans=2,sec=null,clientaddr=172.17.44.103,local_lock=none,addr=172.17.44.82 0 0
172.17.44.82:/sharevol /mnt2 nfs rw,relatime,vers=3,rsize=65536,wsize=65536,namlen=255,hard,proto=tcp,timeo=600,retrans=2,sec=sys,mountaddr=172.17.44.82,mountvers=3,mountport=635,mountproto=udp,local_lock=none,addr=172.17.44.82 0 0
#

いろいろためした結果、上記の/proc/mounts から失敗が読み取れることが分かった。

NFS v4マウント側で「sec=null」となっている!

CentOS7でマウントオプション指定無しでマウントするとこの設定だった。

このため、「-o sec=sys」オプションを指定してマウントしたところ、期待通りに動作になった。

# mount -o sec=sys 172.17.44.82:/sharevol /mnt
# grep /mnt /proc/mounts
172.17.44.82:/sharevol /mnt2 nfs rw,relatime,vers=3,rsize=65536,wsize=65536,namlen=255,hard,proto=tcp,timeo=600,retrans=2,sec=sys,mountaddr=172.17.44.82,mountvers=3,mountport=635,mountproto=udp,local_lock=none,addr=172.17.44.82 0 0
172.17.44.82:/sharevol /mnt nfs4 rw,relatime,vers=4.1,rsize=65536,wsize=65536,namlen=255,hard,proto=tcp,timeo=600,retrans=2,sec=sys,clientaddr=172.17.44.103,local_lock=none,addr=172.17.44.82 0 0
#

標準設定でのマウントには注意が必要なようです


Solaris 11クライアントで確認する場合の例

「sharectl get nfs」か「sharectl get -p nfsmapid_domain nfs」でドメイン名を確認できる。

また、「/system/volatile/nfs4_domain」の値にも設定される(NFS Version 4 のドメインを確認する)

(Solaris 11.4側をNFSサーバにしてみた環境だと、”nfsmapid_domain=”は値設定なしだが、/system/volatile/nfs4_domain には値が入っている、という例があった。)

マウント状況は「nfsstat -m」で確認

root@solaris11:~# sharectl get nfs
servers=1024
lockd_listen_backlog=32
lockd_servers=1024
lockd_retransmit_timeout=5
grace_period=90
server_versmin=2
server_versmax=4
client_versmin=2
client_versmax=4
server_delegation=on
nfsmapid_domain=defaultv4iddomain.com
max_connections=-1
protocol=ALL
listen_backlog=32
device=
showmount_info=full
server_authz_cache_refresh=600
netgroup_refresh=600
resvport=false
root@solaris11:~# sharectl get -p nfsmapid_domain nfs
nfsmapid_domain=defaultv4iddomain.com
root@solaris11:~# cat /system/volatile/nfs4_domain
defaultv4iddomain.com
root@solaris11:~# nfsstat -m
/mnt from 172.17.44.226:/
 Flags:         vers=4,proto=tcp,sec=sys,hard,intr,link,symlink,rsize=65536,wsize=65536,retrans=5,timeo=600
 Attr cache:    acregmin=3,acregmax=60,acdirmin=30,acdirmax=60

root@solaris11:~#

HuaweiのCentOS派生 Euler OSとopenEuler


Huaweiの作ったIoT向けOS LiteOS (github)、Android代替OSのHarmonyOS(鴻蒙OS)について調べていたらHuaweiがx86_64/ARMサーバ向けにEuler OSというのを出していることを知った。

公式: EulerOS

EulerOS Introductionによれば「ARM64完全対応」「セキュリティ強化」「キャリアで採用されるレベルの安定性」「Linuxコンテナ推し」らしい

DownloadリンクHuawei Mirrorsリンクを見るとインストール用ISOが入手可能となっている。

で、このEuler OSのベースは何かな、と調べて見るとopenEulerが出てくる。ちゃんとHuaweiが日本での商標を確保しているようだ。

openEuler自体はCentOSをベースとしており、このopenEulerからさらに派生しているOSがあると

中国科学院软件研究所 EulixOS
まだ生きていた TurboLinux
普华软件 isoft-linux
HopeEDGE

さて、openEule自体は3月から、2年ごとのLTSバージョンと半年リリースバージョンの2種類で出るようになったらしい(openEuler community release rule and life cycle management)

いま出ているopenEuler 20.03 LTSは長期サポートバージョンということになる。

このバージョンはCentOS8をベースとしているが、CentOS8 20.04よりパッケージバージョンがちょっと古い、という構成になっていた。

そして、CentOS8と比べるとパッケージがいくつか存在していなかったりした。例えば、open-vm-toolsとかが入っていない。

デスクトップ系の利用は考慮されていないようで、パッケージグループのインストールを行おうとすると、パッケージがない、というエラーになるものが結構ある。(パッケージリストの精査が行われておらず、CentOSにはあるがopenEulerには存在しないパッケージを指定している)

インストールしてみよう

openEuler 20.03 LTSのISOで仮想マシンを起動してみる
(セキュアブート非対応な点に注意)

画像

CentOS8の時とほぼ同じ感じです

画像

言語選択が「English」と「中文」しかない、というのが大きな違いですかね

画像

2021/04/19追記: openEuler 20.03-LTS-SP1ではRHEL8/CentOS8のパスワード設定とユーザ作成画面統合が反映されていました

ソフトウェアの選択も大きく違いますね。

標準選択が「Minimal Install」となっていて、「Server」と「Virtualization Host」が選べるという形です。(ただ、インストール後、dnf groups install Serverを実行するとエラーになるという…)

CentOS8だと簡単なパスワードでも設定できたのですが、openEulerだと断固として拒否してきました。

起動するとkernel 4.19.90-2003.4.0.0036.oe1で動作していました。(2021/04/19追記 20.03LTS SP1では 4.19.90-2012.5.0.0054.oe1 でした)

また、驚くべき事に、何もレポジトリが登録されておらず、アップデートも何もできない状態だという…(2021/04/19追記 20.03LTS SP1ではちゃんとアップデートできました)

画像

openEulerのマニュアル「Using the DNF to Manage Software Packages」に/etc/yum.repos.d/openEuler_aarch64.repo のサンプルがあったのでそれをマネしてx86_64用に書いてみる。「Installing the OS Release Package」にupdateレポジトリも載っていたので下記の様に書いてみた。

[root@openeuler ~]# cat /etc/yum.repos.d/openEuler_x86_64.repo
#Copyright (c) [2019] Huawei Technologies Co., Ltd.
#generic-repos is licensed under the Mulan PSL v1.
#You can use this software according to the terms and conditions of the Mulan PSL v1.
#You may obtain a copy of Mulan PSL v1 at:
#    http://license.coscl.org.cn/MulanPSL
#THIS SOFTWARE IS PROVIDED ON AN "AS IS" BASIS, WITHOUT WARRANTIES OF ANY KIND, EITHER EXPRESS OR
#IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO NON-INFRINGEMENT, MERCHANTABILITY OR FIT FOR A PARTICULAR
#PURPOSE.
#See the Mulan PSL v1 for more details.
[osrepo]
name=osrepo
baseurl=https://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/OS/x86_64/
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=https://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/OS/x86_64/RPM-GPG-KEY-openEuler

[update]
name=update
baseurl=https://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/update/x86_64/
enabled=1
gpgcheck=0
[EPOL]
name=EPOL
baseurl=https://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/EPOL/x86_64/
enabled=1
gpgcheck=0
[root@openeuler ~]#

これを設定することで「yum update -y」でパッケージアップデートが完了した。

なお、アップデート後はレポジトリファイルがちゃんと設定されて、以下のようになった。

[root@openeuler ~]# cat /etc/yum.repos.d/openEuler.repo
#generic-repos is licensed under the Mulan PSL v2.
#You can use this software according to the terms and conditions of the Mulan PSL v2.
#You may obtain a copy of Mulan PSL v2 at:
#    http://license.coscl.org.cn/MulanPSL2
#THIS SOFTWARE IS PROVIDED ON AN "AS IS" BASIS, WITHOUT WARRANTIES OF ANY KIND, EITHER EXPRESS OR
#IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO NON-INFRINGEMENT, MERCHANTABILITY OR FIT FOR A PARTICULAR
#PURPOSE.
#See the Mulan PSL v2 for more details.

[OS]
name=OS
baseurl=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/OS/$basearch/
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/OS/$basearch/RPM-GPG-KEY-openEuler

[everything]
name=everything
baseurl=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/everything/$basearch/
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/everything/$basearch/RPM-GPG-KEY-openEuler

[EPOL]
name=EPOL
baseurl=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/EPOL/$basearch/
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/OS/$basearch/RPM-GPG-KEY-openEuler

[debuginfo]
name=debuginfo
baseurl=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/debuginfo/$basearch/
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/debuginfo/$basearch/RPM-GPG-KEY-openEuler

[source]
name=source
baseurl=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/source/
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/source/RPM-GPG-KEY-openEuler

[update]
name=update
baseurl=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/update/$basearch/
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=http://repo.openeuler.org/openEuler-20.03-LTS/OS/$basearch/RPM-GPG-KEY-openEuler
[root@openeuler ~]#

上記のレポジトリファイル、注意が必要な点として「updateレポジトリが有効になっていない」というものがある。(2021/04/19追記 20.03LTS SP1でもupdateレポジトリは有効になっていません)

「dnf config-manager –enable update」を実行して有効にする必要がある。

[root@openeuler ~]# dnf repolist --all
repo id                             repo name                           status
EPOL                                EPOL                                enabled
OS                                  OS                                  enabled
debuginfo                           debuginfo                           enabled
everything                          everything                          enabled
source                              source                              enabled
update                              update                              disabled
[root@openeuler ~]# dnf config-manager --enable update
[root@openeuler ~]# dnf repolist --all
repo id                             repo name                            status
EPOL                                EPOL                                 enabled
OS                                  OS                                   enabled
debuginfo                           debuginfo                            enabled
everything                          everything                           enabled
source                              source                               enabled
update                              update                               enabled
[root@openeuler ~]#

よく分からないのが「dnf group list」で表示されるグループを指定してインストールするとエラーになるという事象..(2021/04/19追記 20.03LTS SP1ではこの現象は解消していました)

画像

インストール時に「Server」を選択していた場合はちゃんとインストールできている。

どちらもレポジトリファイル自体は同じなのでよく分からない…それどころか、Serverでインストールされている環境で「dnf group install Server」を実行しても、同じパッケージが無い、と言われ、またインストールもされていない。という状態

現状、Minimal Install以外の選択肢は正常に動作していない恐れが…

とりあえず、ひとしきり見てみた感じではCentOS8でパッケージ構成がちょっと違うバージョンという雰囲気だった。

デスクトップ(X-Window)の利用はあまり考えられていないようで、パッケージがぼろぼろと足らないので注意。

また、vSphere環境用のopen-vm-toolsも用意されていない。

Euler OS 2.0 SP5の場合

ソフトウェアの選択肢が異なっており、「Base System」「Developer Mode」「Cloud Server」「Server with GUI」となっていた。標準選択はBase System

パスワードの複雑性要求はopenEuler 20.03LTSと同じレベルでした。

再起動するとkernel 3.10.0-862.14.1.0.h209.eulerosv2r7で起動してきた。レポジトリの登録は無し

Euler OS公式のMirror Listを見ていくと「/mirrors_os2/euler/2.5/os/x86_64/」というのがあり、そこにはupdatesディレクトリとアップデートされたらしきパッケージもあるので、ここをレポジトリとして指定してみる。

# cat /etc/yum.repos.d/euleros.repo
[OS]
name=OS
baseurl=https://mirrors.huaweicloud.com/euler/2.5/os/$basearch/
enabled=1
gpgcheck=0

updateレポジトリ相当の内容は上記レポジトリに含まれている模様。

アップデート後のkernelは3.10.0-862.14.1.5.h442.eulerosv2r7 になった。

なお、何故かEuler OS 2.0 SP5の初期状態ではsshからのrootユーザログインが”パスワードが違う”というエラーでログインできなかった。アップデート後は正常にsshログインが可能となった。

[root@euleros ~]# df
Filesystem               1K-blocks    Used Available Use% Mounted on
/dev/mapper/euleros-root  36357632 1492596  32988456   5% /
devtmpfs                   3983580       0   3983580   0% /dev
tmpfs                      3996440       0   3996440   0% /dev/shm
tmpfs                      3996440    9048   3987392   1% /run
tmpfs                      3996440       0   3996440   0% /sys/fs/cgroup
/dev/sda2                   999320  157676    772832  17% /boot
/dev/sda1                   204580    8596    195984   5% /boot/efi
/dev/mapper/euleros-home  17745188   45080  16775644   1% /home
tmpfs                       799288       0    799288   0% /run/user/0
[root@euleros ~]# uname -a
Linux euleros 3.10.0-862.14.1.5.h442.eulerosv2r7.x86_64 #1 SMP Fri May 15 22:01:58 UTC 2020 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
[root@euleros ~]# yum grouplist
Loaded plugins: fastestmirror
There is no installed groups file.
Maybe run: yum groups mark convert (see man yum)
Loading mirror speeds from cached hostfile
Available Environment Groups:
   Base System
   Developer Mode
   Cloud Server
   Server with GUI
Available Groups:
   Compatibility Libraries
   Development Tools
   Security Tools
   Smart Card Support
Done
[root@euleros ~]#

とりあえず「yum groupinstall “Server with GUI”」でパッケージを追加して再起動。

「1」を選んで

「2」を選んで

「c」と「c」で進めると普通のログイン画面に到達

rootでログインしたあと「init 5」して起動する画面はCentOSと変わりは無い

ログイン完了すると、EulerOSの壁紙デスクトップに到着。

「systemctl set-default graphical.target」でログイン画面自体をGUIにした場合は下記の様になる。

また、EulerOS2.0だとopen-vm-toolsがあった。

NetVault 用firewall設定 for RHEL/Windows


NetVaultサーバをRHEL上にたてて、クライアントにNetAppとRHELとWindows Serverがいる場合のファイアウォール設定サンプル。

必要なポートについては「Netvault 13.1.2 管理ガイド NetVaultが使用するポートNetVault 12.0管理ガイド ファイアウォールの設定の例より流用。

NetVaultサーバ/クライアント間の基本的な通信はネットワークマネージャによりポート20031のTCP/UDPで行われる。
またクライアント上でコミュニケーションマネージャがポート20032 TCPを使用する。

また、NDMPバックアップの場合、NetVaultサーバ側でポート10000 TCPと40000 TCPを使用する。

設定はOS側のfirewall設定と、NetVault側のファイアウォール設定の2つを行う。

NetVault側ファイアウォール設定

NetVaultサーバ側は以下のように設定する。設定したあとはサービス再起動が必須。

デバイス待ち受けポート50100-50199
デバイス接続ポート50200-50299
メッセージ チャンネルの待ち受けポート50300-50399
メッセージ チャンネルの接続ポート50400-50499
NDMPコントロール チャンネルの接続ポート10000
NetVault NDMPデータ チャンネルの待ち受けポート40000
NetVaultマシン間の内部的な通信に使用するポート50500-50599

クライアント側はNDMP関連設定がなくでも良い。設定したあとはサービス再起動が必須。

デバイス待ち受けポート50100-50199
デバイス接続ポート50200-50299
メッセージ チャンネルの待ち受けポート50300-50399
メッセージ チャンネルの接続ポート50400-50499
NDMPコントロール チャンネルの接続ポート
NetVault NDMPデータ チャンネルの待ち受けポート
NetVaultマシン間の内部的な通信に使用するポート50500-50599

クライアント側のfirewallが動いている場合、NetVaultサーバからの設定変更を受け付けることができない。Windowsの場合はスタートメニューにある「NetVault Configurator」を起動して変更する。

Linuxの場合は、NetVaultクライアント側で「txtconfig」コマンドを実行して設定を変更する。(Windowsにもtxtconfigがあるが、日本語が文字化けをする)

txtconfigを実行すると以下のような画面が表示される。

「p」と入力すると、2枚目のメニューが表示される。この中の「19. ファイアウォール」を変更するため「19」と入力する。

上から順に設定を変更していく。

最後は「s」を入力し、変更を保存して終了する。(qだと設定を反映しない)

OS側firewall設定

サーバ側として以下を開ける
 ・8443 TCP (管理画面)
 ・10000 TCP (NDMP)
 ・40000 TCP (NDMP)
 ・20031-20032 TCP
 ・20031 UDP
 ・50100-50599 TCP

クライアント側は管理画面用の8443と、NDMP用の10000と40000の設定を抜く。

CentOS7クライアントの場合以下とした

# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=8443/tcp
# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=10000/tcp
# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=40000/tcp
# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=20031-20032/tcp
# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=20031/udp
# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=50100-50599/tcp
# firewall-cmd --reload

Windowsクライアントの場合以下とした。

netsh advfirewall firewall add rule name=”NVBU TCP in ports” dir=in protocol=tcp localport=20031-20032 action=allow
netsh advfirewall firewall add rule name=”NVBU TCP in ports” dir=in protocol=tcp localport=50100-50599 action=allow

netsh advfirewall firewall add rule name=”NVBU TCP out ports” dir=out protocol=tcp localport=20031-20032 action=allow
netsh advfirewall firewall add rule name=”NVBU TCP out ports” dir=out protocol=tcp localport=50100-50599 action=allow

netsh advfirewall firewall add rule name=”NVBU UDP in ports” dir=in protocol=udp localport=20031 action=allow
netsh advfirewall firewall add rule name=”NVBU UDP out ports” dir=out protocol=udp localport=20031 action=allow

最後にNetVaultのクライアント管理にてクライアント追加を行う際に「クライアントはファイアウォールの外側に存在」にチェックを入れることを忘れないこと。(入れないとNetVaultサーバからクライアントへのアクセスに指定したポートを使用しない)